JP3826844B2 - 炊飯器及び自動炊飯器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭に使用する無洗米及び無水米研ぎ器用炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下に従来の炊飯器の構成について説明する。図8において、1は上面が開口する炊飯器本体で、この本体1内に米と水を入れる鍋2が着脱自在に収納されている。鍋2の上面には鍋2全面を覆うように外蓋3が設置されている。この外蓋3は一方をヒンジ軸4により回動自在に軸支されており、外蓋3はヒンジ軸4を中心に、開放するのである。また鍋2の給水するための給水手段5が設置されており、給水手段5は給水経路6と水投入孔7から成り立っている。12は流量を計測する流量センサーである。また外蓋3内部には、炊飯時に、上方から米を加熱するための、加熱手段である、加熱板8と、加熱板を発熱させるための蓋コイル9が設置されているのである。
【0003】
炊飯器1内部には、鍋2の底部を加熱する加熱手段として、底コイル11が鍋2底付近に配設されており、鍋2の側面を加熱するための側面コイル10も設定されているのである。
【0004】
以上の炊飯器を使用する動作を簡単に説明すると、まず鍋2を取り出し計量された米を鍋2内で洗米し洗米が終了した後、鍋2を炊飯器本体1にセットし、外蓋3を閉める。そして炊飯量を設定して炊飯スタート行うと水が自動に給水開始し、流量センサー12が所定の流量を検知すると、給水停止し、炊飯が始まる、というのが、炊飯動作の一般的なものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記の従来の技術においては、給水を行う際、給水が開始し、給水がストップした時、給水経路に水平部があるために、給水経路内の水が、鍋に投入される場合と給水元に戻ってしまう場合の2種類の現象が考えられる。またこれらの現象は炊飯を行うたびに給水経路内の状況により変化してしまい、鍋への給水量が炊飯によって変化してしまうのである。炊飯において、水の量は炊飯性能を左右する大きな要因の一つである。水が多ければ、ご飯が軟らかくなってしまうだけでなく、御飯を保温した場合など、御飯が水ぽっくなる傾向になり、反対に水が少ないと、御飯が硬くなり、御飯の甘さ等の味にも影響が出てしまうのである。以上のように、同じ人でも炊飯をする毎に水量が変化してしまうことが有り、炊飯性能が維持できないのである。加えて、炊飯器内に水分が常時存在する、ということは、水分の腐敗などによる菌の発生を招いてしまうものである。
【0006】
本発明は、以上のような従来の炊飯器が有している課題を解決するために、炊飯の給水に対する機能を改善、向上させることにより、給水量誤差を減少させ、何回炊飯しても誰が炊飯しても炊飯性能を維持することができ、清潔性の高い炊飯器の提供を目的としているものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の上面開口部を覆う内蓋を有した蓋体と、前記鍋内に給水する給水手段と、前記内蓋に有した水投入孔と、前記給水手段と前記水投入孔を連通接続する給水経路とを設け、前記給水経路は前記水投入孔に向かって傾斜を設けたものである。
【0008】
給水経路に傾斜をつけることで給水経路内の水分を鍋内にすべて給水することができ、給水量誤差を抑え、繰り返しバラツキをも減少することがでるのである。これらのことにより、誰が炊いても炊飯性能が維持できたご飯を簡単に炊飯できる炊飯器を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の上面開口部を覆う内蓋を有した蓋体と、着脱自在の水タンクと前記水タンクの水を排出する水排出部とを有する給水手段と、前記内蓋に有した水投入孔と、前記水排出部と前記水投入孔を連通接続する給水経路と、前記給水経路の流量を計測する流量センサとを設け、前記給水経路は、前記水排出部と前記水投入孔との間に1点の最高点を有し、前記最高点から前記水排出部および前記水投入孔に向かって下方に傾斜するよう形成され、前記水排出部は前記水タンク内の水面よりも高い位置に設けられ、前記流量センサは前記最高点と前記水投入孔との間に設けられたことにより、給水経路内の水分をすべて鍋内にすべて給水することができ、給水量誤差を抑え、繰り返しバラツキをも減少するため、繰り返し炊飯しても炊飯性能を維持することができる炊飯器を提供することができる。
