JP3354439B2 - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機

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JP3354439B2
JP3354439B2 JP15242297A JP15242297A JP3354439B2 JP 3354439 B2 JP3354439 B2 JP 3354439B2 JP 15242297 A JP15242297 A JP 15242297A JP 15242297 A JP15242297 A JP 15242297A JP 3354439 B2 JP3354439 B2 JP 3354439B2
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憲治 山根
智彦 松野
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肇 鈴木
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器類を洗浄する
ための食器洗い機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、食器洗い機では、洗浄室内の底
部に水を所定水位まで溜めて使用され、この水を洗浄室
内の食器類に噴射することによって、洗浄が行われる。
また、食器洗い機には、洗浄用の洗剤を投入するための
洗剤収容部を有するものがある。洗剤収容部は、例え
ば、洗浄室の前面開口を開閉可能に覆う扉の内壁に凹部
として形成されている。この凹部内に洗剤を入れた状態
で、扉を閉めて、洗浄を行うと、洗浄中に洗浄室内に噴
射される水が凹部内に入り、この水とともに洗剤が洗浄
室内に流し出されて、洗剤が水に投入されることとな
る。
【0003】このような凹部は、洗浄中に水が内部に入
るように、洗浄室内に開放されている。このために、扉
を閉める際に洗剤が洗浄室内の底部に落下してしまうこ
とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、洗浄室
底部に落下した洗剤は、利用されずに排出されて、無駄
になることがある。例えば、予め洗浄室をきれいにする
ために、洗浄前に水を洗浄室内に流して、その水を一旦
排出する場合がある。このような場合、上述のように洗
浄室底部に落下している洗剤は水とともに排出されてし
まい、利用できない。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述のような技
術的課題を解決し、洗剤収容部から零れた洗剤を有効に
利用できる食器洗い機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の食器洗い機は、収容した被洗
浄物を洗浄するために、給水および排水をすることがで
きる洗浄室と、この洗浄室を開閉可能に覆う扉に設けら
れ、洗浄室内に洗剤を投入するために洗浄室内に向けて
開放されている洗剤収容部とを備えた食器洗い機におい
て、洗剤収容部から洗浄室内に零れる洗剤を受けること
ができるように、洗剤収容部の下方にあって、洗浄室の
底部よりも高い位置に設けられた受け部と、水面が受け
部の上面に達しないように、洗浄室に給水する給水制御
手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】この構成によれば、扉の開閉に際して、洗
剤が洗剤収容部から零れることがある。このとき、洗浄
室内に零れる洗剤を受け部で受け止めることができる。
この受け部は、洗浄室底面よりも一段高いことによっ
て、仮に、洗浄室底部に水が給水されて洗浄に使用され
ずに排水されることがあったとしても、このときの排水
とともに受け部上の洗剤が排出されてしまうことを防止
できるので、洗剤を有効に利用することができる。
た、水面が受け部の上面に達しないように、洗浄室に給
水する給水制御手段があるから、受け部上にある洗剤が
給水時に流れてしまうことを確実に防止できるので、仮
に、給水された水が排出されることがあったとしても、
洗剤の排出を確実に防止できる。従って、洗剤をより一
層有効に利用することができる。
【0008】請求項2に係る発明の食器洗い機は、請求
項1に記載の食器洗い機において、洗剤収容部は、洗浄
室内から水を排水するための排水口の近傍を回避して配
置されていることを特徴とする。この構成によれば、請
求項1にかかる発明の作用に加えて、万一、洗剤収容部
から零れた洗剤が受け部の周囲に落下することがあった
としても、落下した洗剤は排水口に入り難いので、洗剤
の排出を抑制できる。従って、洗剤をより一層有効に利
用することができる。
【0009】請求項3に係る発明の食器洗い機は、請求
項2に記載の食器洗い機において、洗剤収容部は、洗浄
室内に水を流し込むための注水口の近傍を回避して配置
