JP2002295572A - 流体封入式防振装置 - Google Patents

流体封入式防振装置

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JP2002295572A JP2001102333A JP2001102333A JP2002295572A JP 2002295572 A JP2002295572 A JP 2002295572A JP 2001102333 A JP2001102333 A JP 2001102333A JP 2001102333 A JP2001102333 A JP 2001102333A JP 2002295572 A JP2002295572 A JP 2002295572A
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    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/10Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like
    • F16F13/105Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like characterised by features of partitions between two working chambers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オリフィス通路を通じて主液室に連通せしめ
られた副液室に対して仕切板部材を簡単な構造と優れた
作業性をもって容易に組付けることが可能とされて、互
いに異なる周波数域にチューニングされたオリフィス通
路と流体通路有利に形成される新規な構造の流体封入式
防振装置を提供すること。 【解決手段】 仕切板部材80において、第一の支持金
具36と第二の支持金具38の何れか一方の側に立ち上
がって係止せしめられる係止片84を設けて、仕切板部
材80の組付けに際して仕切板部材80を第一の支持金
具36と第二の支持金具38の何れか一方の側に仮止め
可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、自動車用のエンジンマウント等
に用いられる防振装置に係り、特に内部に封入された非
圧縮性流体の流動作用に基づいて防振効果を得るように
した流体封入式防振装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、振動伝達系を構成する部材間に
介装される防振支持体や防振連結体等の防振装置の一種
として、内部に封入された非圧縮性流体の共振作用等の
流動作用を利用して防振効果を得るようにした流体封入
式の防振装置が知られている。そして、このような流体
封入式の防振装置においては、一般に、振動入力時に流
体流動が生ぜしめられる複数の液室やオリフィス通路
を、コンパクトな全体装置サイズと簡単な構造をもって
効率的に形成することが要求される。
【0003】そこで、本願出願人は、先に特開2001
−50333号公報等において、第一の取付部材を略円
筒形状を有する第二の取付部材の一方の開口部側に離隔
配置すると共に、第一の取付部材を第二の取付部材に対
して本体ゴム弾性体で弾性連結せしめて第二の取付部材
の一方の開口部を流体密に閉塞する一方、第二の取付部
材の他方の開口部側に、環状の第一の支持金具が外周縁
部に固着された可動ゴム板と、環状の第二の支持金具が
外周縁部に固着された可撓性ゴム膜を、軸方向で重ね合
わせて配設して、それら第一の支持金具と第二の支持金
具を第二の取付金具の他方の開口部にかしめ固定するこ
とにより、第二の取付金具の他方の開口部を流体密に閉
塞せしめて、本体ゴム弾性体と可動ゴム板の間に振動が
入力される主液室を形成すると共に、可動ゴム板と可撓
性ゴム膜の間に副液室を形成して、それら主液室と副液
室に非圧縮性流体を封入し、更にそれら主液室と副液室
を相互に連通するオリフィス通路を、第一の支持金具と
第二の支持金具の間を周方向に延びるように形成した流
体封入式防振装置を提案した。かかる流体封入式防振装
置においては、振動入力時に主液室と副液室の間に生ぜ
しめられる相対的な圧力変動に基づいてオリフィス通路
を通じて流動せしめられる流体の共振作用を利用するこ
とにより、有効な防振効果が発揮され得ることとなる。
【0004】このような先の出願に係る流体封入式防振
装置について、本発明者等が更なる検討を加えたとこ
ろ、副液室を仕切板部材で仕切って、可動ゴム板で壁部
の一部が形成された中間室と、可撓性ゴム膜で壁部の一
部が形成された平衡室を形成すると共に、それら中間室
と平衡室を相互に連通する流体通路を形成することが一
層広い周波数域で流体の流動作用に基づく有効な防振効
果を得るために有効であることが明らかとなった。即
ち、このような構成を採用して、中間室と平衡室を連通
する流体通路をオリフィス通路とは異なる周波数領域に
チューニングすることによって、オリフィス通路と流体
通路がそれぞれチューニングされた複数の周波数域の振
動に対して、流体の流動作用に基づく有効な防振効果を
得ることが可能となるのである。
【0005】ところが、副液室を仕切る仕切板部材を新
たに組み付けるに際しては、その組み付けのために新た
な工程が必要となることから、防振装置の製造が複雑と
なり製造コストが高くなると共に、製造作業性も悪くな
