JP2005287965A - 折りたたみ式車椅子型歩行器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 歩行器としての機能に加え、介護用車椅子としての機能も有する折りたたみ式車椅子型歩行器の提供。
【解決手段】 前輪キャスター付き本体パイプと後輪キャスター付きシートパイプがほぼX形にクロスしかつ該クロス部が上下方向に回動可能に枢着され、該本体パイプとシートパイプ間に横設した屈曲式リンクを介して該本体パイプとシートパイプが前記枢着部を支点に前後方向に折りたたみ可能となし、前記本体パイプのハンドルパイプ部には背もたれが、前記シートパイプには開閉式座面シートがそれぞれ取付けられ、前記開閉式座面シートの両サイドにその両端部を本体パイプとシートパイプに上下方向に回動可能に枢着された肘掛けを備え、かつ一方の肘掛けを手動で回動させることにより前記本体パイプとシートパイプが前後方向に折りたたまれる仕組みとなし、前記シートパイプの開閉式座面シートの真下に吊下げ方式の荷物かごが着脱可能に取付けられ、前記ハンドルパイプ部に後輪制動方式のハンドブレーキを備えた構成となしたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 前輪キャスター付き本体パイプと後輪キャスター付きシートパイプがほぼX形にクロスしかつ該クロス部が上下方向に回動可能に枢着され、該本体パイプとシートパイプ間に横設した屈曲式リンクを介して該本体パイプとシートパイプが前記枢着部を支点に前後方向に折りたたみ可能となし、前記本体パイプのハンドルパイプ部には背もたれが、前記シートパイプには開閉式座面シートがそれぞれ取付けられ、前記開閉式座面シートの両サイドにその両端部を本体パイプとシートパイプに上下方向に回動可能に枢着された肘掛けを備え、かつ一方の肘掛けを手動で回動させることにより前記本体パイプとシートパイプが前後方向に折りたたまれる仕組みとなし、前記シートパイプの開閉式座面シートの真下に吊下げ方式の荷物かごが着脱可能に取付けられ、前記ハンドルパイプ部に後輪制動方式のハンドブレーキを備えた構成となしたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、特に高齢者や身体の不自由な方などが買い物や散歩などをする場合の歩行の補助具として好適な折りたたみ式車椅子型歩行器に関する。
従来使用されている移動式の歩行器は、高さが一定でかつ本体あるいは脚にキャスターが取付けられたものが一般的である。このような従来の歩行器は、高さ調整機構を有していないため、座高あるいは背丈に応じてハンドルの高さを調整することができないという不便さがあり、またシートや座面を有していないため、特に高齢者や足、腰の弱い方、障害をもつ身障者、体の弱い方などにとっては途中で座って休憩などをしたい場合に椅子代わりに使用することもできなかった。
そこで、本発明者は、このような従来の歩行器にかんがみ、歩行器の便利さと実用性の向上を目的として、ハンドルの高さを調整可能とすることによって座高や背丈に応じてハンドルの高さを任意に調整できるようにし、また座面を設けることによって椅子代りに使用することもでき、さらに本体をワンタッチ操作で簡単に折りたためる機構を備えた折りたたみ式歩行器を先に提案した(特許文献1参照)。
この折りたたみ式歩行器は、前後方向長さを調整できる水平脚と、この水平脚に立設した高さ調整可能なハンドルパイプおよび該ハンドルパイプに設けたリヤーパイプとからなる左右一対の脚体が、クロスバーとを組合わせて構成した折りたたみ機構にて幅方向に折りたたみ可能となすとともに、この折りたたみ構造の脚体のハンドルパイプ部に折たたみ式のシートが設けられ、ハンドルにハンドブレーキが取付けられたもので、ハンドルを座高や背丈に応じた高さに設定できること、座面シートを有するので特に高齢者や足、腰の弱い方、障害をもつ身障者、体の弱い方などにとっては途中で座って休憩などをしたい場合に椅子代わりに使用することができ、かつ制動状態をロックする機構を備えたハンドブレーキを使用することにより、歩行器使用中に容易に止めておくことが可能となり椅子代わりに使用する場合など便利でかつ安全性に富み、さらに歩行器全体が幅方向に折りたたみ可能であるから、折りたたむと本体の幅が大幅に縮まり狭いスペースに立てて置くことができ、収納、保管にも広いスペースを必要としないことなどの特徴を有している。
