JPH11219109A - マグネットポップ - Google Patents

マグネットポップ

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JPH11219109A
JPH11219109A JP1936098A JP1936098A JPH11219109A JP H11219109 A JPH11219109 A JP H11219109A JP 1936098 A JP1936098 A JP 1936098A JP 1936098 A JP1936098 A JP 1936098A JP H11219109 A JPH11219109 A JP H11219109A
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lever
pop
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Kaname Nakayama
要 中山
Kiyotaka Kokubo
清隆 小久保
Takashi Murakoshi
貴史 村越
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Nikken Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】商品名や価格等の表示板を挟持するクリップ等
の挟持部材を設けたマグネット付きのベースにおける付
着力を保持し、しかも被付着面からの取りはずしを容易
に行うことができるマグネットポップを提供する。 【解決手段】表示板を挟持する部材2を備えたベース3
にマグネット4が固設され、該マグネット4によりベー
ス3を被付着面に付着させるようにしたマグネットポッ
プにおいて、ベース3の側部に枢軸によって回動自在に
枢着された梃子部材6の力点を指で押して枢軸を中心に
回動した梃子部材6の作用点をベース3の底面から突出
させることにより、マグネット4によって付着されたベ
ース3の底面を被付着面から離脱させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品名や価格等の
表示板を挟持するクリップ等をマグネット付きのベース
で支持し、該ベースを金属板等に付着するようにしたマ
グネットポップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、商店等においては、マグネッ
トを固設したベースにクリップ等を設け、該クリップに
商品名や価格等の表示板を挟持し、ベースのマグネット
を金属製陳列台等に付着して掲示するようにした「マグ
ネットポップ」と称せられる掲示具が使用されている。
【0003】ところが、このようなマグネットポップを
付着する場所は、水平状の被付着面だけではなく、側板
の側面あるいは天板の裏側面等に付着させることがある
ため、強力なマグネットを使用して付着力を強化するよ
うにしている。
【0004】そのため、このマグネットポップを被付着
面から離脱する際には強い力を必要とし、その取りはず
し作業が困難なものとなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて成されたもので、商品名や価格等の表示板
を挟持するクリップ等を設けたマグネット付きのベース
における付着力を保持し、しかも被付着面からの取りは
ずしを容易に行うことができるマグネットポップを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のマグネットポップは、表示板を挟持する
部材を備えたベースにマグネットが固設され、該マグネ
ットにより前記ベースを被付着面に付着させるようにし
たマグネットポップにおいて、前記ベースの側部に枢軸
によって回動自在に枢着された梃子部材の力点を指で押
して前記枢軸を中心に回動した前記梃子部材の作用点を
前記ベースの底面から突出させることにより、前記マグ
ネットによって付着された前記ベースの底面を被付着面
から離脱させるようにしたものである。
【0007】また、前記梃子部材は前記ベースの外側へ
突出したレバーを備えて成り、該レバーを指で押すこと
により前記梃子部材の枢軸を中心にして該梃子部材の作
用点を前記ベースの底面から突出させるようにしてもよ
い。
【0008】また、前記梃子部材が前記ベースの中に納
