JP5410202B2 - 壁掛け型空気調和装置 - Google Patents

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本発明は、制御基板等を収容する電装箱を備えた壁掛け型空気調和装置に関する。
従来、壁掛け式の空気調和装置では、室内ユニットの筐体内に制御基板を収容する電装箱が設けられている。電装箱は室内ユニットに対して取り外し可能に設けられている(例えば、「特許文献1」参照)。制御基板を交換する場合は、まず、この電装箱を室内ユニットから取り外す必要がある。そして、電装箱から制御基板を取り付けた基板フレームを取り外し、さらに制御基板を基板フレームから取り外す必要がある。この様に、制御基板の交換の際に、電装箱を室内ユニットから取り外し、さらに制御基板を基板フレームから取り外す必要があるのでは、手間が掛かり、作業性が悪い。そこで、室内ユニットから電装箱を取り外すことなく、電装箱から制御基板を着脱自在に収容したものも知られている(例えば、「特許文献2」参照)。この場合、制御基板を交換する際には、電装箱を取り外すことなく、制御基板だけを取り外せばよいため、作業性が向上する。
特開2007−127344号公報 特開平10−26363号公報
ところで、オプション部品の追加があった場合、制御基板にこのオプション部品を追加するためのコネクターを接続する作業が生じる。上記、特許文献2に記載の技術では、制御基板を電装箱から引き出して、コネクターを接続すればよいため、作業性に優れている。しかしながら、当該作業を行うためには、電装箱から制御基板をメンテナンス業者等が作業可能な位置まで引き出す必要がある。制御基板には、電源線や室外ユニットとの通信配線、あるいは室内ユニットに備えられたファンモーター等に接続されるリード線等が各種のリード線が接続されている。従って、制御基板をメンテナンス業者等が作業可能な位置まで引き出すためには、これらのリード線を十分長くする必要があり、コストアップにつながっていた。一方、特許文献1に記載の技術では、電装箱を室内ユニットから取り外す作業が生じるが、メンテナンス業者等は電装箱を手元に置いた状態でコネクターの差込作業ができる。このため、リード線の長さは制御基板にコネクターを差し込むために十分な長さであればよく、コストを抑えることができる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、作業性に優れ、かつ、コストを抑えることのできる壁掛け型空気調和装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第一態様は、熱交換器、ドレンパン、及び送風機をフレームに組み付けて固定した壁掛け型空気調和装置において、前記熱交換器の側方に縦長の電装箱を備え、この電装箱の外側板が、奥端をヒンジ連結して、前端を側方に開閉可能に形成されており、前記電装箱の外側板裏面にメイン基板が取り付けられ、前記メイン基板の装着部品を避けた位置で当該メイン基板の下方に、前記電装箱から前方に引き出し自在にサブ基板を当該電装箱に収容し、前記外側板を閉じた状態で当該外側板に対向する内側板と前記外側板との間且つ前記メイン基板の下方に、サブ基板載置プレートを着脱自在に支持し、前記サブ基板は、サブ基板載置プレートに載置されていることを特徴とする壁掛け型空気調和装置を提供する。
上記構成によれば、奥端がヒンジ連結された電装箱の外側板の前端を側方に開くことにより、電装箱を取り外すことなく、電装箱に収容された制御基板にオプション部品を追加するためのコネクターの差込作業等を行うことができるので、作業性に優れている。また、外側板を開いた状態で、オプション部品の追加に伴うコネクターの差込作業等の各種作業を行うことができるので、リード線の長さを制御基板にコネクターを差し込むことができるために十分な最小限の長さとすることができる。これにより、電装箱に収容された制御基板を前方に引き出す場合と比して、コストを抑えることができる。また、制御基板交換時においても、電装箱を取り外すことなく、外側板を開いて、制御基板を取り外すことができ、作業性に優れている。また、外側板裏面にメイン基板(制御基板)が取り付けられているので、外側板裏面を開いた状態で、オプション部品の追加に伴うコネクターの差込作業等を行うことができる。また、外側板裏面にメイン基板が取り付けられているので、作業業者は、外側板裏面にメイン基板を支持させた状態で作業を行うことができ、作業性に優れている。