JP3797838B2 - 画像表示装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、液晶パネル、ディジタル・ミラー・デバイス(DMD)、フィールド・エミッション・ディスプレイ(FED)、プラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)、又はLED等のマトリクス型ディスプレイ・デバイス(以下「表示パネル」という。)で構成されたモニターやデータプロジェクタ等のような画像表示装置に関し、より詳細に言えば、表示パネルの画像サイズよりも小さい画像サイズの画像信号が入力された場合に、拡大表示を行う画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、例えば、特開平10−334227号公報に開示された従来の画像表示装置の構成を示す図である。図7に示される、画像表示装置100においては、画像信号が端子101から供給され、画像信号のドットクロックSCLKが端子102から供給される。端子101から供給された画像信号は、制御部103及び時間軸変換器104に入力される。端子102から供給されたドットクロックSLCKは、時間軸変換器104に入力される。制御部103は、入力画像が受信されるレートと同じフレームレートで拡大画像が生成されるように、出力クロックDCLKを出力する。制御部103が出力したクロックDCLKは、時間軸変換器104、補間器105及びパネルコントローラ106に入力される。さらに、制御部103は、時間軸変換器104内のラインバッファを制御するバッファ制御信号BANKを出力する。制御部103が出力したバッファ制御信号BANKは、時間軸変換器104に入力される。さらに、制御部103は、補間に使用する画素データを定める修飾子信号Qと、補間係数を定める位相値信号PHASEを出力する。制御部103が出力した修飾子信号Qは、時間軸変換器104及び補間器105に入力され、位相値信号PHASEは補間器105に入力される。
【0003】
時間軸変換器104は、入力画像の画素データをドットクロックSCLKを用いて受信し、制御部103から供給されるバッファ制御信号BANKに基づいて、受信した画素データを異なる時間軸で出力クロックDCLKを用いて出力する。ここで、時間軸変換器104の出力画素データは、画素データの複製(反復)によって拡大された画像データである。時間軸変換器104が出力した拡大された画素データは、補間器105に入力される。補間器105は、修飾子信号Qと位相値信号PHASEに基づいて、拡大画像の画素データに対して所定の補間処理を行い、補間結果を出力する。補間器105が出力する補間処理された拡大画像の画素データは、パネルコントローラ106に入力される。パネルコントローラ106は、補間処理された拡大画像を表示パネル107の入力インタフェースに則した信号形式で、表示パネル107に出力する。表示パネル107は、パネルコントローラ106の出力に基づいて補間処理された拡大画像を表示する。
【0004】
図8は、例えば、特開平8−129356号公報に開示された従来の画像表示装置の構成を示すブロック図である。図8に示される画像表示装置200においては、画像信号が端子201から入力される。入力された画像信号は第1演算回路202及び制御部203に供給される。制御部203は、画像信号の同期信号から画像データの解像度を検出し、検出結果と表示パネル206の解像度との比率から算出される拡大率CZを出力する。さらに、制御部203は算出された拡大率CZに基づいて、水平方向の補間制御信号CH及び垂直方向の補間制御信号CVを出力する。さらに、制御部203は、フレームメモリ204の書き込みタイミング及び読み出しタイミングを制御するメモリ制御信号CMを出力する。さらに、制御部203は、表示パネル206の表示制御信号CPを出力する。制御部203が出力した拡大率CZは第1演算回路202及び第2演算回路205に入力される。制御部203が出力した水平方向の補間制御信号CHは第1演算回路202に入力され、垂直方向の補間制御信号CVは第2演算回路205に入力される。制御部203が出力したメモリ制御信号CMはフレームメモリ204に入力される。制御部203が出力した表示制御信号CPは表示パネル206に入力される。
【0005】
第1演算回路202は、拡大率CZと水平方向の補間制御信号CHに基づき、入力された画像データを連続するドット単位で補間し、水平方向に拡大された画像データを出力する。第1演算回路202が出力した水平方向に拡大された画像データは、フレームメモリ204に入力される。フレームメモリ204は、メモリ制御信号CMに基づき、水平方向に拡大された画像データを1画面分蓄えるとともに、蓄えた画像データを読み出す。フレームメモリ204から読み出された水平方向に拡大された画像データは、第2演算回路205に入力される。第2演算回路205は、水平方向に拡大された画像の連続する2ライン分の画像データを、拡大率CZと垂直方向の補間制御信号CVに基づいて補間し、かつ拡大された画像データが表示パネル206の解像度に満たない場合、画像データが存在しない表示パネル206の表示領域を単色の画像データに置き換える。第2演算回路205が出力した拡大された画像データは、表示パネル206に入力される。表示パネル206は、表示制御信号CPに基づいて、拡大された画像データを表示し、また画像データが存在しない領域では単色のデータを表示する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の画像表示装置は、以上のように構成されていたので、以下に示すような問題点があった。
【0007】
図9は、図7に示した従来の画像表示装置100における画像表示の一例を示す図であり、図9(a)は、入力される画像信号が水平720画素×垂直400画素であることを、図9(b)は、表示パネル107のサイズが水平1024画素×垂直768画素であることを示している。この場合、水平方向の拡大倍率が1024画素/720画素=1.42倍、垂直方向の拡大倍率が768画素/400画素=1.92倍となる。そのため、図9(b)に示されるように、縦長に歪んだ(垂直方向に伸長された)画像が表示される。このように、図7に示した従来の画像表示装置100は、表示パネル107と入力画像の縦横比が異なる場合に、入力画像と同じ縦横比となるような正常な拡大画像を表示することができないという問題があった。
【0008】
