JPH0330737Y2 - - Google Patents

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JPH0330737Y2
JPH0330737Y2 JP1986067434U JP6743486U JPH0330737Y2 JP H0330737 Y2 JPH0330737 Y2 JP H0330737Y2 JP 1986067434 U JP1986067434 U JP 1986067434U JP 6743486 U JP6743486 U JP 6743486U JP H0330737 Y2 JPH0330737 Y2 JP H0330737Y2
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、空気調和機の温調空気を室内に送り
出す吹き出し口の構造に係り、特には、送風機と
熱交換器とを備えた空気調和機本体の一側方には
吸い込み口を、他側方には吹き出し口をそれぞれ
設け、前記吸い込み口を遮ぎるフイルタを着脱自
在に取付けたパネルを、前記空気調和機本体に着
脱自在に取付け、かつ、取付状態の前記パネルの
外周縁の一部に、前記空気調和機本体側に圧接し
て前記吹き出し口の長手方向に沿う両側縁の一方
を構成する断熱性のパネル側吹き出し口形成部材
を付設した空気調和機の吹き出し口構造に関す
る。
(従来の技術) 従来この種の構造としては、例えば、実開昭60
−28319号公報に記載されているものが知られて
いる。第14図は、上記従来例の断面図である。
この図において、101は空気調和機本体、10
2は本体ケーシング、103は化粧パネル、10
4は送風機、105は熱交換器である。
前記化粧パネル103には、その中央に吸い込
みグリル106が備えられ、かつ、その吸い込み
グリル106の左右両側に吹き出し口107が形
成されている。前記化粧パネル103は、本体ケ
ーシング102にビス108によつて着脱自在に
取付けられ、吸い込みグリル106の内方に取付
けられるフイルタの取り外しや取付け、更には、
本体ケーシング102内部の点検等に際して、適
宜、化粧パネル103を本体ケーシング102に
対して取り外すことができるように構成されてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような構成を有する従来例
の場合では、化粧パネル103を取り外すたびに
パネル側の吹き出し口形成部材107aが本体ケ
ーシング102から分離され、そして、化粧パネ
ル103の取付けによつてパネル側吹き出し口形
成部材107aが本体ケーシング102に圧接さ
れることになるのであるが、本体ケーシング10
2に対する化粧パネル103の組付誤差があつた
場合に、パネル側吹き出し口形成部材107aと
本体ケーシング102との圧接が不十分となり、
その圧接不良箇所から温調空気が吸い込みグリル
106の下流側に流入し、冷房時にあつては、そ
こで結露を生じる欠点があつた。そこで、ビス1
08により強固に締め付けて、パネル側吹き出し
口形成部材107aをその長手方向全長にわたり
本体ケーシング102に十分に圧接することが考
えられるが、従来のパネル側吹き出し口形成部材
107aの本体ケーシング102に対する圧接面
積が大きいため、面圧を全体にわたつて大にする
ことが困難で、部分的に圧接不良箇所が発生しや
すく、未だ改善の余地があつた。
本考案は、パネル側吹き出し口形成部材を空気
調和機本体側に良好に圧接し、冷房時における結
露発生を回避できるようにすることを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような目的を達成するために、
冒頭に記載したパネル取付構造において、パネル
側吹き出し口形成部材45に、吹き出し口41の
長手方向全長にわたつて延びる複数の突条46,
46を一体形成したことを特徴とする。
(作用) パネル側吹き出し口形成部材に形成した突条を
空気調和機本体側に圧接し、それに伴なつて突条
が弾性変形し、その長手方向全長にわたり、空気
調和機本体側に十分圧接することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。第1図は、本考案の実施例に係るパネ
ル取付構造を適用した天井埋込型空気調和機の下
方から見た分解斜視図、第2図はその上方から見
た一部切欠分解斜視図である。
これらの図において、1は空気調和機本体であ
