JP2005104546A - コンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 折り畳んだときに全体をコンパクトにするとともに、広げたときに開口部を確実に閉塞する。
【解決手段】 底板2と、底板2の周縁部にヒンジ23を介して回動自在に連結されるとともに、底板2に対して折り畳み自在な4つの側板と、4つの側板のうちの対向する2つの側板17、18の先端にそれぞれダブルヒンジ35を介して回動自在に連結されるとともに、この側板17、18に対して折り畳み自在な2つの蓋板27、33とを備える。ダブルヒンジ35は、側板17、18側に位置する回動中心と蓋板27、33側に位置する回動中心の2つの回動中心を有し、両回動中心は互いに離間している。
【選択図】 図12

Description

本発明は、コンテナに関し、折り畳み、組立て自在なコンテナに関するものである。
この種のコンテナの一例として、底板と、底板の対向する二辺に立設される一対の側板と、両側板の上部両隅部間をそれぞれ連結する2本の軸部材と、軸部材にそれぞれ回動可能に取り付けられる一対の蓋板とを備えたものが知られている。
このような構成のコンテナにあっては、両蓋板は、ダブルヒンジを介して両側板に取り付けられ、コンテナの開口部を塞ぐ位置とコンテナの開口部を開く位置との間を270度回動するように構成され、閉じたときには両蓋板が飲料用缶の上端に当接することによりそれ以上の回動が阻止され、開いたときには両蓋板の先端が底板の突辺に係止されるように構成されている。
しかし、上記のような構成のコンテナにあっては、両蓋の閉じる方向への回動を内容物である飲料用缶によって規制しているため、内容物が軟質のものの場合には使用することができない。また、両蓋を開いた場合に、両蓋板が外方に突出してしまうため、ネスティングの際に嵩張ってしまう(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−263339号公報
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、内容物が軟質のものであっても蓋を閉じた状態に保持して内容物を保護できるとともに、コンパクトに折り畳むことができてネスティングの際の嵩張りを少なくしたコンテナを提供することを目的とするものである。
本発明は、上記のような課題を解決するために、以下のような手段を採用している。
すなわち、本発明のコンテナは、底板と、底板に対してヒンジを介して折り畳み可能とされたそれぞれ対向する一対の第一側板及び一対の第二側板と、対向する一対の第一側板の各他端側にそれぞれ設けられていて当該第一側板に対して開閉可能な一対の蓋板と、一対の第一側板と蓋板をそれぞれ連結するダブルヒンジとを備えた折り畳み可能なコンテナであって、各ダブルヒンジは、第一側板に回動可能に連結された第一ヒンジ部と蓋板に回動可能に連結された第二ヒンジ部とを連結していると共に、第一側板に係合可能な係止部材を連結してなり、一対の蓋板を閉じた状態で、各ダブルヒンジの第一ヒンジ部及び第二ヒンジ部はそれぞれ一対の蓋板と略平行な状態に延びて係止部材によってそれぞれ第一側板に係止されるようにしたことを特徴とする。
本発明のコンテナによれば、第一及び第二側板を起立させた状態からダブルヒンジで蓋体を閉じ方向に回動すれば、一対のダブルヒンジが蓋体と略平行な方向、例えば第一側板に略垂直な方向に延びて蓋体と共に覆うために、一対の蓋体が互いに当接してコンテナの開口を閉鎖でき、その際にダブルヒンジと一体に回動する係止部材が第一側板に係止することでダブルヒンジと蓋体を支えることができる。一方、折り畳み時に、蓋体と第一側板を第一及び第二ヒンジ部でそれぞれ折り曲げて底板に重ねると、ダブルヒンジは底板に略平行に重ねられた第一側板と蓋体に対して例えば略直交するように屈曲して保持されるから、蓋体の開閉幅がコンテナの開口幅より小さくなり、互いに干渉することなく畳むことができる。
