JP2879163B2 - Icカードデータ読出/書込装置及びicカード - Google Patents

Icカードデータ読出/書込装置及びicカード

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JP2879163B2
JP2879163B2 JP2106529A JP10652990A JP2879163B2 JP 2879163 B2 JP2879163 B2 JP 2879163B2 JP 2106529 A JP2106529 A JP 2106529A JP 10652990 A JP10652990 A JP 10652990A JP 2879163 B2 JP2879163 B2 JP 2879163B2
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青木  透
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、メモリと共にマイクロコンピュータ(以下
CPUという)を内蔵したICカードと、このICカードが着
脱自在に装着され、読み出されたデータをICカードから
受け取ると共に、ICカードに対して書き込みのためのデ
ータを送出するデータ読出/書込装置とを備えるICカー
ドデータ読出/書込装置及びICカードに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、ICカードとして、メモリの他に該メモリに対す
るデータの読み出し/書き込み制御や、所定の演算処理
を行なうCPUを内蔵し、このCPUにトータルシステムでの
高度な分散処理、データのファイル管理、機密保持管理
などを行わせるようにしたものがある。このようなICカ
ードのメモリに対してデータの読み出し/書き込みを行
なうときには、ICカードをリーダライタ(R/W)に対し
て接触式或いは非接触式で装着し、該R/Wを介してホス
トコンピュータなどの所定の装置とICカードとを接続す
ることにより、ICカード内のメモリとホストコンピュー
タとの間でデータの授受を行って読み出し/書き込みを
行なう。
〔発明が解決しようとする課題〕
現在、CPUを内蔵するICカードとR/Wとのアクセス速度
は、接触式及び非接触式にかかわらずホストコンピュー
タとR/Wのインターフェース(I/F)の伝送速度に合わせ
ている。これは、ICカードが内蔵しているCPUの処理速
度に依存せざるを得ないためである。これに対してCPU
を内蔵しないメモリカードでは、R/W上のCPUによるカー
ドとのDMA転送を行ったり、高速なI/Fを使用してデータ
伝送の高度化を実現している。
以上要するに、ICカードはCPUを内蔵しているがゆえ
にアクセス速度或いはアクセスタイムがメモリカードに
比べて著しく遅く大きな欠点となっている。このため、
ICカードとR/Wとの間の結合を電磁結合などによる非接
触式にしたときには、ノイズ干渉などの雑音により、デ
ータアクセスにかかる時間が長くなるほどノイズの影響
を受け、データの信頼性が低下してしまう。
よって本発明は、上述した従来の問題点に鑑み、デー
タの伝送速度の高速化を図り、非接触式であってもノイ
ズによる影響を少なくしたCPU内蔵のICカードを提供す
ることを課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため本発明により成されたICカー
ドデータ読出/書込装置は、第1図の基本構成図に示す
如く、メモリ11と、該メモリ11に記憶されているデータ
を読み出し或いは該メモリに対して所定のデータを書き
込む制御や所定の演算処理などを行なうマイクロコンピ
ュータ12と、該マイクロコンピュータ12によらず直接前
記メモリに対してデータの書き込み或いは該メモリに記
憶されているデータの読み出しを行なう直接読み出し/
書き込み手段13を有するICカード1と、該ICカード1が
着脱自在に装着され、読み出されたデータをICカード1
から受け取ると共に、ICカード1に対して書き込みのた
めのデータを送出するデータ読出/書込装置2とを備
え、前記ICカード1が、前記データ読出/書込装置2か
ら読み出し/書き込み信号と共に入力するデータ分類コ
マンドに基づいて、前記ICカード内のシステムの管理、
設定などカードをコントロールするための登録データ
と、前記ICカード内のシステムに関係なく蓄積される汎
用データとを区別するためのデータ分類を判定するデー
タ分類判定手段12aと、該データ分類判定手段12aによる
判定結果前記データ分類が汎用データであることによっ
て前記直接読み出し/書き込み手段13を選択的に働かせ
る選択手段12bと、前記データ分類判定手段12aによる判
