JP2002040304A - 光検出装置 - Google Patents

光検出装置

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JP2002040304A
JP2002040304A JP2000230409A JP2000230409A JP2002040304A JP 2002040304 A JP2002040304 A JP 2002040304A JP 2000230409 A JP2000230409 A JP 2000230409A JP 2000230409 A JP2000230409 A JP 2000230409A JP 2002040304 A JP2002040304 A JP 2002040304A
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light
optical waveguide
dielectric substrate
photodiode
light receiving
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JP2000230409A
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Takao Sakurai
孝夫 桜井
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Advantest Corp
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4204Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms
    • G02B6/4214Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms the intermediate optical element having redirecting reflective means, e.g. mirrors, prisms for deflecting the radiation from horizontal to down- or upward direction toward a device

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  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光軸のアライメントを行わなくても、光導波
路とフォトダイオード等の受光器とを結合させることが
できる光検出装置を提供する。 【解決手段】 誘電体基板22上に形成された光導波路
20と、光導波路20を進む光の進行方向を誘電体基板
22の厚さ方向に変化させ、光が誘電体基板22を貫通
するようにする切り込みミラー32と、切り込みミラー
32により進行方向が変化された光を受光して受光信号
を生成するフォトダイオード10と、を備え、フォトダ
イオード10を誘電体基板22上に配置すれば受光する
ことができるので、光導波路20とフォトダイオード1
0とを接続するためにレンズ等を使用する必要がない。
よって、光軸のアライメント等が不要になり、光導波路
20とフォトダイオード10との接続が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路と光検出
器との結合に関する。
【0002】
【従来の技術】光導波路とフォトダイオード(PD : Pho
to Diode)とを結合させて、光導波路に光が流れたか否
かを検出することがある。この場合、光導波路の方向が
フォトダイオードの受光面に垂直になっている必要があ
る。光導波路とフォトダイオードとを結合させた構成を
図7に示す。
【0003】フォトダイオード110はサブキャリア1
12に載せられている。フォトダイオード110はレン
ズ114を介して光導波路120に結合される。このと
き、フォトダイオード110の受光面は光導波路120
の方向と垂直になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フォト
ダイオード110が正確に光導波路120を流れる光を
検出するためには、光軸のアライメントが必要になる。
よって、フォトダイオード110と光導波路120とを
結合させるための工数が多くなってしまう。
【0005】また、サブキャリア112と光導波路12
0とが別構造になるため、温度変化による光軸のずれも
起こりやすい。
【0006】さらに、光導波路120に関するデバイス
(変調器、スイッチ、偏波制御器)の電極が配置されて
いる面と、フォトダイオード110の電極面とが離れて
いるため、光導波路120に関するデバイスの制御とフ