められ、前記ベースの側面に設けられたプッシュ部材の
先端を前記梃子部材の力点に作用させる構成とし、前記
プッシュ部材を指で押すことによって前記梃子部材の枢
軸を中心にして該梃子部材の作用点を前記ベースの底面
から突出させるようにしてもよい。
【0009】さらに、前記ベースの内側に、前記梃子部
材の枢軸を中心にした回動を元の状態に復帰させるバネ
部材を設るのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明によるマグネットポップの全
体斜視図である。図2は本発明によるマグネットポップ
の側面図である。図3は本発明によるマグネットポップ
の底面図である。図4は本発明によるマグネットポップ
の断面図である。図5は本発明によるマグネットポップ
を背面から見て、被付着面からの離脱状態を示した動作
説明図である。図6は本発明によるマグネットポップの
他の実施例を示す断面図である。図7は本発明によるマ
グネットポップの他の実施例の離脱状態を示す動作説明
図である。図8は本発明によるマグネットポップに設け
た挟持部材の他の例を示す全体斜視図である。
【0012】本発明のマグネットポップは、表示板を挟
持する部材2(以下、「挟持部材」という)を備えたベ
ース3にマグネット4が固設され、該マグネット4によ
りベース3を被付着面10に付着させるようにしたもの
で、ベース3の側部に枢軸5によって回動自在に枢着さ
れた梃子部材6の力点Aを指で押して枢軸5を中心に回
動した梃子部材6の作用点Bをベース3の底面から突出
させることにより、マグネット4によって付着されたベ
ース3の底面を被付着面10から離脱させるようにして
いる。
【0013】このような構成をより詳細に述べると、図
1に示すように、ベース3の上方の一端にクリップ等の
挟持部材2の下端部を回動自在に枢着してある。この枢
着構成は挟持部材2の下端に突設した突出片2aをベー
ス3の上方の一端に突設した両側の突出部3a、3aで
挟持する共に、挟持部材2の突出片2aとベース3の突
出部3a、3aとをネジ7で回動自在に締結した構成と
してあり、該挟持部材2を図2に示すように自由な角度
に回動して所望位置で停止することにより、挟持部材2
に挟持した表示板11の表示角度を調節するようにして
いる。
【0014】また、図3及び図4に示すように、ベース
3の内部に複数のマグネット4、4…をコア(鉄板)4
a、4a…で挟持し、夫々のコア4aの下端はベース3
の底面に形成された隙間に挿着した構成とされ、これら
のマグネット4、4…の磁力によってベース3の底面が
金属製等の被付着面10に付着される。
【0015】さらに、ベース3の側部には外方にレバー
6aを突出した梃子部材6が設けられている。この梃子
部材6は、図3または図4に示すように、両側に枢軸
5、5を突設してあり、これらの枢軸5、5をベース3
の内側の両端凹部3b、3bに枢設した構成とし、レバ
ー6aを内側へ押すことにより枢軸5、5を中心に回動
自在としている。
【0016】このような構成により、図5に示すよう
に、梃子部材6のレバー6aを力点Aとして該レバー6
aを指で内側(白抜きの矢印方法)へ押圧すると、枢軸
5、5を中心に梃子部材6が回動し、梃子部材6の作用
点Bがベース3の底面から突出して被付着面10を押圧
して該ベース3を被付着面10から離脱することができ
る。
【0017】さらに本実施例においては、ベース3の内
側に、梃子部材6の回動を元の状態に復帰させるバネ部
材8が設けられている。バネ部材8としては、図4のよ
うに湾曲した板部材を用いてあり、このバネ部材8をベ
ース3の内側立設面3cと梃子部材6の内側面の隙間に
介挿することにより、該梃子部材6の回動を復帰方向へ
弾性的に付勢するようにしている。
【0018】なお、図4に示すように、バネ部材8によ
る弾性力が常に作用しているにもかかわらず梃子部材6
の上部の内向片6bがベース3の天面に当接した位置で
梃子部材6の底面とベース3の底面とが同一面となるよ
うにされている。
【0019】さらに、図6及び図7に本発明の他の実施
例が示してある。これらの図に示すマグネットポップに
おいて、梃子部材6’はベース3の内側に納められ、ベ
ース3の側面に設けられたプッシュ部材9の先端を梃子
部材6の力点Aに作用させる構成としている。このプッ
シュ部材9はベース3の側壁に形成された通孔3dに挿
着され、プッシュ部材9の先端を梃子部材6の上側面
(力点A)に押圧することより、梃子部材6の枢枢軸
