JP2000328721A - 瓦 材 - Google Patents

瓦 材

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JP2000328721A
JP2000328721A JP11143721A JP14372199A JP2000328721A JP 2000328721 A JP2000328721 A JP 2000328721A JP 11143721 A JP11143721 A JP 11143721A JP 14372199 A JP14372199 A JP 14372199A JP 2000328721 A JP2000328721 A JP 2000328721A
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JP
Japan
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tile material
tile
rainwater
decorative
groove
Prior art date
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Pending
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JP11143721A
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English (en)
Inventor
Koji Takahashi
幸二 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、雨水が流れ易く表面模様を
くっきりとさせた瓦材を提供するものである。 【解決手段】 本発明は、平板からなる瓦材10、20
の表面に雨水の流下を促す加飾溝11、21が複数併設
された瓦材10、20であって、前記加飾溝11、21
によって瓦材表面が石割れ模様若しくは木目模様に加飾
されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の屋根材とし
て用いられる瓦材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、立体的で豪華な質感を生じ、軽量
化が図れ、且つ風雨の浸入を阻止できる瓦として、実用
新案登録第3003642号公報がある。前記公報で
は、瓦本体の後端縁に水返し用起立壁を突設すると共
に、一方側に重ね用段部を形成したものにおいて、本体
の後部上面を載置用の平坦面部とし、該平坦面部及び両
側部を除いた本体に、凸列と凹列の交互リブ列を複数設
けて、本体の上下面に複数の凸帯を形成し、底面設置縁
が水平な風雨よけの前垂れ部を本体の前端縁に連設した
瓦が記載されている。
【0003】又、実開平6−82233号公報には、略
平板形状を有する瓦本体表面の尻側に本体の略全幅にわ
たる凹所を形成するとともに同凹所の尻側端縁に沿って
突堤を設け、凹所から本体頭部に至排水溝を略直線状に
形成し、且つ排水溝の両側に雨水の逆流を妨げる多数の
切り込み部を形成した屋根瓦が記載され、雨水が尻部を
乗り越えて本体裏側に浸入するのを効果的に防止できる
ようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、複数本
のリブや本体の表面を段差のある傾斜により雨水の流れ
を促すものであるがこれらは外観上瓦表面が波形状とな
りリブの本数や段差が少ない場合には、雨水の流れをよ
くする為に瓦表面に大きな高低差の形状が必要となると
言った問題があった。又リブの段差が少ないと表面の模
様がはっきりしないと言った問題があった。
【0005】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、雨水が流れ易く表面模様をくっ
きりとさせた瓦材を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の瓦材にお
いては、平板からなる瓦材の表面に雨水の流下を促す加
飾溝が一方向に複数並設された瓦材であって、前記加飾
溝によって瓦材表面が石割れ模様若しくは木目模様に加
飾されているものである。
【0007】又、請求項2記載の瓦材においては、上記
加飾溝は、その投影面積の総和が上記瓦材の敷設時の表
面部の投影面積の2割程度になるように設けられ、加飾
溝の深さがその溝幅の40%程度になされているもので
ある。
【0008】
【作用】請求項1記載の瓦材においては、加飾溝によっ
て瓦材表面が石割れ模様若しくは木目模様に加飾されて
いるので、瓦材の表面の雨水の流れ易さを促進すると共
に、表面模様をくっきりとでき、天然のような外観とす
ることができる。前記加飾溝の全表面積が前記瓦材の表
面積の2割程度になるように設けられ、加飾溝の深さが
