JPH09184639A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH09184639A
JPH09184639A JP7354854A JP35485495A JPH09184639A JP H09184639 A JPH09184639 A JP H09184639A JP 7354854 A JP7354854 A JP 7354854A JP 35485495 A JP35485495 A JP 35485495A JP H09184639 A JPH09184639 A JP H09184639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring groove
air conditioner
electric wire
pawl
electrical wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP7354854A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Funakoshi
美之 船越
Yuichi Terada
祐一 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Priority to JP7354854A priority Critical patent/JPH09184639A/ja
Publication of JPH09184639A publication Critical patent/JPH09184639A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電装品から延びる電線を確実かつ容易に処理
することが可能な電装品装着部を有する空気調和機を提
供する。 【解決手段】 室内機ケーシング1内に電装品装着部1
2を備える。この電装品装着部12は、基台13に電装
品を装着して成る。基台13には配線溝21を形成し、
その右側壁18には可撓部14を有する係止片15を設
ける。係止片15の先端側は、可撓部14の弾性変形に
よって溝幅拡開方向に容易に変位し、また係止つめ16
が突設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、本体ケーシング
内に電装品装着部を有する空気調和機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の本体ケーシング内に設けら
れる電装品装着部は、樹脂製の基台の一部に基板ケース
を備え、この基板ケース内に制御回路等の電装品を備え
て成るものである。そしてこれらの電装品からは、ファ
ンモータや表示部等に接続される複数の電線が上記基板
ケースの外部に延びているが、これらの電線が不安定な
取り付け状態で本体ケーシング内に存在すると、組立作
業やメンテナンス作業の妨害となったり、あるいは動作
に不具合を生じさせる一因となったりする場合がある。
そこで上記のような空気調和機の従来例においては、上
記基台に配線溝を形成してその内側に上記電線を配置す
る一方、この配線溝の一方の側壁に係止つめを突設し、
この係止つめによって配線溝の開口側から電線が突出す
るのを防止するようにしている。そして電装品装着部を
上記のように構成することによって、部品点数や組立工
数を増加させることなく、上記電線を適切に処理するこ
とのできる空気調和機が得られるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の空気調和
機では、電装品から延びる上記電線は、配線溝の内側に
その開口側から挿入して配置されるが、この開口側には
上述のように係止つめが突設されている。従って係止つ
めによる電線の処理を確実なものにしようとすると開口
側からの挿入が困難となる一方、開口側からの電線の挿
入を容易なものにしようとすれば、反対に係止つめによ
る確実な処理が図れないという問題が生じていた。
【0004】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、電装品から延
びる電線を確実かつ容易に処理することが可能な電装品
装着部を有する空気調和機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の空気調
和機は、本体ケーシング1内に電装品装着部12を有
し、この電装品装着部12は基台13に電装品を装着し
て成る一方、上記基台13には配線溝21を備えて、上
記電装品から延びる電線22を上記配線溝21の開口2
1b側から挿入してその内側に配置するようにした空気
調和機において、上記配線溝21の一方の側壁18には
可撓部14を有する係止片15を形成し、この係止片1
5は、上記可撓部14の弾性変形によってその先端側が
溝幅拡開方向に変位容易であって、さらに上記先端側
に、配置された電線22が配線溝21の外側に突出する
のを防止する係止つめ16を備えて成ることを特徴とし
ている。
【0006】上記請求項1の空気調和機では、可撓部1
4の弾性変形によって係止つめ16を溝幅拡開方向に変
位させることができるので、電装品から延びる電線22
を確実かつ容易に処理することが可能となる。
【0007】また請求項2の空気調和機は、上記配線溝
