JP3932046B2 - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

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本発明は、搬送路に配設されて原稿を搬送するフィードローラと、該フィードローラの対向位置に配設され、ローラ軸及び該ローラ軸の軸方向に所定間隔で配置されたローラ本体を有するプレスローラと、該プレスローラをフィードローラに圧接する押圧バネとを具備してなる自動原稿搬送装置に関する。
コピー機、ファックス機、スキャナ等には、シート状の原稿を搬送しながら原稿画像の読み取りを行う自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダー:ADF)を備えるものがある。この自動原稿搬送装置は、給紙トレイと排紙トレイとを連通する搬送路と、この搬送路に適宜配置され、原稿を下流へ搬送する搬送ローラと、搬送される原稿の画像を順次読み取る読取手段とを具備してなるものである。ここで、搬送ローラは、回転駆動されるフィードローラと、該フィードローラに回転自在に圧接され、フィードローラの回転に従動して回転するプレスローラとによって構成されるものであり、給紙トレイから搬送路に繰り込まれた原稿は、その先端部がフィードローラとプレスローラによってニップされ、フィードローラの回転に伴って下流側へと搬送されるものとなっている。
プレスローラをフィードローラに圧接する手段としては、プレスローラの近傍に、該プレスローラをフィードローラ側へ押圧する押圧バネを配設する方法が従来用いられている。ここで、図6は、押圧バネの従来の配設方法の一例を示す図である(特許文献1参照)。図に示すように、プレスローラ60は、その両端部が、図示しない装置本体を形成するフレーム61の側壁61aにより回転自在に軸支されたローラ軸62と、該ローラ軸62の軸方向に所定間隔で配置されたローラ本体63により構成されている。ここで、固定部64、及び板バネからなる押圧部65を具備してなる押圧バネ66が、各ローラ本体63間に横向きに配設される。すなわち、押圧部65でローラ軸62を押圧するようにして、固定部64がフレーム61の底部61bにそれぞれネジ67で固定される。
特開2002−226074号公報
しかし、従来の自動原稿搬送装置では、前記各押圧バネを、装置本体のフレームに対して個別にネジ固定しているので、押圧バネの個数の増加に伴ってネジの本数が増加するという問題がある。すなわち、例えばA3紙のような幅広の原稿の読み取りに対応するためには、原稿幅に応じてプレスローラのローラ本体の個数を増やす必要がある。この場合、原稿が斜行しないよう均一な搬送力を加えるためには、ローラ本体の増加に応じて、押圧バネの個数も増加させる必要がある。このため、押圧バネを固定するネジの本数が増加し、生産コストが増加するとともに、作業性も低下する、という問題がある。
また、搬送ローラが、フレームの側壁に近接して配設される場合、プレスローラと側壁との間に押圧バネを横向きに配設するだけの十分なスペースを確保することができない、という問題がある。
また、フレームの側壁は、樹脂等が薄板状に成形されたものであるため、搬送ローラによる原稿搬送時に、側壁が振動して読取手段による原稿の読取画質に影響を及ぼしたり、側壁に割れが生じたりする場合がある、という問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、搬送路に配設されて原稿を搬送するフィードローラと、該フィードローラの対向位置に配設され、ローラ軸及び該ローラ軸の軸方向に所定間隔で配置されたローラ本体を有するプレスローラと、該プレスローラをフィードローラに圧接する押圧バネとを具備してなる自動原稿搬送装置において、各ローラ本体間に配設される複数の押圧バネを、装置本体のフレームに対して容易且つ安価なコストで取り付けることができる手段を提供する。
