JP3776042B2 - Icカード - Google Patents

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城二 勝連
章太 中島
武史 山本
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
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    • G06K19/0723Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips the record carrier comprising an arrangement for non-contact communication, e.g. wireless communication circuits on transponder cards, non-contact smart cards or RFIDs

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はICカードに関し、さらに詳しくは、非接触で、外部とデータの送受信を行い、外部から電源の供給を受ける非接触型のICカードに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
近年、日本国内の各業界においてICカードシステムの事業化が積極的に進められている。例えば、電話業界では、既にICテレホンカードの販売およびICカード対応公衆電話の設置が行われている。また、鉄道業界では、IC定期券システムの実用化が数年後に予定されている。さらに、免許証や保険証などの身分証の代替としてICカードを導入することも検討されている。
【0003】
ICカードには接触型と非接触型とがある。接触型のICカードでは、外部端子をリーダライタに接触させてデータの送受信を行ったり、電源の供給を受けたりする。これに対して、非接触型のICカードでは、内蔵するアンテナによって、非接触で、リーダライタとデータの送受信を行ったり、リーダライタから電源の供給を受けたりする。さらに、各社、現在開発中の非接触型のICカードは、1台のリーダライタが同時に複数のICカードを読み書きするためのISO14443−3 アンチコリジョン機能に対応予定である。このアンチコリジョン機能を有することで、例えば病院系非接触型ICカードと金融系非接触型ICカードを同時にリーダライタにかざすことで、診療結果などの情報のやり取りと、これにかかわる費用の支払いなどを同時に一回で終わらせるなどの効果が期待できる。
【0004】
非接触型のICカードでは、無線により電源の供給を受けるため、接触型に比べて電源の供給が不安定である。このため、リーダライタからデータを受信して内蔵する不揮発性メモリに格納したり、不揮発性メモリからデータを読み出してリーダライタへ送信したりする際に、不揮発性メモリの動作により発生するノイズの影響によって正常にデータを送受信できないことがある。さらに、1台のリーダライタが同時に複数のICカードを読み書きする場合においても、一方の非接触型のICカードが受信データを不揮発性メモリに格納したり、不揮発性メモリからデータを読み出してリーダライタへ送信したりする際に発するノイズの影響で、もう一方のICカードの送受信が正常に行えないことがある。
【0005】
この発明の目的は、不揮発性メモリの動作により発生するノイズの影響を抑制することができるICカードを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
この発明に従うと、ICカードは、非接触で、外部とデータの送受信を行い、外部から電源の供給を受ける非接触型のICカードであって、伝送回路と、バッファメモリと、DMA回路と、不揮発性メモリと、CPUと、状態制御手段とを備える。伝送回路は、外部とデータの送受信を行う。DMA回路は、伝送回路が受信したデータをバッファメモリへ転送し、バッファメモリに蓄積されたデータを伝送回路へ転送する。CPUは、バッファメモリおよび不揮発性メモリに対してデータの書き込み/読み出しを行う。状態制御回路は、伝送回路が外部とデータの送受信を行っているとき、不揮発性メモリおよびCPUの動作を停止させる。
【0007】
上記ICカードにおいては、伝送回路が外部とデータの送受信を行っているとき、不揮発性メモリおよびCPUは動作を停止する。これにより、不揮発性メモリおよびCPUの動作に伴って発生するノイズの伝送回路に対する影響を抑制することができる。この結果、伝送回路による送受信の信頼性を高めることができる。さらに、1台のリーダライタが同時に複数のICカードを読み書きする場合においても、それぞれのICカード内部の伝送回路が外部とデータの送受信を行っているとき、それぞれのICカード内部の不揮発性メモリおよびCPUは動作を停止するので、お互いのノイズ発生による相互干渉を防ぎ、複数のICカードの送受信における信頼性を高めることができる。
【0008】
好ましくは、上記伝送回路によって送受信されるデータは、所定期間ごとにデータビットが現れるものである。また、上記伝送回路は、あるデータビットを送受信する期間と他のデータビットを送受信する期間との間の期間に割り込み信号を発生する。そして、上記DMA回路は、割り込み信号に応答して転送処理を行う。
【0009】
上記ICカードにおいては、伝送回路によってあるデータビットが送受信される期間と他のデータビットが送受信される期間との間の期間に、DMA回路による転送処理が行われる。これにより、伝送回路により送受信されているデータがDMA回路の動作により生じるノイズの影響を受けてデータ化けすることを防ぐことができる。
【0010】
好ましくは、上記伝送回路によって受信されるデータは、ISO/IEC14443−3の規定に従ったフレーム構成およびキャラクタ構成を有するものである。そして、上記伝送回路は、正規波形記憶手段と、誤り予想波形記憶手段と、波形検出手段と、照合手段とを含む。
【0011】
正規波形記憶手段は、ISO/IEC14443−3によって規定されたSOF(Start Of Frame)の波形パターンを記憶する。誤り予想波形記憶手段は、伝送回路によって受信されるデータについて予め予想される誤りを含んだ波形パターンを記憶する。波形検出回路は、伝送回路によって受信されたデータの波形パターンを検出する。照合手段は、波形検出手段によって検出された波形パターンが、正規波形記憶手段に記憶された波形パターンまたは誤り予想波形記憶手段に記憶された波形パターンに一致するとき、伝送回路によって受信されたデータを正規波形パターンに基づいて訂正する。
【0012】
上記ICカードによれば、伝送回路によって受信されたデータが誤りを含んでいる場合、その誤りが訂正される。
【0013】
