JP4341306B2 - 成形品の取付具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、物掛け具や収納ケース等、保持・収納機能を有する様々な成形品を壁面等に固定するための取付具に関し、特に、取付面が曲面であっても安定して固定できる成形品の取付具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、キッチンなどにあっては、各種物掛け具や収納ケース等の成形品を、その背面部にマグネットを取り付けて、例えば、冷蔵庫等の平坦な外壁に磁着させて固定しておく場合が多い。永久磁石による固定は、粘着テープや接着剤、或いはネジ止め等と違い、取付面を傷つけたり汚したりすることなく簡単に取り付けや取り外しができるので、ラップやホイル、或いはキッチンペーパー等の台所用品を手軽に保持・収納しておく成形品の取り付け手段に用いて大変便利なものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような固定用のマグネットは、通常、平板状に形成されているため、複数のマグネットを用いて固定するようにした成形品では、取付面が平坦であれば良いが、湾曲していると全てのマグネットを壁面に均等に密着させることができず、その内の多くのマグネットは、壁面との間に隙間が生じて磁力が弱くなり、成形品を安定して固定することができないという問題があった。
【0004】
本発明は、取付面が多少湾曲していても複数のマグネットが取付面に均一に接して成形品を強固に固定することができる成形品の取付具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1に記載の本発明は、成形品を壁面等に固定するための取付具であって、板状弾性部材と、前記板状弾性部材の少なくとも両端部に固着されたマグネットと、前記板状弾性部材を一定幅膨出させて前記成形品の取付機構の一部を構成する固定部とを有し、前記板状弾性部材の前記両端部に固着されたマグネットと前記固定部との間に、略半円状に湾曲するヒンジ部が形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
ここで、請求項1に記載の構成では、取付面が湾曲(或いは、緩やかな凸凹を有する面)している場合は、マグネットの磁気吸引力により板状弾性部材が湾曲面に沿って弾性変形するため、全てのマグネットを取付面に対して均一に密着させることができ、よって、成形品を取付面に強固に取り付けすることができる。
また、ヒンジ部によって板状弾性部材が弾性変形し易くなることから、マグネットと取付面との密着性がより向上し、成形品の固定強度が安定する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1は本発明に係る成形品の取付具を示す外観斜視図、図2は同、取付具の平断面図、図3は同、取付具の分解斜視図、図4は同、取付具の使用態様を示す説明図、図5は取付具の変形例を示す図である。
【0010】
図1〜図3に示すように、本実施形態の取付具20は、取付板1と、マグネット2と、成形品を固定するための取付機構を構成するキャップ3とを備えている。
【0011】
取付板1は、ABS樹脂等の弾性のある合成樹脂製で、厚み約3mm程度の長方形の薄板で構成されている。また、マグネット2は、フェライト製の角形磁石で、コの字形のヨーク5に固着されており、コの字型ヨークの開口部よりマグネット2の表面を露出した状態で、両面テープや接着剤等によってこの取付板1の両端付近に貼着・固定されている。マグネット2の露出面側が壁面等の取付面側となる。露出したマグネット2の表面には保護用のテープ(図示せず)が貼着されている。
【0012】
本実施形態では、成形品として金属フレーム6をトレーや物掛け具の形に屈曲させて保持・収納機能を持たせたものが用いられているが、図面上では、この金属フレーム6の一部分のみを示しており、これに連設された収納部分は省略している。
【0013】
図2によれば、この金属フレーム6の並行する2本を取付板1のもう一方の面側(取付側と反対側の面)に位置させて、キャップ3により取付板1に設けた固定部7との間に挟持する状態で支持する取付機構となっている。
固定部7は取付板1の一部を幅方向に一定幅膨出させて成るもので、その中央部にネジ挿通孔9が設けてあり、キャップ3は、このネジ挿通孔9を通してマグネット2側より固定部7にネジ4止めされるようになっている。成形品(即ち、金属フレーム6)の取り付け後は、このネジ止めされた金属フレーム6が取付板1の弾性変形の際の妨げとならないよう、この2本の金属フレーム6、6はそれぞれのキャップ3、3の上下端に幅方向に相並行して設けた半円状の溝8、8内に遊嵌された状態で支持されるようになっている。
