JP4074853B2 - 中間動作状態に関連づけられた情報を格納するためのメモリ手段を有する集積回路およびデータキャリア - Google Patents

中間動作状態に関連づけられた情報を格納するためのメモリ手段を有する集積回路およびデータキャリア Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、データキャリアと、データキャリア用の集積回路であって、通信の間に実行される通信シーケンスに従って少なくとも1つの通信ステーションと通信するための通信手段を有し、前記通信シーケンスが、いくつかの通信ステップを有し、かつ、前記データキャリア内で、特定の通信ステップの1つの通信ステップの結果として中間動作状態が起こり、かつ、前記データキャリア内で、特定の中間動作状態の1つの中間動作状態に関連づけられた中間動作状態情報が発生し、かつ、前記データキャリアが、前記データキャリアまたは前記集積回路の動作に必要な供給電圧を検出するための検出手段を有する、データキャリアと集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
このようなデータキャリアと、データキャリア用の集積回路は、規格ISO/IEC 18000−3−5(2001年3月1日)、参照番号ISO/WD 18000−3−v40−5の提案に開示されていて、従って公知である。提案された公知の実施例によると、次のことが予見される。すなわち、通信ステーションとこのタイプのデータキャリアまたはデータキャリア用の集積回路との間の通信シーケンスの実行の後、到達した最終的な動作状態の特性情報がメモリに格納される。正確に記すと、この格納は、通信ステーションからデータキャリアまたは集積回路に伝送される停止コマンドによって行われ、この停止コマンドの結果、該当するデータキャリアまたは該当する集積回路は停止してしまう。従って、このアイドル状態においては、データキャリアまたは集積回路は、この通信ステーションからのプロンプトコマンドに反応できない。このことは、上記規格の提案の第6.5.3.2.3.2.3項「Fully Muted Reply Mode(完全無応答モード)」に記載されている。
【0003】
この公知のデータキャリアまたは公知の集積回路の場合、通信ステーションは、定期的に作動停止と再起動を繰り返すので、次のような状況が起こることがある。すなわち、通信シーケンスに従う通信の間に、通信ステーションが作動停止される結果として、データキャリアまたは集積回路において供給電圧が欠落し、この結果、その通信シーケンスの実行の間に特定の中間動作状態にしか達っせず、必要な最終動作状態に達しないという状況である。この場合、公知のデータキャリアまたは公知の集積回路が達した特定の中間動作状態に関する情報は、供給電圧が存在しないため失われる。この結果、通信ステーションが再起動されるとき、公知のデータキャリアは、中断された前の通信シーケンスを再び最初から開始しなければならない。この結果、通信ステーションと多数の公知のデータキャリアの間の通信を完了するのに必要な時間が、通信ステーションが不変に起動されたままである場合よりもずっと長いという不都合な状況が、相対的に頻繁に起こるという欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、前述した問題を解決して、改良されたデータキャリアと改良された集積回路を実現することである。
【0005】
上記の目的を達成するため、本発明による集積回路には、本発明による特徴が設けられていて、これによって本発明による集積回路は、次のように特徴付けることができる。すなわち、
【0006】
いくつかの通信ステップを有する通信シーケンスに従って、少なくとも1つの通信ステーションと通信するためのデータキャリアであって、前記通信ステーションから送信されるキャリア信号から供給電圧を生成する受動型のデータキャリア用の集積回路において、前記集積回路の動作に必要とされる供給電圧の電圧レベルを検出するための検出手段と、特定の通信ステップの結果である中間動作状態と関連づけられた中間動作状態情報を格納するためのメモリ手段と、前記供給電圧の電圧が低下し、前記集積回路の動作が中断した後、前記検出手段により前記供給電圧が前記集積回路の動作に必要な電圧レベルに再び到達したことが検出されたとき、前記メモリ手段に格納された前記動作状態情報によって、前記集積回路を中間動作状態に設定するように設計された制御手段とを備えることを特徴とする集積回路。
【0007】
前述した目的を達成するための、本発明によるデータキャリアの特徴は、前述したような集積回路とこの集積回路に接続された伝送手段とを備えることである。
【0008】
本発明による特徴を設けることは、回路工学の観点においては簡単であり、また、次のことを実現するための追加のコストは小さい。すなわち、本発明によるデータキャリアと本発明による集積回路の場合、通信シーケンスの実行の間に達した特定の中間動作状態についての情報が格納されるようにし、これによって、データキャリアまたは集積回路が障害発生なく動作するために必要な供給電圧の欠落時に、ある中間動作状態にすでに達したことの情報が保持され、これによって、データキャリアまたは集積回路が障害発生なく動作するために必要な供給電圧が再び存在するときに、データキャリアまたは集積回路を、以前に達した中間動作状態に、簡単な方法によってただちに戻すことができるようにすることである。これは、通信シーケンスの実行の間にデータキャリアが障害発生なく動作するために必要な供給電圧が欠落または欠如した後に、部分的に実行された通信シーケンスを再び最初から開始する必要性を回避する簡単な方法である。これによって、通信ステーションと、その通信ステーションとの通信リンク内の多数のデータキャリアの間の全体的な通信時間が大幅に短縮される。
【0009】
本発明によるデータキャリアまたは本発明による集積回路の場合、検出手段が、データキャリアまたは集積回路が動作するための十分に高い供給電圧の存在を検出するように設計される。このタイプの実施例は、回路工学の観点においては達成が特に簡単であることを特徴とする。
【0010】
本発明によるデータキャリアまたは本発明による集積回路の場合、制御手段が、次のように設計される場合に、特に有利であることが判明した。すなわち、データキャリアまたは集積回路が、供給電圧の低下を検出される前の最後の中間動作状態情報として関連づけられた中間動作状態情報がメモリ手段に格納されている、中間動作状態に制御されるように、制御手段が設計されることである。これによって、著しく短い全体的な通信時間が保証される。しかしながら、本発明によるデータキャリアまたは本発明による集積回路の場合、特定の状況においては、最後ではなく最後の1つ前またはそれより前の中間動作状態情報として関連づけられた中間動作状態情報が格納されている、中間動作状態に、データキャリアまたは集積回路を制御することが有利な場合があることが、明らかに判明している。また、このタイプのデータキャリアまたはこのタイプの集積回路は、少なくとも1つの参照変数が存在しないことが検出される前に中間動作状態情報が発生してなく、かつ少なくとも1つの参照変数が存在しないことが検出された後にのみ起こりうる中間動作状態に対応する中間動作状態、に制御することも可能である。