前記瓦材の厚みの1割以下になされているので、加飾溝
によって瓦材の表面の雨水の流れ易さを促進して、敷設
した瓦材間の上流への雨水の浸入を防止することができ
る。
【0009】請求項2記載の瓦材においては、加飾溝
は、その投影面積の総和が瓦材の敷設時の表面部の投影
面積の2割程度になるように設けられ、加飾溝の深さが
その溝幅の40%程度になされているので、瓦材の表面
の雨水の流れを妨げることなく、瓦材の表面凹凸を目立
たなくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は加飾溝を説明する瓦材の断
面図である。図2、図3は加飾溝で加飾された瓦材表面
を示す第一の実施例である。図2(イ)は石割れ模様を
示す瓦材の斜視図、図2(ロ)は石割れ模様を示す瓦材
の平面図である。図3(イ)は瓦材の長手方向を示す断
面図、図3(ロ)は瓦材の短手方向を示す断面図であ
る。図4は加飾溝で加飾された瓦材表面を示す第二の実
施例である。図4(イ)は木目模様を示す瓦材の斜視
図、図4(ロ)は木目模様を示す瓦材の平面図である。
【0011】図1に示す様に、矩形状の平板からなる瓦
材10、20の表面には、雨水の流下を促す加飾溝1
1、21が設けられている。加飾溝11、21は、瓦材
10、20の棟側端部から軒側端部に向かって一方向に
複数並設されて設けられている。即ち、前記瓦材10、
20を建物の屋根に敷設した際に軒先の方向に流れる様
に加飾溝11、21は設けられている。加飾溝11、2
1は帯状に多数設けられ、雨水の流れを促進している
が、加飾溝11、21の投影面積の総和は前記瓦材1
0、20の敷設時の表面部の投影面積の2割程度が好適
な割合である。
【0012】又、溝深さ103は、溝幅102の40%
程度になされている。このような溝深さと、瓦材10、
20の表面部における加飾溝11、21の割合を選定す
ることによって、雨水の流下を妨げることなく、瓦材1
0、20の表面凹凸を目立たない外観にすることができ
る。
【0013】図2、図3は加飾溝11で加飾された瓦材
10表面を示す第一の実施例である。図2(イ)に示す
様に、瓦材10は矩形の板状からなり、長手方向を敷設
する屋根の軒先に並行になされている。長手方向の棟側
の一辺には止め金具取着部12と起立壁13が設けられ
ている。止め金具取着部12は中央に釘穴が設けられ、
図示しない止め金具と一体に瓦材10が屋根下地材に固
定できる様になされている。一方瓦材10の棟側端部に
設けられた起立壁13は、瓦材10の他の表面より高く
なされ突堤を形成して、雨水の浸入を止める様になされ
ている。
【0014】図2(ロ)に示す様に、瓦材10の表面に
は、加飾溝11が短手方向の棟側から軒側に向かって複
数並設されている。溝幅は天然の石を割った際の切断面
の石割れの感じを出すように凹凸形状になされ、加飾溝
列は長さがまちまちで、途中で途切れる形状になされて
いる。このような加飾溝11によって、自然な感じの石
割れ模様を形成することができる。
【0015】図3(イ)は瓦材10の長手方向を示す断
面図である。長手方向の両端部には重ね部14、15が
設けられている。重ね部14には凹溝141が、重ね部
15には凸部151が設けられ、凹溝141に隣設する
瓦材の凸部が係止できるようになされている。図3
(ロ)は、瓦材10の短手方向を示す断面図である。短
手方向の両端部には棟側に起立壁13が、他端には前垂
れ部16が設けられている。雨水は棟側から前垂れ部へ
加飾溝を伝わって流れることになる。瓦材10の裏面の
外周縁は起立したリブ107が設けられて、瓦材10の
剛性を確保し、屋根下地面に安定して敷設できる様にな
されている。
【0016】図4は加飾溝21で加飾された瓦材20表
面を示す第二の実施例である。図4(イ)に示す様に、
瓦材20は矩形の板状からなり、長手方向を敷設する屋
根の軒先に並行になされている。長手方向の棟側の一辺
には止め金具取着部22と起立壁23が設けられてい
る。止め金具取着部22は中央に釘穴が設けられ、図示
しない止め金具と一体に瓦材20が屋根下地材に固定で
きる様になされている。一方瓦材20の水上側端部に設
けられた起立壁23は、瓦材20の他の表面より高くな
され、雨水の浸入を止める様になされている。
【0017】図4(ロ)に示す様に、瓦材20の表面に
は、加飾溝21が短手方向に複数並設されている。溝幅
は天然の木目の感じを出すように凹凸形状になされ、加
飾溝列は長さがまちまちで、途中で途切れる形状になさ
れている。このような加飾溝21によって、天然の木目
模様を形成することができる。
【0018】瓦材20の形状、断面共第一の実施例の図
3で説明した内容と同様になされているので説明は省略
する。重ね部24には凹溝241が、重ね部25には凸
部251が設けられ、隣設する瓦材と係止できるように
なされている。短手方向の両端部には棟側に起立壁13
が、他端にはアール形状の前垂れ部16が設けられてい
