JP3820571B2 - 組立式箱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に野菜等の運搬等に使用される組立式箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、野菜等の運搬や保管には、段ボール紙製の箱が用いられており、このような段ボール箱の一例として図11に示す如きものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
この箱1は、図12の如く形成された板状材を組立てることにより形成され、折り目を介して一体に連接された左側板2、前側板3、右側板4及び背側板5が、左側板2の前側板3とは反対側の縁部を糊代6を介して背側板5の縁部にホッチキス形の止め金具や接着等により固定することによって箱の側壁部を形成し、左側板2及び右側板4の上下縁部にそれぞれ折り目を介して一体化された一対の内フラップ板7,7と、前側板3及び背側板5の上下縁部にそれぞれ折り目を介して一体化された一対の外フラップ板8,8とにより底部及び蓋部を形成するようになっている。
【0004】
この底部又は蓋部は、両外フラップ8,8を突き合わせ、その突き合わせ箇所に沿って粘着テープ9を貼り付けたり、外フラップ8,8を表面側からホッチキ
ス形の止め金具で内フラップ7,7に止着したりして形成される。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−301341号公報(0014段落、図1,図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来の技術では、箱を組み立てる際に止め金具や粘着テープ等を用いる為に組み立てることが煩雑になり、一方、箱を解体する際にも止め金具を外したり接着テープを剥がしたりしなければならないので、作業が煩雑になり、また、止め金具を外したり接着テープを剥がしたりする際に、段ボール箱が破損して綺麗な状態で再度利用ができないという問題がある。
【0007】
また、ホッチキス形の止め金具を使用する場合、止め金具が誤って野菜などの収容物に混入してしまうおそれがあり、更には、底部を粘着テープを用いて形成した場合、強度的に不安があり、収容物が重量の嵩むものであれば、底が抜けしてしまうおそれがあった。
【0008】
本発明は、このような従来の技術の状況を鑑み、止め金具や粘着テープ等を用いることなく、容易に組立て及び分解ができる上面に開閉可能な蓋部を備えた組立式箱の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1の組立式箱は、四角形の底板と、該底板の前背左右の各縁部にそれぞれ折り目を介して一体に形成された前側板、背側板、左側板及び右側板と、前記前側板と前記左側板の各側辺間を連結し、前記底板の隅を始点とした折り目が形成された前左側板間連結板と、前記前側板と前記右側板の各側辺間を連結し、前記底板の隅を始点とした折り目が形成された前右側板間連結板と、前記背側板と前記左側板の各側辺間を連結し、前記底板の隅を始点とした折り目が形成された背左側板間連結板と、前記背側板と前記右側板の各側辺間を連結し、前記底板の隅を始点とした折り目が形成された背右側板間連結板と、前記左側板及び/又は右側板の前記底板とは反対側の縁部に折り目を介して一体に形成された蓋用フラップ板とを備え、前記前側板及び背側板は、前記底板とは反対側の縁部に一定幅を有する上縁板を介して一体に形成された押さえ板をそれぞれ備え、前記押さえ板を前記上縁板の縁部を折り目として折り曲げて前側板及び背側板の内側面に重ね合わせ、前記左側板、右側板及び前記蓋用フラップ板をそれぞれ前記底板側に折り畳んだ状態で全体形状を平板状となし、各側板を前記底板に対して直角に立ち上げ、前記押さえ板の縁部をそれぞれ各連結板及び/又は左右側板に係合させることにより、上面に開閉可能な蓋部を備えた箱状に組み立てられるようにした組立式箱であって前記蓋用フラップ板に、両側縁に折り目を介して一体に形成された係止片を備えるとともに、前側板及び背側板に、上縁部に前記係止片が係合される係止孔を備え、かつ、前記左右両蓋用フラップ板にまたがらせた配置に被せられ、前記両蓋用フラップ板間の間隙を閉鎖する蓋用補助板を備え、該蓋用補助板には、縁部に取付用係止片を備え、該蓋用補助板を蓋用フラップ板上に被せた状態でその縁部の前記取付用係止片を、前記蓋用フラップ板の係止片が挿入される係止孔に係止させるようにしたことを特徴としている。
