JP3780277B2 - 流体用機器の接続部シール構造 - Google Patents

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Description

この発明は、流体用機器に係り、その接続部のシール構造に関する。
従来、この種の接続部シール構造としては、ゴム等の弾性体を介在させたシール構造、継手によるシール構造、溶着や接着によるシール構造が一般的に知られている。
一方、弾性体、継手及び溶着・接着の手段を用いないシール構造の一例が下記の特許文献1に記載されている。このシール構造は、薬液弁を構成する中央ブロックと下部ブロックとの接続部に係るシール構造であり、両ブロックを凹凸の関係で接続することが開示されている。
特開2001−149844号公報(第3頁、図1,3)
ところが、上記した弾性体を使用したシール構造は、酸やアルカリに対して耐食性が十分でなく、薬液等の用途には不向きであった。また、継手を使用したシール構造では、継手そのものや継手施工のためのスペースが必要となり、大型化する傾向があった。さらに、溶着や接着では、接続後の取り外しや分解ができず、メンテナンスに不向きであった。
一方、上記した特許文献1に記載のシール構造は、二つのブロックを凹凸の関係で接続しているものの、シールのための具体的な構成が何も記載されていなかった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、耐食性があり、メンテナンスにも対応でき、小型化にも寄与可能とした流体用機器のシール構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、薬液を扱う流体用機器に使用される、樹脂よりなる第1の部品と樹脂よりなる第2の部品を互いに接続る流体用機器の接続部シール構造であって、前記第1の部品の接続部と前記第2の部品の接続部との間に介在される樹脂よりなり、両端面の各々に、肉厚方向に設けられた圧入代を有する第1周状溝と第2周状溝が形成された環状シール部品と、前記第1の部品の接続部に形成された第1周状突起と、前記第2の部品の接続部に形成された第2周状突起とを備え、前記第1の部品の接続部と前記第2の部品の接続部とを前記環状シール部品を間に挟んで軸線方向にのみ相対的に移動させて圧着させたときに前記第1周状突起が前記第1周状溝の前記圧入代に嵌合され、前記第2周状突起が前記第2周状溝の前記圧入代に嵌合されることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、樹脂よりなる第1の部品の接続部における第1周状突起と樹脂よりなる第2の部品の接続部における第2周状突起とを第1周状溝と第2周状溝が形成された環状シール部品を介して互いに嵌合することにより、各周状突起各周状溝の圧入代により締まり嵌めされる。これにより、第1の部品及び第2の部品の接続部が互いにシールされる。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、薬液を扱う流体用機器に使用される、樹脂よりなる第1の部品と樹脂よりなる第2の部品を互いに接続る流体用機器の接続部シール構造であって、前記第1の部品の接続部と前記第2の部品の接続部との間に介在される樹脂よりなり、両端面の各々に、肉厚方向に設けられた圧入代を有する第1周状突起と第2周状突起とが形成された環状シール部品と、 前記第1の部品の接続部に形成された第1周状溝と、前記第2の部品の接続部に形成された第2周状溝とを備え、前記第1の部品の接続部と前記第2の部品の接続部とを前記環状シール部品を間に挟んで軸線方向にのみ相対的に移動させて圧着させたときに前記第1周状突起の前記圧入代が前記第1周状溝に嵌合され、前記第2周状突起の前記圧入代が前記第2周状溝に嵌合されることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、樹脂よりなる第1の部品の接続部における第1周状溝と樹脂よりなる第2の部品の接続部における第2周状溝とを第1周状突起と第2周状突起が形成された環状シール部品を介して互いに嵌合することにより、各周状溝が各週状突起の圧入代により締まり嵌めされる。これにより、第1の部品及び第2の部品の接続部が互いにシールされる。従って、第1の部品及び第2の部品の接続部が互いにシール部品を介してシールされる。