上記目的を達成するための請求項1の発明は、給紙トレイから折返し部を経て排紙トレイに至る横U字形状の搬送路と、該搬送路の折返し部より下流側で原稿の画像を読み取る読取手段と、前記搬送路の折返し部の直下流部であって前記読取手段による読取位置の直前部に配設されて原稿を搬送するフィードローラと、装置本体を構成する薄板状のフレームによってローラ軸両端部が回転可能に軸支され、前記フィードローラの対向位置であって前記フレームの側壁の近傍に、前記フィードローラと接離自在に設けられたプレスローラと、該プレスローラのローラ軸方向に延設された取付部と前記フレームに固定するための固定部とが断面L字状に形成され、前記取付部が前記フレームの側壁に密着した状態で前記固定部が前記フレームの底部に固定された押圧バネ取付部材と、該押圧バネ取付部材の取付部に、前記プレスローラのローラ軸を前記フィードローラ方向へ押圧するように所定間隔で嵌着された押圧バネと、を具備してなるものである。
請求項2の発明は、前記押圧バネは、コの字型に形成された嵌着部と、この嵌着部の一端縁から斜め方向に延設された板バネからなる押圧部とを具備し、前記嵌着部を前記押圧バネ取付部材の取付部の縁部に嵌合させることにより、前記取付部から吊り下げるようにして縦向きに取り付けられているものである。
本発明に係る自動原稿搬送装置によれば、プレスローラをフィードローラの方向へ押圧する複数の押圧バネを、プレスローラのローラ軸方向に延設された取付部を有する押圧バネ取付部材の取付部に所定間隔でそれぞれ嵌着することで一体化し、この押圧バネ取付部材を装置本体のフレームに固定したので、各押圧バネを個別にフレームの底部にネジ固定する場合と比較して、固定に要するネジの本数を減らしてコストを低減するとともに、作業性を向上させることができる。
また、本発明によれば、押圧バネ取付部材は、取付部とフレームに固定するための固定部とが断面L字状に形成されたものであり、この押圧バネ取付部材の取付部から吊り下げるようにして各押圧バネを縦向きに配設したものなので、プレスローラがフレームの側壁に近接して配置され、プレスローラと側壁との間に十分なスペースがない場合でも、押圧バネ取付部材を、取付部を側壁に沿わせて固定部をフレームの底部に固定して取り付けることにより、押圧バネを容易に配設することができる。
また、本発明によれば、押圧バネ取付部材の取付部と側壁とを密接させたので、樹脂等が薄板状に成型されてなる側壁が取付部によって補強される。これにより、プレスローラの回転等によって、側壁が振動して第1読取手段による原稿の読取画質に影響を及ぼしたり、側壁に割れが生じることを防止することができる。
搬送路に配設されて原稿を搬送するフィードローラと、該フィードローラの対向位置に配設され、ローラ軸及び該ローラ軸の軸方向に所定間隔で配置されたローラ本体を有するプレスローラと、該プレスローラをフィードローラに圧接する押圧バネとを具備してなる自動原稿搬送装置において、押圧バネを、その個数に関係なく、装置本体のフレームに対して容易且つ安価なコストで取り付けるという目的を、最小の部品点数で実現した。
以下、本発明の実施例に係る自動原稿搬送装置(ADF)1について図面に基づいて説明する。図1は、本ADF1を具備する画像読取装置2の構成を示す概略縦断面図である。図に示すように、ADF1は、本体フレーム3と原稿押圧板4とから構成される画像読取装置2における原稿押圧板4の内部に設けられている。ADF1は、シート状の原稿Pを読み取る場合に用いられるものであり、給紙トレイ5にセットされた原稿Pが最上紙Ptから1枚ずつ分離されて搬送路6へと送られ、この原稿Pの表面の画像が第1読取手段7により読み取られ、裏面の画像が第2読取手段8により読み取られ、排紙トレイ9へと排出される構成となっている。一方、本体フレーム3にはフラットベッドスキャナ(以下、「FBS」という)10が設けられている。FBS10は、図に詳細は示さないが、厚みのある原稿P等を読み取る場合に用いられるものであり、本体フレーム3のプラテンガラス11上に載置された原稿Pの表面の画像が、第1読取手段7により読み取られるものとなっている。
