JPH06132115A - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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Publication number
JPH06132115A
JPH06132115A JP3018115A JP1811591A JPH06132115A JP H06132115 A JPH06132115 A JP H06132115A JP 3018115 A JP3018115 A JP 3018115A JP 1811591 A JP1811591 A JP 1811591A JP H06132115 A JPH06132115 A JP H06132115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
hole
permanent magnet
shaft
solenoid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3018115A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Suga
征雄 菅
Isamu Fujikura
勇 藤倉
Shinya Watabe
伸也 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Oki Electric Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Oki Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Oki Electric Co Ltd filed Critical Tohoku Oki Electric Co Ltd
Priority to JP3018115A priority Critical patent/JPH06132115A/ja
Publication of JPH06132115A publication Critical patent/JPH06132115A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】磁性粉体の飛散防止手段を付加して、他への悪
影響のない優れたラッチングソレノイドを提供するも
の。 【構成】電磁コイル(6)の軸貫通孔(10)内の一端
部に永久磁石(11)が配置され、他端部から可動鉄心
(14)が出入慴動する構成のソレノイド(1)におい
て、永久磁石(11)に隣接された固定鉄心(19)の
外周にOリング(21)を装着して、軸貫通孔(10)
内周壁との間隙(18)を閉塞したことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野利用】本発明は、ラッチングソレノ
イド内に配置された永久磁石から、長年の使用により生
じる磁性粉の、飛散防止を図ったソレノイドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラッチングソレノイドは、以下の
ような構成が採られていた。すなわち、図3から図5
は、ハードディスクドライブヘッドの保持機構に用いら
れる取付アッセンブリを示すもので、図3はその正面図
を、図4はその右側面図を、図5は図3のAーA断面図
を表したものである。
【0003】1は、ラッチングソレノイドであり、所望
規格形状に成形されたハードディスク取付板2の位置
(図面上、下方)に取付けられている。ラッチングソレ
ノイド1は、次のように構成されている。合成樹脂等で
形成され、両端部に一体的に形成されたフランジ3を有
する円筒状のコイルボビン4に、電線5が重層密巻きさ
れて電磁コイル6が形成されている。電磁コイル6は、
両端に環状のプレート7、8が配置され、これらを介し
てハードディスク取付板2と一体的に形成された継鉄9
によって挟持されている。
【0004】電磁コイル6の軸貫通孔10内の一端部側
(図面上、左側)には、円柱状の永久磁石11が、その
両端を円柱状の固定鉄心に12、12に挟持されるよう
にして充填配置され、軸貫通孔10の内周壁に凸設され
た隆状ストッパ13により保持されている。軸貫通孔1
0の他端側(図面上、右側)は、プレート8、継鉄9を
貫通して開放されており、その内部には出入慴動する円
柱状の可動鉄心14が遊貫されている。
【0005】さらに、この可動鉄心14の先端部(図面
上、左側)には、軸貫通孔10への挿入時に、ストッパ
ー13を越えて固定鉄心12に磁着し、可動鉄心14を
保持するための、小径凸部15が一体的に形成されてい
る。なお、可動鉄心14は、付勢手段(図面上には表れ
ていない。)により軸貫通孔10から引き出す方向に付
勢力が付加されている。
【0006】16は、電線5に電源を供給するコイル端
子で、コイルボビン4のフランジ3と一体的に成形され
る端子用舌片17に植設されている。上記構成により次
のように作動する。端子16から電磁コイル6に通電す
ると、電磁力作用により可動鉄心14は、固定鉄心12
の方向(図面上、左方向)に移動させられ、永久磁石1
1によって磁化された固定鉄心12aに磁着させられ
る。そして、通電を断ってもその状態が保たれる。次
に、電流の向きを前記通電と反対方向にすると、電磁コ
イル6は、永久磁石11の磁束を打ち消す磁束を発生さ
せて、永久磁石11の磁気引力を相殺させる。それと共
に、可動鉄心14は、予め付加された付勢力により、上
記と逆方向、すなわち軸貫通孔10から引き出す方向
(図面上、右方向)に移動させられる。
【0007】このように電磁コイル6に通電する電流の
向きを適宜変えることにより、可動鉄心14を、軸貫通
孔10内に引き込んで保持したり、逆に引き出して復帰
させたりすることができるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる構成を
とるラッチングソレノイド1は、磁力作用により可動鉄
心14を、軸貫通孔10内に引き込んだときは、その先
端部の小径凸部15が固定鉄心12に衝突することにな
る。そのため、これに接する永久磁石11にも、衝撃が
および、長年の繰り返し使用により、この永久磁石11
にチッピング、あるいは割れが生じることが多かった。
そして、固定鉄心12と軸貫通孔10内周壁との間隙1
8に生じた磁性粉体は、ストッパー13を越えて可動鉄
心14側に徐々に移動し、軸貫通孔10から外部に飛散
していた。かかる磁性粉体は、磁気を帯びているため、
ハードディスクの磁気記録を損傷するなどして、他の部
分へ悪影響を及すことが以前から問題となっていた。
【0009】そこで、本発明はかかる問題点を解決する
ことを目的としてなされたもので、前記磁性粉体の飛散
防止手段を付加して、他への悪影響のない優れたラッチ
ングソレノイドを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、電
