JP2008188146A - 車椅子の足台操作機構 - Google Patents

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裕一 大西
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Abstract

【課題】車椅子に回転可能に取り付けられた足台を操作適合位置に設けた操作部で操作し、足台を直立状から水平状に回転操作し、その水平状をロック保持、解除する車椅子の足台を提供する。
【解決手段】介護用等の車椅子の足台操作機構Aは、車椅子10の肘当て16の位置に設けた操作ワイヤWo、ロック保持機構を含む操作部20と、足台18の基部に設けた回転軸部18xと、上記操作部20から車椅子10の支持フレームの下部前方に取り付けられた足台18まで支持フレームに沿って取り付けた連結ワイヤWを備え、連結ワイヤWの一端は上記操作部20に、他端は足台18の回転軸部18xにそれぞれ連結し、足台18の回転軸部18xには足台18を上向きに常時引き上げる捻りばねを取り付け、操作ワイヤWoの引上げ力で回転軸部18xの軸部を回転させて足台18を直立状から水平状に下降させ、水平位置にロック保持、又はロック解除する。
【選択図】図1

Description

この発明は、介助式車椅子など各種形式の車椅子の足台の開閉を操作する足台操作機構に関する。
身体障害者や老人等が使用する車椅子は、介助式、自走介助式等被介護者が介護を受けなければ動けない場合や、下半身のみが不自由で、手動で自走用車輪を回転させることが出来る場合などの健康状態によって使用される形式がそれぞれ異なり、不使用時には折り畳みが出来るものもある。車椅子の一般的な形状は、椅子フレームの後ろ寄り位置に左右一対の主車輪を取り付け、フレーム前端寄り位置に小さい補助前車輪を方向自在に取り付けたものが使用されている。
介助式車椅子は、上記一般的な構成部材の椅子フレーム、主車輪、補助前車輪の外に、椅子フレームの後方に手押しハンドルや足を乗せる足台、左右一対の肘掛部などが設けられている。このような一般的な車椅子の例として、特許文献1に記載された「車椅子の足台」の発明が公知である。この車椅子では、椅子フレームの前端の左右両端に支軸を前方へ突設し、両支軸にそれぞれ足台を開閉のいずれにも停止保持できるように支承した車椅子において、足台の軸承部に足台を開き立ち上げる足踏み用の小ペダルを突設し、小ペダルの先端に押し方向とは反対に屈折する滑り止め用の掛止部を形成している。
上記特許文献1に記載された車椅子の足台は、左右一対の足台を設けた例であるが、他の例として、足台の形状としては、一枚の板状に設ける場合もある。また、旅行時など移動の利便を考慮して不使用時には折畳み自在とした形式のものとして、特許文献2の「折り畳み式車椅子」が知られている。この車椅子は、左右一対の支持フレームを折り畳み自在なX形の連結部材で連結し、左右それぞれの支持フレームにシート、主車輪、キャスタ、足台などを取り付け、折り畳み自在としたものである。水平状の一枚の足台は中央の蝶番を介して折り畳み可能であり、使用時には平板状に開いて使用される。
上記一般的な車椅子の左右一対の主車輪は、所定の位置で安定して停止するために、ブレーキを備えておくのが好ましく、例えば特許文献3によりブレーキ付の車椅子が提供されている。この車椅子に適用される「ブレーキワイヤ取り付け構造」は、車椅子の左右のハンドルに取付台を介してブレーキレバーを取り付け、ワイヤをブレーキレバーからハンドルの立フレームに沿って各車輪のブレーキに至る長さに設け、ワイヤの一端はブレーキレバーに、他端はブレーキに取り付けたものであり、簡単に取り付けが出来、安全性と着脱容易性を両立させ、長期使用後の取替えが簡易で、かつ低価格で利便性の高いブレーキワイヤシステムである。
