JP3831697B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3831697B2
JP3831697B2 JP2002282484A JP2002282484A JP3831697B2 JP 3831697 B2 JP3831697 B2 JP 3831697B2 JP 2002282484 A JP2002282484 A JP 2002282484A JP 2002282484 A JP2002282484 A JP 2002282484A JP 3831697 B2 JP3831697 B2 JP 3831697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
outdoor unit
outdoor
inter
piping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002282484A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003254563A (ja
Inventor
勝雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2002282484A priority Critical patent/JP3831697B2/ja
Publication of JP2003254563A publication Critical patent/JP2003254563A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3831697B2 publication Critical patent/JP3831697B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1台の室外ユニットと、複数台の室内ユニットとを複数系統のユニット間配管を接続して構成される空気調和装置に関し、特に室外ユニットに関する
【0002】
【従来の技術】
これまで、1台の室外ユニットと、複数台の室内ユニットを有し、各室内ユニットから延びたそれぞれのユニット間配管やユニット間配線を前記室外ユニットへ接続して構成する、いわゆるマルチ型の空気調和装置の前記室外ユニットは、前記ユニット間配管を接続するサービスバルブをその左右いずれかの側面上に突出して並べて設け、また、前記ユニット間配線は、前記サービスバルブが設けられた側面と同じ側面に設けられた配線口より前記室外ユニット内へ引き込んで接続されていた。
【0003】
このため、前記各室内ユニットより延び、テーピングなどの処理によりまとめられ配設された前記ユニット間配管および、前記ユニット間配線は、前記室外ユニットの手前で、前記ユニット間配管と、前記ユニット間配線とに分け、前記ユニット間配管は、前記室外ユニットの側面上に設けられた前記サービスバルブへ前記室外ユニットの側面に突出したまま取り付けられ、前記ユニット間配線は、前記配線口を通して、前記室外ユニットへ接続されていた。このため、作業者は、前記室外ユニットの前記サービスバルブおよび、前記配線口のある側面側に位置して接続作業を行う必要があり、また、その作業スペースとしても前記室外ユニットのサービスバルブが位置する側面側に、この接続作業を行なうためのスペースが必要となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このタイプのマルチ型の空気調和装置では、室外ユニットが設置される場所が、開放された場所や、作業スペースを確保できるほど余裕のある場所に設置されるケースは少なく、柱と柱の間などの奥まった位置等の制限された場所へ設置されるケースが多いため、これまでの室外ユニットの側面にサービスバルブを突出して設けた室外ユニットでは、室外ユニットそのものは据付けられるものの、前記ユニット間配管や前記ユニット間配線の接続作業時は、作業工具を使用できるスペースの確保が難しく、苦労をしながらの作業を行なっていた。
【0005】