特開2000−142419号公報
本発明者が先に提案した前記折りたたみ式歩行器は、座高や背丈に応じてハンドルの高さを任意に調整でき、また椅子代りに使用することもでき、さらに本体をワンタッチ操作で簡単に折りたためる機構を備えるなどの優れた特徴を有するが、全体構成がデザイン性に欠けること、椅子代わりに使用する場合に肘掛けや背もたれなどが装備されていないため若干座り心地が悪いこと、歩行器としての機能のみに重点をおいて製作され、車椅子としての機能をほとんど有していないため、当該歩行器に人を乗せた状態で介護者等により移動させる場合に不便であるなどの欠点があった。
本発明は、このような従来の歩行器にかんがみ、歩行器のデザイン性と快適性のさらなる向上を目的として、歩行器としての機能に加え、介護用車椅子としての機能も有する折りたたみ式車椅子型歩行器を提供することを目的とするものである。
本発明は、このような従来の歩行器にかんがみ、歩行器のデザイン性と快適性のさらなる向上を目的として、歩行器としての機能に加え、介護用車椅子としての機能も有する折りたたみ式車椅子型歩行器を提供することを目的とするものである。
本発明に係る折りたたみ式車椅子型歩行器は、ハンドルパイプ部とフロントパイプ部および前輪側ステップハイプ部が1本のパイプからなり、かつ左右のハンドルパイプ部の上部とステップパイプ部の下部がそれぞれ連結部材を介して一体化された本体パイプのほぼ中間部に、座面パイプ部と後輪側ステップパイプ部が1本のパイプからなるシートパイプがほぼX形にクロスしかつ該クロス部が上下方向に回動可能に枢着され、該枢着部の下方位置において前記本体パイプとシートパイプ間に横設した屈曲式リンクを介して該本体パイプとシートパイプが前記枢着部を支点に前後方向に折りたたみ可能となし、前記本体パイプのハンドルパイプ部には背もたれが、前記シートパイプには開閉式座面シートがそれぞれ取付けられ、さらに前記両ステップパイプ部にはそれぞれ前輪キャスターと後輪キャスターが取付けられ、前記開閉式座面シートの両サイドにその両端部を本体パイプとシートパイプに上下方向に回動可能に枢着された肘掛けを備え、かつ一方の肘掛けを手動で回動させることにより前記本体パイプとシートパイプが前後方向に折りたたまれる仕組みとなし、前記シートパイプの開閉式座面シートの真下に吊下げ方式の荷物かごが着脱可能に取付けられ、前記ハンドルパイプ部に後輪制動方式のハンドブレーキを備えた構成となしたことを特徴とするものである。
この折りたたみ式車椅子型歩行器における前記肘掛けは、後端部を本体パイプのハンドルパイプ部に上下方向に回動可能に枢着され、下端をシートパイプに回動可能に枢着された支持パイプにて水平に支持されるごとくなすとともに、一方の肘掛けの回動により前記本体パイプとシートパイプが前後方向に折りたたまれ、かつ他方の肘掛けに回動力を付与しても前記本体パイプとシートパイプが前後方向に折りたたまれないように、左右の肘掛けの後端部が回動支点を変えてハンドルパイプ部に枢着されていることを特徴とし、また前記ハンドブレーキは、制動状態をロックする機構を備え、さらに前記荷物かごの着脱方式は、シートパイプに取付けた左右一対の断面L字形レールに、該荷物かごの開口部に取着した係止部材が水平にスライド可能に嵌合される方式となしていることを特徴とするものである。