好ましくは、上記伝送回路によって受信されるデータは、ISO/IEC14443−3の規定に従ったフレーム構成およびキャラクタ構成を有するものである。そして、上記伝送回路は、アナログ回路部を含む。アナログ回路部は、外部から受信したデータをデジタルデータに調して出力する。上記ICカードはさらに、プリセット信号発生手段を備える。プリセット信号発生手段は、伝送回路がデータの受信を行っている期間以外の期間のうち所定期間活性のプリセット信号をアナログ回路部に与える。アナログ回路部は、活性のプリセット信号に応答して、出力を論理ハイレベルにする。
【0014】
上記ICカードによれば、伝送回路がデータの受信を行っている期間以外の期間にアナログ回路部から出力される信号が論理ローレベルとなった場合であっても、アナログ回路部から出力される信号が論理ローレベルの状態で伝送回路が受信状態に入ってしまうことを防ぐことができる。
【0015】
好ましくは、上記伝送回路によって受信されるデータは、ISO/IEC14443−3の規定に従ったフレーム構成およびキャラクタ構成を有するものである。そして、上記伝送回路は、アナログ回路部を含む。アナログ回路部は、外部から受信したデータをデジタルデータに調して出力する。上記ICカードはさらに、ホールド信号発生手段を備える。ホールド信号発生手段は、伝送回路がデータの受信を行っている期間以外の期間活性のホールド信号をアナログ回路部に与える。アナログ回路部は、活性のホールド信号に応答して、伝送回路がデータの受信を行っている期間以外の期間出力を論理ハイレベルにする。
【0016】
上記ICカードにおいては、ホールド信号発生手段は、伝送回路がデータの受信を行っている期間以外の期間活性のホールド信号をアナログ回路部に与える。この活性のホールド信号に応答して、アナログ回路部は出力を論理ハイレベルにする。これにより、アナログ回路部から出力される信号が論理ローレベルの状態で伝送回路が受信状態に入ってしまうことを防ぐことができる。
【0017】
好ましくは、上記ICカードはさらにレジューム回路を備える。レジューム回路は、CPUによる不揮発性メモリに対するデータの書き込み処理が中断された場合に、中断された時点までの書き込み処理の進行状態を記憶する。CPUは、レジューム回路に記憶された進行状態に基づいて不揮発性メモリに対する書込み処理を再開する。
【0018】
上記ICカードにおいては、不揮発性メモリに対する書き込み処理が中断した場合であっても、中断したときの状態から書き込み処理を再開することができる。
【0019】
好ましくは、上記状態制御回路は、時間カウント回路を含む。時間カウント回路は、CPUが停止状態になるのに応答して時間のカウントを開始し、CPUが次に動作状態に復帰するのに応答して時間のカウントを停止し、カウント値をCPUに出力する。
【0020】
CPUは、停止状態から動作状態に復帰した場合に、停止状態であった時間を知る必要がある。停止状態であった時間を知るためにCPUに付属のタイマを用いた場合には、伝送回路が送受信を行っているときであっても一定時間ごとにCPUが動作することになる。このCPUの動作によってノイズが発生し、このノイズがデータ伝送回路に対して影響を及ぼすことがある。
【0021】
上記ICカードでは、時間カウント回路を設けたため、伝送回路が送受信を行っているときCPUを完全に停止状態にすることができる。これにより、CPUの動作によるノイズを発生させることなく停止状態であった時間をCPUに知らせることができる。
【0022】
好ましくは、上記ICカードはさらに、時間監視回路を備える。時間監視回路は、CPUが停止状態になるのに応答して時間のカウントを開始し、カウント値が所定の値に達するまでにCPUが動作状態に復帰しないとき、CPUに対してタイムアウト信号を出力する。CPUは、時間監視回路からのタイムアウト信号に応答して動作状態となる。
【0023】
上記ICカードにおいては、時間監視回路を設けたため、CPUが停止状態であり続けることを防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。
【0025】
(第1の実施形態)
<構成>
図1は、この発明の第1の実施形態によるICカードの構成を示すブロック図である。図1を参照して、このICカードは、アンテナ101と、データ伝送回路102と、DMA回路103と、データRAM104と、CPU105と、不揮発性メモリ106と、状態制御回路107とを備える。
【0026】
アンテナ101は、リーダライタ(図示せず)から送信された信号を受信し、また、リーダライタに対して信号を送信する。この送受信は、電波を媒体として非接触で行われる。また、アンテナ101は、リーダライタから電磁波を媒体として電源の供給を受ける。この電源は、ICカードの動作電源となる。
【0027】
データ伝送回路102は、アンテナ101によって受信された信号に対して処理を施してDMA回路103に転送する。また、データ伝送回路102は、DMA回路103から転送された信号に対して処理を施してアンテナ101に供給する。さらに、データ伝送回路102は、所定の場合に状態制御回路110に対して割り込み信号C1を与える。
【0028】
DMA回路103は、データ伝送回路102からの信号をデータRAM104に書き込み、データRAM104から読み出した信号をデータ伝送回路102に転送する。
【0029】
CPU105は、データRAM104および不揮発性メモリ106に対してデータの書き込み/読み出しを行う。また、CPU105は、状態制御回路107に対して命令信号CMDを与える。
【0030】
状態制御回路107は、不揮発性メモリ106に対して状態制御信号S1を、CPU105に対して状態制御信号S2を、データ伝送回路102に対して状態制御信号S3を、DMA回路103に対して状態制御信号S4を、データRAM104に対して状態制御信号S5を与える。
【0031】
不揮発性メモリ106、CPU105、データ伝送回路102、DMA回路103、およびデータRAM104は、それぞれ状態制御信号S1−S5に応答して、動作状態/停止状態となる。
【0032】
<動作>
次に、以上のように構成されたICカードの動作について、図2を参照しつつ説明する。図2は、図1に示したICカードにおける処理の流れを示す図である。以下、(1)データの受信を行う場合、(2)不揮発性メモリへデータの書き込み/読み出しを行う場合、(3)データの送信を行う場合、に分けて説明する。
【0033】
(1)データの受信を行う場合
最初、CPU105は動作状態、データ伝送回路102は停止状態にあるものとする。この状態でCPU105は、状態制御回路107に対して命令信号CMD1を与える。命令信号CMD1は、「データ伝送回路102を受信状態にせよ」という意味の命令である。
【0034】
命令信号CMD1を受けると、状態制御回路107は、CPU105に対して不活性の状態制御信号S2を与える。不活性の状態制御信号S2に応答して、CPU105は動作を停止する。また、状態制御回路107は、データ伝送回路102に対して活性の状態制御信号S3を与える。活性の状態制御信号S3に応答して、データ伝送回路102は停止状態から受信状態となる。
【0035】
