JP2003291962A - 折り畳みコンテナー - Google Patents
折り畳みコンテナーInfo
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Abstract
4つの側壁2、3の上部フランジ2c、3cにより、両
手のそれぞれの指が、少なくとも1本ずつ挿入可能な空
間部Sを形成し、この空間部に、両手のそれぞれの指
を、少なくとも1本ずつ挿入するとともに、挿入された
それぞれ指により、後から倒された側壁2と底部1との
間に位置する、先に倒された側壁3を、ヒンジ部を中心
に垂直方向に回動させることにより、先に倒された側壁
に載置されている、後から倒された側壁を、同時に、垂
直方向に回動させて、折り畳みコンテナーを箱型に組み
立てるように構成したものである。 【効果】折り畳みコンテナーの組み立て作業の作業性を
向上することができるとともに、折り畳みコンテナーの
構造が単純化され、従って、折り畳みコンテナーの製造
コストを低減することができる。
Description
配設された側壁が、底部に重なるように折り畳むことが
可能な折り畳みコンテナーに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来,平面形状が略長方形に形成された
底部の相対する長辺部に、ヒンジ部を介して連結された
長側壁と、同じく上記底部の相対する短辺部に、ヒンジ
部を介して連結された短側壁とからなり、箱型に組み立
てられた状態から、短側壁を底部に重なるように倒し、
次いで、長側壁を、底部に重ねられている短側壁の上に
重ねることにより、高さの低いコンパクトな状態に折り
畳むことができ、また、折り畳まされた状態から、先ず
最初に、長側壁を略垂直立て、次いで、短側壁を略垂直
に立てることにより、箱型に組み立てることができるよ
うに構成された折り畳みコンテナーが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来の折り畳
まれた状態の折り畳みコンテナーを箱型に組み立てるに
は、先ず最初に、略水平状態に倒されている長側壁を、
略垂直方向に回動させて略垂直に立て、また、略垂直に
立てられた長側壁が、底部方向に倒れないように、手で
支持したり、或いは、長側壁に配設された公知の自立機
構により、略垂直状態を維持し、その後、短側壁を略垂
直に立てることにより、箱型に組み立てており、折り畳
まれた折り畳みコンテナーの箱型への組み立てに時間が
かかり、組み立て作業の作業性が悪いという問題があっ
た。 【0004】また、略水平状態に倒されている長側壁
を、略垂直方向に回動させて略垂直に立てた後、短側壁
を、略垂直に立てるまでの間、略垂直に立てられた長側
壁が、底部方向に倒れないように、長側壁や底部に自立
機構を配設した折り畳みコンテナーが知られているが、
このような自立機構を配設すると、折り畳みコンテナー
の構造が複雑化するとともに、製造コストが上昇すると
いう問題があった。 【0005】本発明の目的は、上述した従来の折り畳み
コンテナーが有する課題を解決することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、底部と底部にヒンジ連結された4つ
の側壁を有するとともに、底部に側壁を重ねるようにし
て折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、
折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーの4つの側壁の
上部フランジにより、両手のそれぞれの指が、少なくと
も1本ずつ挿入可能な空間部を形成し、この空間部に、
両手のそれぞれの指を、少なくとも1本ずつ挿入すると
ともに、挿入されたそれぞれ指により、後から倒された
側壁と底部との間に位置する、先に倒された側壁を、ヒ
ンジ部を中心に垂直方向に回動させることにより、先に
倒された側壁に載置されている、後から倒された側壁
を、同時に、垂直方向に回動させて、折り畳みコンテナ
ーを箱型に組み立てるように構成したものである。 【0007】 【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定
されるものでない。 【0008】1は、平面形状が略長方形状の底部であ
り、底部1の角部には、平面形状が略L字状の角部ブロ
ック1aが形成されている。また、底部1には、相対す
