JP3828765B2 - マグネットキャッチベース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示物を狭持するクリップや、コート等のハンガーを吊り下げるフックならびに測定器具固定するポール等を、マグネット付きベースで支持し、該ベースを鉄板等の強磁性体からなる被着体に磁気吸着力で固定するマグネットキャッチベースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のマグネットキャッチのベースは、確実な固定が望まれるために強い磁気吸着力を有するので、被着体面から離脱する際に強い力を要していた。
そのため付設したクリップやフック等を持って、離脱に要する力を加えると変形や破損を生じ、また、電気工事具のドライバー等を持って離脱すると被着体表面とベースの底面に傷を付ける等の問題を生じ、離脱作業が困難であった。
また、近年においてはベースに離脱の為のレバーを設けたものが提案されているが、多数取り扱う場合には指先に繰り返し押圧がかかり、指先に障害を生ずる問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記欠点を解消するものであって、マグネットキャッチベースの磁気吸着力を低下させることなく、多数取り扱っても指先に障害を与えない程度の操作力で容易に離脱できるマグネットキャッチベースを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、磁気吸着性を有するフレームの内部に、フレームの底面から突出可能な離脱レバーを回動自在に収納し、この離脱レバーを、フレームの側方から押し込むことによって回動せしめる押ボタンを備えるマグネットキャッチベースであって、フレームの内部における片側には、このフレームの片側に沿った幅広の矩形で略平板状となした、永久磁石とポールピースまたはヨークを一体化した磁気吸着部材を、その底面がフレームの底面と同一平面となるように固設すると共に、フレームの内部における他側と磁気吸着部材の他側とで形成される幅広のスペースには、その磁気吸着部材の他側に沿うように、上下方向に回動可能で、かつ上面に傾斜面が形成されると共に常時スプリングで底面がフレームの底面と同一となるように付勢された離脱レバーと、その離脱レバーの上面に設けられた傾斜面に対向するように片方の下面の先端が弓形に形成されていて他方がフレームの側面から突出する形態で、かつフレーム内に側面の略全周が囲繞せしめられて水平移動自在な押ボタンとが収納されており、押しボタンの他方をフレーム内に押し込むことにより、離脱レバーを回動させてその底面をフレームの底面から突出せしめる構成のマグネットキャッチベースとしている。
【0005】
上記のように構成されたマグネットキャッチベースとすることで、被着体に磁気吸着した状態で押ボタン突出部を指先で押すか棒切れ等でノックすると、図2のb方向に力が加わり離脱レバーをa方向に押し下げる力に変換され、マグネットキャッチベースを被着体から離脱することができる。また、離脱後はスプリングの力によって離脱レバーと押ボタンが元の位置に復帰する。
【0006】
押ボタン及び離脱レバーならびに他の部分の材質は、汎用のプラスチックや金属等、従来マグネットキャッチベースに用いられているものを使用することが出来る。
【0007】
【発明実施の形態】
発明実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
図1は、本発明によるマグネットキャッチベースの全体斜視図である。
図2は、押しボタンと離脱レバーの部分斜視図で動作方向を示す図である。
図3は、図1のA−A断面図における動作説明図であり、(a)は離脱レバー作動前、(b)は離脱レバー作動状態を示す。
図4は、本発明によるマグネットキャッチベースの底面図である。
図5は、本発明によるマグネットキャッチベースに用いる磁気吸着部材の説明図である。(A)は本実施例に用いた構造の斜視図を示し、(B)はその断面図、(C)は他の一例の構造における斜視図を示す。
【0008】
本発明のマグネットキャッチベース15は、フレームベース2とフレームカバー3よりなるフレーム1の片側内部に永久磁石8とポールピース9からなる磁気吸着部材4を底面がフレーム1の底面と同一平面になるよう固着し、上記フレーム1の他側内部に設けた凹部11aに嵌合する回転軸11を有し、上面が先端方向に弓形に傾斜した回動自在の離脱レバー6を、スプリング7で底面がフレーム1と同一平面になるように保持する。
また、離脱レバー6の傾斜に対向する片方の下面を先端方向に弓形に傾斜した形状とし、他方がフレーム1の外側から押さえられるように該フレーム1を貫通して突出する押ボタン5を水平移動自在に設ける。(図3(a)参照)
そして、マグネットキャッチベースが磁気吸着力で鉄板等の被着体に吸着された状態で、押ボタン突出部5aを指先で押すか、棒切れ等でノックすることによって、押ボタン5が離脱レバー6を下方に押し下げる力に変換され、これによってマグネットキャッチベース15が離脱する。(図3(b)参照)