るとういう問題があった。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、オリフィス通路を通じて主液室に連通せし
められた副液室に対して仕切板部材を簡単な構造と優れ
た作業性をもって容易に組付けることが可能とされて、
互いに異なる周波数域にチューニングされたオリフィス
通路と流体通路が有利に形成される新規な構造の流体封
入式防振装置を提供することにある。
【0007】
【解決手段】以下、前述の如き課題を解決するために為
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の
組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至
は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることな
く、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの
記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づ
いて認識されるものであることが理解されるべきであ
る。
【0008】すなわち、本発明の第一の態様は、第一の
取付部材を略円筒形状を有する第二の取付部材の一方の
開口部側に離隔配置すると共に、該第一の取付部材を該
第二の取付部材に対して本体ゴム弾性体で弾性連結せし
めて該第二の取付部材の一方の開口部を流体密に閉塞す
る一方、該第二の取付部材の他方の開口部側に、環状の
第一の支持金具が外周縁部に固着された可動ゴム板と、
環状の第二の支持金具が外周縁部に固着された可撓性ゴ
ム膜を、軸方向で重ね合わせて配設して、それら第一の
支持金具と第二の支持金具を該第二の取付金具の他方の
開口部にかしめ固定することにより、該第二の取付金具
の他方の開口部を流体密に閉塞せしめて、前記本体ゴム
弾性体と該可動ゴム板の間に振動が入力される主液室を
形成すると共に、該可動ゴム板と該可撓性ゴム膜の間に
副液室を形成して、それら主液室と副液室に非圧縮性流
体を封入し、更にそれら主液室と副液室を相互に連通す
るオリフィス通路を、前記第一の支持金具と前記第二の
支持金具の間を周方向に延びるように形成した流体封入
式防振装置において、前記副液室に仕切板部材を配設し
て、該仕切板部材の外周縁部を前記第一の支持金具と前
記第二の支持金具の間で軸方向に挟持せしめることによ
り、該副液室を該仕切板部材で仕切って、前記可動ゴム
板で壁部の一部が形成された中間室と、前記可撓性ゴム
膜で壁部の一部が形成された平衡室を形成すると共に、
それら中間室と平衡室を相互に連通する流体通路を形成
する一方、該仕切板部材において、前記第一の支持金具
と前記第二の支持金具の何れか一方の側に立ち上がって
係止せしめられる係止片を設けて、該仕切板部材の組付
けに際して該仕切板部材を該第一の支持金具と該第二の
支持金具の何れか一方の側に仮止め可能とした流体封入
式防振装置を特徴とする。
【0009】このような本態様に従う構造とされた流体
封入式防振装置においては、仕切板部材を第一の支持金
具と第二の支持金具によって挟持固定せしめたことか
ら、仕切板部材を固定するためのかしめ加工や接着等の
特別な固定構造が必要とされることがなく、仕切板部材
を第二の取付部材に対して簡単な構造で容易に且つ有利
に固定配置することが出来るのである。しかも、かかる
仕切板部材の組付けに際して、第一の支持金具または第
二の支持金具に対して予め仕切板部材を仮止めしておく
ことにより、特別な配慮をすることなく、そのような仕
切板部材を備えていない従来構造の防振装置と同様に組
み付けることによって、かかる仕切板部材を自動的に所
定の位置に組付けることが出来るのであり、それによっ
て、優れた組付作業性が発揮され得るのである。
【0010】また、本発明の第二の態様は、前記第一の
態様に従う構造とされた流体封入式防振装置において、
前記第一の支持金具および前記第二の支持金具における
前記仕切板部材の挟持部分にそれぞれシールゴムを形成
して、それらのシールゴムを介して該仕切板部材の外周
縁部を第一の支持金具と第二の支持金具で流体密に挟持
せしめたことを、特徴とする。このような本態様におい
ては、仕切板部材によって仕切られた中間室と平衡室の
流体密性が向上されて、それら中間室と平衡室の間での
流体の漏れ等が防止されることにより、目的とする防振
効果が一層安定して発揮され得るのである。それに加え
て、本実施形態に従えば、仕切板部材がシールゴムを介
して第一および第二の支持金具に対して弾性的に挟持さ
れることから、部材の寸法誤差の許容量も大きくされて
製造が一層容易とされ得る。なお、シールゴムは、好適
には、第一の支持金具における可動ゴム板や第二の支持
金具における可撓性ゴム膜と一体成形される。
【0011】さらに、本発明の第三の態様は、前記第一
又は第二の態様に従う構造とされた流体封入式防振装置
において、前記第一の支持金具を、円筒形状を有する内
筒部の軸方向一方の端縁部から径方向外方に広がる外フ
ランジ状部が設けられた略鉤形断面形状とする一方、前
記第二の支持金具を、円筒形状を有する外筒部の軸方向
一方の端縁部から径方向内方に広がる内フランジ状部が
設けられた略鉤形断面形状として、それら第一及び第二
の支持金具における内外筒壁部および外内フランジ状部
の対向面間に前記オリフィス通路を形成したことを、特
徴とする。このような本態様においては、通路長さと通
路断面積がを、優れたスペース効率のもと大きく設定す
