JP3189039U - 吊下具 - Google Patents

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和生 糸井
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Abstract

【課題】磁石を用いて壁面に強力に吸着するとともに、弱い力でも取り外すことができる吊下具を提供する。
【解決手段】吊下具は、本体1と吊下げ部2と押圧部3と磁石とを備え、本体の背面に磁石が固定され、本体の下部は切欠けを有し、切欠けの両側面に回転軸支持穴を有する。吊下げ部は、2本の回転軸とフックとを有する。吊下げ部は、2本の回転軸それぞれを回転軸支持穴に挿入することで本体に回転可能に支持される。押圧部は、操作部と作用部と2本の回転軸がそれぞれ挿入可能な空間である2つの回転軸挿入部とを有する。押圧部は、2本の回転軸それぞれを2つの回転軸挿入部に挿入することで、2本の回転軸を中心に回転可能に2本の回転軸によって支持される。操作部は本体の前面側で且つ2本の回転軸より上部に位置し、作用部は当該2本の回転軸より下部に位置する。
【選択図】図1

Description

本考案は、冷蔵庫やスチール製の机あるいは家具等の壁面に磁力により固定する吊下具に関するものであり、特に強力に固定できるとともに、容易に取り外すことが可能な吊下具に関するものである。
磁石を用いて、冷蔵庫やスチール製の家具の壁面等に固定可能な吊下具は広く用いられている。
吊下げる物に応じて、最適な場所に簡便に固定できるとともに、取り外しも自由であり、また再利用も可能である。さらに、接着剤を用いないので壁面を汚すこともない、という利点も有している。
特に、強力な磁石を用いれば、重量物を吊下げることも可能である。ただし、壁面に強力に固定されるため、取り外しに大きな力が必要であり、また、固定場所を決める際にも、大きな磁力に逆らって吊下具を動かす必要があり、大きな力が必要であると同時に、壁面に傷を付けてしまうといった問題も生じやすい。
上記の問題を解決するために、てこの原理で壁面を押して、女性や子供でも簡単に取り外せるようにした吊下具も開発されている。
例えば、マグネット取付本体に、支軸を支点に回動自在に取り付けられると共に、吊下具を取り付けた吊下具取付本体と、前記支軸の上方に位置して、吸着時に前記壁面に近接するように前記吊下具取付本体に対して回転自在に設けられた壁当てとを備えた吊下具が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許第4525096号
上述した特許文献1に開示されている吊下具は、物を吊下げるフック部を引き上げることで、てこの原理により壁面を押圧し、壁面に強力に磁気吸着された磁性吊下具であっても、弱い力で取り外すことができるという特長を有している。
しかしながら、フック部を引き上げた際に壁面を押圧する作用点は、磁石に極めて近い位置であり、磁石による吸着が強力な場合には、取り外しに依然として大きな力が必要であるという課題があった。
また、重量物を吊下げる際に、誤って、重量物が下からフック部に当たってしまった場合、吊下具が壁面から外れて落下してしまうといった危険性もあった。同様に、吊下げていた重量物をフック部から取り外す際にも、重量物が下からフック部に当たってしまい、吊下具が壁面から外れてしまうことがあった。
本考案の請求項1に係る吊下具は、
本体と、吊下げ部と、押圧部と、磁石と、を備えた吊下具であって、
上記本体の背面に上記磁石が固定され、
上記本体の下部は切欠けを有し、
当該切欠けの両側面は回転軸支持穴を有し、
上記吊下げ部は、2本の回転軸と、フックと、を有し、
上記吊下げ部は、上記2本の回転軸それぞれを上記回転軸支持穴に挿入することで本体に回転可能に支持され、
上記押圧部は、操作部と、作用部と、上記2本の回転軸がそれぞれ挿入可能な空間である2つの回転軸挿入部と、を有し、
