JP3101373U - ホルダー - Google Patents

Abstract

【課題】本考案は、各種スプレー缶等の保管収納用ホルダーを壁掛け式に、マグネットを利用して、誰でも簡単に装着出来る事を提供する。
【解決手段】ネジ穴付ホルダー本体１に支持アーム２と、容器支持台３を設け、さらにホルダー本体の内部にマグネット４を配設固定して装着する。
【選択図】図１

Description

考案の詳細な説明

本考案は、消火器スプレー缶を壁掛式に簡単取付収納、簡単取出を可能にした、缶類のホルダーに関するものである。

従来、身の回りの壁等に缶ホルダーを取付ける手段として、多くは壁にネジ止めしていた。また、近年マグネットを利用した登録実用ＮＯ．３０２７３９３号のごとく、壁に取付けたマグネット缶ホルダーにて、スプレー缶を磁力で吸着させて、収納保管できて、それを使うときは簡単に取出せる、脱着容易な物がある。

考案が解決しようとする課題

しかしこれらは、ホルダー取付方法が壁に穴をあけるネジ止方式であるから、美麗な壁を傷つけてしまい、また金属壁に対しては取付ける手段として容易でなく、やはり壁に傷を作ってしまう。また、マグネットだけでスプレー缶を吸着させるには重量的に限界があり、一寸した原因でそれが、脱落外れる事が多かった。
本考案は、このような問題点を改善するためになされたものである。

課題を解決するための手段

ネジ穴付ホルダー本体（１）に、消火器スプレー缶（５）等が固定出来る、支持アーム（２）を一体にして設ける。おなじく容器支持台（３）を前記本体に一体にして設ける。これらは、合成樹脂類等で一体に成型されるのがベストである。そしてさらに、前記本体（１）の内部の適当なる位置にマグネット（４）を配設固定する。本考案によれば、このマグネット（４）は日東産業株式会社の特開２００３−１３３１２６「磁石付き留め具」により開発された、磁石全面が合成樹脂で被覆されたネオジューム材料主体の３０００ガウスの強力磁石を利用している。
本考案は、以上のような構成よりなるホルダーである。

図１、図２で示す通りネジ穴付ホルダー本体（１）には、消火器スプレー缶（５）等をやんわりと保持する、支持アーム（２）と前記スプレー缶の底支えとしての、容器支持台（３）が設けられている。これらは、一体に形成されるように汎用プラスチック材料等で成型するのがより好ましい。さらに図２のごとく、本考案者が開発した、特開２００３−１３３１２６「磁石付き留め具」に使用されている、マグネット（４）を前記本体（１）の内部の適当なる位置に、配設して固定する。これも、前記ホルダー本体（１）に一体成型で形成されて配設固定されても良いし、前記ホルダー本体（１）に蓋等を設けて、マグネット（４）を配設してから、その蓋で被せて固定しても良い。

本考案は以上のような構成であり、図３のごとく室内の壁（６）、柱、厨房、冷蔵庫、その他いろいろな場所に壁掛タイプとして使用出来る。金属系壁等はそのまま、マグネット（４）の強力な磁力（７）により吸着されて、装着が容易になされる。

次に、消火器スプレー缶（５）を、この装着した前記ホルダー本体（１）の支持アーム（２）に差込み、容器支持台（３）に乗せれば、前記ホルダー本体（１）のマグネット（４）は、前記スプレー缶にも磁力（７）が働き、壁側の磁力より、小さい吸着力であるが、しっかり動かないように保持できる。さらに、消火器スプレー缶（５）を使用する時は、簡単に掴み取るだけでよい。
また、マグネット（４）が効かない壁等には、従来通りのネジ止め方法および両面テープでとめる手段も可能にしている。

考案の効果

マグネットの吸着利用だから、壁などの内装を傷つけなくて済む。脱着が容易に出来る。マグネットによる磁力吸着を、取付け壁と前記スプレー缶とに利用している点である。このように付加価値が高い上に、加工等、施工方法が簡単でしかも、斬新なるデザインを取り入れても大量生産が出来るメリットがある。

本考案の斜視図である。 本考案の断面図である。 本考案の実施図である。

符号の説明

１ ネジ穴付ホルダー本体
２ 支持アーム
３ 容器支持台
４ マグネット
５ 消火器スプレー缶
６ 壁
７ 磁力

Claims (1)

1. ネジ穴付ホルダー本体（１）に支持アーム（２）と、容器支持台（３）を設け、さらにホルダー本体（１）の内部にマグネット（４）を配設装着してなるホルダー。

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