一方、図8に示した従来の画像表示装置200においては、図7の画像表示装置100のような入力画像の縦横比を維持できないといった問題は発生しない。しかし、1画面分のフレームメモリが必要となり、そのためコストが非常に高価になるとともに、表示パネル以外の信号処理回路をLSI化する場合の難易度も高くなるという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、表示パネルと入力画像の縦横比が異なる場合であっても、入力画像の縦横比を維持した拡大画像を表示することができる画像表示装置を低コストで提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の画像表示装置は、画像を表示する表示手段と、垂直同期信号に同期して画像データに基づく画像を前記表示手段に1フレームずつ順次表示させる駆動手段とを有し、垂直同期信号に対して間引き処理を行う同期信号間引き手段と、画像データに対して間引き処理を行う画像間引き手段と、間引き処理後の画像データを拡大する画像拡大手段と、前記画像拡大手段による拡大倍率、前記同期信号間引き手段により間引かれる垂直同期信号、及び前記画像間引き手段により間引かれる画像データに関する情報を持ち、これらの情報に基づいて前記同期信号間引き手段、前記画像間引き手段、前記画像拡大手段、及び前記駆動手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】
また、請求項2の画像表示装置は、垂直同期信号に対して遅延処理を行う遅延手段を有することを特徴としている。
【0012】
また、請求項3の画像表示装置は、前記制御手段が、前記画像拡大手段による拡大倍率を、1フレームの画像データの大きさ及び前記表示手段の表示可能範囲に基づいて決定することを特徴としている。
【0013】
また、請求項4の画像表示装置は、前記制御手段が、前記同期信号間引き手段により間引かれる垂直同期信号及び前記画像間引き手段により間引かれる画像データを、1フレームの画像データの大きさ及び全ライン数、前記表示手段の表示可能範囲、及び垂直同期信号の周波数に基づいて決定することを特徴としている。
【0014】
また、請求項5の画像表示装置は、前記制御手段が、前記同期信号間引き手段により間引かれる垂直同期信号、前記遅延手段による遅延時間、及び前記画像間引き手段により間引かれる画像データを、1フレームの画像データの大きさ及び全ライン数、前記表示手段の表示可能範囲、垂直同期信号の周波数、及び前記表示手段の表示可能範囲内における画像表示位置に基づいて決定することを特徴としている。
【0015】
また、請求項6の画像表示装置は、前記画像間引き手段による間引き処理は、順に入力された第1から第N(Nは2以上の所定の整数)までのフレームの画像データのうちの所定の1フレームの画像データを残して他の画像データを間引く処理であり、前記同期信号間引き手段による間引き処理は、順に入力された第1から第Nまでのフレームの垂直同期信号のうちの所定の1フレームの垂直同期信号を残して他の垂直同期信号を間引く処理であり、前記残された1フレームの画像データと前記残された1フレームの垂直同期信号とが異なるフレーム番号のフレームに属することを特徴としている。
【0016】
また、請求項7の画像表示装置は、前記表示手段の表示可能範囲内において、前記画像データに基づく画像以外の部分を所定の色にして表示させる画像データ付加手段を備えたことを特徴としている。
【0017】
また、請求項8の画像表示装置は、前記画像間引き手段により画像データを間引いた場合に、間引き表示を行っていることを通知するメッセージを表示させる画像データ付加手段を備えたことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像表示装置を示すブロック図である。図1に示されるように、実施の形態1の画像表示装置は、端子1,2及び3と、、入力信号計測回路4と、同期信号処理回路5と、コントローラ6と、画像間引き回路7と、駆動回路8と、画像拡大回路9と、表示パネル10とを有する。尚、図1において、DIは入力される画像信号、HIは入力される水平同期信号、VIは入力される垂直同期信号である。また、HSは同期信号処理回路5で処理された水平同期信号、VSは同期信号処理回路5で処理された垂直同期信号、DPは画像間引き回路7で処理された画像信号、DZは画像拡大回路9で処理された画像信号、SPは表示パネル10の駆動信号、TDは制御信号である。さらに、RDは入力信号計測回路4が発生した入力信号の計測結果等のデータである。
【0019】
図2は、図1の同期信号処理回路5の構成を示すブロック図である。図2に示されるように、同期信号処理回路5は、同期信号間引き回路11と、遅延回路12とを有する。尚、図2において、VMは同期信号間引き回路で処理された垂直同期信号である。
【0020】
図3は、実施の形態1の画像表示装置における間引き処理、遅延処理、及び拡大処理を説明するためのタイミング図である。図3において、nからn+8まで(nは正の整数)は、入力された画像信号のフレーム番号を示す。図4は、実施の形態1の画像表示装置における画像表示方法を説明するための図であり、同図(a)は、入力された画像信号の縦横の画素数を、同図(b)は、表示パネル、表示画像、及び余白部分の縦横の画素数を示す。
【0021】
次に、実施の形態1の画像表示装置の動作を説明する。図1に示されるように、垂直同期信号VIは端子3に入力される。また、水平同期信号HIは端子2に入力される。端子1には、所定の周期でサンプリングされた画像信号DIが入力される。画像信号DIは、例えばR,G,Bの3原色で構成されるような画像信号である。この画像信号は、アナログ信号のA/D変換結果でもよいし、ディジタル信号の受信データでもよい。また、画像信号DIは、水平同期信号HIと垂直同期信号VIに同期している。
【0022】
水平同期信号HIと垂直同期信号VIは、入力信号計測回路4及び同期信号処理回路5に入力される。画像信号DIは、入力信号計測回路4及び画像間引き回路7に入力される。
【0023】
入力信号計測回路4は、水平同期信号HI及び垂直同期信号VIの周波数、パルス幅、極性、及び画像信号の上下左右端の位置を計測し、計測結果RDを発生する。入力信号計測回路4が発生した計測結果RDは、コントローラ6に入力される。
【0024】
コントローラ6は、計測結果RDをもとに入力画像信号の種類を特定し、入力画像信号の種類と表示パネル10の表示サイズ、及び入力された垂直同期信号VIの周波数から、垂直同期信号VIに対する間引き処理の要否を判定する。コントローラ6は、この判定結果と表示パネル10の所定位置に画像を拡大表示するための制御情報を含む制御信号TDを発生する。コントローラ6が発生した制御信号TDは、同期信号処理回路5、画像間引き回路7及び駆動回路8に入力される。
【0025】
次に、同期信号処理回路5を、図2を用いて説明する。図2に示されるように、垂直同期信号VIが同期信号間引き回路11に入力される。水平同期信号HIが遅延回路12に入力される。制御信号TDが同期信号間引き回路11と遅延回路12に入力される。
【0026】
同期信号間引き回路11においては、入力された制御信号TDに基づいて、入力された垂直同期信号VIに対して間引き処理を行い、間引き処理された垂直同期信号VMを発生する。同期信号間引き回路11が発生した間引き処理された垂直同期信号VMは遅延回路12に入力される。
【0027】
遅延回路12は、入力された制御信号TDと水平同期信号HIをもとに、間引きされた垂直同期信号VMに対して所定の遅延処理を行い、その結果を垂直同期信号VSとして発生する。また、遅延回路12は、水平同期信号HIをもとに垂直同期信号VSと所定の位置関係を有する水平同期信号HSを発生する。同期信号処理回路5が発生した垂直同期信号VS及び水平同期信号HSは、画像間引き回路7及び駆動回路8に入力される。
