JP6775336B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、鍋状容器内に給水する給水部を備えた炊飯器に関する。
炊飯器に望まれる機能の一つは、米を炊いて美味しい米飯を提供することである。また、炊飯器に望まれる他の機能は、水を炊飯釜(鍋状容器)の水位目盛に一致させるなどの面倒な作業を不要とし、使い勝手を良くすることである。従来、炊飯釜内に米を入れ、設定ボタンで炊飯される米の量(米量)を設定するだけで、米量に適した量の水を炊飯釜内に自動的に供給して、炊飯を行う炊飯器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平06−000129号公報
しかし、計量カップで計量される米量には、5〜10%程度の計量誤差が発生することがある。そのため、従来の炊飯器では、3カップの米を炊飯釜に収容し、設定ボタンで米量を「3カップ」に設定したとしても、炊飯釜に供給される水の量(水量)が、米量に対して適切ではない場合がある。
また、適切な水量は、米の性質(米質)によっても異なる。例えば、炊飯される米が新米である場合には、米自体に多くの水分が含まれているため、適切な水量は少なめになる。逆に、炊飯される米が古米又は乾燥した室内に保管された米である場合には、米は過度に乾燥しているため、適切な水量は多めになる。
つまり、従来の炊飯器は、米量の計量誤差及び米質のばらつきによって、炊き上がった米飯の質(出来具合)にばらつきが生じるという問題があった。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、炊飯開始時における米量、米質、及び水量にばらつきがある場合であっても、米量及び米質に応じた適切な水量で米を炊くことができる炊飯器を提供することを目的としている。
本発明の一態様に係る炊飯器は、被加熱物を収容する鍋状容器と、前記鍋状容器を加熱する第1の加熱部と、前記鍋状容器内に給水する給水部と、炊飯工程において前記第1の加熱部及び前記給水部を制御する制御部と、使用者の指示が入力される操作部とを備え、前記制御部は、前記炊飯工程中に、複数回に分けて、前記給水部に前記鍋状容器内への給水を行わせ、前記操作部で入力された米の量が少ないほど、前記給水部による前記鍋状容器内への給水回数を増加させるものである。
本発明によれば、炊飯工程中に、複数回に分けて、鍋状容器内へ給水を行うことによって、炊飯開始時における米量、米質、及び水量にばらつきがある場合であっても、米量及び米質に応じた適切な水量で炊飯が行われるので、美味しい米飯を提供することができる。
また、本発明によれば、炊飯開始前における水位合わせなどの面倒な作業が不要となり、炊飯器の使い勝手を良くすることができる。
本発明の実施の形態1に係る炊飯器の構成(断面構造及び制御系の構成を含む)の一例を概略的に示す図である。 実施の形態1に係る炊飯器における理想的な炊飯工程(給水が不要である場合)における鍋状容器及び被加熱物の温度変化を示す図である。 実施の形態1に係る炊飯器の炊飯工程を示すフローチャートである。 (a)及び(b)は、実施の形態1に係る炊飯器における炊飯工程における鍋状容器及び被加熱物の温度変化を示す図であり、(a)は炊飯開始時の水量が少ない場合、(b)は炊飯開始時の水量がやや少ない場合を示す。 本発明の実施の形態2に係る炊飯器の構成(断面構造及び制御系の構成を含む)の一例を概略的に示す図である。 (a)及び(b)は、実施の形態2に係る炊飯器の給水部材の構成部材の一例を示す平面図であり、(a)は穴あき蓋を示し、(b)はスライド部材を示す。 (a)から(c)は、実施の形態2に係る炊飯器の給水部材の給水口のパターンを示す図であり、(a)は給水部材の給水口が給水部材の中心付近の1箇所である場合、(b)は給水部材の給水口が給水部材の外周付近の1箇所である場合、(c)は給水部材の給水口が給水部材の全面に配置された16箇所である場合を示す。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、以下に説明される実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で任意に設計変更することができる。また、図面に示される構成部材の形状、大きさ、及び寸法の比率は例示に過ぎず、種々の変形が可能である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の構成(断面構造及び制御系の構成を含む)の一例を概略的に示す図である。図1に示される実施の形態1に係る炊飯器100は、米及び水等の食品である被加熱物を収容する鍋状容器(炊飯釜)1を本体(炊飯器100の主要構造部分)10内に備え、鍋状容器1内に収容された被加熱物を加熱部としての加熱コイル12で加熱することによって、被加熱物から米飯を炊き上げる加熱調理器である。
図1に示されるように、炊飯器100は、被加熱物を収容する鍋状容器1と、形状が有底筒状であり、鍋状容器1を収容して被加熱物を加熱する本体10と、本体10の開口部を開閉自在に本体10に設置され、鍋状容器1の開口部において被加熱物を覆う蓋体20と、本体10に着脱可能に取り付けられ、鍋状容器1内に給水する給水部30とを有する。また、炊飯器100は、給水部30から送り出される水を鍋状容器1内に給水するための給水経路41と、炊飯器100の使用者からの各種指示の入力が行われ、各種情報の表示などを行う操作/表示部(「操作部」とも言う。)42と、鍋状容器1内の温度を検知する内部温度センサ(第2の温度センサ)43と、給水部30の水タンク31内に貯留されている水を鍋状容器1内に給水するためのポンプとしてのマグネットポンプ44とを有する。なお、図1には、制御部18及び時間計測部17並びに信号線が炊飯器100の本体10の外側に描かれているが、これらの構成は、炊飯器100の本体10又は蓋体20の内部に備えられている。以下に、炊飯器100の各構成要素について詳細に説明する。
(鍋状容器1)
鍋状容器1は、被加熱物を収容する有底円筒形状の容器であり、例えば、誘導加熱によって発熱する磁性体の金属を含む。通常、鍋状容器1は、鍋状容器1の上端から外側に突き出たフランジ部1aを有している。ただし、鍋状容器1の構造は、図示の例に限定されない。
(本体10)
本体10は、鍋状容器1が収容される容器カバー11と、鍋状容器1を加熱する加熱手段(第1の加熱部)としての加熱コイル12と、鍋状容器1の温度を検知する鍋底温度センサ(第1の温度センサ)13と、蓋体20を開閉自在に支持するヒンジ部14と、水タンク31を加熱する加熱手段(第2の加熱部)としての水タンク加熱コイル15と、水タンク31の温度を検知する水タンク温度センサ(第3の温度センサ)16とを有している。また、本体10の内部には、時間を計測する時間計測部17と、炊飯工程における炊飯動作を制御する制御部18とが備えられる。
