JP3816335B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置、複写機、プリンター装置等からなる画像読取装置に関し、画像読取部に帯電する静電気を簡単な構成で接地することができる画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置、複写機、プリンター装置等からなる画像読取装置にあっては、原稿の読取時の白基準となるポリエステルフィルムを備えており、このポリエステルフィルムとスリットガラスの間に原稿を搬送してスリットガラスの下方に設けられたスキャナで原稿を読み取るようになっている。
【0003】
このポリエステルフィルムは、原稿の搬送スペースおよび読取時の画像の精度を確保するためにスリットガラスと一定の間隔を保持して配設する必要があるため、金属製の圧板に取付けられるとともに圧縮スプリングによって圧板をスリットガラスに向かって押圧するように構成されている。
【0004】
従来のこの種の圧板を備えた画像読取装置としては、例えば、図8、9のように示される。図8、9において、1は複写機であり、この複写機1は原稿トレイ2に載置された原稿3を分離ローラ対4および搬送ローラ対5、6によってスリットガラス7に搬送するようになっている。
【0005】
スリットガラス7の下方には密着型のイメージセンサ8が設けられており、このイメージセンサ8によって搬送される原稿の画像が読取られる。また、スリットガラス7の上方には原稿の読取時の白基準となるポリエステルフィルム9が設けられており、このポリエステルフィルム9は圧板10に取付けられている。この圧板10の両端部には摺動孔10aが設けられており、この摺動孔10aは読取ユニットのフレーム11に設けられた係合部11aに摺動自在に取付けられている。
【0006】
また、フレーム11と圧板10の間には圧縮スプリング12が介装されており、この圧縮スプリング12は圧板10をスリットガラス7に向かって付勢している。また、スリットガラス7の両端部にはスペーサ13が設けられており、圧縮スプリング12によって圧板10が付勢されたときに、ポリエステルフィルム9がスペーサ13に当接することにより、ポリエステルフィルム9とスリットガラス7が一定の隙間に維持し、原稿の搬送スペースの確保とイメージセンサ8の読取時の焦点を合わせるようになっている。
【0007】
また、スリットガラス7に搬送される原稿の先端が読取センサ14によって読み取られたときにイメージセンサ8が作動されて原稿の読取りが行なわれるようになっており、スリットガラス7の上方で読取りが終了した原稿は排紙ローラ対15、16によって排紙トレイ17に排紙されるようになっている。
【0008】
なお、図9において、符号18は搬送ローラ対6および排紙ローラ対15、16を駆動する駆動モータである。
【0009】
一方、近時の画像読取装置にあっては、低価格化および軽量化を図るために装置を構成する部品の大部分がモールド樹脂から構成されるようになっており、当然のことながらスリットガラス7の周囲の画像読取ユニットを構成する部品もモールド樹脂が多用されている。例えば、図9に示す読取ユニットでは、フレーム11がモールド樹脂から構成されている。なお、図9においては読取ユニットの全体を図示していないがフレーム11は読取ユニットの大部分を占めている。
【0010】
ところで、従来の画像読取装置は、ジャム原稿の除去を容易に行なうことができるようにするとともに、イメージセンサ8の清掃を容易に行なうことができる等するために、スリットガラス7やイメージセンサ8が設けられた装置本体に対して読取ユニットが設けられた自動原稿搬送装置を開閉自在にしている。
【0011】
このため、圧縮スプリング12を用いて圧板10を押圧するようにして圧板10を可動式にすることにより、自動原稿搬送装置の組付け精度の影響を受けないようにしてスリットガラス7とポリエステルフィルム9の距離を一定に保つようにしているが、この圧板10はポリエステルフィルム9とスリットガラス7の間の距離を一定に保つためにポリエステルフィルム9の取付け面の平面度を高く加工することができる上に高い強度を確保することができる金属製の部材から構成されているため、原稿の読取時にポリエステルフィルム9が原稿と接触する度に接触抵抗によって読取ユニットに静電気が帯電されている。