【0009】
離脱後は、スプリング7の力によって離脱レバー6と押ボタン5は元の位置に復帰する。なお、復帰が不完全状態であっても再使用時に磁気吸着力でフレーム1と同一平面まで復帰させることができる。
なお上記実施例において永久磁石8は、ポールピース9と側面が同一の変則形状としてもよいが、(C)に示すB−B断面図のように直方体に形成してもよく、この場合は形状が単純になるため規格品の使用等が可能になり低コストで高強度のものとなる。
また、上記フレーム1自体に磁気吸着性能を持たせ、上記永久磁石8とポールピース9からなる磁気吸着部材4を省略させても良く、この構成によれば構造が簡素化する利点がある。
さらに、上記実施例では磁気吸着部材4として永久磁石8とポールピース9を一体化したものを示したが、その他に図5(B)のように永久磁石8とヨーク10を一体化したものも使用できる。なお、この場合の上記永久磁石8の側面形状は上記ヨーク10に合わせるのが好ましい。
本発明は各種の応用が可能であり、たとえば図6に示すようにマグネットキャッチベース15に、フック部材12を設けることが出来る。また、図7に示すようにクリップ13をマグネットキャッチベース15に形成しても良い。
【0010】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によるマグネットキャッチベースは、磁気吸着力で被着体に吸着した状態で押ボタン突出部を指先で押すか、棒切れや木槌等でノックすることで容易に離脱させることが出来る。また、離脱後は自動的に離脱レバーと押ボタンが復帰して容易に再使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマグネットキャッチベースの全体斜視図である。
【図2】本発明におけるマグネットキャッチベースの離脱機構部分の斜視図である。
【図3】図1のA−A断面図における動作説明図であり、(a)は離脱レバー作動前、(b)は離脱レバー作動状態を示す。
【図4】本発明によるマグネットキャッチベースの底面図である。
【図5】本発明によるマグネットキャッチベースに用いる磁気吸着部材の説明図であり、(A)は本実施例に用いる構造を示す斜視図で(B)はそのB−B断面を示し、(C)は他の一例を示す構造の斜視図である。
【図6】本発明によるマグネットキャッチベースの一応用例を示す側面図である。
【図7】本考案によるマグネットキャッチベースの他の応用例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 フレーム
2 フレームベース
3 フレームカバー
4 磁気吸着材
5 押ボタン
5a 押ボタン突出部
6 離脱レバー
7 スプリング
8 永久磁石
9 ポールピース
10 ヨーク
11 回転軸
11a 凹部
12 フック
13 クリップ
14 被着体
15 マグネットキャッチベース
Claims (1)
- 磁気吸着性を有するフレームの内部に、該フレームの底面から突出可能な離脱レバーを回動自在に収納し、この離脱レバーを、上記フレームの側方から押し込むことによって回動せしめる押ボタンを備えるマグネットキャッチベースであって、
上記フレームの内部における片側には、このフレームの片側に沿った幅広の矩形で略平板状となした、永久磁石とポールピースまたはヨークを一体化した磁気吸着部材を、その底面が上記フレームの底面と同一平面となるように固設すると共に、
上記フレームの内部における他側と上記磁気吸着部材の他側とで形成される幅広のスペースには、上記磁気吸着部材の他側に沿うように、
上下方向に回動可能で、かつ上面に傾斜面が形成されると共に常時スプリングで底面が上記フレームの底面と同一となるように付勢された離脱レバーと、
該離脱レバーの上面に設けられた傾斜面に対向するように片方の下面の先端が弓形に形成されていて他方が上記フレームの側面から突出する形態で、かつ上記フレーム内に側面の略全周が囲繞せしめられて水平移動自在な押ボタンとが収納されており、
上記押しボタンの他方を上記フレーム内に押し込むことにより、上記離脱レバーを回動させてその底面を上記フレームの底面から突出せしめることを特徴とするマグネットキャッチベース
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JP2001205391A JP3828765B2 (ja) | 2001-06-01 | 2001-06-01 | マグネットキャッチベース |
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Publications (2)
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- 2001-06-01 JP JP2001205391A patent/JP3828765B2/ja not_active Expired - Lifetime
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