定結果前記データ分類が汎用データであることによって
前記データ読出/書込装置2に対してクロックを通常速
度から高速度に切り換える切換要求信号を送出する切換
要求手段12cと有し、前記データ読出/書込装置2が、
前記ICカード1の切換要求手段12cからの切換要求信号
によってクロックの速度を高速度に切り換えるクロック
切換手段23を有することを特徴としている。
また、本発明によるICカードは、第1図の基本構成図
に示す如く、メモリ11と、該メモリ11に記憶されている
データを読み出し或いは該メモリ11に対して所定のデー
タを書き込む制御や所定の演算処理などを行なうマイク
ロコンピュータ12と、該マイクロコンピュータ12によら
ず直接前記メモリ11に対してデータの書き込み或いは該
メモリに記憶されているデータの読み出しを行なう直接
読み出し/書き込み手段13と、外部から読み出し/書き
込み信号と共に入力するデータ分類コマンドに基づい
て、内部のシステムの管理、設定などカードをコントロ
ールするための登録データと、前記ICカード内のシステ
ムに関係なく蓄積される汎用データとを区別するための
データ分類を判定するデータ分類判定手段12aと、該デ
ータ分類判定手段12aによる判定結果前記データ分類が
汎用データであることによって前記直接読み出し/書き
込み手段13を選択的に働かせる選択手段12bと、前記デ
ータ分類判定手段12bによる判定結果前記データ分類が
汎用データであることによって外部に対してクロックを
通常速度から高速度に切り換える切換要求信号を送出す
る切換要求手段12cとを有することを特徴としている。
〔作 用〕
以上の構成において、ICカード1内のマイクロコンピ
ュータ12は、メモリ11に対してデータの読み出し/書き
込み制御や、所定の演算制御を行う。また、直接読み出
し/書き込み手段13は、データ読出/書込装置2から読
み出し/書き込み信号と共に入力するデータ分類コマン
ドに基づいてデータ分類判定手段12aが行う、ICカード
内のシステムの管理、設定などカードをコントロールす
るための登録データと、前記ICカード内のシステムに関
係なく蓄積される汎用データとを区別するためのデータ
分類の判定結果によってデータ分類が汎用データである
とき選択手段12bにより働かされる。また、データ分類
判定手段12aによる判定結果によってデータ分類が汎用
データであるとき、切換要求手段12cが、データ読出/
書込装置2に対してクロックを通常速度から高速度に切
り換える切換要求信号を送出し、これに応じてデータ読
出/書込装置2内のクロック切換手段23がICカード1へ
のクロックの速度を高速度に切り換えるので、ICカード
データ読出/書込装置におけるICカードの読出及び書込
のためのデータの伝送速度をデータの種類が汎用データ
であるときに高速度に、カード内のシステムをコントロ
ールするためのデータである登録データのときに低速の
通常速度に切り換えることができる。
また、ICカード1内の直接読み出し/書き込み手段13
は、外部から読み出し/書き込み信号と共に入力するデ
ータ分類コマンドに基づいてデータ分類判定手段12aが
行う、内部のシステムの管理、設定などカードをコント
ロールするための登録データと、前記ICカード内のシス
テムに関係なく蓄積される汎用データとを区別するため
のデータ分類の判定結果によってデータ分類が汎用デー
タであるとき、選択手段12bにより選択的に働かされ
る。そして、データ分類判定手段12aによる判定結果に
よってデータ分類が汎用データであるとき、切換要求手
段12cが、外部に対してクロックを通常速度から高速度
に切り換える切換要求信号を送出するようにしているの
で、該切換要求信号に応じて外部から入力するクロック
により読出及び書込のためのデータの伝送速度をデータ
の種類が汎用データであるときに高速度に、カード内の
システムをコントロールするためのデータである登録デ
ータのときに低速の通常速度に切り換えることができ
る。
よって、メモリ11に対するデータの読み出し或いは書
き込みが、ICカード内のマイクロコンピュータ12によっ
て全て行われるものに比べて高速に行えるようになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明によるICカードの一実施例を示し、同
図において、1は接触端子を持たない非接触式のICカー
ドであり、該ICカード1はその内部にEPROMやEEPROMな
どから構成されたデータメモリ11と、CPU12と、直接メ
モリアクセスコントローラ(以下DMACという)13と、I/
O切換回路14と、シリアル/パラレル変換回路15と、パ
ラレル/シリアル変換回路16と、復調回路17と、変調回