本ADF1は、図1に示すように、読み取るべき原稿Pの束が載置される給紙トレイ5と、この原稿Pの束から最上紙Ptを取り出して搬送路6へ供給するピックアップローラ12、セパレートローラ13、及び分離パッド14と、給紙トレイ5と排紙トレイ9とを連通する横U字形状の搬送路6と、フィードローラ15及びプレスローラ16で構成され、搬送路6に適宜配設されて原稿Pを下流へ搬送する搬送ローラ17と、プレスローラ16をフィードローラ15に圧接する押圧バネ18と、押圧バネ18が嵌着されてなる押圧バネ取付部材19と、搬送路6の最下位置に配置された第1読取手段7と、第1読取手段7の下流側に配置された第2読取手段8と、第2読取手段8の直下に配置された読取ガラス20に回転自在に圧接され、原稿Pを読取ガラス20に密着させるプラテンローラ21と、搬送路6の最下流端に配置された排出ローラ22と、この排出ローラ22に圧接された押圧ローラ23と、排出口から排出された原稿Pを受ける排紙トレイ9と、排出された原稿Pの後端部を、排出ローラ22の周面から排紙トレイ9へと案内する落下補助リブ24と、第2読取手段8による読取開始のタイミング、及び原稿Pの排出完了を検出するリードセンサ25と、を具備してなるものである。本実施例では、図に示すように、ADF1の装置本体26が、上フレーム27、中間第1フレーム28、中間第2フレーム29、及び下フレーム(フレーム)30により構成され、この各フレームに前記各部材が取り付けられている。
下フレーム30は、図1及び図5に示すように、装置本体26の最下部を構成し、樹脂等が薄板状に成型されてなるものである。この下フレーム30は、装置本体26の左右両側面を形成する側壁30aと、装置本体26の底面を形成する底部30bと、搬送路6の外側面を形成するガイド部30cと、排紙トレイ9とを具備してなるものであり、図5に示すように、底部30bには原稿幅方向に延びる矩形の開口40が形成されている。この下フレーム30に、プレスローラ16、押圧バネ18、押圧バネ取付部材19、プラテンローラ21、排出ローラ22、落下補助リブ24、及びリードセンサ25がそれぞれ取り付けられている。
第1読取手段7は、図1に示すように、本体フレーム3上のプラテンガラス11を通して、搬送路6を搬送される原稿Pに光を照射する光源Sと、原稿Pからの反射光を所定の方向へ導くための反射ミラーMと、該反射光を収束させるレンズLと、収束光を電気信号に変換する電荷結合素子(Charge Coupled Device:CCD)Qとを備えてなる所謂CCDイメージセンサであり、図に示すように、搬送路6の下方において水平方向に移動可能に配設された移動式の画像読取手段である。一方、第2読取手段8は、所謂密着型イメージセンサ(Contact Image Sensor:CIS)であり、図に詳細は示していないが、搬送路6を搬送される原稿Pに対して光源から光を照射し、その反射光を収束性ファイバで光導電素子上に収束して読み取る固定式の読取手段である。尚、本実施例では、第1読取手段7としてCCDを、第2読取手段8としてCISを採用し、第1読取手段7で原稿Pの表面を読み取った後、第2読取手段8で裏面を読み取るものとしている。しかし、第1読取手段7及び第2読取手段8は任意の構成であり、例えば、第1読取手段7のみを設けて原稿Pの片面のみを読み取るものとしたり、第1読取手段7としてCISを採用することも可能である。
搬送路6は、図1に示すように、給紙トレイ5から斜め下方へ傾斜して折返し部31に至り、この折返し部31で折り返されて最下位置に至り、この最下位置から斜め上方へ傾斜することで略横U字形状に湾曲して形成された搬送経路である。本実施例では、折返し部31は、上フレーム27の側壁27a、及び下フレーム30の側壁30aに近接して設けられている。この搬送路6は、各フレーム部材、すなわち、上フレーム27、中間第1フレーム28、中間第2フレーム29、及び下フレーム30が所定の間隔をおいて互いに向かい合うことにより形成されている。
図2は、図1において、搬送路6の折返し部31の直下流部を拡大した図である。図に示すように、折返し部31の直下流部には、フィードローラ15及びプレスローラ16からなる搬送ローラ17が、下フレーム30の側壁30aに近接して配設されている。また、下フレーム30の底部30bには、押圧バネ18が嵌着されてなる押圧バネ取付部材19が固定されており、各押圧バネ18に押圧されることで、プレスローラ16はフィードローラ15に圧接されている。これにより、搬送路6を搬送される原稿Pは、その先端部がフィードローラ15とプレスローラ16によりニップされて下流へと搬送され、読取位置Xにおいて、プラテンガラス11を通して第1読取手段7によって表面が読み取られるものとなっている。
