JP5408165B2 - 空気調和機 - Google Patents

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本発明は、空気調和機に関する。
従来、空気調和機は、送風機、モータ、熱交換器、電装品保持部などを備えており、これらはケース内に収容されている。電装品保持部は、例えば箱状の筐体内に電装品が収容された構造を有している。電装品は、例えばモータなどとワイヤハーネスにより接続されている。モータなどに接続される強電線(高電圧系の配線)のワイヤハーネスは、電装品保持部内において弱電線(低電圧系の配線)の近くに配置されると、弱電線に対してノイズを与えることがある。したがって、強電線のワイヤハーネスは、電装品保持部内において弱電線から離れた所定の位置に配置されるように電装品保持部に対して位置決めされる必要がある。
ワイヤハーネスを位置決めする方法としては、例えば金属細線を樹脂で被覆したような折り曲げ自在のクランプ材を用いてワイヤハーネスを電装品保持部の側板等に固定する方法が挙げられる。しかし、この方法は、クランプ材をワイヤハーネス及び電装品保持部の所定位置に巻き付け、さらにクランプ材の端部同士を重ねてねじり、端部同士を互いに巻き付けるような作業が必要であるので、作業性がよいとは言えない。
例えば特許文献1には、ワイヤハーネスの配線作業を容易にすることを目的とした電装部が開示されている。この電装部では、電装基板収容ケースの側壁の内側に隔壁を設けて配線経路を形成している。
特開2005−90773号公報
しかしながら、特許文献1のような電装部では、側壁と隔壁とを2重に設ける必要があるので、コストアップにつながる。
そこで、本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、ワイヤハーネスを電装品保持部に位置決めでき、この位置決め作業の作業性に優れ、しかもコストアップを抑制できる空気調和機を提供することを目的とする。
(1)本発明の空気調和機は、電装品が保持される電装品保持部(18)を備えている。前記電装品保持部(18)は、板状部(11)を有している。前記板状部(11)には、この板状部(11)の縁(11a)から内側に向かって凹む凹部(19)が形成されている。前記板状部(11)は、前記凹部(19)の内縁(19a)と一体に形成された弾性を有するストッパー片(21)を有している。前記凹部(19)には、前記電装品に接続されるワイヤハーネスを前記凹部(19)内に挿入するために前記板状部(11)の縁(11a)側が開口する開口部(19E)が形成されている。前記ストッパー片(21)は、前記開口部(19E)の少なくとも一部を塞ぐように前記凹部(19)の内縁(19a)から延びており、かつ前記板状部(11)の厚み方向に撓み変形可能である。前記開口部(19E)の開口幅(W1)は、前記ワイヤハーネス(17)の外径(D)よりも大きい。前記開口部(19E)における凹部(19)の内縁(19c)と前記ストッパー片(21)との隙間(G)は、前記ワイヤハーネス(17)の外径(D)よりも小さい。
この構成では、ワイヤハーネス(17)を凹部(19)に配置するときには、ストッパー片(21)を撓み変形させて凹部(19)の内縁(19a)とストッパー片(21)との隙間を広げた状態でワイヤハーネス(17)を開口部(19E)を通じて凹部(19)内に挿入するだけでよいので、作業性に優れている。また、ワイヤハーネス(17)が凹部(19)内に配置された後は、ストッパー片(21)はその弾性によって撓み変形前の元の位置に戻り、開口部(19E)の少なくとも一部を塞ぐ。この状態では、開口部(19E)における凹部(19)の内縁(19a)とストッパー片(21)との隙間(G)はワイヤハーネス(17)の外径(D)よりも小さいので、ワイヤハーネス(17)は、凹部(19)から抜け出るのが防止され、電装品保持部(18)における凹部(19)に確実に位置決めされる。また、ストッパー片(21)は板状部(11)の凹部(19)の内縁(19a)と一体に形成された構造を有している。このような構造であれば、従来のように側壁と隔壁とを2重に設ける必要がないので、コストアップを抑制することができる。このような凹部(19)とストッパー片(21)は、例えば金属板の板金加工などによって安価に一体成形することができる。