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、薬液を扱う流体用機器に使用される、樹脂よりなる第1の部品と樹脂よりなる第2の部品を互いに接続る流体用機器の接続部シール構造であって、前記第1の部品の接続部と前記第2の部品の接続部との間に介在される樹脂よりなり、両端面の各々に、肉厚方向に設けられた圧入代を有する第1及び第2凹条、または第1及び第2凸条のいずれかが形成された環状シール部品と、前記第1の部品の接続部に形成され、前記第1凹凸条と嵌合する凸凹条と、前記第2の部品の接続部に形成され、前記第2凹凸条と嵌合する凸凹条と、前記凹条を形成する環状壁の先端であって、前記凸条と前記圧入代により嵌合する側と反対側に凹条傾斜部が形成され、前記凸条の、前記凹条傾斜部に対応する位置に凸条傾斜部が形成され、前記第1の部品と前記第2の部品とを前記環状シール部品を介して接続するときに、前記凸条傾斜部が前記凹条傾斜部を、前記環状壁が嵌合する方向に押圧することを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、樹脂よりなる第1の部品の接続部と樹脂よりなる第2の部品の接続部を互いに接続する際、環状シール部品が第1の部品の接続部及び第2の部品の接続部に圧接すると共に、第1の部品の周状突起と第2の部品の周状突起がそれぞれ間に挟まれた環状シール部品に食い込んで密着する。これにより、第1の部品の接続部と第2の部品の接続部とが互いに環状シール部品を介してシールされる。
請求項1に記載の発明によれば、第1の部品及び第2の部品がそれぞれ樹脂より形成されるので、酸やアルカリの薬液を扱う流体用機器につき、そのシール構造に耐食性を発揮させることができる。また、継手及び継手施工のためのスペースを削減できるため、小型化にも寄与することができる。さらに、溶着や接着によるシール構造でないことから、接続後に取り外しや分解を行うことができ、第1及び第2の部品のメンテナンスにも対応することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1の部品、第2の部品及びシール部品がそれぞれ樹脂より形成されるので、酸やアルカリの薬液を扱う流体用機器につき、そのシール構造に耐食性を発揮させることができる。また、継手及び継手施工のためのスペースを削減できるため、小型化にも寄与することができる。さらに、溶着や接着によるシール構造でないことから、接続後に取り外しや分解を行うことができ、第1及び第2の部品のメンテナンスにも対応することができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1の部品、第2の部品及び環状シール部品がそれぞれ樹脂より形成されるので、酸やアルカリの薬液を扱う流体用機器につき、そのシール構造に耐食性を発揮させることができる。また、継手及び継手施工のためのスペースを削減できるため、小型化にも寄与することができる。さらに、溶着や接着によるシール構造でないことから、接続後に取り外しや分解を行うことができ、第1及び第2の部品のメンテナンスにも対応することができる。
[第1の実施形態]
以下、本発明の流体用機器の接続部シール構造を具体化した第1の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1に、本発明の流体用機器としてのマニホールドタイプの薬液弁1を断面図により示す。図2に、その薬液弁1を分解断面図により示す。この薬液弁1は、マウンティングプレート2と、同プレート2上に固定された樹脂よりなるマニホールドベース3と、同ベース3上に固定された樹脂よりなるバルブ部4とを備える。この実施形態では、マニホールドベース3とバルブ部4を互いに接続することにより薬液弁1が構成される。この実施形態では、マニホールドベース3が本発明の第1の部品に相当し、バルブ部4が本発明の第2の部品に相当する。この実施形態では、マニホールドベース3及びバルブ部4の流路ブロック9はともに、PTFEより形成される。
マニホールドベース3には、流路5が形成される。マニホールドベース3の上面には、流路5に通じる流路口6が形成される。この流路口6の周囲が、マニホールドベース3の接続部7となっている。
バルブ部4は、流路8を有する流路ブロック9と、ピストン10を内蔵したシリンダ11とを含む。流路ブロック9には、流路8に配管を接続するための管継手12が設けられる。流路ブロック9とシリンダ11との間には、流路8を開閉するダイアフラム弁体13が設けられる。ダイアフラム弁体13はピストン10に連結される。ピストン10により上下に区画されたシリンダ11の下側の部屋15には、対応するエアポート17を通じてパイロットエアが出入りする。このパイロットエアを受けてピストン10が移動することにより、ダイアフラム弁体13が作動し、流路8が開かれる。流路ブロック9の下面には、流路口18が設けられる。この流路口18の周囲が、流路ブロック9の接続部19となっている。
マニホールドベース3の接続部7と流路ブロック9の接続部19との間には、本発明の樹脂よりなるシール部品としてのH形リング20が介在される。この実施形態で、H形リング20は、PTFEよりやや硬いPFAにより形成される。
図3に、上記した接続部7,19を拡大断面図に示す。マニホールドベース3の接続部7とH形リング20の対応部位には、互いに凹凸の関係で嵌合する凹凸条21,22がそれぞれ形成される。同じく、流路ブロック9の接続部19とH形リング20の対応部位には、互いに凹凸の関係で嵌合する凹凸条23,24がそれぞれ形成される。