容器カバー11は、有底筒状に形成されていて、その内部に鍋状容器1が着脱自在に収容される。容器カバー11の底面中央には、鍋底温度センサ13を挿入させる孔部11aが設けられている。加熱コイル12は、制御部18によって制御された電流が通電されることによって、鍋状容器1を誘導加熱する加熱手段である。なお、鍋状容器1を加熱する加熱手段としては、加熱コイル12に代えて、電気ヒーターであるシーズヒーター等の他の加熱手段を用いてもよい。鍋底温度センサ13は、例えば、サーミスタで構成される。鍋底温度センサ13は、容器カバー11の孔部11aに挿入され、ばね等の弾性手段によって上方に付勢されている。そのため、鍋底温度センサ13は、容器カバー11に鍋状容器1が収容されると、鍋状容器1の底面に向けて上向きに付勢された状態で鍋状容器1の底面に接触する。鍋底温度センサ13は、検知した鍋状容器1の温度に関する温度情報(検知信号)を制御部18に送る。
ヒンジ部14は、本体10の上部の一端側(図1では本体10の左端側)に備えられ、蓋体20が本体10の開口部を開閉できるように蓋体20を支持する。水タンク加熱コイル15及び水タンク温度センサ16は、例えば、本体10の、鍋状容器1内に給水される水を貯留する水タンク31の下側に備えられる。水タンク加熱コイル15は、制御部18によって制御された電流が通電されることによって、水タンク31の底面に設置された磁性金属板(図示せず)を誘導加熱し、水タンク31内に貯留されている水を加熱する加熱手段である。なお、水タンク31内に貯留されている水を加熱する加熱手段としては、水タンク加熱コイル15に代えて電気ヒーターとしてのシーズヒーター等の他の加熱手段を用いてもよい。水タンク温度センサ16は、例えば、サーミスタで構成される。水タンク温度センサ16は、ばね等の弾性手段によって上方に付勢されており、水タンク31の底面の磁性金属板が設置されていない位置に、上方に付勢された状態で接触する。水タンク温度センサ16は、検知した水タンク31の温度に関する温度情報(検知信号)を制御部18に送る。
時間計測部17は、制御部18の指示を受けて経過時間を計測し、計測した経過時間に関する時間情報を制御部18に送る。制御部18は、鍋底温度センサ13及び水タンク温度センサ16から受け取った温度情報と、時間計測部17から受け取った時間情報と、内部温度センサ23から受け取った温度情報と、操作/表示部42から受け取った指示情報とに基づいて、加熱コイル12及び水タンク加熱コイル15に通電する高周波電流、及びマグネットポンプ44に通電する電流を制御する。制御部18は、炊飯器100の動作全般を制御する。なお、制御部18は、その機能を実現する制御回路のようなハードウェアで構成されるようにしてもよい。また、制御部18は、半導体メモリなどの記憶部に記憶されたソフトウェアプログラムと、このソフトウェアプログラムを実行するマイコン又はCPU(中央演算装置)のような演算装置とによって構成されるようにしてもよい。
(蓋体20)
蓋体20は、蓋体20の上部及び側部を構成する外蓋20aと、蓋体20を閉じたときに外蓋20aより被加熱物の側(内側)に備えられる内蓋20bと、鍋状容器1内の蒸気を炊飯器100の外部に排出するカートリッジ22とを有している。また、蓋体20には、外蓋20aと内蓋20bとの間に給水経路41が設けられている。なお、鍋状容器1内とは、蓋体20が閉じられたときの、鍋状容器1と内蓋20bとで囲まれた領域のことである。ただし、蓋体20の構造は、図示の例に限定されない。
外蓋20aは、ヒンジ部14によって蓋体20が本体10の開口部を開閉できるように、本体10に取り付けられる。また、外蓋20aは、内蓋20bの本体10側とは反対側の面に係止材21を介して取り付けられている。外蓋20aには、内蓋20bの蓋蒸気口20bBから鍋状容器1内の蒸気が排出されるようにカートリッジ22が着脱自在に取り付けられている。また、外蓋20aの内蓋20b側には、内部温度センサ43が設置される。内部温度センサ43は、内蓋20bの蓋孔部20bCに挿入されて鍋状容器1内の温度を検知できるように配置される。
内蓋20bは、例えば、ステンレスなどの金属で構成されている。内蓋20bは、外蓋20aの本体10側の面に係止材21を介して取り付けられている。内蓋20bの周縁部には、シール材の蓋パッキン20bAが取り付けられている。蓋パッキン20bAは、蓋体20が閉じられたときに、鍋状容器1の内側の上端部(鍋状容器1のフランジ部1aの内側の部分)と密着し、鍋状容器1と内蓋20bで囲まれた鍋状容器1内を外部から密閉する。また、内蓋20bには、鍋状容器1内の蒸気をカートリッジ22から排出するための蓋蒸気口20bB、及び内部温度センサ43が挿入される蓋孔部20bCが備えられる。さらに、内蓋20bには、給水部30から送り出された水を、給水経路41の蓋側経路口41aから鍋状容器1内に流入させるための蓋給水口20bDが設けられる。蓋給水口20bDは、例えば、図1に示されるように、給水経路41の蓋側経路口41aに対応する位置に設けられた複数の穴によって構成されることが望ましい。蓋給水口20bDを複数の穴とすることで、蓋給水口20bDから鍋状容器1内に給水をする際に、鍋状容器1内に収容された米の上面の給水領域に凹みができることを防ぐことができる。また、蓋給水口20bDを複数の穴とすることで、炊飯中に米粒等によって蓋給水口20bDの穴が詰まったとしても、詰まった穴とは別の穴から給水をすることができ、蓋給水口20bDの穴が全て詰まるリスクを低減することができる。
カートリッジ22は、外蓋20aに着脱自在に取り付けられ、内蓋20bの蓋蒸気口20bBから鍋状容器1内の蒸気を取り入れる蒸気取入口22aと、蒸気取入口22aから取り入れられた蒸気を排出する蒸気排出口22bとを有している。蒸気取入口22aには、炊飯工程中に鍋状容器1内に発生する蒸気圧に応じて上下動する弁(図示せず)が備えられており、該弁を通過した蒸気が蒸気排出口22bから排出される。
(給水部30)
給水部30は、炊飯工程中に鍋状容器1内に給水するための水を貯留する水タンク31と、水タンク31の上端の開口部に着脱可能に嵌め込まれるタンク蓋32とを有している。水タンク31は、例えば、プラスチックから成り、本体10の前面側(本体10のヒンジ部14の反対側)に着脱可能に取り付けられる。水タンク31を本体10の前面側とすることによって、水タンク31を本体10に着脱するのを容易にすることができ、水タンク31内の水を誤って本体10内にこぼして本体10に水を掛けてしまうというリスクを低減することができるなど、炊飯器100の使い勝手を良くすることができる。水タンク31の底面には、水タンク加熱コイル15によって引き起こされる誘導加熱によって発熱する磁性金属板(図示せず)が設置されている。タンク蓋32には、給水経路41のタンク側経路口41bと接合されるタンク給水口32aと、タンク給水口32aから下方に延びる連通管32bと、給水部30の内部と外部とを連通させるタンク通気孔32cとが設けられている。水タンク31内の水は、マグネットポンプ44によって、タンク蓋32の連通管32bを通って、タンク給水口32aから給水経路41に送り出され、鍋状容器1内に給水される。水タンク31に貯留される水は、炊飯開始前に水タンク31に入れられる。ただし、給水部30の構造は、図示の例に限定されない。