【0011】
本発明によるデータキャリアまたは集積回路の場合、制御手段が次のように設計される場合に、特に有利であることが判明した。すなわち、データキャリアまたは集積回路が、競合防止手順を実行している間に起こる少なくとも1つの中間動作状態に制御されるように、制御手段が設計されることである。この実施例が特に有利である理由は、特に、競合防止手順の実行が、通信シーケンスの中で相対的に長い時間がかかるため、公知のデータキャリアまたは公知の集積回路の場合のように、通信シーケンスを絶えず再実行する、従って競合防止手順を再実行することが、相対的に大きな時間の浪費となるためである。このことは、本発明によるデータキャリアまたは本発明による集積回路においては有利に回避される。その理由は、本発明による方策を設けることによって、通信シーケンスの実行の間に、ある通信ステップが完了した後に中断された競合防止手順を、その完了した通信ステップの後から再び続行することができるためである。
【0012】
本発明によるデータキャリアまたは集積回路の場合、データキャリアまたは集積回路が、パスワード手順を実行する結果として起こる中間動作状態に制御されるように、制御手段を設計することが、非常に有利であることも判明した。パスワード手順の実行は、通信シーケンスの実行において重要なステップであることが相対的にしばしばある。この理由により、すでに実行されたパスワード手順の後から通信シーケンスを(必要な場合に)続行するのが有利である。
【0013】
上述の関連づけられた中間動作状態情報を格納するためのメモリ手段の実施例に関して、メモリ手段がFRAMによって形成される場合に、非常に有利であることが判明した。このタイプのメモリ手段は、記録が高速に行われ、かつ、情報は不揮発的に格納されるという利点を有する。
【0014】
しかしながら、上述の関連づけられた中間動作状態情報を格納するためのメモリ手段の実施例に関して、メモリ手段が、少なくとも2つのメモリ段を有し、各メモリ段が集積回路の動作の中断よりも長い期間に渡って、中間動作状態情報を格納するためのコンデンサを備える場合も、有利であることが判明した。それ自体が公知であるこのタイプの解決策も、本発明によるデータキャリアまたは本発明による集積回路に関連して非常に有利である。
【0015】
メモリ手段に関してさらに言及しておくべき点として、できるだけ高速に記録でき、かつ情報を不揮発的に格納できる他のメモリ手段、例えば、バッテリーバッファリング式(battery−buffered)またはコンデンサバッファリング式(capacitor−buffered)のSRAMまたはDRAM、またはさらに単純なフリップフロップ段も、使用できる。
【0016】
本発明によるデータキャリアと本発明による集積回路の場合、前述の関連づけられた中間動作状態情報を格納するためのメモリ手段を消去することのできる消去手段が設けられる場合にも、特に有利であることが判明した。このタイプの実施例は、メモリ手段がFRAMによって形成される場合に特に有利であることが判明した。
【0017】
本発明の上述した観点とさらなる観点は、実施例の以下の例から導くことができ、実施例のこれらの例を使用して以下に説明する。
【0018】
以下に、図面に示されている実施例の例を参照して、本発明についてさらに説明する。しかしながら、本発明はこれらの実施例に限定されない。
【0019】
【発明を実施するための形態】
図1は、通信ステーション1を示す。この通信ステーション1は、データキャリア2と通信するように設計されかつ設けられている。このデータキャリア2は、図2に示されていて、後に詳しく説明する。通信ステーション1は、通信手段3を有し、その実施例については後に詳しく説明する。通信手段3は、このタイプの通信時に実行される通信シーケンスに従ってデータキャリア2と通信するように設計されている。この通信シーケンスは、いくつかの通信ステップを有し、これらの通信ステップについては後からさらに詳しく説明する。
【0020】
通信ステーション1は、マイクロコンピュータ4を有する。マイクロコンピュータ4の代わりに、ワイヤードロジック回路を設けることもできる。
【0021】
マイクロコンピュータ4は、シーケンス制御手段5を有する。シーケンス制御手段5は、ホストコンピュータにバスリンクBによって接続され、かつ、マイクロコンピュータ4によって実現される多数の手段を制御できる。シーケンス制御手段5は、スイッチング手段6を有し、このスイッチング手段を利用することにより、通信ステーション1と、結果的に通信シーケンスの実行を作動停止および再起動することができ、これは、このタイプの通信シーケンスの実行中であっても可能である。この場合、通信ステーション1が作動停止されると、信号、すなわちキャリア信号(後からさらに詳しく説明する)が通信ステーション1によって送られず、従ってデータキャリアに伝送されない。通信ステーション1においてこのことを実現する方法については、本明細書では詳しく説明しない。
【0022】
マイクロコンピュータ4は、クロック信号生成手段7も有する。このクロック信号生成手段7は、クロック信号CLK1を生成し、クロック信号CLK1は、シーケンス制御手段5に送られる。さらに、マイクロコンピュータ4は、メモリ手段8を有する。このメモリ手段8は、データとその他の情報を格納できる。メモリ手段は、ステーションデータRDAを格納する。データキャリアデータTDAも、メモリ手段8に格納できる。
【0023】
さらに、マイクロコンピュータ4の利用によって、多数の手段を実現でき、これらの手段については後から説明する。
【0024】
マイクロコンピュータ4の利用によって、ウェイクアップ信号生成手段9が実現される。このウェイクアップ信号生成手段9は、ここにシーケンス制御手段5から制御情報CI1を送ることができ、かつ、ウェイクアップ信号WUPを生成するように設計されている。
【0025】
マイクロコンピュータ4の利用によって、ウェイクアップ応答信号検出手段10も実現される。このウェイクアップ応答信号検出手段は、ここにウェイクアップ応答信号UPRを送ることができ、かつ、制御情報CI4を生成することができる。制御情報CI4は、シーケンス制御手段5に送ることができる。
【0026】
さらに、マイクロコンピュータ4の利用によって、第一連続番号問合せ信号生成手段11が実現される。この第一連続番号問合せ信号生成手段11は、ここにシーケンス制御手段5から制御情報CI5を送ることができ、かつ、第一連続番号問合せ信号SNA1を生成できる。
【0027】
さらに、マイクロコンピュータ4の利用によって、競合検出手段13を有する連続番号信号検出手段12が実現される。この連続番号信号検出手段12には、連続番号信号SNSを送ることができる。連続番号信号検出手段12は、連続番号データSNDか、制御情報CI8または制御情報CI9のいずれかを生成して、シーケンス制御手段5に送信することができる。制御情報CI8は、少なくとも2つの連続番号信号SNSの競合が競合検出手段13によって検出された場合に発生する。制御情報CI9は、少なくとも2つの連続番号信号SNSが競合検出手段13によって検出された後、特定の時間TVが経過した後に、連続番号信号検出手段12によって連続番号が検出も判断もされなかった場合に発生する。連続番号データSNDと、2種類の制御情報CI8とCI9は、シーケンス制御手段5に送ることができる。