5、5を中心にして該梃子部材6の作用点Bをベース3
の底面から突出するようにしている。
【0020】なお、この実施例のマグネットポップにお
いても、ベース3の内側に梃子部材6の内面を弾性的に
付勢するバネ部材8が介挿され、上記の実施例と同様に
梃子部材6の回動を復帰方向へ付勢するようにしてい
る。
【0021】このような構成においては、図7に示すよ
うに、プッシュ部材9を指で内側へ押すことにより枢軸
5、5を中心に梃子部材6が回動し、梃子部材6の作用
点Bがベース3の底面から突出して被付着面10を押圧
して該ベース3を被付着面10から離脱することができ
る。
【0022】なお、本発明において、挟持部材2として
は、図1等の図面に示した構成のクリップを設けてもよ
いし、また図8に示すように、上記の梃子部材6を有す
るベース3の上方の突出部3a、3aに挟持された支持
部材12をネジ7で締結して回動自在にすると共に該支
持部材12に棒部材13を立設し、この棒部材13の上
端に表示板等を挟持する隙間14aを備えたラック14
またはその他のバネ式のクリップ等を設けるようにして
もよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマグネッ
トポップは、ベースの側部に枢軸によって回動自在に枢
着された梃子部材の力点を指で押して枢軸を中心に回動
した梃子部材の作用点をベースの底面から突出させるこ
とにより、マグネットによって付着されたベースの底面
を被付着面から離脱させることができるため、マグネッ
トの付着力を強大にしたまま、上記の梃子の力を利用し
てマグネットポップを小さい力で被付着面から取りはず
すことが可能となる。
【0024】また、梃子部材の回動を元の状態に復帰さ
せるバネ部材が設けられたことにより、梃子部材を回動
した後は、自動的に元の状態に復帰して次の使用に供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明によるマグネットポップの全体斜
視図である。
【図2】図2は本発明によるマグネットポップの側面図
である。
【図3】図3は本発明によるマグネットポップの底面図
である。
【図4】図4は本発明によるマグネットポップの断面図
である。
【図5】図5は本発明によるマグネットポップを背面か
ら見て、被付着面からの離脱状態を示した動作説明図で
ある。
【図6】図6は本発明によるマグネットポップの他の実
施例を示す断面図である。
【図7】図7は本発明によるマグネットポップの他の実
施例の離脱状態を示す動作説明図である。
【図8】図8は本発明によるマグネットポップに設けた
挟持部材の他の例を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
2…表示板を挟持する部材(挟持部材) 3…ベース 3a…突出部 3b…凹部 3c…内側立設面 3d…通孔 4…マグネット 4a…コア 5…枢軸 6、6’…梃子部材 6a…レバー 6b…内向片 7…ネジ 8…バネ部材 9…プッシュ部材 10…被付着面 A…力点 B…作用点
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 マグネットポップ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品名や価格等の
表示板を挟持するクリップ等をマグネット付きのベース
で支持し、該ベースを金属板等に付着するようにしたマ
グネットポップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、商店等においては、マグネッ
トを固設したベースにクリップ等を設け、該クリップに
商品名や価格等の表示板を挟持し、ベースのマグネット
を金属製陳列台等に付着して掲示するようにした「マグ
ネットポップ」と称せられる掲示具が使用されている。
【0003】ところが、このようなマグネットポップを
付着する場所は、水平状の被付着面だけではなく、側板
の側面あるいは天板の裏側面等に付着させることがある
ため、強力なマグネットを使用して付着力を強化するよ
うにしている。そのため、このマグネットポップを被付
着面から離脱する際には強い力を必要とし、その取りは
ずし作業が困難なものとなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて成されたもので、商品名や価格等の表示板