データ伝送回路102は、アンテナ101によって受信された信号に対して処理を施し、8ビット単位のデータd1を抽出する。また、データ伝送回路102は、状態制御回路107に対して割り込み信号C1を与える。割り込み信号C1は、「DMA回路103を動作状態にせよ」という要求を示す信号である。
【0036】
割り込み信号C1を受けて、状態制御回路107は、DMA回路103に対して活性の状態制御信号S4を与える。活性の状態制御信号S4に応答して、DMA回路103は、停止状態から動作状態になる。そして、DMA回路103は、データRAM104を動作状態に制御し、データ伝送回路102からの8ビット単位のデータd1をデータRAM104へ書き込む。
【0037】
書き込みが終了すると、DMA回路103およびデータRAM104は停止状態になる。
【0038】
データ伝送回路102による8ビット単位のデータd1の抽出からDMA回路103によるデータRAM104への書き込みまでの処理が、8ビット単位のデータごとに繰り返し行われる。
【0039】
そして、すべてのデータに対する処理が完了、すなわち、受信処理が完了すると、データ伝送回路102は、状態制御回路107に対して割り込み信号C2を与える。割り込み信号C2は、「CPU105を動作状態にせよ」という要求を示す信号である。
【0040】
割り込み信号C2に応答して、状態制御回路107は、CPU105に対して活性の状態制御信号S2を与える。活性の状態制御信号S2に応答して、CPU105は、停止状態から動作状態に復帰する。復帰したCPU105は、状態制御回路107に対して命令信号CMD2を与える。命令信号CMD2は、「データ伝送回路102を停止状態にせよ」という意味の命令である。
【0041】
命令信号CMD2を受けると、状態制御回路107は、データ伝送回路102に対して不活性の状態制御信号S3を与える。不活性の状態制御信号S3に応答して、データ伝送回路102は、受信状態から停止状態になる。
【0042】
(2)不揮発性メモリへデータの書き込み/読み出しを行う場合、
最初、CPU105は動作状態、不揮発性メモリ106は停止状態にあるものとする。この状態で、CPU105は、状態制御回路107に対して命令信号CMD3を与える。命令信号CMD3は、「不揮発性メモリ106を動作状態にせよ」という意味の命令である。
【0043】
命令信号CMD3を受けると、状態制御回路107は、不揮発性メモリ106に対して活性の状態制御信号S1を与える。活性の状態制御信号S1に応答して、不揮発性メモリ106は停止状態から動作状態となる。そして、CPU105は、不揮発性メモリ106に対してデータd2の書き込み/読み出しを行う。
【0044】
不揮発性メモリ106に対するデータd2の書き込み/読み出しが完了すると、CPU105は、状態制御回路107に対して命令信号CMD4を与える。命令信号CMD4は、「不揮発性メモリ106を停止状態にせよ」という意味の命令である。
【0045】
命令信号CMD4を受けると、状態制御回路107は、不揮発性メモリ106に対して不活性の状態制御信号S1を与える。不活性の状態制御信号S1に応答して、不揮発性メモリ106は動作を停止する。
【0046】
(3)データの送信を行う場合
最初、CPU105は動作状態、データ伝送回路102は停止状態にあるものとする。このときCPU105は、送信すべきデータをデータRAM104に格納する。そして、CPU105は、状態制御回路107に対して命令信号CMD5を与える。命令信号CMD5は、「データ伝送回路102を送信状態にせよ」という意味の命令である。
【0047】
命令信号CMD5を受けると、状態制御回路107は、CPU105に対して不活性の状態制御信号S2を与える。不活性の状態制御信号S2に応答して、CPU105は動作を停止する。また、状態制御回路107は、データ伝送回路102に対して活性の状態制御信号S3を与える。活性の状態制御信号S3に応答して、データ伝送回路102は、停止状態から送信状態となる。
【0048】
データ伝送回路102は、状態制御回路107に対して割り込み信号C1を与える。割り込み信号C1は、「DMA回路103を動作状態にせよ」という要求を示す信号である。
【0049】
割り込み信号C1を受けて、状態制御回路107は、DMA回路103に対して活性の状態制御信号S4を与える。活性の状態制御信号S4に応答して、DMA回路103は、停止状態から動作状態になる。そして、DMA回路103は、データRAM104を動作状態に制御し、データRAM104から8ビット単位のデータd3を読み出してデータ伝送回路102へ転送する。転送が終了すると、DMA回路103およびデータRAM104は停止状態になる。
【0050】
データ伝送回路102は、DMA回路103からの8ビット単位のデータd3に対して処理を施し、アンテナ101へ伝送する。
【0051】
DMA回路103による読み出しからデータ伝送回路102による伝送までの処理が、8ビット単位のデータごとに繰り返し行われる。
【0052】
そして、すべての送信すべきデータに対する処理が完了、すなわち、送信処理が完了すると、データ伝送回路102は、状態制御回路107に対して割り込み信号C2を与える。割り込み信号C2は、「CPU105を動作状態にせよ」という要求を示す信号である。
【0053】
割り込み信号C2に応答して、状態制御回路107は、CPU105に対して活性の状態制御信号S2を与える。活性の状態制御信号S2に応答して、CPU105は、停止状態から動作状態に復帰する。復帰したCPU105は、状態制御回路107に対して命令信号CMD2を与える。命令信号CMD2は、「データ伝送回路102を停止状態にせよ」という意味の命令である。
【0054】
命令信号CMD2を受けると、状態制御回路107は、データ伝送回路102に対して不活性の状態制御信号S3を与える。不活性の状態制御信号S3に応答して、データ伝送回路102は、送信状態から停止状態になる。
【0055】
<状態遷移について>
図3は、図1に示したCPU105,不揮発性メモリ106,状態制御回路107,データRAM104,DMA回路103,およびデータ伝送回路102の状態の遷移を示す図である。図3中、(1)−(3)の期間は、図2に示した(1)−(3)の期間に相当する。また、「動」とは「動作状態」を、「停」とは「停止状態」を意味する。
【0056】
図3を参照して、データ伝送回路102が受信状態であり受信信号を処理している期間、CPU105および不揮発性メモリ106は停止状態となる。
【0057】
また、データ伝送回路102が送信状態であり送信信号を出力している期間も、CPU105および不揮発性メモリ106は停止状態となる。
【0058】
一方、CPU105が動作状態である期間には、データ伝送回路102は停止状態となる。
【0059】
このように、データ伝送回路102とCPU105および不揮発性メモリ106とは排他的に動作する。
【0060】