図4に、H形リング20を拡大断面図により示す。このH形リング20は、その断面がH形をなしている。H形リング20は、肉厚なリング形状をなし、その下面において、矢印Xで示す肉厚方向(半径方向)中央に周溝25が形成され、リング状の凹凸条22をなしている。同じく、H形リング20は、その上面において、矢印Xで示す肉厚方向(半径方向)中央に周溝26が形成され、リング状の凹凸条24をなしている。この実施形態で、各周溝25,26の内壁には、図4に破線で囲むように、H形リング20の肉厚方向(半径方向)に厚みを有する圧入代27が設けられる。
図5に、上側の周溝26の断面形状を示す。周溝26は、テーパ状の開口部26aと、その下側に位置する上段部26b及び下段部26cとを含む。上段部26bの幅W1は下段部26cの幅W2よりやや広く設定され、その幅の差分ΔWが下段部26cに対応して設けられた圧入代27となっている。つまり、周溝26の下段部26cの相対向する内側部分が圧入代27となっている。
図6に、H形リング20に対応する各接続部7,19の凹凸条21,23の一部を拡大断面図により示す。下側の接続部7の凹凸条21は、円周状の段部の半径方向中央に、H形リング20の周溝25に対応する周凸条21aを有し、円環状に構成される。上側の接続部19の凹凸条23は、円周状の段部の半径方向中央に、H形リング20の周溝26に対応する周凸条23aを有し、円環状に構成される。各周凸条21a,23aの肉厚方向の幅W3は、H形リング20の各周溝25,26の上段部25b,26bの幅W1と同じに設定される。上記のように各接続部7,19のシール構造が構成される。
従って、上記した接続部シール構造によれば、樹脂よりなるマニホールドベース3の接続部7と樹脂よりなる流路ブロック9の接続部19を互いに接続するとき、マニホールドベース3の凹凸条21とH形リング20の凹凸条22とを互いに嵌合し、流路ブロック9の凹凸条23とH形リング20の凹凸条24とを互いに嵌合する。これにより、各凹凸条21,23の周凸条21a,23aがH形リング20の各周溝25,26に嵌合されるとき、各周溝25,26の圧入代27により各周凸条21a,23aがその肉厚方向(半径方向)に締まり嵌めされる。つまり、各周凸条21a,23aがその半径方向の両側から押圧され、各凹凸条21,23とH形リング20との間がシールされる。このため、マニホールドベース3と流路ブロック9の接続部7,19が互いにH形リング20を介して確実にシールされる。この実施形態では、マニホールドベース3、流路ブロック9及びH形リング20がそれぞれフッ素樹脂より形成されるので、酸やアルカリの薬液を扱う薬液弁1につき、そのシール構造に耐食性を発揮させることができる。また、マニホールドベース3とバルブ部4を互いに接続するのに継手を特に使用せず、両部品3,4の間にH形リング20を介在させるだけの構造であることから、部品点数が少なく、小型化にも寄与することができる。さらに、溶着や接着によるシール構造でないことから、接続後に取り外しや分解を行うことができ、両部品3,4のメンテナンスにも対応することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の流体用機器の接続部シール構造を具体化した第2の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
尚、以下に説明する各実施形態では、前記第1の実施形態におけるシール構造と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に説明す
図7に、本発明の流体用機器としてのマニホールドタイプの薬液弁31を断面図により示す。図8に、その薬液弁31を分解断面図により示す。図9に、マニホールドベース3の一部を平面図により示す。この実施形態では、接続部シール構造を二重シールにした点で第1の実施形態と異なる。
すなわち、図7〜9に示すように、マニホールドベース3の接続部7には、同一点を中心とする第1の小径凹凸条32及び第1の大径凹凸条33が形成される。第1の小径凹凸条32の内側には、第1の流路口34が形成される。この流路口34は、マニホールドベース3に形成された流路35に通じる。第1の小径凹凸条32と第1の大径凹凸条33との間には、第2の流路口36が形成される。この流路口36は、同じくマニホールドベース3に形成された流路37に通じる。
バルブ部4(流路ブロック9)の接続部19には、図7〜9に示すように、同一点を中心とする第2の小径凹凸条38及び第2の大径凹凸条39が形成される。第2の小径凹凸条38の内側には、第3の流路口40が形成される。この流路口40は、流路ブロック9に形成された流路41に通じる。この流路口40は、第1の流路口34に整合する。第2の小径凹凸条38と第2の大径凹凸条39との間には、第4の流路口42が形成される。この流路口42も、流路ブロック9に形成された流路43に通じる。この流路口42は、第2の流路口36に対応する。
