JP4673621B2 - ゴルフマーカー保持具 - Google Patents
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Description
より詳しくは、ホルダー体にマグネットを設け、このマグネットによりゴルフマーカーを磁着するタイプのゴルフマーカー保持具に関する。
そのため、従来から、このようなゴルフマーカーを仮保持するためのゴルフマーカー保持具が提供されてきた。
例えば、磁石が埋設されたホルダーにゴルフマーカーを磁着させ、蝶タックを用いて衣類に取り付けるものが知られている。(例えば、特許文献1参照)。
衣類への取付方法としては、取付けピンと蝶タックを用いる方法の他、板材を折り返して挟持部を形成し、折返し部の弾性変形によるバネ力を利用してベルトに差し込む方法も知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかも、取付けピンに蝶タックを刺し込むのが難しく、且つ取付けピンは尖っているために危険でもある。
一方、板材を折り返して挟持部を形成しベルトに差し込む方法では、衣類等の薄い布に挟み込むことができず、結局、ホルダーの取付場所が厚みのあるベルト等に限定される。
しかも、マーカーのピンを挟着部のU字溝へ取り付ける必要があり、操作が迅速に行えない上、このU字溝にゴミ等が入ると厄介である。
以上のように、従来のゴルフ用マーカは、使い勝手の点で、必ずしも十分、満足できるものではなかった。
すなわち、本発明は、取付け対象となる物の厚みの大小にも影響されず、取付作業を容易且つ迅速に行うことができ、使い勝手の良いゴルフマーカー保持具を提供することを目的とする。
取付作業もクリップ体を押圧した状態で衣類等に挟み込むだけなので、取付作業を迅速に行うことができ使い勝手が良い。
特に、ホルダー体は、一定の間隔を隔ててU字状に折り返した延出部を形成し、該延出部にクリップ体を回動可能に設けることで、取付け対象となる挟持体の厚みの大小に影響されずに確実に取付けることができる。
ゴルフマーカーをクリップ体に磁着させた場合、ゴルフマーカーは、該ゴルフマーカーの位置に関係なくゴルフマーカーとホルダー体とが重ならない領域が生じる大きさとされているために、摘んで引き外す場合にゴルフマーカーを移動させてホルダー体から簡単に突出させることができる。
クリップ体の長手方向に重ならない領域が生じる大きさとすることで、ゴルフマーカーを引き外する際も、ホルダー体自体が安定した状態である。
図1は本発明の一実施形態に係るゴルフマーカー保持具の裏面側を斜視的に示している。
この実施形態のゴルフマーカー保持具Aは、金属製の略長方形薄板状のホルダー体1を有し、該長方形薄板状のホルダー体1の長辺中央部には、U字状に折り返した細長い延出部11が形成されている。
そのため、延出部11の先端側は、ホルダー体表面から一定の間隔を隔てた位置となる。
この延出部11の先端には、クリップ体2が回動可能に設けられている。
クリップ体2は、コイル状のバネ体3により弾圧的に回動可能にされ、ホルダー体1との間に挟持体5を挟み込むことができるようにされている。
図に示すゴルフマーカー4は、後述するようなマグネットMによりホルダー体1に磁着保持されている。
図3(b)は、図3(a)の断面を示している。
図に示すように、延出部11の先端部の2箇所に、内側及び外側に突出する一対の突起部11Aが形成されている。
クリップ体2は一対の側壁21を有し、該側壁21に突起部11Aを係合させることでクリップ体2はホルダー体1に支持される。
一方、突起部11Aにはバネ体3が取り付けられる。
そして、バネ体3は、両端が相互に近接する方向へ圧縮された状態で取り付けられ、一端はホルダー体1の延出部11に当接し、他端はクリップ体2の後端に当接している。
そのため、クリップ体2の先端はホルダー体1を押圧するように付勢される。
このような両端が延出されたバネ体3を用いることの利点は、上述したように突起部11Aと同軸上に設置すれば、突起部11Aにバネ体3を係止させるだけの簡易な構造で済む点にある。