上記ブレーキワイヤ取り付け構造では、「ブレーキレバーを取付台で回転可能にハンドルに取り付け、ブレーキレバーの取付台側にブレーキワイヤのインナの一端を連結し、インナの動作方向に対向して取付台に備えた固定部にブレーキワイヤのアウタの先端部を固定し、固定したアウタからブレーキレバーの回転でインナを引き出してブレーキ操作を可能に保持する穴を形成すると共に、穴の口縁に凹部を形成し、挿着パイプの先端部に穴への挿入位置を規定する当たり部を形成すると共に、穴の凹部に挿通すると共に回転によって穴の口縁で抜け止めする突起をL字の広角側に形成したブレーキワイヤ取り付け構造」を採用している。
特開平11−318992号公報 特開2002−325804号公報 特開2003−334217号公報
ところで、上述した介助式車椅子を使用する場合、被介護者自身の手足が不自由であることが多く、このため介護者により椅子フレームの後側の手押しハンドルを押してもらって移動するが、その際被介護者を車椅子に乗せた後に被介護者の足を足台に乗せなければならない。そのため、その都度被介護者の足を足台に乗せる必要があり、介護者はその都度足台を水平に開き、その上に足を乗せる作業をする必要があり、その操作のためわざわざ足台に近づいて足台まで手を伸ばさなくてはならない。このため、足台の操作のための作業が煩わしく、その労力の軽減を出来るようにするのが望ましい。
また、足台を介護者の足で引き起こすように操作することは出来るが、被介護者に対して粗末な扱いをしていると感じさせる虞から、実際には介護者が足台まで近づいて直接手で操作する必要があり、このため足台を操作する作業は不衛生であり、直接手で操作することなく開閉できるようにするのが望ましい。さらに、折畳み式の車椅子では支持フレームを折り畳む際に足台が水平のままでは折り畳むことができない。このため、折畳み式の車椅子では足台を必ず手で操作して回転させ、折り畳むようにしている。
しかし、実際の車椅子ではこのような足台の操作のための作業の合理化と、衛生的な操作のことまで配慮して設計された車椅子は提供されていない。また、上記特許文献3のように、ブレーキワイヤをブレーキレバーから車椅子を押すための手押しハンドルの立フレームに沿って各車輪のブレーキに至る長さに設けるようにした例は、一般的な車椅子に取り付けられているが、足台を操作するためにワイヤを立フレーム沿って取り付け、手押しハンドルの位置、又は肘当て部の位置から足台を開閉するようにワイヤシステムを配置、取り付けた例はない。
この発明は、上記の問題に留意して、車椅子に回転可能に取り付けられた足台を肘当て部などの操作適合位置に設けた操作部により操作でき、介護人または被介護人が肘当て部等で操作をするのに適合する位置から足台を直立状から水平状に回転操作し、その水平状をロック保持、解除可能とし、手で足台に直接触れることなく衛生的な操作が出来、かつ簡易な機構、経済的で安価なコストにより製作できる車椅子の足台操作機構を提供することを課題とする。
この発明は、上記の問題に留意して、車椅子の操作適合位置に設けた操作ワイヤ、ロック保持機構を含む操作部と、足台の基部に設けた回転軸部と、上記操作部から車椅子の支持フレームの下部前方に取り付けられている足台まで支持フレームに沿って取り付けた連結ワイヤを備え、連結ワイヤの一端は上記操作部に、他端は足台の回転軸部にそれぞれ連結し、足台の回転軸部には足台を上向きに常時引き上げるように捻りばねを取り付け、操作ワイヤの引上げ力で回転軸部の軸部を回転させて足台を直立状から水平状に下降させ、水平位置にロック保持、又はロック解除するように構成した車椅子の足台操作機構としたのである。
上記の構成としたこの発明の車椅子の足台操作機構は、介護人または被介護人が肘当て部等の操作をするのに適合する位置の操作部からの操作により、足台を直立状から水平状に回転操作し、その水平状の足台をロック保持、ロック解除可能とし、手で足台に直接触れることなく衛生的な操作が出来る。操作部の操作ワイヤを引き付けると、弾性部材の弾性力に逆らって足台を直立状から水平状に回転させるに必要な移動量を操作部で生じさせ、その状態でロック保持機構により足台の水平状態をロック、又はロック解除する。