ここで、各小径凹凸条32,38及び各大径凹凸条33,39の構成は、図6に示す各凹凸条21,23と基本的に同じであり、周凸条を含むものである。
二つの接続部7,19の間にて、両小径凹凸条32,38の間には、本発明の樹脂よりなる小径シール部品としての小径H形リング44が介在される。この小径H形リング44の下側には、第1の小径凹凸条32に凹凸の関係で嵌合する第1の小径シール凹凸条44aが形成される。この小径H形リング44の上側には、第2の小径凹凸条38に凹凸の関係で嵌合する第2の小径シール凹凸条44bが形成される。この実施形態で、小径H形リング44の構成は、図4〜6に示すH形リング20と基本的に同じである。また、各小径シール凹凸条44a,44bの構成は、第1の実施形態の凹凸条22,24と基本的に同じであり、周溝を含む。
二つの接続部7,19の間にて、両大径凹凸条33,39の間には、本発明の樹脂よりなる大径シール部品としての大径H形リング45が介在される。この大径H形リング45の下側には、第1の大径凹凸条33に凹凸の関係で嵌合する第1の大径シール凹凸条45aが形成される。この大径H形リング45の上側には、第2の大径凹凸条39に凹凸の関係で嵌合する第2の大径シール凹凸条45bが形成される。この実施形態で、大径H形リング45の構成は、図4〜6に示すH形リング20と基本的に同じである。また、各大径シール凹凸条45a,45bの構成は、第1の実施形態の凹凸条22,24と基本的に同じであり、周溝を含む。
従って、この実施形態のシール構造によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の流体用機器の接続部シール構造を具体化した第3の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態は、接続部シール構造がシール部品を持たない点で第1及び第2の実施形態と異なる。すなわち、図10に、本発明の流体用機器としてのマニホールドタイプの薬液弁61を断面図により示す。図11に、その薬液弁61の分解断面図を示す。この薬液弁61は、マウンティングプレート62と、同プレート62上に固定された樹脂製のマニホールドベース63と、同ベース63上に固定された樹脂製のバルブ部64とを備える。この実施形態でも、マニホールドベース63とバルブ部64を互いに接続することにより薬液弁61が構成される。この実施形態では、マニホールドベース63が本発明の樹脂よりなる第1の部品に相当し、バルブ部64が本発明の樹脂よりなる第2の部品に相当する。この実施形態では、マニホールドボディ63及びバルブ部64の流路ブロック70はともに、PTFEより形成される。
マニホールドベース63は、流路65と、その流路65に配管を接続する管継手66とを含む。このベース63上面には、流路口67が設けられる。この流路口67の周囲が、マニホールドベース63の接続部68となっている。
バルブ部64は、流路69を有する流路ブロック70、シャフト71を内蔵した手動アクチュエータ72等とを含む。流路ブロック70には、流路69に配管を接続するための管継手73が設けられる。流路ブロック70と手動アクチュエータ72との間には、流路69を開閉するダイアフラム弁体74が設けられる。ダイアフラム弁体74はシャフト71に連結される。この実施形態では、シャフト71がねじに結合されている手動つまみを回すことにより移動し、ダイアフラム弁体74が作動し、流路69が開閉されるようになっている。流路ブロック70の下面には、流路口75が設けられる。この流路口75の周囲が、流路ブロック70の接続部76となっている。
図12に、上記した接続部68,76を拡大断面図により示す。図13に、その接続部68,76を分解して拡大断面図により示す。マニホールドベース63の接続部68と、流路ブロック70の接続部76には、互いに凹凸の関係で嵌合する凹凸条77,78がそれぞれ形成される。この実施形態で、マニホールドベース63の凹凸条77は、流路口67を中心に形成された円環状の凹部の外寄り位置に周凸条77aを有する。また、流路ブロック70の凹凸条78は、流路口75を中心に形成された円筒状の凸部の外寄り位置に周溝78aを有する。
この実施形態では、凹凸条77の周凸条77aにおける肉厚方向(半径方向)両側に圧入代79が設けられる。すなわち、この実施形態では、凹凸条78の周溝78aの幅W11よりも凹凸条77の周凸条77aの幅W12の方が若干大きく設定され、その幅W11,W12の差が周凸条77aの圧入代79となっている。