【0028】
さらに、マイクロコンピュータ4の利用によって、競合表示信号生成手段14が実現される。この競合表示信号生成手段14は、ここにシーケンス制御手段5から制御情報CI10を送ることができ、かつ、競合表示信号COLを生成できる。
【0029】
さらに、マイクロコンピュータ4の利用によって、第二連続番号問合せ信号生成手段15が実現される。この第二連続番号問合せ信号生成手段15は、ここにシーケンス制御手段5から制御情報CI13を送ることができ、かつ、第二連続番号問合せ信号SNA2を生成できる。
【0030】
さらに、マイクロコンピュータ4の利用によって、アクノレッジ信号生成手段16が実現される。このアクノレッジ信号生成手段16は、ここにシーケンス制御手段5から制御情報CI15を送ることができ、かつ、アクノレッジ信号QITを生成できる。
【0031】
さらに、マイクロコンピュータ4の利用によって、パスワード問合せ信号検出手段17が実現される。このパスワード問合せ信号検出手段17は、ここにパスワード問合せ信号PWAを送ることができ、かつ、制御情報CI18を生成できる。この制御情報CI18はシーケンス制御手段5に送ることができる。
【0032】
さらに、マイクロコンピュータ4の利用によって、パスワード信号生成手段18が実現される。このパスワード信号生成手段18は、ここにシーケンス制御手段5から制御情報CI19を送ることができ、かつ、パスワード信号PWSを生成できる。
【0033】
さらに、マイクロコンピュータ4の利用によって、スタンバイ信号BRSを送ることができ、かつ、制御情報CI22を生成するように設計されているスタンバイ信号検出手段19を、実現する事が出来る。この制御情報CI22は、シーケンス制御手段5に送ることができる。
【0034】
さらに、マイクロコンピュータ4の利用によって、データ処理手段20が実現される。このデータ処理手段20は、データを処理するため、正確に記すと、ステーションデータRDAを処理するためと、データキャリアデータTDAを処理するために、設計されかつ設けられている。
【0035】
さらに、マイクロコンピュータ4の利用によって、シーケンス制御手段5から制御情報CI23を送ることができ、かつ、読み取りコマンドLCOを生成できる読み取りコマンド生成手段21が、実現される。
【0036】
さらに、マイクロコンピュータ4の利用によって、シーケンス制御手段5から制御情報CI25を送ることができ、かつ、書き込みコマンドSCOを生成できる書き込みコマンド生成手段22が、実現される。
【0037】
さらに、マイクロコンピュータ4の利用によって、シーケンス制御手段5から情報CI27を送ることができ、かつ、消去コマンドECOを生成できる消去コマンド生成手段23が、実現される。
【0038】
マイクロコンピュータ4の利用によって、その他の手段、例えば、アイドルコマンド生成手段と、他のいくつかの手段も実現される。これらの手段については、本明細書では詳しく説明しない。
【0039】
上述したように、通信ステーション1は、少なくとも1つのデータキャリア2と通信するための通信手段3を有する。この場合、通信手段3は、シーケンス制御手段5と、上述した手段9〜23とを有する。
【0040】
さらに、マイクロコンピュータ4の利用によって、符号化手段24と復号化手段25とが実現される。符号化手段24は、ここに送られる信号を符号化するように設計されかつ設けられている。ここで留意すべき点として、WUP、SNA1、SNA2、QIT、PWS、RDA、LCO、SCO、ECOを符号化するために符号化手段24に送られる信号は、符号化手段24によって符号化されるデジタルデータである。復号化手段25は、符号化された形式で復号化手段25に送られる信号を復号化するように設計されかつ設けられている。これによって復号化手段は、この実施例の場合、信号UPR、SNS、PWA、BRS、TDAを送信する。
【0041】
さらに、通信ステーション1は、符号化手段24のダウンストリームに変調手段26を有する。さらに、キャリア信号CSを生成できるキャリア信号発生器27が設けられている。このキャリア信号CSは、変調手段26に送られ、符号化手段24によって送信された信号に関連して変調される。この実施例の場合には、振幅変調が行われる。しかしながら、周波数変調、または位相変調、またはさらに別のタイプの変調を行うための手段を設けることもできる。変調手段26のダウンストリームには、その出力信号が、適合化手段29に送られる第一増幅器28が存在する。この適合化手段29からは、増幅された信号が伝送手段30に転送される。伝送手段30は、ここに送られた信号をデータキャリア2の伝送手段に伝送するために使用される。データキャリア2については、後からさらに詳しく説明する。この場合、伝送手段30は、伝送コイルを有し、この伝送コイルは、データキャリア2の伝送手段の中の伝送コイルに変成器によって結合することができる。しかしながら、伝送手段30は、容量性作用を用いて設計することもできる。また、伝送手段30は、アンテナとして設計し、電磁波を伝送することによって機能させてもよい。
【0042】
伝送手段30は、単に信号の伝送に使用されるのみならず、信号の受信にも使用される。この場合、受信された信号は、通信ステーション1の適合化手段29を経由して第二増幅器31に送られる。第二増幅器31は、そのダウンストリームに、復号化手段25が接続されている復調手段32を有する。この場合、復調手段32は、負荷変調信号を復調するように設計されている。この負荷変調信号は、キャリア信号発生器27によって生成される非変調キャリア信号CSを負荷変調することによって得られる。負荷変調は、専門家らの間で長い間公知であり、従って本明細書ではこれ以上詳しく説明しない。
【0043】
以下に、図2によるデータキャリア2の実施例について詳しく説明する。
【0044】
データキャリア2は、伝送手段40を有する。この伝送手段40は、通信ステーション1の伝送手段30と通信するように設計されている。データキャリア2は、集積回路41も有する。この集積回路41には、伝送手段40が接続されるポート42が設けられている。ポート42は、内部の回路供給電圧生成手段43と、復調手段44と、変調手段45とに接続されている。供給電圧生成手段43は、伝送手段40によってポート42に送られる信号を使用して供給電圧Vを生成するように設計されかつ設けられている。供給電圧Vは、この供給電圧Vを必要とする集積回路41の構成要素すべてに送ることができるが、図面が複雑になるのを避けるために、このことは図2に示されていない。
【0045】