されていることを特徴とする。この構成によれば、請求
項2にかかる発明の作用に加えて、万一、洗剤収容部か
ら零れる洗剤が受け部の周囲に落下することがあったと
しても、落下した洗剤は、注水口からの水の流れから離
れているので、流され難く、その結果、洗剤の排出を抑
制できる。従って、洗剤をより一層有効に利用すること
ができる。
【0010】請求項4に係る発明の食器洗い機は、請求
項1乃至3の何れかに記載の食器洗い機において、受け
部は、洗浄室底部と一体に形成された段差状部であるこ
とを特徴とする。この構成によれば、請求項1乃至3の
何れかにかかる発明の作用に加えて、洗浄室底部に一体
化された受け部の形成は容易であるので、受け部を設け
ることに起因するコスト上昇を防止することができる。
また、段差状の受け部は、その上にある洗剤を、洗浄時
の水とともに確実に流し出すことができるので、その洗
剤をより一層有効に利用できる。また、段差状に一体成
形された受け部には汚れが溜まり難く、好ましい。
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の食
器洗い機を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる食器洗い機の概略
構成の側面断面図である。なお、図1には、被洗浄物と
しての食器の一例である皿Tも図示されている。
【0013】食器洗い機1は、食器を収納して洗浄する
ための洗浄室3と、洗浄室3内で食器を保持する食器か
ご4と、洗浄室3内へ水を複数の噴射口5aから噴射す
るアーム5と、アーム5へ管57を通じて水を圧送する
洗浄ポンプ51とを備えている。洗浄室3は、中空の箱
状に形成され、その前面に開口が区画され、この開口は
開閉可能な扉21で覆われている。また、洗浄室3の内
部は、容器状に形成され、その底部に水を溜めることが
できる。底部には、上方をフィルタ32で覆われた一段
低い水溜め凹部31が形成されて、洗浄室3内の水を集
めることができる。洗浄室3後方には、給水機構6が設
けられている。給水機構6は、管61やその途中に設け
られた電磁弁からなる給水弁62等を含み、管61の一
端は機外に導出されて、水道等の給水設備(図示せず)
に接続されている。この管61を通じて、注水口63か
ら洗浄室3内に給水することができる。給水された水
は、洗浄室3底部に溜められる。水溜め凹部31は、管
55を介して洗浄ポンプ51と接続されており、洗浄ポ
ンプ51が運転されると、水がアーム5から噴射され
る。そのときの水の反力によってアーム5が回転しつ
つ、水は食器かご4内の食器に吹き付けられて、食器を
むらなく洗浄することができる。その後、水は、洗浄室
3底部に戻り、循環しながら、洗浄が行われる。
【0014】また、洗浄室3下方には、排水ポンプ52
が設けられ、水溜め凹部31と排水管56を介して連通
している。排水ポンプ52によって、洗浄終了後、水
は、排水管56、管54を通じて排水される。これら排
水ポンプ52と洗浄ポンプ51とは、モータ53によっ
て駆動される。このモータ53の回転方向によって、洗
浄ポンプ51および排水ポンプ52の運転を切り換える
ことができる。
【0015】また、食器洗い機1には、洗浄室3内の底
部にヒータ8が設けられ、洗浄室3内に溜められた水を
加熱して温水にし、温水で洗浄やすすぎができる。ま
た、ヒータ8はその周囲の空気を加熱するとともに、洗
浄室3後部に設けられた送風ファン81が洗浄室3内の
空気を循環させることによって、温風で食器を乾燥させ
ることができる。
【0016】ところで、この食器洗い機1は、洗浄室3
内への洗剤投入のために扉21に設けられた洗剤収容部
21bと、この洗剤収容部21bから零れ落ちた洗剤を
受ける受け部3aとを備えている。というのは、扉21
を閉じる際に、洗剤が洗剤収容部21bから洗浄室3内
に零れることがある。このときに零れる洗剤を受け部3
aで受け止めることができる。この受け部3aによっ
て、仮に、洗浄室3底部に水が給水されて洗浄に使用さ
れずに排水されることがあったとしても、後述するよう
にして、排水される水とともに受け部3a上の洗剤が排
出されてしまうことを防止できるので、洗剤を有効に利
用することができる。
【0017】以下、詳細に説明する。扉21は、その下
端部に設けられた水平に延びる中心軸22を中心に開閉
することができる。開成状態で扉21は、その裏面21
aを水平にして且つ上方に向けて配置される。閉成状態
の扉21は、その裏面21aを垂直にして且つ後方に向
けて、洗浄室3の前面に沿って配置される。
【0018】図2は、図1の食器洗い機の断面平面図で
ある。図3は、図1の食器洗い機の要部断面側面図であ
る。なお、図3には、洗剤Wが、洗剤収容部21b内
と、受け部3a上にある状態が図示されている。洗剤収
容部21bは、扉21の裏面21aに窪んだ凹部として
形成されており、その内部は、扉21の閉成状態で洗浄
室3内に開放される。
【0019】洗剤収容部21bは、その内部に所定量の
