JPH0336818Y2 - - Google Patents

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JPH0336818Y2
JPH0336818Y2 JP1986067435U JP6743586U JPH0336818Y2 JP H0336818 Y2 JPH0336818 Y2 JP H0336818Y2 JP 1986067435 U JP1986067435 U JP 1986067435U JP 6743586 U JP6743586 U JP 6743586U JP H0336818 Y2 JPH0336818 Y2 JP H0336818Y2
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、送風機と熱交換器とを備えた空気調
和機本体に、断熱材を介在させて、外装パネルの
板金製支持材をネジにより取付けた天井埋め込み
型空気調和機のパネル取付構造に関する。
(従来の技術) 従来この種の構造としては、例えば、実開昭60
−118433号公報に記載されているものが知られて
いる。第14図は、上記従来例の分解斜視図であ
る。この図において、101は空気調和機本体、
102は化粧パネル、103は、化粧パネル10
2に備えられた吸い込みグリルであり、化粧パネ
ル102が空気調和機本体101にネジ104…
によつて取付けられている。
ところで、一般に、空気調和機本体101側の
温度が化粧パネル102に直接的に伝達すること
を防止するために、空気調和機本体101と化粧
パネル102を構成する板金製支持部材との間に
は、断熱材が介在される。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような構成を有する従来例
の場合では、ネジ104…を強く締め込み過ぎた
ときに、そこにおいて、局部的に板金製支持部材
にへこみを生じて断熱材が圧縮され、発泡構造の
断熱材の場合に、圧縮に伴なつて空気層がなくな
り、断熱効果が低下する欠点があつた。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつて、ネジの締め込み過ぎによる板金製支
持部材の変形を防止して、断熱材の圧縮による断
熱性の不測の低減を回避できるようにすることを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような目的を達成するために、
冒頭に記載したパネル取付構造において、 板金製支持材29に形成したネジ挿通孔32,
33の周縁部に、前記空気調和機本体1側の前記
板金製支持材29と対向する面に当接して前記板
金製支持材29の前記空気調和機本体1側への変
位を阻止する立上り片35を一体形成してあるこ
とを特徴とする。
(作用) 上記特徴構成によれば、ネジ部材7の締め込み
に伴ない、板金製支持部材29が変形しようとし
たときに、立上り片35が空気調和機本体1側に
当接し、設定以上に板金製支持材29が変形する
ことを防止でき、また、この結果として板金製支
持部材29と空気調和機本体1側との間に断熱材
36の圧縮を回避するに足る間隔を確保できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。第1図は、本考案の実施例に係るパネ
ル取付構造を適用した天井埋め込み型空気調和機
の下方から見た分解斜視図、第2図はその上から
見た一部切欠分解斜視図である。
これらの図において、1は空気調和機本体であ
り、この空気調和機本体1は、その左右外側面に
突設した連結金具2を介して天井内構造体から垂
下した4本の吊りボルト3…に吊り下げ支持さ
れ、空気調和機本体1の下部が天井板4に形成し
た矩形の開口5に臨設される。
前記空気調和機本体1の下端には、前記開口5
を閉塞するに足りる大きさに構成された外装パネ
ル6が4本のネジ7…によつて取付けられてい
る。更に、この外装パネル6の矩形開口8にフイ
ルタ9を着脱自在に備えたパネルとしての中パネ
ル10が3箇所の蝶番11A,11B,11Bを
介して揺動開閉自在に設けられている。
空気調和機本体1は、第2図に示すように、下
