JP3828179B2 - 半導体光検出装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体光検出装置およびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】
本発明は一般に光半導体装置に関し、特に受光素子と光導波路とを共通の基板上に集積化した半導体光検出装置の集積化構造に関する。
【0003】
半導体光検出装置は、光情報通信や、いわゆるマルチメディアと称する、画像データと音声データを情報信号の一部として処理する情報処理装置に不可欠な装置である。このような光情報処理装置では、光信号を伝送する光導波路と受光素子との間に効率的な光結合が形成されることが本質的に重要である。一方、かかる光情報処理装置が社会に普及するためには、このような高い光結合を形成できる構成を、安価に形成できる技術が必要である。
【従来の技術】
【0004】
図16は、本出願人が先に提案した従来の半導体光検出装置の構成を示す図である。
【0005】
図16を参照するに、半導体光検出装置は、表面上に配線パターン1a,1bを担持した支持基板1上に形成され、前記配線パターン1a,1b上には受光素子10がフリップチップ法により実装される。
【0006】
受光素子10は、n型InP基板2上に形成されたn型InPバッファ層3と、前記n型InP層3上に形成された非ドープInGaAs層4と、前記非ドープInGaAs層4上に形成されたn型InP層5とを含み、前記n型InP層5中にはp型拡散領域5a,5bが形成される。その結果、拡散領域5a,5bに対応してpinダイオードD1,D2が形成される。
【0007】
図17はダイオードD1,D2の等価回路図を示す。
【0008】
図17よりわかるように、ダイオードD1とダイオードD2とはn型InP層3を介して相互に逆極性で直列に接続され、ダイオードD1はダイオードD2を駆動する駆動回路を構成する。すなわち、駆動ダイオードD1が順方向バイアスされた場合、ダイオードD2は逆方向にバイアスされ、入射光に応じて導通する。すなわち、ダイオードD2は受光ダイオードとして作用する。その際、駆動ダイオードD1に対応するp型領域5aは受光ダイオードD2に対応するp型領域5bよりも実質的に大きい面積を有し、大きな駆動電流を供給でき、接合容量Cpも大きいのに対し、受光ダイオードD2に対応するp型領域5bは面積およびそれに伴う寄生容量が小さく、入射光に対して非常に高速な応答を示す。
【0009】
図16の受光素子10では、基板2の裏面にマイクロレンズ2aが、前記受光ダイオードD2に対応して形成されており、光ファイバ11から基板2裏面に入射した入射光が前記p型領域5b上のInGaAs層4に集束される。また、受光素子10では、前記n 型InP層5の表面が絶縁層6で覆われており、前記絶縁層6には前記拡散領域5a,5bに対応してコンタクトホール6a,6bがそれぞれ形成され、前記コンタクトホール6a,6bに対応して前記拡散領域5a,5b上にメタルバンプ7a,7bが形成される。その際、受光素子10は、フリップチップ法により上下反転されて前記支持基板1上に実装され、前記メタルバンプ7a,7bが支持基板1上の導体パターン1a,1bに電気的および機械的に接続される。
【0010】
図示の構成では、支持基板1の裏面にも、基板表面の導体パターン1aとバイアホール1dで接続された別の導体パターン1cが形成されており、前記導体パターン1cに直流電源12から正電圧が供給される。また、導体パターン1bには出力端子および負荷抵抗R が接続される。その結果、図17に示す、駆動ダイオードD1を順方向バイアスし、受光ダイオードD2を逆方向バイアスする回路が形成される。また、InP基板2の裏面には、反射防止膜8が形成される。
【0011】
図16の構成では、フリップチップ法により受光素子10が、支持基板1上に、安価かつ確実に実装され、半導体装置の製造費用を実質的に低減させることができる。さらに、受光ダイオードD2の要部を構成する拡散領域5bの面積を駆動ダイオードD1を構成する拡散領域5aの面積よりも実質的に減少させることにより、受光ダイオードD2の入射光に対する応答特性を向上させることができ、また受光素子10に加わる機械的応力の大部分を、面積の大きい駆動ダイオードD1の拡散領域5aで吸収することができ、入射光の検出に重要な受光ダイオードD2の活性領域に機械的応力が加わることが避けられる。
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
一方、図16の構成の半導体光検出装置では、前記受光素子10の基板2上に形成されたマイクロレンズ2aに対面するように光ファイバ11を形成する必要があるが、かかる構成では、光ファイバ11を所定の位置に保持するために別に保持機構を設ける必要がある。しかも、光ファイバ11中のコアとマイクロレンズ2aとの間に最適な光結合を実現するために、光ファイバ11の位置を、個々の半導体光検出装置毎に調整する必要がある。光ファイバ中のコアの径はたかだか6μm程度であり、このような調整には、受光ダイオードD2の出力を監視しながら光ファイバ保持機構の位置を最適化する作業が必要である。このため、かかる光ファイバの保持機構の形成およびその調整作業には時間がかかり、図16の構成の半導体光検出装置では製造費用が必然的に高くなってしまう。
【0013】
これに対し、従来より、光ファイバ保持機構を必要としない半導体光検出装置も提案されている。
【0014】
図18は、かかる従来の半導体光検出装置の構成の例を示す。ただし、図18中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0015】
図18を参照するに、図示の例では、支持基板1上主面上に、一対のクラッド層13a,13bにより上下から挟持された導波層13cを含む光導波路13が、モノリシックに形成され、さらに前記導波層13の端面から出射する光ビームの光路中に、反射面14aを有するミラー部材14が形成される。ミラー部材14は前記支持基板1の上主面に接合される下主面と、前記下主面に平行な上主面とを有し、前記上主面上に受光素子10を担持する。
