JPH0335019Y2 - - Google Patents

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JPH0335019Y2
JPH0335019Y2 JP1984158556U JP15855684U JPH0335019Y2 JP H0335019 Y2 JPH0335019 Y2 JP H0335019Y2 JP 1984158556 U JP1984158556 U JP 1984158556U JP 15855684 U JP15855684 U JP 15855684U JP H0335019 Y2 JPH0335019 Y2 JP H0335019Y2
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JP
Japan
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housing
door
yoke
fixed
movable yoke
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JP1984158556U
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JPS6173768U (ja
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、オーデイオラツクまたは流し台やつ
り戸棚その他の箱体の扉の吸着固定具に関する。
箱体の扉の吸着固定具として、合成樹脂などの
非磁性体製のケース内に固着されたマグネツトの
両側に金属板を固着した固定具本体と前記金属板
に吸着される鉄板製の被吸着板からなるものは、
すでに多く使用され、例えば実開昭56−41077号
公報に開示されている。これは、本体を箱体に、
被吸着板を扉にそれぞれ固着し、被吸着板を介し
て扉を本体に吸着固定するものである。そして、
吸着した扉を分離するときは、マグネツトの吸着
力に抗して扉を引離すが、マグネツトの両側に固
着した金属板を介して吸着するから、吸着力がか
なり大きくなる。したがつて、つり戸棚のように
やや高い位置にあるために扉に力を加えにくいよ
うな場合や、手で物を持つている場合には、扉を
分離しにくい難点があり、また引離し時の箱体の
振動も大きくなるから、オーデイオラツクのよう
に、振動をきらう物の場合には使用しにくい問題
を有している。
本考案は、扉の吸着固定を十分に行ないうるよ
うにする、とともに、扉を分離するときに要する
力を小さくして扉を容易にかつ静かに分離可能に
することを目的とする。
本考案の吸着固定具は、非磁性体で形成された
筒状のハウジング内に磁石が固着され、かつ磁石
の一側面に接して磁性体製のヨークがハウジング
内に固着され、前記固定ヨークと反対側において
配置された磁石が、ハウジングの内外方向にスラ
イド可能にハウジング内に取付けられたことを特
徴とする。
この固定具は箱体に固着されるもので、扉に固
着された鉄板などの磁性体製の非吸着板をヨーク
を介して磁石の磁力で吸着し、閉じた扉を固定す
るものである。そして、扉を閉じたときは、可動
のヨークもハウジング内にはいつて、固定された
ヨークと共に被吸着板を吸着する。扉を開くとき
は、それをヨークから磁力に抗して分離するが、
可動側のヨークは扉と共に移動してハウジング外
に出るから、扉を開く初期には固定されたヨーク
のみから被吸着板を分離する結果となり、次に可
動のヨークから被吸着板を分離する。すなわち、
閉じた扉は2枚のヨーク強固に固定し、開くとき
は被吸着板からヨークを1枚ずつ分離するもので
ある。
本考案の固定具の実施例を図面について説明す
ると、1は一端が開口した有底筒状に形成された
合成樹脂製のハウジングで、その口部外周にフラ
ンジ2を有し、外周面に、その周方向に断面山形
状の係止部3が形成されている。4はハウジング
1内に取付けたフエライトなどの永久磁石で、そ
の厚さ方向の一側面に接合させてハウジング1内
に鉄板などの磁性体製の固定ヨーク5が、その一
側面に突設した取付突部6をハウジング1の周壁
に設けた取付孔7内に挿入し係止してハウジング
1に取付けている。そして、固定ヨーク5は、そ
れをハウジング1の底部まで挿入した状態で、取
付孔7のハウジング1の口部側の端部に取付突部
6を係止して移動不能にハウジング1に取付けら
れている。取付突部6は、図面のようにハウジン
グ1の底側が低く、口部側を高くして傾斜させて
おけば、固定ヨーク5をハウジング1内にやや強
く挿入することで無理なく係止できる。しかし、
