JP3813761B2 - 屋根瓦 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、とくに、屋根の棟部側に対応位置、すなわち、屋根の棟と重合する最上部の部位に対応して使用される屋根瓦に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、屋根に対する瓦葺き作業にあっては、通常、該瓦葺きする屋根の形状、形態、大きさ等に対応して瓦の割り付け作業を行うものであり、その瓦の割り付け総数に端数が生じた場合には、該屋根の桁行き方向及び流れ方向における瓦の葺き上げ状態(重ね合わせ状態)を加減して微調整をすることによってその端数の解消を行うものであった。
そして、上記の微調整では対応することができない場合には、その瓦葺き作業時に、屋根の桁行き方向及び流れ方向において端数に対応する瓦を所定の長さに割って該瓦葺き作業に対応しているのが現状であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、とくに、屋根における流れ方向の瓦葺きにあって、棟側の最上部に位置される瓦が棟部に面度を使用しない施行に対応するためにその瓦面の尻部を棟瓦の側縁に対して水平面として形成された瓦を使用した態様にあっては、その瓦によって棟側が位置決めされかつその軒側が軒瓦により位置決めされることと、その調整が瓦の頭部の一方隅部に形成した切り込み部を利用して行うため、前記瓦の葺き上げ状態(重ね合わせ状態)を加減して微調整する場合に棟側の許容度が殆どなく、必然的に該最上部、すなわち、棟部に面度を使用しない施行に対応するための特別な構造に形成した瓦が重ねられる下部に位置する瓦を端数の瓦として割ってその瓦葺き作業に対応しなくてはならず、相当の熟練と手間を必要とし、瓦葺き作業性を大幅に悪化するものであった。
そこで、本発明は上記した問題点に鑑み、瓦の割り付け作業をきわめて容易にして屋根の瓦葺きの作業性の良化向上を図ることができる屋根瓦を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明の請求項1の発明は、屋根の棟部側に対応位置する屋根瓦であって、該瓦の差込み側端縁部の内面に対して下方及び側方が開放された所定深さの凹段部を瓦の頭部から尻部方向に向けて所定の長さ形成し、該凹段部は、当該瓦の下方に重ねられる瓦の桁行き方向の隣接して重合される瓦の桟部側を差込んで重ね合わせるとともにともに、該両瓦の流れ方向の位置調整を許容する構成としたことを要旨とするものである。
【0005】
この構成によれば、差込み側端縁部の内面に凹段部を形成した当該瓦に対し、その下方に重ねられる瓦の桁行き方向の隣接して重合される瓦の桟部側を前記凹段部に差込んで重ね合わせることができるとともに、両瓦の流れ方向の位置調整を許容することができ、これによって、該流れ方向の瓦の割り付け及びその瓦葺き作業を該下方に重ねられる瓦をいちいち割ることなくきわめて容易に行うことができる。
しかも、屋根の桁行き方向にあっては、各瓦の桟部側の高さを同一水平面として確保することができる。
【0006】
また、請求項2の発明は、請求項1記載の屋根瓦にあって、桟部及び谷部を備えかつ屋根の棟に対応して尻部における瓦面を水平面となしたことを要旨とするものである。
この構成によれば、上記した請求項1の発明における作用効果を一層助長することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図において、1は屋根の最上縁部、すなわち、棟の棟瓦と重合される部位に葺き上げられる瓦の全体を示し、その瓦本体1Aは既存の桟瓦に対応するために基本的には既存の桟瓦と同様に山部となした桟部2及び谷部3を備えた形状に形成され、その谷部3における差込み側には該側縁に沿って重合支持部4が該桟部2に対しその厚み分に相当する高さを低くした段差状に一体的に張出形成されている。
【0008】
そして、前記瓦本体1Aは、その尻部1cにおける瓦面1aがきき幅方向に沿って所定の幅の水平面5として形成されており、この瓦面1aの水平面5は図1に示すように瓦1の桟部2の上面を基準として形成されるとともに、谷部3との連接面はほぼ斜状に形成されている。
【0009】
しかして、この瓦1全体は、その頭部1dは既存の桟瓦に対応する桟部2及び谷部3となし、瓦面1aに相当する全体がそのきき幅方向及びきき足方向にわたる厚さがほぼ一様に形成されている。
【0010】
前記重合支持部4は、図1に示すように、前記水平面5に対応する部位は該水平面5と若干の段差部4aを有して全体しては前述したように桟部2に対しその厚み分に相当する高さを低くした段差面となし、その内面にはその側端から内方に向けて下方及び側方が開放されたほぼ鉤形状の凹段部6が所定深さその瓦の頭部1dから尻部1c方向に向けて所定の長さ形成されている。なお、該凹段部6の段差深さは、その瓦葺き時にあって、当該瓦1の下方に重ねられる瓦1Bの桁行き方向に隣接して重合される瓦1Cの桟部側を差込んで重ね合わせるとともにともに、該両瓦1B,1Cの流れ方向の位置調整をそれぞれ許容するようになっている。