路18と、受信コイル19と、送信コイル20aと、整流平滑
及び電圧安定化回路20bと、発振回路20cとを備える。
また、2はリーダライタ(R/W)でり、該R/W2はI/O切
換回路21と、コマンド判別回路22と、タイミング制御回
路23と、バッファメモリ24と、インターフェース25と、
シリアル/パラレル変換回路26と、パラレル/シリアル
変換回路27と、復調回路28と、変調回路29と、受信コイ
ル30と、送信コイル31と、発振回路32とを備える。
以上の構成において、R/W2に対してICカード1を非接
触式で装着すると、送信コイル31,20と受信コイル19,30
とが互いに電磁結合され、送信コイルが発生する磁界の
変化を受信コイルにより誘導電流として取り出し、デー
タの送受信や電源供給を非接触式で行う。なお、電磁結
合の他に光結合やマイクロ波によっても非接触式で送受
信を行なうことができる。
ICカード1内のCPU12は、メモリ11に対して読み出し
/書き込み制御信号(以下R/W信号という)とアドレス
信号を出力し、CPU12を介してメモリ11のデータがI/O切
換回路14に入出力される。更に、CPU12は内部のマイク
ロプログラムの中にDMACプログラムを内蔵している。
また、DMAC13はメモリ11に対してR/W信号、アドレス
信号を出力し、メモリ11のデータがI/O切換回路14に直
接入出力される。I/O切換回路14はDMAC13に対して直接
メモリアクセス(以下DMAという)の要求信号を出力
し、DMAC13はI/O切換回路14に対してDMAの許可信号を出
力し、これによってI/O切換回路14はCPU12を介したデー
タの読み出し/書き込みと、CPU12を介さずに直接メモ
リ11に対するデータの読み出し/書き込みを切換える。
メモリ11からのパラレルデータはI/O切換回路14を介し
てパラレル/シリアル変換回路16に入力されたシリアル
データに変換され、更に変調回路18により変調されて送
信コイル20aに入力される。
一方、受信コイル19で受信されたシリアルデータは復
調回路17により復調され、シリアル/パラレル変換回路
15でパラレルデータに変換されてI/O切換回路14に入力
される。また受信コイル19で受信された電源は、整流平
滑及び電圧安定化回路20bにより整流平滑と電圧安定化
が行なわれて各部に供給される。また、発振回路20cはC
PU12とDMAC13に動作クロックを与える。
メモリ11は、処理結果や一時データなどの各種汎用デ
ータを記憶する汎用データ領域111と、識別コード(I
D)などの所定データを登録するための登録データ領域1
12とを有する。具体的には、登録データ(カード設定デ
ータ)としては、パソコン、データ管理装置からICカ
ード1の立ち上げを行いICカード1内のCPU12を活性化
させるためのデータ、正当性確認などの処理を行うた
めのIDデータ、メモリ11などのICカード1内のシステ
ムの管理、設定を行うためのデータがあり、汎用データ
としては、ICカード1内のメモリ11に蓄積された日報デ
ータがある。要するに、登録データはICカード1のシス
テムを設定したりする、所謂カードコントロールデータ
であり、汎用データは上記設定終了後にICカード1と装
置間で授受される一般にICカード1の内容に関係しない
データである。なお、DMAC13は、同図に点線で示すよう
に、CPU12と1チップで構成されるものでもよい。
R/W2において、インターフェース25を介してホストコ
ンピュータ3から入力されるR/W信号は、バッファメモ
リ24とI/O切換回路21に入力される。また、ホストコン
ピュータ3からの読み出し/書き込みデータは、バッフ
ァメモリ24を介してI/O切換回路21に入出力される。そ
して、ICカード1内のメモリ11に記憶されているデータ
を読み出すときには、受信コイル30によりメモリ11のデ
ータを受信し、復調回路28でこれを復調してシリアル/
パラレル変換回路26においてパラレルデータに変換し、
コマンド判別回路22を介してI/O切換回路21に入力し、
更にバッファメモリ24、インターフェース25を介してホ
ストコンピュータ3に対して出力する。また、データを
メモリ11に書き込むときと、R/W信号をICカード1に出
力するときには、ホストコンピュータ3からのデータ及
びR/W信号をインターフェース25、バッファメモリ24、I
/O切換回路21を介してパラレル/シリアル回路27に入力
してシリアル変換し、更に変調回路29により変調して送
信コイル31に出力する。
一方、ホストコンピュータ3からのメモリ11のアドレ
ス信号は、インターフェース25、タイミング制御回路23
及びバッファメモリ24を介してI/O切換回路21に入力さ