上記押圧部は、上記2本の回転軸それぞれを上記2つの回転軸挿入部に挿入することで、上記2本の回転軸を中心に回転可能に当該2本の回転軸によって支持され、
上記操作部は上記本体の前面側で且つ当該2本の回転軸より上部に位置し、
上記作用部は当該2本の回転軸より下部に位置することを特徴とする。
本考案の請求項2に係る吊下具は、上記押圧部の上記2つの回転軸挿入部が、上記本体下部に設けた上記切欠けの内側に設けられたことを特徴とする。
本考案の請求項3に係る吊下具は、上記押圧部の上記2つの回転軸挿入部の間は、前面側が開口していることを特徴とする。
本考案の請求項4に係る吊下具は、上記本体の前面に、上記押圧部を設置するための凹部を設けたことを特徴とする。
本考案の請求項5に係る吊下具は、上記押圧部が、上板と下板とを接合することで形成され、当該上板と下板間に上記2つの回転軸挿入部が形成されたことを特徴とする。
本考案の請求項6に係る吊下具は、上記本体の背面と上記磁石との間に磁性体からなるヨークが設けられたことを特徴とする。
本考案の請求項7に係る吊下具は、上記磁石と上記ヨークとは、各2組が本体の裏面左右に設けられ、上記押圧部は、結合用ヨークをさらに有し、
上記2つの磁石の一方は本体の背面側がS極であり、他方は本体の背面側がN極であることを特徴とする。
本考案に係る吊下具は上記のように構成されるため、壁面を押圧する作用点が磁石から離れた位置にあり、より小さな力で吊下具を壁面から取り外すことが可能である。
また、取り外す際の操作部である押圧操作部が吊下げ具の上部にあり、押圧操作部を上から下に引くことで、壁面に押圧する構成であるので、吊下げる重量物がぶつかる等の誤操作により、吊下具が壁面から外れて落下する恐れがない。
さらに、上述したように、取り外し動作は押圧操作部を上から下に引く動作であるので、下から上に上げる動作に比べて、自然な姿勢で力を入れやすい。
また、吊下具を壁面に取り付ける際には、親指と中指及び薬指で吊下具を両側方から挟んで持ち、人差し指で押圧操作部を引き下げながら、位置合わせができる。すなわち、片手でも取付け操作が行いやすい。なお、より安全には両手で行えば良い。
さらに、取り付けた状態でフックが回転するので使い易く、用途も広がる。例えば、天井等に吊下具を固定しても使用可能である。
また、取り外し時と吊下げ時に大きな力が掛かる部位を共通な部位にしたことで、剛性の高い部品を吊下げ部だけとすることが可能であり、コストの低減が図れる。すなわち、吊下げ部が重量物を支えるフックと、取り外す際に壁面を押圧する押圧部の支軸も兼ねているので、コストが高い金属部品といった高剛性部品としては吊下げ部のみを使用すれば良い。
さらに、壁面に押圧する機構である押圧部が吊下具の内側に収納された構成となっているので、デザイン性に優れコンパクトな構成である。
また、押圧部が吊下げ部がはずれることを防止する役割も有するため、吊下げ部を本体に回転可能に支持する際に押し縮めて挿入する必要が無くなり、組立が容易である。さらに、本体への挿入長さを長くすることが可能になり、より安定な構成となる。
また、押圧操作部にヨークを備えた場合には、磁気閉回路を形成することで磁気吸着力を高めることができると同時に、押圧操作部を動かして磁気閉回路を開回路にして磁気吸着力を弱め、且つ壁面を押すことで、弱い力で取り外しできる。
本考案の実施の形態1に係る吊下具の前面図である。 本考案の実施の形態1に係る押圧部を外した時の吊下具の前面図である。 本考案の実施の形態1に係る吊下具の押圧部の部品図および組立断面図である。 本考案の実施の形態1に係る吊下具の背面図である。 本考案の実施の形態1に係る吊下具のA−A断面図(設置時)である。 本考案の実施の形態1に係る吊下具のA−A断面図(取外し時)である。 本考案の実施の形態2に係る吊下具の背面図である。。 本考案の実施の形態3に係る吊下具の背面図である。
実施の形態1.
