JP3814554B2 - 給紙装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばシート材に画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置としては図10に示すような画像形成装置がある。
【0003】
本画像形成装置は、画像形成装置本体101の一側部に多量のシート材S′を積載収納した給紙デッキ102を備えるほか、画像形成装置本体101内の下部に所定量のシート材S′を積載収納した複数の給紙カセット103、105を備えている。
【0004】
そして、シート材S′を給紙するための給紙部としての給紙デッキ102、及び各給紙カセット103、105の設置部位にはそれぞれ、リタード分離方式の給紙装置106、107、109が備えられている。
【0005】
給紙デッキ102、給紙カセット103、105内のシート材S′はそれぞれの給紙装置106、107、109によって給紙されると、まず回転停止して入るレジストローラ対110に送られて、ここで斜行状態の矯正が行われる。
【0006】
次いで、感光体ドラム111上に形成される潜像とのタイミングをとって回転するレジストローラ110により、感光体ドラム111と転写帯電器112との間に送られて、ここで感光体ドラム111上のトナー像が転写される(画像形成)。
【0007】
この後、シート材S′は搬送ベルト113により定着器(定着ローラ対)115に送られて、ここで転写されたトナー像をシート面に定着させるための定着処理がなされる。
【0008】
本画像形成装置はシート材S′への両面複写を行う両面複写モードと多重複写を行う多重複写モードを備えているが、通常複写モードの場合、定着処理後のシート材S′は内排紙ローラ対117により機外の排紙トレイ119上に排紙される。
【0009】
また、両面複写モード及び多重複写モードの場合には、内排紙ローラ対116またはスイッチバックローラ対127により再給紙パス120及び両面搬送パス126を介して中間トレイ121上に一時的に積載収納される。
【0010】
そして中間トレイ121上に収納されたシート材S′は再給紙装置130により再び画像形成のためにレジストローラ対110に搬送され、以後片面複写と同一のプロセスを経て機外に排出される。
【0011】
図11に従来のリタード分離方式の給紙装置201を示す。
【0012】
この給紙装置201は図10に示した画像形成装置にシート材202を供給する。
【0013】
図11に示す如く、給紙装置201は図示しない積載台上に複数枚のシート材が積み重ねられて収納されたシート材収納装置203から最上層のシート材202を1枚ずつ給送するピックアップローラ205と、このピックアップローラ205によりシート材収納装置203から給送されたシート材202を画像形成装置本体内(図示矢印b方向)へ搬送するフィードローラ206と、このフィードローラ206に対向配置されてシート材収納装置203から給送されたシート材が複数枚の場合にはフィードローラ206の回転方向と逆方向に回転して1枚のシート材202に分離するためのリタードローラ207と、画像形成装置本体の手前に配置された搬送ローラ対209とを具備している。また、ピックアップローラ205とフィードローラ206及びリタードローラ207との間のシート材通過頷域210にはガイド211が配置され、フィードローラ206及びリタードローラ207と搬送ローラ対209との間、及び搬送ローラ対209と画像形成装置本体との間にガイド212が配置され、それぞれシート材202が案内搬送されるようになっている。
【0014】
上記フィードローラ206及びリタードローラ207は図12に示す駆動伝達装置213によって駆動される。
【0015】
図12に示す如く、駆動伝達装置213には、フィードローラ206が軸支されるフィードローラ軸215と、リタードローラ207を軸支するリタードローラ軸216及びこのリタードローラ軸216に連結されたリタードローラ駆動軸217が略平行に設けられている。リタードローラ軸216は図示しない揺動自在な支持部材に支持されてフィードローラ軸215に対して平行に接離可能となっている。また、リタードローラ軸216とリタードローラ駆動軸217との間にはカップリング219及びトルクリミッター220が配置されている。更に、フィードローラ軸215の端部には、図示しない画像形成装置本体のメイン駆動手段から駆動入カベルト221を介して伝達された駆動力をフィードローラ軸215に伝達する電磁クラッチ222が設けられている。また、フィードローラ軸215とリタードローラ駆動軸217との間には、フィードローラ軸215に伝達された回転駆動力をリタードローラ駆動軸217に伝達するリタード駆動ベルト223が巻き掛けられている。尚、カップリング219はリタードローラ207が変位しても、駆動をリタードローラ駆動軸217からリタードローラ軸216に伝達するためのものである。
【0016】