(給水経路41)
給水経路41は、マグネットポンプ44によって給水部30から送り出される水を、内蓋20bの蓋給水口20bDまで導き、鍋状容器1内に給水する。給水経路41は、耐熱性のある樹脂などで形成され、外蓋20aに着脱自在に収納されている。給水経路41は、内蓋20bの蓋給水口20bDに接合される蓋側経路口41aと、蓋体20が閉じているときに給水部30のタンク給水口32aと接合されるタンク側経路口41bと、タンク側経路口41bから流入する水を蓋側経路口41aまで送るための経路部41cとを有している。蓋側経路口41a及びタンク側経路口41bの周縁には、蓋側経路口41a及びタンク側経路口41bをそれぞれ内蓋20bの上面及び給水部30のタンク蓋32の上面と密着させて水が漏れないようにするために、シール材のパッキンを備えることが望ましい。ただし、給水経路41の構造は、図示の例に限定されない。
(操作/表示部42)
操作/表示部42は、例えば、外蓋20aの上面に備えられる。操作/表示部42は、炊飯器100の使用者から、例えば、炊飯の開始及び取り消し、炊飯される米の量(炊飯米量)の設定、予約設定などの各種指示が入力され、入力された各種指示を指示情報として制御部18に送り、各種炊飯情報として、炊飯メニュー(標準炊飯或いは早炊き炊飯、かため或いはやわらかめ、白米炊飯或いは無洗米炊飯など)、時間に関する情報、炊飯米量などを表示する機能を有している。操作/表示部42から受け取った、炊飯メニュー及び炊飯米量などの指示情報に適合した炊飯プログラムは、制御部18によって実行される。制御部18は、炊飯メニュー及び炊飯米量などの指示情報に適合した炊飯プログラムに従って、加熱コイル12、水タンク加熱コイル15、及びマグネットポンプ44の動作を制御して、炊飯を実施する。ただし、操作/表示部42における操作部としての操作ボタンと表示部としての液晶パネルとは、別個に構成されてもよい。
(内部温度センサ43)
内部温度センサ43は、外蓋20aの内蓋20bに対向する面に設置され、内蓋20bの蓋孔部20bCに挿入される。内部温度センサ43は、鍋状容器1内の被加熱物の上方における温度を検知する。内部温度センサ43は、例えば、サーミスタで構成される。内部温度センサ43は、検知した鍋状容器1内の温度に関する温度情報を制御部18に送る。
(マグネットポンプ44)
マグネットポンプ44は、マグネットポンプモータ44aと、内部に羽根車44bAを有する羽根車ケーシング44bとを有する。マグネットポンプモータ44aは、本体10に設置され、羽根車ケーシング44bは、給水部30の連通管32bに設置される。マグネットポンプモータ44aが動作すると、マグネットポンプモータ44aに取り付けられた磁石44aAが回転し、その磁石44aAの回転によって羽根車ケーシング44b内の羽根車44bAに取り付けられた磁石44bBが回転し、羽根車44bAが回転する。マグネットポンプモータ44aに取り付けられた磁石44aAは、例えば、本体10内に設置され、羽根車44bAに取り付けられた磁石44bBは、例えば、羽根車44bAとマグネットポンプモータ44aの間の水タンク31内に設置される。羽根車ケーシング44b内の羽根車bAが回転すると、水タンク31内に貯留されている水が、連通管32b及び給水経路41を通って、鍋状容器1内に給水される。マグネットポンプ44に通電される電流、すなわち、マグネットポンプモータ44aを動作させる電流は、制御部18によって制御される。給水部30から鍋状容器1内に給水される水の量(給水量)は、電流の大きさが同じ場合には、マグネットポンプ44に通電される電流の通電時間の長さに比例する。
(その他の構成)
本体10には、炊飯器100を運搬するためのハンドル(図示せず)が備えられてもよい。ハンドルは、例えば、本体10の一端側と他端側の2箇所であって、本体10の側面上部の略前後中央(ヒンジ部14の備えられる後部と給水部30の設けられる前部の間の略中央)の2箇所において軸支され、回転可能にこの2箇所の間を繋ぐものであってもよい。ハンドルの回転軸は、ヒンジ部14の回転軸と略平行となるようにすることが望ましい。この場合、炊飯器100の運搬者がハンドルを持って炊飯器100を持ち上げると、ハンドルはその回転軸の略直上の位置まで回転し、運搬者はハンドルのみを持って炊飯器100を運搬することが可能となる。
次に、炊飯器100において炊飯を行う際に実行される炊飯工程について説明する。炊飯工程は、一般に、予熱工程、昇温工程、沸騰維持工程、及び蒸らし工程で構成される。ただし、予熱工程と蒸らし工程とは、省略可能な工程である。炊飯を開始すると、炊飯工程の予熱工程が開始される。
予熱工程とは、米及び水を含む被加熱物を予熱する工程であり、鍋状容器1内の水が沸騰する前の段階で、鍋状容器1を加熱し(例えば、被加熱物を所定温度で所定時間加熱し)、これによって米の吸水を促進し、甘味成分である糖又は旨味成分であるアミノ酸などの呈味成分を生成する工程である。
昇温工程とは、予熱工程の終了後に、鍋状容器1を、鍋状容器1内の被加熱物が沸騰するまで加熱する工程である。
沸騰維持工程とは、鍋状容器1を、鍋状容器1内の水の沸騰を維持するように加熱し、米のデンプンの糊化を促進する工程である。
蒸らし工程とは、米を蒸らすように鍋状容器1を加熱する工程であり、米飯粒の中心におけるデンプンまで十分に糊化させ、米飯粒内の水分の分布を均一化するように、鍋状容器1を加熱する工程である。
蒸らし工程が終わると、炊飯工程が終了する。
図2は、実施の形態1に係る炊飯器において、炊飯開始時に、炊飯される米の量及び米の性質に対する最適な量の水に米が浸され、炊飯した場合の、通常炊飯の炊飯工程における鍋状容器1及び鍋状容器1内の被加熱物の温度変化を示す図である。図2の横軸は炊飯開始からの経過時間を示し、図2の縦軸は温度を示す。また、図2の実線は、鍋底温度センサ13が検知する鍋状容器1の温度を示し、図2の点線は、内部温度センサ43が検知する鍋状容器1内の被加熱物の温度を示している。図2に示されるように、炊飯開始時に、米の量及び性質に対する最適な水量で、炊飯を開始した場合、炊飯開始からの経過時間が第1の基準時間t0未満である場合には、鍋状容器1の温度は、被加熱物の沸騰温度T0より高い温度である第1の基準温度T1未満である。炊飯開始からの経過時間が第1の基準時間t0になると、鍋状容器1の温度は第1の基準温度T1に達する。その後、鍋状容器1は更に加熱され、鍋状容器1の温度が第1の基準温度T1より高い第2の基準温度T2に達すると、沸騰維持工程は終了する。ここで、第1の基準温度T1は、水の沸点である100℃よりも高く、米が焦げ始める温度である150℃よりも低い温度である。例えば、第1の基準温度T1は110℃としてもよい。
