JP3767403B2 - 流体封入式防振装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、自動車用のエンジンマウント等に用いられる防振装置に係り、特に内部に封入された非圧縮性流体の流動作用に基づいて防振効果を得るようにした流体封入式防振装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来から、振動伝達系を構成する部材間に介装される防振支持体や防振連結体等の防振装置の一種として、内部に封入された非圧縮性流体の共振作用等の流動作用を利用して防振効果を得るようにした流体封入式の防振装置が知られている。そして、このような流体封入式の防振装置においては、一般に、振動入力時に流体流動が生ぜしめられる複数の液室やオリフィス通路を、コンパクトな全体装置サイズと簡単な構造をもって効率的に形成することが要求される。
【0003】
そこで、本願出願人は、先に特開2001−50333号公報等において、第一の取付部材を略円筒形状を有する第二の取付部材の一方の開口部側に離隔配置すると共に、第一の取付部材を第二の取付部材に対して本体ゴム弾性体で弾性連結せしめて第二の取付部材の一方の開口部を流体密に閉塞する一方、第二の取付部材の他方の開口部側に、環状の第一の支持金具が外周縁部に固着された可動ゴム板と、環状の第二の支持金具が外周縁部に固着された可撓性ゴム膜を、軸方向で重ね合わせて配設して、それら第一の支持金具と第二の支持金具を第二の取付金具の他方の開口部にかしめ固定することにより、第二の取付金具の他方の開口部を流体密に閉塞せしめて、本体ゴム弾性体と可動ゴム板の間に振動が入力される主液室を形成すると共に、可動ゴム板と可撓性ゴム膜の間に副液室を形成して、それら主液室と副液室に非圧縮性流体を封入し、更にそれら主液室と副液室を相互に連通するオリフィス通路を、第一の支持金具と第二の支持金具の間を周方向に延びるように形成した流体封入式防振装置を提案した。かかる流体封入式防振装置においては、振動入力時に主液室と副液室の間に生ぜしめられる相対的な圧力変動に基づいてオリフィス通路を通じて流動せしめられる流体の共振作用を利用することにより、有効な防振効果が発揮され得ることとなる。
【0004】
このような先の出願に係る流体封入式防振装置について、本発明者等が更なる検討を加えたところ、副液室を仕切板部材で仕切って、可動ゴム板で壁部の一部が形成された中間室と、可撓性ゴム膜で壁部の一部が形成された平衡室を形成すると共に、それら中間室と平衡室を相互に連通する流体通路を形成することが一層広い周波数域で流体の流動作用に基づく有効な防振効果を得るために有効であることが明らかとなった。即ち、このような構成を採用して、中間室と平衡室を連通する流体通路をオリフィス通路とは異なる周波数領域にチューニングすることによって、オリフィス通路と流体通路がそれぞれチューニングされた複数の周波数域の振動に対して、流体の流動作用に基づく有効な防振効果を得ることが可能となるのである。
【0005】
ところが、副液室を仕切る仕切板部材を新たに組み付けるに際しては、その組み付けのために新たな工程が必要となることから、防振装置の製造が複雑となり製造コストが高くなると共に、製造作業性も悪くなるとういう問題があった。
【0006】
【解決課題】
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、オリフィス通路を通じて主液室に連通せしめられた副液室に対して仕切板部材を簡単な構造と優れた作業性をもって容易に組付けることが可能とされて、互いに異なる周波数域にチューニングされたオリフィス通路と流体通路が有利に形成される新規な構造の流体封入式防振装置を提供することにある。
【0007】
【解決手段】
以下、前述の如き課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
【0008】
すなわち、本発明の第一の態様は、第一の取付部材を略円筒形状を有する第二の取付部材の一方の開口部側に離隔配置すると共に、該第一の取付部材を該第二の取付部材に対して本体ゴム弾性体で弾性連結せしめて該第二の取付部材の一方の開口部を流体密に閉塞する一方、該第二の取付部材の他方の開口部側に、環状の第一の支持金具が外周縁部に固着された可動ゴム板と、環状の第二の支持金具が外周縁部に固着された可撓性ゴム膜を、軸方向で重ね合わせて配設して、それら第一の支持金具と第二の支持金具を該第二の取付金具の他方の開口部にかしめ固定することにより、該第二の取付金具の他方の開口部を流体密に閉塞せしめて、本体ゴム弾性体と該可動ゴム板の間に振動が入力される主液室を形成すると共に、該可動ゴム板と該可撓性ゴム膜の間に副液室を形成して、それら主液室と副液室に非圧縮性流体を封入し、更にそれら主液室と副液室を相互に連通するオリフィス通路を、第一の支持金具と第二の支持金具の間を周方向に延びるように形成した流体封入式防振装置において、前記副液室に仕切板部材を配設して、該仕切板部材の外周縁部を前記第一の支持金具と前記第二の支持金具の間で軸方向に挟持せしめることにより、該副液室を該仕切板部材で仕切って、前記可動ゴム板で壁部の一部が形成された中間室と、前記可撓性ゴム膜で壁部の一部が形成された平衡室を形成すると共に、それら中間室と平衡室を相互に連通する流体通路を形成する一方、該仕切板部材において、第一の支持金具の側に立ち上がって