上記駆動伝達装置213によるフィードローラ206及びリタードローラ207の駆動について説明する。図示しない画像形成装置本体のメイン駆動手段から与えられた回転駆動力は駆動入カベルト221に伝達され、給紙タイミングに応じてON一OFF制御される電磁クラッチ222のアマチュア部に設けられたプーリ225に入力される。ここで、電磁クラッチ222のロータ部と一体に回転するフィードローラ軸215とリタードローラ駆動軸217及びリタードローラ軸216はリタード駆動ベルト223によって連結されているので、フィードローラ軸215とリタードローラ軸216及びリタードローラ駆動軸217は同方向に回転し、フィードローラ206とリタードローラ207は、給紙タイミングON時に同期して回転駆動される。上記駆動伝達手段213により、シート材202が給紙方向(図11、図12に示す矢印b方向)に1枚ずつ送られる際、リタードローラ207はフィードローラ206及びシート材202との間の摩擦力によりトルクリミッター220が空転して、リタードローラ駆動軸217の駆動回転方向と逆方向に回転する。また、複数枚のシート材202が給送された際は、リタードローラ207とシート材202との間の摩擦力に対して、複数枚のシート材202間の摩擦力が小さいことからトルクリミッター220は空転せずにリタードローラ207はリタードローラ駆動軸217の回転駆動方向と同方向に回転する。これにより、複数枚送られたシート材202の中のフィードローラ206側すなわち最上部のシート材202とそれ以外のシート材202とを分離し、画像形成装置本体内へのシート材202の重送を防止するようになっている。尚、以下、シート材収納装置からリタードローラまでの複数枚のシート材が送られる現象を「束搬送」、リタードローラで分離しきれずに画像形成装置本体内へ複数枚のシート材が送られる現象を「重送」と称する。
【0017】
次に、上記構成の給紙装置201によるシート材202の給紙、分離条件を満足する理諭式について説明する。
N>T/rμBP+(μAPPμAP)W/μBP…(1)
N<T/rμBPP2μAPPW/μBPP…(2)
N<T/rμCP…(3)
ここで
μAP:ピックアップローラ205とシート材202間の摩擦係数
μBP:フィードローラ206とシート材202間の摩擦係数
μCP:リタードローラ207とシート材202間の摩擦係数
μAPP:ピックアップローラ205加圧部下のシート材202間の摩擦係数
μBPP:フィードローラ206とリタードローラ207とのニップ部のシート材202間の摩擦係数
N:リタードローラ207の加圧カ
T:トルクリミッター220の空転トルク
r:リタードローラ207の半径
W:ピックアップローラ205の加圧カ
である。
【0018】
上式(1)は給紙条件、(2)は分離条件、(3)はリタードローラつれまわり条件をそれぞれ満足する式である。
【0019】
尚、上式中で同一のシート材を用いれば各ローラ加圧部の摩擦係数はさほど大きくばらつくことはないためμAPP≒μBPP=μPPと置き換えると(1)(2)はそれぞれ(4)(5)式となる。
N>T/rμBP+(μPP一μAP)W/μBP…(4)
N<T/rμPP−2W…(5)
上式(3)(4)(5)式の関係をリタードローラ207の加圧力Nとトルクリミッター220の空転トルクTをパラメータとしてグラフ化したものを図13に示す。
【0020】
同図において、斜線部が給送領域である。
【0021】
すなわち斜線部領域を拡大するためには、各ローラとシート材間の摩擦係数を大きくするかピックアップローラ205の加圧力を小さくすることが必要となり、また、リタードローラ207の加圧力Nとトルクリミッター220の空転トルクTを共に大きくする方向(図中右上の方向)の条件下に給紙条件を設定した方が給送領域は広くなることが理解できる。
【0022】
ここで、上記給送領域を大きく拡大する新技術として、シート材収納装置から束搬送されたシート材に対する分離性能を格段に向上させた給紙装置が特開平07−117880号公報にて提案されている。これは、リタードローラをスポンジ等の弾性材料で構成し、フィードローラとリタードローラの圧接部とのニップ形状をリタードローラ側に凹形状にすることで、従来の合成ゴム製リタードローラでは得られなかった下記3項目の効果が得られる画期的な技術である。
・ニップ幅拡大による束紙裁き能力向上。
・ローラ弾性体化による分離動作時のローラびびり音解消、分離紙のあばれ防止。
・トルクリミッター必要トルクの低減によるローラ寿命向上、斜行の軽減。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、分離性能としては万能であるスポンジ等の弾性材料を用いたリタードローラにおいても、以下に述べるような欠点があった。
【0024】