れ、パラレル/シリアル変換回路27、変調回路29、送信
コイル31を通じてICカード1に出力される。
タイミング制御回路23は、発振回路32からのクロック
に基づき、通常速度の通常クロックと、高速度の高速ク
ロックの2種類のクロックを選択的に出力する。そし
て、通常クロックのときにはメモリ11の登録データ領域
112に対してCPU12によるデータの読み出し/書き込みを
行ない、高速クロックのときには汎用データ領域111に
対してDMAによる読み出し/書き込みを行う。
また、コマンド判別回路22は、受信コイル30、復調回
路28、シリアル/パラレル変換回路26を介してICカード
1から出力された速度変換要求信号をデコードし、その
デコード結果をタイミング制御回路23に入力することに
より、このタイミング制御回路23からの上記クロック速
度を設定する。なお、I/O切換回路14,21はクロック速度
を常時監視してタイミングのずれを防止している。
上述のことを行うために予めICカード1のコマンドと
して、「登録データ書込」、「汎用データ書込」、「登
録データ読出」及び「汎用データ読出」を用意してお
く。これらのコマンドをICカード1がデコードすること
により、登録データと汎用データの区別、読出と書込の
区別を行うことができる。ICカード1は上記によってR/
Wに速度切換要求を行い、このためにICカード1からの
出力回路はフリップフロップを用い、ICカードが活性化
(CPU12のプログラムのリセットなどのカードのリセッ
ト処理)を行うときには登録データ速度で行うように出
力信号を送出する。このときの信号は、他のコマンドと
重複しないようなものを選定し、誤動作を防止するよう
にする。ICカード1が活性化されてからのICカード1と
R/Wの伝送速度は、平常では低速になっているので、速
度切換コマンドを汎用データのリード、ライトのオン、
オフの区別をすることで制御することができる。
第3図は、ICカード1内のCPU12が実行する仕事(一
部その他の回路の処理も含む)を示すフローチャート図
であり、CPU12はICカード1がR/W2に装着されると起動
され、まずステップS1においてICカード1を活性化し、
タイミング制御回路23に対してメモリ11の読み出し/書
き込み速度をCPU12を介した読み出し/書き込みを行な
う通常の速度に設定すると共に、ICカード1の正当性を
確保する。
次にステップS2においてR/W2を介してホストコンピュ
ータ3からデータ分類コマンドと共に入力するR/W信号
に基づいてメモリ11に対するデータの読み出しか、書き
込みかを判定し、読み出し処理であればステップS3に進
む。
ステップS3においては、読み出しコマンドとアドレス
信号をR/W2から受信コイル19、復調回路17、シリアル/
パラレル変換回路15、I/O切換回路14を介して受信す
る。次に、ステップS4において、上記データ分類コマン
ドに基づいて読み出すデータが汎用データであるか登録
データであるかを判定し、登録データであればステップ
S5に進み、ここでCPU12からメモリ11の登録データ領域1
12にアクセスし、次のステップS6においてこのアクセス
したアドレスのデータを取り込むと共に、I/O切換回路1
4、パラレル/シリアル変換回路16、変調回路18、送信
コイル20aを介してR/W2に対して出力させる。
上記ステップS4の判定の結果読み出すデータが汎用デ
ータであればステップS7に進み、CPU12はDMAプログラム
を実行する。これによりCPU12はスタンバイとなり、R/W
信号、アドレス信号、データの各バスの所有権はCPU12
からDMAC13に切替わる。すなわち、ステップS4の実行に
よってCPU12は、外部装置であるホストコンピュータ3
から読み出しコマンドと共に入力するデータ分類コマン
ドに基づいて、前記直接読み出し/書き込み手段として
のDMAC13を選択的に働かせる選択手段として機能してい
る。
次にステップS8に進み、R/W2に対して速度切換要求信
号(高速クロックの要求信号)を出力する。その後ステ
ップS9において、R/W2がこの要求信号を受信コイル30で
受信し、復調回路28、シリアル/パラレル変換回路26を
介してコマンド判定回路22が入力してこれをデコードす
る。そしてステップS10においてタイミング制御回路23
が通常速度から高速度の高速クロック発振に切換わる。
次のステップS11においては、速度が切換わったか否か
を判定し、判定がYESならばステップS12においてR/W2か
らICカード1に対して読み出しアドレス信号をパラレル
/シリアル変調回路27、変調回路29、送信コイル31を介
して出力する。次にステップS13に進み、ここでDMAC13
は該アドレス信号によりメモリ11の汎用データ領域111