【0012】
この静電気は当然のことながらモールド樹脂よりも金属製の圧板10を通してリークされることが多いため、圧板を接地部に接地する必要がある。すなわち、圧板10からイメージセンサ8にリークされると、読取不良が発生してしまうことがあり、また、圧板10から読取センサ14にリークされると、読取センサ14が原稿の検知を行なうことができない等の不具合が発生してしまうため、これらセンサに近接する圧板10を接地する必要がある。
【0013】
従来では、モールド樹脂から構成されるフレーム11に導電性樹脂を用いて圧板10に静電気が集中して帯電しないようにしたり、図10に示すように圧板10にアース線18を取付け、このアース線18を、例えば、モータ17をフレーム11に固定する金属製の取付け板19に取付けたり、フレーム11の任意の位置に取付けられた導電性部材に取付けることにより、取付け板19から接地部に接地するようにしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、モールド樹脂から構成されるフレーム11に導電性樹脂を用いたものにあっては、モールド樹脂の価格自体が高いことから画像読取装置のコストがその分だけ高くなってしまうという問題があった。
【0015】
また、圧板10にアース線18を取付けたものにあっては、別体のアース線18を用意してこのアース線18を圧板にネジや溶接等によって固定する必要があるため、部品点数の増加、コスト高および組付け作業の増加による作業性の悪化等の問題が発生してしまった。
【0016】
そこで本発明は、簡単な構成で圧板を接地することができるようにして、部品点数が増大するのを防止してコストが高くなるのを防止することができるとともに、接地用の押圧部材の組付け作業の作業性を向上させることができる画像読取装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、上記課題を解決するために、スリットガラスに搬送された原稿を前記スリットガラスの下方に固定された画像読取手段によって読み取るようにした画像読取装置であって、前記画像読取手段が原稿を読み取るときの白基準となるポリエステルフィルムが取付けられた導電性の圧板と、前記ポリエステルフィルムが前記スリットガラスと一定の隙間を維持して前記スリットガラスに対向するように、前記圧板を前記スリットガラスに向かって押圧する押圧部材とを備え、前記押圧部材の一端部が前記圧板に取付けられるとともに、他端部が非導電性のフレームに取付けられた画像読取装置において、前記押圧部材の他端部側に、所定方向に延設される延設部を設けるとともに、該延設部の延設方向先端を、前記フレームの所定箇所に設けられ、接地部に電気的に接続された導電性部材に接続することを特徴としている。
【0018】
その場合、圧板を押圧する既存の押圧部材に延設部を設けて圧板を接地することにより、画像読取手段に静電気がリークされてしまうのを防止することができるため、接地用の部材を新たに設けるのを不要にして簡単な構成で圧板を接地することができる。このため、接地用の部材の部品点数が増大するのを防止してコストが高くなるのを防止することができるとともに、接地用の押圧部材を従来と同様に圧板に組付けることができるため、組付け作業の作業性が低下するのを防止することができる。
【0019】
第2の発明は、上記課題を解決するために、スリットガラスに搬送された原稿を前記スリットガラスに向かって搬送する画像読取装置であって、画像読取手段が原稿を読み取るときの白基準となるポリエステルフィルムが取付けられた導電性の圧板と、前記ポリエステルフィルムが前記スリットガラスと一定の隙間を維持して前記スリットガラスに対向するように、前記圧板を前記スリットガラスに向かって押圧する押圧部材と、前記スリットガラスの原稿搬送方向上流側で、かつ前記スリットの近傍に設けられ、原稿を検知する原稿検知手段とを備え、前記押圧部材の一端部が前記圧板に取付けられるとともに、他端部が非導電性のフレームに取付けられた画像読取装置において、前記押圧部材の他端部側に、所定方向に延設される延設部を設けるとともに、該延設部の延設方向先端を、前記フレームの所定箇所に設けられ、接地部に電気的に接続された導電性部材に接続することを特徴としている。
