JP2593148Y2 - ノイズ吸収器用受具及びノイズ吸収装置 - Google Patents

ノイズ吸収器用受具及びノイズ吸収装置

Info

Publication number
JP2593148Y2
JP2593148Y2 JP1993009270U JP927093U JP2593148Y2 JP 2593148 Y2 JP2593148 Y2 JP 2593148Y2 JP 1993009270 U JP1993009270 U JP 1993009270U JP 927093 U JP927093 U JP 927093U JP 2593148 Y2 JP2593148 Y2 JP 2593148Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise absorber
noise
base
receiver
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993009270U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0662595U (ja
Inventor
慎司 大須賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP1993009270U priority Critical patent/JP2593148Y2/ja
Publication of JPH0662595U publication Critical patent/JPH0662595U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2593148Y2 publication Critical patent/JP2593148Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ノイズ吸収器用受具及
びノイズ吸収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種OA機器のケーブル中を伝搬するノ
イズを吸収するノイズ吸収装置として、相互間にケーブ
ル挿入通路を形成するように接触して組合わされる一対
のフェライトと、一対のフェライトを収納するカバーと
を有するノイズ吸収装置が、例えば実開昭63ー399
97号公報等によって知られている。従来のノイズ吸収
装置において、フェライトは、互いに独立していて、そ
の一面の略中央部に長さ方向に沿う凹溝が設けられてい
る。これらの凹溝はケーブル挿通路を構成する。凹溝の
両側には、平坦な接触面が設けられている。カバーは、
プラスチックによって形成されており、それぞれの内部
にフェライトが挿入配置されている。カバーの一端縁
は、ヒンジ片によって一体的に結合されており、ヒンジ
片のある辺と対向する側に、掛止機構を構成する突起及
びフックがそれぞれ設けられている。カバーを、突起
と、フックとによる掛止機構によって掛け止めた状態で
は、カバーの有する弾力により、一対のフェライトが実
質的に閉磁路を形成するように密着する。これにより、
一対のフェライトを巡る磁路の磁気抵抗が低下し、優れ
たノイズ吸収作用が得られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述す
るノイズ吸収装置は、ケーブルに対して単に装着されて
いるだけであるので、ケーブル上での位置が定まらず、
ケーブル上を移動してしまうという問題がある。ケーブ
ルに巻付けられるバンドを有するノイズ吸収装置が提案
されているが、バンド及びその固定構造が必要であり、
カバー形状の複雑化を招く他、スペース的余裕のないO
A機器の裏側で、バンド止め作業をしなければならない
という煩わしさがある。
【0004】そこで、本考案の課題は上述する従来の問
題点を解決し、ノイズ吸収器を簡単に固定できる受具及
びノイズ吸収装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本考案は、基部と、腕片とを有するノイズ吸収器用
受具であって、前記基部及び前記腕片は、プラスチック
成形品として一体成形されており、前記基部は、下面側
が取付面となっており、前記腕片は、少なくとも一対備
えられ、それぞれが立ち上がり部と、爪片とを有し、前
記立ち上り部が前記基部の上面側において間隔を隔てて
互いに対向するように立ち上がり、前記爪片が前記立ち
上り部の先端に連続すると共に、前記間隔を縮小する方
向に曲がり、前記間隔がノイズ吸収器を受ける空間を構
成し、前記爪片が前記ノイズ吸収器に掛け止められる掛
止め部を構成する。
【0006】
【作用】腕片は、立ち上り部が基部の上面側において間
隔を隔てて互いに対向するように立ち上がり、爪片が立
ち上り部の先端に連続すると共に、間隔を縮小する方向
に曲がり、間隔がノイズ吸収器を受ける空間を構成し、
爪片がノイズ吸収器に掛け止められるから、爪片を利用
して、ノイズ吸収器を立ち上り部間に保持できる。
【0007】基部及び腕片は、プラスチック成形品とし
て一体成形されているため、量産性に富むと共に、プラ
スチック成形品の弾性により、立ち上り部がバネ性を持
つようになる。このため、立ち上り部のバネ性を利用し
て、ノイズ吸収器を安定に、かつ、確実に挟持できる。
【0008】基部は下面側が取付面となるから、下面側
を、例えばOA機器の外箱、机、床等の外部支持体に取
付固定できる。
【0009】
【実施例】図1は本考案に係るノイズ吸収器受具の斜視
図である。1は基部、2及び3は腕片である。基部1及
び腕片2、3は、プラスチック成形品として一体成形さ
れている。基部1は下面11側が取付面となっている。
下面11は図示では平面となっているが、任意の形状に
選定できる。
【0010】腕片2、3は、少なくとも一対備えられ、
それぞれが立ち上がり部21、31と、爪片22、32
とを有する。立ち上り部21、31は基部1の上面側に
おいて間隔D1を隔てて互いに対向するように立ち上が
る。立ち上がり部21、31は内周面が後述するノイズ
吸収器の外周形状に適合するような形状、例えば円弧状
に形成されている。
【0011】爪片22、32は立ち上り部21、31の
先端に連続すると共に、間隔D1を縮小する方向に曲が
っている。上記構成により、間隔D1がノイズ吸収器を