本考案に係る吊下具の構成等に関して、以下において、図面を用いて説明する。なお、以下の説明は本考案に関する良好な一例を開示するものであり、本考案が当該実施の形態に限定されるものではない。例えば、本実施の形態において開示する考案品の材料や寸法等は、良好な一例を示すに過ぎず、その他の可能性を否定するものでは無い。
まず、図を用いて、本考案に係る吊下具の構成について説明する。
図1は吊下具の正面図である。
吊下具は、背面に磁石等を備えた本体1、吊下げ部2、および押圧部3等から構成されている。
図2は、押圧部3を外した際の正面図である。本体1と吊下げ部2の構成を詳細に説明するための図である。
本体1は、プラスチック等の樹脂であり、成形等によって製造される。
本体1の前面の上部中央付近には、必要に応じて凹部である押圧部設置部12が設けられ、押圧部3の上部がこの凹部に設置できるようになっている。
本体1の前面の下部中央付近には、切欠け13が設けられ、その両側面には、回転軸支持穴11が開けられている。
吊下げ部2は、物を吊下げるためのフック21と、2本の回転軸22とからなる。
吊下げ部2は、重量物にも耐えられるよう金属棒等の強度の高い材質からなる。そして、金属棒の場合、曲げ加工を施すことで、フック21と2本の回転軸22が形成される。
2本の回転軸22はそれぞれ回転軸支持穴11に挿入され、これによって、吊下げ部2は回転可能に本体1に支持される。なお、回転軸支持穴11は少し深めに形成されている。これは、回転軸22の一方を回転軸支持穴11の一方に深く挿入し、続いて他方を反対側の回転軸支持穴11に挿入できるようにするためである。回転軸22をこのように挿入できることで、回転軸22を両側から押し縮めて挿入する必要が無くなり、組立が容易に行える。また、回転軸22の挿入部分の長さを長くできるので、重量物を吊下げた際においてもより安定な構成となる。
次に図3を用いて、押圧部3の構成について説明する。
本実施の形態においては、押圧部3は2枚のパーツである下板31と上板32を組み合わせて形成した。図3において、(a)は上板32の前面図、(b)は下板31の前面図、そして(c)は上板32と下板31を組み合わせた際のB−B断面を表している。
押圧部の素材や製造方法は、本体と同様である。
押圧部3の最上部は、押圧部3全体を操作する際の操作部316である。必要に応じて、操作部であることを示すマークやPULL等の文字を上板32の上部に印刷しても良い。
上板32の下部には切欠け322が設けられている。吊下げ部2を回転可能にするための切欠けである。この切欠け322の左右端は、吊下げ部2の左右方向の動きを規制する役割も有しており、これにより吊下げ部2の回転軸22が回転軸支持穴11から抜けることを防止している。
また、上板32の背面には、組立用突起321および323が設けられている。
下板31の下部には斜線で示す凹部311が設けられ、その下部両端には回転軸ガイド312が設けられている。この凹部311と2つの回転軸ガイド312により、図1で示すように、吊下げ部の2本の回転軸22が挿入できる空間である回転軸挿入部が形成される。
なお、凹部311付近は、断面図(c)で示すように、下方向に突き出た形状になっている。このように突き出た形状とすることで、押圧部3の上部を本体1の押圧部設置部12に設置した際に、本体1の背面と凹部311付近の背面とが略面一になるようにしている。
また、回転軸ガイド312の中央、および下板31の上方中央には、組立用穴313および314が開けられている。組立用穴313は組立用突起323と、組立用穴314は組立用突起321とそれぞれ対応した位置にあり、下板31と上板32との組立てに用いられる。
吊下具全体の組立て順序としては、まず、吊下げ部2の回転軸22を本体1の回転軸支持穴11に挿入する。次に、下板31の下半分を本体1の切欠け13上端と回転軸22の間に通し、下板31の回転軸挿入部に回転軸22に合わせ、上板32を上から重ね、組立用穴に組立用突起を入れてやれば良い。
なお、下板31と上板32との組立て方法はこれに限らず、接着等によって接合しても良い。
次に、本体1の背面の構成について、図4を用いて説明する。
本体1の背面には磁石等を挿入する穴が設けられ、ヨーク4、次に磁石5が配置される。最後にねじ止め等により固定される。
ここでヨーク4は必要に応じて用いられる。ヨーク4の素材は鉄やニッケル、コバルト、あるいはその合金といった強磁性体である。ヨーク4を設ける目的は、磁石5の磁力を高め、壁面との固定を強化するためである。また、磁石5の経年的な劣化である減磁を防ぐ効果もある。
磁石5は、フェライト磁石や希土類磁石といった永久磁石である。
本実施の形態では、磁石5として円柱形状の希土類磁石を用いた。また、ヨーク4は、磁石5がちょうど入る皿形状のものを用いた。