この折りたたみ式車椅子型歩行器における前記肘掛けは、後端部を本体パイプのハンドルパイプ部に上下方向に回動可能に枢着され、下端をシートパイプに回動可能に枢着された支持パイプにて水平に支持されるごとくなすとともに、一方の肘掛けの回動により前記本体パイプとシートパイプが前後方向に折りたたまれ、かつ他方の肘掛けに回動力を付与しても前記本体パイプとシートパイプが前後方向に折りたたまれないように、左右の肘掛けの後端部が回動支点を変えてハンドルパイプ部に枢着されていることを特徴とし、また前記ハンドブレーキは、制動状態をロックする機構を備え、さらに前記荷物かごの着脱方式は、シートパイプに取付けた左右一対の断面L字形レールに、該荷物かごの開口部に取着した係止部材が水平にスライド可能に嵌合される方式となしていることを特徴とするものである。
本発明の折りたたみ式車椅子型歩行器は、構造的にシンプルでかつデザイン性に優れ、また座面の両サイドに肘掛けを備え、座面の背面側に背もたれが設けられているので、椅子代りに使用する場合に非常に座り心地が良く、快適に使用でき、また歩行器としての機能のみならず、車椅子としての機能も有するので高齢者や身体の不自由な方、あるいは幼児などを乗せて買い物や散歩などを楽しむことができ、さらに一方の肘掛けの回動操作のみで簡単に折りたたむことができる上、他方の肘掛けに回動力が加わっても本体が不用意に折りたたまれない仕組みとなっているので、本体の開閉がワンタッチ操作で簡易迅速に行うことができるのみならず、安全性の面でも優れている。また、座面の下に荷物かごが取付けられているので、荷物の出し入れが便利であるのみならず、座面シートが蓋の役目をするのでかご内部へのゴミなどの侵入を防止することもでき、さらに荷物かごは着脱式であるので汚れた場合など取外して洗うことができ便利である。
図1はこの発明に係る折りたたみ式車椅子型歩行器(開脚状態)の一実施例を示す斜視図、図2は同上折りたたみ式車椅子型歩行器(開脚状態)の側面図、図3は同上折りたたみ式車椅子型歩行器の折りたたみ機構を説明するための概略側面図、図4は同上折りたたみ式車椅子型歩行器を折りたたんだ状態を示す側面図、図5は同上折りたたみ式車椅子型歩行器の荷物かごを示す斜視図であり、1は本体パイプ、1−2、1−3は連結パイプ、2はシートパイプ、2−1は補強用連結パイプ、3は屈曲式リンク、4は肘掛け、4−1は肘掛け支持パイプ、5は開閉式座面シート、6は背もたれ、7は後輪制動方式のハンドブレーキ、7−1はブレーキレバー部、7−2は制動機構部、8は前輪キャスター、9は後輪キャスター、10は荷物かご着脱用レール、11は荷物かごである。
本体パイプ1は、ハンドルパイプ部1−1aとフロントパイプ部1−1bおよび前輪側ステップハイプ部1−1cが1本のパイプからなり、かつ左右のハンドルパイプ部1−1aの上部と前輪側ステップパイプ部1−1cの下部がそれぞれ連結パイプ1−2、1−3を介して一体化されて構成され、前輪側ステップハイプ部1−1cの下端に前輪キャスター8が取付けられている。
シートパイプ2は、座面パイプ部2−1aと後輪側ステップパイプ部2−1bが1本のパイプからなり、左右の後輪側ステップパイプ部2−1b間には補強用連結パイプ2−1が横設され、左右の後輪側ステップパイプ部2−1bの下端に後輪キャスター9が取付けられている。このシートパイプ2は、前記本体パイプ1のフロントパイプ部1−1bの内側に配置させてほぼX形にクロスさせると共に、当該クロス部分を結合ピンP1にて上下方向に回動可能に枢着して一体化し、かつ該枢着部の下方位置において当該本体パイプ1のフロントパイプ部1−1bとシートパイプ2の後輪側ステップパイプ部2−1b間に横設した屈曲式リンク3を介して該本体パイプ1とシートパイプ2が前記枢着部を支点に前後方向に折りたたみ可能に設けられている。屈曲式リンク3は、2個のリンク部材3−1の一端を連結ピン3−1aにて回動自在に接続され、各リンク部材の他端をそれぞれ本体パイプ1とシートパイプ2に連結ピン3−1bにて接続され、中央の連結ピン3−1aの部分で屈曲する機構となすとともに、当該歩行器の前後方向の開脚状態(使用状態)が保持される仕組みとなっている。