本発明のコンテナによれば、コンテナを組み立てた状態では、ダブルヒンジが蓋体と共に蓋の一部を構成するように延びるために開口を閉鎖でき、折り畳んだ状態ではダブルヒンジが蓋体に屈曲して折り畳まれるから一対のダブルヒンジや蓋体が互いに干渉することなく重ねてコンパクトに畳むことができて、畳んだ状態でネスティングする際に嵩張るのを防止できる。しかも、コンテナ組み立て状態でダブルヒンジと蓋体を略平行に延ばした状態で係止部材で支えるために内容物が押圧されたり干渉することもない。
係止部材は、基板と、該基板に連結された凹陥部形状の係止ブロックとを備え、基板と係止ブロックの一部が第一側板の角部に係止することでダブルヒンジの第一ヒンジ部及び第二ヒンジ部を蓋板と略平行な状態に支持するようにしてもよい。
コンテナを組み立てた状態で、係止部材の基板と係止ブロックとでダブルヒンジを蓋板と共に略平行な状態に支えることができる。
また、第一側板と蓋板をダブルヒンジで折り曲げて互いに重ねて底板上に畳んだ状態で、一対のダブルヒンジはそれぞれ第一側板と蓋板に略直交した状態で互いに干渉しない位置に対向していてもよい。通常、コンテナの開口を塞ぐには一対の蓋体は少なくとも底板の幅以上の長さが必要であるが、本発明では蓋体とダブルヒンジを折り曲げて畳むために蓋体が底板から外側に突出したり互いに干渉するのを押さえてコンパクトに畳むことができる。
第一側板の上部には該第一側板の延長上に延びる突部が設けられ、起立した一対の第一側板の突部間に他のコンテナの底板を収容することで複数のコンテナを積層できるようにしてもよく、コンテナを組み立てた状態でネスティングすることができる。
また、第一側板の上部には該第一側板の延長上に延びる突部が設けられ、ダブルヒンジを介して蓋板を第一側板の外側に重ねた折り曲げ状態で、突部で係止部材が係止されてダブルヒンジが第一側板の上部に密着するようにしてもよい。コンテナの蓋体のみを畳んだ状態や第一側板も畳んだ状態で、突部によって係止部材が係止され、ダブルヒンジを第一側板の上部に密着した状態で畳むこともできる。
以下、図面に示す本発明の実施例について説明する。
図1〜図16には、本発明によるコンテナの一実施例が示されていて、このコンテナ1は、図1〜図4に示すように、平面視矩形の底板2と、底板2の周縁部に回動自在に設けられる二対の側板15、16(第二側板)、側板17、18(第一側板)と、対向する2枚の側板17、18の上端に回動自在に設けられる2枚の蓋板27、33とを備えている。
底板2は、図1〜図12に示すように、矩形板状の底部3と、底部3の周縁部に垂直に立設される角環状の側壁部4、5、6、7と、底部3の下面側に設けられる複数の板状のリブ13とから構成され、底部3と側壁部4、5、6、7とによって囲まれる部分に上方が開口する空所14が形成されている。
角環状の側壁部4、5、6、7は、図1〜図4に示すように、底板2の前縁部に設けられる前側壁部4と、後縁部に設けられる後側壁部5と、左縁部に設けられる左側壁部6と、右縁部に設けられる右側壁部7とから構成されている。
前側壁部4、後側壁部5、左側壁部6及び右側壁部7は、図5〜図12に示すように、それぞれ底板2の周縁部に一体に設けられる内壁8と、内壁8の外側に所定の間隔をおいて設けられる外壁9と、内壁8の上端と外壁9の上端との間に設けられる上壁10と、内壁8と外壁9と上壁10とによって囲まれる部分に所定の間隔ごとに一体に設けられる複数のリブ11とから構成されている。
各外壁9及び各リブ11の下端は、各内壁8の下端よりも上方に位置するように、各外壁9、各リブ11の長さが設定されている。各外壁9の上端には、所定の間隔ごとに上方に突出する突起12がそれぞれ一体に設けられ、各突起12の内面側には後述するシングルヒンジ23の構成部品の一つであるフック状の係合爪24がそれぞれ一体に設けられている。
4枚の側板15、16、17、18は、図1〜図12に示すように、前側壁部4に対応する部分に設けられる前側板15と、後側壁部5に対応する部分に設けられる後側板16と、左側壁6部に対応する部分に設けられる左側板17と、右側壁部7に対応する部分に設けられる右側板18とからなり、各側板15、16、17、18はシングルヒンジを23を介して各側壁部4、5、6、7にそれぞれ回動自在に連結されている。
前側板15は、矩形板状をなすものであって、底板2の前側壁部4の上端にシングルヒンジ23を介して回動自在に連結されている。前側板15は、図2及び図4に示すように、底板2の底部3に平行な位置と底板2の底部3に垂直な位置との間を回動自在となっており、折り畳んだとき(閉じたときに)には、底板2の空所14内に底部3に対して平行となった状態で収納され、広げたとき(起立したとき)には、底板2の前側壁部4の上端に垂直に立設される。前側板15は後述する左側板17及び右側板18よりも高さが一段低く構成されている。
シングルヒンジ23は、後述する左側板17及び右側板18のシングルヒンジ23と同様の構成を有しているので、図5〜図12、及び図16に示す左側板17及び右側板18のシングルヒンジ23により説明する。すなわち、シングルヒンジ23は、底板2の前側壁部4の各突起12の内面側にそれぞれ一体に設けられるフック状の係合爪24と、各係合爪24に対応する前側板15の下端部に一体に設けられる係合ピン25とからなり、各係合ピン25を係合爪24に係合させることにより、前側板15が前側壁部4の上端に回動自在に連結される。
後側板16は、前側板15と同様の構成を有しているので、同一の部分に同一番号を付してその詳細な説明は省略するものとする。また、後側板16を後側壁5に回動自在に連結するシングルヒンジ23も前側板15のシングルヒンジ23と同様の構成を有しているので、その詳細な説明は省略するものとする。さらに、後側板16も前側板15と同様に、図2及び図4に示すように、底板2の底部3に平行な位置と底板2の底部3に垂直な位置との間を回動自在となっており、折り畳んだとき(閉じたときに)には、底板2の空所14内に底部3に対して平行となった状態で収納され、広げたとき(起立したとき)には、底板2の後側壁部5の上端に垂直に立設される。
左側板17は、図1〜図12に示すように、矩形板状をなすものであって、底板2の左側壁部6の上端にシングルヒンジ23を介して回動自在に連結されている。左側板17は、前側板15及び後側板16と同様に、底板2の底部3に平行な位置と底板2の底部3に垂直な位置との間を回動自在に構成され、折り畳んだとき(閉じたとき)には、底板2の空所14内に底部3に平行な状態となって収納され、広げたとき(起立したとき)には、底板2の左側壁部6の上端に垂直に立設される。左側板17は、前述した前側板15及び後側板16よりも高さが一段高く構成されている。
左側板17は、矩形板状の側板本体19と、側板本体19の外面側に長手方向に沿って所定の間隔ごとに一体に設けられる複数の板状の縦リブ20と、側板本体19の外面側の上端部に全長に渡って一体に設けられる2つの板状の横リブ21、21とから構成されている。
シングルヒンジ23は、図16に示すように、底板2の左側壁部6の各突起12の内面側にそれぞれ一体に設けられるフック状の係合爪24と、各係合爪24に対応する左側板17の下端部に一体に設けられる係合ピン25とからなり、各係合ピン25を係合爪24に係合させることにより、左側板17が左側壁部6の上端に回動自在に連結される。
左側板17の上側の横リブ21の上面側の中央部には、図1、図5〜図12に示すように、長手方向に沿って所定の間隔ごとに門形状の突起22が一体に設けられ、左側板17を折り畳んで底板2の空所14内に収納したときに、図12及び図15に示すように、この突起22の上端(先端)と後述する右側板18の突起22の上端(先端)との間に所定の間隙が形成されるように構成されている。
右側板18は、左側板17と同様の構成を有しているので、同一の部分に同一の番号を付してその詳細な説明は省略するものとする。また、右側板18を右側壁部7に回動自在に連結するシングルヒンジ23も左側板17のシングルヒンジ23と同様の構成を有しているので、同一の部分に同一の番号を付してその詳細な説明は省略するものとする。さらに、右側板18も左側板17と同様に、底板2の底部3に平行な位置と底板2の底部3に垂直な位置との間を回動自在に構成され、折り畳んだとき(閉じたとき)には、底板2の空所14内に底部3に平行な状態となって収納され、広げたとき(起立したとき)には、底板2の右側壁部7の上端に垂直に立設される。
右側板18の上側の横リブ21の上面側の中央部には、左側板17と同様に、長手方向に沿って所定の間隔ごとに門形状の突起22が一体に設けられ、右側板18を折り畳んで底板2の空所14内に収納したときに、この突起22の上端(先端)と左側板17の突起22の上端(先端)との間に所定の間隙が形成されるように構成されている。
前側板15、後側板16、左側板及17び右側板18を広げて(開いて)、それらを底板2の周縁部に垂直に立設した場合に、それらの内側には底板2の空所14に連通する上部が開口する空所26が形成され、この空所26の開口部は後述する2枚の蓋板(左蓋板27及び右蓋板33)によって開閉される。
左蓋板27は、図1〜図4に示すように、矩形板状をなすものであって、空所26の開口部の左半部を塞ぐ大きさに形成されている。左蓋板27は、後述するダブルヒンジ35を介して左側板17の上端に回動自在に連結されている。左蓋板27の一端には、長手方向に沿って凸部28、凹部29が交互に設けられている。各凹部29の根元部にはそれぞれ一段低い段部30が設けられ、各段部30には長手方向を向く係合孔31が貫通した状態でそれぞれ設けられ、この係合孔31内に後述する右蓋板33の係合突起32が係合されるように構成されている。各凸部28の先端部内面側には、長手方向を向く係合突起32がそれぞれ一体に設けられ、この係合突起32は後述する右蓋板33の係合孔31内に係合されるように構成されている。
次にダブルヒンジ35について、図1、図13乃至図15に基づいて説明する。
左側板17と左蓋板27との間に帯板状の基板36が設けられている。基板36にはその幅方向両端に一対の係合孔41,42を形成した支持板40が設けられている。支持板40は基板36の長手方向に所定間隔で配設されている。各支持板40の一方の係合孔41には左側板17の上端の部分に設けられた係合ピン44が回転可能に嵌合して第一ヒンジ部を構成し、他方の係合孔42には左蓋板27の他端の部分に設けられた係合ピン45が回転可能に嵌合して第二ヒンジ部を構成している。
そして基板36の長手方向において、隣り合う二つの支持板40の間には、図1に示すように縦断面視略コの字型の凹陥部が形成されて係止ブロック39を構成する。この係止ブロック39の一方の側壁は帯板状の係止板37とされ、図13に示すように左蓋体27でコンテナの空所26の半面を閉じる際に基板36と係止ブロック39の係止板37とで左側板17の上部の角部に当接することで、ダブルヒンジ35と左蓋板27を支える。
また、係止ブロック39によって基板36の一部は四角形状の逃げ孔38を形成する(図1参照)。基板36、係止ブロック39及び逃げ孔38、支持板40はヒンジ本体43を構成し、ヒンジ本体43と、各支持板40の係合孔41,42に嵌合する係合ピン44、45とでダブルヒンジ35を構成する。
そして、左側板17の各係合ピン44をヒンジ本体43の各支持板40の一方の係合孔41に係合させることにより、ダブルヒンジ35が左側板17の上端に回動自在に連結され、ヒンジ本体43の各支持板40の他方の係合孔42に左蓋板27の各係合ピン45を係合させることにより、左蓋板27がダブルヒンジ35に回動自在に連結される。
ダブルヒンジ35は、図5〜図10に示すように、左側板17を広げて(起立して)底板2の左側壁部6の上端に垂直に立設した状態で、一方の係合ピン44を中心として時計方向に回転して、左側板17の上端部内面側に底板2の底部3に平行となって位置する位置と、その位置から反時計方向に180度回転して、左側板17の上端に底板2の底部3と平行となって位置する位置との間を回動可能となっている。
この場合、図5、図6及び図13に示すように、ヒンジ本体43の係止板37が左側板17の内面に当接することにより、ダブルヒンジ35の時計方向へのそれ以上の回動が阻止され、図10及び図14に示すように、ヒンジ本体43の各係止ブロック39の内面が左側板17の上端の突起22に当接することにより、ダブルヒンジ35の反時計方向へのそれ以上の回動が阻止される。
左蓋板27は、図5及び図7に示すように、ダブルヒンジ35の他方の係合ピン45を中心として、ヒンジ本体43と平行となる位置と、その位置から反時計方向に90度回転して、ヒンジ本体43と直角となる位置との間を回動可能となっている。
この場合、図1に示すように、左蓋板27の内面側が前側板15及び後側板16の上端に当接することにより、左蓋板27の時計方向へのそれ以上の回動が阻止され、図2に示すように、左蓋板27の外面側が左側板17の外面側に当接することにより、左蓋板27の反時計方向へのそれ以上の回動が阻止される。
左側板17を広げた(起立した)状態で、図1及び図5に示すように、ダブルヒンジ35を一方の係合ピン44を中心として時計方向に回動させて、ヒンジ本体43の係止板37を左側板17の内面に当接させ、この状態でダブルヒンジ35の他方の係合ピン45を中心として左蓋板27を時計方向に回動させて、左蓋板27の内面を前側板15及び後側板16の上端に当接させることにより、空所26の開口部の左半部が閉塞される。
右蓋板33は、左蓋板27と同様の構成を有しているので、同一の部分に同一の番号を付してその詳細な説明は省略するものとし、異なる部分についてのみ説明するものとする。また、右蓋板33を右側板18の上端に回動自在に連結するダブルヒンジ35も左蓋板27のダブルヒンジ35と同様の構成を有しているので、同一の部分に同一の番号を付してその詳細な説明は省略するものとする。
右蓋板33は、図1〜図4に示すように、空所26の右半部を塞ぐ大きさに形成されている。右蓋板33の一端には、長手方向に沿って凹部29、凸部28が交互に設けられている。各凹部29の根元部には、左蓋板27と同様に、それぞれ一段低い段部30が設けられ、各段部30には長手方向を向く係合孔31が貫通した状態でそれぞれ設けられ、この係合孔13内に右蓋板33の係合突起32が係合可能に構成されている。各凸部28の先端部内面側には、長手方向を向く係合突起32がそれぞれ一体に設けられ、この係合突起32は左蓋板27の係合孔31内に係合可能に構成されている。
ダブルヒンジ35は、図5〜図10に示すように、右側板18を広げて(起立して)底板2の右側壁部7の上端に垂直に立設した状態で、一方の係合ピン44を中心として反時計方向に回転して、右側板18の上端部内面側に底板2の底部3に平行となって位置する位置と、その位置から時計方向に180度回転して、右側板18の上端に底板2の底部3と平行となって位置する位置との間を回動可能となっている。
この場合、図5、図6及び図13に示すように、ヒンジ本体43の係止板37が右側板18の内面に当接することにより、ダブルヒンジ35の反時計方向へのそれ以上の回動が阻止され、ヒンジ本体43の各係止ブロック39の内面が右側板18の上端の突起22に当接することにより、ダブルヒンジ43の時計方向へのそれ以上の回動が阻止される。
右蓋板33は、図5及び図7に示すように、ダブルヒンジ35の他方の係合ピン45を中心として、ヒンジ本体43と平行となる位置と、その位置から時計方向に90度回転して、ヒンジ本体43と直角となる位置との間を回動可能となっている。
この場合、図1に示すように、右蓋板33の内面側が前側板15及び後側板16の上端に当接することにより、右蓋板33の反時計方向へのそれ以上の回動が阻止され、図2に示すように、右蓋板33の外面側が右側板18の外面側に当接することにより、右蓋板33の時計方向へのそれ以上の回動が阻止される。
右側板18を広げた(起立した)状態で、図1及び図5に示すように、ダブルヒンジ35を一方の係合ピン44を中心として反時計方向に回動させて、ヒンジ本体43の係止板37右側板18の内面に当接させ、この状態でダブルヒンジ35の他方の係合ピン45を中心として右蓋板33を反時計方向に回動させて、右蓋板33の内面を前側板15及び後側板16の上端に当接させることにより、空所26の開口部の右半部が閉塞される。この場合、右蓋板33の各係合突起32が左蓋板27の各係合孔31内に係合され、右蓋板33の各係合孔31内に左蓋板27の各係合突起32が係合される。
上記のように構成したこの実施例によるコンテナ1にあっては、左側板17の上端にダブルヒンジ35を介して左蓋板27を連結し、右側板18の上端にダブルヒンジ35を介して右蓋板33を連結して、左側板17とダブルヒンジ35との回動中心とダブルヒンジ35と左蓋27との回動中心を離間させ、右側板18とダブルヒンジ35との回動中心とダブルヒンジ35と右蓋板33との回動中心を離間させたので、以下のような作用効果を奏する。
すなわち、左蓋板27及び右蓋板33によって側板15、16、17、18の内側の空所26の開口部を閉塞する際には、各蓋板27、33側の回動中心が各側板17、18の内面よりも内方に位置することになるので、両蓋板27、33の先端間を隙間を生じさせることなく組み合わせることができ、空所26の開口部を確実に閉塞することができる。また、左蓋板27及び右蓋板33を左側板17及び右側板18に対して折り畳む際には、各蓋板27、33側の回動中心が各側板17、18の内面よりも外方に位置することになるので、各蓋板27、33を折り畳んだ状態で各蓋板27、33を各側板17、18と一緒に折り畳む際に、両蓋板27、33の先端同士が接触するようなことはなく、両蓋板27、33を両側板17、18と一緒に底板2の空所14内に確実に収納することができる。
次に、この実施例によるコンテナ1のネスティングについて説明する。
まず、各側板15、16、17、18及び各蓋板27、33を折り畳んだ状態のコンテナ1をネスティングするには、図17に示すように、各側板15、16、17、18及び各蓋板27、33を折り畳んで底板2の空所14内に収納したコンテナ1の上部に同様に構成したコンテナ1を積み重ね、上側のコンテナ1の底板2の側壁部4、5、6、7の内壁8の外面側を下側のコンテナ1の各蓋板27、33の係合突起32、32の内側に係合させる。そして、このような作業を順次繰り返すことにより、複数個のコンテナ1、1……を各側板15、16、17、18及び各蓋板27、33を折り畳んだ状態でネスティングすることができる。
次に、各側板15、16、17、18を広げて底板2の周縁部に立設し、左蓋板27及び右蓋板33を左側板17及び右側板18に対して折り畳んだ状態のコンテナ1をネスティングするには、図18に示すように、各側板15、16、17、18を広げて底板2の周縁部に立設し、左蓋板27及び右蓋板33を左側板17及び右側板18に対して折り畳んだ状態のコンテナ1の上部に同様に構成したコンテナ1を積み重ね、下側のコンテナ1のダブルヒンジ35の係止板37の内側に上側のコンテナ1の底板2の側壁部4、5、6、7の内壁8の外面側を係合させる。そして、このような作業を繰り返すことにより、複数個のコンテナ1、1……を各側板15、16、17、18を広げて底板2の周縁部に立設し、左蓋板27及び右蓋板33を左側板17及び右側板18に対して折り畳んだ状態でネスティングすることができる。
次に、各側板15、16、17、18を広げて底板2の周縁部に立設し、左蓋板27及び右蓋板33を閉じて側板15、16、17、18の内側の開口部を閉塞した状態のコンテナ1をネスティングするには、図19に示すように、各側板15、16、17、18を広げて底板2の周縁部に立設し、左蓋板27及び右蓋板33を閉じて側板15、16、17、18の内側の開口部を閉塞した状態のコンテナ1の上部に同様に構成したコンテナ1を積み重ね、下側のコンテナ1の左側板17の上端の突起22及び右側板18の上端の突起22の内側に上側のコンテナ1の底板2の側壁部4、5、6、7の内壁8の外面側を係合させる。そして、このような作業を繰り返すことにより、複数個のコンテナ1、1……を各側板15、16、17、18を広げて底板2の周縁部に立設し、左蓋板27及び右蓋板28を閉じて側板15、16、17、18の内側の開口部を閉塞した状態でネスティングすることができる。
