JP3756395B2 - 天井装着式空調機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井に装着される天井装着式空調機に関するものである。特に、天井に天井装着式空調機を仮止めする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の天井装着式空調機の一例を、図面を参照しながら説明する。図1は、天井の開口部と空調機本体を示す斜視図である(空調機本体を天井に装着した後に、空調機本体の下部をカバーするパネルカバーが取り付けられるが、図の明瞭化のため、図1では、パネルカバーを省略して図示している)。
図1に示されているように、天井装着式空調機110が取り付けられる天井115には、方形の開口部115aが形成されており、この開口部115aの四隅には、4本の固定ボルト116が垂直方向に取り付けられている。また、空調機本体112の下部には、平面形が方形のツバ状のフランジ117が形成されており、このフランジ117の前記の固定ボルト116に対応する位置に、垂直方向に貫通する取付穴118が開口されている。
使用者が空調機本体112を天井に装着する際には、空調機本体を持ち上げ、天井115の開口部115aに空調機本体112を下側から差し込み(侵入させ)、固定ボルト116を取付穴118に挿入する。さらに、空調機本体112を上方に移動させ、フランジ117の上面を開口部115aの周縁の下部に当接させる。続いて、この状態に空調機本体112を保持しつつ、固定ボルト116にクッションゴム122とワッシャ123とを差し込み、最後にナット124を締め込んで空調機本体112を天井115に装着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した作業手順による空調機本体112の天井115への装着は、固定ボルト116にナット124を締め込むまでは、使用者が空調機本体112を保持していなければならず、面倒であった。
また、天井115への空調機本体112の装着は、使用者が脚立等に登って行われるのが通常であり、このような不安定な姿勢で、かなりの重量の空調機本体112を保持しつつナット124を締め込むのは、面倒かつ危険であった。
従って、以上の問題を改善し、天井への装着が容易に行える天井装着式空調機が大いに求められていた。
【0004】
本発明は、かかる問題を解決するためになされたもので、天井への装着が容易に行える天井装着式空調機を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用と効果】
請求項1に記載の天井装着式空調機は、空調機本体と固定部材と仮止め部材を備えており、前記空調機本体は、天井開口部を通過して天井下面側から天井裏に侵入可能なサイズであり、前記仮止め部材は、前記空調機本体が前記天井開口部を通過している間は収縮して前記空調機本体の通過を許容し、前記空調機本体が前記天井裏に侵入したときに自然形状に復帰して前記空調機本体の脱落を防止する弾性部材で構成され、前記固定部材は、天井側固定部材と空調機本体側固定部材で構成され、前記仮止め部材が前記天井開口部から前記空調機本体が脱落するのを防止している位置関係で、前記天井側固定部材と前記空調機本体側固定部材が組み合わせ状態を維持することを特徴としている。
上記の天井装着式空調機(以下、空調機と略す)によれば、空調機本体に備えられている仮止め部材は弾性体であり、空調機本体が天井の開口部を通過している間は収縮し、空調機本体が天井裏に侵入したときに自然形状に復帰して空調機本体が脱落するのを防止する。また、固定部材は、天井側固定部材と空調機本体側固定部材から構成され、仮止め部材が天井開口部から空調機本体が脱落するのを防止している位置関係(以下、「仮止め位置」と言う)で、天井側固定部材と空調機本体側固定部材との組み合わせ状態を維持する。
なお、上記の「組み合わせ状態を維持する」とは、天井側固定部材と空調機本体側固定部材との相対的な位置関係が規制、あるいは、固定されていることを意味する。相対的位置関係が規制されていると、その位置が維持され、固定部材を操作すると位置を移動させることができる。
このような構成の空調機を天井に装着する作業においては、空調機本体を仮止め位置に位置させれば、使用者は空調機本体を保持しておく必要がない。空調機本体を保持しておく必要がないと、使用者は、その状態から固定部材を操作して、空調機本体を容易に天井に装着できる。