米を炊飯するときの最適な水量は、炊飯米量が多くなるほど多くなり、一般に、炊飯米量の1.3倍〜1.5倍の量である。また、最適な水量は、米の性質のばらつきによって、炊飯米量の1.3倍の量から1.5倍の量までの範囲内において変化する。例えば、米が新米であり、米自体に水分が多く含まれる場合、最適な水量は少なめになる。逆に、米が乾燥している場合には、最適な水量は多めになる。よって、水量が同一である場合、炊飯米量が多くなるほど、炊飯開始から鍋状容器1の温度が第1の基準温度T1に達するまでに要する時間は短くなり、米が乾燥しているほど、炊飯開始から鍋状容器1の温度が第1の基準温度T1に達するまでに要する時間は短くなる。
そのため、炊飯開始時に、米の量及び性質に適合した最適な水量で炊飯を開始した場合に、炊飯開始から鍋状容器1の温度が最初に第1の基準温度T1に達するまでの経過時間(経過時間の理想値である第1の基準時間t0)が事前に分かっていれば、実際の炊飯開始から鍋状容器1が第1の基準温度T1に達するまでの経過時間によって(経過時間の理想値と、第1の基準温度T1になるまでの実際の経過時間との差によって)、鍋状容器1内の水の不足量を推測することができる。
図3は、実施の形態1に係る炊飯器100の動作を示すフローチャートである。図3を参照しながら、炊飯開始時に、米の量及び性質に対する最適な水量より少ない量の水量で炊飯した場合の、炊飯器100の給水炊飯及び通常炊飯の動作を説明する。なお、通常炊飯とは、炊飯途中に給水が行われない炊飯であり、給水炊飯とは、炊飯途中で給水が行われる炊飯である。
炊飯器100において炊飯を開始する前に、炊飯器100の使用者は、洗米後の米とある量の水を入れた鍋状容器1を準備する。従来の炊飯器では、米量に対応する量の水位を示す太さ1mmから2mm程度の水位目盛に合せて、米量に対応する量の水を鍋状容器1内に入れることが一般的であった。実施の形態1に係る炊飯器100では、米量に対応する水量を示す水位目盛よりも少ない、任意の水量を鍋状容器1内に入れればよい。例えば、炊飯される米が浸漬される量であって、米の量に対応する水位目盛よりも少ない量の水を鍋状容器1内に入れればよい。
鍋状容器1を本体10の容器カバー11に収納し、水を入れた水タンク31を有する給水部30を本体10にセットする。そして、炊飯器100の使用者は、蓋体20を閉じ、操作/表示部42で、炊飯メニューの選択、炊飯米量(例えば、3カップなど)の設定を行い、炊飯開始を指示する(例えば、炊飯スイッチを押下する)。炊飯開始が指示されると、制御部18は、炊飯開始を指示する指示情報を受け取り、炊飯を開始する。
炊飯が開始されると、時間計測部17は炊飯開始からの経過時間tの計測を開始し(ステップS1)、予熱工程が開始される(ステップS2)。予熱工程が終了すると、昇温工程が開始される(ステップS3)。ステップS3の昇温工程において、制御部18は、鍋底温度センサ13が検知する温度Tが、第1の基準温度T1未満である(T<T1)か否かを判定する(ステップS31)。ステップS31において、制御部18が、鍋底温度センサ13が検知する温度Tが第1の基準温度T1以上である(T≧T1)と判定すると(ステップS31においてNO)、制御部18は、マグネットポンプ44に通電時間Aだけ電流を通電させて、給水部30に鍋状容器1内へ給水量Vaの給水をさせる(ステップS32)。
制御部18が、ステップS31において鍋底温度センサ13が検知する温度Tが第1の基準温度T1未満である(T<T1)と判定した場合(ステップS31においてYES)、又はステップS32において給水部30に鍋状容器1内へ給水量Vaの給水が完了した場合、制御部18は、内部温度センサ43が検知する鍋状容器1内の温度に基づいて、被加熱物の沸騰が検知されたかどうかを判定する(ステップS33)。沸騰が検知されたかどうかは、例えば、内部温度センサ43が検知する鍋状容器1内の温度が所定の温度に達したかどうかによって判定される。ステップS33において、制御部18が、被加熱物の沸騰が検知されなかったと判定した場合、処理はステップS31に戻り、制御部18は、鍋底温度センサ13が検知する温度Tが第1の基準温度T1未満である(T<T1)か否かを判定する。一方、ステップS33において、制御部18が、被加熱物の沸騰が検知されたと判定した場合、昇温工程は終了され、沸騰維持工程が開始される(ステップS4)。
ステップS4の沸騰維持工程において、制御部18は、鍋底温度センサ13が検知する温度Tが、第1の基準温度T1未満である(T<T1)か否かを判定する(ステップS41)。ステップS41において、制御部18が、鍋底温度センサ13が検知する温度が第1の基準温度T1以上である(T≧T1)と判定すると(ステップS41においてNO)、制御部18は、時間計測部17が計測する炊飯開始からの経過時間tが所定の第2の基準時間t1(以下「給水量変更時間t1」とも言う。)未満である(t<t1)か否かを判定する(ステップS42)。ステップS42において、制御部18が、時間計測部17が計測する炊飯開始からの経過時間tが給水量変更時間t1未満である(t<t1)と判定した場合(ステップS42においてYES)、制御部18は、マグネットポンプ44に通電時間Bだけ電流を通電させて、給水部30に鍋状容器1内へ給水量Vbの給水をさせる(ステップS43)。ここで、通電時間Bは、通電時間Aよりも短い。よって、ステップS43において鍋状容器1内に給水される給水量Vbは、ステップS32において鍋状容器1内に給水される給水量Vaよりも少ない。
ステップS42において、制御部18が、時間計測部17が計測する炊飯開始からの経過時間tが給水量変更時間t1以上である(t≧t1)と判定した場合(ステップS42においてNO)、制御部18は、時間計測部17が計測する炊飯開始からの経過時間tが給水量変更時間t1以上であり第1の基準時間t0(以下「給水終了時間t0」とも言う。)未満(t1≦t<t0)であるか否かを判定する(ステップS44)。ステップS44において、制御部18が、時間計測部17が計測する炊飯開始からの経過時間tが給水量変更時間t1以上であり給水終了時間t0未満である(t1≦t<t0)と判定した場合(ステップS44においてNO)、制御部18は、マグネットポンプ44に通電時間Cだけ電流を通電させて、給水部30に鍋状容器1内へ給水量Vcの給水をさせる(ステップS45)。ここで、通電時間Cは、通電時間Bよりも短い。よって、ステップS45において鍋状容器1内に給水される給水量Vcは、ステップS32において鍋状容器1内に給水される給水量Va及びステップS43において鍋状容器1内に給水される給水量Vbよりも少ない。