受ける空間を構成し、爪片22、32がノイズ吸収器に
掛け止められる掛止め部を構成する。
【0012】図示実施例において、基部1は上面と下面
11との間で貫通する止め具挿入用孔13を有する。更
に、腕片2、3と平行し、孔13を横切るように、溝1
4が設けられている。また、爪片22、32は中間部に
切欠23、33を有し、切欠23、33により複数の片
(221、222)、(321、322)に分割されて
いる。
【0013】図2は本考案に係るノイズ吸収器の別の実
施例を示す斜視図である。図において、図1と同一の参
照符号は、同一性ある構成部分を示している。この実施
例では、基部1は下面11に両面接着部材4を有する。
従って、両面接着部材4の接着力によって、受具を外部
支持体に取付けることができる。
【0014】図3は本考案に係るノイズ吸収装置の使用
状態を示す斜視図、図4は図3に示したノイズ吸収装置
の拡大断面図である。図において、5は図1に示した受
具、6はノイズ吸収器、7はケーブル、8はネジ等の止
め具である。図示は省略するが、図2に示した受具も同
様の組合構造をとることができる。ノイズ吸収器6は、
一対のフェライト61、62と、カバー63とを有し、
フェライト61、62が相互間にケーブル挿入通路を形
成するように接触して組合わされ、カバー63が一対の
フェライト61、62を収納し、外壁部に切欠65、6
6を有している。受具5は図1に示されたものでなり、
爪片22、32が切欠65、66に食い込んで、ノイズ
吸収器6に取付けられている。止め具8は孔13内に挿
入され外部支持体9に結合されている。
【0015】ここで、腕片2、3は、立ち上り部21、
31が基部1の上面側において間隔D1を隔てて互いに
対向するように立ち上がり、爪片22、32が立ち上り
部21、31の先端に連続すると共に、間隔D1を縮小
する方向に曲がり、間隔D1がノイズ吸収器を受ける空
間を構成し、爪片22、32がノイズ吸収器6に掛け止
められるから、爪片22、32を利用して、ノイズ吸収
器6を立ち上り部22ー32間に保持できる。図示する
ように、爪片22、32を切欠65、66に食い込ませ
て、受具5をノイズ吸収器6に取付ける構造の場合は、
両者間に強固な結合構造を構成できる。爪片22、32
を切欠65、66に食い込ませた場合、ノイズ吸収器6
の外周面が受具5の内周面12に接するようにするのが
望ましい。こうすることにより、ノイズ吸収器6を内周
面12と爪片22、32との間で確実に挟持できる。
【0016】また、基部1及び腕片2、3はプラスチッ
ク成形品として一体成形されているため、量産性に富む
と共に、プラスチック成形品の弾性により、立ち上り部
2、3がバネ性を持つようになる。このため、立ち上り
部2、3のバネ性を利用して、ノイズ吸収器6を安定
に、かつ、確実に挟持できる。また、基部1は下面11
側が取付面となるから、下面11側を例えばOA機器の
外箱、机、床等の外部支持体に取付固定できる。
【0017】更に、爪片22、32は中間部に切欠2
3、33を有するから、ノイズ吸収器6を受具5から取
り外す時に、切欠22または23にドライバ等を差し込
んで、ノイズ吸収器6を受具5から簡単に取り外すこと
ができる。
【0018】ノイズ吸収器6としては、実開平3ー13
798号、同13799号公報等に記載されたもの及び
他のタイプのものが使用できる。図示されたノイズ吸収
器6は、フェライト61、62の中央部に、その長さ方
向に沿って、凹溝611、621が設けられている。凹
溝611、621の両面側は平面度の高い接触面61
2、622となっている。フェライト61、62は外周
面及び凹溝611、621の内周面が半円状の半割円筒
状となっている。
【0019】カバー63は、弾力性のあるプラスチック
によって形成されていて、その内部にフェライト61、
62のそれぞれを挿入配置してある。カバー63は、ヒ
ンジ片67によって互いに一体的に結合されている。ヒ
ンジ片67は、カバー63と同体であり、その厚み選定
によって可撓性が付与されている。
【0020】カバー63は、ヒンジ片67のある辺と対
向する側に、突起68と、フック69による掛止機構を
有している(図4参照)。
【0021】また、カバー63の底部には、バネ片63
1、632がそれぞれ設けられている。バネ片631、
632の両側には前述した切欠65、66が設けられて
いる。
【0022】ケーブル7をカバー63の凹溝611また
は621内に配置した状態で、カバー63をヒンジ片6
7を支点にして相対的に回転させ、突起68にフック6
9を掛け止める。これにより、カバー63のバネ片63
1、632の有する弾力により、一対のフェライト6
1、62の接触面612、622が実質的に閉磁路を形
成するように密着し、一対のフェライト61、62を巡
る磁路の磁気抵抗が低下し、優れたノイズ吸収作用が得
られる。
【0023】
【考案の効果】以上述べたように、本考案に係るノイズ
吸収装置によれば、次のような効果が得られる。 (a)腕片は、立ち上り部が基部の上面側において間隔
を隔てて互いに対向するように立ち上がり、爪片が立ち
上り部の先端に連続すると共に、間隔を縮小する方向に
曲がり、間隔がノイズ吸収器を受ける空間を構成し、爪
片がノイズ吸収器に掛け止められるから、爪片を利用し
て、ノイズ吸収器を立ち上り部間に保持し得るノイズ吸
収器用受具及びノイズ吸収装置を提供できる。 (b)基部及び腕片は、プラスチック成形品として一体
成形されているから、量産性に富み、しかもバネ性を利
用してノイズ吸収器を安定に、かつ、確実に挟持し得る
ノイズ吸収器用受具及びノイズ吸収装置を提供できる。 (c)基部は下面側が取付面となるから、下面側を例え
ばOA機器の外箱、机、床等の外部支持体に取付固定し
得るノイズ吸収器用受具及びノイズ吸収装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るノイズ吸収器用受具の斜視図であ
る。
【図2】本考案に係るノイズ吸収器用受具の他の実施例
を示す斜視図である。
【図3】本考案に係るノイズ吸収装置の使用状態を示す
斜視図である。
【図4】図3に示したノイズ吸収装置の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基部 2、3 腕片 21、31 立ち上り部 22、32 爪片