【0028】
画像間引き回路7は、遅延処理が行われた垂直同期信号VSと水平同期信号HSを基準に、制御信号TDに基づいて、入力された画像信号DIに対して所定の間引き処理を行い、間引き処理された画像信号DPを発生する。画像間引き回路7が発生した画像信号DPは、画像拡大回路9に入力される。駆動回路8では、水平同期信号HS、同期信号処理回路5で間引き処理された垂直同期信号VS、及びコントローラ6が出力する制御信号TDに基づいて、画像の拡大表示に対応した表示パネル4の駆動信号SPを発生する。駆動回路8が発生した駆動信号SPは、画像拡大回路9と表示パネル10に入力される。画像拡大回路9では、駆動信号SPを基準として画像の拡大を行い、拡大後の画像信号DZは表示パネル10に入力される。表示パネル10は、画像拡大回路9が出力する画像信号DZを、駆動回路8が出力する駆動信号SPに基づいて表示する。
【0029】
次に、コントローラ6の動作について具体的な説明をする。ここでは、図4(a)に示されるように、画像部分が横720画素×縦400ライン、非画像領域を含めて横900画素×縦449ラインが1フレームであるような入力画像信号DIに対して、図4(b)に示されるように、表示パネルが横1024画素×縦768ラインである場合を例にして説明する。
【0030】
コントローラ6は、先ず画像の拡大倍率を求める。拡大倍率の設定方法は種々あるが、ここでは、入力画像信号DIを、縦横比を維持し、画像の欠けが無く、できるだけ大きく表示パネル10に表示する場合について説明する。この場合には、入力画像信号DIを表示パネル10全体に拡大表示する場合に算出される縦方向の倍率768画素/400画素=1.92倍と横方向の倍率1024ライン/720ライン=1.42倍のうち小さい方を、縦横両方向の倍率として用いればよい。即ち、1.42倍を縦横両方向の倍率とする。このとき、拡大画像の幅は1024画素、ライン数は400ライン×1.42=568ラインとなる。
【0031】
次に、コントローラ6は、垂直同期信号VI及び画像信号DIの間引き処理の要否判定を行う。先に求めた画像拡大の倍率1.42倍に従って、非画像領域を含めた1フレームの画像信号DIのライン数を求めると449ライン×1.42=637.58ラインとなる。小数点以下は所定のライン幅に満たないラインである。したがって、実質637ラインが1フレーム期間に含まれる全ライン数である。しかし、このままでは表示パネル10のライン数768ラインに満たないため、表示パネル10の画像表示が乱れる。コントローラ6は、画像拡大後の1フレーム期間の全ライン数が表示パネル10のライン数に足りるか否かを判別し、不足の場合には垂直同期信号VI及び画像信号に対して間引き処理を行うよう指令情報を含む制御信号TDを発生する。
【0032】
また、コントローラ6は、表示パネル10の所望の位置に拡大画像を部分表示できるように、間引き処理された垂直同期信号VMを所定時間遅延させる指令情報を含む制御信号TDを発生する。例えば、表示パネル10の中央に画像領域を表示する場合を考えると、表示パネル10の上下端に100ラインずつの非画像領域の表示が必要である。そのためには、遅延処理された垂直同期信号VSから画像信号DPの画像先頭までの期間が100ライン以上確保でき、なおかつ、画像信号DPの画像終端から垂直同期信号VMまでの期間が100ライン以上確保できるような遅延量を求めて、制御信号TDを通じて遅延回路12を制御する。また、画像領域が表示パネルの全表示領域の101ライン目からスタートするよう制御信号TDを発生し、駆動回路9を制御する。
【0033】
入力画像サイズと表示パネルサイズから余白部分(非画像領域)の幅を算出できるため、上記の動作によって、入力画像信号の種類が変わった場合であっても、表示パネル10の中央に常に画像表示することが可能である。また、上端あるいは下端等、表示パネル9の任意の位置に画像を表示することも可能である。
【0034】
次に、同期信号間引き回路11、同期信号遅延回路12及び画像間引き回路7の動作を図3に基づいて説明する。画像間引き回路7による間引き処理は、順に入力された第1から第N(Nは2以上の所定の整数)までのフレームの画像データのうちの所定の1フレームの画像データを残して他の画像データを間引く処理であり、同期信号間引き回路11による間引き処理は、順に入力された第1から第Nまでのフレームの垂直同期信号のうちの所定の1フレームの垂直同期信号を残して他の垂直同期信号を間引く処理であり、残された1フレームの画像データと残された1フレームの垂直同期信号とが異なるフレーム番号のフレームに属するように設定している。Nは、例えば、2である。この場合、同期信号間引き回路11は、コントローラ6が出力する制御信号TDに基づいて、入力された垂直同期信号VIに対して2フレームにつき1フレームの間引きを行って、間引き処理後の垂直同期信号VMを発生する。そして、n+1,n+3,n+5,n+7,…フレーム目の垂直同期信号VIを間引く。遅延回路12は、コントローラ6が出力する制御信号TDに基づいて、入力された垂直同期信号VMを所定時間遅延させ、遅延処理後の垂直同期信号VSを発生する。
【0035】
画像間引き回路7は、垂直同期信号VSと水平同期信号HSを基準に、コントローラ6が出力する制御信号TDに基づいて、垂直同期信号VIの間引かれたフレームとは異なるフレームの画像信号を間引く。即ち、図3に示されるように、n,n+2,n+4,n+6,n+8,…フレーム目の画像信号DIを間引き、間引き処理後の画像信号DPを出力する。
【0036】
次に、画像拡大回路9と表示パネル10の動作を図3に基づいて説明する。画像拡大回路9は駆動回路8の発生する駆動信号SPを基準に画像の拡大処理を行い、拡大画像信号DZを出力する。図3において、DZの斜線部14は、表示パネル10に表示される非画像領域であり所定の単色データが表示されるものとする。
【0037】
実施の形態1の画像表示装置においては、例えば、図4(a)に示されるような横720画素×縦400ラインの入力画像信号DIを、図4(b)に示されるような横1024画素×縦768ラインの表示パネル10に表示する。このとき、入力画像は、縦横比を維持したまま横1024画素×縦568ラインの画像に拡大される。また、表示パネル10の上下端に100ラインずつの非画像領域を表示することにより、表示パネル10の中央に拡大された画像が表示される。尚、間引き処理によって画像の品質は低下するが、入力された画像が静止画像である場合には、間引き処理を行っていない場合の画像と同等の画像品質を持たせることができる。
【0038】
また、画像拡大の倍率を1.0倍とした場合は、入力画像信号DIの画像を拡大せずに、例えば中央表示のように、表示パネル10の任意の位置に画像信号DIに基づく画像を表示することができる。
【0039】