ォトダイオード110の制御との双方を高速にすること
が難しい。
【0007】そこで、本発明は、光軸のアライメントを
行わなくても、光導波路とフォトダイオード等の受光器
とを結合させることができる光検出装置を提供すること
を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、誘電体基板上に形成された光導波路と、光導波路を
進む光の進行方向を誘電体基板の厚さ方向に変化させ、
光が誘電体基板を貫通するようにする光路変化手段と、
光路変化手段により進行方向が変化された光を受光して
受光信号を生成する受光手段と、を備えるように構成さ
れる。
【0009】上記のように構成された光検出装置によれ
ば、受光手段を誘電体基板上に配置すれば受光すること
ができるので、光導波路と受光手段とを接続するために
レンズ等を使用する必要がない。よって、光軸のアライ
メント等が不要になり、光導波路と受光手段との接続が
容易になる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明であって、光導波路が形成されている光導波路形
成面と対向する裏面に形成され、受光信号を伝送する伝
送路を備えるように構成される。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明であって、裏面に取り付けられ、光の反射を防止
する反射防止手段を備えるように構成される。
【0012】請求項4に記載の発明は、誘電体基板上に
形成された光導波路と、光導波路を進む光の進行方向を
誘電体基板の厚さ方向に変化させ、光が誘電体基板から
離れるようにする光路変化手段と、光路変化手段により
進行方向が変化された光を受光して受光信号を生成する
受光手段と、を備えるように構成される。
【0013】上記のように構成された光検出装置によれ
ば、受光手段を誘電体基板上に配置すれば受光すること
ができるので、光導波路と受光手段とを接続するために
レンズ等を使用する必要がない。よって、光軸のアライ
メント等が不要になり、光導波路と受光手段との接続が
容易になる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明であって、光導波路が形成されている光導波路形
成面に形成され、受光信号を伝送する伝送路を備えるよ
うに構成される。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
の発明であって、光導波路に取り付けられ、光の反射を
防止する反射防止手段を備えるように構成される。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
6のいずれか一項に記載の発明であって、光路変化手段
は、光導波路に形成された切り込みである、ものであ
る。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項1ないし
7のいずれか一項に記載の発明であって、切り込みは、
光導波路に対して45度傾いている、ものである。
【0018】請求項9に記載の発明は、請求項1ないし
8のいずれか一項に記載の発明であって、受光手段は、
伝送路と接続するための電極を受光面上に備えるように
構成される。
【0019】請求項10に記載の発明は、請求項1ない
し9のいずれか一項に記載の発明であって、受光手段お
よび誘電体基板は接合用パッドを有し、受光手段および
誘電体基板は、接合用パッドを介して接合材により接合
される、ものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0021】第一の実施形態図1は、本発明の第一の実
施形態にかかる光検出装置1を示す図であり、図1
(a)は平面図、図1(b)は側面図、図1(c)は底
面図である。
【0022】光検出装置1は、フォトダイオード10、
光導波路20、誘電体基板22、切り込み30、切り込
みミラー32、伝送路40、カソード側伝送路42、ア
ノード側伝送路44、増幅用IC基板50を備える。
【0023】フォトダイオード10は、図1(b)
(c)に示すように、誘電体基板22に取り付けられて
いる。より詳細には、フォトダイオード10は、光導波
路20が形成されている誘電体基板22の光導波路形成
面22aと対向する裏面22bにハンダバンプ60によ
り接合されている(図1(b)参照)。フォトダイオー
ド10は受光すると、受光信号を生成する。なお、フォ
トダイオード10には、カソード電極、アノード電極、
接合用パッドが受光面上に設けられているが、詳細は後
述する。また、フォトダイオード10の受光面は、誘電
体基板22に向かい合わせになっている面である。
【0024】誘電体基板22は、誘電体で構成された基
板である。例えば誘電体基板22は、LiNbO3基板であ