(2)前記空気調和機において、前記板状部(11)の縁(11a)から内側に向かう凹み方向における前記凹部(19)の凹み寸法(L)は、前記開口部(19E)の開口幅(W1)よりも大きく、前記ストッパー片(21)は、前記凹部(19)における前記凹み方向に位置する内縁(19a)から前記開口部(19E)に向かって延びているのが好ましい。
この構成では、ストッパー片(21)が凹み方向に直交する方向(開口部(19E)の開口の幅方向)に延びる場合と比較してストッパー片(21)の延びる寸法を大きくできるので、ワイヤハーネス(17)を凹部(19)に配置するときにストッパー片(21)を撓ませやすくなる。これにより、ワイヤハーネス(17)を凹部(19)に配置するときの作業性が向上する。
(3)前記空気調和機において、前記凹部(19)の内縁(19a)につながる前記ストッパー片(21)の基端部には、くびれ(21a)が形成されているのが好ましい。
この構成では、ストッパー片(21)の基端部にくびれ(21a)が形成されているので、ストッパー片(21)を撓ませやすくなる。これにより、ワイヤハーネス(17)を凹部(19)に配置するときの作業性が向上する。
(4)前記空気調和機において、前記電装品保持部(18)は、前記電装品が載置される載置板(10)を有し、前記板状部(11)は、前記載置板(10)から起立する起立板(11)であり、前記凹部(19)は、前記起立板(11)の縁(11a)から内側に向かって凹んでいるのが好ましい。
この構成では、凹部(19)が起立板(11)に形成されているので、作業性がさらに向上する。すなわち、この構成では、ワイヤハーネス(17)を凹部(19)に配置するときには、例えば載置板(10)を作業台などに載置すると、起立板(11)は作業台から起立した状態となるので、起立板(11)の厚み方向には邪魔になるものがなく、ストッパー片(21)を起立板(11)の厚み方向に撓ませる十分な余地をつくることができる。
本発明によれば、ワイヤハーネスを電装品保持部に位置決めでき、この位置決め作業の作業性に優れ、しかもコストアップを抑制できる。
(A)は、本発明の一実施形態に係る空気調和機を示す正面図であり、(B)は、(A)のIB−IB線断面図である。 前記空気調和機におけるケースの内部を示す正面図である。 前記空気調和機における電装品保持部を示す斜視図である。 前記電装品保持部の側板の一部を拡大した側面図である。 (A)は、前記電装品保持部の変形例1を示す側面図であり、(B)は、前記電装品保持部の変形例2を示す側面図である。 (A)〜(C)は、前記空気調和機におけるワイヤハーネスの固定構造を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る空気調和機70について図面を参照して説明する。
<空気調和機の構造>
図1(A),(B)及び図2に示すように、この空気調和機70は、床置き型の室内機であり、縦長の直方体形状のケース72を備えている。このケース72内には、送風機71、電装品保持部18、熱交換器35などが収容されている。
ケース72は、開口部を有するケース本体73と、吸込グリル75とを含む。前記開口部は、ケース本体73の正面の下部に設けられており、正面視で矩形状に開口している。吸込グリル75は、正面視で矩形状を有し、前記開口部を塞ぐ大きさを有している。吸込グリル75は、前記開口部を開閉可能であり、ケース本体73に着脱可能である。
ケース本体73は、正面の上部に吹出口77を有している。吹出口77には、風向き変更用の複数のフラップが取り付けられている。吸込グリル75の背面には、この背面に形成された図略のフィルター枠にフィルター76が着脱自在に装着されている。ケース本体73は、前記開口部と吹出口77との間に位置する正面パネル731と、一対の側面パネルと、天面パネルと、底面パネルと、背面パネルとを有している。