すると、ゴルフマーカー保持具は、図4に示すような状態に変化する。
図4(b)は、図4(a)のb−b線に沿う断面を示している。
これらの図に示すように、クリップ体2の後端を片方の手の指で強く摘むことで、バネ体3の両端は相互に間隔を縮められ、バネ体3に弾性力が蓄えられる。
この状態においてホルダー体1とクリップ体2との間に衣類等の挟持体5の端部を挿入し、指を外すことでゴルフマーカー保持具は、簡単に取り付けられる。
該側壁21には、挟持体5を集中的に押さえるために波形部21Aが形成されている。
そのため、滑止めの役割を果たし、ゴルフマーカー保持具を衣類等の挟持体5に装着後に挟持体5が抜け落ちてしまうという心配がない。
また、後述するように、ホルダー体1からずらして突出したゴルフマーカーの部分を摘んで外方へ引いて取外す場合、クリップ体2の波形部21Aで挟持体5を集中的に押さえているために、ゴルフマーカー保持具までが外れることはない。
コイル状のバネ体内に内側の突起部11Aが挿入されて支持されている。
このように、バネ体内に突起部11Aを挿入できるようにすると、バネ体3が安定した状態となる。
また、クリップ体2の側壁21に前記ホルダー体1に形成された外側に突出する突起部11Aを係合させることで、クリップ体2はホルダー体1に支持される。
ホルダー体1の突起部11Aにより、バネ体3とクリップ体2とが同芯でホルダー体1に取付けられるためにクリップ体2の動きが安定化し、また取付け構造も簡単となる。
図に示しように、板状のホルダー体1の反クリップ体側には、円形状の凹部12が形成されている。
この凹部12には円盤状のマグネットMが装着され、結果的に、後述する装飾薄板Nで押さえられて固定されるが、例えば接着剤等を使って直接固定してもよい。
ここでマグネットMには、強力な磁性を有する磁石、例えば、希土類ネオジウム磁石、フェライト磁石又はラバーマグネット等を用いることができる。
また、マグネットMが装着されている凹部12の周辺には浅凹部13が形成されおり、この浅凹部13を埋めるように装飾薄板Nが貼着されている。
これで、マグネットMは全く表面に露出するようなことがないが、更に装飾薄板Nによって、磁石本体に直接傷が付くようなことが防止される。
ゴルフマーカー4は、ホルダー体側のマグネットMに磁着されるように、通常、金属が使用されており、表面には装飾模様が形成されている。
この図では、例えば、二等辺三角形状とその頂点側の輪環を描いた模様が示されており、ゴルフ場のグリーン上においた場合、三角形の頂点側が方向を表すものとなる。
この装飾模様は、色彩、刻印、装飾フイルム等により適宜付与することが可能である。
図7に示すように(実際にはゴルフマーカー保持具は挟持体5に取付けられている状態であるが、図では、便宜的に把持体5に取付けられていない状態で示した)、人指し指の腹をクリップ体2に当てがって親指の指先でゴルフマーカー4を押してマグネットMの上面に沿って外方にずらす。
因みに、本実施形態では、ゴルフマーカー4が引き外し易いように、ホルダー体1の形状をホルダー体1とゴルフマーカー4とが重ならない領域が必ず生じる形状にしている。
特に、クリップ体の長手方向において重ならない領域が生じる形状及び大きさとすることがより好ましい。
これで、簡単にゴルフマーカー4をホルダー体から取り去ることができる。
その際、突出した部分を引き外す方向は、クリップ体2の長手方向と一致しており、その波形部が被服等の挟持体を集中的に押さえているために、ホルダー体1が左右に揺動するようなことはなく安定している。
以上の作業は片手で容易に行うことができて極めて便利である。
後は、近接させると磁気力が働いてゴルフマーカー4とマグネットMとガ引き合い、当接した際は接触音を発するので、目視していなくても両者が接触したことが分かる。
それから、ゴルフマーカー4をマグネットM上でずらし適宜位置とする。
例えば、図8(a)に示すように、ホルダー体1の形状を楕円とすることも可能であり、この場合も、ゴルフマーカー4をクリップ体の長手方向にずらすことでホルダー体1から大きく突出する。