21には、上記係止片15近傍に指を挿入することので
きる幅広部20を設けたことを特徴としている。
【0008】上記請求項2の空気調和機では、幅広部2
0に指を挿入することによって、上記電線22の処理を
さらに容易とすることが可能となる。
【0009】さらに請求項3の空気調和機は、上記側壁
18と相対向する他方の側壁19に固定つめ17を突設
し、この固定つめ17と上記係止つめ16とは通常の状
態で重合する部分を有する一方、上記可撓部14を弾性
変形させることによって、上記固定つめ17と係止つめ
16との間に上記電線22が挿通可能な隙間を形成でき
るようにしたことを特徴としている。
【0010】ここで通常の状態とは、可撓部14に弾性
変形が生じていない状態をいう。
【0011】上記請求項3の空気調和機では、固定つめ
17と係止つめ16とによって、上記電線22の処理を
さらに確実とすることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、この発明の空気調和機の具
体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説
明する。
【0013】図3は、分離形として構成した上記空気調
和機の室内機を示す部分破断斜視図である。この室内機
の本体ケーシング1内には、室内熱交換器2、クロスフ
ローファンのファンロータ3、スクロール部4等が備え
られ、またスクロール部4には連絡配管7の配管接続部
10を収納するための膨出部5が形成されている。さら
に同図に示す12は電装品装着部であり、上記室内熱交
換器2と室内機の本体ケーシング1の側面との間に形成
された隙間部分のスペースに配置されている。そしてこ
の電装品装着部12は、樹脂製の基台13の上部側に基
板ケース11を備え、この基板ケース11内に制御回路
等の電装品を設けたプリント基板(図示せず)を備えて
成るものである。なお同図における9は、上記基板ケー
ス11にその前方から取り付けられる蓋体である。
【0014】図2は、上記基台13の下部側を示す正面
図である。同図における21は配線溝であり、相対向す
る側壁18、19に挟まれるようにして形成されてい
る。そしてこのうちの一方の側壁(右側壁)18には係
止片15が形成されているが、この係止片15は、上記
右側壁18の一部をスリットによって分離することによ
り、基台13と一体的に形成したものである。また、上
記係止片15には係止つめ16が、突設され、そしてこ
の係止片15の近傍における他方の側壁(左側壁)19
には固定つめ17が突設されている。さらに同図におけ
る20は幅広部であり、上記左側壁19の一部を円弧状
に凹入させて作業者が上記配線溝21内に指を入れるこ
とができるようにしたものである。
【0015】図1は、上記図2におけるX−X断面矢視
図である。同図(a)におけるU字状の15は上述した
係止片である。この係止片15は、配線溝21の底21
a側に可撓部14を有し、この可撓部14を弾性変形さ
せることにより、同図(b)に示すように係止片16を
突設した先端側、すなわち配線溝21の開口21b側
を、溝幅拡開方向に容易に変位させることができるよう
にしたものである。そして、可撓部14に弾性変形が生
じていない時には、上記係止片15は右側壁18と略連
接する状態となり、この状態では同図(a)に示すよう
に係止つめ16の先端部と固定つめ17の先端部とが互
いに重合するようになっている。一方、上記可撓部14
を弾性変形させることにより、同図(b)に示すように
係止つめ16の先端と固定つめ17の先端との間を離隔
させここに電線22を挿通させることのできる隙間が形
成されるようになっている。さらに上記係止つめ16及
び固定つめ17は、同図(a)に示すように、その上辺
及び下辺が先端側ほど下方に位置するような勾配をもっ
た形状とされている。
【0016】次に、上記のように構成された空気調和機
の電装品装着部12における電線22の処理について説
明する。この電線22は、上述のように基板ケース11
内に配置されたプリント基板(図示せず)等からファン
ロータ3を駆動するファンモータや、あるいは運転状態
を表示する表示部等へと配線されるものである。すなわ
ち上記電線22は、基台13の上部側に形成された基板
ケース11内から引き出されるのであり、これを基台1
3の下部側に設けられた配線溝21内に、開口21b側
から挿入して延設するのである。このとき上記係止片1
5の先端側を溝幅拡開方向に指で押すと、可撓部14の
弾性変形によって上述のように係止つめ16の先端と固
定つめ17の先端との間に十分な隙間を生じさせること
ができ、電線22はこの隙間を通じて配線溝21内に容
易に挿入することができるようになる(図1(b)参
照)。次にこの状態から指を離すと図1(a)に示すよ
うな状態となる。するとこの状態では配線溝21の開口
21b側において係止つめ16の先端と固定つめ17の
先端とが重合しているから、挿入した電線22が浮き上
がって再び配線溝21の外側に突出するのを確実に防止
することができる。しかも係止つめ16及び固定つめ1
7の下辺には、上記の通り先端側ほどより下方に位置す
るような勾配をもたせているので、電線22の係止をよ
り確実なものとして、その外側への突出をより一層確実
に防止することができる。また上記配線溝21における
係止片15近傍には幅広部20を設けているから、この
幅広部20に指を入れて上記電線22を開口21b側か