取付突部6は球面状などの任意の形状にすること
ができる。また、固定ヨーク5はハウジング1内
にやや緊密な状態で挿入するのみでもよく、この
場合は、接着剤を併用することも可能である。磁
石4もハウジング1内にやや緊密に挿入するか、
更に接着剤を併用するなどしてハウジング1に固
定されている。
8は固定ヨーク5と反対側で、磁石4に接触さ
せてハウジング1内に挿入した鉄板などの磁性体
製の可動ヨークで、これはハウジング1の深さ方
向にスライド可能にしてハウジング1内に取付け
られている。9は可動ヨーク8をスライド可能
に、かつ不必要に分離不能にハウジング1に取付
けるために、可動ヨーク8のハウジング1の周壁
と相対する面に突設したこのヨーク8のハウジン
グ1内への挿入始端側、即ちこの例のように可動
ヨーク8側に設けるときにはハウジング1の底側
が低く、終端側、即ちハウジング1の口部側を高
くして傾斜させた係止凸部である。そして、これ
はハウジング1の周壁に、その深さ方向にこの係
止突部9より長くして設けた係止孔10に挿入さ
れ、かつ可動ヨーク8をハウジング1の底部まで
挿入した状態で、係止孔10の、ハウジング1の
口部側の端部とそれと相対する係止突部9の端部
との間に間隔が生じるように、係止突部9と係止
孔10の長さと位置が定められて、前記間隔の範
囲内で、可動ヨーク8がハウジング1の内外方向
にスライド可能になつている。そして、ヨーク
5,8は磁石4よりも、ハウジング1の口部側に
やや突出している。
第3図は、可動ヨーク8の取付けの他の例で、
可動ヨーク8に、ハウジング1の深さ方向に長く
して設けた係止孔10にハウジング1の周壁内面
に突設した係止突部9を挿入したものである。こ
の例のように、ハウジング1側に係止突部9を設
ける場合には、可動ヨーク8のハウジング1内へ
の挿入始端側となる口部側を終端側となる底部側
より高さを低くするものである。第4図は、更に
他の例で、可動ヨーク8に設けた係止突部9を、
ハウジング1の内面に設けた凹部に挿入し、それ
の口部側に突出して設けた突片11に係止して可
動ヨーク8の逸脱を阻止している。磁石4とヨー
ク5,8の巾は、第5図のように異なるようにす
るなど任意である。
この固定具は、第6図に示すように、箱体12
の側壁の扉13と相対する面に設けた、孔内にハ
ウジング1を押入固定し、かつハウジング1と相
対した位置において扉13の内面に鉄板などの磁
性体製の被吸着板14を固着して使用する。扉1
3を閉じたときは、被吸着板14がヨーク5,8
を介して磁石4の磁力で吸着され、扉13に閉じ
た状態を維持させる。閉じた扉13を開くとき
は、それを手前側に引張り、被吸着板14をヨー
ク5,8から引き離すが、このとき可動ヨーク8
はハウジング1の内外方向にスライド可能である
から、被吸着板14を吸着して扉13に従つてハ
ウジング1外にスライドする。すなわち、扉13
を手前に引張つた初期には、被吸着板14はハウ
ジング1内に固定された固定ヨーク5から分離す
るのみで、従来の固定具のように2枚のヨークか
ら同時に被吸着板14を引き離す場合に比して、
かなり小さな力で固定ヨーク5から被吸着板14
を分離することができる。なお、可動ヨーク8は
磁石4に吸着されているが、両者の接着面に対し
て平行方向に可動ヨーク8がスライドするから、
可動ヨーク8は極めて小さな力でスライドする。
固定ヨーク5から分離し、可動ヨーク8をスラ
イドさせた扉13の被吸着板14に対して可動ヨ
ーク8は吸着しているが、扉は、その軸着部を支
点として回転運動をするが、可動ヨーク8は直線
運動であるから、扉13を開くに従つて、可動ヨ
ーク8の先端面に対して被吸着板14が傾斜し、
第7図のように、被吸着板14と可動ヨーク8と
の接触部分が小さくなつて自然に分離する。これ
は、ヨーク5,8を水平方向または傾斜させてハ
ウジング1を箱体12に取付けたときも同様であ
る。したがつて、扉13を固定ヨーク5から分離
すれば、可動ヨーク8から被吸着板14が分離す
るための力はほとんど不要で、比較的小さな力で
扉13を開くことができるから、高い位置にある
扉13や手に物を持つている場合にも、容易に扉
13を開くことができる。また、比較的小さな力
で扉を開くことができるから、扉13を開くとき
に箱体12に与える振動も小さくなり、オーデイ
オラツクのように振動をきらう箱体にも使用可能
である。
扉を閉じたときには、可動ヨーク8は磁石4に
吸着され、かつヨーク5,8の両方に被吸着板1
4が吸着されているから、扉を強固に固定でき不
必要に開くおそれはない。
上記のように、本考案の固定具は閉じた扉は2
枚のヨーク5,8で吸着固定するから、閉じた扉
が不必要に開くことをなくすることができる。扉