また、オプション基板等のサブ基板を必要とする機種の壁掛け型空気調和装置と、このようなサブ基板を必要としない機種の壁掛け型空気調和装置の電装箱を共通化して、コスト低減を図ることができる。また、サブ基板を電装箱に収容可能に構成することにより、当該壁掛け式空気調和装置を設置後、オプション基板等のサブ基板を前方から挿入するようにして追加することができる。また、電装箱を室内ユニットから取り外すことなく作業することができるので、作業性が向上する。さらに、サブ基板載置プレートを取り外すことにより、電装箱内のメイン基板の収容スペースを拡大することができる。これにより、オプション基板等のサブ基板を必要としない機種であって、メイン基板の大きな機種と、電装箱を共通化することができ、コスト低減を図ることができる。
また、本発明は、前記電装箱の外側板裏面には、前記メイン基板を着脱自在に係止する係止部が設けられることを特徴とする。
上記構成によれば、電装箱の外側裏面からメイン基板を容易に取り外して、メイン基板の交換作業等を行うことができる。
また、本発明は、前記外側板に対向する内側板の前端部に設けられ、一部が開口する縦長のリード線挿通孔と、前記リード線挿通孔の開口に設けられ、挿通されたリード線が当該開口部分を介して当該リード線挿通孔の外側に移動することを防止するフック部と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、制御基板の装着部品に接続されたリード線をリード線挿通孔に通して、電装箱の外側に引き出して、電装箱の外側に配置された部品と接続することができる。
本発明によれば、電装箱を室内ユニットから取り外すことなく、また、制御基板を電装箱から引き出すことなく、オプション部品の追加作業等を行うことができるので、作業性に優れ、かつ、制御基板を前方に引き出す構成と比してリード線を短くすることができ、コストを抑えることができる。
本実施の形態の壁掛け型空気調和装置の断面図である。 本実施の形態の壁掛け型空気調和装置の分解斜視図である。 本実施の形態の電装箱を外側板側から示す斜視図である。 本実施の形態の電装箱の外側板を開いた状態を示す斜視図である。 本実施の形態の電装箱の斜視分解図である。 本実施の形態の電装箱の外側板の側における側面図(a)と、正面図(b)である。 本実施の形態の電装箱の外側板の裏面の構成を示す斜視分解図である。 本実施の形態の壁掛け型空気調和装置の一部を前面パネルを外した状態で示す正面図である。 本実施の形態の電装箱に設けられる第一端子板及び第二端子板を示す正面図である。 本実施の形態の電装箱を内側板の側から示す側面図である。 本実施の形態のリード線挿通孔の周囲を拡大して示した図である。 リード線挿通孔の他の例を示した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明を適用した実施の形態に係る壁掛け型空気調和装置1の断面図であり、図2は壁掛け型空気調和装置1の分解斜視図である。
壁掛け型空気調和装置1は、断面略C字状に形成されたフィンアンドチューブ型の熱交換器2をフレーム3に配設し、この熱交換器2の内側に送風機4を配置して構成され、熱交換器2にはグリル10が被せられる。フレーム3は樹脂成形により断面略L字状に形成された部材であり、熱交換器2から流下するドレン水を受けるドレンパン31、及び、送風機4を収容するスクロール部32を備え、フレーム3の背面には、据付板50の係止爪51を受ける凹部が形成されている。このフレーム3及びグリル10によって壁掛け型空気調和装置1の筐体が構成される。
熱交換器2の側方には、フィンから露出する冷媒配管部分において凝縮したドレン水を受けて、ドレンパン31に流すための水受け21が熱交換器2と一体に組み付けられて、熱交換ユニット20を構成している。この水受けは、熱交換器2に組み付けられた状態で、熱交換器2の一次側と二次側とを仕切る仕切り部材として機能している。
この水受け21の熱交換器2側の側面には、図示しない開口が設けられており、熱交換器2の一次側の吸い込み温度を検出する温度センサーが開口内に挿入されるようにして取り付けられる。
フレーム3と据付板50、及び、フレーム3とグリル10とは互いにビスにより連結され、ビス止め作業を行うためのサービスホール15がグリル10の下面に開口している。サービスホール15は、通常使用時においてはビスキャップ14により塞がれている。