DMA回路103は、データ伝送回路102が受信状態または送信状態である場合においてデータの転送を行う期間に動作状態となる。データRAM104は、データ伝送回路102が受信状態または送信状態でありかつDMA回路103が動作状態である期間、および、CPU105が動作状態である期間に動作状態となる。状態制御回路107は常に動作状態である。
【0061】
なお、受信信号および送信信号は、SOF(Start Of Frame)、データ部、EOF(End Of Frame)で構成され、ISO/IEC14443−3の規定に従っている。
【0062】
以上のように、第1の実施形態によるICカードでは、データ伝送回路102が受信状態であり受信信号を処理している期間およびデータ伝送回路102が送信状態であり送信信号を出力している期間、CPU105および不揮発性メモリ106は停止状態となる。したがって、CPU105および不揮発性メモリ106の動作に伴って発生するノイズのデータ伝送回路102に対する影響を抑制することができる。これにより、データ伝送回路102による送受信処理の信頼性を高めることができる。同様に、1台のリーダライタが同時に複数のICカードを読み書きする場合においても、それぞれのICカード内部の伝送回路が外部とデータの送受信を行っているとき、それぞれのICカード内部の不揮発性メモリおよびCPUは動作を停止するので、お互いのノイズ発生による相互干渉を防ぎ、複数のICカードの送受信における信頼性を高めることができる。
【0063】
(第2の実施形態)
<構成>
この発明の第2の実施形態によるICカードは、図1に示したデータ伝送回路102に代えて、図4に示すデータ伝送回路400を備える。図4を参照して、データ伝送回路400は、図1に示したデータ伝送回路102の機能を備え、さらに、送受信処理回路401と、データ転送タイミング生成回路402とを備える。
【0064】
送受信処理回路401は、ISO/IEC14443−3の規定に従ってデータ伝送回路400内のアナログ回路部(図示せず)からの受信信号およびアナログ回路部への送信信号の状態を判断し、その状態を示す状態情報SMTを出力する。
【0065】
データ転送タイミング生成回路402は、「データ伝送回路400が現在受信している信号はストップビットの期間である」ことを示す状態情報SMT、「データ伝送回路400が現在送信している信号はSOFのHレベル(論理ハイレベル)期間である」ことを示す状態情報SMT、「データ伝送回路400が現在送信している信号はストップビットの期間である」ことを示す状態情報SMTを受けると、状態制御回路107に対して割り込み信号C3を出力する。
【0066】
<動作>
次に、以上のように構成されたICカードの動作について説明する。
【0067】
上述のとおり、送信または受信されるデータは、SOF、データ部、EOFで構成され、ISO/IEC14443−3の規定に従っている。そして、データ部は、図5に示すように、ISO/IEC14443−3に規定されたキャラクターフォーマットに従っている。キャラクターは、第一の論理レベルであるスタートビットと、第二の論理レベルである8ビットデータと、第三の論理レベルであるストップビットおよび保護時間とで構成されている。
【0068】
以下、(a)データを受信する場合、(b)データを送信する場合、に分けて説明する。
【0069】
(a)データを受信する場合
これは、図2に示した(1)受信の場合に相当する。
【0070】
まず、データ伝送回路102が受信状態であるときに、送受信処理回路401に受信信号が入力される。
【0071】
送受信処理回路401は、ISO/IEC14443−3の規定に従って受信信号の状態を判断し、その状態を示す状態情報SMTを出力する。
【0072】
送受信処理回路401からの状態情報SMTを受けると、データ転送状態制御回路403は、その状態情報SMTが「データ伝送回路400が現在受信している信号はストップビットの期間である」ことを示すものであるか否かを判断する。その結果、状態情報SMTが「データ伝送回路400が現在受信している信号はストップビットの期間である」ことを示すものであるときは、状態制御回路107に対して割り込み信号C3を出力する。これは、図2において割り込み信号C1を与える処理に相当する。
【0073】
割り込み信号C3に応答して、状態制御回路107は、活性の状態制御信号S4をDMA回路103に与える。これは、図2において活性の状態信号S4を与える場合に相当する。
【0074】
活性の状態制御信号S4に応答して、DMA回路103は停止状態から動作状態になる。そして、DMA回路103は、データRAM104を動作状態に制御し、データ伝送回路102からの8ビット単位のデータd1をデータRAM104へ書き込む。転送が終了すると、DMA回路103およびデータRAM104は停止状態になる。
【0075】
(b)データを送信する場合
これは、図2に示した(3)送信の場合に相当する。
【0076】
送受信処理回路401は、データ伝送回路102が送信している信号を受ける。そして、送受信処理回路401は、ISO/IEC14443−3の規定に従って送信信号の状態を判断し、その状態を示す状態情報SMTを出力する。
【0077】
送受信処理回路401からの状態情報SMTを受けると、データ転送状態制御回路403は、その状態情報SMTが「データ伝送回路400が現在送信している信号はSOFのHレベル(論理ハイレベル)期間である」こと、または、「データ伝送回路400が現在送信している信号はストップビットの期間である」ことを示すものであるか否かを判断する。その結果、状態情報SMTがいずれかを示すものであるときは、状態制御回路107に対して割り込み信号C3を出力する。これは、図2において割り込み信号C1を与える処理に相当する。
【0078】
割り込み信号C3に応答して、状態制御回路107は、活性の状態制御信号S4をDMA回路103に与える。これは、図2において活性の状態信号S4を与える場合に相当する。
【0079】
活性の状態制御信号S4に応答して、DMA回路103は停止状態から動作状態になる。そして、DMA回路103は、データRAM104を動作状態に制御し、データRAM104から8ビット単位のデータd3を読み出してデータ伝送回路102へ転送する。転送が終了すると、DMA回路103およびデータRAM104は停止状態になる。
【0080】
図6は、受信信号および送信信号と割り込み信号C3とのタイミングを示す図である。図6に示すように、データ転送タイミング生成回路402は、受信信号または送信信号のうちのある8ビットデータの期間と他の8ビットデータの期間との間の期間に割込み信号C3を出力する。
【0081】
以上のように、第2の実施形態では、送受信処理回路401と、データ転送タイミング生成回路402とを設けたため、データ伝送回路102により受信または送信されている信号がある8ビットデータである期間と他の8ビットデータである期間との間の期間にDMA回路102によるデータの転送を行うことができる。この結果、データ伝送回路102により送受信されている信号がDMA回路102の動作により生じるノイズの影響を受けてデータ化けすることを防ぐことができる。
【0082】
(第3の実施形態)