る。光導波路20は、図1(a)(b)に示すように、
誘電体基板22の表面上に形成されている。光導波路2
0は、光を伝達するものであり、例えばTi(チタン)
を、LiNbO3基板である誘電体基板22に熱拡散して作製
できる。なお、光は光導波路20を図1(a)に示す矢
印の向き(右向き)へ進行するものとする。また、誘電
体基板22には、接合用パッドおよび反射防止膜が裏面
22bに設けられているが、詳細は後述する。
【0025】切り込み30は、図1(a)(b)に示す
ように、光導波路20および誘電体基板22にダイシン
グソーのV字型のブレードで切り込んだ切り込みであ
る。ダイシングソーは、高精度のステージを有してお
り、水平方向、高さ方向ともにサブミクロン・オーダー
の位置精度で切削加工することも可能である。切り込み
30の光導波路20における切り口が切り込みミラー3
2である。なお、切り込み30の形状については後述す
る。
【0026】伝送路40は、受光信号を伝送するための
線路であり、カソード側伝送路42、アノード側伝送路
44を有する。図1(c)を参照すると、カソード側伝
送路42およびアノード側伝送路44は裏面22bに形
成されている。伝送路40は、誘電体基板22の誘電率
に合わせ、コプレーナあるいはマイクロストリップ構造
により、ある所定の特性インピーダンス(例.50Ω)
を有するにようにされている。なお、カソード側伝送路
42、アノード側伝送路44の詳細については後述す
る。
【0027】増幅用IC基板50は、伝送路40により
伝送された受光信号を増幅する増幅用IC(図示省略)
が取り付けられている基板である。増幅用ICは伝送路
40と接続されている。
【0028】次に、各部の詳細を説明する。まず、光検
出装置1の切り込み30付近の拡大図である図2を参照
して、誘電体基板22に設けられた反射防止膜、および
切り込み30の形状について説明する。
【0029】誘電体基板22の光導波路形成面22aに
は光導波路20が形成されており、切り込み30は誘電
体基板22および光導波路20を切り込んでいる。切り
込み30はV字型であり、切り込みミラー32は光導波
路20に対して45度傾いている。なお、切り込みミラ
ー32の傾きは45度が一般的ではあるが、全反射の条
件を満たせば、それ以外の角度であってもよい。
【0030】光導波路20を進行する光は、切り込みミ
ラー32により、誘電体基板22の厚さ方向のほぼ真下
に進行するが、図2示す破線矢印のように、光の進行方
向には、ある程度のばらつきがある。そこで、反射防止
膜26は誘電体基板22を貫通した光を受けられるよう
な広がりをもって、裏面22bに取り付けられている。
反射防止膜26は、誘電体基板22内部を進行した光が
裏面22bにおいて屈折率の不整合により反射してしま
うことを防止するものである。反射防止膜26は、例え
ばAR(Anti-Reflective)コートである。
【0031】なお、誘電体基板22は裏面22bに接合
用パッド24を備え、フォトダイオード10は受光面に
接合用パッド12を備える。接合用パッド12、24は
ハンダバンプ60により接合される。
【0032】次に、図3を参照してフォトダイオード1
0の電極の配置を説明する。フォトダイオード10の受
光面には、接合用パッド12a、b、c、d、e、カソ
ード電極14a、b、c、d、アノード電極16が設け
られている。カソード電極14a、b、c、dは、フォ
トダイオード10の受光面の隅に設けられている。接合
用パッド12a、b、c、dは、それぞれカソード電極
14a、b、c、d上の、対角線上の中心よりに設けら
れている。アノード電極16は、フォトダイオード10
の受光面の中心に設けられたリング状の電極である。ア
ノード電極16に隣接して接合用パッド12eが設けら
れている。
【0033】なお、フォトダイオード10には、例えば
フォトコンダクタ、MSM‐PD、Pin‐PDが含まれる。な
お、Pin‐PDの場合は、カソード電極が受光面の反対側
に設けられていることが一般的であるから、サイドメタ
ライズや金リボンなどによりカソード電極を受光面側に
延伸するようにする。
【0034】次に、図4を参照して、誘電体基板22の
接合用パッドおよびカソード側伝送路42、アノード側
伝送路44の配置を説明する。接合用パッド12a、
b、c、d、eに向かい合う位置に接合用パッド24
a、b、c、d、eが設けられている。このような接合
用パッドの配置により、接合用パッド間をハンダバンプ
で接合することで、フォトダイオード10の受光面が、
誘電体基板22を貫通する光を受けられるように配置で
きる。アノード側伝送路44は、接合用パッド24eか
ら増幅用IC基板50に直線状に伸びている。カソード
側伝送路42は、接合用パッド12a、b、c、dを通
り、接合用パッド24eおよびアノード側伝送路44を
囲むように形成され、増幅用IC基板50に向かって伸