フィードローラ15は、図1に示すように、搬送路6の内側に配置され、原稿Pを下流へ搬送するものである。このフィードローラ15が、図1に示すように、搬送路6の折返し部31の直下流部に配置されている。これは、少なくとも読取位置Xの直前部と直後部において原稿Pを搬送ローラ17でニップすることにより、読取位置Xにおいて原稿Pにたるみが生じることを防止して、第1読取手段7による原稿Pの読取画質を良好に保つためである。図3は、折返し部31の直下流部に配置された搬送ローラ17の構成を示す概略斜視図である。図1及び図3に示すように、フィードローラ15は、両端部が中間第1フレーム28に回転可能に軸支され、図示しないモータ等により回転駆動されるローラ軸15aと、このローラ軸15aの軸方向に所定間隔で配置され、中間第1フレーム28に形成された開口から搬送路6へ突出するローラ本体15bとを具備してなるものである。尚、所定間隔とは、原稿Pに左右不均一な搬送力が作用して斜行しないよう、搬送するべき原稿Pの原稿幅を考慮して適宜設定されたものである。本実施例では、A3サイズの原稿Pの読み取りに対応するべく、所定の大きさのローラ本体15bを5個設けているが、これに限られず、例えば、図に詳細は示さないが、長尺なローラ本体15bを1個だけ配置する構成とすることも可能である。
プレスローラ16は、図1及び図3に示すように、両端部が下フレーム30に回転可能に軸支されたローラ軸16aと、このローラ軸16aの軸方向に所定間隔で配置され、下フレーム30に形成された開口から搬送路6に突出するローラ本体16bとを具備してなるものである。尚、所定間隔とは、フィードローラ15と同様に、原稿幅を考慮して適宜設定されたものである。本実施例では、フィードローラ15のローラ本体15bより若干小径であって、且つ、原稿幅方向寸法がローラ本体15bと等しい5個のローラ本体16bが、ローラ本体15bと等しい間隔で設けられている。本発明では、このプレスローラは、搬送路の外側であってフィードローラの対向位置に、該フィードローラと接離自在に軸支されるものである。尚、接離自在とは、プレスローラが、フィードローラと当接してまたは若干離間して配置され、フィードローラ側への押圧力を受けることにより、フィードローラに圧接される構成をいう。本実施例では、図2に示すように、長孔Hが形成されてなる軸受Jを下フレーム30に取り付け、この軸受Jにプレスローラ16のローラ軸16aの両端部をそれぞれ嵌合させている。これにより、プレスローラ16は、そのローラ軸16aが押圧バネ18から押圧力を受けることによってフィードローラ15方向へ移動し、ローラ本体16bがフィードローラ15のローラ本体15bに圧接されて、フィードローラ15の回転に従動して回転するものとなっている。従って、搬送路6を搬送される原稿Pは、その先端部がフィードローラ15とプレスローラ16によりニップされ、フィードローラ15の回転に伴って下流へ搬送されるものとなっている。
押圧バネ18は、バネ鋼が薄板状に形成されてなる所謂板バネであり、薄板が撓んだ状態から元の状態に復帰しようとする力を利用して、プレスローラ16のローラ軸16aをフィードローラ15側へ押圧し、プレスローラ16をフィードローラ15に圧接するものである。図4は、押圧バネ18と押圧バネ取付部材19の構成を示す概略斜視図である。図に示すように、押圧バネ18は、コの字型に形成された嵌着部34と、この嵌着部34の一端縁から斜め方向に延設され、板バネからなる押圧部35とを具備してなるものである。尚、嵌着部34の形状は、コの字型に限られず、押圧バネ取付部材19と嵌合可能な形状であれば適宜設計変更が可能である。また、プレスローラ16のローラ軸16aを押圧する場合、ローラ軸16aの中央部ほど撓みが大きくなることを考慮し、中央部を押圧する押圧バネ18ほど、付勢力の大きいものを使用することが好適である。
押圧バネ取付部材19は、複数の押圧バネ18を一体化して押圧バネ18の取り付けを容易にするものである。図4に示すように、押圧バネ取付部材19は、押圧バネ18が取り付けられる取付部36と、下フレーム30に固定するための固定部37とが断面L字状に形成されてなるものである。ここで、取付部36と固定部37のなす角は任意の大きさとすることが可能である。しかし、本実施例のように、押圧バネ取付部材19を下フレーム30の側壁30aに近接して配設する場合、取付部36と固定部37とを直交させて断面L字状に形成することにより、押圧バネ取付部材19を下フレーム30の底部30bに固定する際に、取付部36を下フレーム30の側壁30aに密着させて取り付けることができ、側壁30aを補強できる、という利点がある。また、固定部37の長手方向両端部には、押圧バネ取付部材19を下フレーム30の底部30bにネジ固定するためのネジ挿通孔38が形成されている。更に、固定部37及び取付部36には、プレスローラ16のローラ本体16bと干渉しないよう、ローラ本体16bの位置に対応して、ローラ本体16bより若干大きい切欠部39が形成されている。