り、この空気調和機本体1は、その左右両外側面
に突設した連結金具2を介して天井内構造体から
垂下した4本の吊りボルト3…に吊下げ支持さ
れ、空気調和機本体1の下部が天井板4に形成し
た矩形の開口5に臨設される。
前記空気調和機本体1の下端には、前記開口5
を閉塞するに足りる大きさに構成された外枠6が
4本のネジ7…によつて取付けられている。更
に、この外枠6の矩形開口部8にフイルタ9を着
脱自在に備えたパネルとしての中パネル10が3
箇所の蝶番11A,11B,11Bを介して揺動
開閉自在に設けられている。
空気調和機本体1は、第2図に示すように、下
方に開口した箱型の本体ケーシング12に、電動
モータ13、この電動モータ13によつて駆動さ
れる左右一対の送風機14,14、図外の室外機
と配管接続される熱交換機15、暖房補助ヒータ
16および風向変換装置17それぞれを内装する
とともに、本体ケーシング12の横外側に電気品
箱18を付設して構成されている。
前記風向変換装置17は、水平面方向の風向を
調節するルーバー19と、上下方向の風向を調節
するフラツプ20とから構成されている。
前記ルーバー19は、ギア式減速装置付きの電
動モータ21によつて回転される支軸22に円盤
状の風向板23…を、隣合うものどうしの間に所
定の間隔を隔てて斜めに取り付けて構成されてい
る。また、フラツプ20は、第3図および第4図
に示すように、曲板状に構成された板体を前記ル
ーバー19の背部において上下揺動自在に設けて
構成され、かつ、フラツプ20とギア式減速装置
付きの電動モータ24とがクランクアーム25お
よびリンク26を介して連動連結されている。
前記暖房補助ヒータ16は、第4図に示すよう
に、その左右両端側で、本体ケーシング12に取
付けられた支持部材27にC字状の保持部材28
を介して取付けられている。
前記外枠6は、その全体が樹脂材料で成形さ
れ、その長手方向の両側それぞれに板金製の支持
材29,29がネジ止めされるとともに、矩形開
口部8の長手方向に沿う両側縁には断面形状L字
形の補強枠30がネジ止めされ、そして、開口部
8内で支持材29,29にわたらせて中間補強枠
31がネジ止めされ、全体として、剛性が大で保
形性に富むように構成されている。
前記両支持材29,29の所定箇所に、外枠6
を本体ケーシング12の下端に取付けるネジ7を
挿通するダルマ状の第1挿通孔(合計3個)32
と単円状の第2挿通孔(1個)33が形成されて
いる。
前記第1挿通孔32は、ネジの頭部よりも大径
の孔部分と、ネジ頭部よりも小径の孔部分とが連
通した形状に形成されている。
上記構成により、外枠6の空気調和機本体1へ
の取付けに際しては、先ず、前記3箇所の第1挿
通孔32…に対応する箇所のネジ7…を本体ケー
シング12に仮止めしておき、これらの3本のネ
ジ7…に対して外枠6の第1挿通孔32…の大径
部分を介してネジ7…の頭部を下方に突出させ、
その後に小径部分にネジ7…が嵌入するように移
動し、ネジ7…の頭部により外枠6を引つ掛けて
おく。その後、第2挿通孔33を本体ケーシング
12のネジ孔34に位置を合わせてネジ7を挿通
し、これにより位置決めを行ない、しかる後に、
4本のネジ7…を締め付けて外枠6を本体ケーシ
ング12に取付固定できるのである。
前記第1および第2挿通孔32…,33それぞ
れは、第5図、第6図および第7図に示すよう
に、その内周縁(第1挿通孔32については、小
径部分の周縁のみ)に本体ケーシング12側へ突
出する立上り片35が屈曲形成されており、本体
ケーシング12の下端面と外枠6側の支持材29
との間に断熱材36を介在して取付けるときに、
本体ケーシング12の下端面と立上り片35との
当接によつて支持材29と本体ケーシング12と
の間隔が規制維持され、ネジ7…を必要以上に強
くネジ込み、支持材29が本体ケーシング12側
へ屈曲変形したり、また、それに伴なつて、断熱
材36が圧縮変形して断熱性を低下したりするこ
とを防止できるように構成されている。
また、外枠6を本体ケーシング12に取付固定
した後には、前記第1挿通孔32…それぞれの大
径部分に、下方からゴム製の盲キヤツプ37が弾
性嵌着され、これにより、第1挿通孔32それぞ
れを介して天井裏空間内に高温多湿空気が室内側
に流入し、冷房運転時に、支持材29の下向き面
に結露を生じることを防止できるように構成され
ている。前記盲キヤツプ37には、ネジ7の頭部
を覆いかくすカバー部37aが一体的に連接され