を開くときは、可動ヨーク8を扉と共に移動させ
ることで、まず固定ヨーク5から扉を分離し、次
に可動ヨーク8から扉を分離するから、比較的小
さな力で固定ヨーク5から扉を分離させることが
でき、かつ、開く扉と共に移動した可動ヨーク8
と扉とは、扉が開くに従つて可動ヨーク8の先端
面に対し扉が傾斜して分離するから軽く容易に分
離する。したがつて、高い位置の扉や手で物を持
つているときにも容易に扉を開くことができ、か
つ扉を開くときに箱体に与える振動を小さくでき
るから、各種の用途の箱体に対して使用可能であ
る。
また、可動ヨーク8は、例えば磁石4と固定ヨ
ーク5を取付けた後のハウジング1の口部側から
挿入すれば、両者はまず可動ヨーク8とハウジン
グ1の相対した面の一方に設けた傾斜させた係止
突部9のその挿入始端側の低くなつた側から係合
して、順次その高くなつた側に係合し、そして他
方に設けたその挿入方向となるハウジング1の深
さ方向に長くした係止孔9または凹部にはまり込
むものであるから、可動ヨーク8のハウジング1
内への取付けが簡単であり、しかも取付け後には
可動ヨーク8の抜け方向には係止突部9の高くな
つた側が係止孔9または凹部の孔縁または口縁に
当接するから抜けが有効に防止される。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は断正面
図、第2図は平面図、第3図と第4図は異なつた
例の断正面図、第5図は異なつた例の平面図、第
6図は使用状態の平面図、第7図は扉を少し開い
た状態の平面図である。 1:ハウジング、4:磁石、5:固定ヨーク、
8:可動ヨーク、9:係止突部、10:係止孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 非磁性体で形成した一端が開口した有底筒状の
    ハウジング1に磁石4がその両側面に磁性体製の
    固定ヨーク5と可動ヨーク8を接して固着され
    る、とともに、固定ヨーク5はハウジング1内に
    移動不能に固着され、可動ヨーク8は、このヨー
    ク8とハウジング1の相対した面の一方に設けた
    このヨーク8のハウジング1内への挿入始端側が
    低く、終端側を高くして傾斜させた係止突部9が
    他方に設けた挿入始端側から終端側までの長さが
    この方向の係止突部9の長さより長くした係止孔
    10または凹部に挿入され、ハウジング1の内外
    方向にスライド可能、かつ分離不能にハウジング
    1内に取付けられた扉の吸着固定具。
JP1984158556U 1984-10-19 1984-10-19 Expired JPH0335019Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984158556U JPH0335019Y2 (ja) 1984-10-19 1984-10-19

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JP1984158556U JPH0335019Y2 (ja) 1984-10-19 1984-10-19

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Publication Number Publication Date
JPS6173768U JPS6173768U (ja) 1986-05-19
JPH0335019Y2 true JPH0335019Y2 (ja) 1991-07-24

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ID=30716534

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5242877U (ja) * 1975-09-23 1977-03-26

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50110536U (ja) * 1974-02-16 1975-09-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5242877U (ja) * 1975-09-23 1977-03-26

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JPS6173768U (ja) 1986-05-19

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