JP3023439B2 - マグネット止め具 - Google Patents

マグネット止め具

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JP3023439B2
JP3023439B2 JP10512472A JP51247298A JP3023439B2 JP 3023439 B2 JP3023439 B2 JP 3023439B2 JP 10512472 A JP10512472 A JP 10512472A JP 51247298 A JP51247298 A JP 51247298A JP 3023439 B2 JP3023439 B2 JP 3023439B2
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盛雄 片柳
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株式会社 片柳賢二商店
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、永久磁石の吸着力を利用して鞄類の本体に
その蓋部を止めるマグネット止め具に関する。
背景技術 従来より、ハンドバッグ等の鞄類としては、鞄類の蓋
部を本体に止めるマグネット止め具を有するものが利用
されている。
図13には、マグネット止め具の一例として、ハンドバ
ッグ1に使用された円盤形の止め具2が示されている。
この止め具2は、ハンドバッグ1の本体3の側面に取り
付けられた磁石部4、および、ハンドバッグ1の蓋部5
の先端縁近傍に取り付けられた被吸着部6を含んで構成
されたものとなっている。
止め具2の磁石部4は、図14に示されるように、ハン
ドバッグ1の本体3の表面から突出するように設けられ
ている。磁石部4には、中心に貫通孔11Aが開けられた
円環状の永久磁石11と、この永久磁石11の表面および側
面を覆うとともに、永久磁石11の貫通孔11Aに応じた開
口12Aを有する真鍮製のケース12と、永久磁石11の裏面
側からケース12を閉鎖する鉄製の基板13とが備えられて
いる。
ここで、ケース12には、複数の爪14がハンドバッグ1
の本体3の側の面周縁に設けられている。ケース12の内
部に永久磁石11および基板13を入れた状態で、爪14が折
り曲げられており、この折り曲げた爪14により、ケース
12の内部に永久磁石11および基板13が止着されている。
また、基板13には、永久磁石11の貫通孔11Aに遊嵌さ
れる鉄製の突起部15と、ハンドバッグ1の本体3に磁石
部4を止着させるための複数の脚16とが設けられてい
る。
ハンドバッグ1の本体3の表側を形成する表面材3A
と、本体3の裏側を形成する裏面材3Bとの間には、脚16
を挿通させる挿通孔17Aを有する座金17が配置されてい
る。磁石部4の脚16の先端部分は、表皮材3Aを貫通する
とともに、座金17の挿通孔17Aに挿通された状態で折り
曲げられている。これにより、ハンドバッグ1の本体3
に磁石部4が止着されている。
止め具2の被吸着部6は、ハンドバッグ1の蓋部5の
裏面に設けられている。被吸着部6は、鉄製の円盤状の
ものであり、永久磁石11の貫通孔11Aに遊嵌される鉄製
の突起部21と、ハンドバッグ1の蓋部5に被吸着部6を
止着させるための複数の脚22とを備えている。
ハンドバッグ1の蓋部5の表側の表面材5Aおよび裏側
の裏面材5Bとの間には、本体3と同様に、脚22を挿通さ
せる挿通孔23Aを有する座金23が配置されている。被吸
着部6の脚22の先端部分は、磁石部4の脚16と同様に、
表皮材5Aを貫通するとともに、座金23の挿通孔23Aに挿
通された状態で折り曲げられている。これにより、ハン
ドバッグ1の蓋部5に被吸着部6が止着されている。
このような止め具2では、永久磁石11の表面および裏
面のそれぞれに磁極が設けられるようにすれば、貫通孔
11Aに遊嵌された突起部15により、永久磁石11から漏れ
る磁束が貫通孔11Aの内部に集中する。
このため、永久磁石11による吸引力のうち、被吸着部
6の突起部21を貫通孔11Aへ吸引する吸引力が特に大き
くなり、目で見なくとも手探りで、被吸着部6の突起部
21を永久磁石11の貫通孔11Aへ確実に挿入できることか
ら、磁石部4に被吸着部6が容易に吸着されるようにな
り、止め具2による蓋部5の本体3への止め付け操作が
容易となる。
一方、磁石部4への被吸着部6の吸着は、永久磁石11
の吸引力によるものであるので、永久磁石11による吸引
力に抗して、被吸着部6を磁石部4から容易に引き離す
