JP2018134378A - 車輪付きベンチ - Google Patents

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Abstract

【課題】常時はベンチとして使用することができ、災害時などの緊急性の高い非常時には移動手段として瞬時に変わって適切に用いることができる車輪付きベンチを提供する。【解決手段】一対の補助輪12、12と、その一対の補助輪12、12に比べて車輪の直径が大きい一対の主輪15、15とが装着されている車輪付きベンチであって、一対の主輪15、15が回転自在に装着されるベースフレーム部11であってその主輪15の回転軸16について同軸又は近傍に、フレーム状の一対の根元端部21、21で回動可能に軸着され、座席部の後方へ回動されて延長できる折り畳み式に設けられた引き手フレーム20を備えている。【選択図】図1

Description

この発明は、座席部の前側に配された一対の補助輪と、該一対の補助輪に比べて車輪の直径が大きく座席部の後側に配された一対の主輪とが装着されている車輪付きベンチに関する。
本発明の車輪付きベンチのベースとなる構成を備える車椅子としては、座面を備えた座部と、座部を支持するフレーム部と、フレーム部の左右に位置する一対の駆動輪と、該一対の駆動輪の前方に位置する一対の前車輪とを備える車椅子において、前記一対の駆動輪の少なくとも一方を座部より後方へ移動できるように設けられた駆動輪の後退動手段と、駆動輪の後退動手段によっていずれか一方の駆動輪を後方へ移動させた後、駆動輪が移動された側の左右方向の外側方向へ座部をスライドできるように、座部に設けられた被ガイド部に対応し、フレーム部に左右方向へ延びるガイド部が設けられて構成されている座部横スライド機構部とを具備する(特許文献1)ものを、本発明者が先に提案してある。
このような常時の状態で車椅子として使用するものでは、基本的に一人乗りであり、被介護者を介護者が介助する場合は、座席の座面と背板とを構成する座席部の後側に設けられた把手を握って介護者が走行操作をするもので、基本的に前進走行をするものである。また、この一般的な車椅子では、補助輪である前輪は、キャスターとなっており、方向を変え易い構成となっているが、車輪の直径が小さいため、段差のある路面を走行することは難しい欠点がある。すなわち、段差がなく整備された路面などの被走行面を走行する場合は問題ないが、非常時の場合のように、段差がある路面など車椅子のために整備されていないところを走行することは難しく、特に災害時などの緊急性の高い非常時の移動手段として用いることは困難である。
特開2013−123510号公報
車輪付きベンチに関して解決しようとする問題点は、従来の車椅子は、段差がある路面などを適切に走行することは難しく、災害時などの緊急性の高い非常時の移動手段として用いることは困難であることにある。
そこで本発明の目的は、常時はベンチとして適切に使用することができ、災害時などの緊急性の高い非常時には移動手段として瞬時に変わって適切に用いることができる車輪付きベンチを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明にかかる車輪付きベンチの一形態によれば、座席部の前側に配された一対の補助輪と、該一対の補助輪に比べて車輪の直径が大きく座席部の後側に配された一対の主輪とが装着されている車輪付きベンチであって、前記一対の主輪が回転自在に装着されるベースフレーム部の後部に、フレーム状の一対の根元端部で回動可能に軸着され、座席部の後方へ回動されて延長できる折り畳み式に設けられた引き手フレームを備えている。
また、本発明にかかる車輪付きベンチの一形態によれば、前記一対の主輪が、ベースフレーム部の左右巾の内側に位置されるように、ベースフレーム部の両サイドを構成する一対のサイド部材の内側に回転自在に装着されていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる車輪付きベンチの一形態によれば、前記主輪の回転軸の高さ位置に対して、前記引き手フレームの一対の根元端部が前記ベースフレーム部に軸着される回動軸の高さ位置が同等に設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる車輪付きベンチの一形態によれば、前記座席部が長椅子状に設けられ、該長椅子状の座席部の両脇に設けられた一対の肘掛けに架け渡され、該座席部に座った利用者が転落することを防止する安全バーを備え、該安全バーに、前記一対の肘掛けの各々における前後方向の中途部から上方へ突起されて設けられた突起部に嵌って装着されるように、両端部の各々に装着用の貫通孔が設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる車輪付きベンチの一形態によれば、前記安全バーにおいて、一対の前記装着用貫通孔の内側に一対が貫通孔状に設けられ、前記引き手フレームが折り畳まれた状態で、該引き手フレームの二重折りに設けられた場合の根元側の部分である根元側フレームの上向きに延びた状態に位置される根元側フレームの先端部に嵌るように形成された収納用貫通孔が設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる車輪付きベンチの一形態によれば、前記座席部が長椅子状に設けられ、該長椅子状の座席部の両脇で後方へ突起するように設けられた一対の把手と、該一対の把手の間に架け渡されて固定された横バー状ハンドルと、該横バー状ハンドルに、前記引き手フレームを折り畳まれた収納形態に保持する収納保持手段とを備えることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる車輪付きベンチの一形態によれば、前記座席部が長椅子状に設けられ、該長椅子状の座席部の前側で下部に、左右に架け渡した状態で前記ベースフレーム部の一部を構成するように設けられた補強横フレーム部に、前方向へ回動することで開いて略水平状に保持される板状の足掛け部が、装着されていることを特徴とすることができる。
本発明にかかる車輪付きベンチによれば、常時はベンチとして適切に使用することができ、災害時などの緊急性の高い非常時には移動手段として瞬時に変わって適切に用いることができるという特別有利な効果を奏する。
本発明にかかる車輪付きベンチの形態例を示す背面側の斜視図である。 図1の形態例の引き手フレームを展開した状態を示す斜視図である。 図1の形態例の正面側の斜視図である。 図3の形態例の足掛け部が畳まれた状態を示す斜視図である。 本発明にかかる車輪付きベンチの引き手フレームを保持する収納保持手段の形態例を示す斜視図である。 本発明にかかる車輪付きベンチのタイヤの装着例を示す背面図である。 本発明にかかる車輪付きベンチの車台の形態例を示す斜視図である。 本発明にかかる車輪付きベンチの足掛け部の形態例を示す断面図である。 本発明にかかる車輪付きベンチの一対の肘掛けに設けられた突起部の形態例を示す斜視図である。
以下、本発明にかかる車輪付きベンチの形態例を添付図面(図1〜図4)に基づいて詳細に説明する。本発明の車輪付きベンチは、座席部の前側に配された一対の補助輪12、12と、その一対の補助輪12、12に比べて車輪の直径が大きく座席部の後側に配された一対の主輪15、15とが装着されていることを基本的な形態とするものである。すなわち、車椅子と同等の4輪の車輪構成を備える。
20は引き手フレームであり、一対の主輪15、15が回転自在に装着されるベースフレーム11部の後部に、フレーム状の一対の根元端部21、21で回動可能に軸着され、座席部の後方へ回動されて延長できる折り畳み式に設けられている。本形態例では、ベースフレーム部11であって主輪15の回転軸16と同軸又は近傍に、一対の根元端部21、21で回動可能に軸着され、座席の座面と背板とを構成要素とする座席部10の後方へ回動された際に展開されて後方へ延長できる折り畳み式になっている。
本形態例の引き手フレーム20は、図1及び2に示すように、二つ折りに構成されており、一対の根元端部21、21が設けられた根元側フレーム25の先端側に設けられた折り畳み軸28に、回動して開くことで延長状態となる先端側フレーム27が軸着されている。なお、図2に示すように、根元側フレームの先端部26が、先端側フレーム27の回動を上側で規制するストッパになっており、先端側フレーム27が180度開いた際には、根元側フレーム25と先端側フレーム27とが真直ぐに延びる状態となる。
本発明の車輪付きベンチによれば、引き手フレーム20を後方へ簡単且つ即座に展開できるため、津波や火災が発生した場合などの災害時を含む常時ではないときに、車椅子状の走行状態に瞬時に変換でき、体の不自由な人や子供を含む体力のない人を乗せて、リヤカーのように人力で適切に走行させることができる。このとき、車輪の直径が大きい一対の主輪15、15が前輪となるため、段差などがあっても乗り越え易く、適切に走行することができる。
また、本発明の引き手フレーム20によれば、フレーム状の一対の根元端部21、21が、ベースフレーム部11に回動可能に軸着されているため、走行中も適宜に回動させることができる。このため、走行中に一対の主輪15、15と一対の補助輪12、12とが走行路面に対して接地した状態を維持させることができ、本発明の車輪付きベンチを、走行させる者は、安定した状態で引くことができる。さらに、この引き手フレーム20が回動可能に軸着されていることで、走行させる者ごとに、引き手フレーム20の把持角度を適宜に調整することができ、引き易い構成になっている。