そこで、本発明の目的は、室外ユニットへのユニット間配管ユニット間配線の接続作業を、前記室外ユニットの前面側からも行えるようにして、室外ユニット側面の必要作業空間を最小限とすることが可能な空気調和装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、外装ケースで覆われた室外ユニットへ、ユニット間配管を介して複数の室内ユニットを接続するようにした空気調和装置において、前記室外ユニットの外装ケースの隅部を開放可能に構成すると共に、この隅部に対応する外装ケースの内部にサービスバルブを取り付けるバルブ板を立てて設け、前記バルブ板は、手前側と奥側とで互いに奥行き方向にずれる複数段の平面部を有し、これら手前側と奥側の平面部のうち、どちらか一方の平面部に太管用のサービスバルブを縦列に並べて設けると共に、他方の平面部に細管用のサービスバルブを縦列に並べて設け、かつ、前記バルブ板の複数段の平面部は、前記各サービスバルブが室外ユニットの斜め前方へ向くように前記室外ユニットの側面に対して所定角度だけ傾けられていること特徴とするものである。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施形態】
以下、本発明の一実施形態について、図1から図5を参照しながら説明する。
【0013】
まず、図1は、3台の室内ユニットから延びたそれぞれのユニット間配管や、ユニット間配線を1台の室外ユニットへ接続して構成する、いわゆる3室マルチ型の空気調和装置の冷媒回路について、その概略を示した図で、例えば、室外ユニット1は、冷媒を圧縮する圧縮機10と、冷媒の循環方向を選択する四方弁11と、外気との熱交換を行なう室外熱交換器12と、各室内ユニットへ流通させる冷媒の流量を調節する室外電動弁13a〜13cと、アキュームレータ15とを冷媒配管で接続して内蔵し、サービスバルブ17a〜17cを介して、ユニット間配管液管3a〜3c(以下液管と言う)のそれぞれへ接続し、サービスバルブ18a〜18cを介して、ユニット間配管ガス管4a〜4c(以下ガス管と言う)のそれぞれへ接続している。さらに、前記室外熱交換器12への送風を行う室外送風機14を内蔵し、圧縮機10と、四方弁11と、室外電動弁13a〜13cと、室外送風機14との運転の制御や、後述する室内ユニット2a〜2cとの通信を行なう室外制御部16を備えている。
【0014】
また、室内ユニットは、例えば、室内ユニット2aで説明すると、冷媒の減圧を行なう室内電動弁20aと、室内空気との熱交換を行なう室内熱交換器21aとを冷媒配管で接続して内蔵し、さらに、この室内熱交換器21aへの送風を行なう室内送風機22aを内蔵し、室内電動弁20aと、室内送風機22aとの運転の制御や、上述の室外ユニット1との通信を行なう室内制御部23aを備えている。
【0015】
そして、室内ユニット2aから延びた液管3aと、ガス管4aとは、それぞれ室外ユニット1のサービスバルブ17aおよび18aへ接続され、室内制御部23aから延びたユニット間配線5aは、図示していないが、室外ユニット1内に設けられた端子板を経由して、室外制御部16へ接続されている。
【0016】
室内ユニット2bおよび2cは、室内ユニット2aと同様であるため、説明は省略する。
【0017】
次に、図2を参照して説明すると、図2は、本発明によるユニット間配管やユニット間配線の接続作業を室外ユニットの前面から作業可能とし、前記室外ユニット側面の必要作業空間を最小限とすることが可能な空気調和装置の概略を示した図で、例えば、筐体については、天面を覆う外装ケース30と、熱交換器室40の前面を覆う外装ケース31と、機械室41の前面から側面の前半を覆う外装ケ-ス32と、前記機械室41の側面の後半から背面を覆う外装ケース33と、この外装ケース33下部の一部を覆い、ユニット間配管の取り出しとして、パチングホール状に加工され、開放可能な切り欠き39を設けた小パネル34と、底面板35とで構成されており、外装ケース31には、熱交換を行った空気を排出する排出口36が設けられ、この排出口36には、その奥の熱交換器室40へ石などの障害物が侵入し、回転する室外送風機14が破損しないためや、誤って指などを入れ怪我などの事故に至らない様にするため、吹出しグリル37が設けられており、外装ケース32および33には、この室外ユニット1を運搬あるいは、据付け作業を行なう時の取っ手38が設けられている。
【0018】
そして、これら外装ケース31〜34は、底面板35に取り付けられ、天面を前記天面板30で覆って、この室外ユニット1の筐体が組立てられている。
【0019】
底面板35には、その下面に、この室外ユニット1の据付けの支持となる台座42が、底面板35の長手方向の両端付近で、この方向と直交する方向に向けて設けられ、上面は、室外ユニット1の熱交換器室40と、機械室41と、その機械室41の上の室外電装箱43との各部品を載置して、これらを支持している。
【0020】
室外ユニット1の内部は、Lの字型に近い形に曲げられた垂直方向に延びる仕切板44で、熱交換器室40と、機械室41とに分割され、一方の熱交換器室40には、室外送風機14と、一端を底面板35上に固定され、他端を室外熱交換器12に掛止された室外送風機14を支持する室外送風機アングル45と、室外熱交換器12とが、底面板4上に載置されて内蔵され、他方の機械室41には、主な部品として、圧縮機10と、アキュームレータ15と、四方弁11と、室外電動弁13a〜13cとが冷媒配管で接続されて底面板35上に載置されて内蔵され、各室内ユニット2a〜2cからのユニット間配管3a〜3cおよび、4a〜4cを接続するためのサービスバルブ17a〜17cおよび、18a〜18cがバルブ板48に取り付けられている。