図1に示したデータ伝送回路102では、アンテナ101によって受信された信号を調回路などのアナログ回路部(図示せず)によってデジタルデータに調して、図7に示すような受信信号を得ている。図7に示すように、受信信号は、SOF,データ部,EOFで構成され、データ伝送回路102が受信状態以外の状態においては論理ハイレベルとなっている。また、SOFの構成は、図8に示すように、ISO/IEC14443−3に規定された構成に従っている。SOFは、第一の論理レベルである立ち下がりと、第二の論理レベルである10etu期間Low(論理ローレベル)と、第三の論理レベルである1etu以内に立ち上がりと、第四の論理レベルである2〜3etu期間High(論理ハイレベル)とにより構成される。なお、etuは時間を示す単位である。
【0083】
ところが、データ伝送回路102が受信状態以外の状態においてCPU105、不揮発性メモリ106などが動作することによって生じるノイズの影響をアナログ回路部が受けて、データ伝送回路102が受信状態以外の状態において受信信号が論理ローレベルとなってしまうことがある。この結果、アナログ回路部の後段に設けられたロジック回路部においてSOFを正しく認識できないという不都合が生じる。第3の実施形態によるICカードでは、このような問題を解決することを目的とする。
【0084】
<構成>
この発明の第3の実施形態によるICカードは、図1に示したデータ伝送回路102に代えて、図9に示すデータ伝送回路700を備える。図9を参照して、データ伝送回路700は、図1に示したデータ伝送回路102の機能を備え、さらに、正規波形記憶回路701と、誤り予想波形記憶回路702と、受信波形検出回路703と、波形パターン照合回路704とを備える。
【0085】
正規波形記憶回路701は、ISO/IEC14443−3の規定に従ったSOFの波形パターンを記憶する。誤り予想波形記憶回路702は、予め予想される誤った波形パターンを記憶する。例えば、データ伝送回路102が受信状態以外の状態においてCPU105、不揮発性メモリ106などが動作することによって生じるノイズの影響をアナログ回路部が受けた場合、受信信号のSOFの波形パターンは、ISO/IEC14443−3に規定された第一の論理レベルである立ち下がりよりも早い時刻に立ち下がった波形となる。このような予め予想される誤った波形パターンを記憶しておく。受信波形検出回路703は、アナログ回路部からの出力である受信信号のSOFの波形パターンを検出する。波形パターン照合回路704は、受信波形検出回路703によって検出されたSOFの波形パターンが、正規波形記憶回路701に記憶された波形パターンまたは誤り予想波形記憶回路702に記憶された波形パターンのいずれかに一致するか否かを判断する。いずれかに一致する場合には、受信信号のSOFの波形パターンを、正規波形記憶回路701に記憶された波形パターンに訂正する。
【0086】
<動作>
次に、以上のように構成されたICカードの動作について、図10を参照しつつ説明する。
【0087】
予め、ISO/IEC14443−3の規定に従った波形のパターンを正規波形記憶回路701に、予想される誤った波形のパターンを誤り予想波形記憶回路702に記憶させておく。
【0088】
そして、ステップST1001において、受信波形検出回路703によって、アナログ回路部からの出力である受信信号のSOFの波形パターンが検出される。
【0089】
次いで、ステップST1002において、受信信号のSOFの波形パターンと、正規波形記憶回路701に記憶された波形パターンおよび誤り予想波形記憶回路702に記憶された波形パターンとの照合が行われる。
【0090】
次いで、ステップST1003において、受信信号のSOFの波形パターンが、正規波形記憶回路701に記憶された波形パターンまたは誤り予想波形記憶回路702に記憶された波形パターンに合致するか否かが判断される。
【0091】
いずれかに一致すると判断された場合には、ステップST1004に進む。そして、ステップST1004において、受信信号のSOFの波形パターンが正規波形記憶回路701に記憶された波形パターンに訂正される。
【0092】
いずれにも一致しないと判断された場合には、ステップST1001に戻る。
【0093】
以上のように、第3の実施形態によれば、予め予想される誤りを受信信号が含む場合にこれを訂正することができる。これにより、アナログ回路部の後段に設けられたロジック回路部においてSOFを正しく認識できないという不都合を回避することができる。
【0094】
なお、ここでは、誤り予想波形記憶回路702は1つとしたが、これを複数設けてもよい。これにより、受信信号に含まれるさらに多くのパターンの誤りを訂正することができる。
【0095】
(第4の実施形態)
<構成>
この発明の第4の実施形態によるICカードは、図1に示したデータ伝送回路102およびCPU105に代えて、図11に示すデータ伝送回路1100およびCPU1110を備える。
【0096】
図11を参照して、データ伝送回路1100は、送受信回路1101と、復調回路1102とを含む。送受信回路1101は、アンテナ101によって受信された信号を復調回路1102に伝送する。復調回路1102は、送受信回路1101からの信号をデジタル信号に調して出力する。復調回路1102から出力される信号は、図7に示した受信信号と同様である。復調回路1102から出力される信号は、後段のロジック回路部(図示せず)によって処理が施されてDMA回路103によって転送される。また、復調回路1102は、活性のプリセット信号PRに応答して、出力信号のレベルを論理ハイレベルにする。
【0097】
CPU1110は、プリセット信号発生手段1111を含む。プリセット信号発生手段1111は、データ伝送回路1100が受信状態以外の状態の期間のうち所定期間活性のプリセット信号PRを復調回路1102に与える。
【0098】
<動作>
図7に示したように、復調回路1102から出力される信号は、データ伝送回路102が受信状態以外の状態においては論理ハイレベルとなっている。しかし、データ伝送回路102が受信状態以外の状態においてCPU105、不揮発性メモリ106が動作することや送信処理を行うことなどによって生じるノイズが原因で復調回路1102が誤動作することによって、図12に示すように、復調回路1102から出力される信号が論理ローレベルとなってしまうことがある。復調回路1102から出力される信号が論理ローレベルのまま受信状態に入ると、後段に設けられたロジック回路部においてSOFの立ち下がりを正しく認識できない。
【0099】
第4の実施形態によるICカードでは、図12に示すように、プリセット信号発生手段1111は、データ伝送回路1100が受信状態以外の状態の期間のうち所定期間活性のプリセット信号PRを復調回路1102に与える。この活性のプリセット信号PRに応答して、復調回路1102は出力信号のレベルを論理ハイレベルにする。これにより、復調回路1102から出力される信号が論理ローレベルとなってしまっても、復調回路1102から出力される信号が論理ローレベルのまま受信状態に入ってしまうことを防ぐことができる。この結果、後段に設けられたロジック回路部においてSOFの立ち下がりが正しく認識される。