びている。
【0035】次に、第一の実施形態の動作を説明する。
まず、光は光導波路20を図1(a)の矢印の向きに進
行し、切り込み30に行き当たる。そこで、図2に示す
ように、切り込みミラー32により反射され、ほぼ90
度、光路が変換される。そして、光は光導波路形成面2
2aから入射され、誘電体基板22を貫通し、裏面22
bから出射される。光が裏面22bから出射する際に、
屈折率の不整合により裏面22bにおいて反射されない
ように、反射防止膜26が取り付けられているので、光
は裏面22bから出射され、フォトダイオード10の受
光面に入射される。フォトダイオード10の受光面に光
が入射されると、フォトキャリアが発生し、カソード電
極14a、b、c、dおよびアノード電極16の間に電
流が流れる。この電流が受光信号である。カソード電極
14a、b、c、dはハンダバンプ60を介してカソー
ド側伝送路42に接続され、アノード電極16はハンダ
バンプ60を介してアノード側伝送路44に接続されて
いるので、カソード側伝送路42およびアノード側伝送
路44に電流が流れ、受光信号が伝送される。
【0036】第一の実施形態によれば、光導波路20を
進行した光が誘電体基板22を貫通するので、フォトダ
イオード10を誘電体基板22の裏面22b上に配置す
れば受光することができる。よって、光導波路20とフ
ォトダイオード10とを接続するためにレンズ等を使用
する必要がない。従って、光軸のアライメント等が不要
になり、光導波路20とフォトダイオード10との接続
が容易になる。
【0037】しかも、伝送路40を裏面22b上に形成
したため、電気的配線を短くできる。また、反射防止膜
26を裏面22b上に形成したため、光が裏面22bに
より反射されてしまうことを防止できる。さらに、光路
を変化させるための切り込みミラー32は、切り込み3
0をダイシングソーなどで作製すればすむので、簡単に
光路を変化させられる。
【0038】また、フォトダイオード10は誘電体基板
22に向かい合う受光面にカソード電極14a−d、ア
ノード電極16を設けているため、光導波路20に関す
るデバイス(変調器、スイッチ、偏波制御器)の電極が
配置されている面と、フォトダイオード10の電極面と
が近接する。よって、光導波路20に関するデバイスの
制御とフォトダイオード10の制御との双方を高速にす
ることができる。
【0039】さらに、フォトダイオード10の接合用パ
ッド12a−eに向かい合う位置に誘電体基板22の接
合用パッド24a−eが設けられているので、接合用パ
ッド間をハンダバンプ60で接合するといった簡単な工
程によって、フォトダイオード10の受光面が、誘電体
基板22を貫通する光を受けられるように配置できる。
【0040】また、フォトダイオード10も光導波路2
0も共に誘電体基板22に設けられているので、温度変
化に対する相対位置のずれを防止できる。
【0041】第二の実施形態第二の実施形態にかかる光
検出装置1は、第一の実施形態にかかる光検出装置1と
比較して、光導波路20を進んできた光を誘電体基板2
2から離れるように、直上に光路を変化させる点が異な
る。図5は、本発明の第二の実施形態にかかる光検出装
置1を示す図であり、図5(a)は側面図、図5(b)
は切り込み30付近の拡大図である。以下、第一の実施
形態と同様な部分は、同じ番号を付して説明を省略する
ことがある。
【0042】光検出装置1は、フォトダイオード10、
光導波路20、誘電体基板22、切り込み30、切り込
みミラー32、伝送路40(図示省略)、カソード側伝
送路42、アノード側伝送路44、増幅用IC基板50
を備える。
【0043】フォトダイオード10は、誘電体基板22
に取り付けられている。より詳細には、フォトダイオー
ド10は、光導波路20が形成されている誘電体基板2
2の光導波路形成面22aにハンダバンプ60により接
合されている。フォトダイオード10は受光すると、受
光信号を生成する。なお、フォトダイオード10には、
カソード電極、アノード電極、接合用パッドが受光面上
に設けられているが、詳細は第一の実施形態と同様であ
るので説明を省略する(図3参照)。また、フォトダイ
オード10の受光面は、誘電体基板22に向かい合わせ
になっている面である。
【0044】誘電体基板22は、誘電体で構成された基
板である。例えば誘電体基板22は、LiNbO3基板であ
る。光導波路20は、誘電体基板22の表面上に形成さ
れている。光導波路20は、光を伝達するものであり、
例えばTi(チタン)を、LiNbO3基板である誘電体基板2
2に熱拡散して作製できる。なお、光は光導波路20を
図5(a)に示す矢印の向き(右向き)へ進行するもの
とする。また、誘電体基板22には、接合用パッドおよ
び反射防止膜が光導波路形成面22aに設けられてい
る。詳細は、第一の実施形態と同様であるので説明を省