ことが可能となり、止め具2による蓋部5の本体3への
止め付け状態の解除操作が容易となる。
従って、前述の止め具2によれば、本体3に対して蓋
部5を開閉するにあたり、止め具2の止め付け操作およ
びその解除操作が容易に行えるようになり、使い勝手の
良好なハンドバッグにできる。
しかしながら、被吸着部6は、単に永久磁石11の吸引
力で磁石部4に吸着されているので、永久磁石11の吸引
力に抗する外力が加わると、不意に被吸着部6が磁石部
4から外れることがあり、場合によっては、内部に収納
した小物を外に散乱させるおそれがあるという問題があ
る。
特に、ハンドバッグ1の内部に多数のものが入れられ
て、ハンドバッグ1の側面が膨らんでいる場合には、蓋
部5の先端側が基端側に引っ張られ、被吸着部6には、
ケース12の開口12Aの内周縁と突起部21の側面との接点
を支点として回転モーメントが常に加わることとなるの
で、小さな外力によって、被吸着部6が磁石部4から不
意に外れやすくなるという問題がある。
一方、図15に示されるように、被吸着部6の周縁の一
部分に、磁石部4の裏面近傍にまで達する立ち上がり部
24を設け、この立ち上がり部24で永久磁石11の外側へ漏
れる磁束を集めて、磁石部4の被吸引部6に対する吸引
力を増すことにより、あるいは、単に永久磁石11に着磁
される磁力を増して、被吸引部6の吸引力を増すことに
より、不意に被吸着部6が磁石部4から外れないように
することが考えられる。
しかしながら、単に吸引力を増大させたのでは、被吸
着部6を磁石部4から容易に引き離すことができず、本
体3に止め付けた蓋部5が開きにくくなるという問題が
生じる。
また、図16に示されるように、直方体状のケース12B
の対抗する端縁のうち、一方の端縁の近傍に当該端縁に
沿った長孔12Cを設け、このケース12Cの他方の端縁に、
孔の開いていない単なる四角形板状の永久磁石11Bを配
置した磁石部4Aと、前述の長孔12Cに挿通される折り返
し部25が一端縁に沿って設けられた被吸着部6Aとを組み
合わせた止め具2Aが知られている。
このような止め具2Aによれば、ハンドバッグ1の側面
が膨らんでいる場合には、蓋部5の先端側が基端側に引
っ張られるとともに、永久磁石11Bの磁力で折り返し部2
5が吸引されるので、被吸着部6Aの折り返し部25が磁石
部4Aの長孔12Cの内部と強固に係合し、小さな外力によ
って被吸着部6Aが磁石部4Aから不意に外れにくくなる。
しかしながら、ハンドバッグ1の側面が膨らんだ状態
で、磁石部4Aに吸着された被吸着部6Aを磁石部4Aから取
り外すには、蓋部5に加わる張力および永久磁石11Bの
磁力の両方に抗する大きな引き抜き力が必要になる。
そして、途中で引き抜き力を弱めると、折り返し部25
と長孔12Cの内部との係合が復活しやすいことから、長
孔12Cから折り返し部25が完全に引き抜かれるまで、当
該引き抜き力を維持する必要がある。
従って、上述のような止め具2Aでは、その止め付け解
除操作が困難となるという問題がある。
ここで、磁石部4Aの長孔12Cに挿入された折り返し部2
5を吸引する永久磁石11Bの吸引力が弱いと、長孔12Cと
折り返し部25との係合が解除される方向に、被吸着部6A
が容易にスライドしてしまい、被吸着部6Aが磁石部4Aか
ら不意に外れやすくなる一方、永久磁石11Bの吸着する
力を強くすると、長孔12Cと折り返し部25との係合に強
い力が必要となり、止め付け操作が困難となる。
そのうえ、磁石部4Aの長孔12Cに被吸着部6Aの折り返
し部25を挿入する操作は、手探りでは行えず、目で見な
がら行う必要があり、特に、ハンドバッグ1の側面が膨
らんで、蓋部5が引っ張られる状態では、蓋部5を先端
側に引っ張りながら、被吸着部6Aの折り返し部25を、磁
石部4Aに対してほば鉛直状態にしたまま磁石部4Aの長孔
12Cに挿入しなくてはならないので、止め付け操作が著
しく困難となるという問題がある。
なお、折り返し部の強度、および、止め付け操作の容
易性の観点から、上述の止め具2Aには、小型化が難しい
という問題もある。
本発明の目的は、止め付け操作およびその解除操作の
容易性を損なうことなく、被吸着部が磁石部から不意に
外れることのないマグネット止め具を提供することにあ
る。
発明の開示 本発明は、鞄類の本体部および蓋部のいずれか一方に
設けられるとともに、永久磁石を有する磁石部と、前記
本体部および蓋部の他方に設けられるとともに、前記磁
石部に吸着される磁性体からなる板状の被吸着部とを備
えたマグネット止め具であって、前記被吸着部の外周縁
には、先端が内側に向いた鉤部が設けられ、前記磁石部
の外周部には、前記鉤部を掛止する掛止部が設けられて