【0021】
このバルブ板48は、圧縮機10を基準に、機械室41の仕切板44とは反対の位置で、底面板35の機械室41側の側端部より、やや仕切板44寄りの位置に、室外ユニット1の側面に対し、おおよそ45度の角度を設けて、斜め前方を向けて取り付けられている。これは、図示して後述するが、ユニット間配管3a〜3cおよび、4a〜4cは、小パネル34に設けられた開放可能な切り欠き39を開放して、室外ユニット1の機械室41の背面より通され、底面板35の機械室41側の側端部付近を延在され、サービスバルブ17a〜17cおよび、18a〜18cへ接続されるため、その冷媒配管の通路を確保するためである。
【0022】
そして、機械室41の上部には、各室内ユニット2a〜2cへの電源供給および、通信を行なうユニット間配線を接続するための端子板46a〜46cと、本空気調和装置が電源供給を受けるための電源端子板47と、室外制御部16とを載置した室外電装箱43が設けられている。
【0023】
バルブ板48について詳細に説明すると、図3に示す様に、このバルブ板48は、1枚の平板状の鉄板やステンレスなどを曲げて加工したもので、略Lの字型をしており、底面部50は、底面板35へ取り付けられる。この固定方法は、特に図示はしていないが、底面板35上へ孔を設け、この孔と、このバルブ板48の底面部50に設けられた孔52とへボルトを挿通させ、ナットで固定される。
【0024】
このバルブ板48の底面板35への取り付け方法は、特にこれに限らず、溶接などで固定することも可能である。また、直立したバルブ取り付け部51は、横方向に段を付けた2段の平面により構成されており、取り付け部51aへは、ガス管4a〜4cを接続するサービスバルブ18a〜18cが、この取り付け板51aの端部より、フレアナット部が突出する位置に取り付けられ、取り付け部51bへは、液管3a〜3cを接続するサービスバルブ17a〜17cが、サービスバルブ18a〜18cと同様、取り付け部51bの端部より、フレアナット部が突出する位置に取り付けられている。
【0025】
これは、本来、スパナなどの工具を使用する際、前記工具の推奨された位置に対象物を係合し、作業を行なうことが、前記工具へ係る負荷や、作業の安全性の面からも基本のところであるが、昨今、サービスバルブも小型化されおり、前記フレアナット部と、取り付け部51a、51bとのクリアランスを十分設けることが出来ないため、前記フレアナット部が前記取り付け部51a、51bの端部より突出した位置へサービスバルブ17a〜17c、18a〜18cを配設し、取り付け部51a、51bと、前記工具とが干渉しない位置としている。
【0026】
図4および図5を参照して説明すると、図4および図5は、見易くするため、主な冷媒回路部品のみを記載し、前記冷媒回路部品を接続する一部冷媒配管などは省略している図で、図4では、室内ユニット2a〜2cからのユニット間配管も室内ユニット2aのもののみを記載して説明する。もちろん、実際の設置に際しては、上記室内ユニット2a同様に、室内ユニット2bおよび、2cも接続されるものである。
【0027】
図4は、上記バルブ板48を底面板35へ取り付け、液管3aと、ガス管4aとを接続した図で、バルブ板48を底面板35の前記側端部よりやや仕切板44寄りの前面の位置へ、室外ユニット1の側面に対し、おおよそ45度の角度を設けて、斜め前方を向けて取り付けている。
【0028】
これにより、室外ユニット1の後方より侵入して来た各室内ユニット2aからの液管3aと、ガス管4aとをバルブ板48まで室外ユニット1内へ延在させることが出来る。
【0029】
また、図4の様に、柱と柱との間などの奥まった場所に、この室外ユニット1が設置された場合、外装ケース32を取り外して、室外ユニット1の機械室41前面を開放し、上記液管3aと、ガス管4aとをサービスバルブ17aおよび、18aへ接続するフレア加工部の手前で、圧縮機10の方向へ斜めに曲げ、破線矢印Aの様に斜め手前の方向からスパナや、モンキーレンチなどの工具を差し込み、サービスバルブ17aおよび、18aのフレアナット53および、54を締めて接続することは可能である。
【0030】