【0020】
その場合、圧板を押圧する既存の押圧部材に延設部を設けて圧板を接地することにより、原稿検知手段に静電気がリークされてしまうのを防止することができるため、接地用の部材を新たに設けるのを不要にして簡単な構成で圧板を接地することができる。このため、接地用の部材の部品点数が増大するのを防止してコストが高くなるのを防止することができるとともに、接地用の押圧部材を従来と同様に圧板に組付けることができるため、組付け作業の作業性が低下するのを防止することができる。
【0021】
第3の発明は、上記課題を解決するために、前記押圧部材が圧縮スプリングからなることを特徴としている。
【0022】
その場合、押圧部材のコストをより一層低減することができる。
【0023】
第4の発明は、上記課題を解決するために、前記押圧部材が板バネからなることを特徴としている。
【0024】
その場合、押圧部材のコストをより一層低減することができる。
【0025】
第5の発明は、上記課題を解決するために、前記延設部を前記押圧部材の延在方向と略直交方向に延設させたことを特徴としている。
【0026】
その場合、押圧部材に圧縮スプリングを使用した場合に、圧縮スプリングをフレームに取付ける際に延設部の先端を接地部に接続したときに、圧縮スプリングの捩り力を利用して延設部に確実に接続することができる。
【0027】
このため、延設部の先端を接地部に接触させる場合には、延設部の先端が接地部から離れてしまうのを確実に防止して接地を確実に行なうことができる上に、圧縮スプリングの組付けをより簡単に行なうことができる。
【0028】
第6の発明は、上記課題を解決するために、前記フレームに開口部を設け、前記延設部を前記開口部を通して前記接地部に延設したことを特徴としている。
【0029】
第7の発明は、上記課題を解決するために、前記延設部を前記押圧部材の延在方向と並行に延設させるとともに、前記フレームに開口部を設け、前記延設部を前記開口部を通して前記接地部に延設したことを特徴としている。
【0030】
請求項6または7記載の発明では、押圧部材に圧縮スプリングを使用したときに圧縮スプリングをフレームに取付ける場合には、圧縮スプリングのフレーム側端部をフレームの突起等に圧入することが一般的である。
【0031】
この圧入時には圧縮スプリングを回転させる動作が発生するため、延設部の先端と接地部の接続位置が大きくばらついてしまう。そこで、フレームに開口部を設け、延設部をこの開口部を通して接地部に延設すれば、押圧部材の取付け時に延設部が開口部の周縁に当って位置決めされて接地部から大きく位置ずれすることがなく、押圧部材の組付け作業の作業性をより一層向上させることができる。
【0032】
第8の発明は、上記課題を解決するために、前記接地部が前記導電性部材の上方に位置するとともに、前記延設部の先端が挿通される挿通孔を有し、前記挿通孔と前記フレームの開口部の位置を水平面内でずらしたことを特徴としている。
【0033】
その場合、延設部をフレームの開口部を通して接地部の挿通孔に挿通したときに、挿通孔と開口部の位置が水平面内でずらされている分だけ、挿通孔に挿通された延設部の先端を撓ませて挿通孔の周縁に強く接触させることができる。このため、延設部の先端が接地部から離れてしまうのを確実に防止して接地を確実に行なうことができる。
【0034】
第9の発明は、上記課題を解決するために、前記延設部は、先端に係合爪を有する圧縮スプリングから構成され、前記係合爪が前記導電性部材に設けられた係合部に係合されることを特徴としている。
【0035】
その場合、延設部が先端に係合爪を有する圧縮スプリングから構成されているため、接地部の位置が不定な場合であっても、延設部を構成する圧縮スプリングを伸ばしてフリーな位置にある導電性部材に延設部の先端を接続することができ、押圧部材の組付け作業の作業性をより一層向上させることができる。