ていて、中パネル10を開いた時に、ネジ7の頭
部が露出せず、外観を高められるようになつてい
る。なお、第2挿通孔33においては、その近接
箇所に大径の取付孔38が形成され、この取付孔
38に盲キヤツプ37を取付け、ネジ7の頭部を
カバー部37aによつて覆うようになつている。
前記外枠6の開口周縁の1箇所には、第8図に
示すように、3個の蝶番11A,11B,11B
を介して前記中パネル10が揺動自在に連結され
ている。
第9図ないし第11図に示すように、前記蝶番
11A,11B,11Bの内、中央の蝶番11A
は、外枠6側の蝶番部材11aと中パネル10側
の蝶番部材11bとが、揺動軸心方向に位置決め
された状態でピン40により枢支連結されてい
る。これに対して、左右両側の蝶番11B,11
Bそれぞれにおいては、両蝶番部材11a,11
b間に、揺動軸心方向に所定量(例えば、2〜3
mm程度)の融通,が介在されている。この構
成により、暖房時および冷房時それぞれにおける
温度変化、殊に、暖房と冷房との切換に伴なう温
度変化に起因して、中パネル10が外枠6よりも
大きく揺動軸心方向に伸縮しても、その伸縮量の
差を前記融通によつて吸収し、中パネル10が
歪み変形することを防止できるように構成されて
いる。
前記中パネル10の揺動軸心に直交する方向に
おける幅は、開口部8の揺動軸心に直交する方向
における開口幅よりも設定長さだけ短く形成さ
れ、中パネル10を閉じ位置にした状態で、中パ
ネル10の遊端縁と開口部8の内周縁との間に、
熱交換器15を通過した空気を吹き出す吹き出し
口41が形成されるように構成されている。
また、中パネル10の、揺動軸心方向に直交す
る方向の中央から揺動軸心側にわたる箇所には吸
い込み口としての吸い込みグリル42が形成さ
れ、この吸い込みグリル42の内側に、左右2枚
のフイルタ9,9がクランプ片43を介して取り
外し自在に取付けられている。
また、前記吹き出し口41の前後の周縁、つま
り、外枠6の吹き出し口41に臨む内周縁と、そ
れに対向する中パネル10の遊端縁それぞれに
は、発泡樹脂製の断熱材から成る吹き出し口形成
部材44,45が取付けられている。そして、中
パネル10側の吹き出し口形成部材45の上面に
は、2本の突条46,46が形成されている。こ
の突条46,46は、中パネル10の閉じ状態に
おいて、空気調和機本体1の熱交換器15の下部
に設けられた結露水回収用のドレンパン47の下
面に貼着された断熱材48に圧接されるように構
成されている。
このように、中パネル10側の吹き出し口形成
部材45の上面に2本の突条46,46を形成す
ることにより、中パネル10を閉じ位置にしたと
きに、突条46,46が断熱材48に食い込む状
態で圧接され、吹き出し口41からの吹き出し空
気の一部がドレンパン47の下方から吸い込みグ
リル42側に流入し、冷房時にあつて不測に結露
を発生することを回避できるようになつている。
前記中パネル10側の吹き出し口形成部材45
の、揺動軸心側の位置には、それと平行な方向に
延びる状態で、吹き出し口形成部材45よりも発
泡度の高い柔軟なシール用断熱材39が、ドレン
パン47の下面の断熱材48との間で大きく圧縮
変形されるように貼着され、吹き出し空気の吸い
込みグリル42側への流入をより一層良好に防止
できるようになつている。
中パネル10の遊端側所定箇所と、外枠6の所
定箇所との間には、第12図および第13図に示
すように、中パネル10を閉じ状態で固定するロ
ツク機構49が介装されている。
即ち、外枠6の左右両側下面に係合用ピン50
が取付ブラケツト51,52を介して取付支持さ
れている。他方、中パネル10の左右両側の上面
には、係合用ピン50に係合する爪部53を備え
たロツク片54がブラケツト55を介して前後に
回動自在に設けられるとともに、圧縮コイルスプ
リング56により、爪部53がピン50に対する
係合方向に回動するように付勢されている。
したがつて、中パネル10を押し上げて閉じ位
置に揺動すると、それに伴なつてピン50が爪部
53の傾斜上縁に当接し、ロツク片54が圧縮コ
イルスプリング56の付勢力に抗して揺動され、
中パネル10が閉じられた状態でピン50が傾斜
上縁を乗り越え、ロツク片54が圧縮コイルスプ
リング56の付勢力によつて回動して爪部53が
ピン50に上方から係合し、中パネル10を閉じ
状態に固定維持するように構成されている。
また、中パネル10には、当て金具57により
前後方向に摺動のみ自在にロツク解除片58が設