制御部18が、ステップS41において鍋底温度センサ13が検知する温度Tが、第1の基準温度T1未満である(T<T1)と判定した場合(ステップS41においてNO)、ステップS43において給水部30に鍋状容器1内へ給水量Vbの給水させた場合、ステップS45において給水部30に鍋状容器1内へ給水量Vcの給水させた場合、又はステップS44において炊飯開始からの経過時間tが給水量変更時間t1以上であり給水終了時間t0未満ではない(t≧t0)と判定した場合、制御部18は、鍋底温度センサが検知する温度Tが温度T2(以下、「沸騰維持工程終了温度T2」と言う。)以上である(T≧T2)か否かを判定する(ステップS46)。ステップS46において、制御部18が、鍋底温度センサが検知する温度Tが沸騰維持工程終了温度T2未満である(T<T2)と判定すると(ステップS46においてNO)、沸騰維持工程における鍋状容器1の加熱が続けられ、処理はステップS41に戻り、制御部18は、鍋底温度センサ13が検知する温度Tが第1の基準温度T1未満である(T<T1)か否かを判定する。ステップS46において、制御部18が、鍋底温度センサが検知する温度Tが沸騰維持工程終了温度T2以上である(T≧T2)と判定した場合(ステップS46においてYES)、沸騰維持工程は終了され、蒸らし工程が開始される(ステップS5)。蒸らし工程が終了すると、炊飯は終了する。
なお、図3の炊飯器100の給水炊飯の動作の説明において、第1の基準温度T1は、被加熱物の沸騰温度T0より高い温度である。また、給水終了時間t0は、炊飯開始時に、操作/表示部42で設定された炊飯米量に対する最適な水量で、炊飯した場合に、炊飯開始から鍋状容器1の温度が最初に第1の基準温度T1に達するまでの経過時間である。なお、給水終了時間t0は、おおよその米の量が分かれば決定することができ、米の量に多少のずれがある場合や、又は米の性質にばらつきがある場合でも、ほぼ同じ値である。
図4(a)及び(b)は、炊飯開始時に、米の量及び性質に対する最適な水量より少ない量の水で、炊飯した場合の、給水炊飯の炊飯工程における鍋状容器1及び鍋状容器1内の被加熱物の温度変化を示す図である。図4(a)及び(b)の横軸は炊飯開始からの経過時間であり、図4(a)及び(b)の縦軸は温度である。また、図4(a)及び(b)の実線は、鍋底温度センサ13が検知する鍋状容器1の温度を示し、図4(a)及び(b)の点線は、内部温度センサ43が検知する鍋状容器1内の被加熱物の温度を示している。図4(a)の場合、炊飯開始時における水量は、図4(b)の場合に比べて少なく、昇温工程において、給水量Vaの鍋状容器1内への1回目の給水が行われている。さらに、図4(a)では、沸騰維持工程の炊飯開始からの経過時間tが給水量変更時間t1以上であり給水終了時間t0未満(t1≦t<t0)である時間において、給水量Vcの鍋状容器1内への2回目の給水が行われている。図4(b)の場合、炊飯開始時における水の量は、図4(a)の場合よりも多く、沸騰維持工程の炊飯開始からの経過時間tが給水量変更時間t1未満(t<t1)である時間において、給水量Vbの鍋状容器1内への1回目の給水が行われている。さらに、図4(b)では、沸騰維持工程の炊飯開始からの経過時間tが給水量変更時間t1以上であり給水終了時間t0未満(t1≦t<t0)である時間において、給水量Vcの鍋状容器1内への2回目の給水が行われている。なお、図4(a)及び(b)に示されるように、炊飯工程の昇温工程及び沸騰維持工程(炊飯開始からの経過時間tが給水終了時間t0未満の場合)において、鍋状容器の温度がT1に達する毎に、1回の給水が行われる。また、図4(a)及び(b)の説明における第1の基準温度T1及び給水終了時間t0も、図3の説明におけるものと同じである。
また、給水部30による鍋状容器1内への1回当たりの給水量Va、Vb、Vcには、Va>Vb>Vcの関係が成り立つ。このように、制御部18は、炊飯開始からの経過時間が給水終了時間t0に近づくほど、給水部30による鍋状容器1内への1回当たりの給水量が少なくなるように、マグネットポンプ44に通電する電流の通電時間を制御する。また、鍋状容器1内への1回当たりの給水量Va、Vb、Vcは、操作/表示部42で設定された炊飯米量が多くなるにつれて、増加するようにしてもよい。また、給水量変更時間t1は、沸騰維持工程の開始時間から給水終了時間t0が経過するまでの半分程度の時間としてもよい。具体的には、沸騰維持工程全体の所要時間を5〜10分程度であるとし、沸騰維持工程開示時間から給水終了時間t0が経過するまでの時間を3〜9分程度であるとする。この場合、給水量変更時間t1は沸騰維持工程開示時間から少なくとも10分以内の時間であり、沸騰維持工程開示時間から給水終了時間t0が経過するまでの時間が約6分であるとすると、給水量変更時間t1は騰維持工程開示時間から3分以内の時間であることが望ましい。なお、図3及び図4(a)及び(b)の説明では、沸騰維持工程内において給水量を変更する給水量変更時間t1は1つであるが、沸騰維持工程内の複数の給水量変更時間において、給水部30による鍋状容器1内への1回当たりの給水量が少なくなるように、給水量が変更されてもよい。
なお、制御部18は、炊飯工程中に、水タンク温度センサ16が検知する水タンク31の温度に基づいて、水タンク加熱コイル15を制御することによって、水タンク31内の水の温度を制御する。例えば、制御部18は、昇温工程において、内部温度センサ43が検知する温度が沸点近傍の所定温度に達するまで、鍋底温度センサ13の検知する温度と水タンク温度センサ16が検知する温度が一致するように、水タンク加熱コイル15を制御する。そして、制御部18は、鍋底温度センサ43が検知する温度が沸点近傍の所定温度に達した後は、沸騰維持工程が終了するまで、水タンク温度センサが検知する温度がその沸点近傍の所定温度に一致するように、水タンク加熱コイル15を制御する。
以上に説明したように、実施の形態1に係る炊飯器100によれば、炊飯工程中に鍋底温度センサ13が検知する鍋状容器1の温度及び時間計測部17が計測する炊飯開始からの経過時間に基づいて、鍋状容器1内へ給水することによって、炊飯開始時における米量、米質、及び水量にばらつきがある場合であっても、米量及び米質に応じた適切な水量で炊飯が行われるので、美味しい米飯を提供することができる。