肘掛け4は、内部が中空となしかつ側面の下面側ほぼ中央部が下方に突出した断面逆凹形の部材からなり、一方の肘掛けを手動で回動させることにより前記本体パイプ1とシートパイプ2が前後方向に折りたたまれるように取付けられたもので、その取付け構造は、本体パイプ1のハンドルパイプ部1−1aに突設したブラケット4−2にその後端部がピン4−2aにより上下方向に回動可能に枢着され、側面の下面側ほぼ中央部が肘掛け支持パイプ4−1を介して前記シートパイプ2の座面パイプ部2−1aにほぼ水平に支持される構造となし、かつ前記肘掛け支持パイプ4−1の下端は、シートパイプ2の座面パイプ部2−1aの前端部側面に突設した凸形ピン4−4に回動可能に外嵌したエルボ形の回転部材4−3に止めピン4−5にて接続され、上端は当該肘掛けの下面側ほぼ中央部の突出部に接続ピン4−6にて上下方向に回動可能に接続され、当該肘掛けの下面側ほぼ中央部の突出部の内部に設けたストッパー片4−7にて下方への回動が阻止される仕組みとなしている。そして、この左右一対の肘掛け4は、一方の肘掛けのみを回動させることにより前記本体パイプ1とシートパイプ2が前後方向に折りたたまれ、かつ他方の肘掛けに回動力を付与しても前記本体パイプ1とシートパイプ2が前後方向に折りたたまれないように、左右の肘掛けの回動支点となる後端部のピン4−2aの位置を変えて取付けている。
すなわち、図3に示すように、左右の肘掛けの回動支点となる後端部のピン4−2aの点と支持パイプ4−1の下端の止めピン4−5の点を結ぶ直線αが、支持パイプ4−1の上端部の接続ピン4−6より上側に位置するように肘掛け4をブラケット4−2に枢着した場合は、当該肘掛けを上下動させることにより本体パイプ1とシートパイプ2が互いに引き寄せられて前後方向に折りたたまれるが、前記直線αが支持パイプ4−1の上端部の接続ピン4−6より下側に位置するするように肘掛け4をブラケット4−2に枢着した場合は、当該肘掛けに上方向の回転力を付与しても本体パイプ1とシートパイプ2は引き寄せられることがないため、歩行器本体が折りたたまれることはない。
本発明はこの原理を利用して、図3に示すように左右の肘掛け4の回動支点となる後端部のピン4−2aの位置を変えて当該肘掛け4を取付けたもので、かかる手段を採用することにより、一方の肘掛けのみで歩行器本体が折りたたまれ、他方の肘掛けは歩行器本体が不用意に折りたたまれるのを防止することができる。
すなわち、図3に示すように、左右の肘掛けの回動支点となる後端部のピン4−2aの点と支持パイプ4−1の下端の止めピン4−5の点を結ぶ直線αが、支持パイプ4−1の上端部の接続ピン4−6より上側に位置するように肘掛け4をブラケット4−2に枢着した場合は、当該肘掛けを上下動させることにより本体パイプ1とシートパイプ2が互いに引き寄せられて前後方向に折りたたまれるが、前記直線αが支持パイプ4−1の上端部の接続ピン4−6より下側に位置するするように肘掛け4をブラケット4−2に枢着した場合は、当該肘掛けに上方向の回転力を付与しても本体パイプ1とシートパイプ2は引き寄せられることがないため、歩行器本体が折りたたまれることはない。
本発明はこの原理を利用して、図3に示すように左右の肘掛け4の回動支点となる後端部のピン4−2aの位置を変えて当該肘掛け4を取付けたもので、かかる手段を採用することにより、一方の肘掛けのみで歩行器本体が折りたたまれ、他方の肘掛けは歩行器本体が不用意に折りたたまれるのを防止することができる。
開閉式座面シート5は、図1に示すように、座面パイプ部2−1aの後端側の左右の本体パイプ1間に回転可能に横設した連結棒5−1に、当該シートの底面側後端部を連結用ブラケット5−2を介して取付け、前記連結棒5−1を支点に当該座面シート5が上下方向に開閉する仕組みとなすとともに、背もたれ6側に立て掛けておくことができるように取付けられている。背もたれ6は、前記肘掛け取付用4−2にその両端部を固着した背もたれバー6−1に当該背もたれ6の背面をねじ等で固着している。