係止せしめられる係止片を設けて、該仕切板部材の組付けに際して該仕切板部材を該第一の支持金具の側に仮止め可能と成すと共に、前記第一の支持金具を、円筒形状を有する内筒部の軸方向一方の端縁部から径方向外方に広がる外フランジ状部が設けられた略鉤形断面形状とする一方、前記第二の支持金具を、円筒形状を有する外筒部の軸方向一方の端縁部から径方向内方に広がる内フランジ状部が設けられた略鉤形断面形状として、それら第一及び第二の支持金具における内外筒壁部および外内フランジ状部の対向面間に前記オリフィス通路を形成し、且つ、前記第一の支持金具における前記筒壁部の外周面に支持ゴム弾性体を設けると共に、該支持ゴム弾性体の外周面に対して、前記仕切板部材に設けられた前記係止片が係止される凹凸係止部を形成した流体封入式防振装置を特徴とする。
【0009】
このような本態様に従う構造とされた流体封入式防振装置においては、仕切板部材を第一の支持金具と第二の支持金具によって挟持固定せしめたことから、仕切板部材を固定するためのかしめ加工や接着等の特別な固定構造が必要とされることがなく、仕切板部材を第二の取付部材に対して簡単な構造で容易に且つ有利に固定配置することが出来るのである。しかも、かかる仕切板部材の組付けに際して、第一の支持金具または第二の支持金具に対して予め仕切板部材を仮止めしておくことにより、特別な配慮をすることなく、そのような仕切板部材を備えていない従来構造の防振装置と同様に組み付けることによって、かかる仕切板部材を自動的に所定の位置に組付けることが出来るのであり、それによって、優れた組付作業性が発揮され得るのである。
【0010】
また、本発明の第二の態様は、前記第一の態様に従う構造とされた流体封入式防振装置において、前記第一の支持金具および前記第二の支持金具における前記仕切板部材の挟持部分にそれぞれシールゴムを形成して、それらのシールゴムを介して該仕切板部材の外周縁部を第一の支持金具と第二の支持金具で流体密に挟持せしめたことを、特徴とする。このような本態様においては、仕切板部材によって仕切られた中間室と平衡室の流体密性が向上されて、それら中間室と平衡室の間での流体の漏れ等が防止されることにより、目的とする防振効果が一層安定して発揮され得るのである。それに加えて、本実施形態に従えば、仕切板部材がシールゴムを介して第一および第二の支持金具に対して弾性的に挟持されることから、部材の寸法誤差の許容量も大きくされて製造が一層容易とされ得る。なお、シールゴムは、好適には、第一の支持金具における可動ゴム板や第二の支持金具における可撓性ゴム膜と一体成形される。
【0011】
さらに、本発明の第一の態様においては、通路長さと通路断面積を、優れたスペース効率のもと大きく設定することが可能とされて、オリフィス通路のチューニング自由度が向上され得る。また、そこにおいて、第二の支持金具における外筒部は、外方に行くに従って次第に小径化するテーパ筒形状とすることが可能であり、それによって、オリフィス通路の断面積を十分に確保しつつ、防振装置のコンパクト化が図られて、装着状態下における他部材への干渉等が有利に回避され得る。
【0012】
更にまた、本発明の第一の態様においては、仕切板部材を第一の支持金具に対して軸方向に組み付けることによって容易に仮止めすることが可能となる。また、凹凸係止部は、例えば、係止片の内周面に凸部乃至は凹部を形成する一方、支持ゴム弾性体の外周面に対して、それに対応した凹部乃至は凸部を形成することによって、有利に構成され得る。そこにおいて、支持ゴム弾性体の外周側には、一般に、オリフィス通路が形成されることから、オリフィス通路の通路断面積を制限することがないように、好ましくは、係止片に対して内周側に凸となる係止凸部を設けて、該係止凸部を、支持ゴム弾性体の外周面に設けた係止凹部に嵌め込んで係止するようにされる。更に、支持ゴム弾性体の外周面に重ね合わせられる係止片は、寸法管理を容易とするために、その突出先端部分が、第一の支持金具における外フランジ状部にまでは至らない突出高さで形成することが望ましい。更にまた、第一の支持金具における支持ゴム弾性体は、好ましくは可動ゴム板と一体成形されることとなり、また、前記第二の態様におけるシールゴム層を採用する場合には、該シールゴム層とも一体成形することが望ましい。
【0013】
また、本発明の第の態様は、第一の取付部材を略円筒形状を有する第二の取付部材の一方の開口部側に離隔配置すると共に、該第一の取付部材を該第二の取付部材に対して本体ゴム弾性体で弾性連結せしめて該第二の取付部材の一方の開口部を流体密に閉塞する一方、該第二の取付部材の他方の開口部側に、環状の第一の支持金具が外周縁部に固着された可動ゴム板と、環状の第二の支持金具が外周縁部に固着された可撓性ゴム膜を、軸方向で重ね合わせて配設して、それら第一の支持金具と第二の支持金具を該第二の取付金具の他方の開口部にかしめ固定することにより、該第二の取付金具の他方の開口部を流体密に閉塞せしめて、該本体ゴム弾性体と該可動ゴム板の間に振動が入力される主液室を形成すると共に、該可動ゴム板と該可撓性ゴム膜の間に副液室を形成して、それら主液室と副液室に非圧縮性流体を封入し、更にそれら主液室と副液室を相互に連通するオリフィス通路を、該第一の支持金具と該第二の支持金具の間を周方向に延びるように形成した流体封入式防振装置において、前記副液室に仕切板部材を配設して、該仕切板部材の外周縁部を前記第一の支持金具と前記第二の支持金具の間で軸方向に挟持せしめることにより、該副液室を該仕切板部材で仕切って、前記可動ゴム板で壁部の一部が形成された中間室と、前記可撓性ゴム膜で壁部の一部が形成された平衡室を形成すると共に、それら中間室と平衡室を相互に連通する流体通路を形成する一方、該仕切板部材において、該第二の支持金具の側に立ち上がって係止せしめられる係止片を設けて、該仕切板部材の組付けに際して該仕切板部材を該第二の支持金具の側に仮止め可能と成すと共に、前記第一の支持金具を、円筒形状を有する内筒部の軸方向一方の端縁部から径方向外方に広がる外フランジ状部が設けられた略鉤形断面形状とする一方、前記第二の支持金具を、円筒形状を有する外筒部の軸方向一方の端縁部から径方向内方に広がる内フランジ状部が設けられた略鉤形断面形状として、それら第一及び第二の支持金具における内外筒壁部および外内フランジ状部の対向面間に前記オリフィス通路を形成し、且つ、前記第二の支持金具における前記内フランジ状部の内周縁部に軸方向外方に延びる筒形支持部を一体形成して、該筒形支持部の内周面に支持ゴム弾性体を設けると共に、該支持ゴム弾性体の内周面に対して、前記仕切板部材に設けられた前記係止片が係止される凹凸係止部を形成した流体封入式防振装置を、特徴とする。このような本態様においては、仕切板部材を第二の支持金具に対して軸方向に組み付けることによって容易に仮止めすることが可能となる。なお、第二の支持金具における支持ゴム弾性体は、好ましくは可撓性ゴム膜と一体成形されることとなり、また、前記第二の態様におけるシールゴム層を採用する場合には、該シールゴム層とも一体成形することが望ましい。
【0014】
さらに、本発明の第の態様は、前記第一乃至第の態様に従う構造とされた流体封入式防振装置において、前記係止片を、前記仕切板部材の外周縁部において、周方向の複数箇所に形成したことを、特徴とする。本発明においては、係止片を、例えば、周方向に連続して筒形状をもって形成することも可能であるが、本態様に従い、周方向に分断させることによって、係止片の弾性変形が容易に許容され得ることとなるところから、例えば、凹凸係合等による第一の支持金具や第二の支持金具に対する仕切板部材の仮止めを容易に行うことが可能となる。
【0015】
更にまた、本発明のの態様は、前記第一乃至第の態様に従う構造とされた流体封入式防振装置において、前記仕切板部材に設けた貫通孔によって前記流体通路を形成したことを、特徴とする。このような本態様においては、流体通路を簡単な構造をもって容易に形成することが出来る。
【0016】
【発明の実施形態】
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0017】
先ず、図1には、本発明の第一の実施形態としての自動車用エンジンマウント10が示されている。このエンジンマウント10は、第一の取付部材としての第一の取付金具12と第二の取付部材としての第二の取付金具14が本体ゴム弾性体16によって弾性的に連結された構造とされており、第一の取付金具12が図示しない自動車のパワーユニットに取り付けられる一方、第二の取付金具14が図示しない自動車のボデーに取り付けられることにより、パワーユニットをボデーに対して防振支持するようになっている。また、そのような装着状態下、第一の取付金具12と第二の取付金具14の間には、パワーユニットの分担荷重と、防振すべき主たる振動が、何れも、略マウント軸方向(図1中上下方向)に入力されるようになっている。なお、以下の説明中、上下方向とは、原則として、図1中の上下方向を言うものとする。
【0018】
より詳細には、第一の取付金具12は、軸方向上端部に位置して軸直角方向に広がる円板状部18を有していると共に、該円板状部18の中央部分から軸方向下方に向かって突出する円形ブロック状のボス状突部20が一体形成されている。なお、ボス状突部20の突出先端部分は、先細のテーパ筒状面とされている。また、第一の取付金具12には、円板状部18の上面に開口して、中心軸上をボス状突部20内に延びるボルト穴22が設けられており、このボルト穴22に螺着される取付ボルト(図示せず)によって、第一の取付金具12が自動車のパワーユニットに固定的に取り付けられるようになっている。
【0019】
一方、第二の取付金具14は、大径の略円筒形状を有しており、軸方向上側の開口部分が小径部24とされている一方、軸方向下側の開口部分には、段差部26によって大径化された円筒形状のかしめ部28が一体形成されている。
【0020】
そして、第一の取付金具12が、第二の取付金具14の上側開口部の外方に離隔して配されていると共に、これら第一及び第二の取付金具12,14が本体ゴム弾性体16によって弾性的に連結されている。
【0021】
かかる本体ゴム弾性体16は、全体として略円錐台形状を有しており、その小径側端面に対して、第一の取付金具12が重ね合わされて加硫接着されている。要するに、第一の取付金具12は、その円板状部18の外周縁部が本体ゴム弾性体16の小径側端面に重ね合わせられて加硫接着されていると共に、そのボス状突部20が本体ゴム弾性体16の小径側端面から軸方向内方に所定深さで差し込まれて加硫接着されている。また、本体ゴム弾性体16の大径側端部は、軸方向所定長さに亘って略一定の外径寸法とされており、その大径側端部の外周面において、第二の取付金具14が外挿状態で重ね合わせられて加硫接着されている。要するに、本体ゴム弾性体16は、第一の取付金具12と第二の取付金具14を備えた第一の一体加硫成形品30として形成されているのである。なお、本体ゴム弾性体16の大径側端面には、軸方向下方に開口するすり鉢形状の凹所34が設けられており、パワーユニット荷重の入力時に本体ゴム弾性体16に生ぜしめられる引張応力が軽減されるようになっている。そして、第二の取付金具14に本体ゴム弾性体16が加硫接着されることにより、第二の取付金具14の軸方向上側の開口部が本体ゴム弾性体16によって流体密に閉塞されている。