送風機4はいわゆるクロスフローファンで構成され、フレーム3に設けられた舌部48とスクロール部32との間に収められ、送風機4の両端が、ベアリング43を有する軸受け部44と、軸受け部45とを介してフレーム3により支持される。
送風機4の一端にはファンモーター46が連結され、ファンモーター46が、軸受け47を介してフレーム3に取り付けられている。より詳細に説明すると、送風機4の一端には、ファンモーター46の出力軸が挿入される穴41が設けられ、この穴41に挿入されたファンモーター46の出力軸は、送風機4の側面から螺入されるセットスクリュー42によって、送風機4に固定される。
フレーム3の背面側の下部には、冷媒配管やドレン管を収容するための長手形状の空間である配管収容部33が形成され、配管収容部33内の上記配管を押さえ込む配管押え52、53が取り付けられる。
グリル10には上面吸込口11及び前面吸込口12が開口し、前面吸込口12を覆うように前面パネル16が取り付けられる。グリル10には、熱交換ユニット20の側方に相当する位置に開口部18が形成されている。この開口部18については後述する。
送風機4は、上面吸込口11及び前面吸込口12から熱交換器2を介して室内空気を吸い込み、熱交換器2において熱交換された空気を、スクロール部32と舌部48との間の空間を通じて、壁掛け型空気調和装置1の下面に開口する吹出口13から被調和室内に吹き出す。
吹出口13には風向変更用の横羽根としての2枚のフラップ60、60が設けられる。フラップ60はフラップ軸61を有し、このフラップ軸61を中心として上下に回動する。2枚のフラップ60、60は、フラップ駆動モーター63によって連動して駆動され、吹出口13を開閉するとともに、吹出口13からの風向を上下方向において設定する。
また、スクロール部32の出口側には、風向変更用の複数の縦羽根85が並べて配置されている。縦羽根85は、複数枚(本実施形態では5枚)が一組となって、スクロール部32の裏側でリンク部材87により連結される。縦羽根85は、縦羽根駆動モーター(不図示)に連結され、この縦羽根駆動モーターの動作または操作レバー86の操作に応じて、左右に向きを変える。
そして、縦羽根85とフラップ60との間に、ファンガード70が設けられている。ファンガード70は、吹出口13の長手方向に沿って、互いに平行に掛け渡された2本のワイヤー71、71と、これらワイヤー71、71の端を束ねる支持体72、73とを備えて構成される。ファンガード70は、ワイヤー71、71によって、吹出口13の奥へ手を差し入れることができないようにする部材である。
以上の様に構成された、壁掛け型空気調和装置1において、熱交換ユニット20の側方には正面視において、高さ方向に縦長に構成された電装箱55が配置される。フレーム3には、ドレンパン31の側方に電装箱組付部34が設けられており、この電装箱組付部34において電装箱55がフレーム3に組み付けられる。
ここで、図3〜図7に電装箱55の構成を示す。図3は電装箱55を外側板92側から示す斜視図である。また、図4は、電装箱55の外側板92を開いた状態を示す斜視図である。図5は、電装箱55の斜視分解図である。図6(a)は電装箱55の外側板92の側における側面図であり、図6(b)は、電装箱55の正面図である。また、図7は、電装箱55の外側板92の裏面側の構成を示す分解斜視図である。
ここで、電装箱55の側板のうち、熱交換ユニット20側に配置される側板を内側板91、この内側板91に対向する側板を外側板92とする。また、端子板101、102が設けられる側を前側とし、据付板50の側を奥側とする。
図3〜図7に示す様に、電装箱55は内側板91を備えた電装箱本体90と、この電装箱55に開閉可能にヒンジ連結される外側板92とを備えている。図4に示す様に、電装箱55の外側板92は奥端92aが電装箱本体90にヒンジ連結されており、前端92bが側方に開閉可能に形成されている。外側板92の上端92cの略中央位置には、電装箱本体90に当該外側板92を係止するための爪部93が設けられている。この爪部93を電装箱本体90に形成された受け部94に係止することで、外側板92が閉じられる。但し、図3には、電装箱本体90の上部にトップカバー56が被された状態を示している。