方に開口した箱型の本体ケーシング12に、電動
モータ13、この電動モータ13によつて駆動さ
れる左右一対の送風機14,14、図外の室外機
と配管接続される熱交換器15、暖房補助ヒータ
16および風向変換装置17それぞれを内装する
とともに、本体ケーシング12の横外側に電気品
箱18を付設して構成されている。
前記風向変換装置17は、水平面方向の風向を
調節するルーバー19と、上下方向の風向を調節
するフラツプ20とから構成されている。
前記ルーバー19は、ギア式減速装置付きの電
動モータ21によつて回転される支軸22に円盤
状の風向板23…を、隣合うものどうしの間に所
定の間隔を隔てて斜めに取り付けて構成されてい
る。また、フラツプ20は、第3図および第4図
に示すように、曲板状に構成された板体を前記ル
ーバー19の背面において上下揺動自在に設けて
構成され、かつ、フラツプ20とギア式減速装置
付きの電動モータ24とがクランクアーム25お
よびリンク26を介して連動連結されている。
前記暖房補助ヒータ16は、第4図に示すよう
に、その左右両端部で、本体ケーシング12に取
付けられた支持部材27にC字状の保持部材28
を介して取付けられている。
前記外装パネル6は、その全体が樹脂材料で成
形され、その長手方向の両側それぞれに板金製の
支持材29,29がネジ止めされるとともに、矩
形開口部8の長手方向に沿う両側縁には断面形状
L字形の補助枠30がネジ止めされ、そして、開
口部8内で支持材29,29にわたらせて中間補
強枠31がネジ止めされ、全体として、剛性が大
で保形性に富むように構成されている。
前記両支持材29,29の所定箇所に、外装パ
ネル6を本体ケーシング12の下端に取付けるネ
ジ7を挿通するダルマ状の第1挿通孔(合計3
個)32と単円状の第2挿通孔(1個)33が形
成されている。
前記第1挿通孔32は、ネジ7の頭部よりも大
径の孔部分と、ネジ頭部よりも小径の孔部分とが
連通した形状に形成されている。
上記構成により、外装パネル6の空気調和機本
体1への取付けに際しては、先ず、前記3箇所の
第1挿通孔32…に対応する箇所のネジ7…を本
体ケーシング12に仮止めしておき、これらの3
本のネジ7…に対して外装パネル6の第1挿通孔
32…の大径部分を介してネジ7…の頭部を下方
に突出させ、その後に小径部分にネジ7…が嵌入
するように移動し、ネジ7…の頭部により外装パ
ネル6を引つ掛けておく。その後、第2挿通孔3
3を本体ケーシング12のネジ孔34に位置を合
わせてネジ7を挿通し、これにより位置決めを行
ない、しかる後に、4本のネジ7…を締め付けて
外装パネル6を本体ケーシング12に取付固定で
きるのである。
前記第1および第2挿通孔32…,33それぞ
れは、第5図、第6図および第7図に示すよう
に、その内周縁(第1挿通孔32については、小
径部分の周縁のみ)に本体ケーシング12側へ突
出する立上り片35が屈曲形成されており、本体
ケーシング12の下端面と外装パネル6側の支持
材29との間に断熱材36を介在して取付けると
きに、本体ケーシング12の下端面と立上り片3
5との当接によつて支持材29と本体ケーシング
12との間隔が規制維持され、ネジ7…を必要以
上に強くネジ込み、支持材29が本体ケーシング
12側へ屈曲変形したり、また、それに伴なつ
て、断熱材36が圧縮変形して断熱性を低下した
りすることを防止できるように構成されている。
また、外装パネル6を本体ケーシング12に取
付固定した後には、前記第1挿通孔32…それぞ
れの大径部分に、下方からゴム製の盲キヤツプ3
7が弾性嵌着され、これにより、第1挿通孔32
それぞれを介して天井裏空間内の高温多湿空気が
室内側に流入し、冷房運転時に、支持材29の下
向き面に結露を生じることを防止できるように構
成されている。前記盲キヤツプ37には、ネジ7
の頭部を覆いかくすカバー部37aが一体的に連
接されていて、中パネル10を開いた時に、ネジ
7の頭部が露出せず、外観を高められるようにな
つている。なお、第2挿通孔33においては、そ
の近接箇所に大径の取付孔38が形成され、この
取付孔38に盲キヤツプ37を取付け、ネジ7の
頭部をカバー部37aによつて覆うようになつて
いる。