そして、再度操作部の操作ワイヤを引き付けると、ロック保持機構における足台のロック状態が解除され、足台は回転軸部の弾性部材により直立状態に引き戻され、これにより車椅子を折り畳み可能な通常状態に引き戻すことが出来る。操作部は車椅子の肘当て部等の操作に適する位置に取り付け、かつロック保持部と係止端との間に操作ワイヤを介在させて構成し、ロック保持部内にロック保持機構を設け、このロック保持機構により足台を水平状にロック保持するように構成することができる。
この発明の車椅子の足台操作機構は、ロック保持機構を含む操作部と、足台の回転軸部と、足台まで支持フレームに沿って取り付けた連結ワイヤを備え、足台の回転軸部には足台を上向きに常時引き上げる弾性部材を取り付け、操作ワイヤの引上げ力で足台を直立状から水平状に下降させ、水平位置にロック保持、又は解除するように構成したから、介護人または被介護人が肘当て部等の操作をするのに適合する位置の操作部により足台を直立状から水平状に回転操作し、その水平状をロック保持、解除可能とし、手で足台に直接触れることなく衛生的な操作が可能、かつ簡易な機構、経済的で安価なコストにより製作できるという顕著な効果を有する。
以下、この発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1はこの実施形態の
足台操作機構を備えた車椅子の外観斜視図を示す。図示の足台操作機構Aは、折り畳み可能な介助式車椅子10(以下単に車椅子という)に備えた例として示したが、車椅子10はこの形式に限らず、他の各種の車椅子に適用できる。上記車椅子10は、公知の形式のものであり、簡単に構成を説明する。図示のように、上記車椅子10は、左右の支持フレーム11、11をX型の連結部材12,12で連結し、支持フレーム11の後端寄り位置に主車輪13、13を備え、前端寄り位置に進行方向を自在に変換できるキャスタ14を備えている。
支持フレーム11の間に被介護人が座るためのシート座15a、着座した介護人の背中に対応する位置に背部シート15bが取り付けられ、それぞれ不使用時に折り畳み可能とするためにシートは柔軟な材料のシート又は半分に折り畳み可能な部材が用いられている。支持フレーム11の前方、下向きに張り出した脚載用の一対のフレーム17、17の下部に設けた左右一対の足台18、18は回転軸部18xに取り付けられ、後述する足台操作機構Aを介して開閉自在とされている。一対のフレーム17、17間には脚載せ用の脚部帯材19が取り付けられている。Hは手押しハンドル、Bはブレーキレバーである
支持フレーム11に一体に形成されている肘フレーム11aの肘当て16の下部から脚載せ用の一対のフレーム17、17に沿って連結ワイヤWが取り付けられており、この連結ワイヤWの一端は足台18の操作をするための操作部20のロック保持部21に連結され、フレーム17、17に沿って延びる連結ワイヤWの他端は、一対の支持フレーム17、17の下端に取り付けられた足台18を回転操作する回転軸部18xに連結されており、上記操作ワイヤWoを含む操作部20、連結ワイヤW、及び回転軸部18xにより足台操作機構Aが構成されている。
上記操作部20は、肘フレーム11aの水平部の肘当て16の下部に固定された係止端22に操作ワイヤWoの一端を係止し、他端をロック保持部21に連結して形成し、さらにこのロック保持部21のレバー21には上記連結ワイヤWの一端を接続している。23a、23bはガイド部材である。図2に示すように、ロック保持部21は、中空ケース21a内にレバー21の上端寄り位置で軸部21xを中心に回転自在に設け、レバー21の上端に形成した長孔21hに短軸21axを介してロック保持機構30に係合し、このロック保持機構30により直線方向に移動可能に形成されている。