従って、以上の構成の空調機によれば、天井への装着が容易な空調機を得ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
上述した請求項1に記載の空調機は、下記に示す形態で好適に実施することができる。
(形態1)請求項1に記載の空調機においては、空調機本体の両側面に、仮止め部材としての2個の仮止め金具が取り付けられていてもよい。
仮止め金具は、平面形が矩形で板状に形成されており、矩形の短辺の一方を上端として空調機本体の両側面に取り付けられ、下端となる他方の短辺は、空調機本体の外側に広がった形状に形成されている。この仮止め金具は、弾性材料から製作されているので、空調機本体の内側方向に力を加えると変形し、力を抜くと変形が開放されて元の自然形状に復帰する。
空調機本体の両側面に取り付けられている2個の仮止め金具の下端間の距離は、略方形に開口された天井の対向する周縁間の距離よりも僅かに大きく設定されている。このため、空調機本体を天井の開口部に下側から差し込んで行くと、仮止め金具は天上の開口部の周縁に接触しつつ内側に変形する(収縮する)。また、仮止め金具の上端と下端の間の距離は、空調機本体が天井に対して仮止め位置にあるときには、上記の変形が開放されるように設定されている。従って、空調機本体が天井の開口部に差し込まれ、仮止め位置に達すると、仮止め金具は変形が開放されて下端が外側に広がる。変形が開放された、仮止め金具の下端間の距離は、上述したように、天井の対向する周縁間の距離よりも僅かに大きいので、仮止め金具の下端が天井の開口部の周縁上部に掛止し、空調機本体は天井に対して仮止めされる。
また、天井からは螺旋が形成された、天井側固定部材としての固定ボルトが下方に突き出しており、空調機本体が仮止め位置に位置する際には、この固定ボルトが空調機本体に形成されている取付穴に挿入される。この状態から、前記の固定ボルトに空調機本体側固定部材としてのナットを締め込むことにより、空調機本体は天井に固定される。
(形態2)請求項1に記載の空調機においては、仮止め部材を、空調機が天井から脱落するのを恒久的に防止できる構成としてもよい。
例えば、仮止め部材を強固な部材とし、恒久的に空調機が脱落するのを防止する構成とすれば、固定部材は、補助的に空調機の位置を維持する機能を受け持つだけでよい。
このような構成によれば、固定部材をより簡略化できる。
(形態3)請求項1に記載の空調機においては、仮止め位置と、空調機が固定部材を操作されることによって、天井に最終的に装着される位置が同一位置であってもよい。
このような構成によれば、固定部材を操作する手間を減らすことができる。
【0007】
【実施例】
本発明の空調機の実施例を、空調機の一種である浴室乾燥暖房機を用いて説明する。
まず最初に、浴室乾燥暖房機の全般の構成、およびその動作について、図2、図3を参照しながら説明する。
図2は、浴室の天井に装着された浴室乾燥暖房機、およびその周辺装置を示す斜視図である。図3は、浴室乾燥暖房機を下方から見た平面図である。
図2に示されているように、浴室乾燥暖房機10は、浴室11の天井15に装着される。浴室11の内部には、入浴のためのバスタブ14等が収容されている。また、浴室乾燥暖房機10には、温水が供給される温水供給口36が設けられ、内部には温風ファンと熱交換器(温風ファンと熱交換器は図示していない)とが内蔵されている。温風ファンは、図3に示されている、パネルカバー18に開口している吸入口38を介して、浴室11内の空気を吸い込み、熱交換器を通過させる。温水供給口36には、供給配管32を通して給湯器31から温水が供給され、この温水は前記の熱交換器を流れる。温水が前記の熱交換器を流れることにより、温風ファンによって吸い込まれ熱交換器を通過した空気は、熱交換作用によって温められる。熱交換器で温められた空気は、パネルカバー18に形成されている吹き出し口42から下方に向かって吹き出され、浴室11を温める。前記の熱交換器を流れ、熱交換作用で温度が低下した水は、排出配管33を通って給湯器31へ戻され、再び温められて浴室乾燥暖房機10へ送られる。
【0008】