外側板92の裏面には、メイン基板110が取り付けられる。外側板92の前端92bの略中央位置にはメイン基板110を着脱自在に係止するための係止部95が設けられており、メイン基板110の下端111は後述するレール96aに支持されている。外側板92を開いた場合、メイン基板110は、レール96aに下端111が支持され、前端112が係止部95により係止された状態で、外側板92と共に移動する。従って、外側板92を開いたメンテナンス業者等に対して、メイン基板110の電子部品の装着面が面するようになっている。また、係止部95は、弾性変形可能な部材で構成されている。そして、当該係止部95の前端部95aに対して外側に開くような力が加わると、係止部95とメイン基板110との係合が解除される。したがって、外側板92を閉じた状態で、メンテナンス業者等がこの係止部95を外側に開くと、電装箱55をフレーム3に組み付けた状態で、メイン基板110を電装箱55から引き出すことができる。但し、図4は、外側板92のみを開いた状態を示している。
また、図3及び図6(b)に示す様に、内側板91と外側板92との間は開口している。電装箱本体90に収容されたメイン基板110の前端112側はこの開口から露出している。メイン基板110の下方、すなわち、メイン基板110の装着された電子部品(装着部品)を避けた位置にサブ基板120が収容されている。サブ基板120は、案内部96により、この開口を介して電装箱55から引き出し自在となっている。案内部96は、図7に示す様に、外側板92の裏面に着脱自在に取り付けられるレール96aと、内側板91に設けられ、このレール96aと対向する位置に取り付けられるレール96bと、これらのレール96a、96bにより着脱自在に支持されるサブ基板載置プレート97とを備えている。サブ基板載置プレート97の前端には係止部97aが形成されており、この係止部97aによりサブ基板載置プレート97に載置されたサブ基板120が電装箱55外に飛び出さないようにされている。
サブ基板120は、このサブ基板載置プレート97に載置されて、電装箱55に収容される。これにより、サブ基板120は案内部96に案内されて電装箱55から前方に引き出し自在となっている。
電装箱55の前側には、内側板91の前端91aに連接する前面板98が熱交換ユニット20の側に突出するように設けられている。但し、本実施の形態では、内側板91の前端91a側の上部には、メイン基板110に装着される大型の電子部品を収容するため、熱交換ユニット20側に突出する凹部91bが形成されている。
前面板98には、上下に間隔を開けて第一端子板101、及び第二端子板102が設けられている。これらと共に、前面板98には、第一端子板101及び第二端子板102の中間位置に配線仕切板103が設けられる。
ここで、図8は、前面パネル16を外した壁掛け型空気調和装置1の一部を示す正面図を示す。また、図9は、第一端子板101、及び第二端子板102を示す正面図である。
上述した様に、グリル10には、電装箱55の配置位置に相当する位置に開口部18が形成されている。前面パネル16を外した場合、グリル10の開口部18から電装箱55の前面板98に設けられたこれらの第一端子板101、及び配線仕切板103、並びに第二端子板102が露出される。また、電装箱55の内側板91と外側板92との間の開口部分は、着脱自在の前面カバー部材57により被覆されると共に、グリル10により一部が被覆される。
第一端子板101に接続されるリード線(図示略)は、メイン基板110に接続される。第一端子板101には、二つの接続端子が一対となった五対の接続端子T11〜T15が設けられている。これらの五対の接続端子T11〜T15は、端子間仕切壁101aによって仕切られている。
第一端子板101に設けられた五対の接続端子T11〜T15のうち、熱交換ユニット20側に並んで配置される二対の接続端子T11、T12は、電源線接続用の接続端子である。また、中央に配置される一対の接続端子T13はアース線接続用の接続端子である。残りの二対の接続端子T14、T15は、室外ユニットとの通信配線が接続される通信配線用の接続端子である。