供給電圧生成手段43は、いわゆるパワーオン検出手段46を有する。このパワーオン検出手段46は、データキャリア2の動作に必要な動作変数の存在を検出するため、正確に記すと、この実施例の場合には、データキャリア2または集積回路41が障害発生なく動作するために必要な供給電圧Vの存在を検出するために、設けられている。供給電圧生成手段43が、障害発生なく動作するための十分に高い供給電圧Vを供給する場合には、パワーオン検出手段46が、特性信号、すなわちいわゆるパワーオンリセット信号PORを「高」レベルで流す。供給電圧生成手段43が、障害発生なく動作するための十分に高い供給電圧Vを供給しない場合には、パワーオンリセット信号PORが存在しないか、またはパワーオンリセット信号がそれまでの「高」レベルから「低」レベルに変化する。
【0046】
復調手段44は、ポート42からここに送られる信号を復調するように設計されかつ設けられている。この場合の信号は、通信ステーション1によって送信される。
【0047】
変調手段45は、ここに送られる信号を伝送手段40によって通信ステーション1の伝送手段30に変調形式で伝送するために、ここに送られる信号を変調するように設けられている。この場合、変調手段45は、通信ステーション1のキャリア信号発生器27によって生成される非変調キャリア信号CSを負荷変調するように設計されかつ設けられている。負荷変調は、専門家らの間で長い間公知である。
【0048】
データキャリア2は、マイクロコンピュータ47を有する。マイクロコンピュータ47の代わりに、ワイヤードロジック回路を設けることもできる。
【0049】
マイクロコンピュータ47の利用によって、復号化手段48と符号化手段49が実現される。復号化手段48は、復調手段44のダウンストリームにあり、かつ、通信ステーション1の符号化手段24によって符号化された信号、すなわちデータ信号を復号化するように設計されかつ設けられている。符号化手段49は、変調手段45のアップストリームにあり、かつ、そこに送られる信号を符号化するように設計されていて、正確に記すと、この符号化手段49によって符号化される信号を通信ステーション1の復号化手段25によって復号化できるように符号化するように、設計されかつ設けられている。
【0050】
さらに、マイクロコンピュータ47の利用によって、データキャリア2または集積回路41の通信手段50が実現される。この通信手段50は、このタイプの通信の間に実行される通信シーケンスに従って少なくとも1つの通信ステーションと通信するように設計されている。この場合、通信シーケンスは、通信ステーション1に関連してすでに説明したように、いくつかの通信ステップを有する。通信手段50は、マイクロコンピュータ47によって実現される多数の手段を有する。これらの手段については後からさらに詳しく説明する。
【0051】
マイクロコンピュータ47は、シーケンス制御手段51を有する。このシーケンス制御手段51は、多数の手段を制御できる。これらの手段については後からさらに詳しく説明する。
【0052】
さらに、マイクロコンピュータ47は、クロック信号生成手段52を有する。このクロック信号生成手段52は、クロック信号CLK2を生成でき、この信号は、シーケンス制御手段51に送られる。
【0053】
さらに、マイクロコンピュータ47は、第一メモリ手段53と第二メモリ手段54とを有する。第一メモリ手段53は、特に、データを格納する、すなわちデータキャリアデータTDAを格納し、かつステーションデータRDAを格納するように設計されかつ設けられている。いわゆるFRAMによって形成されるのが有利である第二メモリ手段54は、特殊な情報を格納するように設計されかつ設けられている。この情報については、後からさらに詳しく説明する。
【0054】
マイクロコンピュータ47の利用によって、ウェイクアップ信号検出手段55が実現される。このウェイクアップ信号検出手段55は、ここにウェイクアップ信号WUPを送ることができ、かつ、制御情報CI2を生成できる。この制御情報CI2は、シーケンス制御手段51に送ることができる。
【0055】
さらに、マイクロコンピュータ47の利用によって、ウェイクアップ応答信号生成手段56が実現される。このウェイクアップ応答信号生成手段56は、ここにシーケンス制御手段51から制御情報CI3を送ることができ、かつ、ウェイクアップ応答信号UPRを生成できる。
【0056】
さらに、マイクロコンピュータ47の利用によって、第一連続番号問合せ信号検出手段57が実現される。この第一連続番号問合せ信号検出手段57は、ここに第一連続番号問合せ信号SNA1を送ることができ、かつ、制御情報CI6を生成できる。この制御情報CI6は、シーケンス制御手段51に送ることができる。
【0057】
さらに、マイクロコンピュータ47の利用によって、連続番号信号生成手段58が実現される。この連続番号信号生成手段58は、ここにシーケンス制御手段5から制御情報CI7を送ることができ、かつ、連続番号信号SNSを生成できる。この連続番号信号SNSは、連続番号データSNDのほかに、チェックサムデータと追加のセキュリティデータも有する。
【0058】
さらに、マイクロコンピュータ47の利用によって、競合表示信号検出手段59が実現される。この競合表示信号検出手段59は、ここに競合表示信号COLを送ることができ、かつ、制御情報CI11を生成できる。この制御情報CI11は、シーケンス制御手段51に送ることができる。
【0059】
さらに、マイクロコンピュータ47の利用によって、乱数発生器60が実現される。この乱数発生器60は、乱数を生成できるが、この実施例の場合には、その作用により2つの乱数、すなわち乱数「0」または「1」しか生成できない。乱数発生器60によって生成される乱数「0」または「1」は、制御情報CI12としてシーケンス制御手段51に送ることができる。
【0060】
さらに、マイクロコンピュータ47の利用によって、カウンタ61が実現される。このカウンタ61の機能、すなわち、カウンタの読みをインクリメントさせるかデクリメントさせるかは、一方では乱数発生器60によって行われ、他方ではマイクロコンピュータ47による第二連続番号問合せ信号検出手段62によって行われる。カウンタ61は、カウンタの読みZSを生成でき、この読みZSは、シーケンス制御手段51に送ることができる。このことは、この場合に非常に重要である。
【0061】
マイクロコンピュータ47の利用によって、第二連続番号問合せ信号SNA2を送ることができ、かつ、制御情報CI14を生成できる上述した第二連続番号問合せ信号検出手段62が実現される。この制御情報CI14は、シーケンス制御手段51に送ることができ、かつ、カウンタ61を制御するのに使用される。
【0062】
さらに、マイクロコンピュータ47の利用によって、アクノレッジ信号QITを送ることができ、かつ、制御情報CI16を生成できるアクノレッジ信号検出手段63が実現される。この制御情報CI16は、シーケンス制御手段51に送ることができる。
【0063】
さらに、マイクロコンピュータ47の利用によって、シーケンス制御手段51から制御情報CI17を送ることができ、かつ、パスワード問合せ信号PWAを生成できるパスワード問合せ信号生成手段64が実現される。
【0064】
さらに、マイクロコンピュータ47の利用によって、パスワード信号PWSを送ることができ、かつ、制御情報CI20を生成できるパスワード信号検出手段65が実現される。この制御情報CI20は、シーケンス制御手段51に送ることができる。