いることを特徴とする。
以上において、前記磁石部は、前記被吸着部を吸着し
て密着させる密着面と、この密着面のほぼ中央を貫通す
る貫通孔とを有するものであり、前記被吸着部は、前記
磁石部の貫通孔に遊嵌される第1の突起部が設けられた
ものであり、かつ、前記磁石部の前記密着面とは反対側
の面には、前記磁石部の貫通孔に遊嵌される第2の突起
部を有するとともに、前記貫通孔を塞ぐ磁性体製の基板
が設けられていることが望ましい。
また、前記磁石部の貫通孔の直径は、この貫通孔に遊
嵌される前記被吸着部の第1の突起部との間に所定寸法
の隙間が形成される大きさとされ、かつ、前記隙間の所
定寸法は、前記被吸着部の鉤部が前記磁石部の掛止部に
完全に掛止された状態から、前記被吸着部を移動して前
記掛止状態が解除されるのに要する最短移動距離よりも
大きいことが好ましい。
さらに、前記磁石部としては、少なくとも前記永久磁
石の側面を隠蔽するケースを有するものが採用できる。
この際、前記掛止部としては、前記ケースの側面から
突出する鍔部、または、前記ケースの側面に設けられた
溝部が採用できる。
掛止部として、鍔部を採用する場合には、ケースの側
面から突出する方向に対して両側の面が、先端側に向か
って互いに近づくテーパー面となっている鍔部を採用す
ることが好ましい。
このような本発明では、鞄類の蓋部の先端側に配置さ
れるように、被吸着部の鉤部および磁石部の掛止部を設
ければ、開いた蓋部に張力を加えながら、具体的には、
蓋部の先端側を若干引っ張りながら、蓋部を本体部の側
面に重ね合わすようにして、磁石部と被吸着部とを接触
させ、この接触状態で蓋部に加えていた張力を解除する
だけで、被吸着部の鉤部が磁石部の掛止部に掛止され、
止め付け操作が完了する。
従って、止め具で蓋部を止め付けるにあたり、煩雑な
操作や大きな力を要する操作等が一切不要となり、止め
付け操作が容易となる。
一方、閉じた蓋部に張力を加えれば、具体的には、蓋
部の先端側を若干引っ張れば、被吸着部の鉤部と磁石部
の掛止部との掛止が容易に解除され、この状態で蓋部を
開けば、被吸着部と磁石部とが分離され、これにより、
止め付け解除操作が完了する。
従って、止め具の止め付けを解除するにあたり、煩雑
な操作や大きな力を要する操作等が一切不要となり、止
め付け解除操作が容易となる。
よって、本体に対して蓋部を開閉するにあたり、止め
具の止め付け操作およびその解除操作が容易に行え、ハ
ンドバッグ等の使い勝手が良好となる。
また、鞄類の内部に多数のものが入れられて、その側
面が膨らんで、蓋部の先端側が基端側に引っ張られる
と、蓋部の先端側を引っ張っている張力は、被吸着部の
鉤部と磁石部の掛止部との掛止を維持する方向に作用す
る。
このため、鞄類の内部に多数のものが入れられて、そ
の側面が膨らんでいても、多少の外力では、被吸着部が
磁石部から不意に外れることがなくなる。
ここで、磁石部として、前記被吸着部を吸着して密着
させる密着面と、この密着面のほぼ中央を貫通する貫通
孔とを有するものを採用し、被吸着部として、磁石部の
貫通孔に遊嵌される第1の突起部を備えたものを採用
し、かつ、磁石部の前記密着面とは反対側の面に、磁石
部の貫通孔に遊嵌される第2の突起部を有する磁性体製
の基板を設ければ、永久磁石から漏れる磁束が前述の貫
通孔の内部に集中し、被吸着部の突起部を貫通孔へ吸引
する吸引力が増大するので、止め付け操作がさらに容易
となる。
また、磁石部の貫通孔の直径を、この貫通孔に遊嵌さ
れる被吸着部の第1の突起部との間に所定寸法の隙間が
形成される大きさとし、かつ、この隙間の所定寸法を、
被吸着部の鉤部が磁石部の掛止部に完全に掛止された状
態から、被吸着部を移動して磁石部との掛止状態が解除
されるのに要する最短移動距離よりも大きくすれば、蓋
部に張力を加えることにより、被吸着部の鉤部と磁石部
の掛止部との掛止が確実に解除されるようになる。
さらに、磁石部としては、少なくとも永久磁石の側面
を隠蔽するケースを有するものを採用すれば、加工の難
しい永久磁石でなく、ケースに掛止部を形成することが
可能となり、加工が容易となる。
そして、掛止部として、前記ケースの側面から突出す
る鍔部、または、前記ケースの側面に設けられた溝部を
採用すれば、掛止部の形状が単純化され、掛止部そのも
のの加工が容易となる。
掛止部として、ケースの側面から突出する方向に対し
て両側の面が、先端側に向かって互いに近づくテーパー
面となっている鍔部を採用すれば、止め付け操作、また
は、止め付けの解除操作を行うにあたり、鍔部のテーパ
ー面が被吸着部の鉤部を案内するので、蓋部を先端側に