【0036】
第10の発明は、前記導電性部材が、原稿を搬送する搬送ローラを回転自在に支持する取付け板を含んで構成され、前記延設部の先端が前記取付け板に接続されることを特徴としている。
【0037】
第11の発明は、上記課題を解決するために、前記導電性部材が、原稿を搬送する搬送ローラを回転駆動するモータを支持する取付け板を含んで構成され、前記延設部の先端が前記取付け板に接続されることを特徴としている。
【0038】
請求項10または11記載の発明によれば、専用の接地部を新たに設けるのを不要にして既存の導電性部材を利用して圧板を接地することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0040】
図1〜3は本発明に係る画像読取装置の第1実施形態を示す図である。なお、画像読取装置としては、ファクシミリ装置、複写機、プリンター装置等があるが、本実施形態は複写機に適用したものについて説明する。
【0041】
まず、構成を説明する。図1において、複写機21の本体21aの上面には自動原稿搬送装置(以下、ADFという)22が開閉自在に設けられており、このADF22は原稿束Pを載置する原稿トレイ23を備えている。この原稿トレイ23にはサイドフェンス24が設けられており、このサイドフェンス24は原稿束Pの幅方向を揃えるようになっている。
【0042】
また、原稿トレイ23の原稿搬送方向下流側にはピックアップローラ25が設けられており、このローラ25が原稿束Pに当接離隔するように上下動するようになっている。また、ピックアップローラ25の近傍にはフィラー26が設けられており、このフィラー26は原稿束Pの先端が当接したときに移動するようになっている。このフィラー26の下方には原稿検知センサ27が設けられており、このセンサ27はフィラー26が移動したときにフィラー26が検知しなくなるため、原稿トレイ23に原稿束Pが載置されたことを検出して図示しないコントローラに信号を出力する。
【0043】
コントローラはこの信号が入力すると、ピックアップローラ25を原稿束Pから離隔した位置から原稿束Pに当接する位置に移動して原稿束Pを給紙する。
【0044】
また、ピックアップローラ25の搬送方向下流側にはフィードローラ28およびフィードローラ29が設けられており、ピックアップローラ25によって給紙されて原稿は共に時計方向に回転する両ローラ28、29によって原稿束Pから最上位に位置する原稿のみが分離給紙されるようになっている。
【0045】
この分離された原稿は駆動ローラ30aと従動ローラ30bからなる搬送ローラ対30および駆動ローラ31aと従動ローラ31bからなる搬送ローラ31によって本体21aの上面に設けられたスリットガラス32に分かって搬送されるようになっており、スリットガラス32の下方に固定された密着型のイメージセンサ(画像読取手段)33によって原稿の画像が読み取られるようになっている。
【0046】
また、スリットガラス32の原稿搬送方向下流側の近傍には原稿検知センサ(原稿検知手段)34が設けられており、このセンサ34は原稿の先端を検知してコントローラに信号を出力するようになっている。コントローラはこの信号が入力するイメージセンサ33を作動して原稿の画像の読取りを開始する。
【0047】
一方、スリットガラス32の上方には原稿の読取時の白基準となる非導電性部材からなるポリエステルフィルム35が設けられており、このポリエステルフィルム35は金属製の圧板36に取付けられている。この圧板36の両端部には摺動孔36aが設けられており、この摺動孔36aは読取ユニットの非導電性部材からなるフレーム37に設けられた係合部37aに摺動自在に取付けられている。
【0048】
また、フレーム37と圧板36の間には圧縮スプリング(押圧部材)38が介装されており、この圧縮スプリング38は一端部が圧板36に固定されるとともに他端部がフレーム37に設けられた突起37bに圧力され、圧板36をスリットガラス32に向かって付勢している。
【0049】