レバー21には、中空ケース21aの一端に形成した挿通孔21bから挿入した操作ワイヤWoの端と、保護層Wtを有する連結ワイヤWの端とがそれぞれ連結、固定され、操作ワイヤWoを操作しない状態では、足台18が図2の実線で示す上方に向いて保持され、操作ワイヤWoを操作すると、図2の一点鎖線で示すように、後述するロック保持機構30の回転・保持機能により、足台18を直立状から水平状態に回転させ、その状態でロック保持するように構成されている。なお、ロック保持機構30は、中空ケース21a内で直線移動できるように図示しない支持部材で支持されている。
図3に示すように、回転軸部18xは、足台18の基部に固定された外筒18aと、支持フレーム17の下端寄り位置に貫通して固定された保持筒18bに対して、この外筒18aを回転自在に保持し、回転する内軸18cと、弾性部材として外筒18aの端と支持フレーム17の端に係止された捻りばね18Bとから成る。外筒18aは一端が開放状で、他端を端板で閉じられており、保持筒18bに挿入された状態で端板と内軸18cとは固定ボルト18dにより固定されている。捻りばね18Bは、常に外筒18aに対して足台が垂直方向に向かう方向の捻りばね力が作用するように配設されている。
保持筒18bが支持フレーム17の後側に突出する端は端板で閉じられ、この端板寄り位置で連結ワイヤWの下端が連結座18eを通り径方向に挿通され、この端板付近まで延びる内軸18cの端部位置に形成した溝18mに沿って先頭の結節端Weを溝18mの先端に形成された係合孔に挿入して連結ワイヤWが連結されている。内軸18cは、回転中の抵抗を少なくするため中間の径を一部小径に形成し、軸心位置に(図示せず)空気孔が挿通されている。又、保持筒18bの内径部の適宜位置に、足板18を垂直状から水平状まで内軸18cの回転を略90度回転し、その位置でそれぞれ回転を阻止するストッパ18rを設ける。
図4にロック保持機構30の概略構成を示す。図4の(a)図に示すように、ロック保持機構30は、連結ロッド31、支持筒32、案内筒33、案内筒33に形成された回転溝部34、ロック保持部35、ばね36等を備えている。支持筒32は、図示しない支持部材により中空ケース21aの適宜位置に固定されており、案内筒33はこの支持筒32内に挿通され、他端は端板で閉じられている。そして、この支持筒32に対してその内面に設けられた一対の凸条片間の溝に挟まれた円環状の凸片37(案内筒33の外周面に設けられている)を介して回転可能、かつ連結ロッド31の軸方向には必要な短い距離だけ移動可能に嵌合されている。
図4の(b)図に示すように、案内筒33には、その長さ方向適宜位置に回転とロック保持のための回転溝部34が形成されており、この回転溝部34は案内筒33の長さ方向に沿って傾斜状で螺旋状に形成された案内溝34aと、軸方向に直線状に設けた直線溝34bとを組み合わせた複数組(図示の例では4組、1組の案内溝34aと直線溝34bは90度の範囲内に設けられる。但し組数により設定角度は変化する)の溝部から成る。案内溝34aは、図示の左端寄りの終端位置では、ロック状態を安定して保持するため、ロック溝34cを有する。なお、33aは案内筒33の両端の軸受け部であり、支持筒32内で案内筒33を回転自在にかつ軸方向に移動自在に保持している。
そして、この案内溝34aには、ロック状態を外す際にさらに少しだけ回転を与えるために延長案内溝34dをロック溝34cに連続するように形成している。ロック保持部35は、図4の(c)図に示すように、案内筒33の内面に形成した突起35aと、案内筒33内に嵌入されている連結ロッド31の外周面に形成された係合爪35bとから成る。上記ロック保持部35の突起35aと係合爪35bとは、ロック溝34cに連結ロッド31の短軸31aが嵌合した位相位置に対応して、突起35aと係合爪35bとが係合するように、回転溝部34と凸片37との間の軸方向の適宜位置に設けられている。
なお、案内筒33の左端の端板にはばね36が当接し、常に案内筒33をその弾性力で押し戻すように押圧している。この弾性力は、足台18の回転軸部18xに設けられている捻りばね18Bの弾性力より小さく、図4の(c)図に示すように、突起35aと係合爪35bとが係合する際に係合爪35bが突起35aを乗り越えた後互いに平行状の位置で係合する位置まで案内筒33を押し戻す力を付与するために必要なばね力である。したがって、さらにロック状態を外すことができる力を付与しない限り、ロック状態が保持される。