洗剤を収容することができ、この洗剤を洗浄中に洗浄室
3内に投入することができる。すなわち、洗剤収容部2
1b内に洗剤を入れた状態で、扉21を閉めて、洗浄を
行うと、洗浄中に噴射される水が洗剤収容部21b内に
入る。この水とともに洗剤が洗浄室3内に流し出され
て、洗剤が水に投入されることとなる。
【0020】洗剤収容部21bの凹部の底面は、扉21
の閉成状態で、略鉛直面になるように形成されており、
扉21を閉める際に、洗剤収容部21b内部に収容され
ている洗剤が容易に零れ落ちないようにされている。ま
た、扉21の閉成状態での凹部の下面21cが略水平面
にして、若干後方に下り傾斜して形成されている。ま
た、洗剤収容部21bは、扉21の閉成状態で、洗浄室
3内の注水口63および排水口33の近傍を回避して配
置されている。例えば、洗剤収容部21bは、洗浄室3
の前部左側に配置されており、これに対して、注水口6
3は洗浄室3内の後部右側に、また、排水口33は洗浄
室3内の前部右側に配置されて、洗剤収容部21bは注
水口63および排水口33に対して正面視で反対側にあ
る。
【0021】というのは、注水口63から洗浄室3内に
水が注がれる。注がれた水は、洗浄室3内の底部右側に
あって前後に延びた窪み状部分34の流路を、ヒータ8
に沿って後ろから前に向けて流れて、水溜め凹部31に
至る。排水時には、水は、水溜め凹部31内の右側面部
に開口している排水口33から流れ出て、排水ポンプ5
2に吸い込まれる。このように流れる給水や排水時の水
の流れが、洗剤収容部21bの下方の近傍を通らないの
で、万一、受け部3aで洗剤を受け損なったとしても、
洗剤が水とともに排出されることを抑制することができ
る。
【0022】受け部3aは、洗浄室3底部としての洗浄
室3の底面および水溜め凹部31よりも一段高く形成さ
れている。受け部3aは、洗浄室3の前部内面に沿った
内側に、洗浄室3底面に対して段差状に、洗浄室3と一
体に形成されている。受け部3aは、所定の幅(前後方
向寸法)を有している。この幅は、扉21を閉める際の
衝撃で、洗剤収容部21b内にある洗剤が零れても、零
れた洗剤の大部分が受け部3a上に落下することのでき
るように設定されている。
【0023】また、受け部3aは、洗剤収容部21bよ
りも左右方向に広く、洗浄室3の前面開口全体にわたっ
て形成されており、上述のように零れる洗剤を確実に受
け止めることができる。また、受け部3aの上面は、略
水平に形成されており、その上にある洗剤が水溜め凹部
31へ向かって落下し難くされている。また、より詳細
には、受け部3aの上面は、洗浄室3内方へ向けて若干
下り傾斜しており、洗浄時に降り注ぐ水とともに、受け
部3a上の洗剤が洗浄室3内に流れ落ちることができる
ようにされている。
【0024】図1に戻って説明する。また、食器洗い機
1のハウジング2内には、各部を制御するためのマイク
ロコンピュータを含む制御部11と、洗浄室3の後方に
設けられた、洗浄室3底部に溜められている水位を検知
できる水位検知装置59とが備えられている。制御部1
1は、給水弁62、モータ53等を駆動することができ
る。また、制御部11には、水位検知装置59等の出力
が入力されている。
【0025】水位検知装置59は、水位に応じて出力を
連続的に変化させる水位センサであり、例えば、水位に
応じて変化する圧力を検知できる圧力センサ等によって
構成される。なお、水位検知装置59は、洗浄室3内の
所定水位に応じて動作するマイクロスイッチ等を含む水
位スイッチでもよい。食器洗い機1では、水位検知装置
59によって水位を検知することによって、制御部11
の制御のもと、洗浄やすすぎ用等の水を洗浄室3内の所
定水位に溜めることができる。所定水位としては、後述
する冷水処理用の給排水行程の第1の水位H1(図3参
照)と、洗浄やすすぎ用の第2の水位H2とが設定され
ている。第1の水位では、水面は受け部3aの上面に到
達しない。第2の水位は、第1の水位よりも高く、その
水面は受け部3aの上面を超えてヒータ8を覆う。
【0026】次に、食器洗い機の制御内容および動作を
説明する。まず、被洗浄物としての食器は食器カゴ4に
収容されて洗浄室3内に入れられる。また、洗剤は、扉
21の開成状態で、洗剤収容部21bに入れられる。そ
の後、扉21が閉じられて、食器洗い機の運転が開始さ
れる。ところで、この食器洗い機には、給湯器から温水
を供給することができる。しかしながら、常に温水が供
給されるとは限らない。例えば、給湯器と食器洗い機と
の間の配管中に冷めた水が残っていることがある。この
ような冷たい水を洗浄室3内に溜めて使うと、その後で
温水を供給しても、洗浄室3内に溜めた温水の温度が下
がってしまい好ましくない。このため、洗浄の前に、1
分間の給排水行程を行う。この給排水行程では、給水弁
62を開いて所定時間給水しながら、その間に排水ポン
プ52を運転して排水も行う。これによって、給水開始
直後に、冷たい水が給水されたとしても、この冷たい水