前記外装パネル6の開口周縁の1箇所には、第
8図に示すように、3個の蝶番11A,11B,
11Bを介して前記中パネル10が揺動自在に連
結されている。
第9図ないし第11図に示すように、前記蝶番
11A,11B,11Bの内、中央の蝶番11A
は、外装パネル6側の蝶番部材11aと中パネル
10側の蝶番部材11bとが、揺動軸心方向に位
置決めされた状態でピン40により枢支連結され
ている。これに対して、左右両側の蝶番11B,
11Bそれぞれにおいては、両蝶番部材11a,
11b間に、揺動軸心方向に所定量(例えば、2
〜3mm程度)の融通,が介在されている。こ
の構成により、暖房時および冷房時それぞれにお
ける温度変化、殊に、暖房と冷房との切換に伴な
う温度変化に起因して、中パネル10が外装パネ
ル6よりも大きく揺動軸心方向に伸縮しても、そ
の伸縮量の差を前記融通によつて吸収し、中パ
ネル10が歪み変形することを防止できるように
構成されている。
前記中パネル10の揺動軸心に直交する方向に
おける幅は、開口部8の揺動軸心に直交する方向
における開口幅よりも設定長さだけ短く形成さ
れ、中パネル10を閉じ位置にした状態で、中パ
ネル10の遊端縁と開口部8の内周縁との間に、
熱交換器15を通過した空気を吹き出す吹き出し
口41が形成されるように構成されている。
また、中パネル10の、揺動軸心方向に直交す
る方向の中央から揺動軸心側にわたる箇所には吹
い込み口としての吹い込みグリル42が形成さ
れ、この吹い込みグリル42の内側に、左右2枚
のフイルタ9,9がクランプ片43を介して取り
外し自在に取付けられている。
また、前記吹き出し口41の前後の周縁、つま
り、外装パネル6の吹き出し口41に臨む内周縁
と、それに対向する中パネル10の遊端縁それぞ
れには、発泡樹脂製の断熱材から成る吹き出し口
形成部材44,45が取付けられている。そし
て、中パネル10側の吹き出し口形成部材45の
上面には、2本の突条46,46が形成されてい
る。この突条46,46は、中パネル10の閉じ
状態において、空気調和機本体1の熱交換器15
の下部に設けられた結露水回収用のドレンパン4
7の下面に貼着された断熱材48に圧接されるよ
うに構成されている。
このように、中パネル10側の吹き出し口形成
部材45の上面に2本の突条46,46を形成す
ることにより、中パネル10を閉じ位置にしたと
きに、突条46,46が断熱材48に食い込む状
態で圧接され、吹き出し口41からの吹き出し空
気の一部がドレンパン47の下方から吹い込みグ
リル42側に流入し、冷房時にあつて不測に結露
を発生することを回避できるようになつている。
前記中パネル10側の吹き出し口形成部材45
の、揺動軸心側の位置には、それと平行な方向に
延びる状態で、吹き出し口形成部材45よりも発
泡度の高い柔軟なシール用断熱材39が、ドレン
パン47の下面の断熱材48との間で大きく圧縮
変形されるように貼着され、吹き出し空気の吹い
込みグリル42側への流入をより一層良好に防止
できるようになつている。
中パネル10の遊端側所定箇所と、外装パネル
6の所定箇所との間には、第12図および第13
図に示すように、中パネル10を閉じ状態で固定
するロツク機構49が介装されている。
即ち、外装パネル6の左右両側下面に係合用ピ
ン50が取付ブラケツト51,52を介して取付
支持されている。他方、中パネル10の左右両側
の上面には、係合用ピン50に係合する爪部53
を備えたロツク片54がブラケツト55を介して
前後に回動自在に設けられるとともに、圧縮コイ
ルスプリング56により、爪部53がピン50に
対する係合方向に回動するように付勢されてい
る。
したがつて、中パネル10を押し上げて閉じ位
置に揺動すると、それに伴なつてピン50が爪部
53の傾斜上縁に当接し、ロツク片54が圧縮コ
イルスプリング56の付勢力に抗して揺動され、
中パネル10が閉じられた状態でピン50が傾斜
上縁を乗り越え、ロツク片54が圧縮コイルスプ
リング56の付勢力によつて回動して爪部53が
ピン50に上方から係合し、中パネル10を閉じ
状態に固定維持するように構成されている。
また、中パネル10には、当て金具57により
前後方向に摺動のみ自在にロツク解除片58が設
