JP3211468U - 磁気吸着具 - Google Patents

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勝 西垣
勝 西垣
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アイコー株式会社
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Abstract

【課題】細身で軽量、かつ、簡素な構造の磁気吸着具を提供する。【解決手段】先端が閉じられた非磁性材料製の外パイプ11内に、先端が開放された非磁性材料製の内パイプ12を抜き差し可能に収容してなる。内パイプ12の先端には径方向に貫通して磁性材料製の磁性ピンが圧入され、内パイプ12の開放先端に収容された永久磁石17が磁性ピンに自らの磁気吸着力で固着している。外パイプ11の先端から所定距離離れた外周部にはストッパリング18が設けられている。【選択図】図2

Description

本考案は、鉄製物品を磁力で吸着して収集するための磁気吸着具に関する。
この種の磁気吸着具として、特開平6−15577号公報に記載の磁石式拾い取り具がある。これは、ピストル型の保持具の先端に非磁性の磁石収容カバーを設け、その磁石収容カバー内に永久磁石を移動可能に配し、引き金を引くと永久磁石が磁石収容カバー内で先端から後退する構成である。永久磁石が先端に移動している状態で、鉄製物品を吸着して拾い上げ、鉄製物品の回収場所の上方で引き金を引くと、永久磁石が後方に移動するため鉄製物品が磁石収容カバーから脱落する。
特開平6−15577号公報
上記の磁気吸着具では、先端部の磁石収容カバーが大形になるため、狭い場所に差し込むことができない。また、奥深い場所に差し込むことができるように、長尺化すると、ピストル型の保持具の銃身部分に相当する中間部が単純なパイプ型をなすために強度が不足しがちになり、また、引き金から先端の永久磁石まで延びる伝導棒が長くなり、重量が重くなるという問題がある。
本考案は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、全体として細身で軽量に構成することができ、かつ、構造を簡素化できる磁気吸着具を提供することを目的とする。
本考案は、先端が閉じられた非磁性材料製の外パイプと、この外パイプ内に抜き差し可能に収容され先端が開放された非磁性材料製の内パイプと、前記内パイプの先端に径方向に貫通して固定された磁性材料製の磁性ピンと、前記内パイプの開放先端に収容されて前記磁性ピンに磁気吸着することで固定されている永久磁石と、前記外パイプの先端から所定距離離れた外周部に設けられたストッパリングとを備える構成に特徴を有する。
この構成の磁気吸着具は、鉄製物品を吸着しようとするときには、内パイプを外パイプ内に挿入して一体化し、先端の永久磁石が外パイプの先端部内に位置させた状態としておく。外パイプおよび外パイプは共に非磁性材料製であるから、永久磁石の磁力は各パイプの周壁に妨げられることなく外部に及ぶ。また、全体として二重筒状であるから、各パイプは薄肉の軽量タイプのものでも、全体としては十分な強度を確保でき、その状態で先端を狭い場所に差し込むことができ、鉄製物品が先端に吸着される。
鉄製物品を吸着した状態で拾い上げ、例えば回収箱の上方に持って行き、そこで内パイプを外パイプから引き抜く方向に移動させると、永久磁石が鉄製物品から離れる方向に移動する。鉄製物品は永久磁石に従って移動しようとするが、直ちにストッパリングに当接して移動が妨げられ、一方で、永久磁石だけが離れてゆくから、磁気吸引力が失われて鉄製物品は回収箱内に落下する。
本考案によれば、全体の構成は二重筒状という極めて簡素なものであり、磁石を移動させるためのメカニズムが不要で、簡素軽量な道具となる。しかも、永久磁石は磁性ピンに自らの磁気吸着力によって吸着しているから、永久磁石の固定のための接着剤やネジ止め等の構造も不要で安価になり、かつ、メンテナンスも容易である。
加えて、外パイプの先端は閉じられているから、液体や異物の侵入を防止でき、水中や薬品液中でも、あるいは多量の塵埃があふれる場所でも使用することができる。
磁気吸着具の全体を示す斜視図 内パイプを外パイプから引き抜いた状態を示す斜視図 内パイプの先端部の構造を示す分解斜視図 内パイプの先端部の斜視図 使用状態を示す側面図 使用状態の先端部の拡大断面図 使用状態の先端部の拡大断面図 使用状態の側面図
本考案の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1はこの実施形態の吸着具の外観を示している。全体として細身の棒状をなし、外パイプ11とその内部に移動可能に挿入された内パイプ12とからなる二重筒状をなす。外パイプ11は非磁性材料であるアルミニウム製であり、先端(図1において右端)は溶接によって閉じられており、基端(図1において左端)には柔軟なゴム製の把持部13が嵌着されている。内パイプ12は非磁性材料である塩化ビニル樹脂製である。外パイプ11よりも長尺であり、内パイプ12を外パイプ11の最先端まで挿入した状態でも、基端側が外パイプ11から突出し、ここにゴム製の握り部14が設けられている。