【0010】
また、着脱式水タンクを取り出すことで、水タンクのお手入れ性が確保でき、水タンクの清潔性が向上し、さらに、水タンクを取り出した際、炊飯器本体には残水がなくなり、長時間の放置においても本体内残水による菌などの発生を抑えることができ、清潔で、安全性の高い炊飯器を提供することができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、特に請求項1または2に記載の発明において、給水経路は、炊飯器本体内に設けられ一端が水排出部と連通接続される本体給水経路と、蓋体内に設けられ一端が水投入孔と連通接続される蓋体給水経路とを有し、前記本体給水経路と前記蓋体給水経路、前記蓋体を軸支するヒンジを介して連結されたことにより、回動開閉する蓋体と本体とを繋ぐ流水経路が常時接続することで、給水経路内への異物侵入を防ぐことができる炊飯器を提供することができる。
【0012】
請求項記載の発明は、炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の上面開口部を覆う内蓋を有した蓋体と、前記鍋内に給水する給水手段と、前記内蓋に有した水投入孔と、前記給水手段と前記水投入孔を連通接続する給水経路とを設け、前記給水経路は前記水投入孔に向かって傾斜を設け、給水経路を乾燥する送風機を有したことにより、本体内の給水経路の残水を確実に無くすことができ、さらに清潔性が向上した炊飯器を提供することができる。
【0013】
また、水を乾燥することができるだけでなく、水以外の異物も給水経路内から排出することができ、より清潔性の高い炊飯器を提供することができる。
【0014】
請求項記載の発明は、炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の上面開口部を覆う内蓋を有した蓋体と、前記鍋内に給水する給水手段と、前記内蓋に有した水投入孔と、前記給水手段と前記水投入孔を連通接続する給水経路とを設け、前記給水経路は前記水投入孔に向かって傾斜を設け、米を貯蔵する貯米部と米を研米する研米部と、前記研米部から米を炊飯器に運ぶ搬送手段を供え、前記鍋内への水投入孔を前記蓋体に備えた蒸気排出部側面に設けたことにより、米も鍋内に供給できることで、無洗米だけでなく、一般の米でも洗米、給水を省いた炊飯が可能になり、炊飯動作を簡素化し、誰が炊いても炊飯性能の高いご飯が炊飯できる炊飯器を提供することができる。
【0015】
また、鍋内への水投入孔を蓋体に備えた蒸気排出部側面に設けたことにより、水投入孔を蒸気排出部と共用することで、水投入機構を簡素化することができ、更に蒸気排出部側面に水投入孔を設けることで、水が蒸気排出部側面を伝って鍋内に投入されるため、すでに投入された水等の跳ね返りを減少することができ、投入された水すべてを、炊飯に使用できる炊飯器を提供することができる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
(実施例1)
図1に示すように、炊飯器20は米を調理する着脱自在の鍋21、鍋21上方を覆うように設置されている蓋体22、鍋21を設置する本体23で構成されている。蓋体22は一方をヒンジ軸24に軸支されており、蓋体22開放時はヒンジ軸24を中心にして回動しながら蓋体22は開放する。また蓋体22には炊飯中の蒸気を炊飯器20外に排出する蒸気排出部25を設けていると共に、ご飯を上方から加熱するための加熱板26が設定されており、加熱板26を加熱するための加熱手段として蓋コイル27が加熱板26近傍に設置されている。鍋21を加熱する加熱手段としては鍋21底部を加熱する底コイル28、側面を加熱する側面コイル29が鍋21の外面形状の沿うように設定されており、炊飯は底コイル28、側面コイル29、蓋コイル27の全ての加熱手段を使用して炊飯を行うのである。また鍋21の底面中央には底センサー30が鍋21に圧接される状態で設置されており、炊飯中の鍋21の温度を常に測定しているのである。またこの炊飯器20には給水手段31が設けられている。この給水手段31は本体23の本体給水経路32と蓋体22内の蓋体給水経路33と分けられており、各々の給水経路32、33は蓋体22と本体23の嵌合面付近で接合パッキン34を介して接続されている。また、蓋体22内の蓋体給水経路33は、1点で最高高さを有する最高点35を設け、その最高点35を頂点として蓋体給水経路33は水投入孔36、給水手段31それぞれに向かって傾斜を有して設置されており、水投入孔36の傾斜側に流量センサー39が設置されているのである。またこの最高点35の蓋体給水経路33内部に仕切り部38を設けているのである。