【0065】
さらに、マイクロコンピュータ47の利用によって、シーケンス制御手段51から制御情報CI21を送ることができ、かつ、スタンバイ信号BRSを生成できるスタンバイ信号検出手段66が実現される。このスタンバイ信号BRSは、通信ステーション1へ伝送するために符号化手段49に送られるのみならず、シーケンス制御手段51にも送られる。従って、シーケンス制御手段51は、このスタンバイ信号BRSを別の目的で使用するためにさらに転送することができ、このことはこの場合に重要であるため、後から詳しく説明する。
【0066】
さらに、マイクロコンピュータ47の利用によって、データを処理するように設計されかつ設けられているデータ処理手段67が実現される。データ処理手段67は、データキャリアデータTDAとステーションデータRDAを処理できる。
【0067】
さらに、マイクロコンピュータ47の利用によって、読み取りコマンドLCOを送ることができ、制御情報CI24を生成できる読み取りコマンド検出手段68が実現される。この制御情報CI24は、シーケンス制御手段51に送ることができる。
【0068】
さらに、マイクロコンピュータ47の利用によって、書き込みコマンドSCOを送ることができ、かつ、制御情報CI26を生成できる書き込みコマンド検出手段69が実現される。この制御情報CI26は、シーケンス制御手段51に送ることができる。
【0069】
さらに、マイクロコンピュータ47の利用によって、消去コマンドLCOを送ることができ、かつ、制御情報CI28を生成できる消去コマンド検出手段70が実現される。この制御情報CI28は、シーケンス制御手段51に送ることができる。さらに、消去手段71が設けられている。この消去手段71は、前に第二メモリ手段54に格納されたすべてのデータと情報を消去できる。
【0070】
マイクロコンピュータ47の利用によって、その他の手段、例えば、アイドルコマンド検出手段と他の手段も実現されるが、これらの手段については、本明細書ではこれ以上詳しく説明しない。
【0071】
前述されているように、通信手段50は、マイクロコンピュータ47によって実現される。この場合、通信手段50は、シーケンス制御手段51と、上記に個別に詳しく説明されている手段55〜69とを含む。
【0072】
図1による通信ステーション1と図2によるデータキャリア2との間の通信シーケンスについて、以下に説明する。ただし、これは通信シーケンスの一例であって、他の通信シーケンス、すなわち以下に説明する通信シーケンスとは特定の通信ステップが異なる通信シーケンスも可能であることを明記しておく。
【0073】
原則的に、この時点で明確にしておくべき点として、通信ステーション1とデータキャリア2のいずれについても、以下に説明する通信シーケンスにおける特定の通信ステップの結果として、中間動作状態が起こり、かつ、通信ステーション1とデータキャリア2のいずれについても、それぞれの特定の中間動作状態に対して関連づけられた中間動作状態情報が発生する。この事実については、後からさらに詳しく説明する。
【0074】
以下の説明においては、通信ステーション1がオンに切り替えられていることと、このタイプの多数の他のデータキャリアと同類の図2によるデータキャリア2が通信ステーション1の通信領域の中に位置することとを想定する。さらに次の二点を言及しておく。1つは、この通信ステーション1の場合、通信ステーション1はスイッチング手段6によって定期的に作動停止され、この作動停止は、実行されている通信シーケンスが現在どの通信ステップにあるかに関係なく行われることである。もう1つは、以下の点である。すなわち、作動停止の後に必ずスイッチング手段6によって通信ステーション1が再起動されるが、この場合に作動停止の結果として、データキャリア2への非変調または変調キャリア信号CSの伝送が中断される。この結果として、通信ステーション1が作動停止されている間は、データキャリア2の電圧供給が欠落し、従って、供給電圧生成手段43は、データキャリア2、またはデータキャリア2の集積回路41のための十分に高い供給電圧Vを出力しなくなる。この結果として、パワーオンリセット信号PORが「高」レベルから「低」レベルに変化する。
【0075】
通信シーケンスの開始時、通信ステーション1のシーケンス制御手段5が、制御情報CI1をウェイクアップ信号生成手段9に流す。この結果として、ウェイクアップ信号WUPが、通信ステーション1によってデータキャリア2に伝送され、ウェイクアップ信号検出手段55によって検出される。これによって、制御情報CI2がシーケンス制御手段51に送られる。この結果として、シーケンス制御手段51が、制御情報CI3をウェイクアップ応答信号生成手段56に送り、この結果として、ウェイクアップ応答信号UPRが生成される。この信号は、データキャリア2によって通信ステーション1に伝送され、通信ステーション1においてウェイクアップ応答信号検出手段10によって検出される。この結果として、制御情報CI4が、シーケンス制御手段5に送られる。これによって、少なくとも1つのデータキャリア2によってウェイクアップ応答信号UPRが送られ、従って少なくとも1つのデータキャリア2が通信ステーション1の通信領域内に位置することが、通信ステーション1に通知される。
【0076】
制御情報CI4が発生した結果として、シーケンス制御手段5によって制御情報CI5が生成されて、第一連続番号問合せ信号生成手段11に送信される。この結果として、第一連続番号問合せ信号SNA1が生成される。この信号は、通信ステーション1によってデータキャリア2に伝送され、第一連続番号問合せ信号検出手段57によって検出される。これによって、制御情報CI6が生成され、シーケンス制御手段51に送られる。この結果として、前と同様に、シーケンス制御手段51は、連続番号データSNDが第一メモリ手段53から読み取られるように制御する。この第一メモリ手段53は、連続番号データSNDを格納するのに使用されている。読み取られた連続番号データSNDは、シーケンス制御手段51によって生成される制御情報CI7と一緒に連続番号生成手段58に送られる。連続番号生成手段58は、連続番号データSNDとチェックサムデータと他のセキュリティデータによって連続番号信号SNSを形成する。次いで、この信号が、データキャリア2によって通信ステーション1に伝送され、通信ステーション1の中の連続番号信号検出手段12に送られる。次に、少なくとも2つの連続番号信号SNSの間の競合が起きたか否かを判断するために、連続番号信号検出手段12に含まれる競合検出手段13によってチェックが行われる。
【0077】
連続番号信号検出手段12が1つの連続番号信号SNSを受信するのみである場合には、競合検出手段13は競合を検出せず、この結果として、連続番号信号検出手段12によって連続番号データSNDがシーケンス制御手段5に送られる。この場合、いわゆる競合防止手順はすでに完了し、連続番号データSNDが通信ステーション1に認識されたデータキャリア2が、通信ステーション1において棚卸が行われる(inventoried)。
