JP2002017561A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2002017561A
JP2002017561A JP2000210672A JP2000210672A JP2002017561A JP 2002017561 A JP2002017561 A JP 2002017561A JP 2000210672 A JP2000210672 A JP 2000210672A JP 2000210672 A JP2000210672 A JP 2000210672A JP 2002017561 A JP2002017561 A JP 2002017561A
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JP
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water
rice
inner pot
amount
temperature
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JP2000210672A
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Mitsuru Honma
満 本間
Hideyuki Kimura
秀行 木村
Toshiaki Suzuki
利明 鈴木
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Hitachi Appliances Inc
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Hitachi Home Tech Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内鍋の加熱によって生じる炊飯過程の内鍋内
部の温度ムラを解消し、炊きムラの少ないふっくらとし
たご飯を得る方法を提供する。 【解決手段】 炊飯過程において、水加減を被加熱物に
必要な最小水量に調整しながら炊飯し、被加熱物を最小
熱容量で加熱させるともに、温度差の大きい部位に温水
を注水し、温度ムラの低減を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の炊飯器は、例えば特開平9-98884
号公報に開示されているように、炊飯器本体に収納され
た内鍋内の重量に応じた水を、蓋に設けた給水タンクか
ら自動的に供給する構造のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の炊飯
器では、炊飯回数による米と水の相対量のばらつきを低
減できても、炊飯の食味特性の改善はされないものであ
り、また、内鍋内の重量に応じた水量を検出するための
重量センサの装備の必要性から、製造コストが大幅に増
加するものである。また、炊飯量が多い場合、必要水量
が膨大であるため、給水タンクが大きくなり蓋体サイズ
が肥大するものであり、かといって蓋体に水道水を接続
させて水を供給する構造では、家庭用ジャー炊飯器の持
ち運び利便性を欠くことになるものである。
【0004】本願発明は、上記の課題のうち少なくとも
1つを解決するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、炊飯器にお
いて、使用者が炊飯米量に応じて、決められた水量を内
鍋と蓋体内部に分割、貯水させて、炊飯を開始し、炊飯
過程における時間変化に伴って、蓋体内で加熱された水
を内鍋に強制的に注水することによって解決される。つ
まり、蓋体に水を入れる隙間或いは、着脱可能なタンク
を設け、炊飯に必要な水量を予め分割してセットしてお
く。これにより、米飯の炊飯過程における最少必要水量
に炊飯水量を調整するように貯水部より内鍋内に注水さ
れ、米飯温度を均一にして炊飯を行えるので、炊きあが
りの炊飯ムラを低減できる。内鍋内への注水は、蓋体に
設けたバルブの開閉によって行われ、そのタイミングは
例えば炊飯開始からの時間や温度によって行われる。ま
た、注水する水の温度は、蓋体に内蔵されたヒータによ
ってコントロールされるので、適温適時の注水が可能と
なる。また、注水する水を貯水時或いは注水時にその硬
度や性質を改質することができる装置を設けても良い。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
炊飯器の断面図である。図1における炊飯器は、炊飯器
本体(以下本体と称す)28と、本体28に収納される
内鍋27と、内鍋27を加熱する加熱手段である加熱部
20と、加熱部20の出力を制御する制御部23と、内
鍋27の上方を覆う蓋体30と、蓋体30に着脱可能に
設けた水タンクよりなる本発明の注水手段である貯水部
3などが配置されている。
【0007】本体28には、内鍋27の温度を検出でき
る温度検出手段24がバネやゴム等の弾性体に接続され
た構造部に取り付けられている。ここで、温度検出手段
24は、例えばサーミスタ、熱電対等の接触式温度計或
いは赤外線等の非接触式温度計で構成することができ
る。
【0008】内鍋27は、外層が電磁性材料である例え
ばステンレス材、内層が高熱伝導性材料である例えばア
ルミ材で構成され、本体28の収納部26に内鍋27の