【0010】
このように構成することによって、ホッチキス形の止め金具や粘着テープ等を用いずに、上面に開閉可能な蓋部を備えた箱の組立て及び分解を容易に行うことができる。また、底部が周壁と一体化した一枚の底板からなっているので十分な強度を確保することができ、底抜けに対する十分な耐力を備えるとともに、粘着テープやホッチキス形の止め金具等を用いずに、好適に蓋部を閉じた状態にすることができ、更に、野菜等の収容物が箱内に収まりきらず、蓋用フラップ板が浮き上がって、蓋が閉じられないような場合でも、好適に箱の上面を閉じることができる。更に、野菜等の収容物が箱内に収まりきらず、蓋用フラップ板が浮き上がって、蓋が閉じられないような場合でも、蓋用補助板で蓋用フラップ板を押さえ、箱をそれ以上開かない状態にすることができる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の構成に加え、押さえ板が、前側板及び背側板の内側面上端部のみに重なることを特徴とする。
【0012】
このように構成することによって、箱高さが高いものであっても、材料、即ち展開された板状材の面積が少なく済み経済的である。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1又は2の構成に加え、押さえ板が、その側縁基端側より先端縁側に斜めに向けた折り目を形成して該折り目より折り畳まれる逃がし片部を備えたことを特徴とする。
【0014】
このように構成することによって、押さえ板が各連結板に干渉せず、容易に組立及び分解を行うことができる。
【0015】
請求項7の発明は、請求項1〜5又は6の構成に加え、押さえ板は、上縁板とは反対側の縁部に、連結板に係合される係合突起を備えたことを特徴とする。
【0016】
このように構成することによって、側板を押し広げようとする力に対して十分な強度が得られる
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る組立式箱の実施の形態を図について説明する。
【0018】
図1は本発明に係る上面に開閉可能な蓋部を備えた組立式箱の一例を示し、符号20は組立式箱である。
【0019】
組立式箱20は、段ボール紙等の紙製の板状材を図2に示すように組立式箱を展開した状態に打抜き、これを折曲加工することにより形成されている。
【0020】
この組立式箱20は、四角形の底板21と、底板21の前背左右の縁部にそれぞれ折り目22〜25を介して一体に形成された前側板26、背側板27、左側板28及び右側板29と、前側板26と左側板28の各側辺部を連結する前左側板間連結板30と、前側板26と右側板29の各側辺部を連結する前右側板間連結板31と、背側板27と左側板28の各側辺部を連結する背左側板間連結板32と、背側板27と右側板29の各側辺部を連結する背右側板間連結板33と、左側板28及び右側板29に折り目34,35を介して一体に形成された一対の蓋用フラップ板36,37とを備えている。
【0021】
前側板26は、底板21に折り目22を介して連続して形成され、その底板21とは反対側の縁部に前上縁板38を介して押さえ板39が一体に形成され、押さえ板39を前上縁板38の両縁部を折り目として折り曲げて前側板26の内側面に重ね合わせ、前押さえ板39の上縁板38とは反対側の縁部に形成された接着片39aを前側板26の内側面に接着剤により固着させている。
【0022】
背側板27は、底板21と折り目23を介して連続して形成され、その折り目23とは反対側の縁部には、背上縁板40を介して押さえ板41が一体に形成され、押さえ板41を背上縁板40の両縁を折り目として曲げて背側板27の内側面に重ね合わせ、押さえ板41の上縁板40とは反対側の縁部に形成された接着片41aを背側板27の内側面に接着剤により固着させている。