ら押さえ、これによって電線22を配線溝21内にさら
に容易に挿入することができる。さらに上記幅広部20
は左側壁19を凹入させて形成し、そして固定つめ17
の上辺は先端側に向かって下り勾配としている。従って
幅広部20から指を挿入して電線22を左側壁19の方
へ引き寄せながら押し込むことにより、固定つめ17の
上辺に沿った円滑な挿入を行うことができる。そして係
止つめ16の上辺も先端側に向かって下り勾配としてい
るので、仮りに係止つめ16の先端と固定つめ17の先
端との間に十分な隙間が生じなかったとしても、幅広部
20から指を挿入して開口21b側から電線22を押し
込むことにより、この電線22によって係止片15を押
し開きながらその確実な挿入を行うことができる。
【0017】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。例えば上記では分離形空気調和機の室内機
に備えられた電装品装着部に本発明を適用した実施形態
を示したが、これは室外機の電装品装着部に適用しても
よいし、また一体形空気調和機等に適用しても本発明を
効果を得ることができる。また室内機の構成も図3に示
すものに限られないのは勿論である。さらに空気調和機
は、除湿機、加湿機、空気清浄機等として構成すること
ができる。
【0018】
【発明の効果】上記請求項1の空気調和機では、電装品
から延びる電線を確実かつ容易に処理することが可能と
なる。
【0019】また請求項2の空気調和機では、上記電線
の処理をさらに容易とすることが可能となる。
【0020】さらに請求項3の空気調和機では、電線の
処理をさらに確実とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の空気調和機の一実施形態における電
装品装着部に設けられた配線溝を示す断面矢視図であ
り、(a)はその内側に電線を配置した状態を示し、
(b)は電線挿入時の状態を示している。
【図2】上記電装品装着部の基台下部側を示す正面図で
ある。
【図3】上記空気調和機の室内機を示す部分破断斜視図
である。
【符号の説明】
1 本体ケーシング 12 電装品装着部 13 基台 14 可撓部 15 係止片 16 係止つめ 17 固定つめ 18 右側壁 19 左側壁 20 幅広部 21 配線溝 21b 開口 22 電線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケーシング(1)内に電装品装着部
    (12)を有し、この電装品装着部(12)は基台(1
    3)に電装品を装着して成る一方、上記基台(13)に
    は配線溝(21)を備えて、上記電装品から延びる電線
    (22)を上記配線溝(21)の開口(21b)側から
    挿入してその内側に配置するようにした空気調和機にお
    いて、上記配線溝(21)の一方の側壁(18)には可
    撓部(14)を有する係止片(15)を形成し、この係
    止片(15)は、上記可撓部(14)の弾性変形によっ
    てその先端側が溝幅拡開方向に変位容易であって、さら
    に上記先端側に、配置された電線(22)が配線溝(2
    1)の外側に突出するのを防止する係止つめ(16)を
    備えて成ることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 上記配線溝(21)には、上記係止片
    (15)近傍に指を挿入することのできる幅広部(2
    0)を設けたことを特徴とする請求項1の空気調和機。
  3. 【請求項3】 上記側壁(18)と相対向する他方の側
    壁(19)に固定つめ(17)を突設し、この固定つめ
    (17)と上記係止つめ(16)とは通常の状態で重合
    する部分を有する一方、上記可撓部(14)を弾性変形
    させることによって、上記固定つめ(17)と係止つめ
    (16)との間に上記電線(22)が挿通可能な隙間を
    形成できるようにしたことを特徴とする請求項1又は請
    求項2の空気調和機。
JP7354854A 1995-12-29 1995-12-29 空気調和機 Pending JPH09184639A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100337070C (zh) * 2003-04-30 2007-09-12 乐金电子(天津)电器有限公司 空调机的配线结构
CN100436955C (zh) * 2003-05-23 2008-11-26 荷兰克瑞斯蒂森-瑞瑟玛公司 通风系统
JP2011047574A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Sanyo Electric Co Ltd 壁掛け型空気調和装置
JP2012197961A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Daikin Industries Ltd 空気調和機
CN104913474A (zh) * 2015-05-19 2015-09-16 广东美的制冷设备有限公司 用于空调室内机出风框的过线卡扣和空调室内机出风框

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