をアクセスし、そこに記録されているデータをパラレル
/シリアル変換回路16、変調回路18、送信コイル20aを
介してR/W2に対して出力する。上記ステップS10〜S13が
DMA転送処理である。
そしてステップS14において、上記データの送出後R/W
2に対して通常速度に再度切換えるための速度切換要求
信号を出力し、ステップS15においてコマンド判別回路2
2がこれをデコードし、ステップS16においてタイミング
回路23が該デコード出力により通常速度の通常クロック
発振に切換える。その後ステップS17において通常速度
に切替ったか否かを判定し、YESならばステップS33に進
み、DMAC13はCPU12に対してDMA転送処理の終了信号とCP
Uアクティブ信号を出力し、DMACプログラムを終了して
制御権をCPU12に渡す。これによりバスの所有権は再びC
PU12のものとなり、メインプログラムが実行される。
上記ステップS2における判定の結果が、メモリ11に対
するデータの書き込みであれば、ステップS18に進む。
このステップS18においては、書き込みコマンドとアド
レス信号をR/W2から受信コイル19、復調回路17、シリア
ル/パラレル変換回路15、I/O切換回路14を介して受信
する。次にステップS19において書き込みデータが登録
データか汎用データであるかを判定し、登録データであ
ればステップS20に進んで、メモリ11の登録データ領域1
12をアクセスし、次のステップS21において、ホストコ
ンピュータ3からの書き込みデータをR/W2を介して入力
し、更に受信コイル19、復調回路17、シリアル/パラレ
ル変換回路15、I/O切換回路14を通じて入力して上記ア
クセスしたアドレスに書き込みデータを書き込む。
また上記ステップS19の判定の結果、読み出すデータ
が汎用データであれば、ステップS22に進み、ここでDMA
プログラムに分岐してメインプログラムを停止する。こ
れによりCPU12はスタンバイとなり、R/W信号、アドレス
信号、データの各バスの所有権はCPU12からDMAC13に切
替わる。すなわち、ステップS19の実行によってCPU12
は、外部装置であるホストコンピュータ3から書き込み
コマンドと共に入力するデータ分類コマンドに基づい
て、前記直接読み出し/書き込み手段としてのDMAC13を
選択的に働かせる選択手段として機能している。
次にステップS23に進み、DMAC13はR/W2に対して速度
切換要求信号(高速クロックの要求信号)を出力する。
R/W2は該要求信号を受信コイル30で受信し、ステップS2
4において復調回路28、シリアル/パラレル変換回路26
を介してコマンド判別回路22に入力し、これをデコード
する。そしてステップS25においてタイミング制御回路2
3が通常速度から高速度の高速クロック発振に切換え
る。次のステップS26では、速度が切替わったか否かを
判定し、YESならばステップS27において、R/W2からICカ
ード1に対して書き込みアドレス信号と書き込みデータ
がパラレル/シリアル変換回路27、変調回路29、送信コ
イル31を介して出力される。次にステップS28に進み、
ここでDMAC13は該アドレス信号によりメモリ11の汎用デ
ータ領域111をアクセスし、書き込みデータを書き込み
格納する。上記ステップS25〜S28がDMA転送処理であ
る。
そしてステップS29において上記データの書き込み後R
/W2に対して通常速度に再度切換えるための速度切換要
求信号を出力し、ステップS30においてコマンド判別回
路22がこれをデコードし、ステップS31においてタイミ
ング回路23がこのデコード出力により通常速度の通常ク
ロック発振に切換える。そしてステップS32において通
常速度に切替ったか否かを判定し、YESならばステップS
33に行き、DMAC13はCPU12に対してDMA転送処理の終了信
号とCPUアクティブ信号を出力し、DMACプログラムを終
了して制御権をCPU12に渡す。これによりバスの所有権
は再びCPU12のものとなり、メインプログラムが実行さ
れる。
なお、上記実施例では非接触式のICカードについて説
明したが、接触式であってもよい。しかし、非接触型の
ICカードに適用したときには、データがICカードと送受
信手段間の空間に存在する時間が短縮されるので、外来
ノイズ等に対するデータの信頼性が向上する。
〔効 果〕
以上説明したように本発明によれば、読み出し/書き
込み信号と共に入力するデータ分類コマンドの判定結
果、データ分類が汎用データであるとき、直接読み出し
/書き込み手段が、マイクロコンピュータによらず直接
メモリに対してデータの読み出し/書き込みを行うよう
になると共に、データ読出/書込装置に対してクロック