一方、第二端子板102に接続されるリード線(図示略)は、サブ基板120に接続される。第二端子板102には、二つの接続端子が対になった四対の接続端子T21〜T24が設けられている。サブ基板120はオプション部品追加用の基板である。この四対の接続端子T21〜T24のうち、熱交換ユニット20側に配置される二対の接続端子T21、T22は、リモコンの信号受信部と接続されるリモコン配線用の接続端子である。残りの二対の接続端子T23、T24は、集中制御装置と通信接続を行うための通信配線が接続される接続端子である。但し、本実施の形態の壁掛け型空気調和装置1は、複数台の室内ユニット1Aを一台又は複数台の室外ユニットと接続して、集中制御装置により室内ユニット及び室外ユニットの運転状態を制御可能に構成されている。
配線仕切板103は、図5及び図8に示す様に、前端103aが第一端子板101の端子間仕切壁101aの上部に近接し、奥端103bが第二端子板102の端子間仕切壁102aの下部に近接するように、前方から奥方に向かって傾斜している。配線仕切板103の下方は、第一端子板101に接続されたリード線の配線スペースとなっており、配線仕切板103の上方は、第二端子板102に接続されたリード線の配線スペースとなっている。
第一端子板101に設けられた互いに対になる接続端子T11〜T15のうち、配線仕切板103側に位置する接続端子T11a〜T15a(図9参照)に接続されたリード線は、配線仕切板103の下側を通って、内側板91の前端92b側から電装箱55に収容されたメイン基板110に接続される。但し、上述した様に、電装箱55の内側板91と外側板92との間の開口部分は着脱自在の前面カバー部材57により被覆されると共に、グリル10により一部が被覆されている。したがって、メイン基板110に接続された配線は、前面カバー部材57及びグリル10とこの配線仕切板103により被覆されており、ユーザーやメンテナンス業者等にメイン基板110に接続された配線を不用意に触られることが防止されている。
また、メイン基板110には、ファンモーター46、フラップ駆動モーター63及び温度センサーに接続されるリード線(図示略)が接続される。これらのリード線は、内側板91の前端部91cに設けられた縦長のリード線挿通孔99を通って電装箱55に挿入される。
ここで、図10及び図11を参照して、リード線挿通孔99について説明する。図10は内側板91の側から電装箱55を示す側面図である。また、図11は、リード線挿通孔99の周囲を拡大して示した図である。
図10及び図11に示す様に、リード線挿通孔99は内側板91の前端部91cの上方、すなわち上述した凹部91bの上方に設けられており、電装箱55の高さ方向に縦長の長孔として形成されている。リード線挿通孔99の上部は一部が切り欠かれて開口している。複数のリード線を束ねた状態で、この開口99aにリード線の束を押し当てると、リード線の束がリード線挿通孔99に挿通される。開口99aにはリード線挿通孔99に挿通されたリード線が開口99aを介して外部に移動するのを防止するフック部100が設けられている。このフック部100は、側面視において、リード線が挿入される側が狭いテーパー状に形成されており、フック部100の下部100aとフック部100に対向するリード線挿通孔99の内面99bとの間の距離は、1本のリード線の径よりも小さくなっている。また、フック部100に繋がるリード線挿通孔99の前部99cは、幅が細く、高さ方向に長尺に形成されており、弾性変形する。したがって、リード線の束を開口99aに押し当てた場合、リード線の束により下方に押下される力によって、リード線挿通孔99の前部99cが前方に倒れて開口99aが開く。これにより、複数のリード線が束にされた状態のまま、リード線挿通孔99にリード線が挿通される。リード線が挿通されると、開口99aは元の大きさに戻り、リード線が外側に移動するのが防止される。
以上説明した本実施の形態の壁掛け型空気調和装置1によれば、グリル10を取り外せば、奥端92aがヒンジ連結された電装箱55の外側板92の前端92bを側方に開くことにより、電装箱55を取り外すことなく、電装箱55に収容されたメイン基板にオプション部品を追加するためのコネクターの差込作業等を行うことができるので、作業性に優れている。また、外側板92を開いた状態で、オプション部品の追加に伴うコネクターの差込作業等の各種作業を行うことができるので、リード線の長さを制御基板にコネクターを差し込むことができるために十分な流さであればよく、メイン基板110を前方に引き出す場合と比して、コストを抑えることができる。また、メイン基板110の交換時においても、電装箱55を取り外すことなく、外側板92を開いて、メイン基板110を取り外すことができ、作業性に優れている。