【0016】
かかる構成では、導波路13中を導波され導波路端面13Aから出射した光ビームは反射面14aにおいて反射され、前記受光素子10を構成する基板2の裏面を介して前記拡散領域5bに対応する受光ダイオードD2の活性領域に入射する。
【0017】
従って、図示の構成ではミラー部材14を支持基板1上の所定位置に形成し、さらに受光素子をミラー部材14の上主面の所定位置に形成することにより、各部材の位置合わせのみにより、容易に導波路13と受光素子10中の受光ダイオードD2とを光学的に結合することができる。かかる位置合わせは、例えば基板1あるいはミラー部材14上に位置合わせマーカを形成することで、容易に対応できる。
【0018】
しかし、図18の構成では、ミラー部材14を必要とし、このため半導体光検出装置を製造するにあたって余計な工程が必要になる。また、かかる余計なミラー部材14を使うことにより、半導体光検出装置を構成する集積回路構成中における光ビーム光路の精度が低下しやすい。受光ダイオードD2と光導波路13との間に最適な光結合を得るためには、ミラー部材14および受光素子の双方を導波路13に対して相対的に調整する必要があるが、特にミラー部材14の精度が高くない場合、かかる調整は非常に面倒である。さらに、ミラー部材14を光路中に介在させることにより導波路端面13Aから出射し受光素子10に入射する光ビームの光路長が長くなってしまう問題点が生じる。導波路13の端面13Aから出射する光ビームの光路長が長くなってしまうと、光ビームが受光ダイオードD2の活性領域において拡大してしまい、このため入射光を効率的に利用するためには受光ダイオードD2の活性領域の大きさを大きく形成する必要がある。しかし、光ビームを検出するダイオードD2の活性領域、すなわち拡散領域5bの面積を大きくすると、拡散領域5bに付随する空乏層の寄生容量CSTRAY が増大してしまい、ダイオードD2の応答特性が劣化する。一方、受光ダイオードD2の活性領域5bを高速応答特性を維持するために小さく設定すると、導波路13から入射する光ビームの大部分が活性領域5bを外れてしまい、受光ダイオードD2の光結合効率が実質的に低下してしまう。
【0019】
図19は、別の半導体光検出装置の構成を示す。ただし、図19中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0020】
図19を参照するに、図示の例では、光導波路13をモノリシックに担持する支持基板1の上主面上に、受光素子10が、前記光導波路13と共通に、フリップチップ法により実装される。かかる構成では、前記InP基板2上に積層された活性層4の端面が、前記端面13Aにおいて露出された導波層13cの端面に対面するように配置され、その結果前記端面13Aから出射した光ビームが活性層4中に直接に入射する。しかし、かかる導波層13cの端面に活性層4の端面が光学的に結合した構成では、一般に活性層4の厚さが2〜3μmであるのに対し、導波層13cから出射する光ビームは上下方向に少なくとも6μm程度の拡がりを有しており、その結果、光ビームの大部分は活性層4に入射しないという問題点が生じる。換言すると、図19の構成では損失が大きく、高い光結合効率を得ることができない。一般に、このような活性層端面から入射するエッジ入射構造を有する半導体光検出装置では、受光素子の活性層端を支持基板上に形成された外部の光導波路と結合する際、両者の間で高い光結合が得られるように調整が必要であるが、かかる調整は面倒で、半導体光検出装置の費用を増大させる要因となる。
【0021】
そこで、本発明は上記の課題を解決した、新規で有用な半導体光検出装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0022】
本発明のより具体的な目的は、受光素子と光導波路との間に最適な光結合を、受光素子を動作させながら結合部の調整を行うことなく、簡単かつ確実に形成できる構成を有する半導体光検出装置およびその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0023】
本発明は、上記の課題を、
前記支持基板上に担持され、光ビームを第1の光路に沿って導波する光導波路と;
前記支持基板上に設けられ、相互に対向する第1および第2の主面を有し、端面で画成された素子基板と、入射した光ビームに応答する受光部を含む受光素子と;
前記光導波路から出射した光ビームの光路を、前記第1の光路から前記受光素子中の前記受光部に至る第2の光路に変換する光路変換手段とよりなる半導体光検出装置において、
前記光導波路は、前記導波路中を導波される光ビームを前記第1の光路に沿って出射させる端面を備え、
前記受光素子は、前記支持基板上に、前記光導波路端面から出射した光ビームが入射す るように設けられ、
前記光路変換手段は、前記素子基板の前記端面上に、前記素子基板の第1の主面と斜交するように形成された斜面よりなり、前記斜面は、前記光導波路から前記第1の光路に沿って出射した光ビームを、前記支持基板の主面に対し、前記第2の主面に向かって斜め上方に屈折させるような角度で形成されており、前記第2の主面上には、前記斜面で屈折された光ビームを回折する回折格子が形成されていることを特徴とする半導体光検出装置により、または
請求項2に記載したように、
前記光導波路は、前記第1の光路が前記支持基板の主面に平行になるように形成され、前記斜面は、前記受光素子上に、前記支持基板の主面に対して斜めに形成されたことを特徴とする請求項1記載の半導体光検出装置により、または
請求項3に記載したように、
前記受光素子は、前記素子基板の前記第1の主面上に形成され前記受光部を含む活性層と、前記活性層上に前記受光部に対応して形成されたバンプ電極とを備え、前記受光素子は、前記支持基板の主面上に、前記素子基板の第1の主面が前記支持基板主面に対面し、また前記バンプ電極が、前記支持基板主面上に形成された導体パターンに接続された状態で、さらに前記素子基板の端面が前記光導波路端面に対面するように設けられることを特徴とする請求項1または2記載の半導体光検出装置により、または