また、実施の形態1に係る炊飯器100によれば、米飯を美味しく炊き上げるために、炊飯開始時における水量を最適なものに正確に合わせるなどの手間を省くことができ(使用者が水位目盛に正確に水面を一致させるなどの必要がなく)、炊飯器の使い勝手を良くすることができる。
実施の形態1に係る炊飯器100では、炊飯器100の使用者が計量して、鍋状容器1内に収容した米の量が、炊飯器100の使用者が操作/表示部42で設定した炊飯米量からずれていた場合であっても、炊飯開始からの経過時間が給水終了時間t0になるまで、水が不足していることが検知される毎に、すなわち、鍋底温度センサ13が検知する鍋状容器1の温度が第1の基準温度T1に達する毎に、複数回に分けて、鍋状容器1内への所定量の給水が行われるため、炊き上がった米飯の質を良好なものとし、米飯を美味しく炊き上げることができる。例えば、実施の形態1に係る炊飯器100では、仮に鍋状容器1内に収容した米の量が、設定した炊飯米量より多い場合であっても、質の良好な米飯を炊飯し、米飯を美味しく炊き上げるための必要な量の水を、精度良く鍋状容器1内に給水することができる。逆に、実施の形態1に係る炊飯器100では、鍋状容器1内に収容した米の量が、設定した炊飯米量より少ない場合であっても、質の良好な米飯を炊飯し、米飯を美味しく炊き上げるための必要な量の水を、過不足なく鍋状容器1内に給水することができ、余分な量の水が鍋状容器1内に給水されるのを防ぐことができる。
また、実施の形態1に係る炊飯器100では、炊飯される米の性質にばらつきがある場合であっても、炊飯開始からの経過時間が給水終了時間t0になるまで、水が不足していることが検知される毎に、鍋状容器1内への給水が行われるため、炊き上がった米飯の質を良好なものとし、米飯を美味しく炊き上げることができる。
また、過度に乾燥した状態の米を炊飯した場合、少しの加熱であっても米の吸水が急激に進行する。そのため、鍋状容器1内の底部の近くの米の吸水量が多くなり、鍋状容器1内の上部側の米は水分の足りない状態になりやすい。このように過度に乾燥した状態の米を炊飯した場合、実施の形態1に係る炊飯器100は、水が不足していることが検知される毎に、鍋状容器1の上部から複数回に分けて給水するため、鍋状容器1内の上部側の米が水に触れる機会を増やし、鍋状容器1内の上部側の米の吸水を促進することができる。そのため、実施の形態1に係る炊飯器100は、鍋状容器1内の上部側の米と底部側の米の給水量のばらつきを抑えて、炊き斑の少ない米飯を炊き上げることができる。
なお、過度に乾燥した状態の米を炊飯する場合、通常の水分を含む米を炊飯する場合と比較して、鍋状容器1の温度と鍋状容器1内の空気温度との差が大きくなる傾向がある。このことを利用して、鍋底温度センサ13が検知する鍋状容器1の温度と内部温度センサ43が検知する鍋状容器1内の被加熱物の上方における温度とに基づいて、炊飯される米の乾燥具合を推定し、炊飯される米の乾燥具合に応じて鍋状容器1内への給水回数を変更することが望ましい。例えば、実施の形態1に係る炊飯器100において、制御部18は、鍋底温度センサ13が検知する温度と内部温度センサ43が検知する温度との差が所定値以上になった場合に、炊飯される米が乾燥していると判断し、鍋状容器1内への全体の給水量が多くなるように、鍋状容器1内への給水回数を変更することが望ましい。炊飯される米が乾燥している場合に、鍋状容器1内への全体の給水量が多くなるように、鍋状容器1内への給水回数を変更することによって、鍋状容器1内の上部側の米が水に触れる機会が増加し、鍋状容器1内の上部側の米と底部側の米の吸水量のばらつきを抑えて、炊き斑を効果的に低減することができる。
また、少量の米を炊飯する場合、炊飯工程中に使用する水の量が最適な量から少しずれただけで、炊き上がった米飯が硬くなり過ぎたり、軟らかくなり過ぎたりする傾向がある。つまり、炊飯米量が少ないほど、炊飯工程中に使用する水の量が最適な量からずれた場合に、炊き上がった米飯の質が低下しやすい傾向がある。そのため、炊飯米量が少ない場合に、給水部30による鍋状容器1内への1回当たりの給水量を少なくし、炊飯工程において給水部30による鍋状容器1内への給水が行われる回数を増やすようにすることが望ましい。具体的には、制御部18は、操作/表示部42で設定された炊飯米量に応じて、給水部30による鍋状容器1内への1回当たりの給水量を変更し、設定された炊飯米量が少ない場合には、給水部30による鍋状容器1内への1回当たりの給水量を少なくするように制御をすることが望ましい。このようにすることによって、炊飯米量が少ない場合に、炊飯工程中に使用する水の量の最適な量からのずれを小さくし、炊き上がった米飯の質を良好にし、米飯を美味しく炊き上げることができる。なお、給水部30による鍋状容器1内への1回当たりの給水量の変更は、制御部18がマグネットポンプ44に通電する電流の通電時間を変更することによって行うことができる。
さらに、炊飯米量が少なく、且つ炊飯工程の初期(例えば、炊飯開始からの経過時間tが給水量変更時間t1未満(t<t1)であるとき)において鍋状容器1内に給水する場合、給水される水流の勢いが強いと、その水によって米粒が動き、給水した水が当たる箇所が凹むことがある。そのため、炊飯米量が少ない場合であり、且つ炊飯工程の初期である場合、鍋状容器1内に給水する場合には、給水速度を遅くすることが望ましい。具体的には、制御部18は、操作/表示部42で設定された炊飯米量及び時間計測部17が計測する炊飯開始からの経過時間に応じて、給水部30が鍋状容器1内に給水する際の給水速度を変更し、設定された炊飯米量が少ない場合であり且つ炊飯工程の初期である場合に、給水部30が鍋状容器1内に給水する際の給水速度を遅くすることが望ましい。このようにすることによって、炊き上がり時における米飯の形状を良好にすることができる。なお、給水速度の変更は、制御部18がマグネットポンプ44に通電する電流の大きさを変更することによって行うことができる。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る炊飯器100Aの構成(断面構造及び制御系の構成を含む)の一例を概略的に示す図である。図5において、図1に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図1に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態2に係る炊飯器100Aは、内蓋20bの被加熱物の側に板状の給水部材(二重蓋)20cを備え付けている点において、実施の形態1に係る炊飯器100と相違する。実施の形態2に係る炊飯器100Aは、給水部材20cによって、鍋状容器1内に給水するための給水口(貫通孔)20c1,20c2,20c3の位置及び数を変更して、鍋状容器1内に供給される水の給水状態を切り替えることができる。