なお、磁石の取付け易さを重視して、真ん中に穴の開いたドーナツ型の磁石を用いても良い。この場合、ヨークをその中央でねじ止めし、その後に、ねじの周りにドーナツ型の磁石を配置する。磁石はヨークと強力な磁力で固定されるので取れることは無い。このように最後に磁石を配置することで、ねじやドライバーが磁石に引っ張られることなく、ねじ止め作業が容易に行える。
次に、吊下具の使用方法について説明する。
図5および図6は、図1におけるA−A断面の断面図である。図5は、冷蔵庫やスチール机等の壁面に磁気吸着により固定した状態であり、図6は、取り外し時の状態を表している。なお、吊下げ部2については、回転軸22以外は断面内には無いので、フック21は点線で表している。
まず、図5の固定状態においては、磁石5およびヨーク4の磁力により、吊下具はスチール壁6に強力に固定されている。
この状態から、操作部316を指等で下に引っ張ると、図6に示すように、操作部316は矢印C方向に押され、押圧部3は、回転軸22周りに回転する。そして、作用部315がスチール壁6を矢印D方向に押すことで、吊下具全体が持ち上がり、スチール壁6から取り外すことができる。
操作部316は回転軸22から遠い位置にあるため、てこの原理で、小さな力でも取り外すことが可能である。
また、作用部315は、回転軸22の下側にあり、磁石5との距離があるため、吸着している磁石5付近には、大きな回転トルクが生じることで、一層弱い力でも取り外すことが可能である。
さらに、取り外す際には、操作部316を上から下に引き下げる動作であるため、自然な姿勢で強い力を掛けることができる。
また、スチール壁6に固定する際には、例えば、親指と中指及び薬指で吊下具を両側方から挟んで持ち、人差し指で押圧操作部316を引き下げながら、位置合わせができる。すなわち、片手でも取付け操作が行いやすい。なお、より安全には両手で行えば良い。
本実施の形態1に係る吊下具は上記のように構成されているので、てこの原理を利用するだけではなく、壁面を押圧する作用点が磁石から離れた位置にあるため、より小さな力で吊下具を壁面から取り外すことが可能である。
また、押圧操作部が吊下げ具の上部にあり、押圧操作部を上から下に引くことで、壁面に押圧する構成であるので、吊下げる重量物がぶつかる等の誤操作により、吊下具が壁面から外れて落下する恐れがない。
さらに、上述したように、取り外し動作は押圧操作部を上から下に引く動作であるので、下から上に上げる動作に比べて、自然な姿勢で力を入れやすい。
また、吊下具を壁面に取り付ける際には、親指と中指及び薬指で吊下具を両側方から挟んで持ち、人差し指で押圧操作部を引き下げながら、位置合わせができる。すなわち、片手でも取付け操作が行いやすい。なお、より安全には両手で行えば良い。
さらに、取り付けた状態でフックが回転するので使い易く、用途も広がる。例えば、天井や傾いた壁面に吊下具を固定した場合でも、フックは鉛直方向を向くので、物を吊下げることができる。また、壁面から吊下具を取り外す際に、一方の手で押圧操作部を下に引きながら、他方の手でフックを引っ張る場合、フックが動いて、壁面に垂直方向を向くため、取り外し動作がスムースに行える。さらに、フックに吊下げ物である重量物がぶつかった場合でも、フックが可動するので、フックが壊れてしまうといった問題が生じない。
また、取り外し時と吊下げ時に大きな力が掛かる部位を共通な部位にしたことで、剛性の高い部品を吊下げ部だけとすることが可能であり、コストの低減が図れる。すなわち、吊下げ部が重量物を支えるフックと、取り外す際に壁面を押圧する押圧部の支軸も兼ねているので、コストが高い金属部品といった高剛性部品を吊下げ部のみ使用すれば良い。
さらに、壁面に押圧する機構である押圧部が吊下具の内側に収納されたコンパクトな構成となっているので、実用性及びデザイン性にも優れた構成である。
また、吊下具の2つの回転軸支持穴の間に押圧部があるため、吊下げ部がはずれることを防止する役割も有する。したがって、吊下げ部を本体に回転可能に支持する際に押し縮めて挿入する必要が無くなり、組立が容易に行える。さらに、本体への挿入長さを長くすることが可能になり、重量物を吊るした際にもより安定な構成となる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る吊下具の構成に関して、図7を用いて説明する。
実施の形態1に係る吊下具と異なる点は、磁石5とヨーク4との組み合わせが2組あり、それらが、本体の裏面左右に設けられている点である。
このような構成にすることで、壁面への固定力を増加させることができるとともに、吊下具を回転させる方向の力に対しても容易に動くことなく、さらに安定に壁面への固定が行える。
実施の形態3.