【0023】
接着片39a,41aは、押さえ板39,41の上縁板38,40と反対側の縁に切れ目39d,41dを入れるとともに、縁部と平行に折り目39b,39c、41b,41cを設けることにより形成され、図3に示すように、折り目39b,39c、41b,41cで折り曲げ、折り目39b、41bを境に縁側のみを接着剤により側板の内側面に固着させる。このようにすることによって上縁板38,40の幅が広くとも、無理なく押さえ板39,41を前側板26及び背側板27に接合することができる。
【0024】
前上縁板38及び背上縁板40は、一定幅を有する細長板状に形成され、前側板26又は背側板27の上縁部を構成している。
【0025】
押さえ板39,41は、上縁板38,40とその反対側縁部との間の幅が前側板26又は背側板27に対して短く形成され、前側板26及び背側板27の内側面上端部のみに重なるようになっている。
【0026】
押さえ板39,41には、その側縁基端側より先端縁側に斜めに向けた折り目42,42を形成して該折り目42より折り畳まれる逃がし片部43,43を備えている。
【0027】
押さえ板39,41の側縁、即ち逃がし片部43の側縁には、左側板28及び右側板29に対して係止される係合突起44,44が形成されている。
【0028】
左側板28は、底板21と折り目24を介して連続して形成され、その底板21と反対側の縁部には折り目34を介して蓋用フラップ板36が一体に形成されている。
【0029】
右側板29は、底板21と折り目25を介して連続して形成され、その底板21と反対側の縁部には折り目35を介して蓋用フラップ板37が一体に形成されている。
【0030】
また、左側板28及び右側板29の両側縁には、押さえ板39,41の側縁に設けられた係合突起44が挿入されて係合される係止孔45,45が貫通して形成されている。
【0031】
蓋用フラップ板36,37は、折り目34,35を回動中心として回動し、箱の上面中央部分で縁部が突き合わされ、箱の上面を覆うようになっている。
【0032】
この蓋用フラップ板36,37には、その両側縁部に折り目を介して係止片46,46が一体に形成されており、この係止片46が前側板26及び背側板27の上縁、即ち上縁板38,40上に形成された係止孔47,47に挿入されて着脱可能に係止されることによって、蓋用フラップ板36,37で箱上面を覆い、粘着テープ等を使用しないで蓋部を閉じることができる。
【0033】
前左側板間連結板30、前右側板間連結板31、背左側板間連結板32及び背右側板間連結板33は、それぞれ折り目48を介して固定部49と可動部50とから構成され、固定部49は、接着剤をもって前側板26及び背側板27の内面に接着されるようになっている。
【0034】
尚、組み立てられた際に、各連結板30,31,32,33の固定部49と可動部50とが重なり合った部分の一部が押さえ板39,41により押さえられるようになっている。
【0035】
次に、上記の組立式箱の組立方法について図4、図5を参照して説明する。
【0036】
まず、図4(a)〜(b)に示すように、折り目24に沿って左側板28及び蓋用フラップ板36を内側、即ち底板側に折り曲げ、底板21に重ねて折り畳む。そして、そのとき一緒に折られる各連結板30,32の固定部49を前側板26及び背側板27の重なり合った部分に接着剤等によって貼着させる。
【0037】
同様に、図4(b)〜(c)に示すように、折り目25に沿って右側板29及び蓋用フラップ板37を内側、即ち底板側に折り曲げ、左側板28及び蓋用フラップ板36に重ねて折り畳む。そして、そのとき一緒に折られる各連結板31,33の固定部49を前側板26及び背側板27の重なり合った部分に接着剤等によって貼着させる。
【0038】
このように各連結板30,31,32,33の固定部49を前側板及び背側板27の重なり合った部分に貼着させたことにより、前側板26及び背側板27を立ち上げると貼着された連結板30,31,32,33に連動して左側板28、右側板29も立ち上がるようになっている。
【0039】