【0078】
しかしながら、競合検出手段13によって競合が検出された場合には、少なくとも2つの連続番号信号SNSが連続番号信号検出手段12に送られたことを意味し、この結果として、連続番号信号検出手段12は、制御情報CI8をシーケンス制御手段5に送る。この結果として、前と同様に、シーケンス制御手段5は、制御情報CI10を生成し、この情報を競合表示信号生成手段14に送る。この結果として、競合表示信号COLが生成され、通信ステーション1によってデータキャリア2に伝送され、データキャリア2において競合表示信号検出手段59によって検出される。この検出は、図3によるフローチャート81のブロック80に示されている。
【0079】
この結果として、競合表示信号検出手段59が、制御情報CI11を生成し、これをシーケンス制御手段51に送る。シーケンス制御手段51は、制御情報CI11が乱数発生器60に転送されるように制御する。この結果として、フローチャート81のブロック82に示されているように、乱数発生器60が起動される。この時点で、乱数発生器60は、2つの生成可能な乱数「0」または「1」の一方を生成し、生成した乱数を制御情報CI12としてシーケンス制御手段51に送る。次いで、乱数発生器60によって生成された制御情報CI12の値が「0」であるか「1」であるかを判断するために、フローチャート81のブロック83の手段(図には示されていない)によってチェックが行われる。
【0080】
前に生成された乱数の値が「0」である場合には、カウンタ61のカウンタの読みZSの値が「0」であるか否かを判断するため、フローチャート81のブロック84において、別の手段(図には示されていない)によってチェックが行われる。このために、カウンタの読みZSの値がシーケンス制御手段51に送られる。カウンタ61の値は、データキャリア2が最初に起動されてパワーオンリセット信号PORが生成された後は常に「0」である。上記に想定されているように、ブロック83において乱数「0」であると判断され、カウンタ61の値は、まだその最初のカウンタの読みZS、すなわち「0」である。この結果として、ブロック84におけるチェックの結果が肯定(Y)となり、従って、ブロック84において、図に示されていない手段によるチェック後に、これに起因して制御情報CI7が生成される。この制御情報CI7は、連続番号信号生成手段58に送られ、これによって、連続番号信号SNSが再び生成され、通信ステーション1に伝送される。
【0081】
この時点で競合が起きていない場合には、その結果として、シーケンス制御手段5に連続番号データSNDが送られる。新しい競合が起きた場合には、その結果として、競合表示信号COLが再び生成され、この信号がデータキャリア2に再び伝送され、フローチャート81のブロック80に従って、競合表示信号検出手段59によって検出される。
【0082】
ブロック80において競合表示信号COLの発生が判断された後、乱数が制御情報CI12として生成されるときに、乱数「1」が生成される場合には、この結果として、次のブロック83におけるチェックの結果が否定(N)になり、これに起因してカウンタ61がインクリメントされる、すなわちカウンタの読みZSが1だけ大きくなる。この結果として、次のブロック84におけるチェックの結果も否定となり、この結果として、ブロック85において連続番号信号生成手段58が起動されない。従って、この場合には、通信ステーション1によってデータキャリア2に競合表示信号COLが伝送されたにもかかわらず、データキャリア2によって連続番号信号SNSが通信ステーション1に伝送されない。従って、通信ステーション1の連続番号信号検出手段12が連続番号信号SNSを受信することなく指定された時間期間TVが経過し、このことが、連続番号信号検出手段12またはこの中に含まれる競合検出手段13によって検出される。この結果として、制御情報CI9が生成され、シーケンス制御手段5に送られる。
【0083】
シーケンス制御手段5に制御情報CI9が送られる結果として、シーケンス制御手段5は、制御情報CI13を第二連続番号問合せ信号生成手段15に送り、これによって、第二連続番号問合せ信号SNA2が通信ステーション1によってデータキャリア2に伝送される。次いで、この第二連続番号問合せ信号SNA2は、図3によるフローチャート81のブロック87において、第二連続番号問合せ信号検出手段62によって検出される。この結果として、制御情報CI14が生成され、シーケンス制御手段51に送られる。この結果として、前と同様に、制御情報CI14がシーケンス制御手段51からカウンタ61に転送され、この結果として、フローチャート81のブロック88において、カウンタ61がデクリメントされる。いま、カウンタ61がこの時点までにブロック86に従って一度のみインクリメントされていると想定すると、ブロック88におけるデクリメントによって、カウンタ61のカウンタの読みZSが再び「0」になり、このことは、次のブロック84において判断される。結果的に、この場合には、ブロック85において連続番号信号生成手段58が制御情報CI7によって起動され、これによって、連続番号信号SNSが生成され、データキャリア2によって通信ステーション1に伝送される。
【0084】
フローチャート81から理解できるように、ブロック80において競合表示信号COLの生成が判断された後に、ブロック82における乱数発生器60が起動され、さらにブロック86においてカウンタ61がインクリメントされる場合がある。言い換えれば、カウンタ61のカウンタの読みZSが「0」から離れるたびに、そのことは、実行されている通信シーケンスの中で競合防止手順がどれだけ進んだかを示す指標となる。競合防止手順中には、いくつかの中間動作状態が起こりうるため、いくつかのカウンタの読みZSが発生することがある。従って、カウンタの読みZSは、競合防止手順を実行している間に起こるデータキャリア2の中間動作状態を特徴的に示し、従って、競合防止手順内の特定の中間動作状態に関連づけられた中間動作状態情報を表す。従って、カウンタの読みZSは、この関連づけられた中間動作状態情報であり、データキャリア2においてシーケンス制御手段51によって第二メモリ手段54に送られて格納される。このことは、カウンタ61の現在のカウンタの読みZSが、第二メモリ手段54から常に利用できることを意味する。この実施例の場合のように、第二メモリ手段54がFRAMによって形成される場合には、ここに格納される情報は、電圧発生手段43が十分に高い供給電圧Vの供給を停止した場合にも保持される。
【0085】
ブロック87においてデータキャリア2内で第二連続番号問合せ信号SNA2が受信された後、通信シーケンスがさらに実行されている間に、ブロック85において連続番号信号生成手段58が起動され、その後にさらなる競合が起こらない場合には、通信ステーション1内で連続番号信号SNSが受信された後に、連続番号信号検出手段12が、連続番号データSNDをシーケンス制御手段5に送る。この場合、いわゆる競合防止手順が完了し、通信ステーション1において何回かの競合を回避した後に、連続番号データSNDがデータキャリア2によって検出され、通信ステーション1において棚卸が行われる。この場合、シーケンス制御手段5が、制御情報CI15をアクノレッジ信号生成手段16に送り、これによって、アクノレッジ信号QITが生成され、データキャリア2に伝送される。データキャリア2において、アクノレッジ信号QITがアクノレッジ信号検出手段63によって検出され、この結果として、制御情報CI16が生成され、シーケンス制御手段51に送られる。