ハンドブレーキ7は、自転車などに使用されているワイヤブレーキを用いてハンドル部で後輪を制動する方式であって、制動状態をロックできる機構を備えている。ここに例示したハンドブレーキ7は、図1、図2に示すごとく、左右のハンドルパイプ部をつなぐ連結パイプ1−2に取付けたブレーキレバー部7−1と、シートパイプ2の後輪側ステップパイプ部2−1bに取付けたキャスター制動機構部7−2とから構成されており、ブレーキレバー部7−1は左右のハンドルパイプ部1−1aに回動可能に枢着したブラケット7−1aと該ブラケット7−1a間に横設した把持レバー7−1bとからなり、前記ブラケット7−1aにワイヤ7−3が接続されて該ブラケット7−1aおよび把持レバー7−1bが常時引っ張られた状態が保持される構成となし、一方、キャスター制動機構部7−2はシートパイプ2の左右後輪側ステップパイプ部2−1bにピン7−2aにて回動自在に枢着され、かつステップパイプ部2−1bの下部との間に設けたコイルバネ7−2cにて常時下方へ付勢された治具7−2bの先端部に制動ピン7−2dを備え、前記ワイヤ7−3が引張られると治具7−2bが前記コイルバネ7−2cに抗して支点ピン7−2aを支点にして回動して制動ピン7−2dが後輪を押圧する機構となしている。また、前記ブレーキレバー部7−1には、把持レバー7−1bにその先端部に設けた係止部7−4aを引掛けて制動状態をロックするためのロックレバー7−4が回動可能に装着されている。
すなわち、上記ハンドブレーキ7は、非制動状態(ニュートラルの状態)の時はブレーキレバー部7−1のブラケット7−1aおよび把持レバー7−1bは図2中の実線の位置にあり、把持レバー7−1bを把持してブレーキをかけると該ブレーキレバー部7−1鎖線の位置に回動してワイヤ7−3が引っ張られて制動状態となり、さらにロックレバー7−4を回してその先端部の係止部7−4aを把持レバー7−1bに引っ掛けることによりロックがかかって制動状態が保持され、該ロックレバー7−4を反対方向に回して把持レバー7−1bを開放すると前記コイルバネ7−2cにより元の非制動状態(実線の位置)に戻る機構となっている。
荷物かご11は、シートパイプ2の座面パイプ部2−1aに着脱可能に取付けるもので、その取付手段としては、図5にその荷物かご11を示すように、当該かごの開口部の両サイドに装着した溝形の金具11−1の側面に当該側面との間に隙間ができるように付け根部を曲げて形成した金属板からなる係止部材11−2の端部をピン11−3にて取付け、シートパイプ2の座面パイプ部2−1aの両サイドにピン10−1にて取付けた左右一対の荷物かご着脱用レール10に前記荷物かご11の金属板11−2を当該レールに圧接してスライド可能に嵌合懸架する方式となしている。なお、この荷物かご11はその開口部が開閉式座面シート5の真下に位置するように取付けられているので、開閉式座面シート5が該かごの蓋を兼ねることができ、該開閉式座面シート5を開閉して荷物の出し入れを行うことができる。
上記構成の折りたたみ式車椅子型歩行器において、図1、図2は該歩行器を開脚した状態(通常の使用状態)を示し、前後方向の間隔は前記屈曲式リンク3により保持されている。この時、肘掛け4は図1、図2に示すようにほぼ水平に支持された状態にある。また、開閉式座面シート5を倒しておくと何時でも座れる状態にあり、該座面シートを背もたれ6側に立て掛けて荷物かご11を開けた状態にしておくこともできる。さらに、歩行器使用中に、該歩行器を止めておく場合や腰かける場合は、ロックレバー7−4を回してその先端部の係止部7−4aを把持レバー7−1bに引っ掛けて制動状態をロックしておくことができる。
次に、歩行器を折りたたむ場合は、一方の肘掛け4を手動で上側へ回動させて図4に示すように本体パイプ1とシートパイプ2を閉じる。すなわち、一方の肘掛け4を手動で上側へ回動させることにより肘掛け支持パイプ4−1および屈曲式リンク3の作用により本体パイプ1とシートパイプ2が結合ピンP1を支点に回動して互いに前後方向に引き寄せられて上方に立上がり、肘掛け4の上面が本体パイプ1のハンドルパイプ部1−1aに沿う位置まで起立して当該肘掛け4がほぼ垂直に近い状態が折りたたみ完了となる。