また、スリットガラス32の両端部にはスペーサ39が設けられており、圧縮スプリング38によって圧板36が付勢されたときに、ポリエステルフィルム35がスペーサ39に当接することにより、ポリエステルフィルム35とスリットガラス32が一定の隙間に維持し、原稿の搬送スペースの確保とイメージセンサ33の読取時の焦点を合わせるようしている。
【0050】
そして、このポリエステルフィルム35とスリットガラス32の間に搬送された原稿がイメージセンサ33によって読取られると、この原稿は駆動ローラ43aと従動ローラ43bからなる排紙ローラ対43および駆動ローラ44aと従動ローラ44bからなる排紙ローラ対44によって排紙トレイ45に排紙されるようになっている。
【0051】
また、フレーム37の側部にはモータ40が設けられており、このモータは導電性部材からなるモータブラケット40aを介してフレーム37に取付けられた導電性の取付け板41に固定されている。このモータ40のモータ軸40bにはタイミングベルト42を介して排紙ローラ対30の駆動ローラ30aおよび排紙ローラ対43、44の駆動ローラ43a、44aの回転軸46、47、48に接続されており、モータ40はタイミングベルト42を介して各ローラ対30、43、44を回転駆動するようになっている。なお、回転軸46〜48は導電性部材から構成されている。
【0052】
一方、圧縮スプリング38のフレーム37側の他端部には棒状の延設部38aが一体的に設けられており、この延設部38aは圧縮スプリング38の延在方向(上下方向)と略直交方向に延設されている。
【0053】
また、この延設部38aの先端は取付け板41に設けられた接地片41aに接触(接続)されており、取付け板41は複写機21の接地部に電気的に接続されている。
【0054】
このような構成を有する複写機21の読取りユニットにあっては、圧板36を押圧する圧縮スプリング38に延設部38aを設け、この延設部38aの先端を金属製の取付け板41に接触させているため、原稿の読取り時にポリエステルフィルム35に原稿が接触することにより発生する静電気が圧板36に帯電した場合に、圧縮スプリング38および取付け板41を介して接地部にリークすることができる。
【0055】
このため、イメージセンサ33や原稿検知センサ34に静電気がリークされてしまうのを防止することができ、画像の読取り不良が発生するのを防止することができるとともに、原稿の先端を確実に検出することができる。
【0056】
そして、このように圧板36に帯電した静電気を既存の圧縮スプリング38によってリークすることができるため、接地用の部材を新たに設けるのを不要にして簡単な構成で圧板を接地することができる。この結果、接地用の部材の部品点数が増大するのを防止してコストが高くなるのを防止することができるとともに、接地用の押圧部材を従来と同様に圧板に組付けることができるため、組付け作業の作業性が低下するのを防止することができる。
【0057】
また、延設部38aを圧縮スプリング38の延在方向と略直交方向に延設させたので、圧縮スプリング38の組付け時に延設部38aの先端をフレーム37の突起37aに圧入したときに圧縮スプリング38の捩り力を利用して接地片41aに確実に接触させることができる。
【0058】
このため、延設部38aの先端が接地片41aから離れてしまうのを確実に防止して接地を確実に行なうことができる上に、圧縮スプリング38の組付けをより簡単に行なうことができる。
【0059】
また、本実施形態では、押圧部材として圧縮スプリング38を用いているため、押圧部材のコストをより一層低減することができる。なお、押圧部材としては圧縮スプリングに代えて板バネを用いても良い。
【0060】
図4は本発明に係る画像読取装置の第2実施形態を示す図であり、第1実施形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略する。
【0061】
本実施形態では、図4に示すようにフレーム37に開口部37cを設け、延設部38aを開口部37cを通して接地片41aに延設したことを特徴としている。
【0062】
このようにしたのは、圧縮スプリング38を突起37bに圧入する際には、圧縮スプリング38を回転させる動作が発生するため、延設部38aの先端と接地片41aの接続位置が大きくばらついてしまい、このばらつきは延設部38aが長いほど大きくなるためである。