フランジ部で支持されて収納される構造となっており、
自在に収納部26から着脱することができる。
【0009】蓋体30は、内部に水を貯蔵できる隙間、
すなわち貯水部3と、この貯水部3と内鍋27内部を空
間的に連結できる電磁弁などよりなる弁部31と、貯水
された水を加熱するヒータ35と、内鍋27の上部に接
触するシール部32と、炊飯時の蒸気を排出する蒸気キ
ャップ33などから構成される。
【0010】貯水部3には、炊飯量に応じた給水量がわ
かるように、給水ライン3bが明示されている。貯水部
3は、蓋体30内部より着脱可能な構造となっており、
取り出して例えば水道等の給水蛇口に給水キャップ3a
を開けて現れる給水口3dを近づけて、水を注入するこ
とができる。ここで、給水口3dに浄水手段、或いは硬
度調整手段等の水改質手段を設けてもよい。浄水手段と
しては、活性炭や中空糸膜を、また硬度調整手段として
は、イオン交換樹脂を用いればよい。
【0011】貯水部3が収納される蓋体30内部には、
その一部に注水口3c及び例えば電磁弁などの弁部31
が配置され、貯水部3の水の注水水量及び注水時間タイ
ミングに応じて、内鍋27内部と貯水部3の連結空間を
自在に制御できる。この制御は、例えば制御基板23b
に組み込まれたタイマーや、前記温度検出手段24をも
とに行われる。ここで、貯水部3からの注水のために蓋
体30内部に小形ポンプを設け、強制的に押し出す、ま
たは噴き出す構造でもよい。
【0012】蓋体30内部のヒータ35は、貯水部3の
水温コントロールのみでなく、内鍋27内部の米飯や水
9を上面から加熱する役割も兼ねさせてもよい。
【0013】一方、内鍋27の下方に配置される加熱部
20は、渦状に形成された誘導加熱コイル20bと誘導
加熱コイル20b下方に放射状に設置された棒状のフェ
ライト20a等から構成される。加熱部20に通電が開
始されると、誘導加熱コイル20bに電流が流れ誘導加
熱コイル20b及びフェライト20aにより内鍋27底
部に磁界が発生し、この磁界によってフェライト20a
上部に相当する内鍋27外層のステンレス層に渦電流が
流れ熱損失となって発熱する。ステンレス層で発生した
熱は、内鍋27内層のアルミ層に熱伝導して全周に広が
るとともに内鍋27内部の米や水を加熱して、炊飯を行
うしくみとなっており、このような内鍋27の自己発熱
によって効率の良い加熱が実現できる。
【0014】ここで、本実施例では、加熱部20を内鍋
27下方にのみ配置したが、下方以外の内鍋27側面等
に同様の加熱部を配置した構造でもよい。また、加熱手
段は、ガスや電気シーズヒータなどを主とした加熱源で
あってもよい。尚、下方や側面に設けたヒータは一体で
はなく、複数個に分割され、別個に加熱制御させてもよ
い。内鍋27の加熱は、前記温度検出手段24によって
検出された温度データをもとに本体28内部に設けられ
た制御部23によって目標温度に制御される。
【0015】以下、上記構成からなる本実施例の作用に
ついて説明する。本発明のジャー炊飯器で炊飯調理を行
うには、まず、洗米或いは無洗米の炊飯に必要な水量を
内鍋27の内側に示す所定ライン(炊飯に要する全水量
のうち、貯水部への供給水量を差し引いた水量)まで給
水する。さらに、蓋体30の貯水部3へ給水口3dから
所定の給水ライン3b(炊飯に要する全水量のうち、内
鍋内の水量を差し引いた水量)まで給水しておく。例え
ば、必要な全水量の約10%から20%を貯水部3へ給
水し、残りの水量を内鍋27へ給水する。
【0016】炊飯を行うために、内鍋27を本体28の
収納部26に収納し、蓋体30で内鍋27を覆う。この
ときの内鍋27内の水量は、予熱過程において米が十分
水に浸る状態である。操作部22のスイッチを操作し、
炊飯が開始されると、制御部23より加熱部20の誘導
加熱コイル20bに電流が供給される。このとき、内鍋
27では、底部付近に磁界が発生し、内鍋27のステン
レス層に渦電流が流れ熱損失となってステンレス層が発
熱し、その熱がアルミ層に伝熱され内鍋27温度を上昇
させ、内鍋27内部の米と水9を加熱する。
【0017】よって、本発明では、加熱対象となる物質
の量を従来に比べて、少ない状態で炊飯を開始すること
ができるものである。炊飯が開始されると、内鍋27内
の米や水9は、徐々に加熱されて温度上昇し、米の内部
への水分吸収を高めるとともに、米の糊化が生じない温
度で保持されるように、温度制御される。
【0018】蓋体30の貯水部3は、例えば炊飯開始後
の時間によって、弁部31を開閉して注水口3cを介し
て、注水する。注水する水の温度は、蓋体30内部に設
けられたヒータ35によって、温度上昇させており、注
水によって内鍋27内の温度が均一化がされるように、
温度が設定される。例えば、注水する温度を内鍋27内
の米や水9と略同じ温度以上に設定し、熱の伝わり難い
箇所に注水してもよく、或いは米や水9より低い温度に
設定し、熱の伝わり易い箇所に注水してもよい。また、
弁部31による注水部分は、複数箇所であっても良い。
【0019】ここで、例えばヒータ35による貯水部3
の加熱は、誘導加熱コイル20bへの電流供給と対の位
相をもって行われる。つまり、誘導加熱コイル20bへ
の通電がOFF時に、ヒータ35への通電がONとな
り、交互に時間とともに加熱されていく。注水を行いな
がら、行われる炊飯によって、炊飯時の内鍋27内の米
や水の温度分布は温度差が小さくなり、炊きあがり時の