磁コイルボビンの軸貫通孔内の一端部に永久磁石が配置
され、他端部から可動鉄心が出入慴動する構成のソレノ
イドにおいて、前記永久磁石に隣接された固定鉄心と前
記軸貫通孔内周壁との間隙に閉塞手段を設けたことを特
徴とする
【0011】
【作用】上記構成のように、閉塞手段を設けることによ
り、固定鉄心が衝突することによって生じる磁性粉体の
移動を、阻止するし、軸貫通孔からの飛散を防止する。
【0012】
【実施例】次に本発明の具体的実施の一例について、図
1、図2に基づいて説明する。図1は、本発明にかかる
ラッチングソレノイド1を図5と同様な位置からの断面
図であり、図2は、本発明にかかるラッチングソレノイ
ド1の内部を切欠いて示す要部断面斜視図である。
【0013】本発明にかかるラッチングソレノイド1の
構成部分の内、フランジ3、コイルボビン4、電磁コイ
ル6、プレート7、8、継鉄9、及び可動鉄心14は、
前記従来例と同様で、既にその構成を説明しているため
省略する。本発明の特徴とするところは、軸貫通孔10
内の一端部(図面上、左側)に配置された円柱状の永久
磁石を挟持する、円柱状の固定鉄心19にある。
【0014】すなわち、該固定鉄心19の外周には、閉
塞手段として、溝20が形成されており、かつこの溝2
0に嵌合するようにして、Oリング21が装着されてい
る。このOリング21の外径は、軸貫通孔10の内径よ
り僅かに大きく形成されており、軸貫通孔10に固定鉄
心12を圧入したときに、Oリング21の外周が軸貫通
孔10の内周壁に密着して、間隙18を閉塞することが
できる形状とされている。なお、本実施例では、Oリン
グ21の線径を0.45mm、内径を2.3mmに設定
しており、これにより、外周径は軸貫通孔10の内径よ
り0.2mm大きくなる。
【0015】上記構成により、間隙18に生じた磁性粉
体は、Oリング21にその移動を阻まれ、軸貫通孔10
から外部へ飛散することがなくなる。なお、本実施例で
は、Oリング21の装着が永久磁石11の両端に位置す
る固定鉄心19a、19bの両方に行われているが、本
発明の目的の実現からは、可動鉄心14側の固定鉄心1
9aのみにOリング21を装着するようにしてもよい。
また、本実施例は、閉塞手段として、Oリング21を装
着する構成をとっているが、これに限定されるものでな
く、他の閉塞手段としては、間隙18を埋めるようにグ
リース、又は接着剤などを充填する方法でもよい。
【0016】
【効果】上記詳細に説明したように、本発明によれば、
ラッチングソレノイドの軸貫通孔からの磁性粉体の飛散
を防止し、よって飛散粉体によるハードディスク等への
悪影響を除去することができる。また、固定鉄心と軸貫
通孔との間隙に、Oリングや接着剤等の閉塞手段を設け
たため、固定鉄心衝突時の緩衝効果も期待できると共
に、衝撃による永久磁石の割れ自体をも少なくすること
ができる。
【0017】さらに、従来のラッチングソレノイドの構
成に大きな変更を加える必要がなく、固定鉄心への閉塞
手段付加のみで顕著な効果が得られるため、高い信頼性
が得られると共に、永久磁石を内蔵する他のソレノイド
にも適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図01】本実施例にかかる要部断面斜視図である。
【図02】図3のAーA線における、本実施例を示す断
面図である。
【図3】ハードディスクドライブヘッドの保持機構に用
いられる取付アッセンブリを示す正面図である。
【図4】図3の右側面図である。
【図5】図3のAーA線における、従来例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1・・・ラッチングソレノイド, 6・・・電磁コ
イル,10・・・軸貫通孔, 11・・・永久磁石,
12・・・固定鉄心,14・・・可動鉄心,
19・・・固定鉄心, 21・・・Oリング,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁コイル(6)の軸貫通孔(10)内の
    一端部に永久磁石(11)が配置され、他端部から可動
    鉄心(14)が出入慴動する構成のソレノイド(1)に
    おいて、 前記永久磁石(11)に隣接された固定鉄心(19)と
    前記軸貫通孔(10)内周壁との間隙(18)に閉塞手
    段(20)、(21)を設けたことを特徴とするソレノ
    イド。
JP3018115A 1991-02-08 1991-02-08 ソレノイド Pending JPH06132115A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3018115A JPH06132115A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 ソレノイド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3018115A JPH06132115A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 ソレノイド

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Publication Number Publication Date
JPH06132115A true JPH06132115A (ja) 1994-05-13

Family

ID=11962618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3018115A Pending JPH06132115A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 ソレノイド

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JP (1) JPH06132115A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010225666A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Toshiba Corp 電磁アクチュエータおよびその組立方法
JP2012075574A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Terumo Corp 自動腹膜透析装置
JP2017141933A (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 株式会社ケーヒン 電磁弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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