ることが可能とされて、オリフィス通路のチューニング
自由度が向上され得る。また、そこにおいて、第二の支
持金具における外筒部は、外方に行くに従って次第に小
径化するテーパ筒形状とすることが可能であり、それに
よって、オリフィス通路の断面積を十分に確保しつつ、
防振装置のコンパクト化が図られて、装着状態下におけ
る他部材への干渉等が有利に回避され得る。
【0012】更にまた、本発明の第四の態様は、前記第
三の態様に従う構造とされた流体封入式防振装置におい
て、前記第一の支持金具における前記筒壁部の外周面に
支持ゴム弾性体を設けると共に、該支持ゴム弾性体の外
周面に対して、前記仕切板部材に設けられた係止片が係
止される凹凸係止部を形成したことを、特徴とする。こ
のような本態様においては、仕切板部材を第一の支持金
具に対して軸方向に組み付けることによって容易に仮止
めすることが可能となる。また、凹凸係止部は、例え
ば、係止片の内周面に凸部乃至は凹部を形成する一方、
支持ゴム弾性体の外周面に対して、それに対応した凹部
乃至は凸部を形成することによって、有利に構成され得
る。そこにおいて、支持ゴム弾性体の外周側には、一般
に、オリフィス通路が形成されることから、オリフィス
通路の通路断面積を制限することがないように、好まし
くは、係止片に対して内周側に凸となる係止凸部を設け
て、該係止凸部を、支持ゴム弾性体の外周面に設けた係
止凹部に嵌め込んで係止するようにされる。更に、支持
ゴム弾性体の外周面に重ね合わせられる係止片は、寸法
管理を容易とするために、その突出先端部分が、第一の
支持金具における外フランジ状部にまでは至らない突出
高さで形成することが望ましい。更にまた、第一の支持
金具における支持ゴム弾性体は、好ましくは可動ゴム板
と一体成形されることとなり、また、前記第二の態様に
おけるシールゴム層を採用する場合には、該シールゴム
層とも一体成形することが望ましい。
【0013】また、本発明の第五の態様は、前記第三の
態様に従う構造とされた流体封入式防振装置において、
前記第二の支持金具における前記内フランジ状部の内周
縁部に軸方向外方に延びる筒形支持部を一体形成して、
該筒形支持部の内周面に支持ゴム弾性体を設けると共
に、該支持ゴム弾性体の内周面に対して、前記仕切板部
材に設けられた係止片が係止される凹凸係止部を形成し
たことを、特徴とする。このような本態様においては、
仕切板部材を第二の支持金具に対して軸方向に組み付け
ることによって容易に仮止めすることが可能となる。な
お、第二の支持金具における支持ゴム弾性体は、好まし
くは可撓性ゴム膜と一体成形されることとなり、また、
前記第二の態様におけるシールゴム層を採用する場合に
は、該シールゴム層とも一体成形することが望ましい。
【0014】さらに、本発明の第六の態様は、前記第一
乃至第五の態様に従う構造とされた流体封入式防振装置
において、前記係止片を、前記仕切板部材の外周縁部に
おいて、周方向の複数箇所に形成したことを、特徴とす
る。本発明においては、係止片を、例えば、周方向に連
続して筒形状をもって形成することも可能であるが、本
態様に従い、周方向に分断させることによって、係止片
の弾性変形が容易に許容され得ることとなるところか
ら、例えば、凹凸係合等による第一の支持金具や第二の
支持金具に対する仕切板部材の仮止めを容易に行うこと
が可能となる。
【0015】更にまた、本発明の第七の態様は、前記第
一乃至第六の態様に従う構造とされた流体封入式防振装
置において、前記仕切板部材に設けた貫通孔によって前
記流体通路を形成したことを、特徴とする。このような
本態様においては、流体通路を簡単な構造をもって容易
に形成することが出来る。
【0016】
【発明の実施形態】以下、本発明を更に具体的に明らか
にするために、本発明の実施形態について、図面を参照
しつつ、詳細に説明する。
【0017】先ず、図1には、本発明の第一の実施形態
としての自動車用エンジンマウント10が示されてい
る。このエンジンマウント10は、第一の取付部材とし
ての第一の取付金具12と第二の取付部材としての第二
の取付金具14が本体ゴム弾性体16によって弾性的に
連結された構造とされており、第一の取付金具12が図
示しない自動車のパワーユニットに取り付けられる一
方、第二の取付金具14が図示しない自動車のボデーに
取り付けられることにより、パワーユニットをボデーに
対して防振支持するようになっている。また、そのよう
な装着状態下、第一の取付金具12と第二の取付金具1
4の間には、パワーユニットの分担荷重と、防振すべき
主たる振動が、何れも、略マウント軸方向(図1中上下
方向)に入力されるようになっている。なお、以下の説
明中、上下方向とは、原則として、図1中の上下方向を
言うものとする。
【0018】より詳細には、第一の取付金具12は、軸
方向上端部に位置して軸直角方向に広がる円板状部18
を有していると共に、該円板状部18の中央部分から軸
方向下方に向かって突出する円形ブロック状のボス状突
部20が一体形成されている。なお、ボス状突部20の
突出先端部分は、先細のテーパ筒状面とされている。ま
た、第一の取付金具12には、円板状部18の上面に開
口して、中心軸上をボス状突部20内に延びるボルト穴
22が設けられており、このボルト穴22に螺着される
取付ボルト(図示せず)によって、第一の取付金具12
が自動車のパワーユニットに固定的に取り付けられるよ
うになっている。
【0019】一方、第二の取付金具14は、大径の略円
筒形状を有しており、軸方向上側の開口部分が小径部2
4とされている一方、軸方向下側の開口部分には、段差