【0022】
また、第二の取付金具14には、軸方向下側の開口部を覆蓋するようにして、第一の支持金具としてのオリフィス板金具36と第二の支持金具としての固定筒金具38が組み付けられている。このオリフィス板金具36は、図2〜3にも示されているように、全体として略鉤形断面をもった環状体とされており、小径の略円筒形状の筒壁部40と、該筒壁部40の軸方向上端部から径方向外方に広がる外フランジ状部としての第一の円環板状部42とを含んで構成されている。また、筒壁部40の第一の円環板状部42と反対側の開口端縁部には、周上の一箇所に開口する切欠状の連通孔44が形成されていると共に、第一の円環板状部42には、連通孔44に対して周方向に僅かに偏倚して径方向で重ならない位置において周方向に所定長さで延びる円孔窓形状の連通孔46が形成されている。
【0023】
また、オリフィス板金具36には、筒壁部40の内孔を覆蓋するようにして可動ゴム板としてのゴム弾性板48が配設されていると共に、筒壁部40の外周面に支持ゴム弾性体としてのオリフィス周壁ゴム50が被着形成されている。ゴム弾性48は、中央部分がやや上方に向かって凸となる所定厚さの円板形状を有しており、その外周縁部が筒壁部40の内周面に加硫接着されている。これによって、筒壁部40がゴム弾性48によって流体密に覆蓋されている。一方、オリフィス周壁ゴム50は、全体として略円筒形状を有しており、オリフィス板金具36の筒壁部40を全周に亘って覆っていると共に、周上の一箇所には、オリフィス板金具36の連通孔44と連通孔46の周方向間を径方向外方に向かって突出する遮断壁部54がゴム弾性48に一体形成されている。これにより、オリフィス板金具36における筒壁部40の外周側には、遮断壁部54で仕切られて周方向に一周弱の長さで延びる周溝が形成されており、この周溝の周方向の一方の端部が連通孔46を通じて第一の円環板状部42の上面に開口せしめられていると共に、周溝の周方向他方の端部が連通孔44を通じて筒壁部40の内周面に開口せしめられている。なお、本実施形態では、ゴム弾性板48とオリフィス周壁ゴム50が、図4〜7にも示されているように、オリフィス板金具36を備えた第二の一体加硫成形品56として形成されている。
【0024】
さらに、このような第二の一体加硫成形品56を構成するオリフィス周壁ゴム50には、凹凸係止部としての係止溝58,58,58が外周面に開口して形成されている。これらの係止溝58は、連通孔44や連通孔46を避ける周上の三箇所において略等間隔に形成位置せしめられている。なお、係止溝58の具体的形状は、特に限定されるものでないが、本実施形態では、略一定の円弧形断面形状で周方向に延びるようにして形成されている。
【0025】
また一方、固定筒金具38は、第二の取付金具14の軸方向下側に重ね合わせられている。かかる固定筒金具38は、軸方向下方に向かって次第に小径化する大径のテーパ筒形状とされており、大径側開口部には、径方向外方に広がるフランジ状部60が一体形成されている。更にまた、固定筒金具38の小径側開口部には、径方向内方に向かって延び出す内フランジ状部としての第二の円環板状部62と、該第二の円環板状部62の内周縁部から軸方向下方に向かって延びる筒形支持部64が一体形成されている。
【0026】
また、固定筒金具38の軸方向下側の開口部には、可撓性ゴム膜としてのダイヤフラム68が配設されており、該ダイヤフラム68の外周縁部が、筒形支持部64に対して加硫接着されている。これにより、固定筒金具38の軸方向下側の開口部がダイヤフラム68によって流体密に閉塞されている。更に、固定筒金具38には、その内外周面を略全体に亘って覆う被覆ゴム層70が、ダイヤフラム68と一体形成されて加硫接着されている。更にまた、固定筒金具38の筒形支持部64には、径方向内方に突出するシールゴムとしてのオリフィス底壁ゴム72が、ダイヤフラム68と一体形成されて加硫接着されている。要するに、本実施形態では、ダイヤフラム68や被覆ゴム層70,オリフィス底壁ゴム72が、固定筒金具38を備えた第三の一体加硫成形品74として形成されている。
【0027】
そして、このような構造とされた第二の一体加硫成形品56と第三の一体加硫成形品74は、第二の一体加硫成形品56の軸方向下側に第三の一体加硫成形品74が重ね合わせられて、第二の取付金具14の軸方向下側に重ね合わさせられており、第二の一体加硫成形品56を構成するオリフィス板金具36の第一の円環板状部42と第三の一体加硫成形品74を構成する固定筒金具38のフランジ状部60が、各外周縁部において互いに重ね合わせられて、第二の取付金具14のかしめ部28によって流体密にかしめ固定されている。これにより、第二及び第三の一体加硫成形品56,74と第一の一体加硫成形品30が相互に固定されており、第二の取付金具14の軸方向下側の開口部が第三の一体加硫成形品74のダイヤフラム68によって流体密に閉塞されている。
【0028】