引っ張る動作を行わなくとも、止め付け操作、および、
止め付けの解除操作のいずれもが、一動作で容易に行え
るようになる。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の第1実施形態を示す分解斜視図であ
る。
図2は、前記第1実施例を示す断面図である。
図3は、本発明の第2実施形態を示す斜視図である。
図4は、本発明の第3実施形態を示す断面図である。
図5は、本発明の第4実施形態を示す断面図である。
図6は、図5のvi−vi線における断面図である。
図7は、本発明の第5実施形態を示す断面図である。
図8は、図7のvii−vii線おける断面図である。
図9は、本発明の実施例1を説明するための図であ
る。
図10は、本発明の実施例2を説明するための図であ
る。
図11は、本発明の変形例を示す断面図である。
図12は、本発明の異なる変形例を示す斜視図である。
図13は、本発明を適用する鞄類であるハンドバッグを
示す斜視図である。
図14は、従来例を示す断面図である。
図15は、前記従来例の改良型を示す斜視図および断面
図である。
図16は、異なる従来例を示す断面図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。なお、以下の説明では、既に説明した部材・部位と
同一のものには、同一符号を付し、その説明を省略若し
くは簡略にする。
[第1実施形態] 図1および図2には、本発明の第1実施形態に係るマ
グネット止め具7が示されている。この止め具7は、鞄
類の本大部3に設けられるとともに、永久磁石11を有す
る磁石部8と、蓋部5に設けられるとともに、磁石部8
に吸着される鉄板等からなる被吸着部9とを備えたもの
である。
磁石部8は、永久磁石11の被吸着部9側の面(図中下
方の面)および外周面を覆う略円筒形の真鍮製ケース31
を備えている。このケース31は、被吸着部9側の面(図
中下方の面)が被吸着部9を吸着して密着させる密着面
32とされている。この密着面32の周縁には、プレス装置
等の折り曲げ処理により、ケース31の外周面から突出す
る鍔部33が設けられている。
この鍔部33は、ケース31の側面から突出する方向に対
して両側に配設された一対の面が、先端側に向かって互
いに近づくテーパー面とされたものである。
永久磁石11の図中上方には、四本の脚16を有する鉄板
等からなる基板13が設けられている。
基板13には、磁石部8の貫通孔である永久磁石11の貫
通孔11Aに遊嵌される第2の突起部15が設けられてい
る。
永久磁石11および基板13は、ケース31の内部に収納さ
れ、ケース31の外周部分の端縁全周に設けられた折り曲
げ掛止部34を折り曲げることにより、ケース31の内部に
固定されている。
被吸着部9は、全体が鉄板製の円盤状にされたもので
ある。被吸着部9の周縁の一部分には、先端41Aが内側
を向くとともに、先端41A側の間隔が広くなっている断
面V字形状の鉤部41が設けられている。
被吸着部9には、磁石部9の貫通孔11Aに遊嵌される
第1の突起部21が磁石部8側の面の中央部分に設けら
れ、この突出部21とは反対側の面に、四本の脚22が設け
られている。
ここにおいて、磁石部8の鍔部33は、被吸着部9の鉤
部41を掛止する掛止部となっている。
この際、磁石部8の貫通孔11Aの直径は、この貫通孔1
1Aに遊嵌される被吸着部9の突起部21との間に隙間35が
形成される大きさとなっている。この隙間35は、ケース
31の開口12Aの内周縁から突起部21の外周面までの距離
が所定寸法Aとされている。
この所定寸法Aは、被吸着部9の鉤部41が磁石部8の
鍔部33に完全に掛止された状態から、被吸着部9を移動
して掛止状態が解除されるのに要する最短移動距離B、
換言すれば、ケース31の外周面から鍔部33が突出する突
出寸法Bよりも大きくされている。例えば、寸法Aを約
1mmに設定した場合には、寸法Bを約0.8mmに設定すれば
よい。
このような本実施形態では、ハンドバッグ1の蓋部5
を閉じて、磁石部8と被吸着部9とを接近させると、永
久磁石11の吸着力により、被吸着部9が磁石部8に密着
する。この際、鍔部33のテーパー面が被吸着部9の鍔部
41を案内するので、鉤部41が鍔部33に自動的に掛止さ
れ、止め付け操作が簡単に行える。
一方、閉じた蓋部5を開く際には、永久磁石11の吸着
力に抗して、被吸着部9を磁石部8から離脱させる。こ
の際、鍔部33のテーパー面が被吸着部9の鉤部41を案内
するので、鉤部41の鍔部33への掛止が自動的に解除さ
れ、止め付けの解除操作が簡単に行える。