を排水して、その後に供給される温水のみできれいに洗
浄することができる。また、洗浄前に洗浄室3に一旦水
を溜めて排水することで、洗浄室3底部に残っている汚
れを流し出すことができ、給水した水が洗浄前に汚れて
しまうことを防止できる。この給排水行程では、上述の
ように水位を制御しつつ給水する給水制御処理が制御部
11によって行われる。このときの水位は第1の水位に
設定されており、水面が受け部3aの上面に達しないよ
うにされている。それゆえ、洗剤が受け部3aの上にあ
っても、水とともに排出されることがない。
【0027】次いで、洗浄行程が行われる。すなわち、
洗浄水が第2の水位まで給水される。水は、ヒータ8で
加熱されつつ、洗浄ポンプ51によってアーム5から洗
浄室3内へ噴射され、洗浄が行われる。このとき、洗剤
収容部21b内にある洗剤は、水で流し出されて、洗浄
室3内に流れ落ち、洗浄室3内に溜まっている水と混ざ
り合う。また、受け部3a上の洗剤は、第2の水位まで
溜められた水と混ざり、有効に利用される。洗浄終了
後、排水ポンプ52が運転される。
【0028】その後、すすぎ行程および乾燥行程が行わ
れて、全工程が終了する。このように本実施の形態によ
れば、扉21を閉じる際に、洗剤が洗剤収容部21bか
ら零れることがある。例えば、洗剤収容部21bに入れ
た洗剤の内で約3%の洗剤が零れる。このとき、洗浄室
3内に零れる洗剤を受け部3aで受け止めることができ
る。この受け部3aは、洗浄室3底面よりも一段高いこ
とによって、洗浄室3底部にある水が受け部3aの上に
流入することを防止できる。これによって、仮に、洗浄
室3底部に水が給水されて洗浄に使用されずに排水され
ることがあったとしても、このときに排水される水とと
もに、受け部3a上の洗剤が排出されてしまうことを防
止できる。従って、洗剤をその後で行われる洗浄時に使
用することができるので、洗剤を有効に利用することが
できる。
【0029】また、洗剤収容部21bは排水口33の近
傍を回避していることによって、万一、洗剤収容部21
bから零れた洗剤が受け部3a上で受け止められずにそ
の周囲に落下することがあったとしても、落下した洗剤
は排水口33に吸い込まれ難く、その結果、洗剤の排出
を抑制できる。従って、洗剤をより一層有効に利用する
ことができる。
【0030】また、洗剤収容部21bは、注水口63の
近傍を回避していることによって、万一、上述のように
洗剤が受け部3aの周囲に落下することがあったとして
も、落下した洗剤は注水口63からの水の流れから離れ
ているので、流れとともに流され難く、その結果、洗剤
の排出を抑制できる。従って、洗剤をより一層有効に利
用することができる。
【0031】また、洗剤収容部21bは、注水口63か
ら排水口33へ至る流路の近傍を回避していることによ
って、上述のように受け部3aの周囲に落下した洗剤は
水の流れによって流され難く、その結果、洗剤の排出を
抑制できる。従って、洗剤をより一層有効に利用するこ
とができる。また、段差状の受け部3aは、その上にあ
る洗剤を洗浄時の水とともに確実に流し出すことができ
るので、その洗剤をより一層有効に利用できる。
【0032】また、給排水行程で、給水時の水位を受け
部3aよりも低く給水制御することによって、給水時
に、受け部3aの上にある洗剤が流れることを確実に防
止できるので、給水された洗浄室3内の水が洗浄に利用
されずにそのまま排出されても、洗剤は受け部3a上に
残って、洗剤の排出を確実に防止できる。従って、洗剤
をより一層有効に利用することができる。
【0033】このように、洗剤の無駄がないので、無駄
になる分を見込んで、洗剤を投入する必要がなく、この
点でも、洗剤の無駄を無くすことができる。また、洗剤
を有効に利用して、きれいに洗浄することができる。ま
た、洗浄室3と一体に段差状の受け部3aの形成が容易
であるので、受け部3aを設けることに起因するコスト
上昇を防止することができる。
【0034】また、段差状に一体成形された受け部3a
には汚れが溜まり難く好ましい。なお、上述の実施の形
態では、洗浄室3内の水位は、2段階に設定されていた
が、これには限定されない。例えば、洗浄時の水位が受
け部3aを超えない場合も考えられ、この場合には、噴
射された水が受け部3a上に落下して、それによって、
受け部3a上の洗剤を有効に利用できる。また、上述の
給排水行程では、水位検知装置59によって水位が制御
されていたが、特に水位が設定されずに、給水と同時に
排水ポンプ52が駆動されることによって、結果的に水
面が受け部3aの上に至らなくされていてもよい。
【0035】また、上述の実施の形態では、洗浄前に給
水した水を一旦排水する給排水行程を有していたが、こ
の行程のない食器洗い機にも、本発明を適用することが
できる。要は、洗浄前に給排水可能な食器洗い機に適用
することができる。また、受け部3aは、洗浄室3底部
に一体に設けられていたが、これには限定されない。例
えば、洗浄室3と別体で形成された部材を受け部として