を通常速度から高速度に切り換える切換要求信号を送出
し、これに応じてICカードへのクロックの速度を高速度
に切り換えているので、その後データ読出/書込装置か
ら入力される汎用データのメモリに対するデータの読み
出し或いは書き込みが、マイクロコンピュータによって
行われるものに比べて高速に行えるようになり、また短
時間で大量のデータの読み出し/書き込みが可能となる
ので、非接触型のICカードであっても、データが外来ノ
イズに曝される時間が短縮されるので、外来ノイズ等に
対するデータの信頼性が向上するという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるICカードデータ読出/書込装置及
びICカードの基本構成を示すブロック図、 第2図は本発明によるICカードデータ読出/書込装置の
実施例を示す図、 第3図は第2図中のCPUが行う仕事を示すフローチャー
ト図である。 1……ICカード、11……メモリ、12……マイクロコンピ
ュータ(CPU)、12a……データ分類判定手段、12b……
選択手段、12c……切換要求手段、13……直接読み出し
/書き込み手段(DMAC)、2……データ読出/書込装置
(リーダライタ)、23……クロック切換手段。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 17/00 G06K 19/07 G06F 3/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリと、該メモリに記憶されているデー
    タを読み出し或いは該メモリに対して所定のデータを書
    き込む制御や所定の演算処理などを行なうマイクロコン
    ピュータと、該マイクロコンピュータによらず直接前記
    メモリに対してデータの書き込み或いは該メモリに記憶
    されているデータの読み出しを行なう直接読み出し/書
    き込み手段を有するICカードと、 該ICカードが着脱自在に装着され、読み出されたデータ
    をICカードから受け取ると共に、ICカードに対して書き
    込みのためのデータを送出するデータ読出/書込装置と
    を備え、 前記ICカードが、前記データ読出/書込装置から読み出
    し/書き込み信号と共に入力するデータ分類コマンドに
    基づいて、前記ICカード内のシステムの管理、設定など
    カードをコントロールするための登録データと、前記IC
    カード内のシステムに関係なく蓄積される汎用データと
    を区別するためのデータ分類を判定するデータ分類判定
    手段と、該データ分類判定手段による判定結果前記デー
    タ分類が汎用データであることによって前記直接読み出
    し/書き込み手段を選択的に働かせる選択手段と、前記
    データ分類判定手段による判定結果前記データ分類が汎
    用データであることによって前記データ読出/書込装置
    に対してクロックを通常速度から高速度に切り換える切
    換要求信号を送出する切換要求手段とを有し、 前記データ読出/書込装置が、前記ICカードの切換要求
    手段からの切換要求信号によってクロックの速度を高速
    度に切り換えるクロック切換手段を有する、 ことを特徴とするICカードデータ読出/書込装置。
  2. 【請求項2】メモリと、該メモリに記憶されているデー
    タを読み出し或いは該メモリに対して所定のデータを書
    き込む制御や所定の演算処理などを行なうマイクロコン
    ピュータと、該マイクロコンピュータによらず直接前記
    メモリに対してデータの書き込み或いは該メモリに記憶
    されているデータの読み出しを行なう直接読み出し/書
    き込み手段と、外部から読み出し/書き込み信号と共に
    入力するデータ分類コマンドに基づいて、内部のシステ
    ムの管理、設定などカードをコントロールするための登
    録データと、前記ICカード内のシステムに関係なく蓄積
    される汎用データとを区別するためのデータ分類を判定
    するデータ分類判定手段と、該データ分類判定手段によ
    る判定結果前記データ分類が汎用データであることによ
    って前記直接読み出し/書き込み手段を選択的に働かせ
    る選択手段と、前記データ分類判定手段による判定結果
    前記データ分類が汎用データであることによって外部に
    対してクロックを通常速度から高速度に切り換える切換
    要求信号を送出する切換要求手段とを有する、 ことを特徴とするICカード。
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