る長辺に沿って、角部ブロック1aより低い土手部1b
が形成されており、土手部1bの上面には、所定の間隔
をおいて、適当数の一例として後述する雌型ヒンジ部材
H1が配設されている。1cは、土手部1bの外壁を上
方に延長することにより形成された、角部ブロック1a
より高さの低い長辺側外壁であり、1dは、土手部1b
の上面と長辺側外壁1cとにより形成される隅部に形成
された補強リブであり、このような補強リブ1dは、適
宜、省略することもできる。 【0009】底部1の相対する短辺付近には、短辺に沿
って、所定の間隔をおいて、適当数の雌型ヒンジ部材H
1が配設されている。1eは、短辺に沿って立設された
短辺側外壁であり、底部1の長辺に沿って形成されてい
る土手部1bと略同じ高さを有している。また、1f
は、短辺側外壁1eと底部1の上面とにより形成される
隅部に形成された、上述した補強リブ1dと同様の補強
リブであり、このような補強リブ1fも、適宜、省略す
ることもできる。 【0010】2は、長側壁であり、長側壁2の下部フラ
ンジ2aの裏面には、底部1の土手部1bの上面に配設
された雌型ヒンジ部材H1に対応して、一例として後述
する雄型ヒンジ部材H2が配設されている。そして、底
部1の土手部1bの上面に配設された雌型ヒンジ部材H
1と、長側壁2の下部フランジ2aの裏面に配設された
雄型ヒンジ部材H2とを連結することにより、長側壁2
が、底部1にヒンジ連結されるように構成されている。
なお、長側壁2の下部角部には、長側壁2を略垂直に立
てた際或いは略水平に倒した際に、長側壁2と底部1の
角部に配設された角部ブロック1aとが、互いに干渉し
ないように、切り欠き部2bが形成されている。 【0011】3は、短側壁であり、短側壁3の下部フラ
ンジ3aの裏面には、底部1の短辺に沿って配設された
雌型ヒンジ部材H1に対応して、雄型ヒンジ部材H2が
配設されている。そして、底部1の短辺に沿って配設さ
れた雌型ヒンジ部材H1と、短側壁3の下部フランジ3
aの裏面に配設された雄型ヒンジ部材H2とを連結する
ことにより、短側壁3が、底部1にヒンジ連結されるよ
うに構成されている。なお、短側壁3の下部角部には、
短側壁3を略垂直に立てた際或いは略水平に倒した際
に、短側壁3と底部1の角部に配設された角部ブロック
1aとが、互いに干渉しないように、切り欠き部3bが
形成されている。 【0012】次に、図6を用いて、一例としての底部1
と長側壁2及び短側壁3をヒンジ連結する上述した雌型
ヒンジ部材H1と雄型ヒンジ部材H2について説明す
る。なお、図6には、底部1の土手部1bの上面に配設
された雌型ヒンジ部材H1と長側壁2の下部フランジ2
aの裏面に配設された雄型ヒンジ部材H2とのヒンジ連
結の例が示されている。 【0013】底部1の土手部1bの上面に配設された雌
型ヒンジ部材H1は、土手部1bの内壁面1b1と略面
一に、土手部1bに立設された板状部h1と、該板状部
h1の先端部に形成されたフックh2とから構成されて
いる。また、長側壁2の下部フランジ2aの裏面に配設
された雄型ヒンジ部材H2は、下部フランジ2aの裏面
に、所定の間隔を置いて垂設された一対の支持片h3
と、一対の支持片h3を架橋する水平ピンh4とから構
成されている。そして、底部1の長辺側外壁1cと雌ヒ
ンジ部材H1のフックh2との間に形成されている間隙
に、長側壁2の下部水平フランジ2aに配設された雄ヒ
ンジ部材H2の水平ピンh4を挿入し、雄ヒンジ部材H
2の水平ピンh4を、底部1に配設された雌ヒンジ部材
H1のフックh2に引っ掛けることにより、底部1と長
側壁2とが、ヒンジ連結されるように構成されている。 【0014】4は、長側壁2の両端の上端部から、長側
壁2に対して、略直角方向に延在する長側壁側係合枠で
あり、長側壁側係合枠4には、透孔4aが穿設されてい
る。また、5は、長側壁側係合枠4付近の長側壁2に形
成された弾性舌片であり、弾性舌片5の先端部には、突
出部5aが形成されている。 【0015】6は、短側壁3の両端部付近に形成された
短側壁側係合枠であり、短側壁側係合枠6の上部には、
長側壁側係合枠4と短側壁側係合枠6とが当接した際
に、上述した長側壁側係合枠4が嵌まり込む薄肉部6a
が形成されており、薄肉部6aには、長側壁側係合枠4
に穿設された透孔4aに嵌合される嵌合突起6bが突設
されている。 【0016】上述した構成を有する折り畳みコンテナー
が、図3及び図4に示されているように、折り畳まれた