浴室乾燥暖房機10には、換気ファン(図示していない)も内蔵されており、浴室11内の空気を換気する場合には、この換気ファンが作動して浴室11内の空気をパネルカバー18の吸入口38から吸い込む。換気ファンによって吸い込まれた浴室11内の空気は、浴室乾燥暖房機10に接続されている換気ダクト37を通って屋外に排出される。
パネルカバー18の吹き出し口42には、板状の複数のブレードから構成され、ブレードの方向を変化させることにより、吹き出す温風の方向を設定するルーバー44が設けられている。図示していないが、パネルカバー18の裏側(上面側)には、前記のルーバー44の駆動装置や操作リモコンの受光装置等が取り付けられている。浴室乾燥暖房機10の温風ファン、ルーバー44の駆動装置、およびこれらの制御機器等へは、ブレーカ39と電気配線35を経由して電力が供給されている。また、浴室乾燥暖房機10と給湯器31の間は信号線34で結ばれており、この信号線34を介して相互の運転状況を電気信号として伝達し、浴室乾燥暖房機10と給湯器31の運転を適切に制御している。
なお、浴室の天井15には開閉可能な点検口13が設けられている。浴室乾燥暖房機10のほとんどの部分は、天井15に装着された後には天井裏に隠れてしまうので、使用者はこの点検口13から体を入れて、点検・整備作業(例えば、浴室乾燥暖房機への配管や電気配線の接続作業)を実施する。
【0009】
本実施例の浴室乾燥暖房機は、仮止め金具を備えており、天井に仮止めすることができる。以下に、この構成と、浴室乾燥暖房機を天井に仮止めする作業手順について説明する。
図4は、天井に装着された浴室乾燥暖房機の側面図である。図5は、図4のV−V線矢視図である。図6は、浴室乾燥暖房機本体と仮止め金具の取り付け状態の細部を示す斜視図である。
図4に示されているように、浴室乾燥暖房機本体12の下部にはツバ状のフランジ17が形成されており、また天井15に開口している略方形の開口部15aの四隅には、固定ボルト16が垂直方向に取り付けられている。浴室乾燥暖房機本体12のフランジ17の、固定ボルト16に対応する位置には、垂直方向に貫通した取付穴17aが開口しており、固定ボルト16がこの取付穴17aに挿入され、更にナット24が締め付けられることにより、浴室乾燥暖房機本体12は天井15に装着される。
図4、図5、図6に示されているように、浴室乾燥暖房機10の両側面には、仮止め金具52が取り付けられている。仮止め金具52は板状で、平面形が矩形に形成されており、図6に良く示されているように、上方に開いたスリット52aが形成されている。この2個のスリット52aに挟まれ、かつ仮止め金具52の幅(矩形をなす仮止め金具の、短辺側)の中点よりもずれた位置に、円形の取付穴52bが形成されている。また、仮止め金具52は、52cに示す部位で屈曲されている。浴室乾燥暖房機本体12の仮止め金具取り付け部54には、仮止め金具52のスリット52aと取付穴52bに対応する位置に、2個の円柱状の突出部材54aと、スクリュウ穴54bが形成されている。
【0010】
この仮止め金具52のスリット52aを仮止め金具取り付け部54の突出部材54aに滑り込ませ、スクリュウ55をスクリュウ穴54bにネジ込むことにより、仮止め金具52は仮止め金具取り付け部54に取り付けられる。なお、仮止め金具52の取付穴52bは、上述したように、仮止め金具の幅の中点よりもずれた位置に形成されているので、上下の方向を間違えて仮止め金具52を取り付けることが防止される。仮止め金具52は52cの位置で屈曲されているので、下端52dが外側に広がった状態で、仮止め金具取り付け部54に取り付けられる。
また、仮止め金具52は、弾性材料から製作されているので、例えば、仮止め金具52の下端52dに浴室乾燥暖房機本体12側への力を加えると、屈曲部位52cと下端52dの間全体で変形し、下端52dは浴室乾燥暖房機本体12側に移動する。下端52dに加えた力を除くと、変形は開放され、下端52dは元の位置に戻る。
図4に示されているように、浴室乾燥暖房機12の両側面に取り付けられた状態での仮止め金具52の下端52dの相互間の距離Aは、天井15の開口部15aの対向する周縁間の距離Bよりも僅かに大きく設定されている。
【0011】
次に、浴室乾燥暖房機10を天井15に装着する作業手順について図面を参照しながら説明する。
図7は、浴室乾燥暖房機本体12を天井15に装着するために、天井15の開口部15aに差し込んでいく途中の状態を示す側面図である。図8は、浴室乾燥暖房機本体12が、天井に仮止めされた状態を示す側面図である。