送風機71は、ケース本体73内の下部に配置されており、吸込グリル75の背面側に位置している。送風機71は、羽根車71aとこの羽根車71aを収容するケース71bと羽根車71aを回転させるモータ71cとを備えた遠心送風機である。
熱交換器35は、その下端部がケース本体73の高さ方向の中央付近に位置し、上端部がケース本体73の天板付近に位置している。熱交換器35は、下端部が正面側に位置し、上端部が背面側に位置するようにケース本体73内において傾斜した状態で配置されている。送風機71のモータ71cにより羽根車71aが回転すると、室内の空気は、吸込グリル75の網の隙間を通じてケース72内に吸い込まれ、ケース72内を上昇し、熱交換器35において冷媒との間で熱交換された後、吹出口77から室内に吹き出される。
電装品保持部18は、ケース本体73の前記開口部の上縁付近に配置されている。この電装品保持部18は、吸込グリル75がケース本体73から取り外されたときにはケース本体73の開口部を通じて外部に露出した状態となるので、メンテナンス、各種設定等が可能になる。
<電装品保持部の構造>
図3に示すように、電装品保持部18は、載置板としての矩形状の底板10と、この底板10の周縁から起立する第1側板11、第2側板12、第3側板13及び第4側板14と、第2側板12の起立方向の縁から外側に折れ曲がり、底板10に平行な方向に延出する延出片15とを有している。種々の電装品20は、底板10上に配置されている。
図2に示すように、電装品保持部18がケース72内の所定の位置に収容された状態では、底板10は、鉛直方向に平行になるように正面を向いて配置されている。底板10の長手方向は水平方向に向いている。第1側板11は、底板10の下縁から正面側に起立し、第2側板12は、底板10の上縁から正面側に起立している。第3側板13は、底板10の一方の側縁(図2における右側縁)から正面側に起立し、第4側板14は、底板10の他方の側縁(図2における左側縁)から正面側に起立している。延出片15は、その長手方向の一端にねじ挿通孔15aを有し、他端にねじ挿通孔15bを有している。電装品保持部18は、これらのねじ挿通孔15a,15bに挿通されたねじによりケース本体73に固定されている。
図3及び図4に示すように、第1側板11は、凹部19と、ストッパー片21とを有している。凹部19は、第1側板11における起立方向の端部に位置する縁11aから底板10側に向かって凹む第1凹部191と、この第1凹部191の底板10側の領域から第3側板13側に凹む第2凹部192とを含む。すなわち、凹部19は、L字形状に屈曲した形状を有している。
凹部19は、第1側板11の縁11a側が開口する開口部19Eを有している。この開口部19Eからワイヤハーネス17が凹部19内に挿入される。この凹部19では、開口部19Eの開口幅W1よりも第1凹部191の凹み方向に位置する内縁19aの幅W2の方が大きい。
この凹部19では、第1凹部191はワイヤハーネス17が挿入される挿入経路としての役割を果たすとともにストッパー片21とともにワイヤハーネス17が凹部19から抜け出るのを防止する抜け止めの役割を果たす。第2凹部192は、ワイヤハーネス17が配置される収容部としての役割を果たす。第2凹部192は、ワイヤハーネス17が収容可能な大きさ(幅及び長さ)を有している。
ストッパー片21は、第1凹部191の凹み方向(図4における下方)に位置する凹部19の内縁19aと一体に形成されている。ストッパー片21は、内縁19aから開口部19Eに向かって第1側板11の起立方向(図4における上方)に延びている。ストッパー片21は、弾性を有しており、第1側板11の厚み方向に撓み変形可能である。前記起立方向において、ストッパー片21の先端は、第1側板11の縁11aとほぼ同じ位置にあり、開口部19Eの一部を塞いでいる。
開口部19Eの開口幅W1はワイヤハーネス17の外径Dよりも大きいが、ストッパー片21が開口部19Eの一部を塞いでいるので、開口部19Eにおける凹部19の内縁19cとストッパー片21との隙間Gは、ワイヤハーネス17の外径Dよりも小さい。これにより、第2凹部192に収容されたワイヤハーネス17は、ストッパー片21を撓み変形させない限り開口部19Eを通じて抜け出ることはない。一方、ストッパー片21が所定の度合い以上に撓み変形したときには、開口部19Eにおける凹部19の内縁19cとストッパー片21との隙間は、ワイヤハーネス17の外径Dよりも大きくなる。