ここで、バルブ板48を底面板35へ取り付ける角度を本実施形態では、室外ユニット1の側面に対し、おおよそ45度の角度を設けて、斜め前方を向けて取り付けているとしているが、特に45度前方と、限定する必要は無い。ただし、45度以下の角度であると、サービスバルブ17aおよび、18aは、室外ユニット1の側方を向いてしまい、フレアナット53および、54は、後方を向いてしまうため、スパナや、モンキーレンチなどの工具を破線矢印Aの様に斜め手前の方向より差し込み、フレアナット53および、54を挟むことが難しくなってしまい、45度以上の角度であると、前記液管3aおよび、ガス管4a先端の前記フレア加工部の手前で曲げる角度がきつくなる。据付け現場での作業のし易さや、加工作業の確実さを考えると、前記液管3aおよび、ガス管4aの曲げ半径を大きくする必要が出てくるため、前記フレア加工部の位置は、機械室41内の仕切板44へ近づいた位置となってしまい、バルブ板48も図4に示す位置より、仕切板44に近い位置へ設ける必要が出てくる。そして、前記液管3aおよび、ガス管4aの接続作業は、ほぼ、室外ユニット1の前面のみで作業が行なえるため、室外ユニット側面の必要作業空間を最小限とすることができる。
【0031】
しかし、万が一、圧縮機10が故障した場合、バルブ板48が圧縮機10のほぼ前面の位置となってしまうため、この圧縮機10の点検はもちろん、交換作業も大掛かりなものとなってしまう。
【0032】
このため、本実施形態では、バルブ板48の取り付け角度を、室外ユニット1の側面に対し、ほぼ45度前方を向いた角度として説明して来た。少なくとも、このバルブ板48を取り付ける角度としては、必ずしも45度前方を向いた角度である必要は無いが、このバルブ板48の向きにより発生する問題を考慮すると、これに近い角度とすることが必要となる。
【0033】
次に、図5を参照して説明すると、図5は、室外ユニット1の機械室41の前面を覆う外装ケース32を取り外し、機械室41を前面から見た図で、この室外ユニット1の外装ケース32を取り外すと、機械室41と、室外制御部16を内蔵した室外電装箱43が露出する。
【0034】
室外電装箱43は、天面板30下の機械室41の上部に位置して取り付けられており、この室外電装箱43の前面と、図示はしていないが、裏面とには、よろい窓55が設けられ、内蔵された電装部品の冷却を行なっている。また、この室外電装箱43の底面板は、後方より前記前面の手前まで水平に延び、垂直に下方へ曲げられて、端子板46a〜46cと、電源端子板47とを前面へ向けて支持する支持台56となっている。
【0035】
この端子板46a〜46cおよび、電源端子板47の上方に位置する室外電装箱43の底面は、開放されており、ここから前記端子板46a〜46cおよび、前記電源端子板47からの配線を室外電装箱43内へ引き込み、室外制御部16へと接続されている。
【0036】
この端子板46a〜46cへは、この室外ユニット1の背面下方よりユニット間配管の液管3a〜3cおよび、ガス管4a〜4cとともに侵入させて来た各室内ユニット2a〜2cへの電源供給と、通信を行なうためのユニット間配線5a〜5cを外装ケース33の前端のほぼ中央付近に設けられたケーブルクランパ57により、一旦、支持させて、接続している。同様に室外ユニット1へ電源供給を行なう電源配線も上記ユニット間配線と同様に配設して、端子板47へ接続している。
【0037】
もちろん、この配線作業は、上記の様に支持台56上に取り付けられた端子板46a〜46cは、前面を向いているため、作業者は、室外ユニット1の前面側に位置して、作業を行なうことが可能である。
【0038】
そして、室内ユニット2a〜2cより延びたユニット間配管の液管3aおよび、ガス管4aは、上述の様にサービスバルブ17aおよび、18aへ接続されているが、同様に室内ユニット2bおよび、2cから延びたユニット間配管の液管3bおよび、3cと、ガス管4bおよび、4cもサービスバルブ17bおよび、17cと、18bおよび、18cへ接続される。この時も、上述の様に、スパナやモンキーレンチは、斜め手前から使用出来るため、作業者は、室外ユニット1の前面に位置したまま作業を行なうことが可能である。
【0039】
次に、図4、図6〜図10を参照して、配管取出口を形成する小パネルについて説明する。図6は室外ユニットの配管取出口付近の背面図、図7は室外ユニットの配管取出口付近を背面から見た斜視図である。
【0040】
図4、図7において、室外ユニット1の背面右下部には、外装ケース33の切り欠き61が形成され開放可能になっている。この切り欠き61には、室外ユニット1に接続される配管類A(ユニット間配管3a、4aおよびユニット間配線5aをテーピング処理してまとめたもの)と、配管類B(ユニット間配管3b、4bおよびユニット間配線5bをテーピング処理してまとめたもの)と、配管類C(ユニット間配管3c、4cおよびユニット間配線5cをテーピング処理してまとめたもの)との3系統の配管類がそれぞれ縦方向に直列に配設されて後方に延出している。これら配管類A、B、Cは、右側を切り欠き61で押えられ、上下左側を切り欠き39で押えるようにして小パネル34が取り付けられる。外装ケース33の切り欠き61と小パネル34の切り欠き39とから配管取出口67が構成され、この配管取出口67は3系統の配管類が通されることにより隙間がないようになっている。