また、図8(b)に示すように、ホルダー体1の形状を2等辺三角形とすることも可能であり、この場合も、ゴルフマーカー4をクリップ体の長手方向にずらすことで、同様にホルダー体1から大きく突出する。
いずれも、重ならない領域がクリップ体の長手方向に存在するために、ゴルフマーカー4を引き外してもホルダー体1は安定したままである。
ゴルフマーカー保持具Aは、厚みの大小を問わず挟み込むことで取付けが可能であり、被服等の挟持体5に対して任意の位置に取付けることができる。
例えば、対象となる把持体5が被服上衣の場合は、ゴルフプレーヤーの上衣の襟Xや袖口Yに取り付けて使用することができる。
また、ズボンの場合はそのベルトZに、帽子の場合はその鍔部Wに取付けことも可能である。
クリップ体2が回動自在になっているので、凡そ衣類の端部であれば、その厚さにかかわらずゴルフマーカー保持具Aを取り付けることができる。
取付作業もクリップ体を押圧した状態で衣類等に挟み込むだけなので、取付作業を迅速に行うことができ使い勝手が良い。
ホルダー体は、一定の間隔を隔ててU字状に折り返した延出部を形成し、該延出部にクリップ体を回動可能に設けることで、取付け対象となる挟持体の厚みの大小に影響されずに確実に取付けることができる。
クリップ体の長手方向に重ならない領域が生じる大きさとすることで、ゴルフマーカーを引き外する際も、ホルダー体自体が安定した状態である。
例えば、上述した実施形態では、クリップ体2を弾圧するためにコイル状のバネ体3を用いた例について説明したが、必ずしもコイル状に限定されることはなく、クリップ体2を付勢できるのであれば採用可能である。
11 延出部
11A 突起部
12 凹部
13 浅凹部
2 クリップ体
21 側壁
21A 波形部
3 バネ体
4 ゴルフマーカー
5 挟持体
X 襟
Y 袖口
Z ベルト
W 帽子の鍔
A ゴルフマーカー保持具
M マグネット
N 装飾薄板
Claims (5)
- ゴルフマーカーを磁着保持するホルダー体と、
該ホルダー体との間に挟持体を挟み込むために、バネ体により該ホルダー体に弾圧的に回動可能に設けられたクリップ体と、
を有するゴルフマーカー保持具であって、
前記ホルダー体は、一定の間隔を隔ててU字状に折り返した延出部を有し、
該延出部の先端部の2箇所に、外側に突出する一対の突起部と内側に突出する一対の突起部とを、同芯状に形成し、該内側に突出する突起部の先端間に間隙を設け、
前記クリップ体は一対の側壁を有し、
該側壁に、前記ホルダー体の延出部に形成された外側に突出する突起部を係合させることで、前記クリップ体を前記ホルダー体に支持させ、
前記ホルダー体の延出部の内側に前記外側に突出する突起部と同芯状に突出する突起部に、前記バネ体が取り付けられていることを特徴とするゴルフマーカー保持具。 - 前記一対の側壁に、前記挟持体を集中的に押さえるために波形部が形成されていることを特徴とする、請求項1記載のゴルフマーカー保持具。
- 前記ホルダー体には凹部が形成され、
該凹部にマグネットが装着され、
該マグネットと前記ホルダー体との表面が面一となっていることを特徴とする、請求項1記載のゴルフマーカー保持具。 - 前記マグネットと前記クリップ体との表面に装飾薄板が貼着されていることを特徴とする、請求項1記載のゴルフマーカー保持具。
- 前記ゴルフマーカーをクリップ体に磁着させた場合に、該ゴルフマーカーは、該ゴルフマーカーの位置に関係なく、該ゴルフマーカーとホルダー体とが重ならない領域が生じる大きさとされていることを特徴とする、請求項1記載のゴルフマーカー保持具。
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JPH03102090A (ja) * | 1989-09-14 | 1991-04-26 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータドア装置 |
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