図6(a)及び(b)は、実施の形態2に係る炊飯器100Aの給水部材20cの構成の一例を示す平面図であり、図6(a)は穴あき蓋20cAを示し、図6(b)は穴あき蓋20cAに重ねられるスライド部材20cBを示す。図5に示される給水部材20cは、給水口20c1,20c2,20c3となる穴(貫通孔)を有する穴あき蓋20cAと、穴あき蓋20cAに重ねられ、回転させることによって給水口20c1,20c2,20c3の位置及び給水口20c1,20c2,20c3の数を変更するための板状部材であるスライド部材20cBとを有している。図6(a)及び(b)には、穴あき蓋20cAとスライド部材20cBのそれぞれを上から見た平面形状が示されている。穴あき蓋20cAが有する穴の内、スライド部材20cBによって塞がれない穴が、鍋状容器1内に給水するための給水口20c1,20c2,20c3となる。なお、穴あき蓋20cAは、スライド部材20cBの外周縁をスライド可能に保持することによって、スライド部材20cBは穴あき蓋20cAに対して回転可能になる。また、スライド部材20cBの回転方向の位置決めは、使用者が手でスライド部材20cBを回転させて行っても良い。スライド部材20cBを回転させる駆動力を、スライド部材20cBに付与する駆動手段を備えてもよい。この駆動手段は、例えば、駆動力を発生させる駆動力発生部としてのモータと、モータで発生した回転駆動力をスライド部材20cBに伝える駆動力伝達機構としてのギヤと、モータを駆動制御するための駆動回路とから構成することができる。また、水タンク31から供給される水が滞りなく鍋状容器1内に供給されるようにするため、穴あき蓋10cAはスライド部10cBより上側に設けるのが望ましい。
図7(a)から(c)は、実施の形態2に係る炊飯器100Aの給水部材20cの給水口20c1,20c2,20c3のパターンを示す図である。図7(a)は、給水部材20cの給水口(大径の貫通孔)20c2(第2の給水口)が給水部材20cの中心付近の1箇所である場合、図7(b)は、給水部材20cの給水口(大径の貫通孔)20c1(第1の給水口)が給水部材20cの外周付近の1箇所である場合、図7(c)は、給水部材20cの給水口(小径の貫通孔)20c3(第3の給水口)が給水部材20cの全面に広く分布して配置された16箇所である場合を示す。給水口20c1,20c2,20c3の位置及び数は、スライド部材20cBを回転させることによって、図7(a)〜(c)に示される3つのパターンに変更される。図7(a)の場合、給水部材20cの中央に設けられた給水口20c2を通った水は鍋状容器1内の被加熱物の上面の中央部に給水される。図7(b)の場合、給水部材20cの周縁部の給水口20c1を通った水は鍋状容器1内の被加熱物の上面の周縁部(鍋状容器1の内側の面近傍の位置)に給水される。図7(c)の場合、給水部材20cの全体に複数の給水口20c1,20c2,20c3が設けられ、給水口20c1,20c2,20c3を通った水はシャワーのように鍋状容器1内の被加熱物の上面全体の複数個所に給水される。このように、実施の形態2に係る炊飯器100Aでは、給水部30から送出される水は、給水経路41及び内蓋20bの蓋給水口20bDを通った後、給水部材20cの穴あき蓋20cAにおける給水口20c1、20c2、又は20c3を通って、鍋状容器1内に給水される。
以下のように、好ましい給水口20c1,20c2,20c3のパターンは、給水部30から鍋状容器1内に給水するタイミング、炊飯される米の量及び米の性質によって変わる。
炊飯工程の初期(例えば、炊飯開始からの経過時間tが給水量変更時間t1未満である(t<t1)とき)において、給水部30から鍋状容器1内に給水するときは、鍋状容器1内の被加熱物の上面の中央部に向けて注水すると、鍋状容器1内に収容された米の全体に水が行き渡るため、図7(a)に示されるように、給水口20c2を開口することが好ましい。なお、炊飯工程の初期に給水が必要になるのは、炊飯開始時における水量が最適な水量より大幅に少ない場合である。
また、少量の米を炊飯する場合には、鍋状容器1の内側の面に接する米が、加熱によって膨らみ、被加熱物の上面の中央部の米に比べて大きく盛り上がる。そのため、仮に、図7(a)に示されるような給水口20c2によって、鍋状容器1内の被加熱物の上面の中央部に給水すると、鍋状容器1の内側の面に接する米には水が行き渡らないことがある。その結果、鍋状容器1の内側の面近傍では、上部にある米飯が、硬く炊き上がることとなる。そのため、少量の米を炊飯する場合は、図7(b)に示されるように、給水口20c1を開口することによって、給水部30から鍋状容器1内に給水して、鍋状容器1の内側面に接する米に水が行き渡るようにすることが好ましい。
また、炊飯工程の後半(例えば、炊飯開始からの経過時間tが給水量変更時間t1以上である(t≧t1)とき)では、鍋状容器1内の米の粘性が高まった状態になっている。このような状態で、図7(a)及び(b)に示されるような給水口20c2,20c1によって、鍋状容器1内の被加熱物の上面の1箇所に集中して注水すると、水の分布に斑が生じることがある。このような水の分布の斑は、炊き斑の原因となる。そのため、炊飯工程の後半では、図7(c)に示されるように、複数の給水口20c3から、シャワーのように鍋状容器1内の被加熱物の上面全体に注水することが好ましい。なお、炊飯工程の後半に給水が必要になるのは、炊飯開始時における水量が最適な水量より僅かに少ない場合である。
また、過度に乾燥した米を炊飯する場合は、通常の水分を含む米を炊飯する場合よりも、米の吸水が早い。この場合、図7(a)及び(b)に示されるような給水口20c2,20c1によって、鍋状容器1内の被加熱物の上面の1箇所に集中して注水すると、注水された箇所の米が、過剰に吸水して、軟らか過ぎる状態で炊き上がることになる。そのため、過度に乾燥した米を炊飯する場合は、図7(c)に示されるように複数の給水口20c3からシャワーのように鍋状容器1内の被加熱物の上面全体の複数箇所に注水することが好ましい。
実施の形態2に係る炊飯器100Aでは、穴あき蓋20cAに重ねられているスライド部材20cBを回転させて、給水部材20cの給水口20c1,20c2,20c3の開口パターンを選択するが、給水部30から鍋状容器1内に給水するタイミング、炊飯される米の量及び米の性質に対して好ましいものとなるようにする。
実施の形態2に係る炊飯器100Aは、給水部材20cの給水口20c1,20c2,20c3のパターンを、給水部30から鍋状容器1内に給水するタイミング、炊飯される米の量及び米の性質に対して好ましいものに変更可能であるので、炊き上がった米飯の食味を向上させることができる。
なお、実施の形態2において、上記以外の点は、実施の形態1と同じである。
変形例.