実施の形態3に係る吊下具の構成に関して、図8を用いて説明する。
実施の形態2に係る吊下具と異なる点は、次の2点である。
第1に、2つの磁石の着磁方向を逆にしたことである。すなわち、2つの磁石の一方は本体の背面側がS極であり、他方は本体の背面側がN極である。
第2に、押圧部3は、結合用ヨーク33をさらに有している。
上記のように構成することで、磁気閉回路を形成できる。すなわち、結合用ヨーク33が2つのヨーク4を結合するので、一方の磁石からヨーク全体、ヨーク全体から他方の磁石、他方の磁石からスチール壁、スチール壁から一方の磁石と磁気閉回路を形成できる。
磁気閉回路を形成することで磁気吸着力を高めることができる。また、押圧操作部を動かして、すなわち、結合用ヨーク33を動かして、2つのヨーク4との結合を切ることで、磁気閉回路を開回路にして磁気吸着力を弱め、且つ壁面を押すことで、弱い力で取り外しできる。
1 本体
2 吊下げ部
3 押圧部
4 ヨーク
5 磁石
6 スチール壁
11 回転軸支持穴
12 押圧部設置部
13 切欠け
21 フック
22 回転軸
31上板
32下板
33 結合用ヨーク
311 凹部
312 回転軸ガイド
313、314 組立用穴
315 作用部
316 操作部
322 切欠け
321、323 組立等突起

Claims (7)

  1. 本体と、吊下げ部と、押圧部と、磁石と、を備えた吊下具であって、
    上記本体の背面に上記磁石が固定され、
    上記本体の下部は切欠けを有し、
    当該切欠けの両側面は回転軸支持穴を有し、
    上記吊下げ部は、2本の回転軸と、フックと、を有し、
    上記吊下げ部は、上記2本の回転軸それぞれを上記回転軸支持穴に挿入することで本体に回転可能に支持され、
    上記押圧部は、操作部と、作用部と、上記2本の回転軸がそれぞれ挿入可能な空間である2つの回転軸挿入部と、を有し、
    上記押圧部は、上記2本の回転軸それぞれを上記2つの回転軸挿入部に挿入することで、上記2本の回転軸を中心に回転可能に当該2本の回転軸によって支持され、
    上記操作部は上記本体の前面側で且つ当該2本の回転軸より上部に位置し、
    上記作用部は当該2本の回転軸より下部に位置する
    ことを特徴とする吊下具。
  2. 上記押圧部の上記2つの回転軸挿入部は、上記本体下部に設けた上記切欠けの内側に設けられた
    ことを特徴とする請求項1に記載の吊下具。
  3. 上記押圧部の上記2つの回転軸挿入部の間は、上記前面側が開口している
    ことを特徴とする請求項2に記載の吊下具。
  4. 上記本体の前面に、上記押圧部を設置するための凹部を設けた
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の吊下具。
  5. 上記押圧部は、上板と下板とを接合することで形成され、
    当該上板と下板間に上記2つの回転軸挿入部が形成された
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の吊下具。
  6. 上記本体の背面と上記磁石との間に磁性体からなるヨークが設けられた
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の吊下具。
  7. 上記磁石と上記ヨークとは、各2組が本体の裏面左右に設けられ、
    上記押圧部は、結合用ヨークをさらに有し、
    上記2つの磁石の一方は本体の背面側がS極であり、他方は本体の背面側がN極である
    ことを特徴とする請求項6に記載の吊下具。


JP2013006955U 2013-12-06 吊下具 Expired - Lifetime JP3189039U (ja)

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