状態においては、底部1の上に、短側壁3が重ねられて
おり、短側壁3の上に、長側壁2が重ねられている。そ
して、底部1に重ねられている、相対する短側壁3の上
部フランジ3c間には、所定の間隙D1が形成されてお
り、また、短側壁3の上に重ねられた、相対する長側壁
2の上部フランジ2c間にも、所定の間隙D2が形成さ
れている。そして、上記のような間隙D1、D2を形成
することにより、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナ
ーには、相対する短側壁3の上部フランジ3c及び相対
する長側壁2の上部フランジ2cにより囲まれた指挿入
空間部Sが形成されており、間隙D1、D2を、適宜、
設定することにより、指挿入空間部Sの平面面積は、両
手のそれぞれの指が、少なくとも1本ずつ挿入可能な大
きさに構成されている。 【0017】底部1の上に、短側壁3が重ねられ、ま
た、短側壁3の上に、長側壁2が重ねられた折り畳まれ
た状態の折り畳みコンテナーを、箱型に組み立てるに
は、先ず最初に、上述した相対する短側壁3の上部フラ
ンジ3c及び相対する長側壁2の上部フランジ2cによ
り囲まれているとともに、両手のそれぞれの指が、少な
くとも1本ずつ挿入可能な指挿入空間部Sに、左手の少
なくとも1本の指、例えば親指及び右手の少なくとも1
本の指、例えば親指を挿入する。 【0018】次いで、指挿入空間部Sに挿入された親指
を、短側壁3の上部フランジ3cに当て、また、他の指
を、底部1の短辺側外壁1eの外壁面に当て、その後、
短側壁3の上部フランジ3cに当てられている左右両手
の親指を、底部1の短辺側外壁1eの外壁面に当てられ
ている他の指を中心に、略同時に持ち上げることによ
り、短側壁3が、ヒンジ部を中心に垂直方向に回動する
ことになるが、この短側壁3の垂直方向への回動に伴っ
て、短側壁3の上に重ねられ載置されている長側壁2
も、垂直方向に回動することになる。その後、短側壁3
が略垂直に立てられると、短側壁3に載置され、短側壁
3の垂直方向への回動に伴って回動する長側壁2も、略
垂直に立てられる。短側壁3が略垂直に立てられる直前
において、短側壁3の短側壁側係合枠6が、長側壁2に
配設された弾性舌片5の突出部5aに当接し、弾性舌片
5の先端部を外側に湾曲させる。 【0019】そして、短側壁3の短側壁側係合枠6が、
弾性舌片5の突出部5aを超える前後に、短側壁3の短
側壁側係合枠6に突設された嵌合突起6bが、長側壁2
の長側壁側係合枠4に穿設された透孔4aに嵌合される
とともに、短側壁3の短側壁側係合枠6が、弾性舌片5
の突出部5aを超えた時点で、弾性舌片5がその弾性力
により、元の位置に復帰するとともに、弾性舌片5の突
出部5aが、短側壁3の内壁面3dに接近或いは当接す
ることになり、従って、短側壁3が、底部1方向に回動
しようとしても、短側壁3の内壁面3dが、長側壁2に
配設された弾性舌片5の突出部5aに当接し、短側壁3
の底部1方向への回動が阻止され、短側壁3が倒れるよ
うなことが防止される。 【0020】上述したように、折り畳まれた状態の折り
畳みコンテナーの相対する短側壁3の上部フランジ3c
及び相対する長側壁2の上部フランジ2cにより、両手
のそれぞれの指が、少なくとも1本ずつ挿入可能な指挿
入空間部Sを形成し、この指挿入空間部Sに、両手のそ
れぞれの指を、少なくとも1本ずつ挿入するとともに、
挿入されたそれぞれの指で、後から倒された長側壁2と
底部1との間に位置する、先に倒された短側壁3の上部
フランジ3cを保持し、先に倒された短側壁3を、ヒン
ジ部を中心に垂直方向に回動させることにより、先に倒
された短側壁3に載置されている長側壁2を、同時に、
垂直方向に回動させて、折り畳みコンテナーを箱型に組
み立てるように構成したので、折り畳みコンテナーの組
み立て作業の作業性が向上することになる。 【0021】また、先に倒された、換言すれば、後から
立てられる短側壁3の垂直方向への回動により、短側壁
3に載置されている、後から倒された、換言すれば、先
に立てられる長側壁2が、同時に、垂直方向に回動する
とともに、短側壁3と長側壁2とが係合されるように構
成されているので、従来の折り畳みコンテナーのよう
に、先に立てられる長側壁2や底部1に自立機構を配設
する必要がないので、折り畳みコンテナーの構造が単純
化され、従って、折り畳みコンテナーの製造コストを低
減することができる。 【0022】なお、底部1に重なるように折り畳まれた
