JPH075613Y2 - 残留磁気防止装置を備えたソレノイド - Google Patents
残留磁気防止装置を備えたソレノイドInfo
- Publication number
- JPH075613Y2 JPH075613Y2 JP7460090U JP7460090U JPH075613Y2 JP H075613 Y2 JPH075613 Y2 JP H075613Y2 JP 7460090 U JP7460090 U JP 7460090U JP 7460090 U JP7460090 U JP 7460090U JP H075613 Y2 JPH075613 Y2 JP H075613Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- prevention plate
- fixed iron
- movable iron
- residual magnetism
- Prior art date
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Description
本考案は残留磁気防止装置を備えたソレノイドの改良に
関するものである。
関するものである。
電磁石の固定鉄心と可撓鉄心との間に残留磁気防止し、
固定鉄心と可動鉄心とを速やかに分離させる目的で非磁
性体の残留磁気防止板を設けることは既に知られてい
る。第3図に従来の残留磁気防止装置を備えたソレノイ
ドを示す。図に示す残留磁気防止板は固定鉄心20の先端
面21に締付けネジ23によって残留磁気防止板24を取付け
ている。残留磁気防止板24の表面には締付けネジ23の頭
23aが突出しており、そのままでは可動鉄心25の先端面2
6と衝突する。そこで可動鉄心25の先端面26には、前記
頭23aの逃がし凹部26aが設けてある。 この構造の場合、接着剤等で締付けネジ23を固定して緩
みを防止し、残留磁気防止板24が取り外しないようにし
てあるが、取可動鉄心25が固定鉄心20に衝突する場合の
衝撃振動等によって締付けネジ23は緩んでしまい、残留
磁気防止板24が固定鉄心20の先端面21から脱落する場合
が生じる。
固定鉄心と可動鉄心とを速やかに分離させる目的で非磁
性体の残留磁気防止板を設けることは既に知られてい
る。第3図に従来の残留磁気防止装置を備えたソレノイ
ドを示す。図に示す残留磁気防止板は固定鉄心20の先端
面21に締付けネジ23によって残留磁気防止板24を取付け
ている。残留磁気防止板24の表面には締付けネジ23の頭
23aが突出しており、そのままでは可動鉄心25の先端面2
6と衝突する。そこで可動鉄心25の先端面26には、前記
頭23aの逃がし凹部26aが設けてある。 この構造の場合、接着剤等で締付けネジ23を固定して緩
みを防止し、残留磁気防止板24が取り外しないようにし
てあるが、取可動鉄心25が固定鉄心20に衝突する場合の
衝撃振動等によって締付けネジ23は緩んでしまい、残留
磁気防止板24が固定鉄心20の先端面21から脱落する場合
が生じる。
【考案の目的】 そこで本考案の目的は、可動鉄心が固定鉄心に衝突する
場合の衝撃振動等によって、残留磁気防止板が可動鉄心
または固定鉄心から脱落することを防止した、残留磁気
防止装置を備えたソレノイドを提供することにある。
場合の衝撃振動等によって、残留磁気防止板が可動鉄心
または固定鉄心から脱落することを防止した、残留磁気
防止装置を備えたソレノイドを提供することにある。
即ち、本考案は、固定鉄芯と可動鉄心とを有し、固定鉄
心に可動鉄心が磁力にて吸引されるものにおいて、固定
鉄心と可動鉄心の何れか一方の先端に突起を形成し、他
方には該突起と嵌合する穴部を形成し、該穴部の奥壁周
縁部には係合溝が設けてあり、該係合溝には可撓性を有
する残留防止板が差し込まれた状態で嵌めてある、残留
磁気防止装置を備えたソレノイドである。 作用・効果 可動鉄心が固定鉄心に衝突する際に衝撃振動が生じて
も、残留防止板は係合溝に差し込まれた状態で嵌めてあ
るので脱落することが防止できる。
心に可動鉄心が磁力にて吸引されるものにおいて、固定
鉄心と可動鉄心の何れか一方の先端に突起を形成し、他
方には該突起と嵌合する穴部を形成し、該穴部の奥壁周
縁部には係合溝が設けてあり、該係合溝には可撓性を有
する残留防止板が差し込まれた状態で嵌めてある、残留