尚、上記説明では、n+1,n+3,n+5,n+7,…フレーム目の垂直同期信号VIと、n,n+2,n+4,n+6,n+8,…フレーム目の画像信号DIとを間引いた場合について説明したが、間引かれるフレームは、上記の例に限定されない。例えば、n+1,n+4,n+7,n+10,…フレーム目の垂直同期信号VIと、n,n+3,n+6,n+9,n+12,…フレーム目の画像信号DIとを残すように間引いてもよい。どのフレーム番号の垂直同期信号VIを間引き、どのフレーム番号の画像データを間引くかは、間引かれ且つ遅延された垂直同期信号VSの間隔、画像拡大回路9から出力される1フレーム分の画像信号DZの幅(図3の幅WDZ)等の各種要因に基づいて決定すればよい。
【0040】
実施の形態2
図5は、本発明の実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。図5に示されるように、実施の形態2の画像表示装置は、画像データ付加回路13を追加した点のみが、上記実施の形態1の画像表示装置と相違する。尚、図5において、DCは画像データ付加回路13により処理された画像信号である。
【0041】
次に、画像データ付加回路13の動作を説明する。図5に示されるように、画像データ付加回路13には、駆動回路8が出力する駆動信号SPと画像拡大回路9が出力する画像信号DZが入力される。画像データ付加回路13は、駆動信号SPをもとに画像信号DZのうち表示パネル10に表示される非画像領域を所定の色に着色する。画像データ付加回路13は、さらに、例えば、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)機能等に代表される情報表示画像データを重畳し、着色及び情報表示画像データが重畳された画像信号DCを出力する。画像信号DCは表示パネル10に入力され、表示パネル10は駆動回路8が出力する駆動信号SPに基づき画像信号DCの表示を行う。
【0042】
このように、実施の形態2の画像表示装置においては、表示パネル10の余白部分(非画像領域)を所定の色に着色できるので、表示パネル10の余白部分の色を例えばユーザの好みの色に変更して画像の部分表示を行うことができる。
【0043】
図6は、実施の形態2の画像表示装置による画像表示方法を示す図である。図6に示されるように、この画像表示装置は、表示パネル10の領域15に入力画像信号DIを拡大して表示する。尚、16は、表示パネル10の余白部分(非画像領域)である。また、この画像表示装置は、表示パネル10の一部に、間引き処理された画像を表示していることを示すメッセージ17や、入力画像信号DIが表示パネル10の縦横比と異なることを示す注意を表示して、ユーザに対して入力画像信号の種類を変更するように通知することができる。
【0044】
尚、実施の形態2において、上記以外の点は、上記実施の形態1と同じである。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1から8までの発明によれば、入力された画像信号の画像サイズよりも表示手段の画像サイズが大きく、入力画像と表示手段の縦横比が異なる場合であっても、高価なフレームメモリを使用することなく、入力画像と同じ縦横比の正常な拡大画像を表示パネルに表示することができるという効果がある。
【0046】
また、請求項3から5までの発明によれば、制御手段が入力画像データの大きさと表示手段の表示可能範囲の大きさ等に基づいて拡大倍率を決定するので、入力された画像信号が未知の信号であっても、入力画像と同じ縦横比の正常な拡大画像を表示することができるという効果がある。
【0047】
また、請求項2の発明によれば、入力される画像信号が変わっても、常に使用者の見やすい位置に画像を表示することができるという効果がある。
【0048】
また、請求項7の発明によれば、表示手段の余白部分を好みの色に表示することができるという効果がある。
【0049】
また、請求項8の発明によれば、入力画像信号を間引いて表示する際に、間引き表示を行っていることを通知するメッセージ、又は入力画像信号の種類の変更を促す注意を表示パネルの一部に表示するので、ユーザに対して入力画像信号の種類を変更するように通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の同期信号処理回路の構成を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態1の画像表示装置における間引き処理、遅延処理、及び拡大処理を説明するためのタイミング図である。
【図4】 実施の形態1の画像表示装置における画像表示方法を説明するための図であり、(a)は入力された画像信号の縦横の画素数を、(b)は表示パネル、表示画像、及び余白部分の縦横の画素数を示す。
【図5】 本発明の実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 実施の形態2の画像表示装置における画像表示方法を説明するための図である。
【図7】 従来の画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 従来の画像表示装置の別の構成を示すブロック図である。
【図9】 図7の画像表示装置における画像表示方法を説明するための図であり、(a)は入力された画像信号の縦横の画素数を、(b)は表示画像の縦横の画素数を示す。
【符号の説明】
1,2,3 端子、 4 入力信号計測回路、 5 同期信号処理装置、 6コントローラ、 7 画像間引き回路、 8 駆動回路、 9 画像拡大回路、 10 表示パネル、 11 同期信号間引き回路、 12 遅延回路、 13 画像データ付加回路、 14 表示パネルに表示される非画像領域、 WDZ 画像拡大回路9から出力される1フレーム分の画像信号DZの幅。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、液晶パネル、ディジタル・ミラー・デバイス(DMD)、フィールド・エミッション・ディスプレイ(FED)、プラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)、又はLED等のマトリクス型ディスプレイ・デバイス(以下「表示パネル」という。)で構成されたモニターやデータプロジェクタ等のような画像表示装置に関し、より詳細に言えば、表示パネルの画像サイズよりも小さい画像サイズの画像信号が入力された場合に、拡大表示を行う画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、例えば、特開平10−334227号公報に開示された従来の画像表示装置の構成を示す図である。図7に示される、画像表示装置100においては、画像信号が端子101から供給され、画像信号のドットクロックSCLKが端子102から供給される。端子101から供給された画像信号は、制御部103及び時間軸変換器104に入力される。端子102から供給されたドットクロックSLCKは、時間軸変換器104に入力される。制御部103は、入力画像が受信されるレートと同じフレームレートで拡大画像が生成されるように、出力クロックDCLKを出力する。制御部103が出力したクロックDCLKは、時間軸変換器104、補間器105及びパネルコントローラ106に入力される。さらに、制御部103は、時間軸変換器104内のラインバッファを制御するバッファ制御信号BANKを出力する。制御部103が出力したバッファ制御信号BANKは、時間軸変換器104に入力される。さらに、制御部103は、補間に使用する画素データを定める修飾子信号Qと、補間係数を定める位相値信号PHASEを出力する。制御部103が出力した修飾子信号Qは、時間軸変換器104及び補間器105に入力され、位相値信号PHASEは補間器105に入力される。