短側壁3の上部フランジ3cの中央部付近の一部を、外
側に湾曲させて、底部1と折り畳まれた短側壁3との間
に、上述した指挿入空間部Sに挿入された指が入り込む
ことが可能な湾曲部を形成することにより、折り畳まれ
た状態の折り畳みコンテナーの箱型への組み立て作業に
おける、先に倒された短側壁3の垂直方向への回動を、
より容易に行うことができ、従って、折り畳みコンテナ
ーの組み立て作業の作業性がより向上する。 【0023】上述した底部1に重なるように折り畳まれ
た短側壁3の上部フランジ3cの中央部付近に湾曲部を
形成する代わりに、底部1に凹部を形成し、該凹部に、
指挿入空間部Sに挿入された指を挿入して、短側壁3の
下に指を入り込ませることにより、折り畳まれた状態の
折り畳みコンテナーの箱型への組み立て作業における、
先に倒された短側壁3の垂直方向への回動を、より容易
に行うことができ、従って、折り畳みコンテナーの組み
立て作業の作業性がより向上する。 【0024】また、折り畳まれた状態から、略水平状態
の先に倒された短側壁3を、上述したように、垂直方向
に回動させることになるが、上述したように、この短側
壁3の回動に伴って、短側壁3に重ねられ載置されてい
る長側壁2も回動するが、この長側壁2の垂直方向への
回動途中においては、底部1の土手部1bに配設された
雌型ヒンジ部材H1の板状部h1と、長側壁2の下部フ
ランジ2aの裏面との間には凹部2a1が形成され、雌
型ヒンジ部材H1付近に位置する長側壁2の下部フラン
ジ2aの裏面が、一種の庇部を形成することになる。短
側壁3の略水平状態から垂直方向への回動中に、短側壁
3に配設された短側壁側係合枠6に突設された嵌合突起
6bが、上記の雌型ヒンジ部材H1付近に位置する長側
壁2の下部フランジ2aの裏面に形成される一種の庇部
に当接し引っ掛かると、短側壁3の垂直方向への回動が
困難になる場合がある。 【0025】上述した問題を解消し、短側壁3の垂直方
向への回動を容易にするために、図5に示されているよ
うに、短側壁3が、底部1に重ねられた状態において、
短側壁3に配設された短側壁側係合枠6の嵌合突起6b
が、底部1の土手部1bに配設された雌型ヒンジ部材H
1の板状部h1の下方に位置しないように、適宜、嵌合
突起6bの突設位置を調節する。このように構成するこ
とにより、短側壁3の略水平状態から垂直方向への回動
中に、短側壁3に配設された短側壁側係合枠6に突設さ
れた嵌合突起6bは、底部1の土手部1bの内壁面に当
接し案内され、その後、直ぐに、長側壁2の内壁面に当
接し案内されることになるので、短側壁3の垂直方向へ
の回動が阻止されることなく円滑になる。なお、短側壁
3に配設された短側壁側係合枠6の嵌合突起6bの全部
が、底部1の土手部1bに配設された雌型ヒンジ部材H
1の板状部h1の下方に位置しなければよく、嵌合突起
6bの一部が、底部1の土手部1bに配設された雌型ヒ
ンジ部材H1の板状部h1の下方に位置していてもよ
い。 【0026】なお、短側壁3に配設された短側壁側係合
枠6の嵌合突起6bが、短側壁3の略水平状態から垂直
方向への回動中に、上述した雌型ヒンジ部材H1付近に
位置する長側壁2の下部フランジ2aの裏面に形成され
る一種の庇部に当接し引っ掛かかるような位置に配設さ
れている場合には、庇部に、長側壁2の内壁面の下端部
から、雌型ヒンジ部材H1のフックh2方向に延在する
傾斜面やアールを形成することにより、嵌合突起6bと
長側壁2の下部フランジ2aの裏面との引っ掛かりを防
止するように構成することもできる。 【0027】また、図3や図4に示されているように、
折り畳みコンテナーを、折り畳まれた状態から、箱型へ
の組み立て作業の際に、後から立てられる短側壁3を保
持し垂直方向に回動させるだけの作業により、短側壁3
と、短側壁3に載置されている長側壁2を、同時に垂直
方向に回動させることができる旨を、作業者に明示或い
は喚起するために、保持され回動される短側壁3の、上
に位置する長側壁2が重ねられていない短側壁3の外壁
面に、着色を施したり、適当な識別シールを貼着した
り、或いは、適当な文字等の適当な識別部材Pを配設す
ることが好ましい。 【0028】上述した実施例には、底部1に補強リブ1
d、1fが形成されている例が示されているが、このよ
うな補強リブ1d、1fは省略することもできる。ま
た、補強リブ1d、1fを形成した場合には、長側壁2
及び短側壁3に、補強リブ1d、1fが挿入可能なスリ
ット2d、3fを形成する。このスリット2d、3fに