【0041】
ところで、本空気調和装置は、図8で示すように、3室用の室外ユニット1に2台の室内ユニット2a、2cを接続する場合があり、配管取出口67には2系統分の配管類A、Cが通過して残り1系統分の開放面が生じる。このため、残りの開放面を塞ぐように閉鎖カバー63が取り付けられる。
【0042】
ここで、前記小パネル34と閉鎖カバー63について説明する。図6、図8において、小パネル34は、L字状に形成された金属製の板で、一方の板面34eには外装ケース33の切り欠き61の上縁と底面板35とへ取り付けるための複数のねじ孔64、64・・が設けられ、他方の板面34fには外装ケース33の切り欠き61の側縁を挟持して固定する上下2ヵ所の固定部65、66が設けられている。両固定部65、66の間には、U字形の前記切り欠き39が設けられ、この切り欠き39の側縁には前記閉鎖カバー63固定用の3つのねじ孔68a、68b、68cが設けられている。
【0043】
前記閉鎖カバー63は、右側に3つの突出片を有する略Eの字状の金属板で、一方の側縁には前記小パネル34の切り欠き39の縁を押えるストッパー71、71と小パネル34に取り付けるためのねじ孔72が形成され、他方側の真中の突出片73が外装ケース33の縁を挟持するように形成されている。
【0044】
このように、室外ユニット1に外装ケース33の切り欠き61と小パネル34の切り欠き39とで構成される配管取出口67を設け、3つの系統の配管類A、B、Cのうち、いずれかの系統(例えば配管類C)を接続しない場合には、配管取出口67に生じる残りの開放面を塞ぐための閉鎖カバー63を取り付けるようにしたので、配管類A、Bをしっかりと押えることができるとともに、配管取出口67の残りの開放面が塞がれ、ねずみ等の小動物やゴキブリ等の虫の侵入を防いで、故障の原因を減らすことができる。
【0045】
そして、前記小パネル34および閉鎖カバー63が、ドライバーのみの使用で取り付けることができるので、作業者が室外ユニット1の上方、または、前方および後方から作業することができる。これにより室外ユニット1の側面の必要作業空間を最小限にすることができる。
【0046】
図9は、室内ユニット2a、2bへユニット間配管を接続した場合における室外ユニットの配管取出口付近の背面斜視図である。配管取出口67には2系統分の配管類A、Bが通過して残り1系統分の開放面が生じるため、この残りの開放面を塞ぐように閉鎖カバー63が取り付けられる。これにより、残りの開放面が塞がれ、ねずみ等の小動物やゴキブリ等の虫の侵入を防ぐことができる。
【0047】
図10は、室内ユニット2b、2cへユニット間配管を接続した場合における室外ユニットの配管取出口付近の背面斜視図である。配管取出口67には2系統分の配管類B、Cが通過して残り1系統分の開放面が生じるため、この残りの開放面を塞ぐように閉鎖カバー63が取り付けられる。これにより、残りの開放面が塞がれ、ねずみ等の小動物やゴキブリ等の虫の侵入を防ぐことができる。
【0048】
なお、本実施形態では、3台の室内ユニットから延びたユニット間配管および、ユニット間配線を1台の室外ユニットへ接続して構成する3室マルチ型の空気調和装置で説明して来たが、本発明は、特にこの3室マルチ型の空気調和装置に限定したもので無く、前記室外ユニット1における機械室41内の冷媒配管系統の設計を変更し、バルブ板48に取り付けるサービスバルブの個数と、バルブ板48の高さとを変更することにより、3室以上の室内ユニットあるいは、3室以下の室内ユニットに対応した空気調和装置とすることが可能である。
【0049】
また、4室以上のマルチ型空気調和装置の配管取出口67において、2系統以上の配管類が接続されない場合がある。この場合には生じた開放面のそれぞれに閉鎖カバー63を取り付けることにより、2系統以上の開放面でも塞ぐことができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の空気調和装置によれば、室外ユニットの外装ケースの隅部を開放可能に構成すると共に、この隅部に対応する外装ケースの内部にサービスバルブを取り付けるバルブ板を立てて設け、前記バルブ板は、手前側と奥側とで互いに奥行き方向にずれる複数段の平面部を有し、これら手前側と奥側の平面部のうち、どちらか一方の平面部に太管用のサービスバルブを縦列に並べて設けると共に、他方の平面部に細管用のサービスバルブを縦列に並べて設け、かつ、前記バルブ板の複数段の平面部は、前記各サービスバルブが室外ユニットの斜め前方へ向くように前記室外ユニットの側面に対して所定角度だけ傾けられている構成であるから、室外ユニットへのユニット間配管の接続作業を、室外ユニットの前面側からも行なうことが可能になり、室外ユニット側面の必要作業空間を最小限とすることが可能である。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】 各室内ユニットから延びたユニット間配管や、ユニット間配線を室外ユニットへ接続するマルチ型の空気調和装置の冷媒回路の概略を示した図である。