また、このように第二の取付金具14が、その軸方向上側の開口部を本体ゴム弾性体16で流体密に閉塞されると共に、その軸方向下側の開口部をゴム弾性板48とダイヤフラム68で流体密に閉塞されることにより、本体ゴム弾性体16とゴム弾性板48の対向面間において、壁部の一部が本体ゴム弾性体16で構成された主液室76が形成されている一方、ゴム弾性板48とダイヤフラム68の対向面間には、壁部の一部がダイヤフラム68で構成された副液室78が形成されている。そして、これら主液室76と副液室78には、何れも、非圧縮性流体が封入されている。なお、かかる非圧縮性流体としては、水やアルキレングリコール,ポリアルキレングリコール,シリコーン油,或いはそれらの混合物等が好適に採用され得、特に、後述する流体の共振作用に基づく防振効果を有効に得るためには、粘度が0.1Pa・s以下の低粘性流体が好適に採用される。また、かかる非圧縮性流体の主液室76および副液室78への封入は、例えば、第一の一体加硫成形品30と第二及び第三の一体加硫成形品56,74のかしめ固定を、かかる非圧縮性流体中で行なうこと等によって有利に為され得る。
【0029】
さらに、副液室78には、仕切板部材としての仕切板金具80が収容配置されている。この仕切板金具80は、図8〜9にも示されているように、金属材や合成樹脂等の硬質材によって形成されており、軸直角方向に広がる円板形状の円板部82と、該円板部82の周上の三箇所で外周縁部から軸方向上方に立ち上がってストレートに延びる、係止片としての係止板部84,84,84とを含んで構成されている。また、円板部82には、一円周上で等間隔に4つの貫通孔85,85,85,85が貫設されている。
【0030】
また、各係止板部84には、係止突部88が一体形成されている。この係止突部88は、略円弧形の断面形状をもって径方向内方に向かって突出せしめられており、オリフィス周壁ゴム50に形成された係止溝58に対応した大きさと形状とされている。これにより、仕切板金具80を、第二の一体加硫成形品56に対して軸方向下方から重ね合わせて、各係止板部84をオリフィス周壁ゴム50の外周面に重ね合わせることによって、係止突部88が係止溝58に嵌め込まれて、係止溝58からの係止突部88の抜け出しが阻止されるようになっている。
【0031】
すなわち、かかる仕切板金具80は、副液室78の軸方向中間部分で軸直角方向に広がる状態で収容配置されており、係止板部84の係止突部88がオリフィス周壁ゴム50の係止溝58に係止固定されることにより、仕切板金具80が第二の一体加硫成形品56に対して固定的に取り付けられていると共に、オリフィス板金具36と固定筒金具38の間に仕切板金具80の円板部82が配設されて、オリフィス周壁ゴム50とオリフィス底壁ゴム72を介して円板部82の縁部がオリフィス板金具36と固定筒金具38によって軸方向で流体密に挟持固定されている。これにより、副液室78が、仕切板金具80によって流体密に二分されており、以て、仕切板金具80の上側には、壁部の一部がゴム弾性板48で構成された中間室90が形成されている一方、仕切板金具80の下側には、壁部の一部がダイヤフラム68で構成されて、該ダイヤフラム68の変形に基づいて容積変化が容易に許容される平衡室92が形成されている。なお、このことからも明らかなように、オリフィス板金具36の筒壁部40の外周面に設けられた支持ゴム弾性体としてのオリフィス周壁ゴム50は、オリフィス板金具36および固定筒金具38における仕切板金具80の挟持部分に形成されるシールゴムとしても構成されている。
【0032】
また、中間室90の外周側には、オリフィス板金具36と固定筒金具38によって画成されて、固定筒金具38の内周面に沿って環状のオリフィス通路94が形成されている。また、オリフィス通路94は、オリフィス周壁ゴム50の遮断壁部54が固定筒金具38に対して圧接されることによって、周上の一箇所において流体密に遮断されている。これにより、オリフィス通路94は、周方向に一周弱の長さで延びており、周方向の一方の端部がオリフィス板金具36の第一の円環板状部42に形成された連通孔46を通じて主液室76に連通せしめられている一方、周方向の他方の端部がオリフィス板金具36の筒壁部40に形成された連通孔44を通じて中間室90に連通せしめられている。即ち、主液室76と中間室90を相互に連通してそれら両室76,90間での流体流動量を許容するオリフィス通路94が、オリフィス板金具36および固定筒金具38における両筒壁部と第一及び第二の円環板状部42,62の対向面間に形成されているのである。また、中間室90と平衡室92は、仕切板金具80(円板部82)に形成された4つの流体通路86,86,86,86によって相互に連通されており、これら流体通路86によって両室90,92間の流体流動量が許容されるようになっている。特に本実施形態では、オリフィス通路94が、アイドリング振動等の低周波振動に対してチューニングされている一方、流体通路86がアイドリング振動より高い走行こもり音等の高周波振動にチューニングされている。
【0033】