請求項4に記載したように、
前記受光素子中の受光部は、前記回折格子により回折される光ビームの波長に対応した複数の受光領域より構成されることを特徴とする請求項1〜3のうち、いずれか一項記載の半導体光検出装置により、または
請求項5に記載したように、
前記光導波路は、前記支持基板表面に、モノリシックに形成されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項記載の半導体光検出装置により、または
請求項6に記載したように、
基板上に活性層を積層し、積層構造体を形成する工程と;
前記活性層上に、複数の受光素子領域を形成する工程と;
前記積層構造体上に、一の受光素子領域を別の受光素子領域から分離するように、一対の斜面で画成された溝を、エッチングにより形成する工程と;
前記積層構造体を、前記溝において分割し、各々前記溝に対応して斜面を形成された複数の受光素子を、相互に対向する第1および第2の主面を有した前記積層構造体のいずれかの面に前記活性層を含むように形成する工程と;
前記活性層を形成した面とは対向する側の面に回折格子を形成する工程と;
前記受光素子を、光導波路を担持する支持基板上に、前記斜面が、前記光導波路の端面に対面するように配設する工程とよりなることを特徴とする、半導体光検出装置の製造方法により、または
請求項7に記載したように、
前記エッチング工程は、ウェットエッチング法により実行され、前記斜面は結晶面よりなることを特徴とする請求項5記載の半導体光検出装置の製造方法により、解決する。
【作用】
【0024】
発明の特徴によれば、光路変換手段が形成された受光素子を、光導波路と共通に、同一の支持基板上に設けることにより、光導波路から出射する光ビームを確実に受光素子の光路変換手段で受けることができる。その際、光導波路端面から出射する光ビームが多少拡散しても、前記光路変換手段は光ビーム全体を受光素子中の受光部に確実に導くことができ、光導波路と受光素子との間に高い光結合効率が保証される。かかる構成では、光導波路と受光素子とが別体の部材により構成されるため、受光素子を支持基板上に実装するだけで、受光素子と外部の光導波路との間に高い光結合効率が実現される。また、受光素子と光導波路との接続は、それぞれに形成したマーカを使ってできるので、受光素子にバイアス電圧を印加し、動作させながら位置調整する必要がない。また本発明の特徴によれば、前記支持基板上にフリップチップ実装された受光素子には、素子基板の底面、すなわち受光部が形成された側と反対側の素子基板主面上に回折格子を形成することができ、光路変換手段を、入射光ビームがかかる回折格子に入射するように形成することにより、波長多重化光信号を個々の光信号成分に分解する光デマルティプレクサを構成することができる。
【0025】
発明の特徴によれば、前記光路変換手段を、前記受光素子上に形成され前記支持基板主面に対して傾斜した斜面により形成することにより、支持基板上における受光素子の光導波路端面に対する距離が多少狂っても、受光素子に入射する光ビームの光路は余り影響を受けず、このため受光素子の支持基板上への実装が容易になる
【0026】
発明の特徴によれば、前記受光素子を前記支持基板上にフリップチップ法により、簡単かつ安価に、しかも支持基板上の外部光導波路に対して必要な精度を保ちつつ実装することができる
【0027】
発明の特徴によれば、光導波路を、支持基板上に、フォトリソグラフィによりモノリシックに形成することにより、第1の光路を伝搬する光ビームの支持基板表面に対する相対位置を正確に決定することができる。かかる構成は、半導体光検出装置を、前記支持基板上に形成され前記光導波路に光信号を注入する光素子に対して光学的に結合する際に特に有用である。勿論、かかる光導波路を、外部の光ファイバに接続し、半導体光検出装置により、外部から供給された光信号を検出するように構成してもよい
【0028】
発明の特徴によれば、複数の受光素子領域を担持する素子基板に前記受光素子領域を分離するV字型溝を形成し、かかる溝において前記素子基板を分離することにより、各々光路変換手段として作用する斜面を形成された複数の受光素子が得られる。その際、前記斜面が形成される素子基板主面に対向する主面に回折格子を形成することにより、波長多重化光信号を個々の光信号成分に分解する光デマルティプレクサを構成することができる。
【0029】
発明の特徴によれば、前記V字型溝の形成をウェットエッチングにより実行することにより、前記斜面には結晶面が現れ、その結果光路変換手段として作用する斜面を、結晶面特有の、正確な角度で形成することができる
【実施例】
【0030】
以下、本発明を実施例について説明する。
【0031】
図1は、本発明の第1参考例による半導体光検出装置200の構成を示す図である。
【0032】
図1を参照するに、半導体光検出装置200はSi基板21上に形成され、前記基板21上に形成された光導波路22と、前記基板21上に、前記光導波路22の端面22Aに側壁面が対面するように配設された受光素子20とよりなる。このうち、光導波路22は前記Si基板21上にCVD法により堆積されたガラスあるいは半導体層より構成され、下側クラッド層22aと、その上に形成されたコア層22bと、さらにコア層22b上に形成された上側クラッド層22cとを含む。光導波路は、別の光導波路(図示せず)あるいは支持基板21上の発光素子(図示せず)に光結合され、注入された光ビームをコア層22bに沿って導波した後、前記端面22Aから出射させる。
【0033】
一方、受光素子は、n型InPよりなる素子基板23上に形成され、図16の層3に対応するn型InPバッファ層24と、前記層24上に形成され図16の層4に対応する非ドープInGaAs層25と、前記層25上に形成され図16の層5に対応するn型InP層26とより構成され、前記層26中には第1の面積を有するp型領域26aと、前記第1の面積よりも実質的に小さい第2の面積を有するp型領域26bとが、それぞれ図17の駆動ダイオードD1および受光ダイオードD2に対応して形成される。さらに、前記領域26aに対応して電極27aが、また前記領域26bに対応して領域27bが形成される。