【0018】
上記の構成における動作を説明する。まず使用者は鍋21内に無洗米や洗米終了した米を投入する。それから蓋体22を閉め、炊飯容量をセットし、炊飯ボタン(図示しない)をスタートする。すると、あらかじめ各容量に応じた水量が設定されており、その容量分の給水が始まる。給水が終了すると、米に水を吸収させる浸漬工程プログラムおよび炊飯工程プログラムに従って炊飯を開始する。所定量の米が炊飯されると、ご飯を保温する保温工程に入る。炊飯が自動的に開始され、炊飯が終了すると自動的に保温に切り替わる。
【0019】
ここで給水工程での水の動きを詳しく説明する。まず給水が開始されると給水手段31から水が本体給水経路32内を水が流れ始め、水は接続パッキン34を通過して蓋体給水経路33内に侵入する。そして、最高点35を通過し、まず水投入孔36から鍋21の投入される。水は投入され続け、流量センサー39が所定量を検知すると給水が停止する。ここで問題になってくるのが、停止直後の給水経路32、33内の水であるが、もし給水経路32、33が水平であった場合、経路内の水は鍋21に投入される場合もあれば、投入されない場合も発生してくる。このような状態では、給水量の精度が安定せず、炊飯を行うたびに給水量が変化してしまい、使用者は好みのご飯が炊飯できなくなってしまうのである。しかし、ある一点での最高点35を設け、更にその部位に仕切り部38を設けることで、給水停止直後は必ずその最高点35で水は仕切ることができ、最高点35から水投入孔36までの間の水は確実に鍋21内に投入されることになる。これらの効果により何回炊飯しても、給水量が一定となり、いつでも同じ状態のご飯が炊飯できるようになるのである。
【0020】
また、本実施例において最高点35は蓋体22に設けていたが、この最高点35は本体23内に設けたとしても同様の効果が得られるものであり、設置場所は問わない。例えば本体23の外形形状上に最高点を設けた場合、最高点35からそれぞれの給水経路が傾斜しているのではなく、一方方向のみの傾斜を有する給水経路を持つ炊飯器20とされるが、最高点を炊飯器本体23内に設けた場合と同様の効果が得ることに変わりはない。
【0021】
また、最高点35の給水経路内33内の仕切り部38形状は本実施例では蓋体給水経路33内の水を仕切る凸形状のみを図示したが、給水された水を仕切る効果を得る形状であれば形状は問わない。
【0022】
また、本実施例においては、鍋21、加熱板26の加熱方式は電磁誘導方式の加熱手段で説明したが、加熱手段の方式は問わない。
【0023】
(実施例2)
炊飯器の基本構成としては、前述の構成と同様のため説明は省略する。図2に示すように炊飯器40の給水手段41は着脱自在の水タンク42として構成している。この水タンク42は水タンク収納部43に着脱自在に収納されており、水タンク42の底にはインペラー44が設けられ、インペラー44の下方部の水タンク収納部43側にはインペラー44を回転させるモーター45が配設されている。また水タンク42と炊飯器40側の給水経路46との水タンク42からの水排出部47は水タンク接続パッキン48を介して行っており、またこの水排出部47は水タンク42内の水位よりも高い位置で接続を行っている。このためにインペラー44は水タンク42の底面に設置されているために、インペラー44と、水排出部47間は水の通過経路49を水タンク42に配設している。
【0024】