【0003】
時間軸変換器104は、入力画像の画素データをドットクロックSCLKを用いて受信し、制御部103から供給されるバッファ制御信号BANKに基づいて、受信した画素データを異なる時間軸で出力クロックDCLKを用いて出力する。ここで、時間軸変換器104の出力画素データは、画素データの複製(反復)によって拡大された画像データである。時間軸変換器104が出力した拡大された画素データは、補間器105に入力される。補間器105は、修飾子信号Qと位相値信号PHASEに基づいて、拡大画像の画素データに対して所定の補間処理を行い、補間結果を出力する。補間器105が出力する補間処理された拡大画像の画素データは、パネルコントローラ106に入力される。パネルコントローラ106は、補間処理された拡大画像を表示パネル107の入力インタフェースに則した信号形式で、表示パネル107に出力する。表示パネル107は、パネルコントローラ106の出力に基づいて補間処理された拡大画像を表示する。
【0004】
図8は、例えば、特開平8−129356号公報に開示された従来の画像表示装置の構成を示すブロック図である。図8に示される画像表示装置200においては、画像信号が端子201から入力される。入力された画像信号は第1演算回路202及び制御部203に供給される。制御部203は、画像信号の同期信号から画像データの解像度を検出し、検出結果と表示パネル206の解像度との比率から算出される拡大率CZを出力する。さらに、制御部203は算出された拡大率CZに基づいて、水平方向の補間制御信号CH及び垂直方向の補間制御信号CVを出力する。さらに、制御部203は、フレームメモリ204の書き込みタイミング及び読み出しタイミングを制御するメモリ制御信号CMを出力する。さらに、制御部203は、表示パネル206の表示制御信号CPを出力する。制御部203が出力した拡大率CZは第1演算回路202及び第2演算回路205に入力される。制御部203が出力した水平方向の補間制御信号CHは第1演算回路202に入力され、垂直方向の補間制御信号CVは第2演算回路205に入力される。制御部203が出力したメモリ制御信号CMはフレームメモリ204に入力される。制御部203が出力した表示制御信号CPは表示パネル206に入力される。
【0005】
第1演算回路202は、拡大率CZと水平方向の補間制御信号CHに基づき、入力された画像データを連続するドット単位で補間し、水平方向に拡大された画像データを出力する。第1演算回路202が出力した水平方向に拡大された画像データは、フレームメモリ204に入力される。フレームメモリ204は、メモリ制御信号CMに基づき、水平方向に拡大された画像データを1画面分蓄えるとともに、蓄えた画像データを読み出す。フレームメモリ204から読み出された水平方向に拡大された画像データは、第2演算回路205に入力される。第2演算回路205は、水平方向に拡大された画像の連続する2ライン分の画像データを、拡大率CZと垂直方向の補間制御信号CVに基づいて補間し、かつ拡大された画像データが表示パネル206の解像度に満たない場合、画像データが存在しない表示パネル206の表示領域を単色の画像データに置き換える。第2演算回路205が出力した拡大された画像データは、表示パネル206に入力される。表示パネル206は、表示制御信号CPに基づいて、拡大された画像データを表示し、また画像データが存在しない領域では単色のデータを表示する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の画像表示装置は、以上のように構成されていたので、以下に示すような問題点があった。
【0007】
図9は、図7に示した従来の画像表示装置100における画像表示の一例を示す図であり、図9(a)は、入力される画像信号が水平720画素×垂直400画素であることを、図9(b)は、表示パネル107のサイズが水平1024画素×垂直768画素であることを示している。この場合、水平方向の拡大倍率が1024画素/720画素=1.42倍、垂直方向の拡大倍率が768画素/400画素=1.92倍となる。そのため、図9(b)に示されるように、縦長に歪んだ(垂直方向に伸長された)画像が表示される。このように、図7に示した従来の画像表示装置100は、表示パネル107と入力画像の縦横比が異なる場合に、入力画像と同じ縦横比となるような正常な拡大画像を表示することができないという問題があった。
【0008】
一方、図8に示した従来の画像表示装置200においては、図7の画像表示装置100のような入力画像の縦横比を維持できないといった問題は発生しない。しかし、1画面分のフレームメモリが必要となり、そのためコストが非常に高価になるとともに、表示パネル以外の信号処理回路をLSI化する場合の難易度も高くなるという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、表示パネルと入力画像の縦横比が異なる場合であっても、入力画像の縦横比を維持した拡大画像を表示することができる画像表示装置を低コストで提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の画像表示装置は、画像を表示する表示手段と、垂直同期信号に同期して画像データに基づく画像を前記表示手段に1フレームずつ順次表示させる駆動手段とを有し、垂直同期信号に対して間引き処理を行う同期信号間引き手段と、画像データに対して間引き処理を行う画像間引き手段と、間引き処理後の画像データを拡大する画像拡大手段と、前記画像拡大手段による拡大倍率、前記同期信号間引き手段により間引かれる垂直同期信号、及び前記画像間引き手段により間引かれる画像データに関する情報を持ち、これらの情報に基づいて前記同期信号間引き手段、前記画像間引き手段、前記画像拡大手段、及び前記駆動手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】
また、請求項2の画像表示装置は、垂直同期信号に対して遅延処理を行う遅延手段を有することを特徴としている。
【0012】
また、請求項3の画像表示装置は、前記制御手段が、前記画像拡大手段による拡大倍率を、1フレームの画像データの大きさ及び前記表示手段の表示可能範囲に基づいて決定することを特徴としている。
【0013】
また、請求項4の画像表示装置は、前記制御手段が、前記同期信号間引き手段により間引かれる垂直同期信号及び前記画像間引き手段により間引かれる画像データを、1フレームの画像データの大きさ及び全ライン数、前記表示手段の表示可能範囲、及び垂直同期信号の周波数に基づいて決定することを特徴としている。
【0014】