【0014】
また、取付板1には、マグネット2と固定部7の間に、それぞれ幅方向にヒンジ部10が形成されている。このヒンジ部10は、取付板1を略半円状に湾曲して形成した曲部11を備えており、取付板1が変形(湾曲)するとヒンジ部10の曲部11が伸長することにより、取付板1を弾性変形し易くしている。
【0015】
上記構成の取付具20を、湾曲した壁面Wに取り付けた時の状態を図4に示している。本図では、取付機構(キャップ3)に取り付けたトレーや物掛け具等、成形品の収納部分は省略し、これら成形品を構成する金属フレーム6の取付部位のみを示している。壁面Wは、マグネット2が磁着可能な鋼板等で構成されている。
【0016】
図4に示すように、取付板1は、グネット2の奏する磁気吸引力により、矢印で示すように、その両端部分が湾曲した壁面Wに沿って弾性変形し、各マグネット2、2は壁面Wに均一に密着する。
マグネット2は、付設のヨーク5によりその磁気効率は向上し、強力な磁気吸引力が得られるものである。加えて、取付板上の固定部7とマグネット2との間にヒンジ部10が形成されているため、取付板1は弾性変形し易くなり、マグネット2と壁面Wとの密着性は向上し、成形品を壁面Wに強固に固定することができる。
【0017】
尚、取付板1に設けたマグネット2の数は両端部の2個に限るものではなく、図1〜図4中の一点鎖線で示すように、取付板1の固定部7、7の間に同様のヨーク5a付きマグネット2aを複数個取り付けることも勿論可能であり、これにより、成形品の壁面への固定強度を更に強化させることができる。
【0018】
以上、本実施形態では、金属フレーム6で構成した成形品の壁面への取付について説明したが、これに限るのもでないことは勿論であり、合成樹脂製の各種物掛け具や収納ケース類等、様々な成形品に適用できるものである。取付板1にはそれぞれに応じた好適な取付機構を設ければ良い。
また、取付は図4のような湾曲した壁面Wにだけでなく、冷蔵庫やスチール棚等の平坦な壁面Wにも取付可能であることは言うまでもない。
【0019】
また、図5に示す変形例のように、成形品の取付機構(図示せず)を備えた合成樹脂製の板状部材21の適当な部位数カ所にコの字状の切欠溝22を設けて、その内側の部分を弾性変形可能な可動片23とし、この可動片23にヨーク5付きマグネット2を取り付ける構造としても良い。
【0020】
この場合は、可動片23が図1〜図4に示した取付板1に相当すると共に、切欠溝22の上下基端部24、24を結ぶ部分がヒンジ部10として機能し、磁着の際は基端部24−24を基線として可動片23が図4において手前側に揺動することになり、曲面への成形品の取付を可能にしている。
【0021】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1に記載の本発明によれば、板状弾性部材と、板状弾性部材に固着した複数のマグネットと、板状弾性部材に設けた成形品の取付機構とで構成したので、取付面が曲面の場合は、マグネットの磁気吸引力により板状弾性部材が曲面に沿って弾性変形するため、各マグネットは取付面に全て均一に密着し、成形品を強固に取り付けすることができる。
【0022】
また、板状弾性部材の長手方向にヒンジ部を設けたので、板状弾性部材が弾性変形し易くなり、その結果、マグネットと取付面との密着性が向上し、成形品の壁面への固定がより安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形品の取付具を示す外観斜視図。
【図2】同、取付具の平断面図。
【図3】同、取付具の分解斜視図。
【図4】同、取付具の使用態様を示す説明図。
【図5】取付具の変形例を示す図。
【符号の説明】
1 板状弾性部材(取付板)
2 マグネット
3 取付機構(キャップ)
10 ヒンジ部
W 取付面(壁面)
Claims (1)
- 成形品を壁面等に固定するための取付具であって、
板状弾性部材と、前記板状弾性部材の少なくとも両端部に固着されたマグネットと、前記板状弾性部材を一定幅膨出させて前記成形品の取付機構の一部を構成する固定部とを有し、
前記板状弾性部材の前記両端部に固着されたマグネットと前記固定部との間に、略半円状に湾曲するヒンジ部が形成されていることを特徴とする成形品の取付具。
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2003
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