従って、止め具7で蓋部5を止め付けるにあたり、煩
雑な操作や大きな力を要する操作等が一切不要となり、
止め付け操作が容易となるうえ、その止め付けを解除す
るにあたっても、煩雑な操作や大きな力を要する操作等
が一切不要となり、止め付け解除操作も容易となる。
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が
得られる。
すなわち、被吸着部9の周縁における蓋部5の先端側
となる位置に鉤部41を設けるとともに、磁石部8の全周
縁に鍔部33を設け、被吸着部9の鉤部41が磁石部8の鍔
部33に掛止されるようにしたので、鞄類の本体3の内部
に多数のものが入れられて、その側面が膨らむことによ
り発生する張力が、鉤部41の鍔部33への掛止を維持する
方向に作用するようになり、本体3の内部に多数のもの
が入れられて、その側面が膨らんでいても、多少の外力
では、鉤部41の鍔部33への掛止が解除されず、被吸着部
9が磁石部8から不意に外れることを防止できる。
しかも、上記の鉤部41の鍔部33への掛止により、永久
磁石11の吸着力の強弱にかかわらず、被吸着部9が磁石
部8に確実に止め付けられるようになり、永久磁石11の
吸着力にばらつきがあっても、止め具7の止め付け性能
を均一のものとすることができる。
また、止め具7による、蓋部5の止め付け操作、およ
び、その止め付けの解除操作には、煩雑な操作や大きな
力を要する操作等が一切不要となるので、本体3に対す
る蓋部5の開閉が容易となり、鞄類の使い勝手を良好な
ものとできる。
さらに、磁石部8に、被吸着部9を吸着して密着させ
る密着面32と、この密着面32のほぼ中央を貫通する貫通
孔11Aとを設けるとともに、密着面32とは反対側の面
に、貫通孔11Aに遊嵌される鉄製の第2の突起部15を有
する鉄製の基板13を設け、かつ、被吸着部9に、磁石部
8の貫通孔11Aに遊嵌される鉄製の第1の突起部21を設
け、これにより、永久磁石11から漏れる磁束を貫通孔11
Aの内部に集中させたので、被吸着部9の突起部21を貫
通孔11Aへ吸引する吸引力が増大し、止め付けにあた
り、増大した吸引力により、被吸着部9の突起部21が貫
通孔11Aへ誘導されるとともに、被吸着部9がより強力
な力で磁石部8に吸着されるようになり、この点から
も、止め付け操作を容易とできる。
また、磁石部8の貫通孔11Aの直径を、この貫通孔11A
に遊嵌される被吸着部9の突起部21との間に所定寸法A
の隙間35が形成される大きさとし、かつ、この隙間35の
所定寸法Aを、被吸着部9の鉤部41が磁石部8の鍔部33
に完全に掛止された状態から、被吸着部9を移動して磁
石部8との掛止状態が解除されるのに要する最短移動距
離Bよりも大きくしたので、蓋部5を瞬間的に引っ張る
一動作で、鉤部41の鍔部33への掛止を確実に解除でき、
この点からも、止め付けの解除操作を容易とできる。
さらに、磁石部8の永久磁石11の側面を隠蔽するケー
ス31を設け、ケース31にプレス装置等の折り曲げ処理で
鍔部33を形成できるようにしたので、加工の難しい永久
磁石11への加工が少なくなり、磁石部8の加工を容易と
できる。
しかも、ケース31の側面から突出するとともに、円形
状の密着面32の周縁に沿った鍔部33としたので、アーチ
状の鍔部33が形成され、薄くとも十分な強度を鍔部33に
確保させることができるうえ、鍔部33は、加工上の単純
な形状となって、その加工を容易に行うことができる。
[第2実施形態] 図3には、本発明の第2実施形態に係る止め具7Aが示
されている。本実施形態は、前記第1実施形態における
ケース31の密着面32の全周縁にわたって形成した鍔部33
を、ケース31Aの密着面32の周縁のうち約半周にわたっ
て形成された鍔部33Aとしたものである。
すなわち、ケース31Aには、密着面32の全周縁のうち
図中下方の約半周にわたって、ケース31Aの外周面から
突出する鍔部33Aが設けられている。
鍔部33Aは、ケース31Aの側面から突出する方向に対し
て両側に配設された一対の面が互いに平行となったもの
である。そして、この鍔部33Aに掛止される鉤部41Bは、
先端41Cが広がらずに被吸着部9の本体と平行となっ
た、断面コ字形状のものである。
密着面32の全周縁のうち図中上方の約半周には、密着
面32に対して鉛直に立ち上がる立ち上がり部36が設けら
れている。
この立ち上がり部36は、キャッシュカードやクレジッ
トカードが磁石部8Aの密着面32に密着しないようにする
ものである。
このような本実施形態では、開いた蓋部3の先端側を
下方へ若干引っ張りながら、蓋部3を本体部5の側面に