【0034】
InP素子基板23は側壁面23aにより画成され、支持基板21上に、前記側壁面23aが前記導波路22の端面22Aに対面するように形成される。実際の構造では、前記側壁面23a上には反射防止膜(図示せず)が形成され、前記反射防止膜を介して前記側壁面23aと導波路端面22Aとが接合している。
【0035】
光半導体装置200では、さらに素子基板23の下主面に、斜面23Aで画成された凹部が形成され、かかる凹部23Aに対応して支持基板21と素子基板23との間に空洞23Bが形成される。凹部23Aは支持基板21主面に対してΘ の角度を形成し、前記光導波路端面23aから入射した光ビームをp型領域26bに向けて反射させる斜面を形成する。また、斜面23Aで反射した光ビームがp型領域26bに正確に入射するように、層23〜26よりなる積層構造体の厚さTが、角度Θ に対して最適化される。好ましくは、斜面23Aを素子基板23のウェットエッチングにより形成する。この場合、斜面23Aとして例えばInPの(111)結晶面が出現し、この場合には角度Θ は結晶面(111)に固有の角度である54.7°になる。一般には、角度Θ は、使用されるエッチャントやマスクパターンによって多少変動する。特に、HClあるいはBr,HBr,H Oの混合水溶液をエッチャントとして使うことにより、角度Θ として(111)面あるいはその近傍の55°に近い角度を出すことができる。また、HClとH PO の混合液あるいはBrを含むエタノールをエッチャントとして使うこともできる。
【0036】
さらに、素子基板23の下主面には、斜面23Aを含むように、Ti,Au,Sn,Auの各層を、それぞれ例えば0.1μm,0.1μm,2μmおよび0.1μmの厚さに積層した融材層23Cが形成される。かかる素子基板23を、支持基板21上に配設することにより、素子基板23下主面を覆う融材層23Cが支持基板21に融着し、受光素子が支持基板21上に確実に接合される。その際、前記斜面23Aを覆う融材層は、導波路端面22Aから素子基板23に入射した光ビームを反射するミラーとして作用する。
【0037】
図示の例では、光導波路端面22Aから出射した光ビームは斜面23Aで斜め後方に反射されるため、受光ダイオードD2を構成する拡散領域26bは駆動ダイオードD1を構成する拡散領域26aに対して側壁面23aの側に形成される。
【0038】
図1の構成の半導体光検出装置では、導波路22を形成された支持基板21上に受光素子200を、素子基板下主面が支持基板表面に係合し、また素子基板23の側壁面23aが前記側壁面23a上に形成された反射防止膜を介して導波路22の端面22Aに係合するように設けることにより、受光素子200を、容易に、簡単な工程で、受光素子外部の導波路に、高い光結合効率で結合することが可能になる。かかる受光素子と導波路との整合は、例えば図1に示した位置合わせマークMを使うことにより、容易に達成できる。
【0039】
また、かかる構成では、光導波路端面22Aから出射した光ビームが、受光素子中において図17における受光ダイオードD2を構成する拡散領域26bおよびこれに付随する空乏領域全体に斜め下方から入射するため、図19の装置におけるような光ビームの一部が受光領域を外れる問題が生じることがなく、光損失が少ない。
【0040】
勿論、支持基板21はSi基板に限定されるものではなく、InP等の他の半導体結晶基板、あるいはガラス等の非晶質基板であってもよい。
【0041】
図2は、本発明の第2参考例による半導体光検出装置300の構成を示す。
【0042】
図2を参照するに、半導体光検出装置300は図1の参考例と同じ、光導波路22を担持する支持基板21上に形成され、側壁面33aで画成され、前記側壁面33aが下主面33bと交わる稜に沿って、基板下主面33bに対してΘ の角度をなす斜面33Aが形成された、n型InPよりなる素子基板33を有する受光素子30を含む。素子基板33の上主面上には、前記n型InP層3あるいは24に対応するn型InP層34が形成され、さらに層34上には前記非ドープInGaAs層4あるいは25に対応する非ドープInGaAs層35が形成され、層35上には前記層5あるいは26に対応するn 型InP層36が形成される。層36中には、駆動ダイオードD1に対応してp型領域36bが、また受光ダイオードD2に対応してp型領域36aが形成される。
【0043】
図示の参考例では、素子基板33の下主面が図1の参考例の場合と同様に支持基板21の上主面に接合され、その際、素子基板33は支持基板21上に、側壁面33aが導波路22の端面22Aに対面し、前記導波路端面22Aから出射した光ビームが前記基板斜面33Aに入射するように配設される。図2の例では、導波路端面22Aと素子基板側壁面33aが同一平面上にあるように示されているが、実際には導波路端面22Aは側壁面33aよりもやや内側に入り、その結果、素子基板33が導波路端面22Aに対してオーバーハングを形成する。かかる構成においても、素子基板33の光導波路22に対する位置関係は、例えば支持基板21上に形成した位置合わせマークMを使うことにより、容易かつ確実に決定することができる。
【0044】
図2の装置では、前記斜面33Aには反射防止膜(図示せず)が形成されており、光導波路端面22Aから出射した光ビームは前記斜面33Aで素子基板33上主面の方向に屈折し、受光ダイオードD2を構成する拡散領域36aに入射する。かかる構成に伴い、図2の半導体光検出装置では、受光ダイオードD2は駆動ダイオードD1に対して、基板側壁面33aの反対側に形成される。かかる構成においても、光導波路端面22Aから出射した光ビームは拡散領域36aに斜め下方から入射し、光損失が最小になる。斜面33Aが素子基板33下主面33bに対してなす角度Θ は、先の参考例の場合と同様に、45°〜60°の範囲に設定される。特に斜面33AをInPの(111)面で構成する場合には、角度Θ は54.7°になる。
