JPH07225031A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH07225031A JPH07225031A JP6016615A JP1661594A JPH07225031A JP H07225031 A JPH07225031 A JP H07225031A JP 6016615 A JP6016615 A JP 6016615A JP 1661594 A JP1661594 A JP 1661594A JP H07225031 A JPH07225031 A JP H07225031A
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- JP
- Japan
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- opening
- component box
- lid
- electric component
- claw
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電気部品箱の開口部に対する蓋体の開閉構造を
簡素化して開閉を容易化し、作業性の向上を図った空気
調和機を提供する。 【構成】ユニット本体1と、このユニット本体内に配置
され少なくとも一側面に開口部30を有する電気部品箱
12と、この電気部品箱の開口部側縁に設けられる係合
部である係合穴38と、この係合穴に係脱自在な係止部
である操作爪21を備え電気部品箱の開口部を開閉する
蓋体11とを具備した。
簡素化して開閉を容易化し、作業性の向上を図った空気
調和機を提供する。 【構成】ユニット本体1と、このユニット本体内に配置
され少なくとも一側面に開口部30を有する電気部品箱
12と、この電気部品箱の開口部側縁に設けられる係合
部である係合穴38と、この係合穴に係脱自在な係止部
である操作爪21を備え電気部品箱の開口部を開閉する
蓋体11とを具備した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機に係り、特
に、室内ユニット内に配置される電気部品箱と、この電
気部品箱の前面開口部を開閉する蓋体との組み合わせ構
成の改良に関する。
に、室内ユニット内に配置される電気部品箱と、この電
気部品箱の前面開口部を開閉する蓋体との組み合わせ構
成の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】普通用いられる空気調和機は、被空調室
に取付けられる室内ユニットと、建屋外部に据付けられ
る室外ユニットとから構成され、各ユニット間を冷媒管
や電気配線等を介して接続してなる。
に取付けられる室内ユニットと、建屋外部に据付けられ
る室外ユニットとから構成され、各ユニット間を冷媒管
や電気配線等を介して接続してなる。
【0003】上記室内ユニットは、前面パネルの少なく
とも前部側に吸込みグリルが設けられ、被空調室の熱交
換空気が吸込み案内される。内部には熱交換器と送風機
とが配置され、熱交換空気は熱交換器を通過して熱交換
をなし、前面パネルの下面部に設けられる吹出し口から
再び被空調室へ吹出されるようになっている。
とも前部側に吸込みグリルが設けられ、被空調室の熱交
換空気が吸込み案内される。内部には熱交換器と送風機
とが配置され、熱交換空気は熱交換器を通過して熱交換
をなし、前面パネルの下面部に設けられる吹出し口から
再び被空調室へ吹出されるようになっている。
【0004】また、室内ユニットには、遠隔操作盤(リ
モコンと呼ばれる)が付属される。上記送風機や室外ユ
ニットに配置される圧縮機他の冷凍サイクル構成部品
は、上記遠隔操作盤からの指示信号を受けて設定された
空調条件を得るよう、電気的に制御される。
モコンと呼ばれる)が付属される。上記送風機や室外ユ
ニットに配置される圧縮機他の冷凍サイクル構成部品
は、上記遠隔操作盤からの指示信号を受けて設定された
空調条件を得るよう、電気的に制御される。
【0005】室内ユニットのユニット本体内には、この
ような制御をなす電気制御部品が備えられ、これらは全
て電気部品箱に一括して収容される。上記前面パネルを
取り外すと、上記電気部品箱が露出する。
ような制御をなす電気制御部品が備えられ、これらは全
て電気部品箱に一括して収容される。上記前面パネルを
取り外すと、上記電気部品箱が露出する。
【0006】この電気部品箱は、電気制御部品の故障時
における交換など必要な作業が行えるよう、作業者と対
向する面である前面側は開閉可能な構成が採用される。
すなわち、電気部品箱の前面側は開口部であり、この開
口部に蓋体が開閉自在に取着される。そして蓋体は、作
業上、容易に開閉できることが望ましい。
における交換など必要な作業が行えるよう、作業者と対
向する面である前面側は開閉可能な構成が採用される。
すなわち、電気部品箱の前面側は開口部であり、この開
口部に蓋体が開閉自在に取着される。そして蓋体は、作
業上、容易に開閉できることが望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記蓋体の電気部品箱
開口部への取付け構造として、電気部品箱にネジ穴を設
け、蓋体に取付け用孔を設けて、小ネジを用いた固定、
いわゆるビス止めをなしていた。
開口部への取付け構造として、電気部品箱にネジ穴を設
け、蓋体に取付け用孔を設けて、小ネジを用いた固定、
いわゆるビス止めをなしていた。
【0008】そのため、蓋体の取付けは確実であって、
この脱落などの虞れが全くない反面、室内ユニットは被
空調室壁面の高所に取付けられる関係上、開閉作業が面
倒であるとともに小ネジの紛失等が考えられる。
この脱落などの虞れが全くない反面、室内ユニットは被
空調室壁面の高所に取付けられる関係上、開閉作業が面
倒であるとともに小ネジの紛失等が考えられる。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、電気部品箱の開口部に
対する蓋体の開閉構造を簡素化して開閉を容易化し、作
業性の向上を図った空気調和機を提供しようとするもの
である。