従って、この実施形態の接続部シール構造によれば、樹脂よりなるマニホールドベース63の接続部68における凹凸条77と、樹脂よりなる流路ブロック70の接続部76における凹凸条78を互いに嵌合することにより、各凹凸条77,78が圧入代79により締まり嵌めされる。このとき、周凸条77aが周溝78aに嵌合され、圧入代79により各周凸条77aがその肉厚方向(半径方向)に締まり嵌めされる。つまり、周凸条77aがその半径方向の両側から押圧され、両凹凸条77,78の間がシールされる。このため、マニホールドベース63及び流路ブロック70の接続部68,76が互いに確実にシールされる。この実施形態では、マニホールドベース63及び流路ブロック70がそれぞれフッ素樹脂より形成されるので、酸やアルカリの薬液を扱う薬液弁61につき、そのシール構造に耐食性を発揮することができる。また、マニホールドベース63とバルブ部64を互いに接続するのに継手を特に使用せず、H形リングのようなシール部品を介在させない構造であることから、部品点数が少なく、小型化にも寄与することができる。さらに、溶着や接着によるシール構造でないことから、接続後に取り外しや分解を行うことができ、両部品63,64のメンテナンスにも対応することができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の流体用機器の接続部シール構造を具体化した第4の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態では、第1の実施形態の接続部シール構造の変形例について説明する。図14に、マニホールドベース3及び流路ブロック9の接続部7,19を拡大断面図により示す。図15に、その接続部7,19を分解して拡大断面図により示す。樹脂よりなるマニホールドベース3の接続部7と、樹脂よりなる流路ブロック9の接続部19との間には、樹脂よりなるリング状のシール部品81が介在する。マニホールドベース3の接続部7とシール部品81の対応部位には、互いに凹凸の関係で嵌合する凹凸条82,83がそれぞれ形成される。流路ブロック9の接続部19とシール部品81の対応部位には、互いに凹凸の関係で嵌合する凹凸条84,85がそれぞれ形成される。この実施形態で、マニホールドベース3の凹凸条82は、流路口6を中心に形成された周溝82aと、その周溝82aの内側にて流路口6を中心に形成された袖部82bとを含む形状をなす。流路口6に連なる袖部82bの開口はテーパ面82cとなっている。また、流路ブロック9の凹凸条84は、流路口18を中心に形成された周溝84aと、その周溝84aの内側にて流路口18を中心に形成された袖部84bとを含む形状をなす。流路口18に連なる袖部84bの開口はテーパ面84cとなっている。
マニホールドベース3の凹凸条82に対応するシール部品81の凹凸条83は、上記した周溝82aに圧入される周凸条83aと、その周凸条83aの内側に位置し、上記した袖部82bが圧入される周凹条83bとを含む形状をなす。周凹条83bは、袖部82bのテーパ面82cに整合するテーパ面83cを有する。同じく、流路ブロック9の凹凸条84に対応するシール部品81の凹凸条85は、上記した周溝84aに圧入される周凸条85aと、その周凸条85aの内側に位置し、上記した袖部84bが圧入される周凹条85bとを含む形状をなす。周凹条85bは、袖部84bのテーパ84cに整合するテーパ面85cを有する。
この実施形態では、シール部品81の各周凸条83a,85aの肉厚方向(半径方向)内側には、圧入代87が設けられる。すなわち、この実施形態では、各凹凸条82,84の周溝82a,84aの幅W21よりもシール部品81の各周凸条83a,85aの根元部分の幅W22の方が若干大きく設定される。そして、それら幅W21,W22の差が各周凸条83a,85aの圧入代87となっている。
従って、この実施形態では、マニホールドベース3及びシール部品81の両凹凸条82,83が互いに嵌合するとき、袖部82bのテーパ面82cと周凹条83bのテーパ面83cとが互いに圧接することで、周凸条83aの圧入代87が周溝82aの中で締まり嵌めされる。同様に、流路ブロック9及びシール部品81の両凹凸条84,85が互いに嵌合するとき、袖部84bのテーパ面84cと周凹条85bのテーパ面85cとが互いに圧接することで、周凸条85aの圧入代87が周溝84aの中で締まり嵌めされる。これにより、マニホールドベース3及びバルブ部4の接続部7,19が互いにシール部品81を介してシールされる。この結果、この実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の流体用機器の接続部シール構造を具体化した第5の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態では、第4の実施形態の接続部シール構造の変形例について説明する。図16に、マニホールドベース3及び流路ブロック9の接続部7,19を拡大断面図により示す。図17に、その接続部7,19を分解して拡大断面図により示す。この実施形態では、マニホールドベース3及び流路ブロック9の凹凸条82,84の形状、並びにシール部品81の各凹凸条83,85の形状の点で、第4の実施形態と構成が異なる。