【0045】
図3は、図2の半導体光検出装置における受光素子30の平面図を示す。
【0046】
図3よりわかるように、受光ダイオードD2を形成する拡散領域36aは駆動ダイオードD1を構成する拡散領域36bよりも面積が実質的に小さく、これに伴う接合容量の減少の結果、受光ダイオードD2は非常に高速の応答特性を示す。図1あるいは図2の参考例では、光導波路端面22Aから出射した光ビームは直ちに受光素子に入り、受光素子を構成する半導体層中を通過して受光ダイオードD2に導かれるため、光導波路端面22Aから受光領域26bあるいは36aまでの光路長が短く、光ビームの拡散が最小限に抑止される。その結果受光ダイオードD2の拡散領域36aの面積は小さくすむ。典型的には、拡散領域26bあるいは36aの面積は拡散領域26aあるいは36bの10分の1以下になる。
【0047】
図2の半導体光検出装置では、受光素子30を構成する素子基板33上に、前記側壁面33aに対向する側壁面33a’と素子基板33の下主面上とが交差する稜に沿っても、別の斜面33A’が形成されている。かかる構造の受光素子は、図4に示すように、素子基板33上に層34〜36を堆積した積層構造体上に、前記斜面33A,33A’に対応して複数の溝G 〜G を、例えば先に記載したエッチャントによるウェットエッチングにより形成し、かかる溝を形成された積層構造体を壁開することにより簡単に得られる。ただし、図4の積層構造体においては、一対の溝の間に各々図2の受光素子に対応する素子領域DEVICE 1, DEVICE 2, DEVICE 3が形成されており、また、素子領域 DEVICE 1, DEVICE 2, DEVICE 3の各々において、nInP型層36上にはp型拡散領域36a,36bが形成されている。また、素子基板33の下主面上には、前記溝G 〜G を構成する斜面33A,33A’を覆うように反射防止膜38が形成されている。図2の構造でも、素子基板33の下主面は融材により支持基板21の表面に融着されている。
【0048】
図1および図2の参考例のいずれにおいても、光導波路端面22Aから出射する光ビームが受光ダイオードD2を構成する拡散領域26bあるいは36aに正しく入射するか否かは、主として光ビームの斜面22Aあるいは33A上における光ビームの入射位置、すなわち支持基板21表面に対する導波層22bおよび半導体層25,26の相対的な高さにより決まり、支持基板21表面上における導波路端面22Aと受光素子基板23との間の距離Dには余り影響されない。この点で、図1,2の参考例は、いずれも素子基板23および光導波路22が、支持基板21表面上に、直接に係合した状態で形成されているため、受光素子の位置合わせマークMに対する位置決め精度が高くない場合でも光導波路を出射する光ビームが確実に受光ダイオードD2に入射し、有利である。
【0049】
次に、本発明の第3参考理恵による半導体光検出装置400を図5を参照しながら説明する。ただし、図5中、先に説明した部分には対応する参照符号を付し、その説明を省略する。
【0050】
図5の構成では、半導体光検出装置400は、図1における斜面23Aのかわりに湾曲面23A’が形成されている点を除き、図1の受光素子と実質的に同一の構成を有する。その結果、光導波路端面22Aから出射する光ビームは受光ダイオードD2を構成する拡散領域26bに集束される。これに伴い、図5の装置400では拡散領域26bの面積、すなわち接合容量が実質的に減少し、受光ダイオードD2の応答特性が向上する。
【0051】
かかる湾曲面23A’は、例えば米国特許5,309,468号に記載したような、レジスト層をパターニングした後これを加熱によりリフローさせて縁部が丸みをおびたレジストパターンを形成し、かかるレジストパターンを使ってドライエッチングを、レジストパターンおよびその下の基板に対して同時に実行する工程により形成することができる。
【0052】
参考例の他の特徴および利点は先に説明した参考例のものと同様であり、説明を省略する。
【0053】
図6は、本発明の第4参考例による半導体光検出装置500の構成を示す。ただし、図6中、先に説明した部分には対応する参照符号を付し、その説明を省略する。
【0054】
図6の構成では、半導体光検出装置500は、図2における斜面33A,33A’のかわりに湾曲面33B,33B’が形成されている点を除き、図2の受光素子30と実質的に同一の構成の受光素子を有する。その結果、光導波路端面22Aから出射する光ビームは受光ダイオードD2を構成する拡散領域36aに集束される。これに伴い、装置500においても装置400と同様に、拡散領域36aの面積、すなわち接合容量が実質的に減少し、受光ダイオードD2の応答特性が向上する。
【0055】
参考例の他の特徴および利点は先に説明した実施例のものと同様であり、説明を省略する。
【0056】
図7は、本発明の第5参考例による半導体光検出装置600の構成を示す。ただし、図7中、先に説明した部分には対応する参照符号を付し、説明を省略する。
【0057】
図7の構成では、支持基板21上に配線パターン21a,21bが形成され、図2の構成で使われた受光素子20が、支持基板21上に、フリップチップ法により、前記電極27a,27bが前記配線パターン21a,21bに接続された状態で実装される。このため、前記電極27a,27bに対応して半田バンプが形成されている。また、図7の構成では、斜面23Aが素子基板23の上主面に形成されるため、これに対応して支持基板21上には、厚いポリイミド層などのスペーサ層22B上に、下側クラッド層22a’,光導波層22b’および上側クラッド層22c’を順次堆積し構成した光導波路22’が、光導波路22b’中を導波され導波路端面22A’から出射する光ビームが斜面23Aに当たり受光ダイオードD2の拡散領域26bに入射するように形成される。さらに、素子基板23の上主面には、前記斜面23Aを覆うように、Au等よりなる反射膜23C’が形成される。
【0058】