磁気防止装置を備えたソレノイドである。 作用・効果 可動鉄心が固定鉄心に衝突する際に衝撃振動が生じて
も、残留防止板は係合溝に差し込まれた状態で嵌めてあ
るので脱落することが防止できる。
本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明す
る。第1図は一実施例の概略断面図、第2図は要部拡大
断面図である。ソレノイドはヨークYを具備しており、
内部にはボビン1を備えている。ボビン1には投入コイ
ル101と保持コイル102が設けてある。また、投入コイル
101と保持コイル102の間には、断熱隔壁103,104が設け
てある。ボビン1の内部には、固定鉄心10と可動鉄心50
とを有している。固定鉄心10に可動鉄心50が磁力にて吸
引される。可動鉄心50の先端には円柱状の突起52が形成
してある。固定鉄心10の先端面12には前記突起52と嵌合
する円柱状の穴部14が形成してある。穴部14の奥壁16の
周縁部には、全周に亙って係合溝18が設けてある(第2
図)。係合溝18には、穴部14の直径よりやや大きい直径
の円盤状に形成された、非磁性体の残留磁気防止板30が
差し込まれた状態で嵌めてある。残留磁気防止板30に
は、例えばステンレス板或は銅板が使用される。係合溝
18の直径と残留磁気防止板30の直径は略同じ寸法に設定
している。この為一旦係合溝18に嵌った残留磁気防止板
30は、穴部14の中に突起52が挿入されることと相俟って
係合溝18から脱落したり取りはずれることがない。 残留磁気防止板30を係合溝18に嵌める手順は次の通りで
ある。残留磁気防止板30は穴部14の直径よりやや大きい
直径に形成されている。この残留磁気防止板30を穴部14
の入り口から撓ませながら押し込むと奥壁16に到達する
と同時に元の状態に復元し、係合溝18に差し込まれた状
態で嵌められる。 作用 可動鉄心50が固定鉄心10に衝突する際に衝撃振動が生じ
ても、残留磁気防止板30は係合溝18に差し込まれた状態
で嵌められて係合しているので固定鉄心10から脱落する
ことが防止できる。 なお、本考案は図示の実施例に限定されるものではな
く、実用新案登録請求の範囲の記載内において数々の変
形が可能である。
る。第1図は一実施例の概略断面図、第2図は要部拡大
断面図である。ソレノイドはヨークYを具備しており、
内部にはボビン1を備えている。ボビン1には投入コイ
ル101と保持コイル102が設けてある。また、投入コイル
101と保持コイル102の間には、断熱隔壁103,104が設け
てある。ボビン1の内部には、固定鉄心10と可動鉄心50
とを有している。固定鉄心10に可動鉄心50が磁力にて吸
引される。可動鉄心50の先端には円柱状の突起52が形成
してある。固定鉄心10の先端面12には前記突起52と嵌合
する円柱状の穴部14が形成してある。穴部14の奥壁16の
周縁部には、全周に亙って係合溝18が設けてある(第2
図)。係合溝18には、穴部14の直径よりやや大きい直径
の円盤状に形成された、非磁性体の残留磁気防止板30が
差し込まれた状態で嵌めてある。残留磁気防止板30に
は、例えばステンレス板或は銅板が使用される。係合溝
18の直径と残留磁気防止板30の直径は略同じ寸法に設定
している。この為一旦係合溝18に嵌った残留磁気防止板
30は、穴部14の中に突起52が挿入されることと相俟って
係合溝18から脱落したり取りはずれることがない。 残留磁気防止板30を係合溝18に嵌める手順は次の通りで
ある。残留磁気防止板30は穴部14の直径よりやや大きい
直径に形成されている。この残留磁気防止板30を穴部14
の入り口から撓ませながら押し込むと奥壁16に到達する
と同時に元の状態に復元し、係合溝18に差し込まれた状
態で嵌められる。 作用 可動鉄心50が固定鉄心10に衝突する際に衝撃振動が生じ
ても、残留磁気防止板30は係合溝18に差し込まれた状態
で嵌められて係合しているので固定鉄心10から脱落する
ことが防止できる。 なお、本考案は図示の実施例に限定されるものではな
く、実用新案登録請求の範囲の記載内において数々の変
形が可能である。
以上説明したように、本考案によれば固定鉄心と可動鉄
心の何れか一方の先端に突起を形成し、他方には該突起
と嵌合する穴部を形成し、該穴部の奥壁周縁部には係合
溝が設けてあり、該係合溝には可撓性を有する残留磁気