上記構成における動作を説明する。炊飯動作に関しては前述と同様のため給水工程での動作を説明する。給水スタートが行われると、モーター45が回転し始め、それに伴いインペラー44が回転し、水の通過経路49を通過し、水排出部47から水が排出され、炊飯器40本体50内の給水経路46に侵入していくのである。そして、流量センサー52が所定量の水を検知するとモーター45が停止し、給水がストップする。停止後の水の動きは、最高点51よりも水タンク42側の給水経路内の水は水タンク42内にくるのである。ここで注目すべき点は、炊飯器40の本体50内の給水経路には一切残水が無く、水タンク42に戻ってくるということである。本体50内部の給水経路は清掃が困難であり、もし残水などが存在していた場合、夏の高温多湿状態においては水が腐敗し、菌の発生につながるのである。しかし上記のような構成をとることで、本体50内の残水はすべて水タンク42に戻るため、本体50内の給水経路はいつも清潔な状態で維持されるのである。また、水タンク42は着脱自在であるので、メンテナンス性が向上し、水タンク42自身の清潔性も確保できるのである。
【0025】
また、本実施例は、水タンク42の給水方式は、モーター45を回転させることで回転するインペラー44方式での説明を行ったが、給水方式は、容積式ポンプであろうと、方式は問わない。
【0026】
(実施例3)
炊飯器の基本構成としては、前述の構成と同様のため説明は省略する。図3に示すように炊飯器60本体61の給水経路62と蓋体63の給水経路64は蓋体63を軸支しているヒンジ軸65を介して連結している。
【0027】
上記構成における動作を説明する。炊飯工程、給水工程については前述と同様のため説明を省略する。各々の給水経路62、64がヒンジ軸を介して連結していることで、蓋体63が開放した場合においても連結部は常に連結されている。このことで、給水経路62、64内に米等の異物の侵入を防止できるために、異物の御飯への侵入防止、水タンク66のインペラー67の異物かみ込み防止など、炊飯器60の品質、性能を向上させることができるのである。また本実施例の図面は水タンク方式の給水手段を有した図面になってはいるが、給水手段は水タンク方式にはこだわらない。
【0028】
(実施例4)
炊飯器の基本構成としては、前述の構成と同様のため説明は省略する。図4に示すように、給水経路70を乾燥する乾燥手段を設置したものである。ここで給水経路70を磁性体の金属とした場合、加熱板71を加熱するための蓋コイル72、鍋73側面を加熱する側面コイル74が給水経路70を加熱することができるのである。給水経路70を加熱することができるということは、水の流れによる自然的残水処理を行うだけでなく、給水経路70内水分を乾燥することができ、強制的に残水を除去することができるのである。このように強制的に残水処理を行うことで、更に給水経路70内の清潔性が向上し、長時間使用せずに放置されても、製品を清潔性は確保できるのである。
【0029】
また、乾燥手段を送風機(図示せず)による風により乾燥を実施することで、水の乾燥だけでなく、水以外の異物の除去をも可能になるのである。
【0030】
(実施例5)
図5に示すように自動炊飯器80は、少なくとも炊飯したい量の米を収納することができる貯米部81、米を計量する米計量部82、米計量部82から供給された米をとぐ米とぎ部83、米とぎ部83でとがれた米を炊飯する炊飯部84、米とぎ部83と炊飯部84を接続する米搬送部85を備えている。
【0031】
水タンク86は水タンク収納部87に着脱自在に収納されて、水タンク86の底にはインペラー88が設けられ、インペラー88の下方部にはインペラー88を回転させるモーター89が配設されている。
【0032】
90は制御部で、米計量部82、米とぎ部83、米搬送部85、給水部であるインペラー88、炊飯部84を制御する。
【0033】
米とぎ部83は、米計量部82で計量された米を収納する米収納容器91、米収納容器91内で回転自在に配設された回転羽根92、回転羽根92を駆動する駆動手段93を備えている。
【0034】
米搬送部85は、米搬送ファン(図示しない)が生み出す空気流により米を炊飯部84へ搬送する。また、米搬送部85と炊飯部84との接続部に米投入弁95が設けられている。この投入弁95の動作も制御部90が制御する。
【0035】
炊飯部84は、米および水を収納する鍋96、鍋96を介して米および水を加熱する加熱手段である底コイル97、米および水を鍋96内に密閉する加熱板79、鍋96と、発生する蒸気を自動炊飯器80外へ排出する蒸気排出部98を加熱板79内に備えている。
【0036】
給水手段は前述と同様であるので説明は省略する。
【0037】