スポンジ材料はその特性上、永久歪みが避けて通れない材料であるため、フィードローラに対して常時圧接された状態のリタードローラは長期放置、特に高温高湿環境下に放置され続けると凹形状のニップ部がやがて元の略真円形状には復元しにくくなる。すると、他の位相に対する凹部のリタードローラ半径が小さくなるために、ローラ外周接線方向の束紙戻し力が増大する。これは、束紙を分離するには好都合な現象であるが、1枚づつの通紙時にはリタードローラ連れ回りの抵抗が大きくなるため、フィードローラヘのダメージが累積された結果、フィードスリップ(給紙ジャム)が多発する要因になってしまう。また、前記従来技術はスポンジ母材の外周面にコーティングを施しながら表層の強度を保っている系なので、ローラ単体としてのコストが合成ゴムに対してどうしても割高になってしまう。
【0025】
以上の問題点を省みて、スポンジ製リタードローラと同様な効果が期待される他の系としては、特開平6−329282号公報、特開平6−340343号公報、特開平10−316257号公報等に記載されている合成ゴムの中空化が挙げられる。しかしながら、これらの方式ではシート材と当接するローラ外周部を支持するローラ側壁が両側にあるために、ローラ圧接部に形成されるニップ形状がフラットになってしまい、フィードローラ外周面にならった凹形状を形成することは困難である。
【0026】
上記に述べた問題点を考慮した上で、本出願に係わる目的は、ローラ圧接部の永久歪みを低減したコスト的にも安価なローラ構成を用いて、スポンジ材料等の弾性体リタードローラで得られた束紙分離性能を長期に渡って維持する給紙装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、シート材を収納支持するシート材収納手段と、前記シート材収納手段からシート材を給送する給送手段と、給送手段により給送された前記シート材を1枚ずつ分離搬送するためのリタード分離機構と、を具備した給紙装置において、前記リタード分離機構はシート材を給送する方向に回転するフィードローラと、前記フィードローラに圧接し、シート材を前記シート材収納手段に戻す方向に回転するリタードローラと、を備え、前記リタードローラはシート材と当接する外周部と、リタードローラを芯金等に一体化する際に圧入係合する内周部が、略同心円上に位置する別々の薄肉円筒形状に構成されると共に、前記リタードローラ外周部と内周部の間には両者を連結する複数の連結リブが構成され、前記連結リブはリタードローラの法線に対して任意の角度αをなし、前記リタードローラと前記フィードローラとの圧接部のニップ形状が前記リタードローラ側に凹形状となるように前記フィードローラと前記リタードローラを構成したことことを特徴とする。
【0028】
(作用)
上記のように構成された給紙装置では、合成ゴムを用いた略弾性体ローラを構成できるため、ローラニップ部に形成された凹形状が長期に渡って安定的に形成される。
【0029】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
以下に本発明の第1の実施例を図示に基づき説明する。
【0030】
図1、図2は本発明の特徴を最もよく表わす概略図である。
【0031】
図1、図2において、1はフィードローラ、2はリタードローラ、3はリタードローラ芯、であり、フィードローラ1とリタードローラ2はEPDM、シリコン等の合成ゴムで構成されている。
【0032】
図1に示すように、リタードローラ2はシート材との当接面である外周部2aと、リタードローラ芯3と圧入係合する内周部2b、及び両者を連結する複数の連結リブ2cから構成されている。連結リブ2cは図示の如くリタードローラ2の法線に対してαなる角度を有しているが、この角度αの効果について以下に述べる。図3に角度α=0°、すなわち連結リブを全てリタードローラの法線と同一方向にしたリタードローラを示す。また、図4に図3に示したリタードローラの径方向の静的硬さ(所定の力でローラ外周部を径方向に押圧した際のローラつぶれ量からの換算値)の周方向分布を示す。図4から明らかなように図3に示したリタードローラは連結リブ位相部が硬く、他の位相部が柔らかいといったローラ周方向における硬さのバラツキが大きいことがわかる。また図5,図6,図7には図3に示したリタードローラのシート材搬送実動作時の連結リブの挙動を示す。図示の如く、連結リブ2dは図5では時計方向に変形を受けていたものが、リタードローラ回転に伴う図6から図7にかけて反時計方向に移行しているが、移行の瞬間に連結リブが凹状のニップ中心部を乗り越えることにより、ローラ径方向の硬さがピークを迎えることは容易に推測できる。また、ローラ内周部近傍の連結リブ根元が常に左右方向のストレスを交互に受け続けるために、連結リブ根元の応力疲労によるローラのへたり(硬さが柔らかくなる)が起こりやすい構成になっている。上記の不具合点を踏まえて、本実施例においては連結リブをリタードローラ法線に対して所定の角度αをなすように構成している。すなわち、角度αを設けることで連結リブの倒れ方向が一定方向に保たれて連結リブのニップ中心部乗り越えがないため、連結リブ位相部のローラ表層部硬化が緩和されて、ローラ周方向の硬さが限りなく均一化される。