を挟持するクリップ等を設けたマグネット付きのベース
における付着力を保持し、しかも被付着面からの取りは
ずしを容易に行うことができるマグネットポップを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のマグネットポップは、表示板を挟持する
部材が設けられたベースの内側にマグネットを固設して
該マグネットの底面と前記ベースの底面とが同一平面と
されたマグネットポップにおいて、前記ベースの片側内
部に設けられた軸に前記ベースの片側に納められた梃子
部材を回動自在に枢着すると共に該梃子部材の底面が前
記ベースの底面と同一レベルにされ、前記梃子部材の外
側部には前記軸よりも高い位置へ前記ベースの片側から
外方へ延出された突出片を備えて成るもので、前記マグ
ネットによって被付着面に付着された前記ベースの両側
を摘まみ上げる動作によって前記梃子部材の突出片を前
記ベースの内側に押し込むことにより、前記梃子部材の
底面を前記ベースの底面から下方へ突出させて該ベース
を被付着面から取り外すようにしたものである
【0006】また、前記ベースの内部には前記梃子部材
の底面が前記ベースの底面と一致するように該梃子部材
を付勢するバネ部材が設けられている構成としてもよ
【0007】さらに、前記ベースの片側内部に設けられ
た軸に回動自在に枢着された梃子部材が前記ベースの内
側に収納されると共に、前記ベースの側部にプッシュ部
材を設けて該プッシュ部材で前記梃子部材を前記ベース
の内側に押圧するようにして成り、前記マグネットによ
って被付着面に付着された前記ベースの両側を摘まみ上
げる動作によって前記プッシュ部材を前記ベースの内側
に押し込むことにより、前記梃子部材の底面を前記ベー
スの底面から下方へ突出させて該ベースを被付着面から
取り外すようにしてもよい
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。図1は本発明によるマグネ
ットポップの全体斜視図である。図2は本発明によるマ
グネットポップの側面図である。図3は本発明によるマ
グネットポップの底面図である。図4は本発明によるマ
グネットポップの断面図である。図5は本発明によるマ
グネットポップを背面から見て、被付着面からの離脱状
態を示した動作説明図である。図6は本発明によるマグ
ネットポップの他の実施例を示す断面図である。図7は
本発明によるマグネットポップの他の実施例の離脱状態
を示す動作説明図である。図8は本発明によるマグネッ
トポップに設けた挟持部材の他の例を示す全体斜視図で
ある。
【0009】本発明のマグネットポップは、表示板を挟
持する部材2(以下、「挟持部材」という)が設けられ
たベース3の内側にマグネット4を固設して該マグネッ
ト4の底面とベース3の底面とが同一平面とされたマグ
ネットポップにおいて、ベース3の片側内部に設けられ
た軸5にベース3の片側に納められた梃子部材6を回動
自在に枢着すると共に該梃子部材6の底面がベース3の
底面と同一レベルにされ、梃子部材6の外側部には軸5
よりも高い位置へベース3の片側から外方へ延出された
突出片6aを備えて成るもので、マグネット4によって
被付着面10に付着されたベース3の両側を摘まみ上げ
る動作によって梃子部材6の突出片6aをベース3の内
側に押し込むことにより、梃子部材6の底面をベース3
の底面から下方へ突出させてベース3を被付着面から取
り外すようにしたものである
【0010】このような構成をより詳細に述べると、図
1に示すように、ベース3の上方の一端にクリップ等の
挟持部材2の下端部を回動自在に枢着してある。この枢
着構成は挟持部材2の下端に突設した突出片2aをベー
ス3の上方の一端に突設した両側の突出部3a、3aで
挟持する共に、挟持部材2の突出片2aとベース3の突
出部3a、3aとをネジ7で回動自在に締結した構成と
してあり、該挟持部材2を図2に示すように自由な角度
に回動して所望位置で停止することにより、挟持部材2
に挟持した表示板11の表示角度を調節するようにした
ものである。
【0011】また、図3及び図4に示すように、ベース
3の内部に複数のマグネット4、4…をコア(鉄板)4
a、4a…で挟持し、夫々のコア4aはベース3の底面
に形成された隙間に挿着されたうえ、これらのコア4
a、4a…とマグネット4、4…の底面がベース3の底
面と同一平面となるように構成され、これらのマグネッ