上記の実施の形態1及び実施の形態2では、炊飯工程中に鍋状容器1内に給水する場合、給水部30に貯留された水をマグネットポンプ44によって鍋状容器1内に給水する方法を用いたが、本発明において炊飯工程中に鍋状容器1内に給水する方法は、上記の方法に限定されない。例えば、鍋状容器1内に給水するための給水口(実施の形態1における内蓋20bの蓋給水口20bD、実施の形態2における給水部材20cの給水口)を水道栓と繋いで、給水口と水道栓との間に開閉を切り替えることができる弁を備えるような構成を採用してもよい。
1 鍋状容器、 1a フランジ部、 10 本体、 11 容器カバー、 11a 孔部、 12 加熱コイル(第1の加熱部)、 13 鍋底温度センサ(第1の温度センサ)、 14 ヒンジ部、 15 水タンク加熱コイル(第2の加熱部)、 16 水タンク温度センサ(第3の温度センサ)、 17 時間計測部、 18 制御部、 20 蓋体、 20a 外蓋、 20b 内蓋、 20bA 蓋パッキン、 20bB 蓋蒸気口、 20bC 蓋孔部、 20bD 蓋給水口、 20c 給水部材、 20cA 穴あき蓋、 20c1 給紙口(第1の給水口)、 20c2 給水口(第2の給水口)、 20c3 給水口(第3の給水口)、 20cB スライド部材、 21 係止材、 22 カートリッジ、 22a 蒸気取入口、 22b 蒸気排出口、 30 給水部、 31 水タンク、 32 タンク蓋、 32a タンク給水口、 32b 連通管、 32c タンク通気孔、 41 給水経路、 41a 蓋側経路口、 41b タンク側経路口、 41c 経路部、 42 操作/表示部(操作部)、 43 内部温度センサ(第2の温度センサ)、 44 マグネットポンプ、 44a マグネットポンプモータ、 44b 羽根車ケーシング、 44bA 羽根車、 100,100A 炊飯器(加熱調理器)。

Claims (13)

  1. 被加熱物を収容する鍋状容器と、
    前記鍋状容器を加熱する第1の加熱部と、
    前記鍋状容器内に給水する給水部と、
    炊飯工程において前記第1の加熱部及び前記給水部を制御する制御部と
    使用者の指示が入力される操作部と
    を備え、
    前記制御部は、前記炊飯工程中に、複数回に分けて、前記給水部に前記鍋状容器内への給水を行わせ、前記操作部で入力された米の量が少ないほど、前記給水部による前記鍋状容器内への給水回数を増加させる
    炊飯器。
  2. 被加熱物を収容する鍋状容器と、
    前記鍋状容器を加熱する第1の加熱部と、
    前記鍋状容器内に給水する給水部と、
    炊飯工程において前記第1の加熱部及び前記給水部を制御する制御部と、
    使用者の指示が入力される操作部と
    を備え、
    前記制御部は、前記炊飯工程中に、複数回に分けて、前記給水部に前記鍋状容器内への給水を行わせ、前記操作部で入力された米の量が少ないほど、前記給水部による前記鍋状容器内への給水速度を小さくする
    炊飯器。
  3. 時間を計測する時間計測部をさらに備え、
    前記制御部は、前記時間計測部が計測する時間に応じて、前記給水部による前記鍋状容器内への給水速度を変更する
    請求項1又は2に記載の炊飯器。
  4. 時間を計測する時間計測部をさらに備え、
    前記制御部は、前記時間計測部が計測する時間に応じて、1回あたりの前記給水の給水量を変更する
    請求項1又は2に記載の炊飯器。
  5. 前記鍋状容器の温度を検知する第1の温度センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記炊飯工程中に前記第1の温度センサが検知した温度が予め決められた第1の基準温度に達した場合に、前記給水部に前記鍋状容器内への給水を行わせる
    請求項1からのいずれか1項に記載の炊飯器。
  6. 前記鍋状容器の温度を検知する第1の温度センサと、
    時間を計測する時間計測部と
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記炊飯工程の開始からの経過時間が予め決められた第1の基準時間未満であるときに、前記第1の温度センサが検知した温度が予め決められた第1の基準温度に達した場合に、前記給水部に前記鍋状容器内への給水を行わせる
    請求項1又は2に記載の炊飯器。
  7. 前記第1の基準温度は、前記被加熱物の沸騰温度よりも高い温度である請求項又はに記載の炊飯器。
  8. 前記炊飯工程は、
    前記第1の加熱部によって、前記被加熱物を沸騰状態にする昇温工程と、
    前記昇温工程の後に、前記第1の加熱部によって、前記被加熱物の前記沸騰状態を維持する沸騰維持工程と、
    を含み、
    前記昇温工程における1回あたりの前記給水の給水量は、前記沸騰維持工程における1回あたりの前記給水の給水量より大きい
    請求項1からのいずれか1項に記載の炊飯器。
  9. 前記炊飯工程は、
    前記第1の加熱部によって、前記被加熱物を沸騰状態にする昇温工程と、
    前記昇温工程の後に、前記第1の加熱部によって、前記被加熱物の前記沸騰状態を維持する沸騰維持工程と、
    を含み、
    前記昇温工程における1回あたりの前記給水の給水量は、前記沸騰維持工程における1回あたりの前記給水の給水量より大きく、
    前記沸騰維持工程で且つ前記炊飯工程の開始からの経過時間が予め決められた第2の基準時間未満の期間における1回あたりの前記給水の給水量は、前記沸騰維持工程で且つ前記炊飯工程の開始からの経過時間が予め決められた第2の基準時間以上の期間における1回あたりの前記給水の給水量より大きい
    請求項に記載の炊飯器。
  10. 前記被加熱物の温度を検知する第2の温度センサをさらに備え、
    前記第1の温度センサは、前記鍋状容器の底面の温度を検知し、
    前記制御部は、前記第1の温度センサによって検知される第1の温度と、前記第2の温度センサによって検知される第2の温度とに基づいて、前記給水の給水量を変更する
    請求項のいずれか1項に記載の炊飯器。
  11. 前記鍋状容器の開口部を開閉する蓋体をさらに備え、
    前記蓋体は、
    前記給水部から給水された水を前記鍋状容器内に導く複数の貫通孔が設けられた第1の板状部材と、
    前記第1の板状部材に回転可能に備えられ、回転位置に応じて前記複数の貫通孔を開閉させる第2の板状部材と
    を有する
    請求項1から10のいずれか1項に記載の炊飯器。
  12. 前記鍋状容器に給水される水を加熱する第2の加熱部をさらに備えた
    請求項1から11のいずれか1項に記載の炊飯器。
  13. 前記鍋状容器に給水される水の温度を検知する第3の温度センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記第3の温度センサの検知する温度に基づいて、前記第2の加熱部を制御する
    請求項12に記載の炊飯器。
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