また、連結リブ根元も一方向に緩やかなストレスを受けるだけなので、応カ疲労も軽減された最適なローラ硬さが長期に渡って維持される。ここで、上述したリタードローラ法線と連結リブがなす角度αは、採用する合成ゴムの母材硬度によって最適値は異なるが、実験の結果、10〜80°の間で設定すれば機能上問題がないことが確認されている。更には、本実施例においては図示の如く、連結リブに方向性があるために、図2に示すような方向にローラ回転方向と連結リブ方向を合わせることが望ましい。しかしながら、本実施例は連結リブ形状が簡素化された系なので、ゴム成形の観点からは生産性が高い形状と言える。尚、本実施例においてはフィードローラ1、及びリタードローラ2のシート材と当接する外周面に、ローラ軸方向に一定間隔のピッチで溝を設けたローレット形状を施したり、研磨加工により施される微細な凹凸研磨目を設けているため、ローラ外周面に付着した紙粉除去の効果により、更なるローラ耐久性(ローラ摩擦搬送力の長期維持)の向上も達成している。
【0033】
(実施例2)
以下に本発明の第2の実施例を図示に基づき説明する。
【0034】
図8、図9は本発明の特徴を最もよく表わす概略図である。
【0035】
図8、図9において、1はフィードローラ、4はリタードローラ、3はリタードローラ芯、であり、第1の実施例同様にフィードローラ1とリタードローラ4はEPDM、シリコン等の合成ゴムで構成されている。
【0036】
図8に示すように、リタードローラ4はシート材との当接面である外周部4aと、リタードローラ芯3と圧入係合する内周部4b、及び両者を連結する複数に枝別れした連結リブ4cから構成されている。連結リブ4cは図示の如く、リタードローラ2の法線に対してαなる角度を有している理由は第1の実施例と同様なためにここでは省略する。
【0037】
ここで、本実施例固有の効果としては連結リブの配置が対称形であるためリタードローラの取付け方向性がないことが挙げられる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればスポンジ等の弾性体ローラをリタードローラとして用いることによって得られた高性能な束紙分離性能を、従来の合成ゴムにおいて達成可能となる。これにより、永久歪みが軽減された高耐久弾性体ローラが安価なコストにて供給可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリタードローラの第1の実施例を示す断面図。
【図2】本発明の給紙装置の実施例を示す断面図。
【図3】本発明の給紙装置の機能優位性の説明用断面図。
【図4】本発明の給紙装置の機能優位性説明図。
【図5】本発明の給紙装置の機能優位性の説明断面図。
【図6】本発明の給紙装置の機能優位性の説明断面図。
【図7】本発明の給紙装置の機能優位性の説明断面図。
【図8】本発明のリタードローラの第2の実施例を示す断面図。
【図9】本発明の給紙装置の実施例を示す断面図。
【図10】従来の画像形成装置本体断面図。
【図11】従来の給紙装置断面図。
【図12】従来の給紙装置斜視図。
【図13】従来の給送領域図。
【符号の説明】
1 フィードローラ
2 リタードローラ
3 リタードローラ芯
4 リタードローラ
Claims (5)
- シート材を収納支持するシート材収納手段と、前記シート材収納手段からシート材を給送する給送手段と、給送手段により給送された前記シート材を1枚ずつ分離搬送するためのリタード分離機構と、を具備した給紙装置において、前記リタード分離機構はシート材を給送する方向に回転するフィードローラと、前記フィードローラに圧接し、シート材を前記シート材収納手段に戻す方向に回転するリタードローラと、を備え、
前記リタードローラはシート材と当接する外周部と、リタードローラを芯金等に一体化する際に圧入係合する内周部が、略同心円上に位置する別々の薄肉円筒形状に構成されると共に、前記リタードローラ外周部と内周部の間には両者を連結する複数の連結リブが構成され、前記連結リブはリタードローラの法線に対して任意の角度αをなすことを特徴とする給紙装置。 - 前記連結リブがリタードローラの法線に対してなす角度αは10〜80°であることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
- 前記フィードローラ、リタードローラ材質はEPDM、シリコン等の合成ゴムで構成されることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
- 前記フィードローラ、リタードローラがシート材と当接する外周面にはローラ軸方向に一定間隔のピッチで溝が設けられたことを特徴とする請求項3記載の給紙装置。
- 前記フィードローラ、リタードローラがシート材と当接する外周面には研磨加工により施される微細な凹凸研磨目が形成されたことを特徴とする請求項3記載の給紙装置。
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