けられ、このロツク解除片58の先端が前記ロツ
ク片54に係合され、ロツク解除片58の中パネ
ル10の遊端側が中パネル10から突出されて折
り曲げられている。この構成により、折り曲げ部
58aを中パネル10の揺動軸心側に押し込むこ
とにより、ロツク片54を圧縮コイルスプリング
56の付勢力に抗して強制的に揺動し、ピン50
から爪部53を外し、そのロツクを解除して中パ
ネル10を下方に揺動して開放状態に変位するこ
とができる。図中59は、フイルタ9,9の取付
け、取り外しの際に、中パネル10を所定の角度
で開放状態に維持する吊り紐である。
上記実施例では、中パネル側吹き出し口形成部
材45に2本の突条46,46を一体形成してい
るが、本考案としては、3本以上の突条46…を
一体形成するものでも良い。
また、上記実施例では、中パネル10を揺動開
閉して空気調和機本体1に対して着脱するものを
示したが、本考案としては、中パネル10をビス
によつて着脱するものにも適用できる。
(考案の効果) 以上のように、本考案によれば、パネル側吹き
出し口形成部材に複数の突条を形成するだけの改
造で、この吹き出し口形成部材の本体に対する圧
接性能が向上し、本体に対するパネルの組付誤差
の大小に拘わらず良好な圧着封止機能を発揮し
て、温調空気の吸い込み口側への流入を良好に防
止し、冷房時における結露発生を防止できるよう
になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る天井埋め込み
型空気調和機を下方から見た分解斜視図、第2図
は、第1図のものを上方から見た一部切欠分解斜
視図、第3図は、全体横断面図、第4図は、吹き
出し口部分の拡大断面図、第5図は、外枠の本体
ケーシングへの連結部を示す分解斜視図、第6図
および第7図は、それぞれ外枠の本体ケーシング
への連結状態を示す要部の断面図、第8図は、中
パネルの内側から見た平面図、第9図は、中パネ
ルの連結部を示す一部切欠平面図、第10図は、
第9図の要部の横断面図、第11図は、第10図
の斜視図、第12図は、中パネルのロツク構造を
示す断面図、第13図は、第12図の斜視図、第
14図は、従来例の縦断面図である。 1……空気調和機本体、9……フイルタ、10
……パネルとしての中パネル、14……送風機、
15……熱交換器、41……吹き出し口、42…
…吸い込み口としての吸い込みグリル、45……
中パネル側吹き出し口形成部材、46……突条。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 送風機14と熱交換器15とを備えた空気調和
    機本体1の一側方には吸い込み口42を、他側方
    には吹き出し口41をれぞれ設け、前記吸い込み
    口42を遮ぎるフイルタ9を着脱自在に取付けた
    パネル10を、前記空気調和機本体1に着脱自在
    に取付け、かつ、取付状態の前記パネル10の外
    周縁の一部に、前記空気調和機本体1側に圧接し
    て前記吹き出し口41の長手方向に沿う両側縁の
    一方を構成する断熱性のパネル側吹き出し口形成
    部材45を付設した空気調和機の吹き出し口構造
    において、 前記パネル側吹き出し口形成部材45に、前記
    吹き出し口41の長手方向全長にわたつて延びる
    複数の突条46,46を一体形成してある空気調
    和機の吹き出し口構造。
JP1986067434U 1986-05-02 1986-05-02 Expired JPH0330737Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986067434U JPH0330737Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

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JP1986067434U JPH0330737Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

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JPS62179518U JPS62179518U (ja) 1987-11-14
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