【0086】
制御情報CI16も、前述の関連づけられた中間動作状態情報を表す。正確に記すと、制御情報CI16は、競合防止手順が完了し、かつ通信ステーション1がこのことを該当するデータキャリア2にアクノレッジ信号QITによって通知したことを示し、この理由で中間動作状態の重要である。この理由で、中間動作状態に関連づけられたこの中間動作状態情報CI16も、シーケンス制御手段51によって第二メモリ手段54に送られ、そこに格納される。
【0087】
シーケンス制御手段51において制御情報CI16が受信された後、シーケンス制御手段51は制御情報CI17をパスワード問合せ信号生成手段64に送る。これによって、パスワード問合せ信号PWAが生成され、データキャリア2によって通信ステーション1に伝送され、通信ステーション1のパスワード問合せ信号検出手段17によって検出される。この結果として、制御情報CI18がシーケンス制御手段5に送信される。この結果として、前と同様に、シーケンス制御手段5が、制御情報CI19をパスワード信号生成手段18に出力する。この結果として、パスワード信号PWSが生成され、通信ステーション1によってデータキャリア2に伝送され、データキャリア2においてパスワード信号検出手段65に送られる。この結果として、パスワード信号検出手段65は、通信ステーション1からデータキャリア2にパスワード信号PWSによって伝送されたパスワードデータと、データキャリア2に格納されているパスワードデータとを比較する。比較の結果が肯定である場合には、パスワード信号検出手段65は、制御情報CI20をシーケンス制御手段51に送信する。制御情報CI20は、パスワード手順が正常に完了したことを示すため、この制御情報CI20も、前述の関連づけられた中間動作状態情報である。従って、制御情報CI20も、シーケンス制御手段51によって第二メモリ手段54に送られ、そこに格納される。
【0088】
制御情報CI20がシーケンス制御手段51に送られる結果として、シーケンス制御手段51は、制御情報CI21をスタンバイ信号生成手段66に送信する。この結果として、スタンバイ信号BRSが生成され、通信ステーション1に伝送され、通信ステーション1においてスタンバイ信号検出手段19によって検出される。この結果として、前と同様に、制御情報CI22がシーケンス制御手段5に送信される。スタンバイ信号BRSは、さらなる関連づけられた中間動作状態情報を表し、データキャリア2がさらなる通信ステップの準備ができていることを伝える。従って、スタンバイ信号BRSも、シーケンス制御手段51によって第二メモリ手段54に送られ、第二メモリ手段54に格納される。
【0089】
通信シーケンスにおいて、その後、通信ステーション1内で読み取りコマンドLCOが読み取りコマンド生成手段21によって生成されるか、または書き込みコマンドSCOが書き込みコマンド生成手段22によって生成される。読み取りコマンドLCOは、通信ステーション1によってデータキャリア2に伝送された後、読み取りコマンド生成手段68によって検出され、この結果として制御情報CI24が生成される。これによって、読み取りプロセスが実行され、このプロセスにおいては、データキャリアデータTDAが第一メモリ手段53から読み取られ、通信ステーション1に伝送される。書き込みコマンドSCOは、通信ステーション1によってデータキャリア2に伝送された後、書き込みコマンド検出手段69によって検出され、この結果として、制御情報CI26が生成される。これによって、書き込みコマンドが実行され、このプロセスにおいてステーションデータRDAが第二メモリ手段53に書き込まれる。
【0090】
通信シーケンスの上記の説明から導かれるように、通信シーケンスを実行している間に、いくつかの通信ステップが実行され、これらの通信ステップの結果として、中間動作状態が起こり、各特定の中間動作状態に対して関連づけられた中間動作状態情報、すなわち、この実施例の場合には、カウンタの読みZSと、制御情報CI16およびCI20と、スタンバイ信号BRSとが生成される。これら中間動作状態情報は、シーケンス制御手段51によって第二メモリ手段54に格納される。この場合、シーケンス制御手段51は、中間動作状態に関連づけられた情報ZS、CI16、CI20、BRSが生成された後、この中間動作状態情報ZS、CI16、CI20、BRSが第二メモリ手段54に格納されるように制御する。
【0091】
データキャリア2の場合、実施例は、パワーオン検出手段46によって生成されるパワーオンリセット信号PORもシーケンス制御手段51に送られるように設計されている。この場合、シーケンス制御手段51は、パワーオンリセット信号PORが最初に生成されたときに、シーケンス制御手段51によって制御できるマイクロコンピュータ47の手段すべてが初期状態に変更されるように、設計されている。初期状態に変更された後、供給電圧Vが欠落すると、すなわち、障害発生なく動作するために必要な供給電圧Vが存在しないと、その結果として、データキャリア2において通信シーケンスの実行が中断される。しかしながら、この中断の前に第二メモリ手段54に格納されている前述の関連づけられた中間動作状態情報は、保持される。その後、供給電圧Vが回復する、すなわち通信シーケンスの実行の間に供給電圧Vが欠落した後に再び供給されると、パワーオン検出手段46が、パワーオンリセット信号PORを再送信し、この信号は、シーケンス制御手段51に再び送られる。しかしながら、この実施例の場合、パワーオンリセット信号PORがシーケンス制御手段51に送られる結果として、データキャリア2または集積回路41(このために適するように設計されている)は、関連づけられた中間動作状態情報が第二メモリ手段54に格納されている中間動作状態に、シーケンス制御手段51によって導かれる。言い換えれば、データキャリア2または集積回路41は、パワーオン検出手段46を利用することにより、シーケンス制御手段51によって、第二メモリ手段54に格納されている関連づけられた中間動作状態情報に対応する中間動作状態に、導くことができる。図2によるデータキャリア2または集積回路41の場合、実施例は次のように設計されている。すなわち、パワーオン検出手段46を利用することにより、シーケンス制御手段51によって、データキャリア2を、供給電圧Vの欠落が検出される前の最後の中間動作状態情報として第二メモリ手段54に関連づけられた中間動作状態情報が格納されている中間動作状態、に導くことができる。
【0092】