重ね合わせれば、磁石部8Aと被吸着部9とが磁力により
自動的に接触する。この接触状態で、蓋部3に加えてい
た張力を解除すると、被吸着部9は、磁石部8Aに密着し
たまま移動し、被吸着部9の鉤部41Bが磁石部8の鍔部3
3Aに掛止され、止め付け操作が完了する。
一方、閉じた蓋部3の先端側を下方へ若干引っ張れ
ば、鉤部41Bの鍔部33Aへの掛止が容易に解除され、この
状態で蓋部5を上方に引けば、被吸着部9と磁石部8Aと
が分離され、これにより、止め付け解除操作が完了す
る。これにより、蓋部5を開くことが可能となる。
このような本実施形態においても、前記第1実施形態
と同様な作用・効果を奏することができる他、立ち上が
り部36がキャッシュカードやクレジットカードを磁石部
8Aの密着面32に密着させないので、キャッシュカード等
の磁気ストライプが磁束密度の高い貫通孔11Aに接近す
ることがなくなり、誤ってキャッシュカード等を磁石部
8Aに近づけてしまっても、磁気ストライプに記録された
データの消去が未然に防止できるという効果を付加でき
る。
また、一旦、蓋部3を先端側に引っ張ってからでない
と、止め付け解除操作が行えないので、ハンドバッグ1
を気付かれないように他人が開くことが困難となり、掏
模等の被害を低減できる。
[第3実施形態] 図4には、本発明の第3実施形態に係る止め具7Bが示
されている。本実施形態は、前記第1実施形態における
ケース31の側面から突出する鍔部33を、ケース31Bの側
面よりも内側に凹んだ溝部33Bとしたものである。
このような本実施形態においても、前記第1実施形態
と同様な作用・効果を奏することができる他、意匠上、
磁石部8Bに設けられたケース31Bの外周面から突出物を
なくすことができるという効果を付加できる。
[第4実施形態] 図5および図6には、本発明の第4実施形態が示され
ている。この第4実施形態は、前記第1実施形態におけ
る止め具7を、ロック機構50付止め具51としたものであ
る。
止め具51は、ロック機構50を内蔵するためのケース52
を有するものである。このケース52は、磁石部8および
被吸着部9を収納するための凹部53が裏面に形成された
断面コ字形状(図5参照)のものである。凹部53の表側
は、ケース52の表側全体を塞ぐ蓋部54で覆われている。
この蓋部54の凹部53に相当する部分に、被吸着部9が固
着されている。
ケース52の図中上方には、鍵穴55Aに差し込まれる鍵5
5Bにより回転可能となった回転軸56が設けられている。
この回転軸56の側面には、回転中心から距離が異なる二
つの当接面57A,57Bを備えたカム57が設けられている。
このカム57には、コイルスプリング58により、当該カ
ム57に向かって付勢された掛止桿59が当接するようにな
っている。掛止桿59の中心部分は、回転軸56の回転操作
により、凹部53の内周面から突没可能となっている。
ここで、回転軸56の回転操作で、カム57の当接面57A
を掛止桿59に当接させると、掛止桿59の中心部分が凹部
53の内周面から突出し、磁石部9の鍔部33に係合し、被
吸着部9は、ロックされて磁石部8から外れないように
なっている。
一方、回転軸56の回転操作で、カム57の当接面57Bを
掛止桿59に当接させると、掛止桿59の中心部分がケース
52の内周面内に没し、被吸着部9は、ロックが解除され
て磁石部8から取外可能なっている。
このような本実施形態においても、前記1〜3実施形
態と同様な作用・効果を奏することができる他、被吸着
部9のロックが可能となり、盗難に対する安全性を向上
できるという効果を付加できる。
[第5実施形態] 図7および図8には、本発明の第5実施形態が示され
ている。この第5実施形態は、前記第4実施形態におけ
る錠前式のロック機構50を、「ひねり」と呼ばれる簡単
なロック機構60としたものである。
止め具61のケース52は、前記第4実施形態と同様のも
のであり、磁石部8および被吸着部9を収納するための
凹部53が裏面に形成された断面コ字形状(図7参照)を
有している。ケース52の図中上方に設けられた回転軸57
は、先端に設けられた操作用つまみ65と、側面から径方
向に突出する略楕円形のカム67とを有するものとなって
いる。
ここで、操作用つまみ65の回転操作で、カム67の尖っ
た端縁67Aを凹部53の内周面から突出させると、当該端
縁67Aが磁石部9の鍔部33に係合し、被吸着部9は、ロ
ックされて磁石部8から外れないようになっている。
一方、操作用つまみ65の回転操作で、カム67の尖った
端縁67Aをケース53の内部へ没入させると、被吸着部9
は、ロックが解除されて磁石部8から取外可能となって