すなわち、この実施形態では、マニホールドベース3及び流路ブロック9の凹凸条82,84は、袖部82b,84b(環状壁)に加え、それらの外側に位置する外袖部82d,84d(環状壁)を含む。そして、その外袖部82d,84dの外周には、それぞれテーパ面82e,84e(凸条傾斜部)が形成される。一方、この実施形態では、シール部品81の各凹凸条83,85は、周凹条83b,85bに加え、各周凸条83a,85aの外側に位置する外周凹条83d,85dを含む。それら外周凹条83d,85dには、それぞれテーパ面83e,85e(凹条傾斜部)が形成される。そして、各周凸条83a,85aの肉厚方向(半径方向)外側にも、圧入代87が設けられる。
従って、この実施形態では、マニホールドベース3及びシール部品81の両凹凸条82,83が互いに嵌合するとき、袖部82bのテーパ面82cと周凹条83bのテーパ面83cとが、並びに、外袖部82dのテーパ面82eと外周凹条83dのテーパ面83eとがそれぞれ互いに圧接することで、周凸条83aの圧入代87が周溝82aの中で締まり嵌めされる。同様に、流路ブロック9及びシール部品81の両凹凸条84,85が互いに嵌合するとき、袖部84bのテーパ面84cと周凹条85bのテーパ面85cとが、並びに、外袖部84dのテーパ面84eと外周凹条85dのテーパ面85eとがそれぞれ互いに圧接することで、周凸条85aの圧入代87が周溝84aの中で締まり嵌めされる。これにより、マニホールドベース3及びバルブ部4の接続部7,19が互いにシール部品81を介してシールされる。この結果、この実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第6の実施形態]
次に、本発明の流体用機器の接続部シール構造を具体化した第6の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態の接続部シール構造は、第1の部品と第2の部品をシール部品を介在して凹凸の関係で嵌合し接続するものではなく、第1の部品と第2の部品を環状シール部品を介在して軸線方向に圧着させて接続するタイプである点で、第1〜第5の実施形態の接続部シール構造と構成が異なる。すなわち、図18に、本発明の流体用機器としてのマニホールドタイプの薬液弁91を断面図により示す。図19に、その薬液弁91の分解断面図を示す。マニホールドベース3の接続部7には、第1の凹部92及び第2の凹部93が形成される。第1の凹部92の内側には、流路35に通じる第1の流路口34が形成される。第2の凹部93の内側には、流路37に通じる第2の流路口36が形成される。
バルブ部4(流路ブロック9)の接続部19には、第3の凹部94及び第4の凹部95が形成される。第3の凹部94の内側には、流路41に通じる第3の流路口40が形成される。この流路口40は、第1の流路口34に整合する。第4の凹部95の内側には、流路43に通じる第4の流路口42が形成される。この流路口42は、第2の流路口36に整合する。
二つの接続部7,19の間にて、第1の凹部92と第3の凹部94との間には、本発明の樹脂よりなる環状シール部品96が介在される。同じく、第2の凹部93と第4の凹部95との間には、本発明の樹脂よりなる環状シール部品97が介在される。
図20に、上記した接続部7,19における第1及び第3の凹部92,94を拡大断面図により示す。図21に、その第1及び第3の凹部92,94を分解して拡大断面図により示す。第2及び第4の凹部93,95の構成は、第1及び第3の凹部92,94の構成と同じであることから説明を省略する。第1及び第3の凹部92,94の底面には、周状突起98,99がそれぞれ形成される。この実施形態で、各周状突起98,99は、先端を尖らせた断面形状を有する。この実施形態では、マニホールドベース3の接続部7とバルブ部4の接続部19とを環状シール部品96,97を間に挟んで軸線方向に圧着させたときに各周状突起98,99が環状シール部品96,97の下面及び上面に食い込んで接続されるようになっている。
従って、上記した接続部シール構造によれば、フッ素樹脂よりなるマニホールドベース3の接続部7とフッ素樹脂よりなるバルブ部4の接続部19を互いに接続する際、フッ素樹脂よりなる環状シール部品96,97が両接続部7,19の各凹部92〜95の底面に圧接する。これとともに、マニホールドベース3の各凹部92,93に形成された周状突起98とバルブ部4の各凹部94,95に形成された周状突起99が、図20に示すように、それぞれ間に挟まれた環状シール部品96の下面及び上面に食い込んで密着する。これにより、マニホールドベース3の接続部7とバルブ部4の接続部19とが互いに環状シール部品96,97を介してシールされる。このため、マニホールドベース3、バルブ部4及び環状シール部品96,97がそれぞれフッ素樹脂より形成されるので、酸やアルカリなどの薬液を扱う薬液弁91につき、そのシール構造に耐食性を発揮させることができる。また、継手及び継手施工のためのスペースを削減できるため、小型化にも寄与することができる。さらに、溶着や接着によるシール構造でないことから、接続後に取り外しや分解を行うことができ、マニホールドベース3及びバルブ部4のメンテナンスにも対応することができる。