設けてもよい。また、閉じた状態の扉21の、洗剤収容
部21bの下方に位置する部分に受け部3aを設けるこ
とも考えられる。要は、受け部3aは、洗剤収容部21
bから零れる洗剤を受けられる位置であって、洗浄室3
底部よりも高い位置にあればよい。
【0036】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0037】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、以下の効
果を奏する。すなわち、扉を閉じる際に、洗剤が洗剤収
容部から零れても、零れる洗剤を受け部で受け止めるこ
とができる。このため、仮に、洗浄室に水が給水されて
洗浄に使用されずに排水されることがあったとしても、
受け部上にある洗剤が、排水とともに排出されてしまう
ことを防止されるので、洗剤を有効に利用することがで
きる。また、水面が受け部の上面に達しないように、洗
浄室に給水する給水制御手段があるから、受け部上にあ
る洗剤が給水時に流れてしまうことを確実に防止できる
ので、仮に、給水された水が排出されることがあったと
しても、洗剤の排出を確実に防止できる。従って、洗剤
をより一層有効に利用することができる。
【0038】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
かかる発明の効果に加えて、排水口の近傍を回避した洗
剤収容部は、そこから零れた洗剤が、万一受け部の周囲
に落下するとしても、落下する洗剤が排水口から水とと
もに排出されることを抑制することができる。従って、
洗剤をより一層有効に利用することができる。請求項3
に係る発明によれば、請求項2にかかる発明の効果に加
えて、注水口の近傍を回避した洗剤収容部は、そこから
零れる洗剤が万一受け部の周囲に落下するとしても、落
下する洗剤が注水口からの水とともに排出されることを
抑制できる。従って、洗剤をより一層有効に利用するこ
とができる。
【0039】請求項4に係る発明によれば、請求項1乃
至3の何れかにかかる発明の効果に加えて、受け部を洗
浄室底部に一体化することによって、容易に形成できて
コスト上昇を防止することができる。また、段差状の受
け部の上にある洗剤は洗浄時の水とともに確実に流れ出
るので、洗剤をより一層有効に利用できる。また、段差
状に一体成形された受け部には汚れが溜まり難く、好ま
しい。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる食器洗い機の概略
構成の断面側面図である。
【図2】図1の食器洗い機の断面平面図である。
【図3】図1の食器洗い機の要部断面側面図である。
【符号の説明】
1 食器洗い機 3 洗浄室 3a 受け部 11 制御部 21 扉 21b 洗剤収容部 33 排水口 63 注水口
フロントページの続き (72)発明者 実田 健一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 鈴木 肇 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 原田 哲夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−302240(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】収容した被洗浄物を洗浄するために、給水
    および排水をすることができる洗浄室と、 洗浄室を開閉可能に覆う扉に設けられ、洗浄室内に洗剤
    を投入するために洗浄室内に向けて開放されている洗剤
    収容部とを備えた食器洗い機において、 洗剤収容部から洗浄室内に零れる洗剤を受けることがで
    きるように、洗剤収容部の下方にあって、洗浄室の底部
    よりも高い位置に設けられた受け部と、 水面が受け部の上面に達しないように、洗浄室に給水す
    る給水制御手段と を備えたことを特徴とする食器洗い
    機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の食器洗い機において、 洗剤収容部は、洗浄室内から水を排水するための排水口
    の近傍を回避して配置されていることを特徴とする食器
    洗い機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の食器洗い機において、 洗剤収容部は、洗浄室内に水を流し込むための注水口の
    近傍を回避して配置されていることを特徴とする食器洗
    い機。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れかに記載の食器洗い
    機において、 受け部は、洗浄室底部と一体に形成された段差状部であ
    ることを特徴とする食器洗い機。
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