いる。
このような本実施形態においても、前記第1〜4実施
形態と同様な作用・効果を奏することができる他、簡単
な構造で防犯性を向上できるという効果を付加できる。
次に、本発明の効果を具体的な実施例に基づいて説明
する。
[実施例1] 本実施例1は、前記第1実施形態で示した止め具7を
設けたハンドバッグ1を落下させ、止め具7の止め付け
が解除されるか否かを観察する実験である。
すなわち、ハンドバッグ1には、内部に2kgの重りが
新聞紙とともに入れられ、かつ、図9に示されるよう
に、所定長さのストラップ1Aが取り付けられる。
そして、ストラップ1Aが延びきってもハンドバッグ1
が床に衝突しない高さの掛止台50の頂部にストラップ1A
を掛止する。この状態で、掛止台50の頂部からハンドバ
ッグ1を落とし、落下の衝撃で止め具7の止め付けが解
除されるか否かを観察する。
ここで、ストラップ1Aとしては、長さの異なる複数種
類のものを用意し、各ストラップ1A毎に上記の実験を行
う。
[比較例1] 本比較例1は、図15で示した従来の止め具2を設けた
ハンドバッグ1について前記実施例1と同様の実験を行
うものである。
[比較例2] 本比較例2は、図16で示した従来の止め具2Aを設けた
ハンドバッグ1について前記実施例1と同様の実験を行
うものである。
[実験結果] 実施例1では、ストラップ1Aの長さが1m(落差50cm)
以上になっても、落下の衝撃では、止め具7の止め付け
が解除されなかった。
比較例1では、ストラップ1Aの長さが24〜30cm(落差
12〜15cm)程度で、落下の衝撃により、止め具2の止め
付けが解除されてしまった。
比較例2では、ストラップ1Aの長さが1m(落差50cm)
以上になっても、落下の衝撃では、止め具2Aの止め付け
が解除されなかった。
なお、比較例2では、止め具2Aを設けたハンドバッグ
1を上方から軽く押すだけで、止め具2Aの止め付けが容
易に解除されてしまった。
また、ハンドバッグ1の側面が膨らんで、蓋部5が引
っ張られる状態では、蓋部5を先端側に引っ張りなが
ら、被吸着部6Aの折り返し部25を、磁石部4Aに対してほ
ば鉛直状態にしたまま磁石部4Aの長孔12Cに挿入するの
は、著しく困難であった。
[実施例2] 本実施例2は、第1実施形態の止め具7を設けたハン
ドバッグ1の内部に多数のものが入れられて、ハンドバ
ッグ1の側面が膨らみ、ハンドバッグ1の内側から止め
具7に押圧力が加わっている状態を再現するとともに、
止め具7に加わる押圧力を増加し、どのくらいの押圧力
で止め具7の止め付けが解除されるかを観察する実験で
ある。
すなわち、本実施例2では、図10に示されるように、
平行に立設された一対のロッド51の中間部分にコイルス
プリング52の一端がそれぞれ固定され、各コイルスプリ
ング52の他端には、長さ寸法Lが10cm、厚さ寸法tが1m
mに形成された鉄板53の基端がそれぞれ取り付けられ、
各鉄板53の先端には、止め具7の磁石部8および被吸着
部9がそれぞれ取り付けられた実験装置を用いる。
ここで、一方の鉄板53の磁石部8に他方の鉄板53の被
吸着部9を止め付けると、一対のコイルスプリング52が
延び、一対の鉄板53全体に所定の張力が加わるようにな
っている。
止め付けられた磁石部8および被吸着部9の上方に
は、電子秤54および昇降装置55が固定されている。昇降
装置55を動作させ、電子秤54を押し下げることにより、
止め具7には、押圧力が加わるようになっている。そし
て、昇降装置55を調節して、止め具7に加わる押圧力を
増加しながら、電子秤54で押圧力を計測し、どのくらい
の押圧力で止め具7の止め付けが解除されるかを観察す
る。
[比較例3] 本比較例3は、図15で示した従来の止め具2を設けた
ハンドバッグ1について前記実施例2と同様の実験を行
うものである。
[実験結果] 実施例2では、押圧力が5kg以上になっても、止め具
7の止め付けは、解除されなかった。
比較例3では、押圧力が600gとなった時点で、止め具
2の止め付けが解除されてしまった。
[変形例] なお、本発明は、前述の各実施形態に限定されるもの
ではなく、次に示すような変形等をも含むものである。
すなわち、ケースとしては、プレス装置等で折り曲げ
処理された真鍮製のものに限らず、アルミダイキャスト
等の鋳物でもよい。
また、掛止部としては、磁石部の側面に形成した鍔部
や溝部に限らず、磁石部の密着面と、その周囲の側面と
が鋭角を形成するように、当該側面を傾斜させてテーパ
ー面とし、このテーパー面となった側面を掛止部として
もよい。
さらに、磁石部および被吸着部の鞄類への取付構造と