あり、その目的とするところは、電気部品箱の開口部に
対する蓋体の開閉構造を簡素化して開閉を容易化し、作
業性の向上を図った空気調和機を提供しようとするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するため
の第1の発明の空気調和機は、ユニット本体と、このユ
ニット本体内に配置され少なくとも一側面に開口部を有
する電気部品箱と、この電気部品箱の開口部側縁に設け
られる係合部と、この係合部に係脱自在な係止部を備え
上記電気部品箱の開口部を開閉する蓋体とを具備したこ
とを特徴とする。
の第1の発明の空気調和機は、ユニット本体と、このユ
ニット本体内に配置され少なくとも一側面に開口部を有
する電気部品箱と、この電気部品箱の開口部側縁に設け
られる係合部と、この係合部に係脱自在な係止部を備え
上記電気部品箱の開口部を開閉する蓋体とを具備したこ
とを特徴とする。
【0011】第2の発明の空気調和機は、ユニット本体
と、このユニット本体内に配置され少なくとも一側面に
開口部を有する電気部品箱と、この電気部品箱の開口部
側縁に互いに離間した位置に設けられる受け部および係
合穴と、上記受け部に係脱自在な嵌合片および上記係合
穴に係脱自在に操作できる操作爪を備え電気部品箱の開
口部を開閉する蓋体とを具備したことを特徴とする。
と、このユニット本体内に配置され少なくとも一側面に
開口部を有する電気部品箱と、この電気部品箱の開口部
側縁に互いに離間した位置に設けられる受け部および係
合穴と、上記受け部に係脱自在な嵌合片および上記係合
穴に係脱自在に操作できる操作爪を備え電気部品箱の開
口部を開閉する蓋体とを具備したことを特徴とする。
【0012】なお、上記蓋体に設けられる係止部および
操作爪は弾性を有していて、この係止部および操作爪に
対する直接の操作によって電気部品箱開口部に対する蓋
体の開放を可能とした。また、上記係止部および操作爪
は、蓋体の下部に設けられるとともに蓋体に向かってそ
の中心線よりも左側に位置する。
操作爪は弾性を有していて、この係止部および操作爪に
対する直接の操作によって電気部品箱開口部に対する蓋
体の開放を可能とした。また、上記係止部および操作爪
は、蓋体の下部に設けられるとともに蓋体に向かってそ
の中心線よりも左側に位置する。
【0013】
【作用】第1の発明では、電気部品箱に設けられる係合
部に、蓋体の係止部が係脱自在になって、電気部品箱の
開口部を蓋体で開閉するので、片手の作業ですむ。第2
の発明では、電気部品箱の受け部に蓋体の嵌合片を、か
つ電気部品箱の係合穴に蓋体の操作爪がそれぞれ係脱自
在であり、電気部品箱の開口部を蓋体で開閉するので、
片手の作業ですむ。
部に、蓋体の係止部が係脱自在になって、電気部品箱の
開口部を蓋体で開閉するので、片手の作業ですむ。第2
の発明では、電気部品箱の受け部に蓋体の嵌合片を、か
つ電気部品箱の係合穴に蓋体の操作爪がそれぞれ係脱自
在であり、電気部品箱の開口部を蓋体で開閉するので、
片手の作業ですむ。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1に、空気調和機を構成する室内ユニット
を示す。ユニット本体1は、前面パネル2と、この前面
パネルが嵌め込まれる後板7とから構成される。
説明する。図1に、空気調和機を構成する室内ユニット
を示す。ユニット本体1は、前面パネル2と、この前面
パネルが嵌め込まれる後板7とから構成される。
【0015】上記前面パネル2は、閉塞された両側板部
2aを備え、これら両側板部間に前部吸込みグリル3と
上部吸込みグリル4が設けられる。さらに、この下面部
には吹出し口5が設けられ、この吹出し口の一側部には
図示しない遠隔操作盤から発信される設定信号を受ける
受信部と運転状態を表示する表示部を一括する受信・表
示部6が設けられる。
2aを備え、これら両側板部間に前部吸込みグリル3と
上部吸込みグリル4が設けられる。さらに、この下面部
には吹出し口5が設けられ、この吹出し口の一側部には
図示しない遠隔操作盤から発信される設定信号を受ける
受信部と運転状態を表示する表示部を一括する受信・表
示部6が設けられる。
【0016】図2は、上記前面パネル2を取り外しした
状態を示す。先に説明した後板7に熱交換器8が配置さ
れる。この熱交換器8は、多数枚のフィンを狭小の間隙
を存して並設するとともに、これらフィンに熱交換パイ
プを貫通し、かつフィンの両側端部において隣接する熱
交換パイプをUベンド部で接続して、蛇行状の冷媒導通
部を形成する、いわゆるフィンドチューブタイプのもの
である。
状態を示す。先に説明した後板7に熱交換器8が配置さ
れる。この熱交換器8は、多数枚のフィンを狭小の間隙
を存して並設するとともに、これらフィンに熱交換パイ
プを貫通し、かつフィンの両側端部において隣接する熱
交換パイプをUベンド部で接続して、蛇行状の冷媒導通
部を形成する、いわゆるフィンドチューブタイプのもの
である。
【0017】そして、この成形にあたって、各フィン一
側部で所定位置に切り込みがなされ、熱交換パイプを貫
通固着した後、切り込み部を境に折り曲げ付勢する。成
形された熱交換器は、切り込み部から変形した折り曲げ
部を境に複数に分割された熱交換器から構成され、少な
くとも前部吸込みグリル3および上部吸込みグリル4に
対向する。
側部で所定位置に切り込みがなされ、熱交換パイプを貫
通固着した後、切り込み部を境に折り曲げ付勢する。成
形された熱交換器は、切り込み部から変形した折り曲げ
部を境に複数に分割された熱交換器から構成され、少な
くとも前部吸込みグリル3および上部吸込みグリル4に
対向する。
【0018】このような熱交換器8の背面側には、ここ
では図示しない送風機が配置されている。この送風機
は、駆動モータと、この駆動モータの回転軸に嵌着さ
れ、その軸方向が熱交換器の幅方向に沿って延出される
横流ファンとから構成される。
では図示しない送風機が配置されている。この送風機
は、駆動モータと、この駆動モータの回転軸に嵌着さ
れ、その軸方向が熱交換器の幅方向に沿って延出される
横流ファンとから構成される。
【0019】上記熱交換器8の下端部には前ドレンパン