かかる構成では、受光素子が先にも説明したように、支持基板21上にフリップチップ法により実装されるため、図1の装置200のように、受光素子電極27a,27bにワイヤボンディングを施す必要がなく、特に受光ダイオードD2を構成する拡散領域26bがワイヤボンディングの際の機械的応力により損傷する危険が減少する。また、図7の装置600では、フリップチップ法による実装を行うことにより、装置製造の際のスループットが実質的に向上する。
【0059】
図8は、本発明の第6参考例による半導体光検出装置700の構成を示す。ただし、図8中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0060】
図8の構成では、図2の受光素子が図7と同様に、配線パターン21a,21bを担持する支持基板21上にフリップチップ法により実装され、図7と同様な光導波路端面22A’より出射する光ビームが、素子基板33上の斜面33Aに入射し、下方に屈折した後、受光素子下主面に形成された拡散領域26aに入射する。
【0061】
かかる構成においても、図7の参考例と同様に、フリップチップ実装により、受光ダイオードD2に加わる機械的応力が最小化され、また装置製造の際のスループットが向上する等の利点が得られる。
【0062】
図8の装置700のその他の特徴および利点は先に説明した参考例より明らかであり、説明を省略する。
【0063】
次に、本発明の第実施例による半導体光検出装置800の構成を、図9を参照しながら説明する。
【0064】
図9を参照するに、本実施例では、フリップチップ法により支持基板21上に上下反転されて実装された受光素子の下主面、換言するとInP素子基板33上に形成された最上位半導体層26の上主面と前記素子基板側壁面33aとが交差する稜に、斜面33Cが、光導波路端面22Aから出射した光ビームが入射するように形成される。斜面33Cに入射した光ビームは上方に屈折し、上下反転した受光素子の上主面、すなわち素子基板33の下主面に形成された回折格子33Xに入射する。
【0065】
回折格子33Xは入射光ビームを分光し、光ビーム中に含まれる各光信号の波長に対応した回折角に回折光ビームを形成する。また、各回折光ビームに対応して前記n型InP層26中には複数のp型拡散領域(26a) ,(26a) ,(26a) が形成され、かかる拡散領域(26a) ,(26a) ,(26a) に対応して形成されたバンプ電極(27a) ,(27a) ,(27a) が、受光素子のフリップチップ実装の結果、支持基板21上に形成された対応配線パターン(21a) ,(21a) .(21a) に接続される。 かかる構成により、半導体光検出装置800は、光導波路22を介して供給される波長多重化光信号を、各々の光信号成分に分解する光反多重化器として作用する。
【0066】
図10は本発明の第7参考例による半導体光検出装置900の構成を示す。ただし、図10中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0067】
図10の半導体光検出装置900は図2の装置300の一変形例と考えられ、半導体層34を多層膜フィルタ34’により置き換える。多層膜フィルタ34’は入射光ビームの波長λの4分の1の厚さのInGaAsP膜とInP膜とを交互に繰り返し堆積した構造を有し、所定の波長の光ビームのみを、選択的に、受光ダイオードD2へと透過させる。すなわち、半導体光検出装置900は、特定の波長を選択的に検出する光検出装置として作用する。
【0068】
図11は本発明の第8参考例による半導体光検出装置1000の構成を示す。ただし、図11中、先に説明した部分には対応する参照符号を付し、説明を省略する。
【0069】
図11を参照するに、半導体光検出装置1000では、支持基板21上に、受光素子が、素子基板33の側壁面33aが基板21表面に係合した状態で、かつ素子基板主面33bが光導波路22に対面するように実装され、光導波路端面22Aから出射した光ビームは斜面33Aに入射する。入射した光ビームは上方に屈折し、受光ダイオードD2を構成するp型拡散領域36aに入射する。
【0070】
図示の構造では、さらに拡散領域36aに対応する電極37aに、L字型に屈曲したリード電極39が、支持基板21上の配線パターン21aに接続されて形成される。
【0071】
かかる半導体光検出装置1000では、光導波路22の端面22Aから出射した光ビームは、受光素子中を、主面33bの側から反対側の半導体層36中の拡散領域36aまで最短距離で走行し、その結果光ビームの拡散が最小に抑止される。
【0072】
図11の半導体光検出装置1000では、電極37aに外部のリードワイヤをワイヤボンディングにより接続する場合に生じる拡散領域36aへの応力の印加を回避するため、リード電極39は導体層の堆積により形成するのが好ましい。
【0073】
図12(A)〜(D)および図13(E)〜(H)は、かかるリード電極39を形成する工程を示す。ただし、図12(B)は図12(A)の構造の平面図、図12(D)は図12(C)の構造の平面図、図13(F)は図13(E)の構造の平面図、図13(H)は図13(G)の構造の平面図をそれぞれ表す。
【0074】
図12(A),(B)は、n型InP層36中に拡散領域36aが形成された状態を示し、このうち図12(A)は図12(B)中の線I−I’に沿った断面図を表す。
【0075】
次に、図12(C),(D)の工程で、InP層36上にポリイミド層36 を形成し、これをレジストパターン36 によりパターニングして拡散領域36aを露出させる。さらに、レジストパターン36 上に、Ti,PtおよびAuの各層を積層した構造の電極層37を、露出された拡散領域36aを覆うように堆積する。ここで、Auは低抵抗層として作用するのに対し、TiおよびPt層はバリアメタルとして作用する。
【0076】
次に、図13(E),(F)の工程で、前記電極層37上にレジストパターン39aを、リード電極形成予定領域が露出するように形成し、さらに、かかる電極層37の露出部上に、Au電極層39を、前記層37をメッキ電極として使う電界メッキ法により形成する。