第1凹部191の凹み寸法L(第1側板11の縁11aから底板10側に向かう凹み方向における凹み寸法L)は、開口部19Eの開口幅W1よりも大きい。ストッパー片21における前記起立方向の長さは、これに直交する幅方向の長さよりも大きい。このように細長いストッパー片21を第1凹部191の長手方向に沿って配置することにより、ストッパー片21が撓み変形しやすくなる。また、凹部19の内縁19aにつながるストッパー片21の基端部の両サイドには、くびれ21aが形成されているので、ストッパー片21はさらに撓み変形しやすい構造を有している。
また、図3に示すように、ワイヤハーネス17は、凹部19において位置決めされるとともに、この凹部19に対向する位置、すなわち第2側板12に設けられた固定部85においても位置決めされている。固定部85は、第2側板12の内面に固定されたクランプ材支持部81と、このクランプ材支持部81の貫通孔に挿通されたクランプ材83とを含む。このクランプ材83は、金属細線を樹脂で被覆したような折り曲げ自在の線材である。ワイヤハーネス17は、クランプ材83により第2側板12の内面に固定されている。このように2箇所においてワイヤハーネス17が電装品保持部18に位置決めされることにより、強電線のワイヤハーネス17が電装品保持部18内において弱電線から離れた所定の位置に確実に位置決めすることができる。
<ワイヤハーネスの配置作業>
次に、ワイヤハーネス17を電装品保持部18の凹部19に配置するときの作業について説明する。この配置作業は、例えば水平な作業台に底板10が対面するように電装品保持部18を前記作業台に載置した状態で行われてもよく、また、図2に示すように空気調和機70のケース本体73内の所定の位置に電装品保持部18が取り付けられた状態で行われてもよい。
以下では、前者の場合、すなわち水平な作業台に底板10が対面するように電装品保持部18を作業台に載置した状態で配置作業を行う場合を例に挙げて説明する。この場合、上方に起立する第1側板11が作業者側に向くように電装品保持部18が作業台上に配置される。
まず、作業者は、ストッパー片21の上端を持ってストッパー片21を手前側に引くか、又は奥側に向かって押すことによりストッパー片21を撓み変形させ、ストッパー片21と凹部19の内縁19cとの隙間をワイヤハーネス17の外径Dよりも大きくする。この状態で、作業者は、ワイヤハーネス17を凹部19の開口部19Eから凹部19内に挿入し、第2凹部192に配置した後、ストッパー片21に加えている力を除去する。これにより、ストッパー片21はその弾性によって撓み変形する前の元の状態に戻るので、開口部19Eの一部がストッパー片21によって塞がれる。
<変形例>
図5(A)は、電装品保持部18の変形例1を示す側面図である。この変形例1は、凹部19がほぼ矩形状を有している点、及びストッパー片21が凹部19の内縁(側縁)19aにつながっている点で図4の実施形態とは異なっている。
図5(B)は、電装品保持部18の変形例2を示す側面図である。この変形例2は、凹部19がほぼ矩形状を有している点、及びストッパー片21の形状の点で図4の実施形態とは異なっている。この変形例2におけるストッパー片21は、凹部19の凹み方向に位置する内縁19aと一体に形成されている。ストッパー片21は、内縁19aから開口部19Eに向かって第1側板11の起立方向(図5(B)における上方)に延びている。
ストッパー片21は、基端部側の部位21bと、先端部側の部位21cとを有している。先端部側の部位21cの幅は、基端部側の部位21bの幅よりも大きい。先端部側の部位21cは凹部19の開口部19Eの一部を塞ぐ役割を担っている。一方、基端部側の部位21bの幅が小さいことにより、凹部19の内縁19cと基端部側の部位21bとの間にワイヤハーネス17を収容可能なスペースを形成できる。また、基端部側の部位21bの幅が小さいことにより、ストッパー片21を撓み変形させやすくなる。