なお、この本発明の車輪付きベンチが、引き手フレーム20が引かれることによって走行される場合、搭乗者(利用者)は、本発明の車輪付きベンチの走行方向とは反対方向を向いて座ることになる。また、本形態例の車輪付きベンチは、長椅子状の座席部であり、複数人を乗せることができる。
また、本形態例では、主輪15の回転軸16の高さ位置に対して、引き手フレーム20の一対の根元端部21、21がベースフレーム部11に軸着される回動軸22の高さ位置が同等か低い位置に設けられている。
これによれば、主輪15を持ち上げるように引き手フレーム20を引く操作が行い易いため、より大きな段差など、路面の起伏にも好適に対応して、本形態例の車輪付きベンチを引いて移動させることができる。
また、本形態例では、前記座席部10が長椅子状に設けられ、その長椅子状の座席部10の両脇に設けられた一対の肘掛け13、13の間に架け渡され、座席部10に座った利用者(搭乗者)が転落することを防止する安全バー30に、一対の肘掛け13、13の各々における前後方向の中途部から上方へ棒状に突起されて設けられた突起部(棒状突起14)に嵌って装着されるように、両端部の各々に装着用貫通孔31が設けられている。
これによれば、安全バー30を簡単に装着でき、利用者の安全安心を確保できる。なお、各肘掛け13に設けられた棒状突起14の取り付け位置を適宜に調整することで、利用者の体格に合わせて緩すぎずきつすぎないで座ることができ、確実且つ快適に安全性を確保できる。さらに、各肘掛け13に設けられた棒状突起14は、利用者がつかまる把手として用いることができ、快適に乗ることができる。
また、本形態例では、前述の安全バー30において、一対の装着用貫通孔31、31の内側に一対が貫通孔状に設けられ、引き手フレーム20が折り畳まれた状態で、その引き手フレーム20の二重折りに設けられた場合の根元側の部分である根元側フレーム25の上向きに延びた状態(起立状態)に位置される根元側フレームの先端部26に嵌るように形成された収納用貫通孔32が設けられている。
これによれば、本形態例の車輪付きベンチを通常時のベンチとして使用する際に、安全バー30をコンパクト且つ適切に収納できる。また、非常時の走行できる状態とする際に、簡単且つ即座に装着でき、この安全バー30を一対の根元側フレームの先端部26、26から外して一対の棒状突起14,14にセットしないと、引き手フレーム20が適切に使用できないことから、忘れることがなく、安全性を確実に確保できる利点もある。
また、本形態例では、前記座席部10が長椅子状に設けられ、その長椅子状の座席部10の両脇で後方へ突起するように設けられた一対の把手17、17と、その一対の把手17、17の間に架け渡されて固定された横バー状ハンドル40と、その横バー状ハンドル40に、引き手フレーム20を折り畳まれた収納形態に保持する収納保持手段とを備えている。本形態例の収納保持手段は、図に示すように、括り固定用の紐41であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、嵌め込み方式(図5参照)などの他の既知の固着手段を適宜選択的に用いることができるのは勿論である。図5の形態例では、円柱棒状の部材同士を直角に交差するように止め付ける連結具29が、引き手フレーム20の側には容易に脱着しないように固定され、横バー状ハンドル40には、その弾性を利用して所要の力で着脱できるように、圧迫状態で嵌め込むことができる形態に設けられている。
本形態例の横バー状ハンドル40を利用すれば、車椅子として走行する際に、介護者などの操作者が体重を後ろから前へかけ易く、本形態例の車輪付きベンチを好適に前方へ押して走行させることができる。そして、この横バー状ハンドル40を利用すれば、通常時のベンチとして使用する際に、引き手フレーム20を折り畳み起立した状態に簡単且つ好適に保持・収納することができる利点もある。
さらに、本形態例では、前記座席部10が長椅子状に設けられ、長椅子状の座席部10の前側で下部に、左右に架け渡した状態でベースフレーム部11の一部を構成するように設けられた補強横フレーム部51に、前方向へ回動することで開いて略水平状に保持される板状の足掛け部50が、装着されている。
本形態例の板状の足掛け部50は、蝶番52によって回動可能に装着されている。また、この板状の足掛け部50は、開いた状態の回動支持部材53の鉤部によって、図3に示すように足を掛けることができるように開いた状態に保持され、内側に回動した閉じた状態の回動支持部材53によって、図4に示すように折り畳まれた状態が保持される。なお、本形態例の回動支持部材53は、一般的な車椅子の足掛け部が装着されるように用いられているものを流用したもので、比較的容易に設けることができる。また、ブレーキレバー19も、一般的な車椅子に用いられているものを流用して設けてある。