防止板が差し込まれた状態で嵌めてある。このため、可
動鉄心が固定鉄心に衝突する際に衝撃振動が生じても、
残留磁気防止板は係合溝に差し込まれた状態で嵌めてあ
るので脱落することが防止できる。 また、従来のように残留上記防止板をネジで固着する場
合は合成樹脂塗料等をネジに塗布し、塗料の接着性を利
用してネジの緩みを防止していた為、その塗着工程及び
乾燥工程等の工程が余分に必要であった。しかし、本考
案では残留磁気防止板を穴部に押し込むだけで取付け及
び脱落防止ができる為工程の簡略化を図ることができ、
ひいては製造コストの低減を図ることができる。
心の何れか一方の先端に突起を形成し、他方には該突起
と嵌合する穴部を形成し、該穴部の奥壁周縁部には係合
溝が設けてあり、該係合溝には可撓性を有する残留磁気
防止板が差し込まれた状態で嵌めてある。このため、可
動鉄心が固定鉄心に衝突する際に衝撃振動が生じても、
残留磁気防止板は係合溝に差し込まれた状態で嵌めてあ
るので脱落することが防止できる。 また、従来のように残留上記防止板をネジで固着する場
合は合成樹脂塗料等をネジに塗布し、塗料の接着性を利
用してネジの緩みを防止していた為、その塗着工程及び
乾燥工程等の工程が余分に必要であった。しかし、本考
案では残留磁気防止板を穴部に押し込むだけで取付け及
び脱落防止ができる為工程の簡略化を図ることができ、
ひいては製造コストの低減を図ることができる。
第1図は一実施例の概略断面図、 第2図は要部拡大断面図、 第3図は従来の残留磁気防止装置を備えたソレノイドの
概略正面図である。 10……固定鉄心 50……可動鉄心 52……突起 14……穴部 16……奥壁 18……係合溝 30……残留磁気防止板
概略正面図である。 10……固定鉄心 50……可動鉄心 52……突起 14……穴部 16……奥壁 18……係合溝 30……残留磁気防止板
Claims (1)
- 【請求項1】固定鉄芯と可動鉄心とを有し、固定鉄心に
可動鉄心が磁力にて吸引されるものにおいて、固定鉄心
と可動鉄心の何れか一方の先端に突起を形成し、他方に
は該突起と嵌合する穴部を形成し、該穴部の奥壁周縁部
には係合溝が設けてあり、該係合溝には可撓性を有する
残留防止板が差し込まれた状態で嵌めてあることを特徴
とする残留磁気防止装置を備えたソレノイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7460090U JPH075613Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 残留磁気防止装置を備えたソレノイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7460090U JPH075613Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 残留磁気防止装置を備えたソレノイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0432511U JPH0432511U (ja) | 1992-03-17 |
JPH075613Y2 true JPH075613Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=31614432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7460090U Expired - Lifetime JPH075613Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 残留磁気防止装置を備えたソレノイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075613Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-13 JP JP7460090U patent/JPH075613Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0432511U (ja) | 1992-03-17 |
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