<ワイヤハーネスの固定構造>
図6(A)〜(C)は、空気調和機70におけるワイヤハーネス17の固定構造を示す図である。上述したように電装品保持部18に配置されたワイヤハーネス17は、図2に示すようにケース本体73の正面パネル731に設けられたリモコンなどの操作パネル731aに接続されている。このワイヤハーネス17は、操作パネル731aと電装品保持部18との間において正面パネル731の背面におけるクランプ部50により正面パネル731に固定されている。
図6(A),(B)に示すように、クランプ部50は、正面パネル731の背面から突出する第1凸部51、第2凸部52及び第3凸部53を有している。各凸部は、背面視でT字形状を有している。第1凸部51は、クランプ部本体51aとこのクランプ部本体51aを補強するリブ部51bとを有している。第2凸部52は、クランプ部本体52aとこのクランプ部本体52aを補強するリブ部52bとを有している。第3凸部53は、クランプ部本体53aとこのクランプ部本体53aを補強するリブ部53bとを有している。
3つのクランプ部本体51a,52a,53aは、平板状であり、互いに略平行に配置されている。両サイドのクランプ部本体51a,53aは上下方向においてほぼ同じ位置にあり、中央のクランプ部本体52aは、クランプ部本体51a,53aよりも若干上方に位置している。隣り合うクランプ部本体同士の隙間は、ワイヤハーネス17の外径Dとほぼ同程度の大きさであるか、又はワイヤハーネス17の外径Dよりも若干大きい。
ワイヤハーネス17は、クランプ部本体51aとクランプ部本体52aとの隙間、及びクランプ部本体52aとクランプ部本体53aとの隙間に押し込まれた状態でクランプ部50に固定される。これにより、例えば空気調和機70の組立作業時やメンテナンス時などにおいてワイヤハーネス17に張力がかかった場合であっても、ワイヤハーネス17はクランプ部50において固定されているので、操作パネル731aに接続されたワイヤハーネス17の端部に大きな力が加わるのを防止できる。
このようなクランプ部50の構造であれば、ワイヤハーネス17をクランプ部50に簡単に配置することができる。これにより、図6(C)に示すような粘着テープ61による固定作業に比べて作業性を向上させることができるとともに、粘着テープ61にかかる材料費を削減できる。
ワイヤハーネス17は、電装品保持部18とクランプ部50との間においては、図6(B)に示すように、正面パネル731の背面の下縁に設けられた位置決め部54において位置決めされている。この位置決め部54は、正面パネル731の下縁に形成された溝54aを有している。ワイヤハーネス17は、溝54aに嵌め込まれている。
<実施形態の概要>
本実施形態をまとめると以下のようになる。
(1)本実施形態では、ワイヤハーネス17を凹部19に配置するときには、ストッパー片21を撓み変形させて凹部19の内縁19aとストッパー片21との隙間を広げた状態でワイヤハーネス17を開口部19Eを通じて凹部19内に挿入するだけでよいので、作業性に優れている。また、ワイヤハーネス17が凹部19内に配置された後は、ストッパー片21はその弾性によって撓み変形前の元の位置に戻り、開口部19Eの少なくとも一部を塞ぐ。この状態では、開口部19Eにおける凹部19の内縁19aとストッパー片21との隙間Gはワイヤハーネス17の外径Dよりも小さいので、ワイヤハーネス17は、凹部19から抜け出るのが防止され、電装品保持部18における凹部19に確実に位置決めされる。また、ストッパー片21は板状部11の凹部19の内縁19aと一体に形成された構造を有している。このような構造であれば、従来のように側壁と隔壁とを2重に設ける必要がないので、コストアップを抑制することができる。このような凹部19とストッパー片21は、例えば金属板の板金加工などによって安価に一体成形することができる。
(2)本実施形態では、ストッパー片21が凹み方向に直交する方向(開口部19Eの開口の幅方向)に延びる場合と比較してストッパー片21の延びる寸法を大きくできるので、ワイヤハーネス17を凹部19に配置するときにストッパー片21を撓ませやすくなる。これにより、ワイヤハーネス17を凹部19に配置するときの作業性が向上する。