浴室乾燥暖房機10を天井に装着する際には、まず、浴室乾燥暖房機本体12の下面からパネルカバー18を取り外しておく。浴室乾燥暖房機本体12を天井の開口部15aに下方側から差し込んでいくと、図7に示されているように、仮止め金具52は開口部15aの周縁15bに接触し、さらに差し込んでいくと周縁15bに押されて、浴室乾燥暖房機本体12側に変形する。仮止め金具52を変形させつつ浴室乾燥暖房機12を開口部に更に差し込んでいくと、図8に示されているように、天井15から下方に突き出している4本の固定ボルト16が、浴室乾燥暖房機本体12のフランジ17に開口している取付穴17aに挿入される。この状態では、仮止め金具52の下端52dは、周縁上部15cよりも上に位置するように寸法が設定されているので、変形が開放されて元の形状にもどる。仮止め金具52が元の形状に戻ると、下端52dが開口部の周縁上部15cに掛止する(引っ掛かる)。よって、浴室乾燥暖房機12は天井14に仮止めされる。浴室乾燥暖房機本体12が仮止めされていれば、使用者は、浴室乾燥暖房機本体12を保持しておく必要はない。この状態でクッションゴム22とワッシャ23を差し込み、さらにナット24を締め込むことにより、容易に浴室乾燥暖房機本体12を天井に装着することができる。
【0012】
以上、本発明の実施例の浴室乾燥暖房機について説明したが、本発明は上記の実施例になんら限定されるものではなく、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【0013】
例えば、仮止め金具を図9に示すような形状に形成してもよい。
仮止め金具62は上端側に水平面62aが形成されており、その端面には方形のスリット62bが切り込まれおり、このスリット62bを挟んで2個の取付穴62cが開口されている。また、浴室乾燥暖房機本体12の仮止め金具取り付け部64には、仮止め金具62のスリット62bと取付穴62cに対応する位置に、方形突出部64aとスクリュウ穴64bが形成されている。仮止め金具62のスリット62bを方形突出部64aに差し込み、2本のスクリュウ55をネジ込むことによって、仮止め金具62は浴室乾燥暖房機本体12に取り付けられる。この構成では、方形突出部64bにスリット62bに差し込むことで、仮止め金具取り付け部64に対する仮止め金具62の位置決めが容易になり、かつ、2本のスクリュウ55をネジ込むことで、仮止め金具62はしっかりと固定される。
【0014】
例えば、仮止め金具と、仮止め金具取り付け部を図10に示すような形状に形成してもよい。
仮止め金具72の上端には、上方が開いた上下方向に伸びるスリット72aと、上下に並んだ取付穴72b、72cが形成されている。浴室乾燥暖房機本体12の仮止め金具取り付け部74には円柱形状の突出部74aと、その両側に2個のスクリュウ穴74bが形成されている。
仮止め金具取り付け部74の突出部74aに仮止め金具72の取付穴72b、あるいは、72cを挿入し、スクリュウ55をスクリュウ穴74bにネジ込むことにより、仮止め金具72は固定される。このように、仮止め金具72は、取付穴72bか72cのどちらにでも挿入することができるので、仮止め金具72の上下方向の取り付け位置を2段階に調整することができる。即ち、この構成によれば、天井に対する浴室乾燥暖房機の取り付け位置を2段階に調整できる。
なお、スクリュウ55を途中までゆるめた状態で、仮止め金具72を軸方向に移動させると、取付穴72b、あるいは、72cを突出部74aから抜き取ることができる。さらに、仮止め金具72を、スクリュウ55の軸にスリット72aに沿わせながら下方に移動させると、仮止め金具72を取り外すことができる。即ち、スクリュウ55を取り付けたままで、仮止め金具72を浴室乾燥暖房機本体12から取り外すことができる。
浴室乾燥暖房機10を浴室11の天井15から取り外す場合、図2に示されている点検口13から使用者は体を天井裏に入れ、仮止め金具72を取り外してから行う必要がある。上記の構成によれば、スクリュウ55を取り付けたままで仮止め金具72を取り外せるので、スクリュウ55を紛失することが防止される。よって、紛失してしまったスクリュウ55を、暗く、狭い天井裏では探す必要がなくなるのである。
【0015】
例えば、図11に示すように、仮止め金具と、仮止め金具取り付け部を形成してもよい。