また、請求項5の画像表示装置は、前記制御手段が、前記同期信号間引き手段により間引かれる垂直同期信号、前記遅延手段による遅延時間、及び前記画像間引き手段により間引かれる画像データを、1フレームの画像データの大きさ及び全ライン数、前記表示手段の表示可能範囲、垂直同期信号の周波数、及び前記表示手段の表示可能範囲内における画像表示位置に基づいて決定することを特徴としている。
【0015】
また、請求項6の画像表示装置は、前記画像間引き手段による間引き処理は、順に入力された第1から第N(Nは2以上の所定の整数)までのフレームの画像データのうちの所定の1フレームの画像データを残して他の画像データを間引く処理であり、前記同期信号間引き手段による間引き処理は、順に入力された第1から第Nまでのフレームの垂直同期信号のうちの所定の1フレームの垂直同期信号を残して他の垂直同期信号を間引く処理であり、前記残された1フレームの画像データと前記残された1フレームの垂直同期信号とが異なるフレーム番号のフレームに属することを特徴としている。
【0016】
また、請求項7の画像表示装置は、前記表示手段の表示可能範囲内において、前記画像データに基づく画像以外の部分を所定の色にして表示させる画像データ付加手段を備えたことを特徴としている。
【0017】
また、請求項8の画像表示装置は、前記画像間引き手段により画像データを間引いた場合に、間引き表示を行っていることを通知するメッセージを表示させる画像データ付加手段を備えたことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像表示装置を示すブロック図である。図1に示されるように、実施の形態1の画像表示装置は、端子1,2及び3と、、入力信号計測回路4と、同期信号処理回路5と、コントローラ6と、画像間引き回路7と、駆動回路8と、画像拡大回路9と、表示パネル10とを有する。尚、図1において、DIは入力される画像信号、HIは入力される水平同期信号、VIは入力される垂直同期信号である。また、HSは同期信号処理回路5で処理された水平同期信号、VSは同期信号処理回路5で処理された垂直同期信号、DPは画像間引き回路7で処理された画像信号、DZは画像拡大回路9で処理された画像信号、SPは表示パネル10の駆動信号、TDは制御信号である。さらに、RDは入力信号計測回路4が発生した入力信号の計測結果等のデータである。
【0019】
図2は、図1の同期信号処理回路5の構成を示すブロック図である。図2に示されるように、同期信号処理回路5は、同期信号間引き回路11と、遅延回路12とを有する。尚、図2において、VMは同期信号間引き回路で処理された垂直同期信号である。
【0020】
図3は、実施の形態1の画像表示装置における間引き処理、遅延処理、及び拡大処理を説明するためのタイミング図である。図3において、nからn+8まで(nは正の整数)は、入力された画像信号のフレーム番号を示す。図4は、実施の形態1の画像表示装置における画像表示方法を説明するための図であり、同図(a)は、入力された画像信号の縦横の画素数を、同図(b)は、表示パネル、表示画像、及び余白部分の縦横の画素数を示す。
【0021】
次に、実施の形態1の画像表示装置の動作を説明する。図1に示されるように、垂直同期信号VIは端子3に入力される。また、水平同期信号HIは端子2に入力される。端子1には、所定の周期でサンプリングされた画像信号DIが入力される。画像信号DIは、例えばR,G,Bの3原色で構成されるような画像信号である。この画像信号は、アナログ信号のA/D変換結果でもよいし、ディジタル信号の受信データでもよい。また、画像信号DIは、水平同期信号HIと垂直同期信号VIに同期している。
【0022】
水平同期信号HIと垂直同期信号VIは、入力信号計測回路4及び同期信号処理回路5に入力される。画像信号DIは、入力信号計測回路4及び画像間引き回路7に入力される。
【0023】
入力信号計測回路4は、水平同期信号HI及び垂直同期信号VIの周波数、パルス幅、極性、及び画像信号の上下左右端の位置を計測し、計測結果RDを発生する。入力信号計測回路4が発生した計測結果RDは、コントローラ6に入力される。
【0024】
コントローラ6は、計測結果RDをもとに入力画像信号の種類を特定し、入力画像信号の種類と表示パネル10の表示サイズ、及び入力された垂直同期信号VIの周波数から、垂直同期信号VIに対する間引き処理の要否を判定する。コントローラ6は、この判定結果と表示パネル10の所定位置に画像を拡大表示するための制御情報を含む制御信号TDを発生する。コントローラ6が発生した制御信号TDは、同期信号処理回路5、画像間引き回路7及び駆動回路8に入力される。
【0025】
次に、同期信号処理回路5を、図2を用いて説明する。図2に示されるように、垂直同期信号VIが同期信号間引き回路11に入力される。水平同期信号HIが遅延回路12に入力される。制御信号TDが同期信号間引き回路11と遅延回路12に入力される。
【0026】
同期信号間引き回路11においては、入力された制御信号TDに基づいて、入力された垂直同期信号VIに対して間引き処理を行い、間引き処理された垂直同期信号VMを発生する。同期信号間引き回路11が発生した間引き処理された垂直同期信号VMは遅延回路12に入力される。
【0027】
遅延回路12は、入力された制御信号TDと水平同期信号HIをもとに、間引きされた垂直同期信号VMに対して所定の遅延処理を行い、その結果を垂直同期信号VSとして発生する。また、遅延回路12は、水平同期信号HIをもとに垂直同期信号VSと所定の位置関係を有する水平同期信号HSを発生する。同期信号処理回路5が発生した垂直同期信号VS及び水平同期信号HSは、画像間引き回路7及び駆動回路8に入力される。
【0028】
画像間引き回路7は、遅延処理が行われた垂直同期信号VSと水平同期信号HSを基準に、制御信号TDに基づいて、入力された画像信号DIに対して所定の間引き処理を行い、間引き処理された画像信号DPを発生する。画像間引き回路7が発生した画像信号DPは、画像拡大回路9に入力される。駆動回路8では、水平同期信号HS、同期信号処理回路5で間引き処理された垂直同期信号VS、及びコントローラ6が出力する制御信号TDに基づいて、画像の拡大表示に対応した表示パネル4の駆動信号SPを発生する。駆動回路8が発生した駆動信号SPは、画像拡大回路9と表示パネル10に入力される。画像拡大回路9では、駆動信号SPを基準として画像の拡大を行い、拡大後の画像信号DZは表示パネル10に入力される。表示パネル10は、画像拡大回路9が出力する画像信号DZを、駆動回路8が出力する駆動信号SPに基づいて表示する。
【0029】
次に、コントローラ6の動作について具体的な説明をする。ここでは、図4(a)に示されるように、画像部分が横720画素×縦400ライン、非画像領域を含めて横900画素×縦449ラインが1フレームであるような入力画像信号DIに対して、図4(b)に示されるように、表示パネルが横1024画素×縦768ラインである場合を例にして説明する。
【0030】