この板状の足掛け部50によれば、複数の利用者の足を好適に受けることができ、特に走行時の安全性を向上できる。また、通常時のベンチとして用いるときは、この板状の足掛け部50を簡単且つ即座に折り畳み状態とすることができ、使い易い構成になっている。なお、通常時のベンチとして用いるときも、板状の足掛け部50を開いて、足を掛けることができる状態で使用してもよいのは勿論である。
次に、本発明にかかる部分的な形態例について、図6〜9に基づいて詳細に説明する。
図6に示す形態例では、上述した形態例と同様に、一対の主輪15、15が、ベースフレーム部11の左右巾の内側に位置されるように、ベースフレーム部11の両サイドを構成する一対のサイド部材11A、11Aの内側に回転自在に装着されている。これによれば、座席部10にかかる荷重を適切に受けることができ、一対の主輪15、15が座席部10中心にかかる荷重によってハの字状に開く現象を防止でき、その走行性と耐久性を向上できる。そして、この一対の主輪15、15は、太いタイヤによって設けられており、舗装されていない悪路にも対応できる構成になっている。
また、図6に示す形態例では、一対のサイド部材11A、11Aの間を架け渡すように固定されている車軸16aに、それぞれの主輪15が個々に回転自在に装着されている。これによれば、一対の主輪15、15が座席部10中心にかかる荷重によってハの字状に開く現象を防止できるなど、一対の主輪15、15のそれぞれを回転自在に強固に支持でき、その走行性と耐久性を向上できる。
そして、図6に示す形態例では、主輪15がサイド部材11Aに装着される高さ位置と、引き手フレーム20がサイド部材11Aに装着される高さ位置とが、ほぼ同じになるように設けられている。この形態例では、図6及び7に示すように、車椅子のパイプフレームによって形成された車台(シャシ)の左右両側で後部に、ベースプレート60、60を固定・追加した構成によって、ベースフレーム部11が設けられ、そのベースフレーム部11の左右両側が前述したサイド部材11A、11Aになっている。なお、図7では、ベースプレート60が、その図面に向って車台の右側のみに固定された状態を示してある。このベースプレート60には、主輪装着用孔60a(図7参照)と、引き手フレーム装着用孔60b(図7参照)とが設けられており、それらは同等の高さ位置で、近接する位置関係に設けられている。
さらに詳細には、主輪15がサイド部材11Aに装着される回転軸16の高さ位置と、引き手フレーム20がサイド部材11Aに装着される回動軸22の高さ位置とが、座席部10よりも低い位置であって、車台(シャシ)であるベースフレーム部11の上部水平パイプフレーム部材11b(図7参照)と下部水平パイプフレーム部材11cとの中間位置よりも下側の位置になっており、その両方の装着位置が近接した位置関係になっている。これによれば、前述したように、引き手フレーム20を引いて本形態例の車輪付きベンチを好適に走行させることができる。加えて、主輪15が装着される主輪装着用孔60a(回動軸22)の位置が、座席部10よりも後方側に配置されており、補助輪12の装着位置とのスパンを大きくすることができるため、安定性を高めることができる。
また、図6に示す形態例では、ブレーキユニット18が、車椅子に利用されているものが流用されており、座席部10の後側から操作できるように配置されている。なお、図6では、向って右側に図示した状態がブレーキレバー19を倒してブレーキを利かせている状態を示しており、向って左側に図示した状態がブレーキレバー19を立ててブレーキを解除させている状態を示している。これによれば、本形態例の車輪付きベンチを走行操作する者が、そのブレーキ操作を行い易い構成になっている。
また、本形態例のベースフレーム部11では、図7に示すように、一対のサイド部材11A、11Aの間であって、そのサイド部材11A、11Aの一部を構成する上部水平パイプフレーム部材11b、11bの間を架け渡すように、二本の架け渡しパイプフレーム部材11d、11dを備えている。この二本の架け渡しパイプフレーム部材11d、11dは、座席部10を支持するベース部になっており、構造強度を高めている。そして、本形態例のベースフレーム部11では、図7に示すように、一対のサイド部材11A、11Aの間であって、そのサイド部材11A、11Aの一部を構成する下部水平パイプフレーム部材11c、11cの間を前部で架け渡すように、厚板状の架け渡し板部材である補強横フレーム部51を備えている。この補強横フレーム部51には、前側の架け渡しパイプフレーム部材11dを支持する柱状支持部51aが固定されており、ベースフレーム部11の構造強度を高めている。なお、ベースフレーム部11の構造強度を高める方法は、本形態例に限定されるものではなく、既知の構造を適宜選択的に用いることができるのは勿論である。