しては、折り曲げられて座金に掛止される脚を用いたも
のに限らず、図11に示されるように、磁石部8および被
吸着部9の各々に挿通孔71を設け、この挿通孔71に挿通
させたねじ72を座金17,23に螺合させるものでもよい。
このような取付構造を採用すれば、鞄類の蓋部にブロー
チ状の飾り等を取付けるための座金に、止め具が固定可
能となるので、装飾付鞄類の製作の際に便利である。
また、被吸着部の第1の突起部としては、単なる円柱
状のものに限らず、図11に示されるように、円柱の周縁
を面取りして傾斜面74を有する突起部75でもよい。この
ようにすれば、突起部75の開口12Aへのはめ込みがさら
に容易となり、使い勝手を一層向上することができる。
さらに、磁石部および被吸着部は、全体的に薄い円盤
状のものに限らず、四角形等の多角形状平面を有する薄
い板状のものでもよく、あるいは、図12に示されるよう
に、円盤の一部を直線的に切り欠いた形状を有する磁石
部80および被吸着部81でもよく、その具体的な形状は、
実施にあたり適宜選択できる。
なお、図12のようにすれば、蓋部5の端縁を縫い合わ
せる際などに、磁石部80および被吸着部81の直線部分8
2,83を、縫い目に沿わすことができるので、縫い合わせ
作業の便宜を図ることができる。
産業上の利用可能性 本発明は、止め付け操作およびその解除操作の容易性
を損なうことなく、被吸着部が磁石部から不意に外れる
ことを防止するので、ハンドバッグやクラッチバッグ等
の鞄類の使い勝手を向上させるのに好適である。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鞄類の本体部および蓋部のいずれか一方に
    設けられるとともに、永久磁石を有する磁石部と、前記
    本体部および蓋部の他方に設けられるとともに、前記磁
    石部に吸着される磁性体からなる板状の被吸着部とを備
    えたマグネット止め具であって、 前記被吸着部の外周縁には、先端が内側に向いた鉤部が
    設けられ、前記磁石部の外周部には、前記鉤部を掛止す
    る掛止部が設けられていることを特徴とするマグネット
    止め具。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のマグネット止め具におい
    て、前記磁石部は、前記被吸着部を吸着して密着させる
    密着面と、この密着面のほぼ中央を貫通する貫通孔とを
    有するものであり、前記被吸着部は、前記磁石部の貫通
    孔に遊嵌される第1の突起部が設けられたものであり、
    かつ、前記磁石部の前記密着面とは反対側の面には、前
    記磁石部の貫通孔に遊嵌される第2の突起部を有すると
    ともに、前記貫通孔を塞ぐ磁性体製の基板が設けられて
    いることを特徴とするマグネット止め具。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のマグネット止め具におい
    て、前記磁石部の貫通孔の直径は、この貫通孔に遊嵌さ
    れる前記被吸着部の第1の突起部との間に所定寸法の隙
    間が形成される大きさとされ、かつ、前記隙間の所定寸
    法は、前記被吸着部の鉤部が前記磁石部の掛止部に完全
    に掛止された状態から、前記被吸着部を移動して前記掛
    止状態が解除されるのに要する最短移動距離よりも大き
    いことを特徴とするマグネット止め具。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載のマグネッ
    ト止め具において、前記磁石部は、少なくとも前記永久
    磁石の側面を隠蔽するケースを有し、前記掛止部は、前
    記ケースの側面から突出する鍔部であることを特徴とす
    るマグネット止め具。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれかに記載のマグネッ
    ト止め具において、前記磁石部は、少なくとも前記永久
    磁石の側面を隠蔽するケースを有し、前記掛止部は、前
    記ケースの側面に設けられた溝部であることを特徴とす
    るマグネット止め具。
  6. 【請求項6】請求項4に記載のマグネット止め具におい
    て、前記鍔部は、前記ケースの側面から突出する方向に
    対して両側の面が、先端側に向かって互いに近づくテー
    パー面となっていることを特徴とするマグネット止め
    具。
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