【0100】
(第5の実施形態)
<構成>
この発明の第5の実施形態によるICカードは、図11に示したプリセット信号発生手段1111に代えて、図13に示すホールド信号発生手段1301を設けたことを特徴とする。
【0101】
図13を参照して、ホールド信号発生手段1301は、データ伝送回路1100が受信状態以外の状態の期間活性のホールド信号HLを復調回路1102に与える。復調回路1102は、活性のホールド信号HLに応答して、出力信号のレベルを論理ハイレベルにする。
【0102】
<動作>
以上のように構成されたICカードでは、図14に示すように、ホールド信号発生手段1301は、データ伝送回路1100が受信状態以外の状態の期間活性のホールド信号HLを復調回路1102に与える。この活性のホールド信号HLに応答して、復調回路1102は出力信号のレベルを論理ハイレベルにする。これにより、復調回路1102から出力される信号が論理ローレベルのまま受信状態に入ってしまうことを防ぐことができる。この結果、後段に設けられたロジック回路部においてSOFの立ち下がりが正しく認識されることになる。
【0103】
(第6の実施形態)
図15は、この発明の第6の実施形態によるICカードの主要部の構成を示すブロック図である。図15を参照して、このICカードは、状態制御回路107内にレジューム回路1501を設けたことを特徴とする。その他の構成は、図1に示したICカードと同様である。
【0104】
レジューム回路1501は、不揮発性メモリ106が動作状態から停止状態になると、不揮発性メモリ106に対する書き込み処理を行った時間、書き込み処理を行っていたアドレスおよびデータを記憶する。
【0105】
次に、以上のように構成されたICカードの動作について、図16を参照しつつ説明する。
【0106】
不揮発性メモリ106に対してデータの書き込みを行う場合、まず、CPU105は、状態制御回路107に対して命令信号CMD3を与える。命令信号CMD3は、「不揮発性メモリ106を動作状態にせよ」という意味の命令である。
【0107】
命令信号CMD3を受けると、状態制御回路107は、不揮発性メモリ106に対して活性の状態制御信号S1を与える。活性の状態制御信号S1に応答して、不揮発性メモリ106は停止状態から動作状態となる。
【0108】
一方、レジューム回路1501は、命令信号CMD3に応答して時間を数え始める。
【0109】
不揮発性メモリ106にデータを完全に書き込むには、電圧を一定の時間印加しなければならない。ここでは、電圧を10msの期間印加する必要があるものとする。CPU105は、不揮発性メモリ106に対する書き込み処理を開始した後、レジューム回路1501に示される時間を参照する。時間が10msに達すると、データが完全に書き込まれたものと判断する。そして、CPU105は、状態制御回路107に対して命令信号CMD4を与える。命令信号CMD4は、「不揮発性メモリ106を停止状態にせよ」という意味の命令である。
【0110】
命令信号CMD4を受けると、状態制御回路107は、不揮発性メモリ106に対して不活性の状態制御信号S1を与える。不活性の状態制御信号S1に応答して、不揮発性メモリ106は動作を停止する。
【0111】
ここで、不揮発性メモリ106に対する書き込み処理を開始した後レジューム回路1501に示される時間が10msに達するまでの間に、CPU105から送信処理命令が出された場合の処理について説明する。
【0112】
レジューム回路1501に示される時間が10msに達する前、例えば7msのときに、CPU105が状態制御回路107に対して命令信号CMD5を与えたとする。命令信号CMD5は、「データ伝送回路102を送信状態にせよ」という意味の命令である。
【0113】
命令信号CMD5に応答して、レジューム回路107は、その時点での書き込み処理の状態、すなわち、書き込み処理を行っていたアドレス、データ、およびそれまでの書き込み処理に要した時間(ここでは、7ms)を記憶する。
【0114】
一方、命令信号CMD5を受けると、状態制御回路107は、CPU105に対して不活性の状態制御信号S2を与える。不活性の状態制御信号S2に応答して、CPU105は動作を停止する。また、状態制御回路107は、データ伝送回路102に対して活性の状態制御信号S3を与える。活性の状態制御信号S3に応答して、データ伝送回路102は、停止状態から送信状態となる。以下、図2に示したのと同様にして、送信処理が行われる。
【0115】
送信処理が完了すると、データ伝送回路102は、状態制御回路107に対して割り込み信号C2を与える。割り込み信号C2は、「CPU105を動作状態にせよ」という要求を示す信号である。
【0116】
割り込み信号C2に応答して、状態制御回路107は、CPU105に対して活性の状態制御信号S2を与える。活性の状態制御信号S2に応答して、CPU105は、停止状態から動作状態に復帰する。
【0117】
復帰したCPU105は、状態制御回路107に対して命令信号CMD2を与える。命令信号CMD2は、「データ伝送回路102を停止状態にせよ」という意味の命令である。命令信号CMD2を受けると、状態制御回路107は、データ伝送回路102に対して不活性の状態制御信号S3を与える。不活性の状態制御信号S3に応答して、データ伝送回路102は、送信状態から停止状態になる。
【0118】
さらに、復帰したCPU105は、状態制御回路107に対して命令信号CMD3を与える。命令信号CMD3は、「不揮発性メモリ106を動作状態にせよ」という意味の命令である。命令信号CMD3を受けると、状態制御回路107は、活性の状態制御信号S1を与える。活性の状態制御信号S1に応答して、不揮発性メモリ106は動作状態になる。CPU105は、レジューム回路1501に記憶された状態(アドレス、データ、処理に要した時間)から書き込み処理を再開する。レジューム回路1501は、記憶していた時間(ここでは、7ms)の続きから時間を数える。
【0119】
そして、時間が10msに達すると、CPU105は、状態制御回路107に対して命令信号CMD4を与える。命令信号CMD4は、「不揮発性メモリ106を停止状態にせよ」という意味の命令である。命令信号CMD4を受けると、状態制御回路107は、不揮発性メモリ106に対して不活性の状態制御信号S1を与える。不活性の状態制御信号S1に応答して、不揮発性メモリ106は動作を停止する。
【0120】
なお、不揮発性メモリ106に対する書き込み処理を開始した後レジューム回路1501に示される時間が10msに達するまでの間に、CPU105から受信処理命令が出された場合についても、上述したのと同様にして処理が行われる。
【0121】
<フローチャート>
図17は、図15に示したICカードによる不揮発性メモリへの書き込み処理の流れを示すフローチャートである。以下、図17を参照して処理の流れを説明する。