炊飯ムラを低減させることができる。また、必要最少水
量で加熱するため、内鍋27内の対流による流動性が向
上し、省エネ効果を有するものである。
【0020】炊飯は、図2に示す予熱工程、加熱工程、
むらし工程からなる。本発明の炊飯では、加熱部20に
よる加熱対象物の熱容量を小さくして炊飯するため、図
2に示すように、米飯温度の加熱感度が高まり、温度制
御性を高めることが容易となる。よって、予熱工程から
加熱工程への開始時間を従来のt10からt11へ、それに
伴い、加熱工程の終了時間を従来のt20からt21へと早
めることもでき、炊飯時間短縮による省エネ化が実現で
きる。
【0021】図3に図1の実施例で実現できる、水量を
調整して炊飯する他の実施例を示す。図示したグラフ
は、炊飯時間による内鍋27内の残留水量を、炊飯時に
米量が必要とする全水量(本発明における貯水部3と内
鍋27の合計水量)を1とした相対変化量で示した。
【0022】従来(図3破線で指示)の水量変化では、
炊飯開始時に米量に対して決められた水量を内鍋27に
入れ、炊飯が開始され、予熱工程、加熱工程を経て、水
分が米に吸収或いは外部へ蒸発していき、加熱工程途中
の時間t4で、ほとんどの水量が無くなっていくことが
分かる。
【0023】一方、本発明の構造では、炊飯開始時から
内鍋27内の水量を少なくし、不足分を例えば図1記載
の蓋体30の貯水部3に置く構成となっている。このた
め、時間t3まで、従来の水量変化に比べて、少ない水
量即ち小さい熱容量での炊飯を行っていることが分か
る。
【0024】本炊飯方法では、炊飯必要水量の不足分を
時間t3で一度に補っており、最終的に炊飯において必
要な水分量に戻している。ここで、補う水は一度ではな
く数回に分けて補ってもよい。
【0025】また、図4では、過不足水量の調整を炊飯
開始後から随時行っており、予熱工程で米は常時水に浸
されている程度の水加減に調整される。図示した注水で
は、微少水量をt4以降も注水し、内鍋27上下間で起
こる水分への接触時間差を減少させ、炊きあがり具合の
均一化を実現させるものである。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、炊飯器で加熱を要する
被加熱物の熱容量を調節することができるため、米量と
炊飯過程で必要な水量を確保しつつ炊飯することができ
る。このため、炊飯時の米と水の温度感度が高まり、加
熱時の昇温速度を向上させることができる。また、温度
の差異が大きい部分に、温水を注水できることから、米
飯の均一加熱炊飯ができる。よって、炊飯ムラを少なく
して食味性能を向上させた炊飯器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の断面図。
【図2】本発明による米飯温度感度を示す図。
【図3】実施の形態1における第1の炊飯方法による水
量変化図。
【図4】実施の形態1における第2の炊飯方法による水
量変化図。
【符号の説明】
3:貯水部、20:加熱部、27:内鍋、30:蓋体、
31:弁部、32:シール部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B055 AA03 BA22 BA27 BA63 CA21 CB21 CC28 CC52 CD02 CD22 CD44 CD61 DA02 DA04 DB02 DB14 EA03 GA04 GB03 GB04 GB08 GB12 GC03 GC24 GC31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内鍋と、内鍋上部に設けられた蓋体と、
    内鍋を加熱する加熱手段と、内鍋に水を注ぐ注水手段を
    備えた炊飯器であって、炊飯時の時間の経過に伴って、
    前記注水手段から、内鍋内に水を供給して、内鍋内の水
    量を変化させることを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 蓋体に所定水量を貯蔵できる隙間と、貯
    蔵した水を加熱できるヒータを備えたことを特徴とする
    請求項1記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 水を貯蔵する隙間が着脱可能なタンクで
    あることを特徴とする請求項2記載の炊飯器。
JP2000210672A 2000-07-06 2000-07-06 炊飯器 Pending JP2002017561A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015134259A (ja) * 2015-04-30 2015-07-27 タイガー魔法瓶株式会社 圧力型電気炊飯器
JP2017225723A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 三菱電機株式会社 炊飯器

Cited By (2)

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JP2015134259A (ja) * 2015-04-30 2015-07-27 タイガー魔法瓶株式会社 圧力型電気炊飯器
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