略する(図4参照)。ただし、光導波路形成面22aに
設けられていることが、第一の実施形態とは異なる。
【0045】切り込み30は、切り込みミラー32が4
5度傾くように、ブレードにより切り込まれたものであ
る。第一の実施形態同様、傾きは45度に限定されるも
のではない。なお、切り込みミラー32は、その上端が
下端よりもせりだしている。
【0046】また、光導波路20を進行する光は、切り
込みミラー32により、誘電体基板22の厚さ方向のほ
ぼ真上に進行するが、図5(b)に示す破線矢印のよう
に、光の進行方向には、ある程度のばらつきがある。そ
こで、反射防止膜34は、光導波路20からほぼ直上に
出射する光を受けられるような広がりをもって、光導波
路20に取りつけられる。反射防止膜34は、光導波路
20から出射すべき光が光導波路20の上面において屈
折率の不整合により反射してしまうことを防止するもの
である。反射防止膜34は、例えばAR(Anti-Reflect
ive)コートである。
【0047】伝送路40は、図5においては図示省略さ
れているが、受光信号を伝送するための線路であり、カ
ソード側伝送路42、アノード側伝送路44を有する。
カソード側伝送路42、アノード側伝送路44の詳細は
第一の実施形態と同様であるので説明を省略する。ただ
し、光導波路形成面22aに設けられていることが、第
一の実施形態とは異なる。
【0048】増幅用IC基板50は、第一の実施形態と
同様であるので説明を省略する。
【0049】次に、第二の実施形態の動作を説明する。
まず、光は光導波路20を図5(a)の矢印の向きに進
行し、切り込み30に行き当たる。そこで、図2に示す
ように、切り込みミラー32により反射され、ほぼ90
度、光路が変換される。そして、光は光導波路20から
ほぼ真上に出射される。光が光導波路20から出射する
際に、屈折率の不整合により光導波路20の上面におい
て反射されないように、反射防止膜34が取り付けられ
ているので、光は光導波路20からほぼ真上に出射さ
れ、フォトダイオード10の受光面に入射される。フォ
トダイオード10の受光面に光が入射されると、フォト
キャリアが発生し、カソード電極14a、b、c、dお
よびアノード電極16の間に電流が流れる。この電流が
受光信号である。カソード電極14a、b、c、dはハ
ンダバンプ60を介してカソード側伝送路42に接続さ
れ、アノード電極16はハンダバンプ60を介してアノ
ード側伝送路44に接続されているので、カソード側伝
送路42およびアノード側伝送路44に電流が流れ、受
光信号が伝送される。
【0050】第二の実施形態によれば、光導波路20を
進行した光が誘電体基板22から離れるようにほぼ直上
に進行するので、フォトダイオード10を誘電体基板2
2の光導波路形成面22a上に配置すれば受光すること
ができる。よって、光導波路20とフォトダイオード1
0とを接続するためにレンズ等を使用する必要がない。
よって、光軸のアライメント等が不要になり、光導波路
20とフォトダイオード10との接続が容易になる。
【0051】しかも、伝送路40を光導波路形成面22
a上に形成したため、電気的配線を短くできる。また、
反射防止膜34を光導波路20上に形成したため、光が
光導波路20により反射されてしまうことを防止でき
る。さらに、光路を変化させるための切り込みミラー3
2は、切り込み30をブレードなどで作製すればすむの
で、簡単に光路を変化させられる。
【0052】また、フォトダイオード10は誘電体基板
22に向かい合う受光面にカソード電極14a−d、ア
ノード電極16を設けているため、光導波路20に関す
るデバイス(変調器、スイッチ、偏波制御器)の電極が
配置されている面と、フォトダイオード10の電極面と
が近接する。よって、光導波路20に関するデバイスの
制御とフォトダイオード10の制御との双方を高速にす
ることができる。
【0053】さらに、フォトダイオード10の接合用パ
ッド12a―eに向かい合う位置に誘電体基板22の接
合用パッド24a―eが設けられているので、接合用パ
ッド間をハンダバンプ60で接合するといった簡単な工
程によって、フォトダイオード10の受光面が、誘電体
基板22を貫通する光を受けられるように配置できる。
【0054】また、フォトダイオード10も光導波路2
0も共に誘電体基板22に設けられているので、温度変
化に対する相対位置のずれを防止できる。
【0055】第三の実施形態第三の実施形態は、第一お
よび第二の実施形態における光導波路20を複数本、ア
レイ状に誘電体基板22に設けたものである。
【0056】図6(a)は、第一の実施形態における光
導波路20を複数本、アレイ状に誘電体基板22に設け
たものの平面図および底面図である。図6(b)は、第
二の実施形態における光導波路20を複数本、アレイ状
に誘電体基板22に設けたものの平面図である。