【0122】
まず、ステップST1701において、不揮発性メモリ106に対して書き込みを行うか否かが判断される。書き込み処理を行う場合はステップST1701に進む。
【0123】
次いで、ステップST1702において、前回の書き込み処理が完全に終了しているか否かが判断される。これは、レジューム回路1501に記憶されている時間を参照することによって行われる。レジューム回路1501に記憶されている時間が、完全に書き込みを行うために必要な時間に達していないときは、前回の書き込みが途中で中断されたものと判断し、ステップST1703に進む。
【0124】
ステップST1703において、CPU105は、レジューム回路1501に記憶された状態(アドレス、データ、処理に要した時間)から書き込み処理を再開する。レジューム回路1501は、記憶していた時間の続きから時間を数える。
【0125】
一方、ステップST1702において、レジューム回路1501に記憶されている時間が、完全に書き込みを行うために必要な時間に達しているときは、前回の書き込みが完全に終了したものと判断し、ステップST1704に進む。
【0126】
ステップST1704において、CPU105は、一から書き込み処理を開始する。レジューム回路1501は、一から時間を数える。
【0127】
次いで、ステップST1705において、レジューム回路1501でカウントされた時間が未だ完全に書き込みを行うために必要な時間に達していないときに、送受信処理が開始された場合にはステップST1706に進む。
【0128】
ステップST1706において、レジューム回路107は、その時点での書き込み処理の状態、すなわち、書き込み処理を行っていたアドレス、データ、およびそれまでの書き込み処理に要した時間を記憶する。そして、ステップST1701に戻る。
【0129】
一方、ステップST1705において、送受信処理が開始されない場合には、ステップST1707に進む。ステップST1707において、レジューム回路1501でカウントされた時間が完全に書き込みを行うために必要な時間に達しているかが判断され、達しているとステップST1708に進み、書き込み処理を終了する。
【0130】
以上のように、この発明の第6の実施形態によるICカードは、レジューム回路1501を設けたため、送受信処理命令が出されたために不揮発性メモリ106に対する書き込み処理が中断した場合であっても、中断したときの状態から書き込み処理を再開することができる。
【0131】
(第7の実施形態)
図18は、この発明の第7の実施形態によるICカードの主要部の構成を示すブロック図である。図18を参照して、このICカードは、状態制御回路107内に時間カウント回路1801を設けたことを特徴とする。その他の構成は、図1に示したICカードと同様である。
【0132】
時間カウント回路1801は、CPU105からの命令信号CMD1,CMD5に応答して、時間を数えはじめる。命令信号CMD1は、「データ伝送回路102を受信状態にせよ」という意味の命令である。命令信号CMD5は、「データ伝送回路102を送信状態にせよ」という意味の命令である。そして、データ伝送回路102からの割り込み信号C2に応答して時間のカウントを停止し、カウント値をCPU105に出力する。
【0133】
次に、以上のように構成されたICカードの動作について説明する。
【0134】
CPU105から状態制御回路107に対して命令信号CMD1またはCMD5が与えられると、時間カウント回路1801は時間のカウントを開始する。命令信号CMD1,CMD5に応答して、ICカードは受信処理または送信処理を行う。
【0135】
受信処理または送信処理が完了すると、データ伝送回路102は状態制御回路107に対して割込み信号C2を与える。割り込み信号C2は、「CPU105を動作状態にせよ」という要求を示す信号である。
【0136】
割り込み信号C2に応答して、時間カウント回路1801は時間のカウントを停止し、カウント値をCPU105に出力する。
【0137】
図7に示したように、データ伝送回路102が受信状態または送信状態のとき、CPU105は停止状態となる。しかし、CPU105は、停止状態から動作状態に復帰した場合に、停止状態であった時間(図7に示す受信に要したシステム時間、送信に要したシステム時間)を知る必要がある。停止状態であった時間を知るためにCPU105に付属のタイマを用いた場合には、データ伝送回路102が受信状態または送信状態であるときに一定時間ごとにCPU105が動作することになる。このCPU105の動作によってノイズが発生し、このノイズが受信状態または送信状態にあるデータ伝送回路102に対して影響を及ぼすことがある。
【0138】
図18に示すICカードでは、時間カウント回路1801を設けたため、データ伝送回路102が受信状態または送信状態のときにCPU105を完全に停止状態にすることができる。これにより、CPU105の動作によるノイズを発生させることなく停止状態であった時間をCPU105に知らせることができる。
【0139】
(第8の実施形態)
図19は、この発明の第8の実施形態によるICカードの主要部の構成を示すブロック図である。図19を参照して、このICカードは、状態制御回路107内に時間監視回路1901を設けたことを特徴とする。その他の構成は、図1に示したICカードと同様である。
【0140】
時間監視回路1901は、CPU105からの命令信号CMD1に応答して時間のカウントを開始する。命令信号CMD1は、「データ伝送回路102を受信状態にせよ」という意味の命令である。そして、時間監視回路1901は、データ伝送回路102からの割り込み信号C2に応答して時間のカウントを停止し、カウント値をリセットする。一方、時間監視回路1901は、時間のカウント値が所定の値に達すると、すなわち、カウント値が所定の値に達するまでに状態制御回路107に対して割り込み信号C2が与えられないときは、タイムアウト信号TOをCPU105に対して出力する。
【0141】
次に、以上のように構成されたICカードの動作について説明する。
【0142】
CPU105から状態制御回路107に対して命令信号CMD1が与えられると、時間監視回路1901は時間のカウントを開始する。命令信号CMD1に応答して、データ伝送回路102は受信状態となる。
【0143】
受信処理が完了すると、データ伝送回路102は状態制御回路107に対して割込み信号C2を与える。割り込み信号C2は、「CPU105を動作状態にせよ」という要求を示す信号である。
【0144】
割り込み信号C2に応答して、時間監視回路1901は時間のカウントを停止し、カウント値をリセットする。
【0145】
時間監視回路1901による時間のカウント値が所定の値に達するまでに状態制御回路107に対して割り込み信号C2が与えられないと、時間監視回路1901は、タイムアウト信号TOをCPU105に対して出力する。
【0146】
タイムアウト信号TOに応答してCPU105は動作状態に復帰し、タイムアウト処理を行う。
【0147】