9が配置されていて、さらにこの下方部位である上記吹
出し口5に対向する部位には、風向案内板10が設けら
れる。ここでは上下方向の風向を案内する上下ルーバー
を図示し、左右方向の風向を案内する左右ルーバーは省
略してある。
9が配置されていて、さらにこの下方部位である上記吹
出し口5に対向する部位には、風向案内板10が設けら
れる。ここでは上下方向の風向を案内する上下ルーバー
を図示し、左右方向の風向を案内する左右ルーバーは省
略してある。
【0020】上記熱交換器8の側部には、その開口部が
後述する蓋体11で閉成される電気部品箱12が配置さ
れ、この下方部位である上記風向案内板10側方には受
信・表示部6を構成する電気部品と電気部品箱12内の
電気部品に接続するコネクタ類およびリード線が配置さ
れる。
後述する蓋体11で閉成される電気部品箱12が配置さ
れ、この下方部位である上記風向案内板10側方には受
信・表示部6を構成する電気部品と電気部品箱12内の
電気部品に接続するコネクタ類およびリード線が配置さ
れる。
【0021】つぎに、上記蓋体11および電気部品箱1
2の構成を、図3および図4にもとづいて説明する。上
記蓋体11は合成樹脂材から成形される。正面視で、こ
の右側部と上部側とが平板状の基板部13、この基板部
13を除いた部分は前面側に膨出成形される膨出部14
である。
2の構成を、図3および図4にもとづいて説明する。上
記蓋体11は合成樹脂材から成形される。正面視で、こ
の右側部と上部側とが平板状の基板部13、この基板部
13を除いた部分は前面側に膨出成形される膨出部14
である。
【0022】さらに、上記膨出部14の上端部は、この
一部を除いて斜め上方に折曲形成される傾斜部15とな
っている。この傾斜部15の上端は、上記基板部13の
上端部で、かつ右側端部を除く部分に折曲形成される上
面傾斜部16の上端と同一位置に揃えられる。この上面
傾斜部16の右側端部は上記基板部13と直交する方
向、すなわちほぼ水平方向に折曲形成される上面部17
となっている。
一部を除いて斜め上方に折曲形成される傾斜部15とな
っている。この傾斜部15の上端は、上記基板部13の
上端部で、かつ右側端部を除く部分に折曲形成される上
面傾斜部16の上端と同一位置に揃えられる。この上面
傾斜部16の右側端部は上記基板部13と直交する方
向、すなわちほぼ水平方向に折曲形成される上面部17
となっている。
【0023】上記膨出部14は、左側下端部から中間部
に亘る逆L字状の切欠形状をなし、この側縁一部には背
面方向に突出する爪部18が設けられる。また、膨出部
14の右側下端部には、さらに前面側に膨出されてい
て、補助膨出部19が成形される。
に亘る逆L字状の切欠形状をなし、この側縁一部には背
面方向に突出する爪部18が設けられる。また、膨出部
14の右側下端部には、さらに前面側に膨出されてい
て、補助膨出部19が成形される。
【0024】この補助膨出部19は、膨出部14の下端
縁からさらに下方に突出するとともに下端部において斜
め背面側に折曲形成され、これらの両側面は背面側に折
曲される。すなわち、補助膨出部19は、その背面側と
下部側が開口するカバー状をなす。
縁からさらに下方に突出するとともに下端部において斜
め背面側に折曲形成され、これらの両側面は背面側に折
曲される。すなわち、補助膨出部19は、その背面側と
下部側が開口するカバー状をなす。
【0025】上記補助膨出部19に近接する位置に矩形
状の開口部20が設けられていて、ここから係止部であ
る操作爪21が突出する。この操作爪21の基端部は上
記開口部20の下端縁に一体に突設されていて、基端部
から背面側にほぼ水平方向に延出される。所定長さの位
置で折り返し形成され、その先端部が上記開口部20か
ら突出する。この操作爪21の折り返し部上面に爪部2
1aが一体に設けられている。
状の開口部20が設けられていて、ここから係止部であ
る操作爪21が突出する。この操作爪21の基端部は上
記開口部20の下端縁に一体に突設されていて、基端部
から背面側にほぼ水平方向に延出される。所定長さの位
置で折り返し形成され、その先端部が上記開口部20か
ら突出する。この操作爪21の折り返し部上面に爪部2
1aが一体に設けられている。
【0026】一方、上記基板部13の裏面側には、この
側端縁と狭小の間隙を存して、側端縁と平行に位置決め
用リブ22が突設される。また、この裏面側で基板部1
3と膨出部14とが接する裏面側部位には、その上端部
を除いて補強用リブ23が突設される。上記傾斜部15
と上面傾斜部16とが接する裏面側部位にも、補強用リ
ブ24が突設される。
側端縁と狭小の間隙を存して、側端縁と平行に位置決め
用リブ22が突設される。また、この裏面側で基板部1
3と膨出部14とが接する裏面側部位には、その上端部
を除いて補強用リブ23が突設される。上記傾斜部15
と上面傾斜部16とが接する裏面側部位にも、補強用リ
ブ24が突設される。
【0027】上記上面傾斜部16の先端ほぼ中央には、
嵌合片25が設けられ、この嵌合片25を挟んで左右両
側に幅方向が大小異なる大きさの係止爪26,27が設
けられ、それぞれ背面側に突出している。
嵌合片25が設けられ、この嵌合片25を挟んで左右両
側に幅方向が大小異なる大きさの係止爪26,27が設
けられ、それぞれ背面側に突出している。
【0028】上記嵌合片25は、上面傾斜部16の傾斜
角度と異なり、その上面全ては水平方向に突出する。下
面は、基端部から中途部に亘る両側縁が漸次上方に傾斜
する傾斜リブ25aが成形され、ここから先端縁に亘っ
て水平方向に突出し、この部分の板厚は均一である。
角度と異なり、その上面全ては水平方向に突出する。下
面は、基端部から中途部に亘る両側縁が漸次上方に傾斜
する傾斜リブ25aが成形され、ここから先端縁に亘っ
て水平方向に突出し、この部分の板厚は均一である。
【0029】上記大小係止爪26,27は、それぞれの
下面はほぼ水平方向に突出し、上面側は基端から先端に
斜め下方に傾斜する断面三角状の爪である。上記上面部
17の先端には、その一部が背面方向に突出する補助係
止爪28が設けられる。この補助係止爪28は、上面が
水平方向に突出し、先端下面に下方に突出する爪部28