このように構成される押圧バネ取付部材19に、押圧バネ18が所定間隔で嵌着されている。尚、所定間隔とは、各押圧バネが、プレスローラの各ローラ本体間にそれぞれ配置され、且つ、各種サイズの原稿の搬送時に均一な搬送力が加わるよう考慮して設定されるものである。本実施例では、プレスローラ16のローラ本体16bが5個であることに対応して、4個の押圧バネ18が押圧バネ取付部材19に取り付けられている。また、嵌着とは、押圧バネ18が、その嵌着部34を取付部36の縁部に嵌合させて、すなわち、嵌着部34で取付部36を厚み方向に挟むようにして取り付けられることをいう。ここで、本実施例では、押圧バネ取付部材19を断面L字状に形成したことにより、押圧バネ18を、取付部36から吊り下げるようにして縦向きに取り付けることが可能となっている。押圧バネ取付部材19をこのような形状としたのは、押圧バネ18を横向きに取り付けるだけの十分なスペースがない箇所に押圧バネを18配設することを可能とするためである。
より詳細に説明するに、フィードローラ15に圧接されたプレスローラ16が、原稿Pの通過時に原稿厚に応じてフィードローラ15から若干離間し、原稿Pの通過後に再びフィードローラ15に圧接された状態に戻るためには、押圧バネ18に適度なバネ弾性が必要とされる。このため、押圧バネ18としては、装置本体26のフレームに固定され支点となる点と、プレスローラ16のローラ軸16aを押圧する作用点となる点とがある程度離間したものを用いる必要がある。一方、自動原稿搬送装置1では、装置本体26の小型化の観点から、搬送路6の折返し部31のすぐ外側に側壁30aが位置することが好適であるため、折返し部31の直下流部に配置されるプレスローラ16は、側壁30aに近接して配置されるものとなっている。従って、本実施例では、折返し部31の直下流部に配置されたプレスローラ16のように、プレスローラ16と側壁30aとの間に、押圧バネ18を横向きに配設するだけの十分なスペースがない場合でも、押圧バネ18を押圧バネ取付部材19を用いて縦向きに配設することにより、プレスローラ16をフィードローラ15に圧接するための押圧力を得ることを可能としている。
尚、折返し部31の直下流部のみならず、折返し部の直上流部において、プレスローラ16が上フレーム27の側壁27aと近接して配置される場合にも、断面L字状の押圧バネ取付部材19を用いることにより、各押圧バネ18をプレスローラ16と側壁30aとの間に配設することができる。また、図に詳細は示さないが、プレスローラ16の周囲に押圧バネ18を横向きに配設するだけの十分なスペースがある場合は、押圧バネ取付部材19を固定部37だけで構成し、各押圧バネ18を固定部37に嵌着させるとともに、該固定部37を装置本体26を形成する各フレームに固定することにより、押圧バネ18を横向きに配設することも可能である。
図5は、押圧バネ取付部材19の下フレーム30への取り付けを説明する図であり、原稿押圧板4を上方へ開いた状態を示す概略斜視図である。図に示すように、下フレーム30の底部30bには開口40が形成され、この開口40からプレスローラ16が装置本体26の外部に露呈されている。ここで、図に示すように、各押圧バネ18が嵌着された押圧バネ取付部材19を、その取付部36を開口40から装置本体26の内部に差し込んで側壁30aの内側面(不図示)に密接させるとともに、固定部37の両端部に形成されたネジ挿通孔38を、下フレーム30の底部30bに形成されたネジ孔41と合わせるようにして取り付け、ネジ42で固定する。この時、固定部37及び取付部36には切欠部39が形成されており、ローラ本体16bに干渉しないものとなっている。尚、押圧バネ取付部材19を底部30bに固定する手段はネジ42に限られず、例えば、図に詳細は示さないが、押圧バネ取付部材19に凸部を形成し、底部30bにこれと嵌合する形状の凹部を形成して、両者を嵌合させることにより固定することも可能である。このように、押圧バネ取付部材19を底部30bに固定することにより、図2に示すように、各押圧バネ18がプレスローラ16のローラ軸16aをフィードローラ15側へ押圧し、プレスローラの16ローラ本体16bがフィードローラ15のローラ本体15bに圧接されるものとなっている。