コントローラ6は、先ず画像の拡大倍率を求める。拡大倍率の設定方法は種々あるが、ここでは、入力画像信号DIを、縦横比を維持し、画像の欠けが無く、できるだけ大きく表示パネル10に表示する場合について説明する。この場合には、入力画像信号DIを表示パネル10全体に拡大表示する場合に算出される縦方向の倍率768画素/400画素=1.92倍と横方向の倍率1024ライン/720ライン=1.42倍のうち小さい方を、縦横両方向の倍率として用いればよい。即ち、1.42倍を縦横両方向の倍率とする。このとき、拡大画像の幅は1024画素、ライン数は400ライン×1.42=568ラインとなる。
【0031】
次に、コントローラ6は、垂直同期信号VI及び画像信号DIの間引き処理の要否判定を行う。先に求めた画像拡大の倍率1.42倍に従って、非画像領域を含めた1フレームの画像信号DIのライン数を求めると449ライン×1.42=637.58ラインとなる。小数点以下は所定のライン幅に満たないラインである。したがって、実質637ラインが1フレーム期間に含まれる全ライン数である。しかし、このままでは表示パネル10のライン数768ラインに満たないため、表示パネル10の画像表示が乱れる。コントローラ6は、画像拡大後の1フレーム期間の全ライン数が表示パネル10のライン数に足りるか否かを判別し、不足の場合には垂直同期信号VI及び画像信号に対して間引き処理を行うよう指令情報を含む制御信号TDを発生する。
【0032】
また、コントローラ6は、表示パネル10の所望の位置に拡大画像を部分表示できるように、間引き処理された垂直同期信号VMを所定時間遅延させる指令情報を含む制御信号TDを発生する。例えば、表示パネル10の中央に画像領域を表示する場合を考えると、表示パネル10の上下端に100ラインずつの非画像領域の表示が必要である。そのためには、遅延処理された垂直同期信号VSから画像信号DPの画像先頭までの期間が100ライン以上確保でき、なおかつ、画像信号DPの画像終端から垂直同期信号VMまでの期間が100ライン以上確保できるような遅延量を求めて、制御信号TDを通じて遅延回路12を制御する。また、画像領域が表示パネルの全表示領域の101ライン目からスタートするよう制御信号TDを発生し、駆動回路9を制御する。
【0033】
入力画像サイズと表示パネルサイズから余白部分(非画像領域)の幅を算出できるため、上記の動作によって、入力画像信号の種類が変わった場合であっても、表示パネル10の中央に常に画像表示することが可能である。また、上端あるいは下端等、表示パネル9の任意の位置に画像を表示することも可能である。
【0034】
次に、同期信号間引き回路11、同期信号遅延回路12及び画像間引き回路7の動作を図3に基づいて説明する。画像間引き回路7による間引き処理は、順に入力された第1から第N(Nは2以上の所定の整数)までのフレームの画像データのうちの所定の1フレームの画像データを残して他の画像データを間引く処理であり、同期信号間引き回路11による間引き処理は、順に入力された第1から第Nまでのフレームの垂直同期信号のうちの所定の1フレームの垂直同期信号を残して他の垂直同期信号を間引く処理であり、残された1フレームの画像データと残された1フレームの垂直同期信号とが異なるフレーム番号のフレームに属するように設定している。Nは、例えば、2である。この場合、同期信号間引き回路11は、コントローラ6が出力する制御信号TDに基づいて、入力された垂直同期信号VIに対して2フレームにつき1フレームの間引きを行って、間引き処理後の垂直同期信号VMを発生する。そして、n+1,n+3,n+5,n+7,…フレーム目の垂直同期信号VIを間引く。遅延回路12は、コントローラ6が出力する制御信号TDに基づいて、入力された垂直同期信号VMを所定時間遅延させ、遅延処理後の垂直同期信号VSを発生する。
【0035】
画像間引き回路7は、垂直同期信号VSと水平同期信号HSを基準に、コントローラ6が出力する制御信号TDに基づいて、垂直同期信号VIの間引かれたフレームとは異なるフレームの画像信号を間引く。即ち、図3に示されるように、n,n+2,n+4,n+6,n+8,…フレーム目の画像信号DIを間引き、間引き処理後の画像信号DPを出力する。
【0036】
次に、画像拡大回路9と表示パネル10の動作を図3に基づいて説明する。画像拡大回路9は駆動回路8の発生する駆動信号SPを基準に画像の拡大処理を行い、拡大画像信号DZを出力する。図3において、DZの斜線部14は、表示パネル10に表示される非画像領域であり所定の単色データが表示されるものとする。
【0037】
実施の形態1の画像表示装置においては、例えば、図4(a)に示されるような横720画素×縦400ラインの入力画像信号DIを、図4(b)に示されるような横1024画素×縦768ラインの表示パネル10に表示する。このとき、入力画像は、縦横比を維持したまま横1024画素×縦568ラインの画像に拡大される。また、表示パネル10の上下端に100ラインずつの非画像領域を表示することにより、表示パネル10の中央に拡大された画像が表示される。尚、間引き処理によって画像の品質は低下するが、入力された画像が静止画像である場合には、間引き処理を行っていない場合の画像と同等の画像品質を持たせることができる。
【0038】
また、画像拡大の倍率を1.0倍とした場合は、入力画像信号DIの画像を拡大せずに、例えば中央表示のように、表示パネル10の任意の位置に画像信号DIに基づく画像を表示することができる。
【0039】
尚、上記説明では、n+1,n+3,n+5,n+7,…フレーム目の垂直同期信号VIと、n,n+2,n+4,n+6,n+8,…フレーム目の画像信号DIとを間引いた場合について説明したが、間引かれるフレームは、上記の例に限定されない。例えば、n+1,n+4,n+7,n+10,…フレーム目の垂直同期信号VIと、n,n+3,n+6,n+9,n+12,…フレーム目の画像信号DIとを残すように間引いてもよい。どのフレーム番号の垂直同期信号VIを間引き、どのフレーム番号の画像データを間引くかは、間引かれ且つ遅延された垂直同期信号VSの間隔、画像拡大回路9から出力される1フレーム分の画像信号DZの幅(図3の幅WDZ)等の各種要因に基づいて決定すればよい。
【0040】
実施の形態2
図5は、本発明の実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。図5に示されるように、実施の形態2の画像表示装置は、画像データ付加回路13を追加した点のみが、上記実施の形態1の画像表示装置と相違する。尚、図5において、DCは画像データ付加回路13により処理された画像信号である。
【0041】
次に、画像データ付加回路13の動作を説明する。図5に示されるように、画像データ付加回路13には、駆動回路8が出力する駆動信号SPと画像拡大回路9が出力する画像信号DZが入力される。画像データ付加回路13は、駆動信号SPをもとに画像信号DZのうち表示パネル10に表示される非画像領域を所定の色に着色する。画像データ付加回路13は、さらに、例えば、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)機能等に代表される情報表示画像データを重畳し、着色及び情報表示画像データが重畳された画像信号DCを出力する。画像信号DCは表示パネル10に入力され、表示パネル10は駆動回路8が出力する駆動信号SPに基づき画像信号DCの表示を行う。
【0042】