仮止め金具82には、2個の取付穴82aが開口しており、仮止め金具取り付け部84には、円柱状の突出部84aとスクリュウ穴84bが形成されている。突出部84aを取付穴82aに挿入し、スクリュウ55をスクリュウ穴84bにネジ込むことにより、仮止め金具82は仮止め金具取り付け部84に取り付けられる。この構成では、1本のスクリュウ55をネジ込むだけで、仮止め金具82を固定することができる。
【0016】
例えば、図12に示すように、仮止め金具と、仮止め金具取り付け部を形成してもよい。
仮止め金具92には、上方が開いた上下方向に伸びるスリット92aと、取付穴92bが形成されている。仮止め金具取り付け部94には、平面形が略矩形の突出部94aと、スクリュウ穴94bが形成されている。突出部94aにスリット92aを差し込み、スクリュウ55をネジ込むことによって、仮止め金具92は仮止め金具取り付け部94に固定される。この構成においても、1本のスクリュウ55をネジ込むだけで、仮止め金具92を固定することができる。
【0017】
また、上述した実施例においては、仮止め部材として、板状の仮止め金具を用い、この仮止め金具の弾性を利用して浴室乾燥暖房機の仮止めを実現しているが、仮止め部材は必ずしも板状である必要はない。弾性を利用して仮止めできればどのような構成でもよく、例えば、コイルバネ等の弾性を利用した構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】天井の開口部と、従来の技術の空調機本体の斜視図。
【図2】本発明の実施例の、浴室乾燥暖房機が浴室に設置された状態を示す斜視図。
【図3】同、浴室乾燥暖房機の平面図。
【図4】同、浴室乾燥暖房機の側面図。
【図5】同、図4のV−V線矢視図。
【図6】同、仮止め金具の取り付け状態の細部を示す斜視図。
【図7】同、浴室乾燥暖房機と天井の側面図(装着途中の状態)。
【図8】同、浴室乾燥暖房機と天井の側面図(仮止め状態)。
【図9】同、仮止め金具の変形例を示す斜視図。
【図10】同、仮止め金具の変形例を示す斜視図。
【図11】同、仮止め金具の変形例を示す斜視図。
【図12】同、仮止め金具の変形例を示す斜視図。
【符号の説明】
10:浴室乾燥暖房機
11:浴室
12:浴室乾燥暖房機本体
13:点検口
14:バスタブ
15:天井、15a:開口部、15b:開口部の周縁、15c:周縁上部
16:固定ボルト
17:フランジ、17a:取付穴
18:パネルカバー
22:クッションゴム
23:ワッシャ
24:ナット
31:給湯器
32:供給配管
33:排出配管
34:信号線
35:電気配線
36:温水供給口
37:換気ダクト
38:吸入口
39:ブレーカ
42:吹き出し口
44:ルーバー
52:仮止め金具、52a:スリット、52b:取付穴、52c:屈曲部位、52d:下端
54:仮止め金具取り付け部、54a:突出部材、54b:スクリュウ穴
55:スクリュウ
62:仮止め金具、62a:水平面、62b:スリット、62c:取付穴
64:仮止め金具取り付け部、64a:方形突出部、64b:スクリュウ穴
72:仮止め金具、72a:スリット、72b:取付穴、72c:取付穴
74:仮止め金具取り付け部、74a:突出部、74b:スクリュウ穴
82:仮止め金具、82a:取付穴
84:仮止め金具取り付け部、84a:突出部、84b:スクリュウ穴
92:仮止め金具、92a:スリット、92b:取付穴
94:仮止め金具取り付け部、94a:突出部、94b:スクリュウ穴
A:仮止め金具の下端相互間の距離
B:天井開口部の周縁間の距離
Claims (1)
- 空調機本体と固定部材と仮止め部材を備えた天井装着式空調機であり、
前記空調機本体は、天井開口部を通過して天井下面側から天井裏に侵入可能なサイズであり、
前記仮止め部材は、前記空調機本体が前記天井開口部を通過している間は収縮して前記空調機本体の通過を許容し、前記空調機本体が前記天井裏に侵入したときに自然形状に復帰して前記空調機本体の脱落を防止する弾性部材で構成され、
前記固定部材は、天井側固定部材と空調機本体側固定部材で構成され、前記仮止め部材が前記天井開口部から前記空調機本体が脱落するのを防止している位置関係で、前記天井側固定部材と前記空調機本体側固定部材が組み合わせ状態を維持することを特徴とする天井装着式空調機。
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