また、上述の如き構造とされたエンジンマウント10は、図1にも示されているように、ボデー側に取り付けられるブラケット96に対して、該ブラケット96に形成された円形の装着孔98に第二の取付金具14を圧入固定することによって組み付けられている。なお、ブラケット96は、鉄鋼等の金属板をプレス成形等で門形とし、その両側脚部100,100の下端部を外方に屈曲させて、ボデー側にボルト固定する取付板部102,102を形成すると共に、装着孔98を有する円筒形状の圧入保持金具104を、両側脚部100,100の各中央部分に跨がって配設して溶着固定した構造とされている。また、圧入保持金具104の外周面には、外周面上に突出する取付ステー106が溶着されている一方、ブラケット96の天板部108には挿通孔110が貫設されており、この挿通孔110を通じて、パワーユニット側に固設された図示しないブラケットが挿通されて、第一の取付金具12にボルト固定されるようになっている。
【0034】
また、本実施形態では、このような構造とされたエンジンマウント10は、以下の如くして形成される。
【0035】
すなわち、先ず、第一の取付金具12と第二の取付金具14を備えた本体ゴム弾性体16の第一の一体加硫成形品30を準備する。また、別途、オリフィス板金具36を備えたゴム弾性板48の第二の一体加硫成形品56と、固定筒金具38を備えたダイヤフラム68の第三の一体加硫成形品74を、各別に準備し、更にまた、それらとは別に、仕切板金具80を準備する。
【0036】
そして、先ず初めに、第二の一体加硫成形品56に対して仕切板金具80を軸方向に嵌め合わせて、係止板部84をオリフィス周壁ゴム50に嵌め込んで、係止突部88を係止溝58に係止させて仮止めすることにより、図10に示されているような仮止め組付体112を形成する。そして、かかる仮止め組付体112を第一の一体加硫成形品30に対して第二の取付金具14の開口部側に重ね合わせる。その後、第三の一体加硫成形品74を、第二の一体加硫成形品56の軸方向外側から重ね合わせ、オリフィス板金具36の第一の円環板状部42と固定筒金具38のフランジ状部60を重ね合わせて、第二の取付金具14の開口端部のかしめ部28によってかしめ固定する。これにより、エンジンマウント10が形成される。なお、このような組付けは、非圧縮性流体中で行うことによって、組付けと同時に、非圧縮性流体の充填を行うことが望ましい。
【0037】
上述の如き構造とされたエンジンマウント10にあっては、車両の停車状態下では、オリフィス通路94を通じて流動せしめられる流体の共振作用等の流動作用に基づいて、アイドリング振動等の低周波大振幅振動に対して有効な防振効果が発揮され得ると共に、車両の走行状態下では、ゴム弾性板48の弾性変形に基づいて副液室78に圧力変動が及ぼされて、中間室90と平衡室92の間で生ぜしめられる流体通路86を通じて通じて流動せしめられる流体の共振作用等の流動作用に基づいて、走行こもり音等の高周波小振幅振動に対して有効な防振効果が発揮され得るのである。
【0038】
そこにおいて、かかるエンジンマウント10にあっては、仕切板金具80の組付けに際して、予め図10に示される如き仮止め組付体112を形成しておくことにより、そのような仕切板金具80を備えていない従来構造の防振装置と同様に、第二の一体加硫成形品56を組み付ける作業を行うことによって、仕切板金具80を自動的に所定の位置に組付けることが出来るのである。
【0039】
しかも、仕切板金具80を、最終的な組付完了状態では、オリフィス板金具36と固定筒金具38によって挟持固定せしめたことから、仕切板金具80を固定するためのかしめ加工や接着等の特別な固定構造が必要とされることもなく、仕切板金具80を簡単な構造で容易に且つ有利に固定配置せしめることが出来る。
【0040】
次に、図11には、本発明の第二の実施形態としての自動車用エンジンマウントが、示されている。なお、本実施形態においては、前記第一の実施形態と同様な構造とされた部材および部位について、それぞれ、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付することにより、それらの詳細な説明を省略する。
【0041】
すなわち、本実施形態のエンジンマウントにおいては、中間室90と平衡室92を仕切る仕切板金具として、第一の実施形態とは異なる部材が採用されている。本実施形態の仕切板金具113は、第一の実施形態と同様な円板部82の外周縁部において、軸方向下方に向かって突出する三つの係止板部114,114,114が互いに周方向に離隔位置して形成されている。また、各係止板部114には、外周面に開口する係止凹部115が形成されている。
【0042】
また、第三の一体加硫成形品74を構成する支持ゴム弾性体としてのオリフィス底壁ゴム72の筒状内周面には、凹凸係止部としての三つの係止凸部116,116,116が一体形成されている。
【0043】
そして、このような構造とされたエンジンマウントを組付けるに際しては、先ず、前記第一の実施形態と同様に、それぞれ、別体形成された第一の一体加硫成形品30,第二の一体加硫成形品56,第三の一体加硫成形品74および仕切板金具113を準備する。そして、第三の一体加硫成形品74に対して仕切板金具113を軸方向に嵌め合わせて、係止板部114をオリフィス底壁ゴム72に嵌め込み、係止凸部116を係止凹部115に係止させて仮止めすることにより、図12に示されているような仮止め組付体118を形成する。そして、非圧縮性流体中で、第一の一体加硫成形品30に対して第二の一体加硫成形品56を第二の取付金具14の開口部側に重ね合わせると共に、仮止め組付体118を第二の一体加硫成形品56の軸方向外側から重ね合わせ、オリフィス板金具36の第一の円環板状部42と固定筒金具38のフランジ状部60を重ね合わせて第二の取付金具14の開口端部のかしめ部28によってかしめ固定する。これにより、図11に示されている如き本実施形態のエンジンマウントが形成される。