このように、実施の形態2の画像表示装置においては、表示パネル10の余白部分(非画像領域)を所定の色に着色できるので、表示パネル10の余白部分の色を例えばユーザの好みの色に変更して画像の部分表示を行うことができる。
【0043】
図6は、実施の形態2の画像表示装置による画像表示方法を示す図である。図6に示されるように、この画像表示装置は、表示パネル10の領域15に入力画像信号DIを拡大して表示する。尚、16は、表示パネル10の余白部分(非画像領域)である。また、この画像表示装置は、表示パネル10の一部に、間引き処理された画像を表示していることを示すメッセージ17や、入力画像信号DIが表示パネル10の縦横比と異なることを示す注意を表示して、ユーザに対して入力画像信号の種類を変更するように通知することができる。
【0044】
尚、実施の形態2において、上記以外の点は、上記実施の形態1と同じである。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1から8までの発明によれば、入力された画像信号の画像サイズよりも表示手段の画像サイズが大きく、入力画像と表示手段の縦横比が異なる場合であっても、高価なフレームメモリを使用することなく、入力画像と同じ縦横比の正常な拡大画像を表示パネルに表示することができるという効果がある。
【0046】
また、請求項3から5までの発明によれば、制御手段が入力画像データの大きさと表示手段の表示可能範囲の大きさ等に基づいて拡大倍率を決定するので、入力された画像信号が未知の信号であっても、入力画像と同じ縦横比の正常な拡大画像を表示することができるという効果がある。
【0047】
また、請求項2の発明によれば、入力される画像信号が変わっても、常に使用者の見やすい位置に画像を表示することができるという効果がある。
【0048】
また、請求項7の発明によれば、表示手段の余白部分を好みの色に表示することができるという効果がある。
【0049】
また、請求項8の発明によれば、入力画像信号を間引いて表示する際に、間引き表示を行っていることを通知するメッセージ、又は入力画像信号の種類の変更を促す注意を表示パネルの一部に表示するので、ユーザに対して入力画像信号の種類を変更するように通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の同期信号処理回路の構成を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態1の画像表示装置における間引き処理、遅延処理、及び拡大処理を説明するためのタイミング図である。
【図4】 実施の形態1の画像表示装置における画像表示方法を説明するための図であり、(a)は入力された画像信号の縦横の画素数を、(b)は表示パネル、表示画像、及び余白部分の縦横の画素数を示す。
【図5】 本発明の実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 実施の形態2の画像表示装置における画像表示方法を説明するための図である。
【図7】 従来の画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 従来の画像表示装置の別の構成を示すブロック図である。
【図9】 図7の画像表示装置における画像表示方法を説明するための図であり、(a)は入力された画像信号の縦横の画素数を、(b)は表示画像の縦横の画素数を示す。
【符号の説明】
1,2,3 端子、 4 入力信号計測回路、 5 同期信号処理装置、 6コントローラ、 7 画像間引き回路、 8 駆動回路、 9 画像拡大回路、 10 表示パネル、 11 同期信号間引き回路、 12 遅延回路、 13 画像データ付加回路、 14 表示パネルに表示される非画像領域、 WDZ 画像拡大回路9から出力される1フレーム分の画像信号DZの幅。
Claims (8)
- 画像を表示する表示手段と、
垂直同期信号に同期して画像データに基づく画像を前記表示手段に1フレームずつ順次表示させる駆動手段と
を有する画像表示装置において、
垂直同期信号に対して間引き処理を行う同期信号間引き手段と、
画像データに対して間引き処理を行う画像間引き手段と、
間引き処理後の画像データを拡大する画像拡大手段と、
前記画像拡大手段による拡大倍率、前記同期信号間引き手段により間引かれる垂直同期信号、及び前記画像間引き手段により間引かれる画像データに関する情報を持ち、これらの情報に基づいて前記同期信号間引き手段、前記画像間引き手段、前記画像拡大手段、及び前記駆動手段の動作を制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする画像表示装置。 - 垂直同期信号に対して遅延処理を行う遅延手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 前記制御手段が、前記画像拡大手段による拡大倍率を、1フレームの画像データの大きさ及び前記表示手段の表示可能範囲に基づいて決定することを特徴とする請求項1又は2のいずれか一つに記載の画像表示装置。
- 前記制御手段が、前記同期信号間引き手段により間引かれる垂直同期信号及び前記画像間引き手段により間引かれる画像データを、1フレームの画像データの大きさ及び全ライン数、前記表示手段の表示可能範囲、及び垂直同期信号の周波数に基づいて決定することを特徴とする請求項1から3までのいずれか一つに記載の画像表示装置。
- 前記制御手段が、前記同期信号間引き手段により間引かれる垂直同期信号、前記遅延手段による遅延時間、及び前記画像間引き手段により間引かれる画像データを、1フレームの画像データの大きさ及び全ライン数、前記表示手段の表示可能範囲、垂直同期信号の周波数、及び前記表示手段の表示可能範囲内における画像表示位置に基づいて決定することを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
- 前記画像間引き手段による間引き処理は、順に入力された第1から第N(Nは2以上の所定の整数)までのフレームの画像データのうちの所定の1フレームの画像データを残して他の画像データを間引く処理であり、
前記同期信号間引き手段による間引き処理は、順に入力された第1から第Nまでのフレームの垂直同期信号のうちの所定の1フレームの垂直同期信号を残して他の垂直同期信号を間引く処理であり、
前記残された1フレームの画像データと前記残された1フレームの垂直同期信号とが異なるフレーム番号のフレームに属することを特徴とする請求項1から5までのいずれか一つに記載の画像表示装置。 - 前記表示手段の表示可能範囲内において、前記画像データに基づく画像以外の部分を所定の色にして表示させる画像データ付加手段を備えたことを特徴とする請求項1から6までのいずれか一つに記載の画像表示装置。
- 前記画像間引き手段により画像データを間引いた場合に、間引き表示を行っていることを通知するメッセージを表示させる画像データ付加手段を備えたことを特徴とする請求項1から6までのいずれか一つに記載の画像表示装置。
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