上記構成において、動作を説明する。使用者が米を貯米部81内に投入し、炊飯したい米の量を入力した後、運転開始ボタン(図示しない)を押すと、自動炊飯器80の運転が開始する。
【0038】
運転が開始されると、制御部90は、使用者が設定した炊飯量に最適な量の水を、給水経路99を介して炊飯部84の鍋96へ供給する。
【0039】
次に、制御部90は米計量部82を動作させる。そして、米計量部82は、所定量の米を米収納容器91へ供給する。
【0040】
所定量の米が米収納容器91に供給されると、制御部90は米とぎ工程プログラムに従って駆動手段93を動作させる。駆動手段93が動作することにより回転羽根92が回転し、米収納容器91内に収納された米をとぐ米とぎ工程が行われる。
【0041】
米とぎ工程が終了すると、制御部90は米搬送工程プログラムに従って米搬送ファンおよび米投入弁95を動作させる。そして、米とぎ部83でとがれた米を、米搬送部85を介して炊飯部84の鍋96へ供給する。
【0042】
このようにして、所定量の水と米が鍋96へ供給されると、制御部90は米に水を吸収させる浸漬工程プログラムおよび炊飯工程プログラムに従って炊飯部84を動作させる。炊飯部84が動作することにより、使用者が炊飯したい量の米が炊飯されることになる。
【0043】
所定量の米が炊飯されると、制御部87は、ご飯を保温する保温工程に入る。
【0044】
こうして、ご飯が炊きあがる、というような自動炊飯器が可能になるのである。
【0045】
また、給米部は米とぎ部83を持たず、貯米部81と米計量部82、米搬送部85のみを備えた無洗米対応の構成のものであってもよい。
【0046】
また、自動炊飯器80の動作の説明では、炊飯部84に水を供給してから米を供給するようにしたが、米を供給してから水を供給してもよいし、水と米を同時にまたは交互に供給してもよい。
【0047】
(実施例6)
自動炊飯器の基本構成としては、前述の構成と同様のため説明は省略する。図6に示すように、蒸気排出部100に給水経路101を接続することにより、水投入機構が簡略化することができると共に、給水経路101から投入された水は蒸気排出部100側面を伝いながら鍋102に投入されることになり、直接鍋102内に投入される場合と比較すると、鍋102や水同士の水の跳ね返りが減少するのである。跳ね返った水というものは加熱板103や鍋102側面に付着してしまい、炊飯には実際使われない水分となってしまうため、跳ね返りによる給水量バラツキの要因となってしまうのである。これらのことを考慮に入れると給水経路101を上記排出部100に接続することで、給水量ばらつきを減少させることができ、ひいては安定した炊飯のできる炊飯器の提供につながるのである。
【0048】
また、上記実施例には説明していないが、給水経路101や、給水経路101と蒸気排出部100に逆止弁を設け、(図示しない)給水経路101内に蒸気が浸入しにくい構成にしてもよい。
【0049】
(実施例7)
自動炊飯器の基本構成としては、前述の構成と同様のため説明は省略する。図7に示すように蒸気排出部110側面には螺旋状に凹凸加工111が施されており、蒸気排出部110側面から投入された水はこの螺旋状の凹凸加工111に沿って鍋112内に投入されるのである。
【0050】
これらの構成によって投入された水は鍋112全体に降り注ぐような状態になり、水の跳ね返りを抑えることができるだけでなく、米を先に投入した後に、水を投入する際等に関しては、米全体に水を均一に供給できることになり、炊飯における炊きむらを抑えることができるのである。
【0051】
また、蒸気排出部110から水を投入する時は米搬送部113の米投入弁114は開放状態にしている。水投入によって鍋112内の空気は水の供給量分は鍋113外に排出されないと水はスムーズに鍋112内には供給することができず、水供給に時間がかかってしまう。しかし蒸気排出部110から給水した場合空気の排出部が無くなってしまうが、米投入弁114を開放することで、鍋113内の空気は排出が可能になり、給水がスムーズに行え、給水時間の短縮が可能になるのである。給水時の米投入弁114を開放するということは米搬送部113内に水が侵入する可能性が発生するが、蒸気排出部110の形状、水投入孔の位置などにより、水の跳ね返りを抑えることができるために、米投入弁114の開放が可能になるのである。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、給水量誤差を抑え、繰り返しバラツキをも減少させることにより、何度炊いても炊飯性能を維持することができ、更に給水経路内の残水を無くすことにより清潔で安全性が高い炊飯器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における炊飯器を示す要部断面図