【図2】 本発明による冷媒配管や通信配線の接続作業を前面から作業可能とした室外ユニット1の概略を示した図である。
【図3】 本発明によるバルブ板にサービスバルブを取り付けて示した図である。
【図4】 図3に示したバルブ板を室外ユニットに取り付け、ユニット間配管の接続を示した概略図である。
【図5】 室外ユニットの機械室前面を覆う外装ケースを取り外し、機械室を前面から見た図である。
【図6】 室外ユニットの配管取出口付近の背面図である。
【図7】 室内ユニットへのユニット間配管を接続した場合の、室外ユニットの配管取出口付近の背面斜視図である。
【図8】 室内ユニットへユニット間配管を接続した場合の、室外ユニットの配管取出口付近の背面斜視図である。
【図9】 室内ユニットへユニット間配管を接続した場合の、室外ユニットの配管取出口付近の背面斜視図である。
【図10】 室内ユニットへユニット間配管を接続した場合の、室外ユニットの配管取出口付近の背面斜視図である。
【符号の説明】
1 室外ユニット
2a〜2c 室内ユニット
3a〜3c ユニット間配管(液管)
4a〜4c ユニット間配管(ガス管)
5a〜5c ユニット間配線
10 圧縮機
12 室外熱交換器
14 室外送風機
16 室外制御部
17a〜17c サービスバルブ(液管)
18a〜18c サービスバルブ(ガス管)
30 外装ケース(天面板)
31 外装ケース(熱交換器室)
32 外装ケース(機械室前面)
33 外装ケース(機械室背面)
34 小パネル
39 切り欠き
40 熱交換器室
41 機械室
43 室外電装箱
44 仕切板
46a〜46c 端子板(ユニット間配線)
47 電源端子板
48 バルブ板
50 底板
51a 取り付け部(一方の平面部)
51b 取り付け部(他方の平面部)
53 フレアナット(液管)
54 フレアナット(ガス管)
56 支持台
61 切り欠き
63 閉鎖カバー
67 配管取出口
A、B、C 配管類

Claims (1)

  1. 外装ケースで覆われた室外ユニットへ、ユニット間配管を介して複数の室内ユニットを接続するようにした空気調和装置において、
    前記室外ユニットの外装ケースの隅部を開放可能に構成すると共に、この隅部に対応する外装ケースの内部にサービスバルブを取り付けるバルブ板を立てて設け、
    前記バルブ板は、手前側と奥側とで互いに奥行き方向にずれる複数段の平面部を有し、これら手前側と奥側の平面部のうち、どちらか一方の平面部に太管用のサービスバルブを縦列に並べて設けると共に、他方の平面部に細管用のサービスバルブを縦列に並べて設け、かつ、前記バルブ板の複数段の平面部は、前記各サービスバルブが室外ユニットの斜め前方へ向くように前記室外ユニットの側面に対して所定角度だけ傾けられていること特徴とする空気調和装置。
JP2002282484A 2001-12-27 2002-09-27 空気調和装置 Expired - Fee Related JP3831697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002282484A JP3831697B2 (ja) 2001-12-27 2002-09-27 空気調和装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-395530 2001-12-27
JP2001395530 2001-12-27
JP2002282484A JP3831697B2 (ja) 2001-12-27 2002-09-27 空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003254563A JP2003254563A (ja) 2003-09-10
JP3831697B2 true JP3831697B2 (ja) 2006-10-11

Family