尚、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で以下のように実施することもできる。
前記第2の実施形態では、二重シールの接続部シール構造を、第1の部品と第2の部品との間に小径シール部品及び大径シール部品を介在させた場合に具体化した。これに対し、二重シールの接続部シール構造を、第3の実施形態のように、第1の部品と第2の部品との間にシール部品を介在させない場合に具体化してもよい。
例えば、第2の実施形態と同様、マニホールドベースとボディを互いに接続してなる薬液弁の接続部シール構造において、マニホールドベースの接続部に、同一点を中心とする第1の小径凹凸条及び第1の大径凹凸条を形成し、第1の小径凹凸条の内側に第1の流路口を形成する。第1の小径凹凸条と第1の大径凹凸条との間に第2の流路口を形成する。また、ボディの接続部に、同一点を中心とする第2の小径凹凸条及び第2の大径凹凸条を形成し、第2の小径凹凸条の内側に、第1の流路口に整合する第3の流路口を形成する。第2の小径凹凸条と第2の大径凹凸条との間に、第2の流路口に対応する第4の流路口を形成する。そして、第1の小径凹凸条と第2の小径凹凸条が、互いに凹凸の関係で嵌合すると共に、各小径凹凸条の少なくとも一方にて小径凹凸条の肉厚方向に圧入代を設ける。また、第1の大径凹凸条と第2の大径凹凸条が、互いに凹凸の関係で嵌合すると共に、各大径凹凸条の少なくとも一方にて大径凹凸条の肉厚方向に圧入代を設ける。これら小径凹凸条及び大径凹凸条を、例えば、図12,13に示す凹凸条77,78に準ずる形状とする。この場合には、マニホールドベース接続部とボディの接続部を互いに接続する際、マニホールドベースの第1の小径凹凸条とボディの第2の小径凹凸条とが互いに嵌合することにより、両小径凹凸条が圧入代により締まり嵌めされる。これにより、第1の流路口と第3の流路口がシールされながら接続される。また、マニホールドベースの第1の大径凹凸条とボディの第2の大径凹凸条とが互いに嵌合することにより、両大径凹凸条が圧入代により締まり嵌めされる。これにより、両小径凹凸条と両大径凹凸条との間の空間において第2の流路口と第4の流路口がシールされながら接続される。ここで、マニホールドベースの接続部における第1の小径凹凸条と第1の大径凹凸条が同一点を中心に形成され、ボディの接続部における第2の小径凹凸条と第2の大径凹凸条が同一点を中心に形成される。このため、対応する小径凹凸条同士、対応する大径凹凸条同士がそれぞれ位置ズレが少なく、整合精度がよくなる。この結果、第1及び第2の小径凹凸条の間を確実にてシールすることができ、第1及び第2の大径凹凸条の間を確実にシールすることができる。
加えて、前記第2の実施形態から把握できる技術的思想について、以下に付記する。
(1) 樹脂よりなる第1の部品と樹脂よりなる第2の部品を互いに接続してなる流体用機器の接続部シール構造であって、
前記第1の部品の接続部に形成され、同一点を中心とする第1の小径凹凸条及び第1の大径凹凸条と、
前記第1の小径凹凸条の内側に形成された第1の流路口と、
前記第1の小径凹凸条と前記第1の大径凹凸条との間に形成された第2の流路口と、
前記第2の部品の接続部に形成され、同一点を中心とする第2の小径凹凸条及び第2の大径凹凸条と、
前記第2の小径凹凸条の内側に形成され、前記第1の流路口に整合する第3の流路口と、
前記第2の小径凹凸条と前記第2の大径凹凸条との間に形成され、前記第2の流路口に対応する第4の流路口と、
前記第1及び第2の小径凹凸条の間に介在される樹脂よりなる小径シール部品と、
前記小径シール部品に形成され、前記第1の小径凹凸条に凹凸の関係で嵌合する第1の小径シール凹凸条と、
前記小径シール部品に形成され、前記第2の小径凹凸条に凹凸の関係で嵌合する第2の小径シール凹凸条と、
前記第1の小径凹凸条と前記第1の小径シール凹凸条の少なくとも一方にて前記第1の小径凹凸条又は前記第1の小径シール凹凸条の肉厚方向に設けられた圧入代と、
前記第2の小径凹凸条と前記第2の小径シール凹凸条の少なくとも一方にて前記第2の小径凹凸条又は前記第2の小径シール凹凸条の肉厚方向に設けられた圧入代と、
前記第1及び第2の大径小径凹凸条の間に介在される樹脂よりなる大径シール部品と、
前記大径シール部品に形成され、前記第1の大径凹凸条に凹凸の関係で嵌合する第1の大径シール凹凸条と、
前記大径シール部品に形成され、前記第2の大径凹凸条に凹凸の関係で嵌合する第2の大径シール凹凸条と、