けられ、このロツク解除片58の先端が前記ロツ
ク片54に係合され、ロツク解除片58の中パネ
ル10の遊端側が中パネル10から突出されて折
り曲げられている。この構成により、折り曲げ部
58aを中パネル10の揺動軸心側に押し込むこ
とにより、ロツク片54を圧縮コイルスプリング
56の付勢力に抗して強制的に揺動し、ピン50
から爪部53を外し、そのロツクを解除して中パ
ネル10を下方に揺動して開放状態に変位するこ
とができる。図中59は、フイルタ9,9の取付
け、取り外しの際に、中パネル10を所定の角度
で開放状態に維持する吊り紐である。
上記実施例では、外装パネル6の下方からのネ
ジ7の締め込みによつて外装パネル6を本体ケー
シング12に取付けるようにしているが、例え
ば、本体ケーシング12の下部から下方にスタツ
ドボルトを挿通孔32,33に挿通し、下方から
ナツトによつて締め込むように構成しても良く、
これらの構成やネジ7などをしてネジ部材7と総
称する。
(考案の効果) 以上のように、本考案によれば、ネジ部材7を
締め込んでいつたときに、挿通孔32,33の周
縁の立上り片35が空気調和機本体1側に当接
し、ネジ込み過ぎによる板金製支持材29の空気
調和機本体1側への変形を防止できるとともに、
板金製支持材29とそれに対向する空気調和機本
体1側との間に介在した断熱材36の圧縮変形を
防止して断熱性の低下を回避できるようになつ
た。また、立上り片35によつて締め込み自体が
規制されるため、例えば、ネジ部材7の締め込み
作業にあつて、ネジ部材7の締め込み過ぎに注意
を払う必要がなくなり、外装パネル6の空気調和
機本体1への取付作業を能率良く行なえる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る天井埋め込み
型空気調和機を下方から見た分解斜視図、第2図
は、第1図のものを上方から見た一部切欠分解斜
視図、第3図は、全体横断面図、第4図は、吹き
出し口部分の拡大断面図、第5図は、外装パネル
の本体ケーシングへの連結部を示す分解斜視図、
第6図および第7図は、それぞれ外装パネルの本
体ケーシングへの連結状態を示す要部の断面図、
第8図は、中パネルの内側から見た平面図、第9
図は、中パネルの連結部を示す一部切欠平面図、
第10図は、第9図の要部の横断面図、第11図
は、第10図の斜視図、第12図は、中パネルの
ロツク機構を示す断面図、第13図は、第12図
の斜視図、第14図は、従来例の分解斜視図であ
る。 1……空気調和機本体、6……外装パネル、7
……ネジ部材としてのネジ、14……送風機、1
5……熱交換器、29……板金製支持材、32,
33……挿通孔、35……立上り片、36……断
熱材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 送風機14と熱交換器15とを備えた空気調和
    機本体1に、断熱材36を介在させて、外装パネ
    ル6の板金製支持材29をネジ部材7により取付
    けた天井埋め込み型空気調和機のパネル取付構造
    において、 前記板金製支持材29に形成したネジ挿通孔3
    2,33の周縁部に、前記空気調和機本体1側の
    前記板金製支持材29と対向する面に当接して前
    記板金製支持材29の前記空気調和機本体1側へ
    の変位を阻止する立上り片35を一体形成してあ
    る天井埋め込み型空気調和機のパネル取付構造。
JP1986067435U 1986-05-02 1986-05-02 Expired JPH0336818Y2 (ja)

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JP1986067435U JPH0336818Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

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JPS62179514U JPS62179514U (ja) 1987-11-14
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