上記ロック保持機構30の構成によれば、足台18を垂直状に保持した通常状態では、捻りばね18Bのばね力でロック保持部21のレバー21が案内筒33から連結ロッド31を引き出す方向に作用している。また、初期位置では図4において短軸31aが案内溝34aの右寄り端に位置しているものとする。そして、上記捻りばね18Bのばね力に逆らって操作ワイヤWoを引き付けてレバー21を回転させると、このレバー21による押込み力で短軸31aが押されて初期位置の案内溝34aの右寄り端位置から案内筒33を回転させ始め、案内溝34aの左端のロック位置まで回転が行われ、ロック位置で回転が停止してロックされる。
ロックを外すためには、ロック状態からさらにもう一度操作ワイヤWoを引き付ける操作をする。このとき、短軸31aがロック溝34cを乗り越えて延長案内溝34dまで進み、これに平行して係合爪35bが突起35aを乗り越えるまで進み、係合爪35bが突起35aを乗り越えた後に操作ワイヤWoの引付け力を緩めると、レバー21は再び捻りばね18Bのばね力で引き戻されるため、連結ロッド31を押し込む力は解除され、案内筒33から引き出される力が作用すると共に、短軸31aは延長案内溝34dから直線溝34bを通り初期位置に戻ることとなる。
ただし、係合爪35bが突起35aを乗り越えるまで進まない場合、両部材の係合が外れないため、操作ワイヤWoの引付け力を緩めるとロック状態に戻り、ロックは解除されない。なお、上記ロック保持機構については上記構成のロック保持機構以外にも、例えば種々のボールペンに使用されている公知のロック状態を所持させ、ロック状態を保持するロック保持機構等を利用することも出来る。
上記構成の実施形態の足台操作機構Aによれば、肘当て16の位置で操作部20の操作ワイヤWoを手動で引き上げて操作すれば、足台18が直立状態から水平状態に開かれる。この場合、図5に示すように、ロック保持部21では回転軸部18xの捻りばね18Bのばね力に逆らって操作ワイヤWoを引き上げることにより、中空ケース21aのレバー21が回転する。このとき、回転軸部18xの回転は、図3の(b)図に示すように、略90度回転するが、連結ワイヤWの先端Weが移動する距離は、例えば10mm前後の僅かな距離であり、その移動量に対応する分だけレバー21は回転すればよい。
このレバー21の回転によりロック保持機構30の連結ロッド31が押し込まれる方向に移動することは、上述した通りである。そして、連結ロッド31の押込み力によりロック保持機構30により突起35aが係合爪35bに係合することによりロック保持が行われてロック保持状態が得られ、足台18が水平状に保持される。ロックを外すためには、再度操作ワイヤWoを引き上げて、ロック保持機構30内の係合爪35bが突起35aを乗り越えた後、少し操作ワイヤWoを緩めると、ロック保持機構30によるロックが解除される。
このようにして、この実施形態の車椅子10を使用する際、足台操作機構Aの操作部20を介して足台18を操作すれば、従来被介護者を車椅子に乗せる度に、折り畳まれた車椅子を開き、被介護者を車椅子に乗せた後、足を引き上げながら足台18を水平状に下ろし、その上に足を乗せるという作業のうち、足台18を水平状に開く操作を肘当ての位置で出来るため、わざわざ足台の前まで介護者が廻り、足台18を水平状に開く必要がなくなり、作業の労力を軽減し、足台18を直接手作業で開くことが不要で、かつ足台18に手で直接触れる必要がないため衛生的にも好ましい。
又、被介護者の状態によっては、肘当ての位置に操作部20が位置するため、自分の手の力で直接操作できる被介護者の場合は、介護人は足台18を直接開く操作を必要としない場合もある。なお、この実施形態では、操作部20は肘当て16の位置に設置した例を示したが、例えば手押しハンドルHの位置に設けても良い。この場合は、主車輪13、13にブレーキを掛けるためのブレーキレバーBが設けられているため、このブレーキレバーBを2段に形成するか、又は2段に作動するブレーキレバーとしてもよい。