また、本形態例の補強横フレーム部51は、図8に示すように、前面が後側へ傾斜した形態になっており、板状の足掛け部50が後方へ傾斜した状態に折り畳まれて収納される形態になっている。さらに、板状の足掛け部50の折り畳みの根元部には、図8に示すように、マグネット50aが埋めこまれた状態に固定されており、この板状の足掛け部50が折り畳まれた際に、回動支持部材53が吸着されて折り畳まれた状態をより確実に保持できる構成になっている。
また、図9に示すように、一対の肘掛け13、13の各々における前後方向の中途部から上方へ突起されて設けられた突起部14は、図1〜4に示した棒状突起14に限定されることはなく、その上端に球体状の取手を装着してもよい。さらに、その取手としては、他のグリップ形状となるように、既知の形状のグリップ部材を装着した形態としてもよいのは勿論である。
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
10 座席部
11 ベースフレーム部
11A サイド部材
11b 上部水平パイプフレーム部材
11c 下部水平パイプフレーム部材
11d 架け渡しパイプフレーム部材
12 補助輪
13 肘掛け
14 棒状突起(突起部)
15 主輪
16 回転軸
16a 車軸
17 把手
18 ブレーキユニット
19 ブレーキレバー
20 引き手フレーム
21 根元端部
22 回動軸
25 根元側フレーム
26 根元側フレームの先端部
27 先端側フレーム
28 折り畳み軸
29 連結具
30 安全バー
31 装着用貫通孔
32 収納用貫通孔
40 横バー状ハンドル
41 括り固定用の紐
50 板状の足掛け部
50a マグネット
51 補強横フレーム部
51a 柱状支持部
52 蝶番
53 回動支持部材
60 ベースプレート
60a 主輪装着用孔
60b 引き手フレーム装着用孔

Claims (7)

  1. 座席部の前側に配された一対の補助輪と、該一対の補助輪に比べて車輪の直径が大きく座席部の後側に配された一対の主輪とが装着されている車輪付きベンチであって、
    前記一対の主輪が回転自在に装着されるベースフレーム部の後部に、フレーム状の一対の根元端部で回動可能に軸着され、座席部の後方へ回動されて延長できる折り畳み式に設けられた引き手フレームを備えていることを特徴とする車輪付きベンチ。
  2. 前記一対の主輪が、ベースフレーム部の左右巾の内側に位置されるように、ベースフレーム部の両サイドを構成する一対のサイド部材の内側に回転自在に装着されていることを特徴とする請求項1記載の車輪付きベンチ。
  3. 前記主輪の回転軸の高さ位置に対して、前記引き手フレームの一対の根元端部が前記ベースフレーム部に軸着される回動軸の高さ位置が同等に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の車輪付きベンチ。
  4. 前記座席部が長椅子状に設けられ、該長椅子状の座席部の両脇に設けられた一対の肘掛けに架け渡され、該座席部に座った利用者が転落することを防止する安全バーを備え、該安全バーに、前記一対の肘掛けの各々における前後方向の中途部から上方へ突起されて設けられた突起部に嵌って装着されるように、両端部の各々に装着用の貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車輪付きベンチ。
  5. 前記安全バーにおいて、一対の前記装着用貫通孔の内側に一対が貫通孔状に設けられ、前記引き手フレームが折り畳まれた状態で、該引き手フレームの二重折りに設けられた場合の根元側の部分である根元側フレームの上向きに延びた状態に位置される根元側フレームの先端部に嵌るように形成された収納用貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項4記載の車輪付きベンチ。
  6. 前記座席部が長椅子状に設けられ、該長椅子状の座席部の両脇で後方へ突起するように設けられた一対の把手と、該一対の把手の間に架け渡されて固定された横バー状ハンドルと、該横バー状ハンドルに、前記引き手フレームを折り畳まれた収納形態に保持する収納保持手段とを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車輪付きベンチ。
  7. 前記座席部が長椅子状に設けられ、該長椅子状の座席部の前側で下部に、左右に架け渡した状態で前記ベースフレーム部の一部を構成するように設けられた補強横フレーム部に、前方向へ回動することで開いて略水平状に保持される板状の足掛け部が、装着されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車輪付きベンチ。
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