【0077】
さらに、リード電極39下の不要な電極層37をイオンミリングにより除去し、前記レジストパターン39aおよび36 を溶解・除去することにより、図13(G),(H)に示した中空を延在するリード電極39を有する構造が得られる。さらに、基板33の下主面にスクライブライン33Zを形成し、かかるスクライブライン33Zにおいて基板33を壁開することにより、個々の受光素子を得ることができる。
【0078】
図14(A),(B)は、前記素子基板33に形成される斜面33Aの実施例を示す。
【0079】
図14(A)の例では、斜面33Aは素子基板33の側壁面33aが下主面と交わる稜の一部のみに形成されているのに対し、図14(B)の例では、斜面33Aは前記稜全体に形成されている。いずれの構成においても、受光素子自体は同様に作用するが、多数のかかる受光素子を共通の半導体ウェハ上に形成する場合には、図14(B)の構成の場合、前記斜面33Aに対応してウェハ全面に多数の溝が形成されてしまい、強度の点でウェハの取り扱いが困難になる。この観点からは、図14(A)の構成の方が好ましい。
【0080】
さらに、図15は本発明の第9参考例による半導体光検出装置1100の構成を示す。
【0081】
図15の構成では、Siよりなり、図2の受光素子と同一の受光素子を担持した支持基板21上に、V字型断面の溝21Vが、ファイバガイドとして形成され、かかる溝21Vにコア221を有する光ファイバ220が係合させられる。かかる構成では、コア221を伝搬した光ビームが光ファイバ端面220Aから素子基板33上の斜面33Aに入射し、図2の半導体光検出装置300の場合と同様に、受光ダイオードD2を構成する拡散領域36aに入射する。かかるSi基板上のV字溝は、周知のKOHを使ったウェットエッチングにより、容易に形成できる。
【0082】
以上、本発明を好ましい参考例および実施例について説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨内において様々な変形・変更が可能である。
【発明の効果】
【0083】
発明の特徴によれば、光路変換手段が形成された受光素子を、光導波路と共通に、同一の支持基板上に設けることにより、光導波路から出射する光ビームを確実に受光素子の光路変換手段で受けることができる。その際、光導波路端面から出射する光ビームが多少拡散しても、前記光路変換手段は光ビーム全体を受光素子中の受光部に確実に導くことができ、光導波路と受光素子との間に高い光結合効率が保証される。かかる構成では、光導波路と受光素子とが別体の部材により構成されるため、受光素子を支持基板上に実装するだけで、受光素子と外部の光導波路との間に高い光結合効率が実現される。また、受光素子と光導波路との接続は、それぞれに形成したマーカを使ってできるので、受光素子にバイアス電圧を印加し、動作させながら位置調整する必要がない。また本発明の特徴によれば、前記支持基板上にフリップチップ実装された受光素子には、素子基板の底面、すなわち受光部が形成された側と反対側の素子基板主面上に回折格子を形成することができ、光路変換手段を、入射光ビームがかかる回折格子に入射するように形成することにより、波長多重化光信号を個々の光信号成分に分解する光デマルティプレクサを構成することができる。
【0084】
発明の特徴によれば、前記光路変換手段を、前記受光素子上に形成され前記支持基板主面に対して傾斜した斜面により形成することにより、支持基板上における受光素子の光導波路端面に対する距離が多少狂っても、受光素子に入射する光ビームの光路は余り影響を受けず、このため受光素子の支持基板上への実装が容易になる
【0085】
発明の特徴によれば、前記受光素子を前記支持基板上にフリップチップ法により、簡単かつ安価に、しかも支持基板上の外部光導波路に対して必要な精度を保ちつつ実装することができる
【0086】
発明の特徴によれば、光導波路を、支持基板上に、フォトリソグラフィによりモノリシックに形成することにより、第1の光路を伝搬する光ビームの支持基板表面に対する相対位置を正確に決定することができる。かかる構成は、半導体光検出装置を、前記支持基板上に形成され前記光導波路に光信号を注入する光素子に対して光学的に結合する際に特に有用である。勿論、かかる光導波路を、外部の光ファイバに接続し、半導体光検出装置により、外部から供給された光信号を検出するように構成してもよい。
【0087】
発明の特徴によれば、光導波路を支持基板表面上に形成された溝中に保持された光ファイバにより形成することにより、外部光導波路を構成する光ファイバを半導体光検出装置に直接に導入することができる。
【0088】
発明の特徴によれば、複数の受光素子領域を担持する素子基板に前記受光素子領域を分離するV字型溝を形成し、かかる溝において前記素子基板を分離することにより、各々光路変換手段として作用する斜面を形成された複数の受光素子が得られる。その際、前記斜面が形成される素子基板主面に対向する主面に回折格子を形成することにより、波長多重化光信号を個々の光信号成分に分解する光デマルティプレクサを構成することができる。
【0089】
発明の特徴によれば、前記V字型溝の形成をウェットエッチングにより実行することにより、前記斜面には結晶面が現れ、その結果光路変換手段として作用する斜面を、結晶面特有の、正確な角度で形成することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による半導体光検出装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2実施例による半導体光検出装置の構成を示す図である。
【図3】図2の半導体光検出装置を示す平面図である。
【図4】図2の半導体光検出装置の製造工程の一段階を示す図である。
【図5】本発明の第3実施例による半導体光検出装置の構成を示す図である。
【図6】本発明の第4実施例による半導体光検出装置の構成を示す図である。
【図7】本発明の第5実施例による半導体光検出装置の構成を示す図である。