或いは、図示のブレーキ形式のレバーではなく、上記実施形態と同様な形式の操作部20を手押しハンドルHに設けるようにしても良い。さらに、上記実施形態では、車椅子10は折り畳み可能な介護式車椅子を例として説明したが、この発明の趣旨の範囲内で適用できる車椅子であれば、折り畳み可能な介護式車椅子に限定されることなく、各種の車椅子に適用できる。
この発明の車椅子用の足台操作機構は、介護式の車椅子やその他各種の車椅子の肘当て部又は手押しハンドル部等に取り付けて使用され、車椅子に被介護者を乗せる際の介護作業の労力を軽減するものであり、各種の車椅子に広く利用することが出来る。
実施形態の足台操作機構を備えた車椅子の(a)外観斜視図、(b)足台操作機構の上部操作部の概略構成図 足台操作機構の下部操作部の概略構成図 足台を含む回転軸部の断面図 ロック保持部の概略構成図 操作部による操作の説明図
符号の説明
10 介助式車椅子
11 支持フレーム
12 連結部材
13 主車輪
14 キャスタ
15a シート座
15b 背部シート
16 肘当て
17 フレーム
18 足台
18a 外筒
18b 保持筒
18c 内軸
18B 捻りばね
18x 回転軸部
19 脚部帯材
20 操作部
21 ロック保持部
21a 中空ケース
21h 長孔
21ax 短軸
21 レバー
22 係止端
23a、23b ガイド部材
30 ロック保持機構
31 連結ロッド
32 支持筒
33 案内筒
34 回転溝部
35 ロック保持部
36 ばね
Wo 操作ワイヤ
W 連結ワイヤ

Claims (3)

  1. 車椅子10の操作適合位置に設けた操作ワイヤWo、ロック保持機構30を含む操作部20と、足台18の基部に設けた回転軸部18xと、上記操作部20から車椅子10の支持フレームの下部前方に取り付けられている足台18まで支持フレームに沿って取り付けた連結ワイヤWを備え、連結ワイヤWの一端は上記操作部20に、他端は足台18の回転軸部18xにそれぞれ連結し、足台18の回転軸部18xには足台18を上向きに常時引き上げる弾性部材を取り付け、操作ワイヤWoの引上げ力で回転軸部18xの軸部を回転させて足台18を直立状から水平状に下降させ、水平位置にロック保持、又はロック解除するように構成した車椅子の足台操作機構。
  2. 前記操作部20を車椅子10の肘当て部16に相当する位置に取り付け、回転軸部18xに設けた弾性部材を捻りばね18Bとし、かつロック保持部21と係止端22との間に操作ワイヤWoを介在させて構成し、ロック保持部21内にロック保持機構30を設け、このロック保持機構30により足台18を水平状にロック保持するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車椅子の足台操作機構。
  3. 前記ロック保持機構30を、支持筒32内に挿通された案内筒33に設けた回転溝部34と、この溝部に対応して案内筒33と連結ロッド31間に設けたロック保持部35により構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の車椅子の足台操作機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014087561A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Hi-Lex Corporation フットレスト操作装置及びフットレスト付車椅子
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WO2020036453A1 (ko) * 2018-08-17 2020-02-20 유영배 휠체어 안전바와 연동된 발걸이대 자동 제어 장치

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