【0063】
そこで、フレーム37に開口部37cを設け、延設部38aを開口部37cを通して接地片41aに延設すれば、圧縮スプリング38の取付け時に延設部38aが開口部37cの周縁に当って位置決めされて接地片41aから大きく位置ずれすることがなく、圧縮スプリング38の組付け作業の作業性をより一層向上させることができる。
【0064】
図5は本発明に係る画像読取装置の第3実施形態を示す図であり、第1実施形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略する。
【0065】
本実施形態では、圧縮スプリング38の延設部38aを圧縮スプリング38の延在方向と並行に延設させるとともに、圧縮スプリング38の上方に位置するフレーム37部分に開口部37dを設け、延設部38aを開口部37dを通して取付け板41に設けられた接地片41bに延設したことを特徴としている。
【0066】
本実施形態にあっても、第2実施形態と同様に、圧縮スプリング38の取付け時に延設部38aが開口部37dの周縁に当って位置決めされて接地片41bから大きく位置ずれすることがなく、圧縮スプリング38の組付け作業の作業性をより一層向上させることができる。
【0067】
図6は本発明に係る画像読取装置の第4実施形態を示す図であり、第1実施形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略する。
【0068】
本実施形態では、取付け板41から接地片41cを圧縮スプリング38の上方まで延在させるとともに、この接地片41cに挿通孔50を設け、この挿通孔50と開口部37dの位置を水平面内でずらしたことに特徴がある。
【0069】
本実施形態では、このように構成することにより、延設部38aをフレーム37の開口部37dを通して接地片41bの挿通孔50に挿通したときに、挿通孔50と開口部37dの位置が水平面内でずらされている分だけ、挿通孔50に挿通された延設部38aの先端を撓ませて挿通孔50の周縁に強く接触させることができる。このため、延設部38aの先端が接地片41bから離れてしまうのを確実に防止して接地を確実に行なうことができる。
【0070】
図7は本発明に係る画像読取装置の第5実施形態を示す図であり、第1実施形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略する。
【0071】
本実施形態では、延設部を、先端に係合爪51a有する圧縮スプリング51から構成するとともに、取付け板41に係合爪51aが係合される係合突起(係合部)41dを設けたことを特徴としている。
【0072】
このように構成することにより、接地部の位置が不定な場合であっても、延設部を構成する圧縮スプリング51を伸ばして係合突起41dに係合爪51aを引っ掛けて接続することができ、圧縮スプリング38の組付け作業の作業性をより一層向上させることができる。また、係合突起41dが他の場所に設置されていたも、圧縮スプリング50を伸ばして係合突起41dに係合爪51aを引っ掛けて接続することができる。圧縮スプリング38の組付けを簡単に行なうことができる。
【0073】
なお、上記各実施形態にあっては、延設部38aを取付け板41に接続しているため、専用の接地部を新たに設けるのを不要にすることができる。
【0074】
また、取付け板41に、排紙ローラ対30の駆動ローラ30aおよび排紙ローラ対43、44の駆動ローラ43a、44aを支持する導電性の回転軸46、47、48を回転自在に支持しても良い。このようにすれば、回転軸46〜48も取付け板41を介して設置することができるとともに、回転軸46〜48を支持する部材を新たに設けるのも不要にできる。
【0075】
【発明の効果】
本発明によれば、圧板を押圧する既存の押圧部材に延設部を設けて圧板を接地することにより、画像読取手段や原稿読取りセンサに静電気がリークされてしまうのを防止することができるため、接地用の部材を新たに設けるのを不要にして簡単な構成で圧板を接地することができる。このため、接地用の部材の部品点数が増大するのを防止してコストが高くなるのを防止することができるとともに、接地用の押圧部材を従来と同様に圧板に組付けることができるため、組付け作業の作業性が低下するのを防止することができる。