aを有する。
下面はほぼ水平方向に突出し、上面側は基端から先端に
斜め下方に傾斜する断面三角状の爪である。上記上面部
17の先端には、その一部が背面方向に突出する補助係
止爪28が設けられる。この補助係止爪28は、上面が
水平方向に突出し、先端下面に下方に突出する爪部28
aを有する。
【0030】一方、上記電気部品箱12は、その前面側
に正面視で矩形状の開口部30が形成される。電気部品
箱12の下面側で、開口部30と連通する位置に、下方
に延出する支持部31が設けられる。
に正面視で矩形状の開口部30が形成される。電気部品
箱12の下面側で、開口部30と連通する位置に、下方
に延出する支持部31が設けられる。
【0031】この支持部31は、その両側部に沿ってコ
ネクタおよびコネクタベースを移動自在に支持するレー
ル部を備え、これらレール部間のベース面には温度ヒュ
ーズなどの電気部品を着脱自在に取付けできるようにな
っている。
ネクタおよびコネクタベースを移動自在に支持するレー
ル部を備え、これらレール部間のベース面には温度ヒュ
ーズなどの電気部品を着脱自在に取付けできるようにな
っている。
【0032】そして、電気部品箱12内の電気部品とコ
ネクタとを結ぶ図示しないリード線は、コネクタが最大
限度の移動に対応した長さになっているため、コネクタ
を電気部品箱13に近付けた際に、撓んだリード線が前
述した補助膨出部19内に収容され、この撓んだリード
線が電気部品箱12内の電気部品に接触することがな
い。
ネクタとを結ぶ図示しないリード線は、コネクタが最大
限度の移動に対応した長さになっているため、コネクタ
を電気部品箱13に近付けた際に、撓んだリード線が前
述した補助膨出部19内に収容され、この撓んだリード
線が電気部品箱12内の電気部品に接触することがな
い。
【0033】なお、このような支持部31の前面側に、
先に説明した受信・表示部6が位置し、その上端部が支
持部31の基端両側部位に設けられる枢支部32(一方
のみ図示)に回動自在に枢支される。
先に説明した受信・表示部6が位置し、その上端部が支
持部31の基端両側部位に設けられる枢支部32(一方
のみ図示)に回動自在に枢支される。
【0034】上記前面開口部30の下部左側部には、電
気部品箱12側縁と一体に折曲形成される矩形状の片部
33が設けられていて、ここに矩形状の係止用開口部3
4が開口している。
気部品箱12側縁と一体に折曲形成される矩形状の片部
33が設けられていて、ここに矩形状の係止用開口部3
4が開口している。
【0035】さらに、この片部33の上方部位の電気部
品箱12側縁と一体にセンサ支持部35が突設される。
このセンサ支持部35は上下方向に小さな幅で、かつ電
気部品箱12側縁からの延出長さは大なる構成である。
品箱12側縁と一体にセンサ支持部35が突設される。
このセンサ支持部35は上下方向に小さな幅で、かつ電
気部品箱12側縁からの延出長さは大なる構成である。
【0036】その先端部は、後述するように温度センサ
を取付ける取付け部36となっていて、長手方向に沿っ
て折り曲げ形成されるとともにこの上下端部に亘って前
面側にほぼ半円状に曲成されるカバー杆37が設けられ
る。
を取付ける取付け部36となっていて、長手方向に沿っ
て折り曲げ形成されるとともにこの上下端部に亘って前
面側にほぼ半円状に曲成されるカバー杆37が設けられ
る。
【0037】上記片部33およびセンサ支持部35の基
端部は互いに同一平面上にあるが、これらより上記カバ
ー杆37の曲成外面が僅かに前面側に突出するような寸
法設定がなされている。
端部は互いに同一平面上にあるが、これらより上記カバ
ー杆37の曲成外面が僅かに前面側に突出するような寸
法設定がなされている。
【0038】上記取付け部36から電気部品箱12側
に、凹部、押さえ爪、長手方向に沿って平行な一対のリ
ブおよび水平方向と垂直方向に離間した一対づつのピン
が順次設けられている。
に、凹部、押さえ爪、長手方向に沿って平行な一対のリ
ブおよび水平方向と垂直方向に離間した一対づつのピン
が順次設けられている。
【0039】また、センサ支持部35の基端部上面から
開口部30の側縁は背面側に斜め上方に切欠形成され、
この傾斜上端から垂直方向に立ち上がる。開口部30の
上端部はこの位置に揃えられ、右側縁に亘って同一であ
る。そして、右側縁のみ前面側に突出している。
開口部30の側縁は背面側に斜め上方に切欠形成され、
この傾斜上端から垂直方向に立ち上がる。開口部30の
上端部はこの位置に揃えられ、右側縁に亘って同一であ
る。そして、右側縁のみ前面側に突出している。
【0040】この開口部30の下部に形成される上記支
持部31を除く、開口部の各側縁に亘る傾斜角度および
凹凸形状は、上記蓋体11を構成する基板部13、膨出
部14、傾斜部15、上面傾斜部16および上面部17
それぞれの側縁形状と全て対応する。したがって、蓋体
11は開口部30を完全に閉成できる。
持部31を除く、開口部の各側縁に亘る傾斜角度および
凹凸形状は、上記蓋体11を構成する基板部13、膨出
部14、傾斜部15、上面傾斜部16および上面部17
それぞれの側縁形状と全て対応する。したがって、蓋体
11は開口部30を完全に閉成できる。
【0041】上記電気部品箱12内部は複雑な凹凸成形
がなされているが、傾斜部15が熱交換器8側に延出し
て設けられることで熱交換器8から吸込みグリル3側へ
の露の飛散を防止したり、後板7に設けられた熱交換器
8の補助配管取出口の開口を吸込みグリル側から見えな
いように遮蔽する等々の、それぞれの形状は特有の機能
を有するためにあり、何らのムダもない。
がなされているが、傾斜部15が熱交換器8側に延出し
て設けられることで熱交換器8から吸込みグリル3側へ
の露の飛散を防止したり、後板7に設けられた熱交換器
8の補助配管取出口の開口を吸込みグリル側から見えな
いように遮蔽する等々の、それぞれの形状は特有の機能
を有するためにあり、何らのムダもない。
【0042】特に、上記左側枢支部32の直上部位には
係合部である矩形状の係合穴38が開口する。この係合
穴38は、上記蓋体11を取付けた状態でここに設けら
れる操作爪21と対応する位置に設けられる。