そして、図4(c)〜(d)に示すように、押さえ板39を前上縁板38の両縁を折り目として折り曲げ、前側板26に重ね合わせ、重なり合った押さえ板39の接着片39aを前側板26の内側面を貼着させ、押さえ板41を同様に背上縁板40の両縁部を折り目として折り、背側板27に重ね合わせ、重なり合った押さえ板41の接着片41aを背側板27の内側面に貼着させる。
【0040】
これで一次組立が終了し、組立中間部材51が形成され、この状態で、運搬や保管等を行えば、平板状であるので重ねても嵩張らず効率がよい。
【0041】
次に、この組立中間部材51を図5(e)〜(f)に示すように、前側板26及び背側板27を立ち上げると、各連結板30,31,32,33が連動して、蓋用フラップ板36,37がそれぞれ一体に形成された左側板28及び右側板29も立ち上がる。このとき逃がし片部43,43…を立ち上げることにより、連結板30,31,32,33が前押さえ板39,41に邪魔されずに好適に作動する。
【0042】
そして、図5(f)〜(g)に示すように、各側板26,27,28,29を底板21に対して直角に立ち上げ、逃がし片部43,43を元に戻して、前押さえ板39,41各側縁の係合突起44,44を左側板28及び右側板29の係止孔45,45に係合させ、連結板30,31,32,33の固定部49と可動部50とが重なり合った部分を、前側板26と押さえ板39との間、或いは背側板27と押さえ板41との間で挟持する。
【0043】
これで、箱の上面に開閉可能な蓋部を備えた組立式箱20が形成される。
【0044】
そして、この箱20に野菜等の収容物を納めた後、図5(g)〜(h)に示すように、折り目34,35より蓋用フラップ板36,37を内側に折り曲げて蓋し、蓋用フラップ板36,37の側辺に設けられた係止片46,46を前側板及び背側板の上縁の係止孔47,47に係合させることによって、ホッチキス形の止め金具や粘着テープ等を用いずに閉じることができる。
【0045】
また、蓋部は、係止片46,46を前側板及び背側板の上縁の係止孔47,47から外すことで箱の外観を損なうことなく綺麗に開くことができる。
【0046】
この組立式箱20を分解する際には、蓋部を開いた状態で、逃がし片部43,43を立ち上げ、そのまま前側板26及び背側板27を寝かせると、各連結板30,31,32,33に連動して蓋用フラップ板36,37がそれぞれ一体に形成された左側板28及び右側板29も寝るので、一次組立が終了したときと同じ状態になる。
【0047】
尚、上述の実施例では、蓋用フラップ板36,37を箱上面中央部において突き合わせる形状のものについて説明したが、両蓋用フラップ板36,37の縁部間に隙間を設け、外部から空気を取り込めるようにしてもよい。
【0048】
また、野菜等の収容物が箱の中に入りきらずに蓋用フラップ板36,37が浮き上がってしまい、係止片46,46を前側板26及び背側板27の上縁に形成された係止孔47,47に係合させることができず、蓋を閉じることができない場合がある。
【0049】
このような場合には、図6に示すように、両蓋用フラップ板36,37の突き合わせ側縁部間の間隙を跨いで蓋用補助板60を上から被せ、その状態で蓋用補助板60の縁部に形成された取付用係止片61,61…を前側板26及び背側板27の上縁部、即ち上縁板の部分に形成された係止孔47,47に係合させることによって、蓋用補助板60で両蓋用フラップ板36,37を押さえ、蓋用フラップ板36,37がそれ以上開かないようにする、即ち箱の上部を閉鎖することができる。
【0050】
この蓋用補助板60は、図7に示すように、上述の組立式箱20と同一の材料を用いて平板状に形成され、縁部に取付用係止片61,61…が折り目を介して一体に形成されている。
【0051】
取付用係止片61は、鈎状に形成され、蓋用補助板60が浮き上がった蓋用フラップ板36,37に重ねられた状態でも係止孔47に挿入され係合させることができるように形成されている。
【0052】
更に、この蓋用補助板60の裏面、即ち蓋用フラップ板側面には、両面粘着テープ等の貼着手段62が設けられ、該貼着手段62を介して蓋用補助板60の両端部をそれぞれ蓋用フラップ板36,37に固定することによって、蓋用フラップ板36,37がそれ以上開かないようにしている。