【0076】
また、押圧部材を圧縮スプリングまたは板バネから構成しているので、押圧部材のコストをより一層低減することができる。
【0077】
また、延設部を押圧部材の延在方向と略直交方向に延設させたので、押圧部材に圧縮スプリングを使用した場合に、圧縮スプリングをフレームに取付ける際に延設部の先端を接地部に接続したときに、圧縮スプリングの捩り力を利用して延設部に確実に接続することができる。このため、延設部の先端を接地部に接触させる場合には、延設部の先端が接地部から離れてしまうのを確実に防止して接地を確実に行なうことができる上に、圧縮スプリングの組付けをより簡単に行なうことができる。
【0078】
また、フレームに開口部を設け、延設部を開口部を通して接地部に延設したので、押圧部材の取付け時に延設部を開口部の周縁に当接させて位置決めすることができ、接地部から大きく位置ずれするのを防止して、押圧部材の組付け作業の作業性をより一層向上させることができる。
【0079】
また、延設部を押圧部材の延在方向と並行に延設させるとともに、フレームに開口部を設け、延設部を開口部を通して接地部に延設したので、押圧部材の取付け時に延設部を開口部の周縁に当接させて位置決めすることができ、接地部から大きく位置ずれするのを防止して、押圧部材の組付け作業の作業性をより一層向上させることができる。
【0080】
また、接地部を導電性部材の上方に位置させるとともに、延設部の先端を挿通される挿通孔を設け、挿通孔とフレームの開口部の位置を水平面内でずらしたので、延設部をフレームの開口部を通して接地部の挿通孔に挿通したときに、挿通孔と開口部の位置が水平面内でずらされている分だけ、挿通孔に挿通された延設部の先端を撓ませて挿通孔の周縁に強く接触させることができる。このため、延設部の先端が接地部から離れてしまうのを確実に防止して接地を確実に行なうことができる。
【0081】
また、延設部を、先端に係合爪を有する圧縮スプリングから構成し、係合爪を導電性部材に設けられた係合部に係合したので、接地部の位置が不定な場合であっても、延設部を構成する圧縮スプリングを伸ばしてフリーな位置にある導電性部材に延設部の先端を接続することができ、押圧部材の組付け作業の作業性をより一層向上させることができる。
【0082】
また、原稿を搬送する搬送ローラを回転自在に支持する取付け板を含んで導電性部材を構成し、延設部の先端を取付け板に接続するようにしたので、専用の接地部を新たに設けるのを不要にして既存の導電性部材を利用して圧板を接地することができる。
【0083】
さらに、原稿を搬送する搬送ローラを回転駆動するモータを支持する取付け板を含んで導電性部材を構成し、延設部の先端を取付け板に接続したので、専用の接地部を新たに設けるのを不要にして既存の導電性部材を利用して圧板を接地することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取装置の第1実施形態を示す図であり、その画像読取装置としての複写機の概略構成図である。
【図2】第1実施形態の読取ユニットの搬送系の構成図である。
【図3】(a)は第1実施形態の読取ユニットの要部断面図であり、(b)は圧縮スプリングの構成図である。
【図4】本発明に係る画像読取装置の第2実施形態を示す図であり、その画像読取装置としての複写機の概略構成図である。
【図5】本発明に係る画像読取装置の第3実施形態を示す図であり、その画像読取装置としての複写機の概略構成図である。
【図6】本発明に係る画像読取装置の第4実施形態を示す図であり、その画像読取装置としての複写機の概略構成図である。
【図7】本発明に係る画像読取装置の第5施形態を示す図であり、その画像読取装置としての複写機の概略構成図である。
【図8】複写機の概略構成図である。
【図9】従来の読取ユニットの要部断面図である。
【図10】従来の接地機構を示す図である。
【符号の説明】