以上のように、各押圧バネ18を押圧バネ取付部材19にそれぞれ嵌着し、この押圧バネ取付部材19の両端部を下フレーム30の底部30bにネジ42で固定することにより、各押圧バネ18を個別に底部30bにネジ42で固定する場合と比較して、固定に要するネジ42の本数を減らしてコストを低減するとともに、作業性を向上させることができる。例えば本実施例の場合、4個の押圧バネ18が嵌着された押圧バネ取付部材19を2本のネジで固定したので、各押圧バネ18を個別にネジ42で固定する場合と比べて、ネジ42の本数を2本削減することができる。また、取付部36を側壁30aと密接させたことにより側壁30aが補強されるので、搬送ローラ17による原稿搬送時に側壁30aが振動することを防止することができ、第1読取手段7による原稿Pの読取画質を良好に保つことができる。
本発明は、搬送路に配設されて原稿を搬送するフィードローラと、該フィードローラの対向位置に配設され、ローラ軸及び該ローラ軸の軸方向に所定間隔で配置されたローラ本体を有するプレスローラと、該プレスローラをフィードローラに圧接する押圧バネとを具備してなる自動原稿搬送装置に適用可能である。
本発明の実施例に係る自動原稿搬送装置1を具備する画像読取装置2を示す概略縦断面図。 図1における折返し部31の直下流部を拡大した部分拡大断面図。 搬送ローラ17の構成を示す概略斜視図。 押圧バネ18及び押圧バネ取付部材19の構成を示す概略斜視図。 押圧バネ取付部材19の底部30bへの取り付けを説明するための説明図。 従来例に係る押圧バネ66の配設方法を示す概略斜視図。
符号の説明
1 自動原稿搬送装置
5 給紙トレイ
6 搬送路
9 排紙トレイ
15 フィードローラ
16 プレスローラ
16a ローラ軸(プレスローラ)
16b ローラ本体(プレスローラ)
18 押圧バネ
19 押圧バネ取付部材
26 装置本体
30 フレーム(下フレーム)
30a 側壁(下フレーム)
30b 底部(下フレーム)
31 折返し部
36 取付部
37 固定部
P 原稿

Claims (2)

  1. 給紙トレイから折返し部を経て排紙トレイに至る横U字形状の搬送路と、
    該搬送路の折返し部より下流側で原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記搬送路の折返し部の直下流部であって前記読取手段による読取位置の直前部に配設されて原稿を搬送するフィードローラと、
    装置本体を構成する薄板状のフレームによってローラ軸両端部が回転可能に軸支され、前記フィードローラの対向位置であって前記フレームの側壁の近傍に、前記フィードローラと接離自在に設けられたプレスローラと、
    該プレスローラのローラ軸方向に延設された取付部と前記フレームに固定するための固定部とが断面L字状に形成され、前記取付部が前記フレームの側壁に密着した状態で前記固定部が前記フレームの底部に固定された押圧バネ取付部材と、
    該押圧バネ取付部材の取付部に、前記プレスローラのローラ軸を前記フィードローラ方向へ押圧するように所定間隔で嵌着された押圧バネと、を具備してなることを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 前記押圧バネは、コの字型に形成された嵌着部と、この嵌着部の一端縁から斜め方向に延設された板バネからなる押圧部とを具備し、前記嵌着部を前記押圧バネ取付部材の取付部の縁部に嵌合させることにより、前記取付部から吊り下げるようにして縦向きに取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の自動原稿搬送装置。
JP2003405713A 2003-12-04 2003-12-04 自動原稿搬送装置 Expired - Fee Related JP3932046B2 (ja)

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