【0053】
尚、貼着手段62は、必ずしも用いる必要はなく、取付用係止片61,61だけを用いても良い。
【0054】
上述の実施例では、押さえ板側縁に設けた係合突起44,44を左側板28及び右側版29に形成された係止孔45,45に係合させることにより、押さえ板が左側板28及び右側板29に対して係止されるようにした例について説明したが、図8に示すように、逃がし片部43,43の上縁板38,40とは反対側の縁部に折り目を介して係合突起70,70を設け、この係合突起70を各連結板30〜33に係合させることにより、押さえ板39,41を前側板26及び背側板27に対して係止させるようにしてもよい。
【0055】
この係合突起70は、図9に示すように、両側縁に鈎部70a,70aが突出した形状に形成されている。
【0056】
一方、各連結板30〜33の固定部49及び可動部50には、それぞれ折り目48を介して対称な位置に係合突起70が挿入される係止孔71,72が形成され、前側板26、背側板27には、重ねられる連結板30〜33の係止孔71,72の位置に合わせて逃げ用凹部73が形成されている。
【0057】
可動部側係止孔71は、係合突起70の最大幅Hより短く、最小幅hより長く形成され、固定部側係止孔72は、係合突起70の最大幅Hと略同じ長さに形成されている。また、可動部側係止孔71の両端には切れ目74が設けられている。
【0058】
各側板26〜29を立ち上げると、連結板30〜33の固定部49と可動部50とが重ね合わされ、可動部側係止孔71、固定部側係止孔72及び逃げ用凹部73が重なった状態となる。
【0059】
そして、係合突起70を折り目より折り曲げ、鈎部70aで切れ目74を押し広げながら可動部側係止孔71及び固定部側係止孔72に貫通させて挿入すると、切れ目74が係合突起70の挿入完了とともに元の状態に回復し、この切れ目74の内側に係合突起70の鈎部70aが当接されることにより抜け止めされる。このようにして、逃がし片部43,43が連結板30〜33に対して係着され、側板を押し広げようとする力に対して十分な強度が得られるようになっている。
【0060】
尚、係合突起70は、図10に示すように、矩形状に形成してもよい。この場合、可動部側係止孔71及び固定部側係止孔72は、係合突起70の幅と略同じ長さに形成され、可動部側係止孔には切れ目74を設けないでよい。
【0061】
また、上述の実施例では、逃がし片部43の側縁か、上縁板とは反対側の縁部のいずれかに係合突起44又は係合突起70を設けた例について説明したが、両箇所にそれぞれ係合突起44,係合突起70を設けるようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】
上述のように、本発明に係る組立式箱は、ホッチキス形の止め金具や粘着テープ等を用いずに、上面に開閉可能な蓋部を備えた箱状に簡単に組み立てることができ、また、組み立てた状態からの分解も容易に行うことができるので、箱の組立作業或いは分解作業の作業効率を向上させ、コストの削減を図ることができる。
【0063】
また、粘着テープ等を使用しないため、解体しても外観を損なわず、再利用を図ることができる。
【0064】
更に、底部が周壁と一体化した一枚の底板からなっているので十分な強度を確保することができ、底抜けに対する十分な耐力を備える。
【0065】
また、蓋用フラップ板に係止片を備え、前側板及び背側板の係止孔に着脱可能に係止させることによって、粘着テープやホッチキス形の止め金具等を用いずに、好適に蓋部を閉じた状態にすることができる。
【0066】
更に、蓋用補助板を用いることによって、箱内に収容物が収まりきらず、蓋用フラップ板が浮き上がってしまった場合でも、好適に箱上部を閉鎖すること、即ち蓋をすることができる。
【0067】
押さえ板を、前側板及び背側板の内側面上端部のみに重なるようにしたことによって、箱高さが高いものであっても、材料、即ち展開された板状材の面積が少なく済み経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明に係る組立式箱の実施の一例を示す斜視図、(b)は同蓋部を開いた状態を示す斜視図である。