部26によって大径化された円筒形状のかしめ部28が
一体形成されている。
【0020】そして、第一の取付金具12が、第二の取
付金具14の上側開口部の外方に離隔して配されている
と共に、これら第一及び第二の取付金具12,14が本
体ゴム弾性体16によって弾性的に連結されている。
【0021】かかる本体ゴム弾性体16は、全体として
略円錐台形状を有しており、その小径側端面に対して、
第一の取付金具12が重ね合わされて加硫接着されてい
る。要するに、第一の取付金具12は、その円板状部1
8の外周縁部が本体ゴム弾性体16の小径側端面に重ね
合わせられて加硫接着されていると共に、そのボス状突
部20が本体ゴム弾性体16の小径側端面から軸方向内
方に所定深さで差し込まれて加硫接着されている。ま
た、本体ゴム弾性体16の大径側端部は、軸方向所定長
さに亘って略一定の外径寸法とされており、その大径側
端部の外周面において、第二の取付金具14が外挿状態
で重ね合わせられて加硫接着されている。要するに、本
体ゴム弾性体16は、第一の取付金具12と第二の取付
金具14を備えた第一の一体加硫成形品30として形成
されているのである。なお、本体ゴム弾性体16の大径
側端面には、軸方向下方に開口するすり鉢形状の凹所3
4が設けられており、パワーユニット荷重の入力時に本
体ゴム弾性体16に生ぜしめられる引張応力が軽減され
るようになっている。そして、第二の取付金具14に本
体ゴム弾性体16が加硫接着されることにより、第二の
取付金具14の軸方向上側の開口部が本体ゴム弾性体1
6によって流体密に閉塞されている。
【0022】また、第二の取付金具14には、軸方向下
側の開口部を覆蓋するようにして、第一の支持金具とし
てのオリフィス板金具36と第二の支持金具としての固
定筒金具38が組み付けられている。このオリフィス板
金具36は、図2〜3にも示されているように、全体と
して略鉤形断面をもった環状体とされており、小径の略
円筒形状の筒壁部40と、該筒壁部40の軸方向上端部
から径方向外方に広がる外フランジ状部としての第一の
円環板状部42とを含んで構成されている。また、筒壁
部40の第一の円環板状部42と反対側の開口端縁部に
は、周上の一箇所に開口する切欠状の連通孔44が形成
されていると共に、第一の円環板状部42には、連通孔
44に対して周方向に僅かに偏倚して径方向で重ならな
い位置において周方向に所定長さで延びる円孔窓形状の
連通孔46が形成されている。
【0023】また、オリフィス板金具36には、筒壁部
40の内孔を覆蓋するようにして可動ゴム板としてのゴ
ム弾性板48が配設されていると共に、筒壁部40の外
周面に支持ゴム弾性体としてのオリフィス周壁ゴム50
が被着形成されている。ゴム弾性体48は、中央部分が
やや上方に向かって凸となる所定厚さの円板形状を有し
ており、その外周縁部が筒壁部40の内周面に加硫接着
されている。これによって、筒壁部40がゴム弾性体4
8によって流体密に覆蓋されている。一方、オリフィス
周壁ゴム50は、全体として略円筒形状を有しており、
オリフィス板金具36の筒壁部40を全周に亘って覆っ
ていると共に、周上の一箇所には、オリフィス板金具3
6の連通孔44と連通孔46の周方向間を径方向外方に
向かって突出する遮断壁部54がゴム弾性体48に一体
形成されている。これにより、オリフィス板金具36に
おける筒壁部40の外周側には、遮断壁部54で仕切ら
れて周方向に一周弱の長さで延びる周溝が形成されてお
り、この周溝の周方向の一方の端部が連通孔46を通じ
て第一の円環板状部42の上面に開口せしめられている
と共に、周溝の周方向他方の端部が連通孔44を通じて
筒壁部40の内周面に開口せしめられている。なお、本
実施形態では、ゴム弾性板48とオリフィス周壁ゴム5
0が、図4〜7にも示されているように、オリフィス板
金具36を備えた第二の一体加硫成形品56として形成
されている。
【0024】さらに、このような第二の一体加硫成形品
56を構成するオリフィス周壁ゴム50には、凹凸係止
部としての係止溝58,58,58が外周面に開口して
形成されている。これらの係止溝58は、連通孔44や
遮断壁部54を避ける周上の三箇所において略等間隔に
形成位置せしめられている。なお、係止溝58の具体的
形状は、特に限定されるものでないが、本実施形態で
は、略一定の円弧形断面形状で周方向に延びるようにし
て形成されている。
【0025】また一方、固定筒金具38は、第二の取付
金具14の軸方向下側に重ね合わせられている。かかる
固定筒金具38は、軸方向下方に向かって次第に小径化
する大径のテーパ筒形状とされており、大径側開口部に
は、径方向外方に広がるフランジ状部60が一体形成さ
れている。更にまた、固定筒金具38の小径側開口部に
は、径方向内方に向かって延び出す内フランジ状部とし
ての第二の円環板状部62と、該第二の円環板状部62
の内周縁部から軸方向下方に向かって延びる筒形支持部
64が一体形成されている。
【0026】また、固定筒金具38の軸方向下側の開口
部には、可撓性ゴム膜としてのダイヤフラム68が配設
されており、該ダイヤフラム68の外周縁部が、筒形支
持部64に対して加硫接着されている。これにより、固
定筒金具38の軸方向下側の開口部がダイヤフラム68
によって流体密に閉塞されている。更に、固定筒金具3
8には、その内外周面を略全体に亘って覆う被覆ゴム層
70が、ダイヤフラム68と一体形成されて加硫接着さ
れている。更にまた、固定筒金具38の筒形支持部64
には、径方向内方に突出するシールゴムとしてのオリフ
ィス底壁ゴム72が、ダイヤフラム68と一体形成され
て加硫接着されている。要するに、本実施形態では、ダ
イヤフラム68や被覆ゴム層70,オリフィス底壁ゴム
72が、固定筒金具38を備えた第三の一体加硫成形品
74として形成されている。
【0027】そして、このような構造とされた第二の一
体加硫成形品56と第三の一体加硫成形品74は、第二
の一体加硫成形品56の軸方向下側に第三の一体加硫成
形品74が重ね合わせられて、第二の取付金具14の軸
方向下側に重ね合わさせられており、第二の一体加硫成
形品56を構成するオリフィス板金具36の第一の円環
板状部42と第三の一体加硫成形品74を構成する固定
筒金具38のフランジ状部60が、各外周縁部において
互いに重ね合わせられて、第二の取付金具14のかしめ
部32によって流体密にかしめ固定されている。これに
より、第二及び第三の一体加硫成形品56,74と第一
の一体加硫成形品30が相互に固定されており、第二の
取付金具14の軸方向下側の開口部が第三の一体加硫成
形品74のダイヤフラム68によって流体密に閉塞され
ている。
【0028】また、このように第二の取付金具12が、
その軸方向上側の開口部を本体ゴム弾性体16で流体密
に閉塞されると共に、その軸方向下側の開口部をゴム弾
性板48とダイヤフラム38で流体密に閉塞されること
により、本体ゴム弾性体16とゴム弾性板48の対向面
間において、壁部の一部が本体ゴム弾性体16で構成さ
れた主液室76が形成されている一方、ゴム弾性板48
とダイヤフラム68の対向面間には、壁部の一部がダイ
ヤフラム68で構成された副液室78が形成されてい
る。そして、これら主液室76と副液室78には、何れ
も、非圧縮性流体が封入されている。なお、かかる非圧
縮性流体としては、水やアルキレングリコール,ポリア
ルキレングリコール,シリコーン油,或いはそれらの混
合物等が好適に採用され得、特に、後述する流体の共振
作用に基づく防振効果を有効に得るためには、粘度が
0.1Pa・s以下の低粘性流体が好適に採用される。
また、かかる非圧縮性流体の主液室76および副液室7
8への封入は、例えば、第一の一体加硫成形品30と第
二及び第三の一体加硫成形品56,74のかしめ固定
を、かかる非圧縮性流体中で行なうこと等によって有利
に為され得る。
【0029】さらに、副液室78には、仕切板部材とし
ての仕切板金具80が収容配置されている。この仕切板
金具80は、図8〜9にも示されているように、金属材
や合成樹脂等の硬質材によって形成されており、軸直角
方向に広がる円板形状の円板部82と、該円板部82の
周上の三箇所で外周縁部から軸方向上方に立ち上がって
ストレートに延びる、係止片としての係止板部84,8
4,84とを含んで構成されている。また、円板部82
には、一円周上で等間隔に4つの貫通孔85,85,8
5,85が貫設されている。
【0030】また、各係止板部84には、係止突部88
が一体形成されている。この係止突部88は、略円弧形
の断面形状をもって径方向内方に向かって突出せしめら
れており、オリフィス周壁ゴム50に形成された係止溝
58に対応した大きさと形状とされている。これによ
り、仕切板金具80を、第二の一体加硫成形品26に対
して軸方向下方から重ね合わせて、各係止板部84をオ
リフィス周壁ゴム50の外周面に重ね合わせることによ
って、係止突部88が係止溝58に嵌め込まれて、係止
溝58からの係止突部88の抜け出しが阻止されるよう
になっている。
【0031】すなわち、かかる仕切板金具80は、副液
室78の軸方向中間部分で軸直角方向に広がる状態で収
容配置されており、係止板部84の係止突部88がオリ
フィス周壁ゴム50の係止溝58に係止固定されること
により、仕切板金具80が第二の一体加硫成形品56に
対して固定的に取り付けられていると共に、オリフィス
板金具36と固定筒金具38の間に仕切板金具80の円
板部82が配設されて、オリフィス周壁ゴム50とオリ
フィス底壁ゴム72を介して円板部82の縁部がオリフ
ィス板金具36と固定筒金具38によって軸方向で流体
密に挟持固定されている。これにより、副液室78が、
仕切板金具80によって流体密に二分されており、以
て、仕切板金具80の上側には、壁部の一部がゴム弾性
板48で構成された中間室90が形成されている一方、
仕切板金具80の下側には、壁部の一部がダイヤフラム
68で構成されて、該ダイヤフラム68の変形に基づい
て容積変化が容易に許容される平衡室92が形成されて
いる。なお、このことからも明らかなように、オリフィ
ス板金具36の筒壁部40の外周面に設けられた支持ゴ
ム弾性体としてのオリフィス周壁ゴム50は、オリフィ
ス板金具36および固定筒金具38における仕切板金具
80の挟持部分に形成されるシールゴムとしても構成さ
れている。
【0032】また、中間室90の外周側には、オリフィ
ス板金具36と固定筒金具38によって画成されて、固
定筒金具38の内周面に沿って環状のオリフィス通路9
4が形成されている。また、オリフィス通路94は、オ
リフィス周壁ゴム50の遮断壁部54が固定筒金具38
に対して圧接されることによって、周上の一箇所におい
て流体密に遮断されている。これにより、オリフィス通
路94は、周方向に一周弱の長さで延びており、周方向
の一方の端部がオリフィス板金具36の第一の円環板状
部42に形成された連通孔46を通じて主液室76に連
通せしめられている一方、周方向の他方の端部がオリフ
ィス板金具36の筒壁部40に形成された連通孔44を
通じて中間室90に連通せしめられている。即ち、主液
室76と中間室90を相互に連通してそれら両室76,
90間での流体流動量を許容するオリフィス通路94
が、オリフィス板金具36および固定筒金具38におけ
る両筒壁部と第一及び第二の円環板状部42,62の対
向面間に形成されているのである。また、中間室90と
平衡室92は、仕切板金具80(円板部82)に形成さ
れた4つの流体通路86,86,86,86によって相
互に連通されており、これら流体通路86によって両室
90,92間の流体流動量が許容されるようになってい
る。特に本実施形態では、オリフィス通路94が、アイ
ドリング振動等の低周波振動に対してチューニングされ
ている一方、流体通路86がアイドリング振動より高い
走行こもり音等の高周波振動にチューニングされてい
る。
【0033】また、上述の如き構造とされたエンジンマ
ウント10は、図1にも示されているように、ボデー側
に取り付けられるブラケット96に対して、該ブラケッ
ト96に形成された円形の装着孔98に第二の取付金具
14を圧入固定することによって組み付けられている。
なお、ブラケット96は、鉄鋼等の金属板をプレス成形
等で門形とし、その両側脚部100,100の下端部を
外方に屈曲させて、ボデー側にボルト固定する取付板部
102,102を形成すると共に、装着孔98を有する
円筒形状の圧入保持金具104を、両側脚部100,1
00の各中央部分に跨がって配設して溶着固定した構造
とされている。また、圧入保持金具104の外周面に
は、外周面上に突出する取付ステー106が溶着されて
いる一方、ブラケット96の天板部108には挿通孔1
10が貫設されており、この挿通孔110を通じて、パ
ワーユニット側に固設された図示しないブラケットが挿
通されて、第一の取付金具12にボルト固定されるよう
になっている。
【0034】また、本実施形態では、このような構造と
されたエンジンマウント10は、以下の如くして形成さ
れる。
【0035】すなわち、先ず、第一の取付金具12と第
二の取付金具14を備えた本体ゴム弾性体16の第一の
一体加硫成形品30を準備する。また、別途、オリフィ
ス板金具36を備えたゴム弾性板48の第二の一体加硫
成形品56と、固定筒金具38を備えたダイヤフラム6
8の第三の一体加硫成形品74を、各別に準備し、更に
また、それらとは別に、仕切板金具80を準備する。
【0036】そして、先ず初めに、第二の一体加硫成形
品56に対して仕切板金具80を軸方向に嵌め合わせ
て、係止板部84をオリフィス周壁ゴム50に嵌め込ん
で、係止突部88を係止溝58に係止させて仮止めする
ことにより、図10に示されているような仮止め組付体
112を形成する。そして、かかる仮止め組付体112
を第一の一体加硫成形品30に対して第二の取付金具1
4の開口部側に重ね合わせる。その後、第三の一体加硫
成形品74を、第二の一体加硫成形品56の軸方向外側
から重ね合わせ、オリフィス板金具36の第一の円環板
状部42と固定筒金具38のフランジ状部60を重ね合
わせて、第二の取付金具14の開口端部のかしめ部28
によってかしめ固定する。これにより、エンジンマウン
ト10が形成される。なお、このような組付けは、非圧
縮性流体中で行うことによって、組付けと同時に、非圧
縮性流体の充填を行うことが望ましい。
【0037】上述の如き構造とされたエンジンマウント
10にあっては、車両の停車状態下では、オリフィス通
路94を通じて流動せしめられる流体の共振作用等の流
動作用に基づいて、アイドリング振動等の低周波大振幅
振動に対して有効な防振効果が発揮され得ると共に、車
両の走行状態下では、ゴム弾性板48の弾性変形に基づ
いて副液室78に圧力変動が及ぼされて、中間室90と
平衡室92の間で生ぜしめられる流体通路86を通じて
通じて流動せしめられる流体の共振作用等の流動作用に
基づいて、走行こもり音等の高周波小振幅振動に対して
有効な防振効果が発揮され得るのである。
【0038】そこにおいて、かかるエンジンマウント1
0にあっては、仕切板金具80の組付けに際して、予め
図10に示される如き仮止め組付体112を形成してお
くことにより、そのような仕切板金具80を備えていな
い従来構造の防振装置と同様に、第二の一体加硫成形品
56を組み付ける作業を行うことによって、仕切板金具
80を自動的に所定の位置に組付けることが出来るので
ある。
【0039】しかも、仕切板金具80を、最終的な組付
完了状態では、オリフィス板金具36と固定筒金具38
によって挟持固定せしめたことから、仕切板金具80を
固定するためのかしめ加工や接着等の特別な固定構造が
必要とされることもなく、仕切板金具80を簡単な構造
で容易に且つ有利に固定配置せしめることが出来る。
【0040】次に、図11には、本発明の第二の実施形
態としての自動車用エンジンマウントが、示されてい
る。なお、本実施形態においては、前記第一の実施形態
と同様な構造とされた部材および部位について、それぞ
れ、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付すること
により、それらの詳細な説明を省略する。
【0041】すなわち、本実施形態のエンジンマウント
においては、中間室90と平衡室92を仕切る仕切板金
具として、第一の実施形態とは異なる部材が採用されて
いる。本実施形態の仕切板金具113は、第一の実施形
態と同様な円板部82の外周縁部において、軸方向下方
に向かって突出する三つの係止板部114,114,1
14が互いに周方向に離隔位置して形成されている。ま
た、各係止板部114には、外周面に開口する係止凹部
115が形成されている。
【0042】また、第三の一体加硫成形品74を構成す
る支持ゴム弾性体としてのオリフィス底壁ゴム72の筒
状内周面には、凹凸係止部としての三つの係止凸部11
6,116,116が一体形成されている。
【0043】そして、このような構造とされたエンジン
マウントを組付けるに際しては、先ず、前記第一の実施
形態と同様に、それぞれ、別体形成された第一の一体加
硫成形品30,第二の一体加硫成形品56,第三の一体
加硫成形品74および仕切板金具80を準備する。そし
て、第三の一体加硫成形品74に対して仕切板金具80
を軸方向に嵌め合わせて、係止板部114をオリフィス
底壁ゴム72に嵌め込み、係止凸部116を係止凹部1
15に係止させて仮止めすることにより、図12に示さ
れているような仮止め組付体118を形成する。そし
て、非圧縮性流体中で、第一の一体加硫成形品30に対
して第二の一体加硫成形品62を第二の取付金具14の
開口部側に重ね合わせると共に、仮止め組付体112を
第二の一体加硫成形品56の軸方向外側から重ね合わ
せ、オリフィス板金具36の第一の円環板状部42と固
定筒金具38のフランジ状部60を重ね合わせて第二の
取付金具14の開口端部のかしめ部28によってかしめ
固定する。これにより、図11に示されている如き本実
施形態のエンジンマウントが形成される。
【0044】なお、このことから明らかなように、本実
施形態では、オリフィス底壁ゴム72によって、支持ゴ
ム弾性体およびシールゴムが構成されている。
【0045】従って、このような本実施形態のエンジン
マウントにあっては、第一の実施形態と同様な作用効果
が何れも有効に発揮され得るのであり、また、本実施形
態では、仕切板金具80の係止構造を構成する係止板部
114が、平衡室92内に配設されていることから、オ
リフィス通路94の容積(断面積)を狭めるようなこと
もないのである。
【0046】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、
これら実施形態における具体的な記載によって、何等、
限定的に解釈されるものでない。
【0047】例えば、オリフィス通路94および流体通
路86の通路長さや通路断面積等の形状は、何等限定さ
れるものでなく、要求される防振特性等に応じて適宜に
設定されるものである。即ち、例えば、仕切板金具80
を厚肉形状として板面方向に所定長さで延びる流体通路
を形成することも可能である。
【0048】また、前記実施形態においては、仕切板金
具80の係止板部84が、該板金具80の外周縁部にお
いて周方向に相互に独立して複数形成されていたが、例
えば、周方向に半周以上の長さで延びる一つの連続した
係止板部を採用することも可能であり、また、係止板部
に形成される係止突部や、該係止突部が係止される係止
溝も周方向全周に亘って連続して形成されても良い。
【0049】さらに、係止板部84のオリフィス板金具
36や固定筒金具38に対する係止構造は、何等限定さ
れるものでなく、例えば、第一の実施形態において、係
止板部84の先端部分を径方向内方に屈曲させて、或い
は、係止板部84の全体を径方向内方に向かってテーパ
状に傾斜させることによって、オリフィス周壁ゴム50
の外周面に係止させたり、かかる係止板部84をオリフ
ィス板金具36における筒壁部40の内周面側に係止さ
せることも可能である。
【0050】更にまた、前記実施形態では、主液室76
としての受圧室が、オリフィス通路94を通じて中間室
90に接続されており、該中間室90を介して、流体通
路86から平衡室92に連通されていたが、オリフィス
通路94を平衡室92に開口せしめることにより、受圧
室と平衡室92をオリフィス通路94を通じて直接に連
通接続しても良い。
【0051】また、前記実施形態では、第一の取付金具
12と第二の取付金具14が軸方向で相互に接近せしめ
られる方向に、パワーユニット支持荷重が及ぼされる載
置型のエンジンマウントに対して、本発明を適用した場
合の一具体例を示したが、本発明は、その他、例えば特
開平8−128491号公報等に記載されているよう
に、第一の取付金具12と第二の取付金具14が軸方向
で相互に離隔せしめられる方向に、パワーユニット支持
荷重が及ぼされる吊下型のエンジンマウント等にも、同
様に適用可能であることは、言うまでもない。
【0052】さらに、前記実施形態では、本発明を自動
車用エンジンマウントに適用した場合について説明した
が、本発明は、自動車用のボデーマウントやメンバマウ
ント等、或いは自動車以外の各種装置における防振装置
に対しても、同様に適用可能である。
【0053】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた流体封入式防振装置においては、副
液室を仕切って中間室と平衡室を形成する仕切板部材を
組み付けるに際して、第一の支持金具または第二の支持
金具に対して予め仕切板部材を仮止めしておくことによ
り、そのような仕切板部材を備えていない従来構造の防
振装置と同様な組付作業性をもって、かかる仕切板部材
を目的とする位置に組み付けることが出来るのであり、
それによって、製作性が実現され得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態としての自動車用エン
ジンマウントを示す縦断面説明図である。
【図2】図1に示されたエンジンマウントを構成するオ
リフィス板金具の平面図である。
【図3】図3における右側面図である。
【図4】図1に示されたエンジンマウントを構成する第
二の一体加硫成形品の縦断面図である。
【図5】図4に示された第二の一体加硫成形品の底面図
である。
【図6】図4に示された第二の一体加硫成形品の正面図
である。
【図7】図5におけるV−V断面図である。
【図8】図1に示されたエンジンマウントを構成する仕
切板金具の縦断面図である。
【図9】図8に示された仕切板金具の底面図である。
【図10】図1に示されたエンジンマウントを構成する
仮止め組付体の縦断面図である。
【図11】本発明の第二の実施形態としての自動車用エ
ンジンマウントを示す縦断面説明図である。
【図12】図11に示されたエンジンマウントを構成す
る仮止め組付体の縦断面図である。
【符号の説明】
10 エンジンマウント 12 第一の取付金具 14 第二の取付金具 16 本体ゴム弾性体 36 オリフィス板金具 38 固定筒金具 48 ゴム弾性板 68 ダイヤフラム 76 主液室 78 副液室 80 仕切板金具 84 係止板部 86 流体通路 90 中間室 92 平衡室 94 オリフィス通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D035 CA05 3J047 AA03 CA02 CA14 DA01 FA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の取付部材を略円筒形状を有する第
    二の取付部材の一方の開口部側に離隔配置すると共に、
    該第一の取付部材を該第二の取付部材に対して本体ゴム
    弾性体で弾性連結せしめて該第二の取付部材の一方の開
    口部を流体密に閉塞する一方、該第二の取付部材の他方
    の開口部側に、環状の第一の支持金具が外周縁部に固着
    された可動ゴム板と、環状の第二の支持金具が外周縁部
    に固着された可撓性ゴム膜を、軸方向で重ね合わせて配
    設して、それら第一の支持金具と第二の支持金具を該第
    二の取付金具の他方の開口部にかしめ固定することによ
    り、該第二の取付金具の他方の開口部を流体密に閉塞せ
    しめて、前記本体ゴム弾性体と該可動ゴム板の間に振動
    が入力される主液室を形成すると共に、該可動ゴム板と
    該可撓性ゴム膜の間に副液室を形成して、それら主液室
    と副液室に非圧縮性流体を封入し、更にそれら主液室と
    副液室を相互に連通するオリフィス通路を、前記第一の
    支持金具と前記第二の支持金具の間を周方向に延びるよ
    うに形成した流体封入式防振装置において、 前記副液室に仕切板部材を配設して、該仕切板部材の外
    周縁部を前記第一の支持金具と前記第二の支持金具の間
    で軸方向に挟持せしめることにより、該副液室を該仕切
    板部材で仕切って、前記可動ゴム板で壁部の一部が形成
    された中間室と、前記可撓性ゴム膜で壁部の一部が形成
    された平衡室を形成すると共に、それら中間室と平衡室
    を相互に連通する流体通路を形成する一方、該仕切板部
    材において、前記第一の支持金具と前記第二の支持金具
    の何れか一方の側に立ち上がって係止せしめられる係止
    片を設けて、該仕切板部材の組付けに際して該仕切板部
    材を該第一の支持金具と該第二の支持金具の何れか一方
    の側に仮止め可能としたことを特徴とする流体封入式防
    振装置。
  2. 【請求項2】 前記第一の支持金具および前記第二の支
    持金具における前記仕切板部材の挟持部分にそれぞれシ
    ールゴムを形成して、それらのシールゴムを介して該仕
    切板部材の外周縁部を第一の支持金具と第二の支持金具
    で流体密に挟持せしめた請求項1に記載の流体封入式防
    振装置。
  3. 【請求項3】 前記第一の支持金具を、円筒形状を有す
    る内筒部の軸方向一方の端縁部から径方向外方に広がる
    外フランジ状部が設けられた略鉤形断面形状とする一
    方、前記第二の支持金具を、円筒形状を有する外筒部の
    軸方向一方の端縁部から径方向内方に広がる内フランジ
    状部が設けられた略鉤形断面形状として、それら第一及
    び第二の支持金具における内外筒壁部および外内フラン
    ジ状部の対向面間に前記オリフィス通路を形成した請求
    項1又は2に記載の流体封入式防振装置。
  4. 【請求項4】 前記第一の支持金具における前記筒壁部
    の外周面に支持ゴム弾性体を設けると共に、該支持ゴム
    弾性体の外周面に対して、前記仕切板部材に設けられた
    係止片が係止される凹凸係止部を形成した請求項3に記
    載の流体封入式防振装置。
  5. 【請求項5】 前記第二の支持金具における前記内フラ
    ンジ状部の内周縁部に軸方向外方に延びる筒形支持部を
    一体形成して、該筒形支持部の内周面に支持ゴム弾性体
    を設けると共に、該支持ゴム弾性体の内周面に対して、
    前記仕切板部材に設けられた係止片が係止される凹凸係
    止部を形成した請求項3に記載の流体封入式防振装置。
  6. 【請求項6】 前記係止片を、前記仕切板部材の外周縁
    部において、周方向の複数箇所に形成した請求項1乃至
    5の何れかに記載の流体封入式防振装置。
  7. 【請求項7】 前記仕切板部材に設けた貫通孔によって
    前記流体通路を形成した請求項1乃至6の何れかに記載
    の流体封入式防振装置。
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