る。雨水は棟側から前垂れ部16へ加飾溝21を伝わっ
て流れることになる。棟側には起立壁13が突設されて
設けられているので、風雨の強い時に雨水の上流への逆
流があっても起立壁13によって防止できるようになさ
れている。瓦材20の裏面の外周縁は起立したリブが設
けられて、下地材に安定して敷設できる様になされてい
る。
【0019】以上の様に、瓦材10、20においては、
前記加飾溝11、21の投影面積の総和が前記瓦材1
0、20の敷設時の表面部の投影面積の2割程度になる
ように設けられ、加飾溝11、21の深さが溝幅の40
%になされているので、瓦材10、20の表面の雨水の
流れを妨げることなく、瓦材の表面凹凸を目立たなくす
ることができる。
【0020】又、上記加飾溝11、21によって瓦材表
面が石割れ模様若しくは木目模様に加飾されているの
で、瓦材10、20の外観表面をくっきりとすることが
でき、天然の外観の瓦材の表面模様とすることができ
る。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の瓦材においては、加飾溝
によって瓦材表面が石割れ模様若しくは木目模様に加飾
されているので、瓦材の表面の雨水の流れ易さを促進す
ると共に、表面模様をくっきりとでき、天然のような外
観とすることができる。前記加飾溝の全表面積が前記瓦
材の表面積の2割程度になるように設けられ、加飾溝の
深さが前記瓦材の厚みの1割以下になされているので、
加飾溝によって瓦材の表面の雨水の流れ易さを促進し
て、敷設した瓦材間の上流への雨水の浸入を防止するこ
とができる。
【0022】請求項2記載の瓦材においては、加飾溝
は、その投影面積の総和が瓦材の敷設時の表面部の投影
面積の2割程度になるように設けられ、加飾溝の深さが
その溝幅の40%程度になされているので、瓦材の表面
の雨水の流れを妨げることなく、瓦材の表面凹凸を目立
たなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は瓦材の加飾溝を示す断面図である。
【図2】図2(イ)は石割れ模様を示す瓦材の斜視図、
図2(ロ)は石割れ模様を示す瓦材の平面図である。
【図3】図3(イ)は瓦材の長手方向を示す断面図、図
3(ロ)は瓦材の短手方向を示す断面図である。
【図4】図4(イ)は木目模様を示す瓦材の斜視図、図
4(ロ)は木目模様を示す瓦材の平面図である。
【符号の説明】
10 瓦材 101 瓦材厚み 102 溝幅 103 溝深さ 11 加飾溝 12 止め金具取着部 13 起立壁 14 重ね部 141 排水溝 15 重ね部 151 突起部 16 前垂れ部 20 瓦材 21 加飾溝 22 止め金具取着部 24 重ね部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板からなる瓦材の表面に雨水の流下を
    促す加飾溝が一方向に複数並設された瓦材であって、 前記加飾溝によって瓦材表面が石割れ模様若しくは木目
    模様に加飾されていることを特徴とする瓦材。
  2. 【請求項2】 前記加飾溝は、その投影面積の総和が上
    記瓦材の敷設時の表面部の投影面積の2割程度になるよ
    うに設けられ、加飾溝の深さがその溝幅の40%程度に
    なされていることを特徴とする請求項1記載の瓦材。
JP11143721A 1999-05-24 1999-05-24 瓦 材 Pending JP2000328721A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010130551A1 (de) 2009-05-13 2010-11-18 Monier Technical Centre Gmbh Verfahren sowie anlage zum herstellen eines betonkörpers
JP2015071927A (ja) * 2013-09-06 2015-04-16 日新製鋼株式会社 建築用金属屋根材

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010130551A1 (de) 2009-05-13 2010-11-18 Monier Technical Centre Gmbh Verfahren sowie anlage zum herstellen eines betonkörpers
DE102009021123A1 (de) 2009-05-13 2010-11-18 Monier Technical Centre Gmbh Betonkörper sowie ein Verfahren zum Herstellen eines Betonkörpers
JP2015071927A (ja) * 2013-09-06 2015-04-16 日新製鋼株式会社 建築用金属屋根材

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