【0057】上記のように、光導波路20を平行に複数
本配置した場合にも、本発明は適用できる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、受光手段を誘電体基板
上に配置すれば受光することができるので、光導波路と
受光手段とを接続するためにレンズ等を使用する必要が
ない。よって、光軸のアライメント等が不要になり、光
導波路と受光手段との接続が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる光検出装置1
を示す図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は側
面図、図1(c)は底面図である。
【図2】光検出装置1の切り込み30付近の拡大図であ
る。
【図3】フォトダイオード10の電極の配置を示す、フ
ォトダイオード10の平面図である。
【図4】誘電体基板22の接合用パッドおよびカソード
側伝送路42、アノード側伝送路44の配置を示す、誘
電体基板22の底面図である。
【図5】本発明の第二の実施形態にかかる光検出装置1
を示す図であり、図5(a)は側面図、図5(b)は切
り込み30付近の部分拡大図である。
【図6】本発明の第三の実施形態にかかる光検出装置1
を示す図であり、図6(a)は、第一の実施形態におけ
る光導波路20を複数本、アレイ状に誘電体基板22に
設けたものの平面図および底面図である。図6(b)
は、第二の実施形態における光導波路20を複数本、ア
レイ状に誘電体基板22に設けたものの平面図である。
【図7】従来技術における、光導波路とフォトダイオー
ドとを結合させた構成を示す図である。
【符号の説明】
10 フォトダイオード 20 光導波路 22 誘電体基板 30 切り込み 32 切り込みミラー 40 伝送路 42 カソード側伝送路 44 アノード側伝送路 50 増幅用IC基板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体基板上に形成された光導波路と、 前記光導波路を進む光の進行方向を前記誘電体基板の厚
    さ方向に変化させ、前記光が前記誘電体基板を貫通する
    ようにする光路変化手段と、 前記光路変化手段により進行方向が変化された光を受光
    して受光信号を生成する受光手段と、 を備えた光検出装置。
  2. 【請求項2】前記光導波路が形成されている光導波路形
    成面と対向する裏面に形成され、前記受光信号を伝送す
    る伝送路を備えた請求項1に記載の光検出装置。
  3. 【請求項3】前記裏面に取り付けられ、前記光の反射を
    防止する反射防止手段を備えた請求項1に記載の光検出
    装置。
  4. 【請求項4】誘電体基板上に形成された光導波路と、 前記光導波路を進む光の進行方向を前記誘電体基板の厚
    さ方向に変化させ、前記光が前記誘電体基板から離れる
    ようにする光路変化手段と、 前記光路変化手段により進行方向が変化された光を受光
    して受光信号を生成する受光手段と、 を備えた光検出装置。
  5. 【請求項5】前記光導波路が形成されている光導波路形
    成面に形成され、前記受光信号を伝送する伝送路を備え
    た請求項4に記載の光検出装置。
  6. 【請求項6】前記光導波路に取り付けられ、前記光の反
    射を防止する反射防止手段を備えた請求項4に記載の光
    検出装置。
  7. 【請求項7】前記光路変化手段は、前記光導波路に形成
    された切り込みである、請求項1ないし6のいずれか一
    項に記載の光検出装置。
  8. 【請求項8】前記切り込みは、前記光導波路に対して4
    5度傾いている、請求項1ないし7のいずれか一項に記
    載の光検出装置。
  9. 【請求項9】前記受光手段は、前記伝送路と接続するた
    めの電極を受光面上に備えた請求項1ないし8のいずれ
    か一項に記載の光検出装置。
  10. 【請求項10】前記受光手段および前記誘電体基板は接
    合用パッドを有し、 前記受光手段および前記誘電体基板は、前記接合用パッ
    ドを介して接合材により接合される、請求項1ないし9
    のいずれか一項に記載の光検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2387269A (en) * 2002-04-03 2003-10-08 Bookham Technology Plc Monlithic photodetector
JP2009192953A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Tokyo Keiki Inc 光機能素子

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