また、上記実施の形態によれば、外側板92裏面にメイン基板110が取り付けられているので、外側板92裏面を開いた状態で、オプション部品の追加に伴うコネクターの差込作業等を行うことができる。また、外側板92裏面にメイン基板110が取り付けられているので、作業業者は、外側板92裏面にメイン基板110を支持させた状態で作業を行うことができ、作業性に優れている。
また、上記実施の形態によれば、電装箱55の外側板92裏面には、前記メイン基板110を着脱自在に係止する係止部95が設けられているので、係止部95との係合を解除することにより、電装箱55の外側裏面からメイン基板110を容易に取り外して、メイン基板110の交換作業等を行うことができる。
また、上記実施の形態によれば、メイン基板110の下方にサブ基板120を収容することで、メイン基板110の装着部品を避けた位置に、サブ基板120を収容することができる。また、案内部96に案内されて、メイン基板110の装着部品に緩衝することなく、電装箱55から前方に引き出すことができる。
また、当該構成によれば、オプション基板等のサブ基板120を必要とする機種の壁掛け型空気調和装置と、このようなサブ基板120を必要としない機種の壁掛け型空気調和装置の電装箱55を共通化して、コスト低減を図ることができる。また、サブ基板120を電装箱55に収容可能に構成することにより、当該壁掛け式空気調和装置を設置後、オプション基板等のサブ基板120を前方から挿入するようにして追加することができ、電装箱55を室内ユニット1Aから取り外すことなく作業することができ、作業性が向上する。
また、上記実施の形態によれば、電装箱55の外側板92裏面にサブ基板120の側端部が挿入されると共に、このサブ基板120を電装箱55から前方に移動可能に案内する案内部96が着脱自在に設けられているので、オプション基板等のサブ基板120を必要としない機種であって、メイン基板110の大きな機種と、電装箱55を共通化することができ、コスト低減を図ることができる。すなわち、案内部96を構成するレール96a及びサブ基板載置プレート97を取り外せば、サブ基板120の収容スペースをメイン基板110の収容スペースを拡大することができるため、メイン基板110の大きな機種についても電装箱55を共通化することができる。
また、上記実施の形態では、内側板91の前端部91cに設けられ、一部が開口する縦長のリード線挿通孔99を備えているので、電装箱55の外側に配置されたファンモーター46、フラップ駆動モーター63、温度センサー等のリード線をこのリード線挿通孔99に挿通させてメイン基板110に接続することができる。また、上記実施の形態によれば、複数のリード線を束にしてリード線挿通孔99に内側板91の前方からリード線挿通孔99に入れることができるので、作業性が向上する。また、リード線挿通孔99の開口99aに設けられたフック部100によりリード線挿通孔99に挿通されたリード線が外側に移動するのを防止することができる。
但し、上記実施の形態は、本発明の一態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、電装箱55の上方にメイン基板110を収容し、下方にサブ基板120を収容する構成としたが、サブ基板120はメイン基板110の装着部品を避ける位置に収容されればよく、上記実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、電装箱の下方にメイン基板110を収容し、メイン基板110の上方にサブ基板120を収容してもよいのは勿論である。この場合、レール96a、レール96b等の案内部96取り付け位置等が変更されるのは勿論である。
また、リード線挿通孔99の形態は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、図12(a)や図12(b)に示す様な形態とすることができる。図12(a)及び図12(b)に示す例では、上記実施の形態と略同様に、内側板91の前端部91cに、一部が開口する縦長のリード線挿通孔210、220が設けられており、このリード線挿通孔210、220の開口211、221には、リード線挿通孔210、220に挿通されたリード線が当該開口211、221を介して外側に移動することを防止するフック部212、222a、222bが設けられている。