【0044】
なお、このことから明らかなように、本実施形態では、オリフィス底壁ゴム72によって、支持ゴム弾性体およびシールゴムが構成されている。
【0045】
従って、このような本実施形態のエンジンマウントにあっては、第一の実施形態と同様な作用効果が何れも有効に発揮され得るのであり、また、本実施形態では、仕切板金具113の係止構造を構成する係止板部114が、平衡室92内に配設されていることから、オリフィス通路94の容積(断面積)を狭めるようなこともないのである。
【0046】
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、これら実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものでない。
【0047】
例えば、オリフィス通路94および流体通路86の通路長さや通路断面積等の形状は、何等限定されるものでなく、要求される防振特性等に応じて適宜に設定されるものである。即ち、例えば、仕切板金具80を厚肉形状として板面方向に所定長さで延びる流体通路を形成することも可能である。
【0048】
また、前記実施形態においては、仕切板金具80の係止板部84が、該板金具80の外周縁部において周方向に相互に独立して複数形成されていたが、例えば、周方向に半周以上の長さで延びる一つの連続した係止板部を採用することも可能であり、また、係止板部に形成される係止突部や、該係止突部が係止される係止溝も周方向全周に亘って連続して形成されても良い。
【0049】
さらに、係止板部84のオリフィス板金具36や固定筒金具38に対する係止構造は、何等限定されるものでなく、例えば、第一の実施形態において、係止板部84の先端部分を径方向内方に屈曲させて、或いは、係止板部84の全体を径方向内方に向かってテーパ状に傾斜させることによって、オリフィス周壁ゴム50の外周面に係止させたり、かかる係止板部84をオリフィス板金具36における筒壁部40の内周面側に係止させることも可能である。
【0050】
更にまた、前記実施形態では、主液室76としての受圧室が、オリフィス通路94を通じて中間室90に接続されており、該中間室90を介して、流体通路86から平衡室92に連通されていたが、オリフィス通路94を平衡室92に開口せしめることにより、受圧室と平衡室92をオリフィス通路94を通じて直接に連通接続しても良い。
【0051】
また、前記実施形態では、第一の取付金具12と第二の取付金具14が軸方向で相互に接近せしめられる方向に、パワーユニット支持荷重が及ぼされる載置型のエンジンマウントに対して、本発明を適用した場合の一具体例を示したが、本発明は、その他、例えば特開平8−128491号公報等に記載されているように、第一の取付金具12と第二の取付金具14が軸方向で相互に離隔せしめられる方向に、パワーユニット支持荷重が及ぼされる吊下型のエンジンマウント等にも、同様に適用可能であることは、言うまでもない。
【0052】
さらに、前記実施形態では、本発明を自動車用エンジンマウントに適用した場合について説明したが、本発明は、自動車用のボデーマウントやメンバマウント等、或いは自動車以外の各種装置における防振装置に対しても、同様に適用可能である。
【0053】
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】
上述の説明から明らかなように、本発明に従う構造とされた流体封入式防振装置においては、副液室を仕切って中間室と平衡室を形成する仕切板部材を組み付けるに際して、第一の支持金具または第二の支持金具に対して予め仕切板部材を仮止めしておくことにより、そのような仕切板部材を備えていない従来構造の防振装置と同様な組付作業性をもって、かかる仕切板部材を目的とする位置に組み付けることが出来るのであり、それによって、製作性が実現され得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態としての自動車用エンジンマウントを示す縦断面説明図である。
【図2】図1に示されたエンジンマウントを構成するオリフィス板金具の平面図である。
【図3】図3における右側面図である。
【図4】 図1に示されたエンジンマウントを構成する第二の一体加硫成形品の図5におけるIV−IV断面図である。
【図5】図4に示された第二の一体加硫成形品の底面図である。
【図6】図4に示された第二の一体加硫成形品の正面図である。
【図7】 図5におけるVIIVII断面図である。
【図8】図1に示されたエンジンマウントを構成する仕切板金具の縦断面図である。
【図9】図8に示された仕切板金具の底面図である。
【図10】図1に示されたエンジンマウントを構成する仮止め組付体の縦断面図である。
【図11】本発明の第二の実施形態としての自動車用エンジンマウントを示す縦断面説明図である。
【図12】図11に示されたエンジンマウントを構成する仮止め組付体の縦断面図である。
【符号の説明】
10 エンジンマウント
12 第一の取付金具
14 第二の取付金具
16 本体ゴム弾性体
36 オリフィス板金具
38 固定筒金具
48 ゴム弾性板
68 ダイヤフラム
76 主液室
78 副液室
80 仕切板金具
84 係止板部
86 流体通路
90 中間室
92 平衡室
94 オリフィス通路