【図8】本発明の第6実施例による半導体光検出装置の構成を示す図である。
【図9】本発明の第7実施例による半導体光検出装置の構成を示す図である。
【図10】本発明の第8実施例による半導体光検出装置の構成を示す図である。
【図11】本発明の第9実施例による半導体光検出装置の構成を示す図である。
【図12】(A)〜(D)は図11の半導体光検出装置の製造工程を示す図(その一)である。
【図13】(E)〜(H)は図11の半導体光検出装置の製造工程を示す図(その二)である。
【図14】(A),(B)は本発明において受光素子に形成される斜面の例を示す図である。
【図15】本発明の第10実施例による半導体光検出装置の構成を示す図である。
【図16】従来の半導体光検出装置の構成を示す図である。
【図17】図16の半導体光検出装置の等価回路図である。
【図18】従来の半導体光検出装置の別の構成を示す図である。
【図19】従来の半導体光検出装置のさらに別の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,21 支持基板
1a,1b,1c,1d,(21a)1 〜(21a)3 配線パターン
2,23,33 素子基板
3,24,34 n型InPバッファ層
4,25,35 InGaAs 活性層
5,26,36 n型InP層
5a,5b,26a,26b,(26a)1 〜(26a)3 p型拡散領域
6 絶縁層
6a,6b コンタクトホール
7a,7b,(27a)1 〜(27a)3 バンプ電極
8 反射防止膜
10,20,30 受光素子
11,220 光ファイバ
12 電源
13,22,22’ 光導波路
22A,22A’ 光導波路端面
13a,13b,22a,22c,22a’,22c’ クラッド層
13c,22b,22b’ 光導波層
21V V字溝
22B ポリイミド層(スペーサ層)
23a,33a,33a’ 素子基板側壁面
23A,33A,33A’ 斜面
23B 空洞
23C 融材層
23C’ 反射膜
27a,27b,37a,37b 電極
33b 素子基板下主面
33X 回折格子
33Z スクライブライン
34 多層膜フィルタ
361 ポリイミド層
362 ,39a レジスト
37 電極層
38 反射防止膜
39 リード電極
200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100半導体光検出装置
220A 光ファイバ端面
221 コア
D1 駆動ダイオード
D2 受光ダイオード

Claims (7)

  1. 支持基板と;
    前記支持基板上に担持され、光ビームを第1の光路に沿って導波する光導波路と;
    前記支持基板上に設けられ、相互に対向する第1および第2の主面を有し、端面で画成された素子基板と、入射した光ビームに応答する受光部を含む受光素子と;
    前記光導波路から出射した光ビームの光路を、前記第1の光路から前記受光素子中の前記受光部に至る第2の光路に変換する光路変換手段とよりなる半導体光検出装置において、
    前記光導波路は、前記導波路中を導波される光ビームを前記第1の光路に沿って出射させる端面を備え、
    前記受光素子は、前記支持基板上に、前記光導波路端面から出射した光ビームが入射するように設けられ、
    前記光路変換手段は、前記素子基板の前記端面上に、前記素子基板の第1の主面と斜交するように形成された斜面よりなり、前記斜面は、前記光導波路から前記第1の光路に沿って出射した光ビームを、前記支持基板の主面に対し、前記第2の主面に向かって斜め上方に屈折させるような角度で形成されており、前記第2の主面上には、前記斜面で屈折された光ビームを回折する回折格子が形成されていることを特徴とする半導体光検出装置。
  2. 前記光導波路は、前記第1の光路が前記支持基板の主面に平行になるように形成され、前記斜面は、前記受光素子上に、前記支持基板の主面に対して斜めに形成されたことを特徴とする請求項1記載の半導体光検出装置。
  3. 前記受光素子は、前記素子基板の前記第1の主面上に形成され前記受光部を含む活性層と、前記活性層上に前記受光部に対応して形成されたバンプ電極とを備え、前記受光素子は、前記支持基板の主面上に、前記素子基板の第1の主面が前記支持基板主面に対面し、また前記バンプ電極が、前記支持基板主面上に形成された導体パターンに接続された状態で、さらに前記素子基板の端面が前記光導波路端面に対面するように設けられることを特徴とする請求項1または2記載の半導体光検出装置。
  4. 前記受光素子中の受光部は、前記回折格子により回折される光ビームの波長に対応した複数の受光領域より構成されることを特徴とする請求項1〜3のうち、いずれか一項記載の半導体光検出装置。
  5. 前記光導波路は、前記支持基板表面に、モノリシックに形成されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項記載の半導体光検出装置。
  6. 基板上に活性層を積層し、積層構造体を形成する工程と;
    前記活性層上に、複数の受光素子領域を形成する工程と;
    前記積層構造体上に、一の受光素子領域を別の受光素子領域から分離するように、一対の斜面で画成された溝を、エッチングにより形成する工程と;
    前記積層構造体を、前記溝において分割し、各々前記溝に対応して斜面を形成された複数の受光素子を、相互に対向する第1および第2の主面を有した前記積層構造体のいずれかの面に前記活性層を含むように形成する工程と;
    前記活性層を形成した面とは対向する側の面に回折格子を形成する工程と;
    前記受光素子を、光導波路を担持する支持基板上に、前記斜面が、前記光導波路の端面に対面するように配設する工程とよりなることを特徴とする、半導体光検出装置の製造方法。
  7. 前記エッチング工程は、ウェットエッチング法により実行され、前記斜面は結晶面よりなることを特徴とする請求項記載の半導体光検出装置の製造方法。
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