係合部である矩形状の係合穴38が開口する。この係合
穴38は、上記蓋体11を取付けた状態でここに設けら
れる操作爪21と対応する位置に設けられる。
【0043】一方、電気部品箱12の上面は、全体的に
右側部分が低い低段部39であり、残り部分が平均的に
高い高段部40となっている。そして、低段部39にお
いても、この右側端部よりも左側端部の方が低く形成さ
れる凹陥部41となっていて、この凹陥部41の前面側
端部のみ一段高く突出する突条部42が設けられる。
右側部分が低い低段部39であり、残り部分が平均的に
高い高段部40となっている。そして、低段部39にお
いても、この右側端部よりも左側端部の方が低く形成さ
れる凹陥部41となっていて、この凹陥部41の前面側
端部のみ一段高く突出する突条部42が設けられる。
【0044】上記高段部40の後端部には後述する切欠
き孔40aが設けられるとともに、高段部40の中央部
分のみ一段低くなった凹陥部43が形成される。この凹
陥部43の左側の突部44は矩形状をなすのに対して、
右側の突部45は角部が傾斜する。
き孔40aが設けられるとともに、高段部40の中央部
分のみ一段低くなった凹陥部43が形成される。この凹
陥部43の左側の突部44は矩形状をなすのに対して、
右側の突部45は角部が傾斜する。
【0045】上記凹陥部43は、前端縁から背面側に僅
かの幅しか形成されず、上面に一対のリブ43a,43
aが、かつ下面に所定幅のリブ43bが、その前後方向
に亘って設けられる。そして、凹陥部43の背面側端縁
から狭小の間隙を存して、凹陥部よりも高い位置に受け
部46が設けられる。
かの幅しか形成されず、上面に一対のリブ43a,43
aが、かつ下面に所定幅のリブ43bが、その前後方向
に亘って設けられる。そして、凹陥部43の背面側端縁
から狭小の間隙を存して、凹陥部よりも高い位置に受け
部46が設けられる。
【0046】この受け部46は、前面側端部から背面側
端部に亘って僅かに斜め上方に傾斜する。そして図5に
示すように、トランス50を電気部品箱12内に取付け
る場合、トランス50の取付けベース51の一端51a
を受け部46とリブ43aで挟持するように電気部品箱
12内から挿入し、図示しないネジ孔を形成した他端5
1bを高段部40の切欠き孔40aと連通するようにし
てネジ52で固着する。
端部に亘って僅かに斜め上方に傾斜する。そして図5に
示すように、トランス50を電気部品箱12内に取付け
る場合、トランス50の取付けベース51の一端51a
を受け部46とリブ43aで挟持するように電気部品箱
12内から挿入し、図示しないネジ孔を形成した他端5
1bを高段部40の切欠き孔40aと連通するようにし
てネジ52で固着する。
【0047】このような構成によれば、電気部品箱12
の開口部30側でのトランス50の取付け用ネジを省略
することができるので、補助点検作業などで電気部品箱
12内に手を挿入した際にネジによって手を傷付けるこ
とを防げるとともに、ネジによるリード線の断線などを
も防ぐことができる。
の開口部30側でのトランス50の取付け用ネジを省略
することができるので、補助点検作業などで電気部品箱
12内に手を挿入した際にネジによって手を傷付けるこ
とを防げるとともに、ネジによるリード線の断線などを
も防ぐことができる。
【0048】このようにして電気部品箱12が成形され
るから、この前面開口部30に上記蓋体11を開閉自在
に取付けることができる。なお説明すれば、作業者が蓋
体11をもって開口部30にあてがうことにより、蓋体
11に設けられる操作爪21が電気部品箱12の開口部
30内に設けられる係止穴38に挿入される。
るから、この前面開口部30に上記蓋体11を開閉自在
に取付けることができる。なお説明すれば、作業者が蓋
体11をもって開口部30にあてがうことにより、蓋体
11に設けられる操作爪21が電気部品箱12の開口部
30内に設けられる係止穴38に挿入される。
【0049】寸法設定上、操作爪21の上端に形成され
る爪部21aが係止穴38上端縁に当接して操作爪の折
り返し部が弾性変形をなし、かつ爪部を乗り越えたとこ
ろで操作爪の挿入が停止する。
る爪部21aが係止穴38上端縁に当接して操作爪の折
り返し部が弾性変形をなし、かつ爪部を乗り越えたとこ
ろで操作爪の挿入が停止する。
【0050】すなわち、折り返し部が元の状態に復帰
し、爪部21aが係止穴38上端縁に係止して蓋体11
の抜け止めをなす。この状態で、蓋体11の膨出部14
側縁に突設される爪部18は、電気部品箱片部33に設
けられる係止用開口部34側縁に係止する。さらに、蓋
体上面傾斜部16の大小異なる大きさの係止爪26,2
7は、電気部品箱高段部40の異なる形状の突部44,
45に挿嵌され、係止状態になる。
し、爪部21aが係止穴38上端縁に係止して蓋体11
の抜け止めをなす。この状態で、蓋体11の膨出部14
側縁に突設される爪部18は、電気部品箱片部33に設
けられる係止用開口部34側縁に係止する。さらに、蓋
体上面傾斜部16の大小異なる大きさの係止爪26,2
7は、電気部品箱高段部40の異なる形状の突部44,
45に挿嵌され、係止状態になる。
【0051】蓋体11の係止爪26,27間に設けられ
る嵌合片25は、電気部品箱12の上記突部44,45
間の凹陥部43を介して受け部46上に載る。嵌合片2
5の下面両側縁に成形されるリブ25aは凹陥部43上
面に突出するリブ43aに嵌合する。
る嵌合片25は、電気部品箱12の上記突部44,45
間の凹陥部43を介して受け部46上に載る。嵌合片2
5の下面両側縁に成形されるリブ25aは凹陥部43上
面に突出するリブ43aに嵌合する。
【0052】この受け部46上面が背面側亘って僅かに
上方に傾斜しているところから、嵌合片25先端に軽い
押圧力が作用する。したがって、ここでも蓋体11の電
気部品箱12に対する取付け保持力が作用する。
上方に傾斜しているところから、嵌合片25先端に軽い
押圧力が作用する。したがって、ここでも蓋体11の電
気部品箱12に対する取付け保持力が作用する。
【0053】さらに、蓋体上面部17に設けられる補助
係止爪28は、電気部品箱上面低段部39に設けられる