図12(a)に示す例では、リード線挿通孔210はリード線が収容されるリード線収容部213と、リード線を挿入するためのリード線挿入部214とを備え、リード線収容部213とリード線挿入部214との連接部分が上記開口211となっている。リード線挿入部214の前部214aは、幅が細く、高さ方向に長尺に形成されており、弾性変形する。リード線の束をリード線挿入部214の前部214a及び開口211の付近に押し当てた場合、リード線の束により奥方に押下される力によって、リード線挿入部214の前部214aが奥方に倒れて開口211が開く。これにより、複数のリード線が束にされた状態のまま、リード線挿通孔210にリード線が挿通される。リード線が挿通されると、開口211は元の大きさに戻り、フック部212によりリード線が外側に移動するのが防止される。但し、フック部212は、リード線収容部213側と、リード線挿入部214の両側に設けられている。
図12(b)に示す例では、リード線挿通孔220の形状は、図12(a)に示したリード線挿通孔210の形状と略同様の形状を示している。フック部222a、222bは、図12(a)に示した例と同様に開口221のリード線収容部223側と、リード線挿入部224側の両側に設けられている。図12(b)に示す例では、リード線収容部223に収容されたリード線がリード線挿入部224側に移動しないようにするためにリード線収容部223と、リード線挿入部224とを仕切る仕切部225が設けられているこの仕切部225は、リード線挿入部224側に設けられたフック部222aに連接して設けられている。また、リード線挿入部224の前部224aが奥方に倒れるのを阻害しないように、リード線収容部223と、リード線挿入部224の奥側の連接部には、この仕切部225が挿入される挿入孔226が形成されている。リード線挿入部224の前部224aをリード線の束により奥方に押下した場合、仕切部225はこの挿入孔226に挿入され、開口221は開く。リード線が開口221を介してリード線収容部223に挿通されて収容されると、開口221は元の大きさに戻り、フック部222a、222bによりリード線が内側板91の外側に移動するのが防止されるとともに、仕切部225により、リード線挿入部224の側に移動するのが防止される。
尚、上述した電装箱55は、少なくともその左右側面(内側板91側、外側板92側)と上部並びに後面(奥端92a側)には、板金カバー(図示せず)を当てがって、この電装箱の周囲の熱の影響を受けにくくしてもよい。この場合は、板金カバーを外してから、外側板92を側方に開いて、電装箱55のサービス点検を行うこととなる。
1 壁掛け型空気調和装置
2 熱交換器
4 送風機
20 熱交換ユニット
31 ドレンパン
55 電装箱
91 内側板
91c 前端部
92 外側板
92a 奥端
92b 前端
95 係止部
96 案内部
99 リード線挿通孔
100 フック部

Claims (3)

  1. 熱交換器、ドレンパン、及び送風機をフレームに組み付けて固定した壁掛け型空気調和装置において、
    前記熱交換器の側方に縦長の電装箱を備え、
    この電装箱の外側板が、奥端をヒンジ連結して、前端を側方に開閉可能に形成されており、
    前記電装箱の外側板裏面にメイン基板が取り付けられ、
    前記メイン基板の装着部品を避けた位置で当該メイン基板の下方に、前記電装箱から前方に引き出し自在にサブ基板を当該電装箱に収容し、
    前記外側板を閉じた状態で当該外側板に対向する内側板と前記外側板との間且つ前記メイン基板の下方に、サブ基板載置プレートを着脱自在に支持し、
    前記サブ基板は、サブ基板載置プレートに載置されていることを特徴とする壁掛け型空気調和装置。
  2. 前記電装箱の外側板裏面には、前記メイン基板を着脱自在に係止する係止部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の壁掛け型空気調和装置。
  3. 前記外側板に対向する内側板の前端部に設けられ、一部が開口する縦長のリード線挿通孔と、
    前記リード線挿通孔の開口に設けられ、当該リード線挿通孔に挿通されたリード線が当該開口を介して外側に移動することを防止するフック部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の壁掛け型空気調和装置。
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