ID=28677210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002282484A Expired - Fee Related JP3831697B2 (ja) 2001-12-27 2002-09-27 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3831697B2 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4651334B2 (ja) * 2004-09-09 2011-03-16 三洋電機株式会社 空気調和装置
JP4711790B2 (ja) * 2005-09-26 2011-06-29 三洋電機株式会社 空気調和装置
JP2009041846A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Panasonic Corp 空気調和機の室外ユニット
JP5091598B2 (ja) * 2007-09-12 2012-12-05 三洋電機株式会社 空気調和機の室外ユニット
JP2010156485A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Hitachi Appliances Inc マルチ型空気調和機
JP5452426B2 (ja) * 2010-09-01 2014-03-26 三菱電機株式会社 室外ユニット及びヒートポンプシステム
JP2013113558A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Daikin Industries Ltd 空気調和装置の室外機及びこれに用いる閉鎖弁用の支持部材
JP5533999B1 (ja) * 2012-12-26 2014-06-25 ダイキン工業株式会社 冷凍装置の熱源ユニット
JP6164459B2 (ja) * 2013-03-28 2017-07-19 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機の冷媒分岐ユニットのカバー構造体
JP2013152076A (ja) * 2013-04-08 2013-08-08 Hitachi Appliances Inc マルチ型空気調和機
JP2015001341A (ja) * 2013-06-17 2015-01-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 ヒートポンプ装置
CN104482606B (zh) * 2014-11-20 2018-02-02 广东美的制冷设备有限公司 多联式空调器室外机及多联式空调器
US10132512B2 (en) * 2014-12-26 2018-11-20 Mitsubishi Electric Corporation Outdoor unit
JP6227167B2 (ja) * 2014-12-26 2017-11-08 三菱電機株式会社 室外機
JP6593638B2 (ja) * 2015-11-26 2019-10-23 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機の室外機
JP6536820B2 (ja) * 2015-12-17 2019-07-03 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機の室外機
JP6501071B2 (ja) * 2015-12-28 2019-04-17 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機の室外機
CN206875612U (zh) * 2016-04-07 2018-01-12 三菱电机株式会社 空调机的室外机以及空调机
WO2018096697A1 (ja) * 2016-11-22 2018-05-31 シャープ株式会社 電装ボックス
JP7293783B2 (ja) * 2019-03-25 2023-06-20 株式会社富士通ゼネラル 空気調和装置用室外機
JP2021032520A (ja) * 2019-08-27 2021-03-01 株式会社イーズ 空気調和機及びその配管取出口閉塞板

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0625776Y2 (ja) * 1988-04-20 1994-07-06 ダイキン工業株式会社 空気調和機の室外機
JPH0754739Y2 (ja) * 1989-10-26 1995-12-18 三菱電機株式会社 空気調和機の室外ユニット
JP2506785Y2 (ja) * 1990-12-28 1996-08-14 ダイキン工業株式会社 室外機における閉鎖弁の取付構造