【図2】 同上の展開図である。
【図3】 図1中の前側板(背側板)を示す断面図である。
【図4】 (a)〜(d)は同上の組立式箱の組立中間部材までの一次組立工程を示す斜視図である。
【図5】 (e)〜(h)は同上の組立式箱の組立中間部材から最終組立てまでの組立工程を示す斜視図である。
【図6】 蓋用補助板を使用した際の実施例を示す斜視図である。
【図7】 図6中の蓋用補助板を示す展開底面図である。
【図8】 本発明に係る組立式箱の他の一例を示す展開図である。
【図9】 同上の係合突起と連結板との係止状態を示す断面図である。
【図10】 同上の係合突起と連結板との係止状態の他の一例を示す断面図である。
【図11】 (a)は従来の組立式箱の一例を示す正面左上側から見た斜視図、(b)は同正面右下側から見た斜視図である。
【図12】 同上の箱の展開図である。
【符号の説明】
20 組立式箱
21 底板
22〜25 折り目
26 前側板
27 背側板
28 左側板
29 右側板
30 前左側板間連結板
31 前右側板間連結板
32 背左側板間連結板
33 背右側板間連結板
34,35 折り目
36,37 蓋用フラップ板
38 上縁板
39 押さえ板
40 上縁板
41 押さえ板
42 折り目
43 逃がし片部
44 係合突起
45 係止孔
46 係止片
47 係止孔
48 折り目
49 固定部
50 可動部
51 組立中間部材
60 蓋用補助板
61 取付用係止片
62 貼着手段
70 係合突起
71 可動部側係止孔
72 固定部側係止孔
73 逃げ用凹部
74 切れ目

Claims (4)

  1. 四角形の底板と、該底板の前背左右の各縁部にそれぞれ折り目を介して一体に形成された前側板、背側板、左側板及び右側板と、前記前側板と前記左側板の各側辺間を連結し、前記底板の隅を始点とした折り目が形成された前左側板間連結板と、前記前側板と前記右側板の各側辺間を連結し、前記底板の隅を始点とした折り目が形成された前右側板間連結板と、前記背側板と前記左側板の各側辺間を連結し、前記底板の隅を始点とした折り目が形成された背左側板間連結板と、前記背側板と前記右側板の各側辺間を連結し、前記底板の隅を始点とした折り目が形成された背右側板間連結板と、前記左側板及び/又は右側板の前記底板とは反対側の縁部に折り目を介して一体に形成された蓋用フラップ板とを備え、
    前記前側板及び背側板は、前記底板とは反対側の縁部に一定幅を有する上縁板を介して一体に形成された押さえ板をそれぞれ備え、前記押さえ板を前記上縁板の縁部を折り目として折り曲げて前側板及び背側板の内側面に重ね合わせ、
    前記左側板、右側板及び前記蓋用フラップ板をそれぞれ前記底板側に折り畳んだ状態で全体形状を平板状となし、各側板を前記底板に対して直角に立ち上げ、前記押さえ板の縁部をそれぞれ各連結板及び/又は左右側板に係合させることにより、上面に開閉可能な蓋部を備えた箱状に組み立てられるようにした組立式箱であって
    前記蓋用フラップ板に、両側縁に折り目を介して一体に形成された係止片を備えるとともに、前側板及び背側板に、上縁部に前記係止片が係合される係止孔を備え、
    かつ、前記左右両蓋用フラップ板にまたがらせた配置に被せられ、前記両蓋用フラップ板間の間隙を閉鎖する蓋用補助板を備え、
    該蓋用補助板には、縁部に取付用係止片を備え、該蓋用補助板を蓋用フラップ板上に被せた状態でその縁部の前記取付用係止片を、前記蓋用フラップ板の係止片が挿入される係止孔に係止させるようにしたことを特徴としてなる組立式箱。
  2. 押さえ板は、前側板及び背側板の内側面上端部のみに重なる請求項1に記載の組立式箱。
  3. 押さえ板は、その側縁基端側より先端縁側に斜めに向けた折り目を形成して該折り目より折り畳まれる逃がし片部を備えた請求項1又は2に記載の組立式箱。
  4. 押さえ板は、上縁板とは反対側の縁部に、連結板に係合される係合突起を備えた請求項1,2又は3に記載の組立式箱。
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