従って、図2によるデータキャリア2と集積回路41の場合、供給電圧Vが欠落し、その後に供給電圧Vが再び供給された後に、データキャリア2と集積回路41を、供給電圧Vが欠落する前にデータキャリア2または集積回路41において達していた中間動作状態にただちに戻すことができるという重要な利点が得られる。このことは、特に、競合防止手順を実行する間に起こる中間動作状態の格納と関連して、非常に重要である。なぜなら、このことによって、競合防止手順を、供給電圧Vの欠落の前に達していた中間動作状態から必ず続行できるようになり、このことは、競合防止手順を実行するのに必要な全体的な時間の実質的な減少に関して有利であるためである。
【0093】
さらに言及しておくべき点として、通信ステーション1による通信シーケンスの上述されている実行によると、消去コマンドECOも消去コマンド生成手段23によって生成できる。この消去コマンドECOは、データキャリア2内で消去コマンド検出手段70によって検出できる。消去コマンド検出手段70は、消去コマンドECOを検出した後に制御情報CI28を送信する。次いで、この制御情報CI28が、消去手段71に送られる。この場合に消去手段71は、第二メモリ手段54に対してシーケンス制御手段51によって次のように作用する。すなわち、第二メモリ手段54に消去手順が適用されて、これによって、第二メモリ手段54に格納されている中間動作状態に関連づけられた中間動作状態情報ZS、CI16、CI20、BRSが消去される。
【0094】
図2によるデータキャリア2においては、第二メモリ手段54は、FRAMによって形成される。このタイプの第二メモリ手段54の実施例の別のオプションが、図4に示されている。図4による第二メモリ手段54は、3つのメモリ段90、91、92を有する。3つのメモリ段90、91、92それぞれは、容量形セル93、94、95と、2個の電界効果トランジスタ(FET) 96、97、98、99、100、101とを有する。3つのメモリ段90、91、92は、中間動作状態に関連づけられた中間動作状態情報の各項目を限られた時間だけ格納するのに適している。この場合の限られた時間の格納は、図4による第二メモリ手段54を有するデータキャリア2の通常の動作の間に起こる供給電圧Vの通常の欠落よりも長い時間の格納が保証される必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示されているデータキャリアと通信するための、本発明の実施例の最初の例による通信ステーションを、ブロック線図の形式で示す。
【図2】本発明の実施例の最初の例によるデータキャリアを示す。このデータキャリアは、図1による通信ステーション1と通信するように設計されていて、かつ、関連づけられた中間動作状態情報を格納するためのメモリ手段としてFRAMを有する。
【図3】図2によるデータキャリアのシーケンス制御手段において実行されるプログラムシーケンスのフローチャートを示す。
【図4】関連づけられた中間動作状態情報を格納するためのメモリ手段を示す。このメモリ手段は、この場合、本発明の実施例の2番目の例によるデータキャリア(この図には示されていない)のための、容量型セルを有するメモリ段を有する。
【符号の説明】
1 通信ステーション
2 データキャリア
3 通信手段
4 マイクロコンピュータ
5 シーケンス制御手段
6 スイッチング手段
7 クロック信号生成手段
8 メモリ手段
9 ウェイクアップ信号生成手段
10 ウェイクアップ応答信号検出手段
11 第一連続番号問合せ信号生成手段
12 連続番号信号検出手段
13 競合検出手段
14 競合表示信号生成手段
15 第二連続番号問合せ信号生成手段
16 アクノレッジ信号生成手段
17 パスワード問合せ信号検出手段
18 パスワード信号生成手段
19 スタンバイ信号検出手段
20 データ処理手段
21 読み取りコマンド生成手段
22 書き込みコマンド生成手段
23 消去コマンド生成手段
24 符号化手段
25 復号化手段
26 変調手段
27 キャリア信号発生器
28 第一増幅器
29 適合化手段
30 伝送手段
31 第二増幅器
32 復調手段
40 伝送手段
41 集積回路
42 ポート
43 回路供給電圧生成手段
44 復調手段
45 変調手段
46 パワーオン検出手段
47 マイクロコンピュータ
48 復号化手段
49 符号化手段
50 通信手段
51 シーケンス制御手段
52 クロック信号生成手段
53 第一メモリ手段
54 第二メモリ手段
55 ウェイクアップ信号検出手段
56 ウェイクアップ応答信号生成手段
57 第一連続番号問合せ信号検出手段
58 連続番号信号生成手段
59 競合表示信号検出手段
60 乱数発生器
61 カウンタ
62 第二連続番号問合せ信号検出手段
63 アクノレッジ信号検出手段
64 パスワード問合せ信号生成手段
65 パスワード信号検出手段
66 スタンバイ信号検出手段
67 データ処理手段
68 読み取りコマンド検出手段
69 書き込みコマンド検出手段
70 消去コマンド検出手段
71 消去手段

Claims (8)

  1. いくつかの通信ステップを有する通信シーケンスに従って、少なくとも1つの通信ステーションと通信するためのデータキャリアであって、前記通信ステーションから送信されるキャリア信号から供給電圧を生成する受動型のデータキャリア用の集積回路において、
    前記集積回路の動作に必要とされる供給電圧の電圧レベルを検出するための検出手段と、
    特定の通信ステップの結果である中間動作状態と関連づけられた中間動作状態情報を格納するためのメモリ手段と、
    前記供給電圧の電圧が低下し、前記集積回路の動作が中断した後、前記検出手段により前記供給電圧が前記集積回路の動作に必要な電圧レベルに再び到達したことが検出されたとき、前記メモリ手段に格納された前記動作状態情報によって、前記集積回路を中間動作状態に設定するように設計された制御手段と
    を備えることを特徴とする集積回路。
  2. 前記制御手段が、前記集積回路を前記供給電圧の前記低下を検出する前に存在した最後の中間動作状態に設定するように設計したことを特徴とする請求項1に記載の集積回路。
  3. 前記制御手段が、競合防止手順を実行している間に起こる少なくとも1つの中間動作状態に前記集積回路が制御されるように、設計されている、請求項に記載の集積回路。
  4. 前記制御手段が、パスワード手順を実行する結果として起こる中間動作状態に前記集積回路が制御されるように、設計されている、請求項に記載の集積回路。
  5. 前記メモリ手段が、FRAMによって形成されている、請求項に記載の集積回路。
  6. 前記メモリ手段が、少なくとも2つのメモリ段を有し、各メモリ段が、前記集積回路の動作の中断よりも長い期間に渡って、中間動作状態情報を格納するためのコンデンサを備える、請求項1に記載の集積回路。
  7. 消去手段を有する請求項に記載の集積回路であって、当該消去手段が、前記メモリ手段に格納されている中間動作状態と関連づけられた前記それぞれの中間動作状態情報を削除できるように、前記メモリ手段を消去できる、集積回路。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の集積回路と、
    この集積回路に接続された伝送手段と
    を備えるデータキャリア。
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