以上のように、第9の実施形態によるICカードでは、時間監視回路1901を設けたため、カウント値が所定の値に達するまでに状態制御回路107に対して割り込み信号C2が与えられないときは、CPU105を停止状態から動作状態に復帰させることができる。これにより、データ伝送回路102が受信状態になってから長時間受信データを受けることができない場合などにCPU105が停止状態であり続けることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態によるICカードの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示したICカードにおける処理の流れを示す図である。
【図3】 図1に示したCPU,不揮発性メモリ,状態制御回路,データRAM,DMA回路,およびデータ伝送回路の状態の遷移を示す図である。
【図4】 この発明の第2の実施形態によるICカードにおけるデータ伝送回路の構成を示すブロック図である。
【図5】 ISO/IEC14443−3に規定されたキャラクターフォーマットを示す図である。
【図6】 受信信号および送信信号と割り込み信号とのタイミングを示す図である。
【図7】 受信信号、送信信号、データ伝送回路、CPUの状態を示す図である。
【図8】 ISO/IEC14443−3に規定されたSOFの構成を示す図である。
【図9】 この発明の第3の実施形態によるICカードにおけるデータ伝送回路の構成を示すブロック図である。
【図10】 この発明の第3の実施形態によるICカードの動作を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の第4の実施形態によるICカードにおけるデータ伝送回路およびCPUの構成を示すブロック図である。
【図12】 受信信号とプリセット信号との関係を示す図である。
【図13】 この発明の第5の実施形態によるICカードにおけるデータ伝送回路およびCPUの構成を示すブロック図である。
【図14】 受信信号とホールド信号との関係を示す図である。
【図15】 この発明の第6の実施形態によるICカードの主要部の構成を示すブロック図である。
【図16】 図15に示したICカードによる動作を説明するための図である。
【図17】 図15に示したICカードによる不揮発性メモリへの書き込み処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】 この発明の第7の実施形態によるICカードの主要部の構成を示すブロック図である。
【図19】 この発明の第8の実施形態によるICカードの主要部の構成を示すブロック図である。

Claims (6)

  1. 非接触で、外部とデータの送受信を行い、外部から電源の供給を受ける非接触型のICカードであって、
    外部とデータの送受信を行う伝送回路と、
    バッファメモリと、
    前記伝送回路が受信したデータを前記バッファメモリへ転送し、前記バッファメモリに蓄積されたデータを前記伝送回路へ転送するDMA回路と、
    不揮発性メモリと、
    前記バッファメモリおよび前記不揮発性メモリに対してデータの書き込み/読み出しを行うCPUと、
    前記伝送回路が外部とデータの送受信を行っているとき、前記不揮発性メモリおよび前記CPUの動作を停止させる状態制御手段とを備え
    前記伝送回路によって受信されるデータは、ISO/IEC14443−3の規定に従ったフレーム構成およびキャラクタ構成を有するものであり、
    前記伝送回路は、
    ISO/IEC14443−3によって規定されたSOF(Start OF Frame)の波形パターンを記憶する正規波形記憶手段と、
    前記伝送回路によって受信されるデータについて予め予想される誤りを含んだ波形パターンを記憶する誤り予想波形記憶手段と、
    前記伝送回路によって受信されたデータの波形パターンを検出する波形検出手段と、
    前記波形検出手段によって検出された波形パターンが、前記正規波形記憶手段に記憶された波形パターンまたは前記誤り予想波形記憶手段に記憶された波形パターンに一致するとき、前記伝送回路によって受信されたデータを前記正規波形パターンに基づいて訂正する照合手段とを含む
    ことを特徴とするICカード。
  2. 請求項1に記載のICカードにおいて、
    前記伝送回路によって受信されるデータは、ISO/IEC14443−3の規定に従ったフレーム構成およびキャラクタ構成を有するものであり、
    前記伝送回路は、外部から受信したデータをデジタルデータに復調して出力するアナログ回路部を含み、
    前記ICカードはさらに、前記伝送回路がデータの受信を行っている期間以外の期間のうち所定期間活性のプリセット信号を前記アナログ回路部に与えるプリセット信号発生手段を備え、
    前記アナログ回路部は、前記活性のプリセット信号に応答して、出力を論理ハイレベルにする
    ことを特徴とするICカード。
  3. 請求項1に記載のICカードにおいて、
    前記伝送回路によって受信されるデータは、ISO/IEC14443−3の規定に従ったフレーム構成およびキャラクタ構成を有するものであり、
    前記伝送回路は、外部から受信したデータをデジタルデータに復調して出力するアナログ回路部を含み、
    前記ICカードはさらに、前記伝送回路がデータの受信を行っている期間以外の期間活性のホールド信号を前記アナログ回路部に与えるホールド信号発生手段を備え、
    前記アナログ回路部は、前記活性のホールド信号に応答して、前記伝送回路がデータの受信を行っている期間以外の期間出力を論理ハイレベルにする
    ことを特徴とするICカード。
  4. 請求項1に記載のICカードにおいて、
    前記CPUによる前記不揮発性メモリに対するデータの書き込み処理が中断された場合に、中断された時点までの書き込み処理の進行状態を記憶するレジューム回路をさらに備え、
    前記CPUは、前記レジューム回路に記憶された進行状態に基づいて前記不揮発性メモリに対する書込み処理を再開する
    ことを特徴とするICカード。
  5. 請求項1に記載のICカードにおいて、
    前記状態制御回路は、
    前記CPUが停止状態になるのに応答して時間のカウントを開始し、前記CPUが次に動作状態に復帰するのに応答して時間のカウントを停止し、カウント値を前記CPUに出力する時間カウント回路を含む
    ことを特徴とするICカード。
  6. 請求項1に記載のICカードにおいて、
    前記CPUが停止状態になるのに応答して時間のカウントを開始し、カウント値が所定の値に達するまでに前記CPUが動作状態に復帰しないとき、前記CPUに対してタイムアウト信号を出力する時間監視回路をさらに備え、
    前記CPUは、前記時間監視回路からのタイムアウト信号に応答して動作状態となる
    ことを特徴とするICカード。
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