ト4、4…の磁力によってベース3の底面が金属製等の
被付着面10に付着される。
【0012】さらに、ベース3の側部には外方に突出片
6aを突出した梃子部材6が設けられている。この梃子
部材6は、図3または図4に示すように、両側に軸5
突設してあり、この軸5をベース3の内側の両端凹部3
b、3bに枢設した構成とすることにより、梃子部材6
は軸5の周りに回動自在であり、突出片6aは軸5より
も高い位置へベース3の片側から外方へ延出されて成
り、突出片6aをベース3の内側へ押し込むことによ
り、梃子部材6を軸5の周りに回動することができる。
【0013】このような構成により、図5に示すよう
に、マグネット4によって被付着面10に付着されたベ
ース3の両側を片手の親指と他の指で摘まみ上げる動作
によって、梃子部材6の突出片6aを力点Aとして該
出片6aを指で内側(白抜きの矢印方法)へ押圧する
と、軸5を中心に梃子部材6が回動し、梃子部材6の底
面の作用点Bがベース3の底面から突出して被付着面1
0を押圧して該ベース3を被付着面10から離脱するこ
とができる。
【0014】このような動作においては、ベース3を持
ち上げるためにベース3の両側を摘まみ上げる動作を行
うと同時に梃子部材6の突出片6aをベース3の内側に
押し込む動作が行われ、ベース3がマグネット4、4…
によって強力に吸着されているにもかかわらず、ベース
3の両側を摘まみ上げる動作によって該ベース3が被付
着面10から離脱して持ち上げられるものである。
【0015】さらに本実施例においては、図4に示すよ
うに、ベース3の内側に、梃子部材6の回動を元の状態
に復帰させるバネ部材8を設けてもよい。バネ部材8と
しては、図4のように湾曲した板部材を用い、このバネ
部材8をベース3の内側立設面3cと梃子部材6の内側
面の隙間に介挿することにより、該梃子部材6の回動を
復帰方向へ弾性的に付勢するようにしている。
【0016】なお、図4に示すように、バネ部材8によ
る弾性力が常に作用しているにもかかわらず梃子部材6
の上部の内向片6bがベース3の天面に当接した位置で
梃子部材6の底面とベース3の底面とが同一面となるよ
うにされている。
【0017】従って、ベース3を取り外した後は、バネ
部材8の付勢力によって梃子部材6を自動的に元の状態
に復帰して次の使用に供することができる。なお、梃子
部材6の底面がベース3の底面と同一レベルにされてい
るため、ベース3を被付着面10に付着するときは、ベ
ース3が強いマグネット4、4…の吸着力によって被付
着面10に吸着される動作と同時に、梃子部材6はその
底面をベース3の底面と同一レベルとするように回動復
帰されるものである
【0018】さらに、図6及び図7に本発明の他の実施
例が示してある。これらの図に示すマグネットポップに
おいて、梃子部材6’はベース3の内側に納められ、ベ
ース3の側面に設けられたプッシュ部材9の先端を梃子
部材6の力点Aに作用させる構成としている。このプッ
シュ部材9はベース3の側壁に形成された通孔3dに挿
着され、プッシュ部材9の先端を梃子部材6の上側面
(力点A)に押圧することより、梃子部材6の枢軸5を
中心にして該梃子部材6の作用点Bをベース3の底面か
ら突出するようにしている。
【0019】なお、この実施例のマグネットポップにお
いても、ベース3の内側に梃子部材6の内面を弾性的に
付勢するバネ部材8が介挿され、上記の実施例と同様に
梃子部材6の回動を復帰方向へ付勢するようにしてい
る。
【0020】このような構成においては、図7に示すよ
うに、ベース3を持ち上げるためにベース3の両側を摘
まみ上げる動作を行うと同時に、プッシュ部材9を指で
内側へ押し込むことにより、軸5を中心に梃子部材6が
回動し、梃子部材6の作用点Bがベース3の底面から突
出して被付着面10を押圧して該ベース3を被付着面1
0から離脱することができる。
【0021】なお、本発明において、挟持部材2として
は、図1等の図面に示した構成のクリップを設けてもよ
いし、また図8に示すように、上記の梃子部材6を有す
ベース3の上方の突出部3a、3aに挟持された支持
部材12をネジ7で締結して回動自在にすると共に該支
持部材12に棒部材13を立設し、この棒部材13の上
端に表示板等を挟持する隙間14aを備えたラック14
またはその他のバネ式のクリップ等を設けるようにして
もよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマグネッ
トポップによれば、マグネットによって被付着面に付着
されたベースの両側を摘まみ上げる動作によって梃子部
材の突出片をベースの内側に押し込むことにより、梃子
部材の底面をベースの底面から下方へ突出させて該ベー
スを被付着面から取り外すことができるため、マグネッ
トの付着力を強大にしたまま、上記の梃子の力を利用し
てマグネットポップを小さい力で被付着面から取りはず
すことが可能となる。
【0023】しかも、このようなベースの取り外し動作
は、ベースの両側を片手の親指と他の指で摘み上げる動
作と同時に梃子部材の突出片が押し込まれるものである
から、強力に付着したマグネットポップであっても、容
易にワンタッチの取り外し作業を可能として、商店等に
おける表示板の掲示作業を楽な作業とすることが可能と
なる
【0024】また、本発明において、梃子部材の突出片
の代わりにプッシュ部材によって梃子部材を回動させる
ようにした場合でも、ベースの両側を摘み上げる動作と
同時にこのプッシュ部材が押し込まれ、梃子部材の底面
をベースの底面から下方へ突出させて該ベースを被付着
面から取り外すことができるため、上記と同様に、強力
な付着力を有するマグネットポップであっても、表示板
の掲示作業を楽に行うことが可能となる
【0025】また、梃子部材の回動を元の状態に復帰さ
せるバネ部材が設けられたことにより、梃子部材を回動
した後は、自動的に元の状態に復帰して次の使用に供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明によるマグネットポップの全体斜
視図である。
【図2】図2は本発明によるマグネットポップの側面図
である。
【図3】図3は本発明によるマグネットポップの底面図
である。
【図4】図4は本発明によるマグネットポップの断面図
である。
【図5】図5は本発明によるマグネットポップを背面か
ら見て、被付着面からの離脱状態を示した動作説明図で
ある。
【図6】図6は本発明によるマグネットポップの他の実
施例を示す断面図である。
【図7】図7は本発明によるマグネットポップの他の実
施例の離脱状態を示す動作説明図である。
【図8】図8は本発明によるマグネットポップに設けた
挟持部材の他の例を示す全体斜視図である。
【符号の説明】 2…表示板を挟持する部材(挟持部材) 3…ベース 3a…突出部 3b…凹部 3c…内側立設面 3d…通孔 4…マグネット 4a…コア 5…軸 6、6’…梃子部材 6a…突出片 6b…内向片 7…ネジ 8…バネ部材 9…プッシュ部材 10…被付着面 A…力点 B…作用点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示板を挟持する部材を備えたベースにマ
    グネットが固設され、該マグネットにより前記ベースを
    被付着面に付着させるようにしたマグネットポップにお
    いて、前記ベースの側部に枢軸によって回動自在に枢着
    された梃子部材の力点を指で押して前記枢軸を中心に回
    動した前記梃子部材の作用点を前記ベースの底面から突
    出させることにより、前記マグネットによって付着され
    た前記ベースの底面を被付着面から離脱させるようにし
    たことを特徴とするマグネットポップ。
  2. 【請求項2】前記梃子部材は前記ベースの外側へ突出し
    たレバーを備えて成り、該レバーを指で押すことにより
    前記梃子部材の枢軸を中心にして該梃子部材の作用点を
    前記ベースの底面から突出させるようにしたことを特徴
    とする請求項1記載のマグネットポップ。
  3. 【請求項3】前記梃子部材が前記ベースの中に納めら
    れ、前記ベースの側面に設けられたプッシュ部材の先端
    を前記梃子部材の力点に作用させる構成とし、前記プッ
    シュ部材を指で押すことによって前記梃子部材の枢軸を
    中心にして該梃子部材の作用点を前記ベースの底面から
    突出させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    マグネットポップ。
  4. 【請求項4】前記ベースの内側に、前記梃子部材の枢軸
    を中心にした回動を元の状態に復帰させるバネ部材を設
    けたことを特徴とする請求項1記載のマグネットポッ
    プ。
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