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部と、腕片とを有するノイズ吸収器用受
    具であって、 前記基部及び前記腕片は、プラスチック成形品として一
    体成形されており、 前記基部は、下面側が取付面となっており、 前記腕片は、少なくとも一対備えられ、それぞれが立ち
    上がり部と、爪片とを有し、前記立ち上り部が前記基部
    の上面側において間隔を隔てて互いに対向するように立
    ち上がり、前記爪片が前記立ち上り部の先端に連続する
    と共に、前記間隔を縮小する方向に曲がり、前記間隔が
    ノイズ吸収器を受ける空間を構成し、前記爪片が前記ノ
    イズ吸収器に掛け止められる掛止め部を構成し、前記爪片は、中間部に切欠を有し、前記切欠により複数
    の片に分割されている ノイズ吸収器用受具。
  2. 【請求項2】前記基部は、前記上面と前記下面との間で
    貫通する止め具挿入用孔を有する請求項1に記載のノイ
    ズ吸収器用受具。
  3. 【請求項3】前記基部は、前記下面に両面接着部材を有
    する請求項1に記載のノイズ吸収器用受具。
  4. 【請求項4】ノイズ吸収器と、受具とを含むノイズ吸収
    装置であって、 前記ノイズ吸収器は、一対のフェライトと、カバーとを
    有し、前記フェライトが相互間にケーブル挿入通路を形
    成するように接触して組合わされ、前記カバーが前記一
    対のフェライトを収納し、外壁部に切欠を有しており、 前記受具は、請求項1乃至3の何れかに記載されたもの
    でなり、前記爪片が前記切欠に食い込んで前記ノイズ吸
    収器に取付けられているノイズ吸収装置。
JP1993009270U 1993-02-10 1993-02-10 ノイズ吸収器用受具及びノイズ吸収装置 Expired - Fee Related JP2593148Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993009270U JP2593148Y2 (ja) 1993-02-10 1993-02-10 ノイズ吸収器用受具及びノイズ吸収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993009270U JP2593148Y2 (ja) 1993-02-10 1993-02-10 ノイズ吸収器用受具及びノイズ吸収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0662595U JPH0662595U (ja) 1994-09-02
JP2593148Y2 true JP2593148Y2 (ja) 1999-04-05

Family

ID=11715768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993009270U Expired - Fee Related JP2593148Y2 (ja) 1993-02-10 1993-02-10 ノイズ吸収器用受具及びノイズ吸収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2593148Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6142391B2 (ja) * 2013-08-08 2017-06-07 北川工業株式会社 保持具、及び雑音電流吸収具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0662595U (ja) 1994-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9596931B1 (en) Basket and rail assemblies
US7297874B2 (en) Fixture for long member
US8572805B2 (en) Grommet
JPH01150007A (ja) 保持用クリップ
JPS59232B2 (ja) 電気かみそり用壁掛ホルダ−
JPH0541874B2 (ja)
JP6899812B2 (ja) 連結具、及び、ワイヤハーネス
JP2593148Y2 (ja) ノイズ吸収器用受具及びノイズ吸収装置
US6217321B1 (en) Orthodontic bracket
WO2017199842A1 (ja) クリップ
JP2003120862A (ja) クランプ
JPH10246209A (ja) クランプ
JPH0537452Y2 (ja)
KR200251403Y1 (ko) 와이어 하네스 고정용 클립
JPS6015453Y2 (ja) ハンドストラツプ
JPH0537453Y2 (ja)
JP3321124B2 (ja) 電線保持具
JPH0438148Y2 (ja)
JPH073676Y2 (ja) ノイズ吸収装置
JP2558414Y2 (ja) クリップ
WO1994015867A1 (en) Flex winder
JP2576706Y2 (ja) 雑音吸収具
JP2528478Y2 (ja) 電線保護具
JPH0751769Y2 (ja) 筒状コア用ホルダ
JPH0210746Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990119

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees