JP2003285835A - 折り畳みコンテナー - Google Patents

折り畳みコンテナー

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JP2003285835A
JP2003285835A JP2002091211A JP2002091211A JP2003285835A JP 2003285835 A JP2003285835 A JP 2003285835A JP 2002091211 A JP2002091211 A JP 2002091211A JP 2002091211 A JP2002091211 A JP 2002091211A JP 2003285835 A JP2003285835 A JP 2003285835A
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寿敏 山内
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】底部1と底部にヒンジ連結された4つの側
壁2、3を有するとともに、底部に側壁を重ねるように
して折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおい
て、折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態において、
後から倒される側壁2の内面2aが、底部の土手部1b
を構成する垂直壁1b1に当接し、上記後から倒される
側壁に配設された係合枠5が、底部に当接しないように
構成したものである。 【効果】折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを、多
数、段積みした際に、後から倒される側壁に形成された
嵌合枠に負荷がかかるようなことがないので、嵌合枠が
損傷するようなことを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、底部を囲むように
配設された側壁が、底部に重なるように折り畳むことが
可能な折り畳みコンテナーに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来,一例として、平面形状が略長方形
に形成された底部の相対する長辺部に、ヒンジ部を介し
て連結された長側壁と、同じく底部の相対する短辺部
に、ヒンジ部を介して連結された短側壁とからなり、底
部に対して略垂直に長側壁を立てた後に、短側壁を立て
ることにより、箱型に組み立てられ、また、折り畳む際
には、底部の上に重なるように、短側壁を倒し、次い
で、底部に重なるように倒された短側壁の上に、長側壁
を重ねることにより、折り畳むようにした折り畳みコン
テナーが知られている。 【0003】また、長側壁の両端部には、長側壁の壁面
に対して略垂直な嵌合枠が形成されており、この嵌合枠
には、複数個の嵌合孔が形成されているとともに、長側
壁には、嵌合枠に対向する当接面を有する突出部が形成
された弾性舌片が配設されている。一方、短側壁の両端
部に位置する外側面には、上記の長側壁の嵌合枠に穿設
された嵌合孔に嵌合する係合凸部が形成されている。そ
して、折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた際
には、先に立てられた長側壁の嵌合枠に穿設された嵌合
孔に、後から立てられる短側壁の両端部に位置する外側
面に突設された係合凸部を挿入するとともに、短側壁の
両端部に位置する内側面に、長側壁に配設された弾性舌
片の突出部の当接面を当接させることにより、組み立て
られた折り畳みコンテナーの短側壁が、簡単には、底部
方向に回動しないように構成されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来の折り畳
みコンテナーが折り畳まれた状態においては、長側壁の
両端部に形成された、長側壁の壁面に対して略垂直な嵌
合枠が、底部の上面に当接しているために、折り畳まれ
た状態の折り畳みコンテナーを、多数、段積みした際に
は、長側壁に形成された嵌合枠に負荷がかかり、従っ
て、嵌合枠が損傷するという問題があった。 【0005】本発明の目的は、上述した従来の折り畳み
コンテナーが有する課題を解決することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、底部と底部にヒンジ連結された4つ
の側壁を有するとともに、底部に側壁を重ねるようにし
て折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、
後から倒される側壁に配設された係合枠が、底部に当接
しないように構成したものである。 【0007】 【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定
されるものでない。 【0008】平面形状が長方形状である底部1の相対す
る長辺部に形成された土手部1aには、公知のように、
適当なヒンジ部を介して長側壁2が連結されており、ま
た、底部1の相対する短辺部に形成された土手部1b1
には、同じくヒンジ部を介して短側壁3が連結されてお
り、長側壁2が連結された長辺側の土手部1aの高さ
は、短側壁3が連結された短辺側の土手部1bの高さよ
り、高く構成されている。 【0009】図1に示されている箱型に組み立てられた
状態の折り畳みコンテナーを折り畳むには、先ず最初
に、底部1の相対する短辺部の低い土手部1bにヒンジ
連結された短側壁3を、折り畳みコンテナーの内側に倒
して、図2に示されているように、底部1の上に重ね
る。次いで、底部1の相対する長辺部の高い土手部1a
にヒンジ連結された長側壁2を、同じく、折り畳みコン
テナーの内側に倒して、図3に示されているように、短
側壁3の上に重ねて折り畳む。逆に、図3に示されてい
る折り畳まれた状態から、図1に示されているように箱
型に組み立てるには、短側壁3の上に重ねられた状態の
長側壁2を略垂直に立て、次いで、短側壁3を略垂直に
立てて、折り畳みコンテナーを組み立てる。 【0010】また、折り畳みコンテナーを箱型に組み立
てた際に、短側壁3の両端面3aと対向する長側壁2の
内面2aには、上下方向に延在する縦長の帯状凸条4が
形成されている。 【0011】5は、長側壁2の内面2a方向で、且つ、
内面2aに対して直交する方向に延在する長側壁側係合
枠であり、長側壁側係合枠5には、適当数の係合孔5a
が穿設されている。6は、長側壁側係合枠5付近の長側
壁2に形成された弾性舌片であり、弾性舌片6の先端部
には、長側壁2の内面2aを越えて内側に突出した突出
部6aが形成されている。7は、短側壁3の両端部付近
に形成された短側壁側係合枠であり、短側壁側係合枠7
には、長側壁側係合枠5に穿設された係合孔5aに挿入
可能な係合凸部7aが形成されている。 【0012】折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際
には、長側壁2の長側壁側係合枠5に穿設された係合孔
5aに、短側壁3の短側壁側係合枠7に形成された係合
凸部7aが挿入されるとともに、短側壁3の内面3b
が、長側壁2の弾性舌片6の突出部7aに当接し、箱型
に組み立てられた状態において、短側壁3が、簡単に
は、底部1方向に倒れないように構成されている。 【0013】箱型に組み立てられた折り畳みコンテナー
を、折り畳む際には、先ず最初に、指等により、長側壁
2に形成されている弾性舌片6を、外側に押して、弾性
舌片6の突出部7aを、短側壁3の内面3bから外し、
その後、短側壁3を、底部1方向に倒して、底部1に重
ねる。次いで、長側壁2を底部1方向に倒すことになる
が、長側壁2に配設された長側壁側係合枠5は、底部1
の短辺部に形成された土手部1bを構成する垂直壁1b
1と、底部1の底板1cとにより構成される隅部1dに
嵌まり込むことになる。このようにして、長側壁2を、
底部1に重ねられている短側壁3の上に重ねることによ
り、図3に示されているように、折り畳むように構成さ
れている。 【0014】また、底部1の短辺部に形成された土手部
1bを構成する垂直壁1b1の、底板1cの上面1c1
から垂直壁1b1の上端1b2までの高さH1は、長側
壁2の内面2aに形成された帯状凸条4の長側壁2の内
面2aと略平行な壁面4aから長側壁側係合枠5の先端
5bまでの高さH2より、高くなるように構成されてい
る。従って、折り畳みコンテナーの折り畳み作業におい
て、短側壁3を、底部1方向に倒した後、長側壁2を底
部1方向に倒した際には、長側壁2の内面2aに形成さ
れた帯状凸条4の壁面4aが、底部1の土手部1bを構
成する垂直壁1b1の上端1b2に当接し、長側壁2に
配設された長側壁側係合枠5の先端5bが、底部1の底
板1cの上面1c1に当接しないように構成されてい
る。 【0015】上述したように、折り畳みコンテナーが折
り畳まれた状態においては、長側壁2の内面2aに形成
された帯状凸条4の壁面4aが、底部1の土手部1bを
構成する垂直壁1b1の上端1b2に当接し、長側壁2
に配設された長側壁側係合枠5は、底部1の底板1cの
上面1c1に当接しないように構成されているので、折
り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを、多数、段積み
した際に、長側壁に形成された嵌合枠に負荷がかかるよ
うなことがないので、嵌合枠が損傷するようなことを防
止することができる。 【0016】なお、上述した実施例には、長側壁2の内
面2aに、帯状凸条4を形成した例が示されているが、
このような帯状凸条4を形成を形成することなく、内面
2aを面一に形成することもできる。この場合には、長
側壁2に配設された長側壁側係合枠5の高さを低くし
て、長側壁2の内面2aから長側壁側係合枠5の先端5
bまでの高さを、底部1の短辺部に形成された土手部1
bを構成する垂直壁1b1の、底板1cの上面1c1か
ら垂直壁1b1の上端1b2までの高さH1より低くす
る。このように構成することにより、折り畳みコンテナ
ーが折り畳まれた状態において、長側壁2の内面2a
が、底部1の土手部1bを構成する垂直壁1b1の上端
1b2に当接し、長側壁2に配設された長側壁側係合枠
5が、底部1の底板1cの上面1c1に当接しないよう
に構成することができ、従って、折り畳まれた状態の折
り畳みコンテナーを、多数、段積みした際に、長側壁に
形成された嵌合枠に負荷がかかるようなことがないの
で、嵌合枠が損傷するようなことを防止することができ
る。 【0017】また、長側壁2に配設された長側壁側係合
枠5が、底部1の底板1cの上面1c1に当接する前
に、先に倒された短側壁3に配設された上部フランジ3
cや下部フランジ3dや側部フランジ3eやリブ3f等
に当接するように構成することもできる。 【0018】更に、上述した実施例には、箱型に組み立
てられた折り畳みコンテナーの折り畳み作業の際に、先
に、短側壁3を倒し、その後、長側壁2を倒すようにし
た例が示されているが、底部1の相対する長辺部に形成
された土手部1aの高さを、底部1の相対する短辺部に
形成された土手部1b1の高さより、低く構成すること
により、先に、長側壁2を倒し、その後、短側壁3を倒
すように構成することもできる。 【0019】 【発明の効果】本発明は、以上説明した構成を有してい
るので、以下に記載する効果を奏するものである。 【0020】後から倒される側壁に配設された係合枠
が、底部に当接しないように構成したので、折り畳まれ
た状態の折り畳みコンテナーを、多数、段積みした際
に、上記後から倒される側壁に形成された嵌合枠に負荷
がかかるようなことがないので、嵌合枠が損傷するよう
なことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明の折り畳みコンテナーの箱型に組
み立てられた状態の斜視図である。 【図2】図2は本発明の折り畳みコンテナーの組み立て
途中の斜視図である。 【図3】図3は本発明の折り畳みコンテナーの折り畳ま
れた状態の斜視図である。 【図4】図4は本発明の折り畳みコンテナーの短側壁が
回動途中である部分拡大斜視図である。 【図5】図5は本発明の折り畳みコンテナーが折り畳ま
れた状態の部分拡大斜視図である。 【符号の説明】 1・・・・・・・・・・・・底部 2・・・・・・・・・・・・長側壁 3・・・・・・・・・・・・短側壁 4・・・・・・・・・・・・帯状凸条

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】底部と底部にヒンジ連結された4つの側壁
    を有するとともに、底部に側壁を重ねるようにして折り
    畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、後から
    倒される側壁に配設された係合枠が、底部に当接しない
    ように構成したことを特徴とする折り畳みコンテナー。
JP2002091211A 2002-03-28 2002-03-28 折り畳みコンテナー Expired - Lifetime JP3939181B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012030833A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Sanko Co Ltd 折り畳みコンテナー

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