図3に示すように、内パイプ12の先端は開口しており、その先端から数センチ離れた箇所に、内パイプ12を径方向に貫通する2つの貫通孔15が形成されており、ここに鋼鉄製の磁性ピン16が圧入されている。そして、内パイプ12の開口側から角柱状の永久磁石17が挿入されている。永久磁石17は、希土類磁石であるネオジウム磁石を使用しており、その強力な磁力によって磁性ピン16に自ら吸着して内パイプ12から脱落しないようになっている。なお、永久磁石17を交換等のために取り外すには、内パイプ12の内周面との間に形成された隙間に先細のラジオペンチ等を差し込んで挟むことで引き抜くことができる。
一方、前記外パイプ11の外周先端寄りには、例えばゴム製のストッパリング18が嵌着されている。
上記構成の吸着具によって鉄製物品を吸着収集するには、次のようにする。内パイプ12を外パイプ11の最奥まで押し込んだ状態としておき、図5に示すように左右の手で、把持部13および握り部14を分け持つ。この状態では、図5に示すように永久磁石17は外パイプ11の最先端部に位置しており、外パイプ11や内パイプ12の壁によって外部と遮断された状態にあるが、両パイプ11,12は非磁性材料製であるから、磁力線はパイプ11,12の壁を貫通して外部に及ぶ。このため、同図に示すように、例えばビス等の鉄製物品20を外パイプ11の外面に吸着させることができる。
そこで、外パイプ11の先端を、回収箱の上方等の所要の場所に運び、握り部14を引いて内パイプ12を外パイプ11から引き抜く方向に移動させる。すると、内パイプ12ひいては永久磁石17が先端から離れる方向に移動し、当初、鉄製物品20は永久磁石17に従って上方に移動するが、直ちにストッパリング18に当接して移動が妨げられる。そして、図7に示すように、永久磁石17だけが上方に離れてゆくから、磁気吸引力が失われて鉄製物品20は外パイプ11から離れて落下する(図8参照)。
このように本考案によれば、磁気吸着具の全体の構成は二重筒状という極めて簡素なものであり、永久磁石17を移動させるためには内パイプ12を引き抜く方向に移動させるだけという構成であるから、磁石移動のための複雑なメカニズムが不要であるから、簡素軽量な道具となる。しかも、永久磁石17は磁性ピン16に自らの磁気吸着力によって吸着しているから、永久磁石17の固定のための接着剤やネジ止め等の構造も不要で安価になり、かつ、メンテナンスも容易である。
加えて、外パイプ11の先端は閉じられているから、液体や異物の侵入を防止でき、水中や薬品液中でも、あるいは多量の塵埃があふれる場所でも使用することができる。
なお、外パイプを非磁性の金属製、特にアルミニウム又はその合金とし、内パイプを合成樹脂製とすると、金属パイプがもつ強度、耐久性を外側で活かし、樹脂パイプがもつ軽量性、低価格性を内側活かした合理的な組合せにすることができる。
<他の実施形態>
本考案は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本考案の技術的範囲に含まれる。
(1)外パイプは非磁性材料製であればよく、アルミニウムに限らず、その合金や非磁性ステンレス鋼であってもよく、又は合成樹脂であってもよい。
(2)永久磁石はネオジウム磁石に限らず、他の希土類磁石であってもよく、軽量の鉄製物品を吸着することが予定されている場合には磁気吸引力が希土類磁石には及ばないフェライト磁石であってもよい。
11…外パイプ 12…内パイプ 13…把持部 14…握り部 16…磁性ピン 17…永久磁石 18…ストッパリング 20…鉄製物品

Claims (4)

  1. 先端が閉じられた非磁性材料製の外パイプと、この外パイプ内に抜き差し可能に収容され先端が開放された非磁性材料製の内パイプと、前記内パイプの先端に径方向に貫通して固定された磁性材料製の磁性ピンと、前記内パイプの開放先端に収容されて前記磁性ピンに磁気吸着することで固定されている永久磁石と、前記外パイプの先端から所定距離離れた外周部に設けられたストッパリングとを備える磁気吸着具。
  2. 前記内パイプは前記外パイプよりも長尺であって、前記内パイプの前記外パイプから突出する基端部には握り部が形成されている請求項1記載の磁気吸着具。
  3. 前記外パイプの基端部に把持部が設けられている請求項1又は請求項2に記載の磁気吸着具。
  4. 前記外パイプはアルミニウム又はアルミニウム合金製であり、前記内パイプは合成樹脂製である請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の磁気吸着具。
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