凹陥部41上面に載り、かつこの爪部28aが前面端に
形成される突条部42に係止して、抜け止めをなす。
係止爪28は、電気部品箱上面低段部39に設けられる
凹陥部41上面に載り、かつこの爪部28aが前面端に
形成される突条部42に係止して、抜け止めをなす。
【0054】このように、蓋体11と電気部品箱12
は、互いの下部において2か所、すなわち操作爪21と
係止穴38側縁、爪部18と係止用開口部34側縁との
係合がなされ、上部において4か所、すなわち大小異な
る大きさの係止爪26,27と突部44,45、嵌合片
25と受け部46、補助係止爪28と突条部42との係
合がなされる。
は、互いの下部において2か所、すなわち操作爪21と
係止穴38側縁、爪部18と係止用開口部34側縁との
係合がなされ、上部において4か所、すなわち大小異な
る大きさの係止爪26,27と突部44,45、嵌合片
25と受け部46、補助係止爪28と突条部42との係
合がなされる。
【0055】作業者が上記蓋体11を電気部品箱12前
面に押し当てるだけで、合計6か所における係合が同時
になされるとともに蓋体の下端部を除く周縁と開口部3
0の下端部を除く周縁とは完全に合致する。
面に押し当てるだけで、合計6か所における係合が同時
になされるとともに蓋体の下端部を除く周縁と開口部3
0の下端部を除く周縁とは完全に合致する。
【0056】また、このように4か所において係合がな
されているため、何らかの熱的影響で係合部の一部が溶
けたとしても、他の係合部で係合されているため、蓋体
11は電気部品箱12の開口部30をそのまま閉成する
ことができる。
されているため、何らかの熱的影響で係合部の一部が溶
けたとしても、他の係合部で係合されているため、蓋体
11は電気部品箱12の開口部30をそのまま閉成する
ことができる。
【0057】図6に示すように、蓋体11は電気部品箱
12の前面開口部30を閉成する。そして、たとえばメ
ンテナンス時など、必要に応じて上記蓋体11を取り外
すことがある。このとき作業者は、図7に示すように、
たとえば右手人差し指bを上記操作爪21先端に当て
て、そのまま押し下げる。
12の前面開口部30を閉成する。そして、たとえばメ
ンテナンス時など、必要に応じて上記蓋体11を取り外
すことがある。このとき作業者は、図7に示すように、
たとえば右手人差し指bを上記操作爪21先端に当て
て、そのまま押し下げる。
【0058】この状態で、操作爪21の位置が蓋体11
中心線C・Lよりも左側に位置している。換言すれば、
最も操作しやすい指である人差し指bの位置に対応する
よう操作爪21の位置を設定した。したがって、操作位
置が高所であってもその作業を容易に行える。
中心線C・Lよりも左側に位置している。換言すれば、
最も操作しやすい指である人差し指bの位置に対応する
よう操作爪21の位置を設定した。したがって、操作位
置が高所であってもその作業を容易に行える。
【0059】人差し指bで上記操作爪21の押し下げを
保持した状態で親指を蓋体11の左下隅部に当て、手前
側に付勢する。蓋体11および電気部品箱12の下部側
における操作爪21と係合穴38側縁および爪部18と
係止用開口部34側縁との2か所の係合が完全に外れ
る。そして、蓋体11上部側における4か所の係合部分
は半係合状態に変り、蓋体は全体的に下端部が手前側に
引き出された状態で傾斜する。
保持した状態で親指を蓋体11の左下隅部に当て、手前
側に付勢する。蓋体11および電気部品箱12の下部側
における操作爪21と係合穴38側縁および爪部18と
係止用開口部34側縁との2か所の係合が完全に外れ
る。そして、蓋体11上部側における4か所の係合部分
は半係合状態に変り、蓋体は全体的に下端部が手前側に
引き出された状態で傾斜する。
【0060】ついで、同図に二点鎖線で示すように、親
指aを蓋体膨出部14の左側縁に当て、中指cと薬指d
を膨出部の右側面に当て、さらに小指eを蓋体基板部1
3右側縁に当てる。すなわち作業者は、右手の各指aな
いしeを使って蓋体11を挟持する。そして、確実な挟
持を確認したら、蓋体11を手前側に引き出す。
指aを蓋体膨出部14の左側縁に当て、中指cと薬指d
を膨出部の右側面に当て、さらに小指eを蓋体基板部1
3右側縁に当てる。すなわち作業者は、右手の各指aな
いしeを使って蓋体11を挟持する。そして、確実な挟
持を確認したら、蓋体11を手前側に引き出す。
【0061】既に半係合状態にある上部4か所の係合部
分が完全に外れて、蓋体11は電気部品箱12から取り
外され、電気部品箱の開口部30が開放される。このよ
うに、蓋体11取り外しの全ての作業を、たとえば右手
だけで、しかも容易に行えることとなる。
分が完全に外れて、蓋体11は電気部品箱12から取り
外され、電気部品箱の開口部30が開放される。このよ
うに、蓋体11取り外しの全ての作業を、たとえば右手
だけで、しかも容易に行えることとなる。
【0062】図8に示すように、センサ支持部35に温
度センサSが取付けられる。なお説明すれば、センサ支
持部35の先端に設けられる取付け部に温度センサSが
取付け固定され、センサに接続されるリード線Rは、取
付け部36から基端部である電気部品箱12に向かって
順次設けられる凹部36a、押さえ爪36b、長手方向
に沿って平行な一対のリブ36cおよびここでは図示し
ないピンに係合固定され、電気部品箱12内に延出され
る。
度センサSが取付けられる。なお説明すれば、センサ支
持部35の先端に設けられる取付け部に温度センサSが
取付け固定され、センサに接続されるリード線Rは、取
付け部36から基端部である電気部品箱12に向かって
順次設けられる凹部36a、押さえ爪36b、長手方向
に沿って平行な一対のリブ36cおよびここでは図示し
ないピンに係合固定され、電気部品箱12内に延出され
る。
【0063】上記温度センサSは、その端部周囲が取付
け部36先端に設けられるカバー杆37に覆われて保護
された状態となる。そしてセンサSの先端部はカバー杆
37よりも僅かに突出した状態に位置付けされる。
け部36先端に設けられるカバー杆37に覆われて保護
された状態となる。そしてセンサSの先端部はカバー杆
37よりも僅かに突出した状態に位置付けされる。
【0064】このようにして取付けられる温度センサS
は、再び図2および図7に示すように、熱交換器8の前
面側に位置する。そして、図1に示した前部吸込みグリ
ル3を介して吸込まれる被空調室の空気、すなわち熱交
換空気と接してこの温度を検知する。
は、再び図2および図7に示すように、熱交換器8の前
面側に位置する。そして、図1に示した前部吸込みグリ
ル3を介して吸込まれる被空調室の空気、すなわち熱交
換空気と接してこの温度を検知する。
【0065】上記温度センサSは、その周面一部が取付
け部36に接しているだけであり、風上側にカバー杆3
7が位置しているが、これとは間隙を存している。しか
もセンサSの先端はがカバー杆37よりも突出している
など、センサにとって風上側から導かれる熱交換空気温
度を検知するのに必要な面積の確保できる取付け構造で
ある。
け部36に接しているだけであり、風上側にカバー杆3
7が位置しているが、これとは間隙を存している。しか
もセンサSの先端はがカバー杆37よりも突出している
など、センサにとって風上側から導かれる熱交換空気温
度を検知するのに必要な面積の確保できる取付け構造で
ある。
【0066】さらに取付け部36は、上記熱交換器8の
温度センサSに対する輻射熱を遮断して、センサは高い
検知精度が得られる一方、熱交換空気にとって、取付け
部36の上下方向寸法が狭く、カバー杆37は取付け部
36の上下方向寸法の範囲内にあるから、通風の障害に
ならない。
温度センサSに対する輻射熱を遮断して、センサは高い
検知精度が得られる一方、熱交換空気にとって、取付け
部36の上下方向寸法が狭く、カバー杆37は取付け部
36の上下方向寸法の範囲内にあるから、通風の障害に
ならない。
【0067】特に図示しないが、上記吸込みグリル3の
裏面側に沿ってフィルタが挿着される。このフィルタ
は、使用者が適宜期間で取り外し、ここに捕捉した塵埃
を除去しなければならない。
裏面側に沿ってフィルタが挿着される。このフィルタ
は、使用者が適宜期間で取り外し、ここに捕捉した塵埃
を除去しなければならない。
【0068】このフィルタを再び吸込みグリル3裏面に
挿着する際、この先端部が振れてカバー杆37に当接す
るようなことがあっても温度センサSには当接しないの
で温度センサSを破損することはない。また、カバー杆
37の端部は曲成されているので、そのまま通過して何
らの障害にもならない。
挿着する際、この先端部が振れてカバー杆37に当接す
るようなことがあっても温度センサSには当接しないの
で温度センサSを破損することはない。また、カバー杆
37の端部は曲成されているので、そのまま通過して何
らの障害にもならない。
【0069】なお、図9に示すような、温度センサSの
取付け部36Aを備えたセンサ支持部35A構造であっ
てもよい。この場合、取付け部36Aは単純な平板状に
形成され、温度センサSが取付けられる。
取付け部36Aを備えたセンサ支持部35A構造であっ
てもよい。この場合、取付け部36Aは単純な平板状に
形成され、温度センサSが取付けられる。
【0070】そして、取付け部36Aの先端には、ここ
では矩形枠状のカバー杆37Aが一体に設けられる。上
記温度センサS先端は、このカバー杆37Aよりも突出
している。結局、上記実施例と同様の作用効果が得られ
ることになる。
では矩形枠状のカバー杆37Aが一体に設けられる。上
記温度センサS先端は、このカバー杆37Aよりも突出
している。結局、上記実施例と同様の作用効果が得られ
ることになる。
【0071】また、上記実施例においてはセンサ支持部
35を熱交換器8の前面に配設するようにしたが、これ
に限定されるものではなく、図10に示すように、熱交
換器8の折り曲げ部に配置してもよい。
35を熱交換器8の前面に配設するようにしたが、これ
に限定されるものではなく、図10に示すように、熱交
換器8の折り曲げ部に配置してもよい。
【0072】このような構成にすれば、吸込みグリル3
と熱交換器8との距離が近接していたとしても、スペー
ス的に無理なくセンサ支持部35を配置することができ
るとともに、フィルタがセンサ支持部35に当接するこ
とが極力なくなる。
と熱交換器8との距離が近接していたとしても、スペー
ス的に無理なくセンサ支持部35を配置することができ
るとともに、フィルタがセンサ支持部35に当接するこ
とが極力なくなる。
【0073】さらにセンサ支持部35が断面V字状にな
って、熱交換器8から温度センサSの上部を遮断してい
るので、熱交換器8からのドレン水が温度センサに滴下
することを防止し、温度センサSの温度誤検出や破損を
防止できる。
って、熱交換器8から温度センサSの上部を遮断してい
るので、熱交換器8からのドレン水が温度センサに滴下
することを防止し、温度センサSの温度誤検出や破損を
防止できる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、ユニット本体内に少なくとも一側面に開口部を有す
る電気部品箱を配置し、この電気部品箱の開口部側縁に
係合部を設け、蓋体に、上記係合部に係脱自在な係止部
を備えて、上記開口部を開閉する構成としたから、第2
の発明によれば、電気部品箱の開口部側縁に受け部と係
合穴を互いに離間した位置に設け、蓋体に、上記受け部
に係脱自在な嵌合片と上記係合穴に係脱自在に操作でき
る操作爪を備えて、上記開口部を開閉する構成としたか
ら、電気部品箱の開口部に対する蓋体の開閉構造の簡素
化を図れることとなり、開閉作業が容易化して、作業性
の向上を図れるという効果を奏する。
ば、ユニット本体内に少なくとも一側面に開口部を有す
る電気部品箱を配置し、この電気部品箱の開口部側縁に
係合部を設け、蓋体に、上記係合部に係脱自在な係止部
を備えて、上記開口部を開閉する構成としたから、第2
の発明によれば、電気部品箱の開口部側縁に受け部と係
合穴を互いに離間した位置に設け、蓋体に、上記受け部
に係脱自在な嵌合片と上記係合穴に係脱自在に操作でき
る操作爪を備えて、上記開口部を開閉する構成としたか
ら、電気部品箱の開口部に対する蓋体の開閉構造の簡素
化を図れることとなり、開閉作業が容易化して、作業性