JPH0552633U (ja) * 1991-12-09 1993-07-13 三菱電機株式会社 冷凍装置
JPH0650570A (ja) * 1992-07-30 1994-02-22 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
JPH1163567A (ja) * 1997-08-13 1999-03-05 Osaka Gas Co Ltd 空調配管
JPH11325516A (ja) * 1998-05-20 1999-11-26 Fujitsu General Ltd 空気調和機の室外機
JP2001330275A (ja) * 2000-05-24 2001-11-30 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機の室外機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003254563A (ja) 2003-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3831697B2 (ja) 空気調和装置
JP3985834B2 (ja) 電装品アセンブリ、それを備えた空気調和装置の室外ユニット、及び空気調和装置
JP4063296B2 (ja) 閉鎖弁サポート部材及びそれを備えた空気調和装置の室外ユニット
JP3985835B2 (ja) 電装品アセンブリ及びそれを備えた空気調和装置の室外ユニット
KR100995432B1 (ko) 공기 조화 장치의 실외 유닛
JP5569417B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP5672028B2 (ja) 空気調和機の室外機
AU739485B2 (en) A switchgear cabinet and associated ventilator assembly
JP5300660B2 (ja) 壁掛け型空気調和装置
JP5598357B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP2009030884A (ja) 室外ユニット
JP2003279075A (ja) 空気調和機の室外機
EP1693626A1 (en) Ceiling suspension type air conditioner
JP7203340B2 (ja) 室内機
JP2005214429A (ja) 室内ユニット
JP5231383B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP3066280B2 (ja) 空気調和機
JP3047674B2 (ja) 天井吊下形空調室外ユニット
JP5410202B2 (ja) 壁掛け型空気調和装置
JP6882716B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP2005233529A (ja) 天井埋込型空気調和装置
JP4459019B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP6439936B2 (ja) ダクト型空気調和機
JP4544973B2 (ja) 空気調和機
JP3037088B2 (ja) 埋込型空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040812

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040812

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050209

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20051206

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060714

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090721

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120721

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130721

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees