JP3761485B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、底部を囲むように配設された側壁が、底部に重なるように折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来,平面形状が略長方形に形成された底部の相対する長辺部に、ヒンジ部を介して連結された長側壁と、同じく上記底部の相対する短辺部に、ヒンジ部を介して連結された短側壁とからなり、箱型に組み立てられた状態から、短側壁を底部に重なるように倒し、次いで、長側壁を、底部に重ねられている短側壁の上に重ねることにより、高さの低いコンパクトな状態に折り畳むことができ、また、折り畳まされた状態から、先ず最初に、長側壁を略垂直立て、次いで、短側壁を略垂直に立てることにより、箱型に組み立てることができるように構成された折り畳みコンテナーが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを箱型に組み立てるには、先ず最初に、略水平状態に倒されている長側壁を、略垂直方向に回動させて略垂直に立て、また、略垂直に立てられた長側壁が、底部方向に倒れないように、手で支持したり、或いは、長側壁に配設された公知の自立機構により、略垂直状態を維持し、その後、短側壁を略垂直に立てることにより、箱型に組み立てており、折り畳まれた折り畳みコンテナーの箱型への組み立てに時間がかかり、組み立て作業の作業性が悪いという問題があった。
【0004】
また、略水平状態に倒されている長側壁を、略垂直方向に回動させて略垂直に立てた後、短側壁を、略垂直に立てるまでの間、略垂直に立てられた長側壁が、底部方向に倒れないように、長側壁や底部に自立機構を配設した折り畳みコンテナーが知られているが、このような自立機構を配設すると、折り畳みコンテナーの構造が複雑化するとともに、製造コストが上昇するという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、底部と、該底部の一方の相対する土手部に形成された雌型ヒンジ部材にヒンジ連結される雄型ヒンジ部材が、下部フランジの裏面に配設されている一方の側壁と、前記底部のもう一方の相対する土手部に形成された雌型ヒンジ部材にヒンジ連結される雄型ヒンジ部材が、下部フランジの裏面に配設されているもう一方の側壁とを有し、箱型に組み立てられた状態から、前記一方の側壁を、前記底部に重なるように倒し、次いで、前記もう一方の側壁を、前記底部に重ねられた前記一方の側壁の上に重ねることにより折り畳まれるように構成されている折り畳みコンテナーにおいて、先に倒された前記一方の側壁の上部フランジと後から倒された前記もう一方の側壁の上部フランジとにより形成される空間部が、両手のそれぞれの指が、少なくとも1本ずつ挿入可能な空間部として形成されており、且つ、先に倒される前記一方の側壁に形成された係合枠には、後から倒される前記もう一方の側壁に形成された係合枠に穿設された透孔に嵌合される嵌合突起が突設されているとともに、先に倒される前記一方の側壁が、前記底部に重ねられた状態においては、先に倒される前記一方の側壁に配設された嵌合突起が、前記底部のもう一方の相対する土手部に形成された雌型ヒンジ部材の下方に位置しないように配置されており、先に倒された前記一方の側壁を垂直方向に回動させることにより、後から倒される前記もう一方の側壁を、同時に、垂直方向に回動させて、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てるように構成したものである。
【0007】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものでない。
【0008】
1は、平面形状が略長方形状の底部であり、底部1の角部には、平面形状が略L字状の角部ブロック1aが形成されている。また、底部1には、相対する長辺に沿って、角部ブロック1aより低い土手部1bが形成されており、土手部1bの上面には、所定の間隔をおいて、適当数の一例として後述する雌型ヒンジ部材H1が配設されている。1cは、土手部1bの外壁を上方に延長することにより形成された、角部ブロック1aより高さの低い長辺側外壁であり、1dは、土手部1bの上面と長辺側外壁1cとにより形成される隅部に形成された補強リブであり、このような補強リブ1dは、適宜、省略することもできる。
【0009】
底部1の相対する短辺付近には、短辺に沿って、所定の間隔をおいて、適当数の雌型ヒンジ部材H1が配設されている。1eは、短辺に沿って立設された短辺側外壁であり、底部1の長辺に沿って形成されている土手部1bと略同じ高さを有している。また、1fは、短辺側外壁1eと底部1の上面とにより形成される隅部に形成された、上述した補強リブ1dと同様の補強リブであり、このような補強リブ1fも、適宜、省略することもできる。
【0010】
2は、長側壁であり、長側壁2の下部フランジ2aの裏面には、底部1の土手部1bの上面に配設された雌型ヒンジ部材H1に対応して、一例として後述する雄型ヒンジ部材H2が配設されている。そして、底部1の土手部1bの上面に配設された雌型ヒンジ部材H1と、長側壁2の下部フランジ2aの裏面に配設された雄型ヒンジ部材H2とを連結することにより、長側壁2が、底部1にヒンジ連結されるように構成されている。なお、長側壁2の下部角部には、長側壁2を略垂直に立てた際或いは略水平に倒した際に、長側壁2と底部1の角部に配設された角部ブロック1aとが、互いに干渉しないように、切り欠き部2bが形成されている。
【0011】
3は、短側壁であり、短側壁3の下部フランジ3aの裏面には、底部1の短辺に沿って配設された雌型ヒンジ部材H1に対応して、雄型ヒンジ部材H2が配設されている。そして、底部1の短辺に沿って配設された雌型ヒンジ部材H1と、短側壁3の下部フランジ3aの裏面に配設された雄型ヒンジ部材H2とを連結することにより、短側壁3が、底部1にヒンジ連結されるように構成されている。なお、短側壁3の下部角部には、短側壁3を略垂直に立てた際或いは略水平に倒した際に、短側壁3と底部1の角部に配設された角部ブロック1aとが、互いに干渉しないように、切り欠き部3bが形成されている。
【0012】
次に、図6を用いて、一例としての底部1と長側壁2及び短側壁3をヒンジ連結する上述した雌型ヒンジ部材H1と雄型ヒンジ部材H2について説明する。なお、図6には、底部1の土手部1bの上面に配設された雌型ヒンジ部材H1と長側壁2の下部フランジ2aの裏面に配設された雄型ヒンジ部材H2とのヒンジ連結の例が示されている。
【0013】
底部1の土手部1bの上面に配設された雌型ヒンジ部材H1は、土手部1bの内壁面1b1と略面一に、土手部1bに立設された板状部h1と、該板状部h1の先端部に形成されたフックh2とから構成されている。また、長側壁2の下部フランジ2aの裏面に配設された雄型ヒンジ部材H2は、下部フランジ2aの裏面に、所定の間隔を置いて垂設された一対の支持片h3と、一対の支持片h3を架橋する水平ピンh4とから構成されている。そして、底部1の長辺側外壁1cと雌ヒンジ部材H1のフックh2との間に形成されている間隙に、長側壁2の下部水平フランジ2aに配設された雄ヒンジ部材H2の水平ピンh4を挿入し、雄ヒンジ部材H2の水平ピンh4を、底部1に配設された雌ヒンジ部材H1のフックh2に引っ掛けることにより、底部1と長側壁2とが、ヒンジ連結されるように構成されている。
【0014】
4は、長側壁2の両端の上端部から、長側壁2に対して、略直角方向に延在する長側壁側係合枠であり、長側壁側係合枠4には、透孔4aが穿設されている。また、5は、長側壁側係合枠4付近の長側壁2に形成された弾性舌片であり、弾性舌片5の先端部には、突出部5aが形成されている。
【0015】
6は、短側壁3の両端部付近に形成された短側壁側係合枠であり、短側壁側係合枠6の上部には、長側壁側係合枠4と短側壁側係合枠6とが当接した際に、上述した長側壁側係合枠4が嵌まり込む薄肉部6aが形成されており、薄肉部6aには、長側壁側係合枠4に穿設された透孔4aに嵌合される嵌合突起6bが突設されている。
【0016】
上述した構成を有する折り畳みコンテナーが、図3及び図4に示されているように、折り畳まれた状態においては、底部1の上に、短側壁3が重ねられており、短側壁3の上に、長側壁2が重ねられている。そして、底部1に重ねられている、相対する短側壁3の上部フランジ3c間には、所定の間隙D1が形成されており、また、短側壁3の上に重ねられた、相対する長側壁2の上部フランジ2c間にも、所定の間隙D2が形成されている。そして、上記のような間隙D1、D2を形成することにより、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーには、相対する短側壁3の上部フランジ3c及び相対する長側壁2の上部フランジ2cにより囲まれた指挿入空間部Sが形成されており、間隙D1、D2を、適宜、設定することにより、指挿入空間部Sの平面面積は、両手のそれぞれの指が、少なくとも1本ずつ挿入可能な大きさに構成されている。
【0017】
底部1の上に、短側壁3が重ねられ、また、短側壁3の上に、長側壁2が重ねられた折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを、箱型に組み立てるには、先ず最初に、上述した相対する短側壁3の上部フランジ3c及び相対する長側壁2の上部フランジ2cにより囲まれているとともに、両手のそれぞれの指が、少なくとも1本ずつ挿入可能な指挿入空間部Sに、左手の少なくとも1本の指、例えば親指及び右手の少なくとも1本の指、例えば親指を挿入する。
【0018】
次いで、指挿入空間部Sに挿入された親指を、短側壁3の上部フランジ3cに当て、また、他の指を、底部1の短辺側外壁1eの外壁面に当て、その後、短側壁3の上部フランジ3cに当てられている左右両手の親指を、底部1の短辺側外壁1eの外壁面に当てられている他の指を中心に、略同時に持ち上げることにより、短側壁3が、ヒンジ部を中心に垂直方向に回動することになるが、この短側壁3の垂直方向への回動に伴って、短側壁3の上に重ねられ載置されている長側壁2も、垂直方向に回動することになる。その後、短側壁3が略垂直に立てられると、短側壁3に載置され、短側壁3の垂直方向への回動に伴って回動する長側壁2も、略垂直に立てられる。短側壁3が略垂直に立てられる直前において、短側壁3の短側壁側係合枠6が、長側壁2に配設された弾性舌片5の突出部5aに当接し、弾性舌片5の先端部を外側に湾曲させる。
【0019】
そして、短側壁3の短側壁側係合枠6が、弾性舌片5の突出部5aを超える前後に、短側壁3の短側壁側係合枠6に突設された嵌合突起6bが、長側壁2の長側壁側係合枠4に穿設された透孔4aに嵌合されるとともに、短側壁3の短側壁側係合枠6が、弾性舌片5の突出部5aを超えた時点で、弾性舌片5がその弾性力により、元の位置に復帰するとともに、弾性舌片5の突出部5aが、短側壁3の内壁面3dに接近或いは当接することになり、従って、短側壁3が、底部1方向に回動しようとしても、短側壁3の内壁面3dが、長側壁2に配設された弾性舌片5の突出部5aに当接し、短側壁3の底部1方向への回動が阻止され、短側壁3が倒れるようなことが防止される。
【0020】
上述したように、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーの相対する短側壁3の上部フランジ3c及び相対する長側壁2の上部フランジ2cにより、両手のそれぞれの指が、少なくとも1本ずつ挿入可能な指挿入空間部Sを形成し、この指挿入空間部Sに、両手のそれぞれの指を、少なくとも1本ずつ挿入するとともに、挿入されたそれぞれの指で、後から倒された長側壁2と底部1との間に位置する、先に倒された短側壁3の上部フランジ3cを保持し、先に倒された短側壁3を、ヒンジ部を中心に垂直方向に回動させることにより、先に倒された短側壁3に載置されている長側壁2を、同時に、垂直方向に回動させて、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てるように構成したので、折り畳みコンテナーの組み立て作業の作業性が向上することになる。
【0021】
また、先に倒された、換言すれば、後から立てられる短側壁3の垂直方向への回動により、短側壁3に載置されている、後から倒された、換言すれば、先に立てられる長側壁2が、同時に、垂直方向に回動するとともに、短側壁3と長側壁2とが係合されるように構成されているので、従来の折り畳みコンテナーのように、先に立てられる長側壁2や底部1に自立機構を配設する必要がないので、折り畳みコンテナーの構造が単純化され、従って、折り畳みコンテナーの製造コストを低減することができる。
【0022】
なお、底部1に重なるように折り畳まれた短側壁3の上部フランジ3cの中央部付近の一部を、外側に湾曲させて、底部1と折り畳まれた短側壁3との間に、上述した指挿入空間部Sに挿入された指が入り込むことが可能な湾曲部を形成することにより、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーの箱型への組み立て作業における、先に倒された短側壁3の垂直方向への回動を、より容易に行うことができ、従って、折り畳みコンテナーの組み立て作業の作業性がより向上する。
【0023】
上述した底部1に重なるように折り畳まれた短側壁3の上部フランジ3cの中央部付近に湾曲部を形成する代わりに、底部1に凹部を形成し、該凹部に、指挿入空間部Sに挿入された指を挿入して、短側壁3の下に指を入り込ませることにより、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーの箱型への組み立て作業における、先に倒された短側壁3の垂直方向への回動を、より容易に行うことができ、従って、折り畳みコンテナーの組み立て作業の作業性がより向上する。
【0024】
また、折り畳まれた状態から、略水平状態の先に倒された短側壁3を、上述したように、垂直方向に回動させることになるが、上述したように、この短側壁3の回動に伴って、短側壁3に重ねられ載置されている長側壁2も回動するが、この長側壁2の垂直方向への回動途中においては、底部1の土手部1bに配設された雌型ヒンジ部材H1の板状部h1と、長側壁2の下部フランジ2aの裏面との間には凹部2a1が形成され、雌型ヒンジ部材H1付近に位置する長側壁2の下部フランジ2aの裏面が、一種の庇部を形成することになる。短側壁3の略水平状態から垂直方向への回動中に、短側壁3に配設された短側壁側係合枠6に突設された嵌合突起6bが、上記の雌型ヒンジ部材H1付近に位置する長側壁2の下部フランジ2aの裏面に形成される一種の庇部に当接し引っ掛かると、短側壁3の垂直方向への回動が困難になる場合がある。
【0025】
上述した問題を解消し、短側壁3の垂直方向への回動を容易にするために、図5に示されているように、短側壁3が、底部1に重ねられた状態において、短側壁3に配設された短側壁側係合枠6の嵌合突起6bが、底部1の土手部1bに配設された雌型ヒンジ部材H1の板状部h1の下方に位置しないように、適宜、嵌合突起6bの突設位置を調節する。このように構成することにより、短側壁3の略水平状態から垂直方向への回動中に、短側壁3に配設された短側壁側係合枠6に突設された嵌合突起6bは、底部1の土手部1bの内壁面に当接し案内され、その後、直ぐに、長側壁2の内壁面に当接し案内されることになるので、短側壁3の垂直方向への回動が阻止されることなく円滑になる。なお、短側壁3に配設された短側壁側係合枠6の嵌合突起6bの全部が、底部1の土手部1bに配設された雌型ヒンジ部材H1の板状部h1の下方に位置しなければよく、嵌合突起6bの一部が、底部1の土手部1bに配設された雌型ヒンジ部材H1の板状部h1の下方に位置していてもよい。
【0026】
なお、短側壁3に配設された短側壁側係合枠6の嵌合突起6bが、短側壁3の略水平状態から垂直方向への回動中に、上述した雌型ヒンジ部材H1付近に位置する長側壁2の下部フランジ2aの裏面に形成される一種の庇部に当接し引っ掛かかるような位置に配設されている場合には、庇部に、長側壁2の内壁面の下端部から、雌型ヒンジ部材H1のフックh2方向に延在する傾斜面やアールを形成することにより、嵌合突起6bと長側壁2の下部フランジ2aの裏面との引っ掛かりを防止するように構成することもできる。
【0027】
また、図3や図4に示されているように、折り畳みコンテナーを、折り畳まれた状態から、箱型への組み立て作業の際に、後から立てられる短側壁3を保持し垂直方向に回動させるだけの作業により、短側壁3と、短側壁3に載置されている長側壁2を、同時に垂直方向に回動させることができる旨を、作業者に明示或いは喚起するために、保持され回動される短側壁3の、上に位置する長側壁2が重ねられていない短側壁3の外壁面に、着色を施したり、適当な識別シールを貼着したり、或いは、適当な文字等の適当な識別部材Pを配設することが好ましい。
【0028】
上述した実施例には、底部1に補強リブ1d、1fが形成されている例が示されているが、このような補強リブ1d、1fは省略することもできる。また、補強リブ1d、1fを形成した場合には、長側壁2及び短側壁3に、補強リブ1d、1fが挿入可能なスリット2d、3fを形成する。このスリット2d、3fには、上述した短側壁3に配設された短側壁側係合枠6の嵌合突起6bが嵌まり込まないように構成されている。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0030】
折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーの4つの側壁の上部フランジにより、両手のそれぞれの指が、少なくとも1本ずつ挿入可能な空間部を形成し、この空間部に、両手のそれぞれの指を、少なくとも1本ずつ挿入するとともに、挿入されたそれぞれ指により、後から倒された側壁と底部との間に位置する、先に倒された側壁を、ヒンジ部を中心に垂直方向に回動させることにより、先に倒された側壁に載置されている、後から倒された側壁を、同時に、垂直方向に回動させて、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てるように構成したので、折り畳みコンテナーの組み立て作業の作業性が向上する。
【0031】
従来の折り畳みコンテナーのように、先に立てられる側壁と底部に自立機構を配設する必要がないので、折り畳みコンテナーの構造が単純化され、従って、折り畳みコンテナーの製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の折り畳みコンテナーの箱型に組み立てられた状態の斜視図である。
【図2】図2は本発明の折り畳みコンテナーを構成する長側壁が立てられた状態の斜視図である。
【図3】図3は本発明の折り畳みコンテナーの折り畳まれた状態の斜視図である。
【図4】図4は本発明の折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーの平面図である。
【図5】図5は本発明の折り畳みコンテナーの長側壁に沿った垂直断面図である。
【図6】図6は本発明の折り畳みコンテナーに適用される一例としてのヒンジ連結部の側断面図である。
【符号の説明】
H1・・・・・・・・・・・雌型ヒンジ部材
H2・・・・・・・・・・・雄型ヒンジ部材
S・・・・・・・・・・・・指挿入空間部
1・・・・・・・・・・・・底部
2・・・・・・・・・・・・長側壁
3・・・・・・・・・・・・短側壁
4・・・・・・・・・・・・長側壁側係合枠
5・・・・・・・・・・・・弾性舌片
6・・・・・・・・・・・・短側壁側係合枠
6a・・・・・・・・・・・嵌合突起
Claims (1)
- 底部と、該底部の一方の相対する土手部に形成された雌型ヒンジ部材にヒンジ連結される雄型ヒンジ部材が、下部フランジの裏面に配設されている一方の側壁と、前記底部のもう一方の相対する土手部に形成された雌型ヒンジ部材にヒンジ連結される雄型ヒンジ部材が、下部フランジの裏面に配設されているもう一方の側壁とを有し、箱型に組み立てられた状態から、前記一方の側壁を、前記底部に重なるように倒し、次いで、前記もう一方の側壁を、前記底部に重ねられた前記一方の側壁の上に重ねることにより折り畳まれるように構成されている折り畳みコンテナーにおいて、先に倒された前記一方の側壁の上部フランジと後から倒された前記もう一方の側壁の上部フランジとにより形成される空間部が、両手のそれぞれの指が、少なくとも1本ずつ挿入可能な空間部として形成されており、且つ、先に倒される前記一方の側壁に形成された係合枠には、後から倒される前記もう一方の側壁に形成された係合枠に穿設された透孔に嵌合される嵌合突起が突設されているとともに、先に倒される前記一方の側壁が、前記底部に重ねられた状態においては、先に倒される前記一方の側壁に配設された嵌合突起が、前記底部のもう一方の相対する土手部に形成された雌型ヒンジ部材の下方に位置しないように配置されており、先に倒された前記一方の側壁を垂直方向に回動させることにより、後から倒される前記もう一方の側壁を、同時に、垂直方向に回動させて、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てるように構成されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
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