(3)本実施形態では、ストッパー片21の基端部にくびれ21aが形成されているので、ストッパー片21を撓ませやすくなる。これにより、ワイヤハーネス17を凹部19に配置するときの作業性が向上する。
(4)本実施形態では、凹部19が起立板11に形成されているので、作業性がさらに向上する。すなわち、この構成では、ワイヤハーネス17を凹部19に配置するときには、例えば載置板10を作業台などに載置すると、起立板11は作業台から起立した状態となるので、起立板11の厚み方向には邪魔になるものがなく、ストッパー片21を起立板11の厚み方向に撓ませる十分な余地をつくることができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。
前記実施形態では、空気調和機が床置型である場合を例に挙げて説明したが、本発明は、天井吊り下げ型、天井埋込み型、壁掛け型などの他のタイプの空気調和機にも適用可能である。
前記実施形態では、ストッパー片の基端部にくびれを設けた場合を例に挙げて説明したが、このくびれは省略することもできる。
70 空気調和機
10 底板(載置板)
11 第1起立板(第1側板)
11a 起立板の縁
19E 開口部
12 第2起立板(第2側板)
13 第3起立板(第3側板)
14 第4起立板(第4側板)
17 ワイヤハーネス
18 電装品保持部
19 凹部
19a,19b,19c 凹部の内縁
20 電装品
21 ストッパー片
21a ストッパー片の基端部のくびれ
D ワイヤハーネスの外径
G 開口部における凹部の内縁19aとストッパー片21との隙間
W1 開口部の開口幅

Claims (4)

  1. 電装品が保持される電装品保持部(18)を備えた空気調和機であって、
    前記電装品保持部(18)は、板状部(11)を有し、
    前記板状部(11)には、この板状部(11)の縁(11a)から内側に向かって凹む凹部(19)が形成されており、前記板状部(11)は、前記凹部(19)の内縁(19a)と一体に形成された弾性を有するストッパー片(21)を有し、
    前記凹部(19)には、前記電装品に接続されるワイヤハーネスを前記凹部(19)内に挿入するために前記板状部(11)の縁(11a)側が開口する開口部(19E)が形成されており、
    前記ストッパー片(21)は、前記開口部(19E)の少なくとも一部を塞ぐように前記凹部(19)の内縁(19a)から延びており、かつ前記板状部(11)の厚み方向に撓み変形可能であり、
    前記開口部(19E)の開口幅(W1)は、前記ワイヤハーネス(17)の外径(D)よりも大きく、
    前記開口部(19E)における凹部(19)の内縁(19c)と前記ストッパー片(21)との隙間(G)は、前記ワイヤハーネス(17)の外径(D)よりも小さい、空気調和機。
  2. 前記板状部(11)の縁(11a)から内側に向かう凹み方向における前記凹部(19)の凹み寸法(L)は、前記開口部(19E)の開口幅(W1)よりも大きく、
    前記ストッパー片(21)は、前記凹部(19)における前記凹み方向に位置する内縁(19a)から前記開口部(19E)に向かって延びている、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記凹部(19)の内縁(19a)につながる前記ストッパー片(21)の基端部には、くびれ(21a)が形成されている、請求項1又は2に記載の空気調和機。
  4. 前記電装品保持部(18)は、前記電装品が載置される載置板(10)を有し、
    前記板状部(11)は、前記載置板(10)から起立する起立板(11)であり、
    前記凹部(19)は、前記起立板(11)の縁(11a)から内側に向かって凹んでいる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和機。
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