Claims (5)

  1. 第一の取付部材を略円筒形状を有する第二の取付部材の一方の開口部側に離隔配置すると共に、該第一の取付部材を該第二の取付部材に対して本体ゴム弾性体で弾性連結せしめて該第二の取付部材の一方の開口部を流体密に閉塞する一方、該第二の取付部材の他方の開口部側に、環状の第一の支持金具が外周縁部に固着された可動ゴム板と、環状の第二の支持金具が外周縁部に固着された可撓性ゴム膜を、軸方向で重ね合わせて配設して、それら第一の支持金具と第二の支持金具を該第二の取付金具の他方の開口部にかしめ固定することにより、該第二の取付金具の他方の開口部を流体密に閉塞せしめて、本体ゴム弾性体と該可動ゴム板の間に振動が入力される主液室を形成すると共に、該可動ゴム板と該可撓性ゴム膜の間に副液室を形成して、それら主液室と副液室に非圧縮性流体を封入し、更にそれら主液室と副液室を相互に連通するオリフィス通路を、第一の支持金具と第二の支持金具の間を周方向に延びるように形成した流体封入式防振装置において、
    前記副液室に仕切板部材を配設して、該仕切板部材の外周縁部を前記第一の支持金具と前記第二の支持金具の間で軸方向に挟持せしめることにより、該副液室を該仕切板部材で仕切って、前記可動ゴム板で壁部の一部が形成された中間室と、前記可撓性ゴム膜で壁部の一部が形成された平衡室を形成すると共に、それら中間室と平衡室を相互に連通する流体通路を形成する一方、該仕切板部材において、第一の支持金具の側に立ち上がって係止せしめられる係止片を設けて、該仕切板部材の組付けに際して該仕切板部材を該第一の支持金具の側に仮止め可能と成すと共に、
    前記第一の支持金具を、円筒形状を有する内筒部の軸方向一方の端縁部から径方向外方に広がる外フランジ状部が設けられた略鉤形断面形状とする一方、前記第二の支持金具を、円筒形状を有する外筒部の軸方向一方の端縁部から径方向内方に広がる内フランジ状部が設けられた略鉤形断面形状として、それら第一及び第二の支持金具における内外筒壁部および外内フランジ状部の対向面間に前記オリフィス通路を形成し、且つ、
    前記第一の支持金具における前記筒壁部の外周面に支持ゴム弾性体を設けると共に、該支持ゴム弾性体の外周面に対して、前記仕切板部材に設けられた前記係止片が係止される凹凸係止部を形成したことを特徴とする流体封入式防振装置。
  2. 第一の取付部材を略円筒形状を有する第二の取付部材の一方の開口部側に離隔配置すると共に、該第一の取付部材を該第二の取付部材に対して本体ゴム弾性体で弾性連結せしめて該第二の取付部材の一方の開口部を流体密に閉塞する一方、該第二の取付部材の他方の開口部側に、環状の第一の支持金具が外周縁部に固着された可動ゴム板と、環状の第二の支持金具が外周縁部に固着された可撓性ゴム膜を、軸方向で重ね合わせて配設して、それら第一の支持金具と第二の支持金具を該第二の取付金具の他方の開口部にかしめ固定することにより、該第二の取付金具の他方の開口部を流体密に閉塞せしめて、該本体ゴム弾性体と該可動ゴム板の間に振動が入力される主液室を形成すると共に、該可動ゴム板と該可撓性ゴム膜の間に副液室を形成して、それら主液室と副液室に非圧縮性流体を封入し、更にそれら主液室と副液室を相互に連通するオリフィス通路を、該第一の支持金具と該第二の支持金具の間を周方向に延びるように形成した流体封入式防振装置において、
    前記副液室に仕切板部材を配設して、該仕切板部材の外周縁部を前記第一の支持金具と前記第二の支持金具の間で軸方向に挟持せしめることにより、該副液室を該仕切板部材で仕切って、前記可動ゴム板で壁部の一部が形成された中間室と、前記可撓性ゴム膜で壁部の一部が形成された平衡室を形成すると共に、それら中間室と平衡室を相互に連通する流体通路を形成する一方、該仕切板部材において、該第二の支持金具の側に立ち上がって係止せしめられる係止片を設けて、該仕切板部材の組付けに際して該仕切板部材を該第二の支持金具の側に仮止め可能と成すと共に、
    前記第一の支持金具を、円筒形状を有する内筒部の軸方向一方の端縁部から径方向外方に広がる外フランジ状部が設けられた略鉤形断面形状とする一方、前記第二の支持金具を、円筒形状を有する外筒部の軸方向一方の端縁部から径方向内方に広がる内フランジ状部 が設けられた略鉤形断面形状として、それら第一及び第二の支持金具における内外筒壁部および外内フランジ状部の対向面間に前記オリフィス通路を形成し、且つ、
    前記第二の支持金具における前記内フランジ状部の内周縁部に軸方向外方に延びる筒形支持部を一体形成して、該筒形支持部の内周面に支持ゴム弾性体を設けると共に、該支持ゴム弾性体の内周面に対して、前記仕切板部材に設けられた前記係止片が係止される凹凸係止部を形成したことを特徴とする流体封入式防振装置。
  3. 前記第一の支持金具および前記第二の支持金具における前記仕切板部材の挟持部分にそれぞれシールゴムを形成して、それらのシールゴムを介して該仕切板部材の外周縁部を第一の支持金具と第二の支持金具で流体密に挟持せしめた請求項1に記載の流体封入式防振装置。
  4. 前記係止片を、前記仕切板部材の外周縁部において、周方向の複数箇所に形成した請求項1乃至の何れかに記載の流体封入式防振装置。
  5. 前記仕切板部材に設けた貫通孔によって前記流体通路を形成した請求項1乃至の何れかに記載の流体封入式防振装置。
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