21 複写機(画像読取装置)
32 スリットガラス
33 イメージセンサ(画像読取手段)
34 原稿検知センサ(原稿検知手段)
35 ポリエステルフィルム
36 圧板
37 フレーム
38 圧縮スプリング(押圧部材)
38a 延設部
41 取付け板
41a、41b、41c 接地片
41d 係合突起
46、47、48 回転軸
50 貫通孔
51 圧縮スプリング
51a 係止爪

Claims (11)

  1. スリットガラスに搬送された原稿を前記スリットガラスの下方に固定された画像読取手段によって読み取るようにした画像読取装置であって、
    前記画像読取手段が原稿を読み取るときの白基準となるポリエステルフィルムが取付けられた導電性の圧板と、
    前記ポリエステルフィルムが前記スリットガラスと一定の隙間を維持して前記スリットガラスに対向するように、前記圧板を前記スリットガラスに向かって押圧する押圧部材とを備え、
    前記押圧部材の一端部が前記圧板に取付けられるとともに、他端部が非導電性のフレームに取付けられた画像読取装置において、
    前記押圧部材の他端部側に、所定方向に延設される延設部を設けるとともに、該延設部の延設方向先端を、前記フレームの所定箇所に設けられ、接地部に電気的に接続された導電性部材に接続することを特徴とする画像読取装置。
  2. スリットガラスに搬送された原稿を前記スリットガラスに向かって搬送する画像読取装置であって、
    画像読取手段が原稿を読み取るときの白基準となるポリエステルフィルムが取付けられた導電性の圧板と、
    前記ポリエステルフィルムが前記スリットガラスと一定の隙間を維持して前記スリットガラスに対向するように、前記圧板を前記スリットガラスに向かって押圧する押圧部材と、
    前記スリットガラスの原稿搬送方向上流側で、かつ前記スリットの近傍に設けられ、原稿を検知する原稿検知手段とを備え、
    前記押圧部材の一端部が前記圧板に取付けられるとともに、他端部が非導電性のフレームに取付けられた画像読取装置において、
    前記押圧部材の他端部側に、所定方向に延設される延設部を設けるとともに、該延設部の延設方向先端を、前記フレームの所定箇所に設けられ、接地部に電気的に接続された導電性部材に接続することを特徴とする画像読取装置。
  3. 前記押圧部材が圧縮スプリングからなることを特徴とする請求項1または2記載の画像読取装置。
  4. 前記押圧部材が板バネからなることを特徴とする請求項1または2記載の画像読取装置。
  5. 前記延設部を前記押圧部材の延在方向と略直交方向に延設させたことを特徴とする請求項1〜4何れかに記載の画像読取装置。
  6. 前記フレームに開口部を設け、前記延設部を前記開口部を通して前記接地部に延設したことを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  7. 前記延設部を前記押圧部材の延在方向と並行に延設させるとともに、前記フレームに開口部を設け、前記延設部を前記開口部を通して前記接地部に延設したことを特徴とする請求項1〜4何れかに記載の画像読取装置。
  8. 前記接地部が前記導電性部材の上方に位置するとともに、前記延設部の先端が挿通される挿通孔を有し、前記挿通孔と前記フレームの開口部の位置を水平面内でずらしたことを特徴とする請求項7記載の画像読取装置。
  9. 前記延設部は、先端に係合爪を有する圧縮スプリングから構成され、前記係合爪が前記導電性部材に設けられた係合部に係合されることを特徴とする請求項1〜8何れかに記載の画像読取装置。
  10. 前記導電性部材が、原稿を搬送する搬送ローラを回転自在に支持する取付け板を含んで構成され、前記延設部の先端が前記取付け板に接続されることを特徴とする請求項1〜9何れかに記載の画像読取装置。
  11. 前記導電性部材が、原稿を搬送する搬送ローラを回転駆動するモータを支持する取付け板を含んで構成され、前記延設部の先端が前記取付け板に接続されることを特徴とする請求項1〜9何れかに記載の画像読取装置。
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