前記第1の大径凹凸条と前記第1の大径シール凹凸条の少なくとも一方にて前記第1の大径凹凸条又は前記第1の大径シール凹凸条の肉厚方向に設けられた圧入代と、
前記第2の大径凹凸条と前記第2の大径シール凹凸条の少なくとも一方にて前記第2の大径凹凸条又は前記第2の大径シール凹凸条の肉厚方向に設けられた圧入代と
を備えたことを特徴とする流体用機器の接続部シール構造。
薬液弁を示す断面図。 薬液弁を示す分解断面図。 接続部を示す拡大断面図。 H形リングを示す拡大断面図。 周溝を示す部分断面図。 H形リングと対応する各接続部の凹凸条の一部を示す拡大断面図。 薬液弁を示す断面図。 薬液弁を示す分解断面図。 マニホールドベースの一部を示す平面図。 薬液弁を示す断面図。 薬液弁を示す分解断面図。 接続部を示す拡大断面図。 接続部を示す分解拡大断面図。 接続部を示す拡大断面図。 接続部を示す分解拡大断面図。 接続部を示す拡大断面図。 接続部を示す分解拡大断面図。 薬液弁を示す断面図。 薬液弁を示す分解断面図。 接続部を示す拡大断面図。 接続部を示す分解拡大断面図。
符号の説明
1 薬液弁(流体用機器)
3 マニホールドベース(第1の部品)
4 バルブ部(第2の部品)
7 接続部
19 接続部
20 H形リング(シール部品)
21 凹凸条
22 凹凸条
23 凹凸条
24 凹凸条
27 圧入代
31 薬液弁(流体用機器)
32 第1の小径凹凸条
33 第1の大径凹凸条
34 第1の流路口
36 第2の流路口
38 第2の小径凹凸条
39 第2の大径凹凸条
40 第3の流路口
42 第4の流路口
44 小径H形リング(小径シール部品)
45 大径H形リング(大径シール部品)
61 薬液弁(流体用機器)
63 マニホールドベース(第1の部品)
64 バルブ部(第2の部品)
67 流路口
68 接続部
75 流路口
76 接続部
77 凹凸条
78 凹凸条
79 圧入代
81 シール部材
82 凹凸条
83 凹凸条
84 凹凸条
85 凹凸条
87 圧入代
91 薬液弁(流体用機器)
96 環状シール部品
97 環状シール部品
98 周状突起
99 周状突起


Claims (3)

  1. 薬液を扱う流体用機器に使用される、樹脂よりなる第1の部品と樹脂よりなる第2の部品を互いに接続る流体用機器の接続部シール構造であって、
    前記第1の部品の接続部と前記第2の部品の接続部との間に介在される樹脂よりなり、両端面の各々に、肉厚方向に設けられた圧入代を有する第1周状溝と第2周状溝が形成された環状シール部品と、
    前記第1の部品の接続部に形成された第1周状突起と、前記第2の部品の接続部に形成された第2周状突起とを備え、
    前記第1の部品の接続部と前記第2の部品の接続部とを前記環状シール部品を間に挟んで軸線方向にのみ相対的に移動させて圧着させたときに前記第1周状突起が前記第1周状溝の前記圧入代に嵌合され、前記第2周状突起が前記第2周状溝の前記圧入代に嵌合されることを特徴とする流体用機器の接続部シール構造。
  2. 薬液を扱う流体用機器に使用される、樹脂よりなる第1の部品と樹脂よりなる第2の部品を互いに接続る流体用機器の接続部シール構造であって、
    前記第1の部品の接続部と前記第2の部品の接続部との間に介在される樹脂よりなり、両端面の各々に、肉厚方向に設けられた圧入代を有する第1周状突起と第2周状突起とが形成された環状シール部品と、
    前記第1の部品の接続部に形成された第1周状溝と、前記第2の部品の接続部に形成された第2周状溝とを備え、
    前記第1の部品の接続部と前記第2の部品の接続部とを前記環状シール部品を間に挟んで軸線方向にのみ相対的に移動させて圧着させたときに前記第1周状突起の前記圧入代が前記第1周状溝に嵌合され、前記第2周状突起の前記圧入代が前記第2周状溝に嵌合されることを特徴とする流体用機器の接続部シール構造。
  3. 薬液を扱う流体用機器に使用される、樹脂よりなる第1の部品と樹脂よりなる第2の部品を互いに接続る流体用機器の接続部シール構造であって、
    前記第1の部品の接続部と前記第2の部品の接続部との間に介在される樹脂よりなり、両端面の各々に、肉厚方向に設けられた圧入代を有する第1及び第2凹条、または第1及び第2凸条のいずれかが形成された環状シール部品と、
    前記第1の部品の接続部に形成され、前記第1凹凸条と嵌合する凸凹条と、
    前記第2の部品の接続部に形成され、前記第2凹凸条と嵌合する凸凹条と、
    前記凹条を形成する環状壁の先端であって、前記凸条と前記圧入代により嵌合する側と反対側に凹条傾斜部が形成され、
    前記凸条の、前記凹条傾斜部に対応する位置に凸条傾斜部が形成され、
    前記第1の部品と前記第2の部品とを前記環状シール部品を介して接続するときに、前記凸条傾斜部が前記凹条傾斜部を、前記環状壁が嵌合する方向に押圧することを特徴とする流体機器の接続部シール構造。
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