折りたたんだ歩行器を開脚する場合は、折りたたみ時と逆に本体パイプ1とシートパイプ2に対し外方向の力を付与することにより肘掛け支持パイプ4−1および屈曲式リンク3の作用で開脚し、屈曲式リンク3が水平に位置したところで本体パイプ1とシートパイプ2が完全に開いた状態となり、開脚状態が保持される。
1 本体パイプ
1−2、1−3 連結パイプ
2 シートパイプ
2−1 補強用連結パイプ
3 屈曲式リンク
4 肘掛け
4−1 肘掛け支持パイプ
5 開閉式座面シート
6 背もたれ
7 後輪制動方式のハンドブレーキ
7−1 ブレーキレバー部
7−2 制動機構部
8 前輪キャスター
9 後輪キャスター
10 荷物かご着脱用レール
11 荷物かご
1−2、1−3 連結パイプ
2 シートパイプ
2−1 補強用連結パイプ
3 屈曲式リンク
4 肘掛け
4−1 肘掛け支持パイプ
5 開閉式座面シート
6 背もたれ
7 後輪制動方式のハンドブレーキ
7−1 ブレーキレバー部
7−2 制動機構部
8 前輪キャスター
9 後輪キャスター
10 荷物かご着脱用レール
11 荷物かご
Claims (4)
- ハンドルパイプ部とフロントパイプ部および前輪側ステップハイプ部が1本のパイプからなり、かつ左右のハンドルパイプ部の上部とステップパイプ部の下部がそれぞれ連結部材を介して一体化された本体パイプのほぼ中間部に、座面パイプ部と後輪側ステップパイプ部が1本のパイプからなるシートパイプがほぼX形にクロスしかつ該クロス部が上下方向に回動可能に枢着され、該枢着部の下方位置において前記本体パイプとシートパイプ間に横設した屈曲式リンクを介して該本体パイプとシートパイプが前記枢着部を支点に前後方向に折りたたみ可能となし、前記本体パイプのハンドルパイプ部には背もたれが、前記シートパイプには開閉式座面シートがそれぞれ取付けられ、さらに前記両ステップパイプ部にはそれぞれ前輪キャスターと後輪キャスターが取付けられ、前記開閉式座面シートの両サイドにその両端部を本体パイプとシートパイプに上下方向に回動可能に枢着された肘掛けを備え、かつ一方の肘掛けを手動で回動させることにより前記本体パイプとシートパイプが前後方向に折りたたまれる仕組みとなし、前記シートパイプの開閉式座面シートの真下に吊下げ方式の荷物かごが着脱可能に取付けられ、前記ハンドルパイプ部に後輪制動方式のハンドブレーキを備えた構成となしたことを特徴とする折りたたみ式車椅子型歩行器。
- 前記肘掛けは、後端部を本体パイプのハンドルパイプ部に上下方向に回動可能に枢着され、下端をシートパイプに回動可能に枢着された支持パイプにて水平に支持されるごとくなすとともに、一方の肘掛けを手動で回動させることにより前記本体パイプとシートパイプが前後方向に折りたたまれ、かつ他方の肘掛けに回動力を付与しても前記本体パイプとシートパイプが前後方向に折りたたまれないように、左右の肘掛けの後端部が回動支点を変えてハンドルパイプ部に枢着されていることを特徴とする請求項1に記載の折りたたみ式車椅子型歩行器。
- 前記ハンドブレーキは、制動状態をロックする機構を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の折りたたみ式車椅子型歩行器。
- 前記荷物かごの着脱方式は、シートパイプに取付けた左右一対のレールに、該荷物かごの開口部に取着した係止部材が水平にスライド可能に嵌合懸架される方式となしていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の折りたたみ式車椅子型歩行器。
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- 2004-04-02 JP JP2004110450A patent/JP2005287965A/ja active Pending
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070823 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071211 |