本発明によるコンテナの一実施例の全体を示した斜視図であって、各側板を広げた状態で各側板の開口部を左蓋板及び右蓋板で閉塞した状態を示した説明図である。 図1の状態から左蓋板及び右蓋板を開いて、左側板及び右側板の外面側に位置させた状態を示した斜視図である。 図2の状態から左蓋板及び右蓋板を閉じる方向に戻し、左側板及び右側板に対して直角の位置に位置決めした状態を示した斜視図である。 各側板及び両蓋板を折り畳んだ状態を示した斜視図である。 本発明によるコンテナの一実施例の断面図であって、左蓋板及び右蓋板を閉じた状態を示した断面図である。 図5の状態から左蓋板及び右蓋板を開く方向に約45度の位置まで回動させた状態を示した断面図である。 左蓋板及び右蓋板を開く方向に約135度の位置まで回動させた状態を示した断面図である。 左蓋板及び右蓋板を開く方向に約180度の位置まで回動させた状態を示した断面図である。 左蓋板及び右蓋板を開く方向に約225度の位置まで回動させた状態を示した断面図である。 左蓋板及び右蓋板を開く方向に270度の位置まで回動させた状態を示した断面図である。 図10の状態から左側板及び右側板を閉じる方向に回動させた状態を示した断面図である。 図10の状態から左側板及び右側板を完全に折り畳んだ状態を示した断面図である。 図5のA部の拡大図である。 図10のB部の拡大図である。 図12のC部の拡大図である。 図5のD部の拡大図である。 各側板及び蓋板を折り畳んだ状態のコンテナのネスティングを示した説明図である。 各側板を立設し、左右蓋板を左右側板の外側に折り畳んだ状態のコンテナのネスティングを示した説明図である。 各側板を立設し、左右蓋板を閉じた状態のコンテナのネスティングを示した説明図である。
符号の説明
1 コンテナ
2 底板
15 前側板
16 後側板
17 左側板
18 右側板
23 シングルヒンジ
27 左蓋板
33 右蓋板
35 ダブルヒンジ

Claims (5)

  1. 底板と、該底板に対してヒンジを介して折り畳み可能とされたそれぞれ対向する一対の第一側板及び一対の第二側板と、対向する一対の第一側板の各他端側にそれぞれ設けられていて当該第一側板に対して開閉可能な一対の蓋板と、前記一対の第一側板と蓋板をそれぞれ連結するダブルヒンジとを備えた折り畳み可能なコンテナであって、
    前記各ダブルヒンジは、前記第一側板に回動可能に連結された第一ヒンジ部と前記蓋板に回動可能に連結された第二ヒンジ部とを連結していると共に、前記第一側板に係合可能な係止部材を設けてなり、
    前記一対の蓋板を閉じた状態で、前記各ダブルヒンジは第一ヒンジ部及び第二ヒンジ部がそれぞれ前記一対の蓋板と略平行な状態に延びて前記係止部材によってそれぞれ第一側板に係止されるようにしたことを特徴とするコンテナ。
  2. 前記係止部材は、基板と、該基板に連結された凹陥部形状の係止ブロックとを備え、前記基板と係止ブロックの一部が前記第一側板の角部に係止することで前記ダブルヒンジの第一ヒンジ部及び第二ヒンジ部を前記蓋板と略平行な状態に支持するようにした請求項1に記載のコンテナ。
  3. 前記第一側板と蓋板をダブルヒンジで折り曲げて互いに重ねて底板上に畳んだ状態で、前記一対のダブルヒンジはそれぞれ前記第一側板と蓋板に略直交した状態で互いに干渉しない位置に対向している請求項1または2に記載のコンテナ。
  4. 前記第一側板の上部には該第一側板の延長上に延びる突部が設けられ、起立した一対の前記第一側板の突部間に他のコンテナの底板を収容することで積層できるようにした請求項1乃至3のいずれかに記載のコンテナ。
  5. 前記第一側板の上部には該第一側板の延長上に延びる突部が設けられ、前記ダブルヒンジを介して蓋板を第一側板の外側に重ねた折り曲げ状態で、前記突部で係止部材が係止されて前記ダブルヒンジが第一側板の上部に密着するようにした請求項1乃至3のいずれかに記載のコンテナ。

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