は、上述した短側壁3に配設された短側壁側係合枠6の
嵌合突起6bが嵌まり込まないように構成されている。 【0029】 【発明の効果】本発明は、以上説明した構成を有してい
るので、以下に記載する効果を奏するものである。 【0030】折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーの
4つの側壁の上部フランジにより、両手のそれぞれの指
が、少なくとも1本ずつ挿入可能な空間部を形成し、こ
の空間部に、両手のそれぞれの指を、少なくとも1本ず
つ挿入するとともに、挿入されたそれぞれ指により、後
から倒された側壁と底部との間に位置する、先に倒され
た側壁を、ヒンジ部を中心に垂直方向に回動させること
により、先に倒された側壁に載置されている、後から倒
された側壁を、同時に、垂直方向に回動させて、折り畳
みコンテナーを箱型に組み立てるように構成したので、
折り畳みコンテナーの組み立て作業の作業性が向上す
る。 【0031】従来の折り畳みコンテナーのように、先に
立てられる側壁と底部に自立機構を配設する必要がない
ので、折り畳みコンテナーの構造が単純化され、従っ
て、折り畳みコンテナーの製造コストを低減することが
できる。
み立てられた状態の斜視図である。 【図2】図2は本発明の折り畳みコンテナーを構成する
長側壁が立てられた状態の斜視図である。 【図3】図3は本発明の折り畳みコンテナーの折り畳ま
れた状態の斜視図である。 【図4】図4は本発明の折り畳まれた状態の折り畳みコ
ンテナーの平面図である。 【図5】図5は本発明の折り畳みコンテナーの長側壁に
沿った垂直断面図である。 【図6】図6は本発明の折り畳みコンテナーに適用され
る一例としてのヒンジ連結部の側断面図である。 【符号の説明】 H1・・・・・・・・・・・雌型ヒンジ部材 H2・・・・・・・・・・・雄型ヒンジ部材 S・・・・・・・・・・・・指挿入空間部 1・・・・・・・・・・・・底部 2・・・・・・・・・・・・長側壁 3・・・・・・・・・・・・短側壁 4・・・・・・・・・・・・長側壁側係合枠 5・・・・・・・・・・・・弾性舌片 6・・・・・・・・・・・・短側壁側係合枠 6a・・・・・・・・・・・嵌合突起
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】底部と底部にヒンジ連結された4つの側壁
を有するとともに、底部に側壁を重ねるようにして折り
畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、折り畳
まれた状態の折り畳みコンテナーの4つの側壁の上部フ
ランジにより、両手のそれぞれの指が、少なくとも1本
ずつ挿入可能な空間部を形成し、この空間部に、両手の
それぞれの指を、少なくとも1本ずつ挿入するととも
に、挿入されたそれぞれ指により、後から倒された側壁
と底部との間に位置する、先に倒された側壁を、ヒンジ
部を中心に垂直方向に回動させることにより、先に倒さ
れた側壁に載置されている、後から倒された側壁を、同
時に、垂直方向に回動させて、折り畳みコンテナーを箱
型に組み立てるように構成したことを特徴とする折り畳
みコンテナー。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102448839A (zh) * | 2009-05-28 | 2012-05-09 | 株式会社利富高 | 折叠式收纳箱 |
CN102822063A (zh) * | 2009-12-29 | 2012-12-12 | R3复合材料公司 | 散装材料容器 |
-
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- 2002-03-29 JP JP2002094238A patent/JP3761485B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9272814B2 (en) | 2009-12-29 | 2016-03-01 | R3 Composites, Inc. | Bulk material container |
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JP3761485B2 (ja) | 2006-03-29 |
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