【図2】 本発明の実施例2における炊飯器を示す要部断面図
【図3】 本発明の実施例3における炊飯器を示す要部断面図
【図4】 本発明の実施例4における炊飯器を示す要部断面図
【図5】 本発明の実施例5における自動炊飯器を示す要部断面図
【図6】 本発明の実施例6における自動炊飯器を示す要部断面図
【図7】 本発明の実施例7における自動炊飯器を示す要部断面図
【図8】 従来の炊飯器の断面図
【符号の説明】
23、50、61 本体
21、73、96、102、110、112 鍋
22、63、84 蓋
26、71、103 内蓋(加熱板)
28、97 加熱手段(底コイル)
31、41 給水手段
46、70 給水経路
32、62 本体給水経路
33、64 蓋体給水経路
42、66、86 水タンク
47 水排出部
24、65 ヒンジ
29、74 加熱手段(側面コイル)
27、72 加熱手段(蓋コイル)
80 自動炊飯器
84 炊飯部
81 貯米部
83 研米部
85 搬送手段
36 水投入孔
25、98、100 蒸気排出部
95、114 米投入弁
111 螺旋状凹凸

Claims (5)

  1. 炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の上面開口部を覆う内蓋を有した蓋体と、着脱自在の水タンクと前記水タンクの水を排出する水排出部とを有する給水手段と、前記内蓋に有した水投入孔と、前記水排出部と前記水投入孔を連通接続する給水経路と、前記給水経路の流量を計測する流量センサとを設け、前記給水経路は、前記水排出部と前記水投入孔との間に1点の最高点を有し、前記最高点から前記水排出部および前記水投入孔に向かって下方に傾斜するよう形成され、前記水排出部は前記水タンク内の水面よりも高い位置に設けられ、前記流量センサは前記最高点と前記水投入孔との間に設けられた炊飯器。
  2. 炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の上面開口部を覆う内蓋を有した蓋体と、着脱自在の水タンクと前記水タンクの水を排出する水排出部とを有する給水手段と、前記内蓋に有した水投入孔と、前記水排出部と前記水投入孔を連通接続する給水経路と、前記給水経路の流量を計測する流量センサとを設け、前記給水経路は前記水排出部から前記水投入孔に向かって下方に傾斜するよう形成され、前記水排出部は前記水タンク内の水面よりも高い位置に設けられ、前記流量センサは前記給水経路に設けられた炊飯器。
  3. 給水経路は、炊飯器本体内に設けられ一端が水排出部と連通接続される本体給水経路と、蓋体内に設けられ一端が水投入孔と連通接続される蓋体給水経路とを有し、前記本体給水経路と前記蓋体給水経路、前記蓋体を軸支するヒンジを介して連結された請求項1または2に記載の炊飯器。
  4. 炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の上面開口部を覆う内蓋を有した蓋体と、前記鍋内に給水する給水手段と、前記内蓋に有した水投入孔と、前記給水手段と前記水投入孔を連通接続する給水経路とを設け、前記給水経路は前記水投入孔に向かって傾斜を設け、給水経路を乾燥する送風機を有した炊飯器。
  5. 炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の上面開口部を覆う内蓋を有した蓋体と、前記鍋内に給水する給水手段と、前記内蓋に有した水投入孔と、前記給水手段と前記水投入孔を連通接続する給水経路とを設け、前記給水経路は前記水投入孔に向かって傾斜を設け、米を貯蔵する貯米部と米を研米する研米部と、前記研米部から米を炊飯器に運ぶ搬送手段を供え、前記鍋内への水投入孔を前記蓋体に備えた蒸気排出部側面に設けた自動炊飯器。
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