【0011】
そして、前記重合支持部4の頭部1dの隅部には通常の瓦と同様に切り込み部7が形成されるとともに、瓦本体1Aの尻部1cの端縁から重合支持部4の端縁及び側縁には上方に向けて水返し8が一体状に形出されている。
【0012】
上述のように構成された本例実施の形態の瓦1は屋根に対して葺き上げられた既存の瓦に対してその屋根の最上部、すなわち、棟の棟瓦と重合される部位に葺き上げられるものである。
すなわち、その葺き上げ状態にあっては、既存の桟瓦と同様にすでに葺き上げられた桟瓦の上位に本例実施の形態の瓦1をその裏面側の引掛け部を桟木に引っ掛けるとともに、その頭部の桟部2と谷部3とを既存の桟瓦に合致させて葺き上げられるものである。
【0013】
さて、本例実施の形態の瓦1にあって、その屋根の流れ方向における瓦の割り付けに端数が生じた場合には、当該瓦1Aと下方に位置する瓦1Bとの重ね合わせ量、すなわち、その重ね合わせ位置を調整することによってなされるものであるが、通常の瓦にあっては該下方に位置する瓦1Bとその桁行き方向に隣接する瓦1Cの桟部が重ね合わせられることから、当該瓦1Aとの重ね合わせ量が必然的に制約を受ける瓦構造であるため、満足には対応することができなかった。
【0014】
しかして、上述した本例実施の形態の瓦1にあっては、図3及び図4に示すように、屋根の軒から順に葺き上げられて屋根の最上部に位置する当該瓦1Aの下方に位置する瓦1Bとその桁行き方向に隣接する瓦1Cの桟部が、当該瓦1Aの重合支持部4における凹段部6内に当該瓦1Aの高さを変えることなく重ね合わされることになり、しかも、両瓦1B,1Cのその流れ方向への位置、すなわち、重ね合わせ量をその凹段部6内によって許容することができるものであり、これによって、屋根の流れ方向における瓦の割り付けが瓦を割るという作業を行うことなくきわめて容易にでき、その瓦葺き作業を簡易になし得るものである。
【0015】
そして、当該瓦1Aと同様に形成された瓦1A´を、上述と同様にしてその下方に位置する瓦との間で重ね合わせ量を調整してすでに葺き上げられている本例実施の形態の瓦1の重合支持部4に対してその桟部2側の端縁部を重ね合わせてその桁行き方向に葺き上げるものである。
【0016】
この状態は、本例実施の形態の瓦1A,1A´……どうしの桟部2の桁行き方向の高さが同一水平面として確保できるものである。
【0017】
上述のようにして、本例実施の形態の瓦1は屋根の最上部の瓦として下方に位置する瓦との間でその屋根の流れ方向における瓦の割り付けに生じた端数をその重ね合わせ長さの量として調整して順次葺き上げられるものである。
【0018】
なお、上述した両実施の形態の瓦1を尻部1cに水平面5を有する瓦としたが、この構造の瓦に限定するものではない。
【0019】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明にあっては、差込み側端縁部の内面に下方及び側方が開放された凹段部を形成した当該瓦に対し、その下方に重ねられる瓦の桁行き方向の隣接して重合される瓦の桟部側を前記凹段部に差込んで重ね合わせることができるとともに、両瓦の流れ方向の位置調整を許容することができる。
これによって、該屋根の流れ方向における瓦の割り付け及びその瓦葺き作業を該下方に重ねられる瓦をいちいち割るという作業を必要とすることなくきわめて簡単かつ容易に行うことができるとともに、その瓦の割り付け及び実際の瓦葺き作業の作業性を大幅に良化向上することができる。
しかも、屋根の桁行き方向にあっては、各瓦の桟部側の高さを同一水平面として確保することができる。
【0020】
また、請求項2の発明にあっては、桟部及び谷部を備えかつ屋根の棟に対応して尻部における瓦面を水平面となした屋根の棟部に対応する瓦とすることによって、上記した請求項1の発明における作用効果を一層助長することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す瓦の斜視図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】瓦の葺き上げ状態を平面的に示す説明図である。
【図4】図3のI−I線断面図である。
【符号の説明】
1 瓦の全体
1A 瓦本体
1c 尻部
1d 頭部
2 桟部
3 谷部
4 重合支持部
5 凹段部

Claims (2)

  1. 屋根の棟部側に対応位置する屋根瓦であって、該瓦の差込み側端縁部の内面に対して下方及び側方が開放された所定深さの凹段部を瓦の頭部から尻部方向に向けて所定の長さ形成し、該凹段部は、当該瓦の下方に重ねられる瓦の桁行き方向の隣接して重合される瓦の桟部側を差込んで重ね合わせるとともにともに、該両瓦の流れ方向の位置調整を許容する構成とした屋根瓦。
  2. 桟部及び谷部を備えかつ屋根の棟に対応して尻部における瓦面を水平面となした請求項1記載の屋根瓦。
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