の向上を図れるという効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示し、室内ユニットの斜視
図。
図。
【図2】同実施例の、室内ユニットの内部を一部省略し
て示す斜視図。
て示す斜視図。
【図3】同実施例の、電気部品箱と蓋体を分解して示す
斜視図。なお、蓋体のみ90°反転した状態も示してあ
る。
斜視図。なお、蓋体のみ90°反転した状態も示してあ
る。
【図4】同実施例の、電気部品箱と蓋体のそれぞれ上端
部を分解して示す斜視図。
部を分解して示す斜視図。
【図5】同実施例の、電気部品箱にトランスを取付けた
状態を説明する図。
状態を説明する図。
【図6】同実施例の、開口部が蓋体で閉成された電気部
品箱の斜視図。
品箱の斜視図。
【図7】同実施例の、蓋体の取り外し作業を説明する斜
視図。
視図。
【図8】同実施例の、温度センサとその取付け構造説明
する斜視図。
する斜視図。
【図9】他の実施例の、温度センサとその取付け構造説
明する斜視図。
明する斜視図。
【図10】他の実施例の、温度センサの取付け位置を説
明する図。
明する図。
1…ユニット本体、30…開口部、12…電気部品箱、
38…係合部(係合穴)、21…係止部(操作爪)、1
1…蓋体、46…受け部、25…嵌合片。
38…係合部(係合穴)、21…係止部(操作爪)、1
1…蓋体、46…受け部、25…嵌合片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿木 孝 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 濱本 正太郎 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内
Claims (4)
- 【請求項1】ユニット本体と、 このユニット本体内に配置され少なくとも一側面に開口
部を有する電気部品箱と、 この電気部品箱の開口部側縁に設けられる係合部と、 この係合部に係脱自在な係止部を備え電気部品箱の開口
部を開閉する蓋体とを具備したことを特徴とする空気調
和機。 - 【請求項2】ユニット本体と、 このユニット本体内に配置され少なくとも一側面に開口
部を有する電気部品箱と、 この電気部品箱の開口部側縁に互いに離間した位置に設
けられる受け部および係合穴と、 上記受け部に係脱自在な嵌合片および上記係合穴に係脱
自在に操作できる操作爪を備え電気部品箱の開口部を開
閉する蓋体とを具備したことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項3】上記蓋体に設けられる係止部および操作爪
は弾性を有していて、この係止部および操作爪に対する
直接の操作によって電気部品箱開口部に対する蓋体の開
放を可能としたことを特徴とする請求項1および請求項
2記載の空気調和機。 - 【請求項4】上記係止部および操作爪は、蓋体の下部に
設けられるとともに蓋体に向かってその中心線よりも左
側に位置することを特徴とする請求項1ないし請求項3
記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6016615A JPH07225031A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6016615A JPH07225031A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07225031A true JPH07225031A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11921242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6016615A Pending JPH07225031A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07225031A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007127364A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機のセンサ固定装置 |
JP2009168385A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-30 | Fujitsu General Ltd | 空気調和機 |
JP2012197961A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Daikin Industries Ltd | 空気調和機 |
CN108469061A (zh) * | 2017-02-22 | 2018-08-31 | 日立江森自控空调有限公司 | 空调机 |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP6016615A patent/JPH07225031A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007127364A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機のセンサ固定装置 |
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JP2012197961A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Daikin Industries Ltd | 空気調和機 |
CN108469061A (zh) * | 2017-02-22 | 2018-08-31 | 日立江森自控空调有限公司 | 空调机 |
CN108469061B (zh) * | 2017-02-22 | 2021-05-18 | 日立江森自控空调有限公司 | 空调机 |
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