JP2016060532A - 折り畳みコンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来より保冷・保温性が高く、折畳状態がコンパクトな折り畳みコンテナを提供する。【解決手段】本発明の折り畳みコンテナ10では、両蓋体50,50の蓋先端カバー片及び蓋先端突片が上下方向で互いに重なり合った状態で上面開口が全閉されるので、従来より密閉性が高くなり、保冷・保温性が向上する。また、蓋体50と第2側壁30とを間を連結する中継部材40が傾斜姿勢になることで1対の蓋体50,50が互いに近づけられて全閉状態になるので、その近づけられた分、蓋先端カバー片及び蓋先端突片を含む蓋体50,50の回動半径を小さくすることができ、コンパクトな折畳状態にすることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、上面開口を閉塞する1対の蓋体を備えた発泡樹脂製の折り畳みコンテナに関する。
従来、この種の折り畳みコンテナとして、1対の側壁の上端部に1対の蓋体が回動可能に連結された、所謂、保冷・保温ボックスが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−240867号公報(図2)
しかしながら、上述した従来の折り畳みコンテナでは、閉蓋時に両蓋体の先端面同士が水平方向で突き合わされているだけであるので密閉性が低く、保冷・保温性も低いという問題があった。これに対し、保冷・保温性を高くするべく、両蓋体の先端部に上下方向で互いに重なる先端重複部を設けると蓋体の回動半径が大きくなり、その分、折り畳みコンテナの平面形状を大きくしなければ折り畳むことができなかったり、折畳状態で先端重複部が側方に大きく突出するという問題が生じる。即ち、従来の折り畳みコンテナでは、先端重複部を設けると折畳状態にコンパクトにならないという問題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来より保冷・保温性が高く、折畳状態がコンパクトな折り畳みコンテナの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、発泡樹脂製の折り畳みコンテナであって、平面形状四角形のベース部材の各外縁部に側壁を回動可能に連結してなり、それら側壁を前記ベース部材から起立させた組立状態と、それら側壁のうち互いに対向した1対の第1側壁を前記ベース部材上に折り畳んでから残りの1対の第2側壁を前記1対の第1側壁の上に畳んだ折畳状態とに変更可能なコンテナ本体と、前記1対の第2側壁の対向方向で、前記組立状態の前記コンテナ本体の上面開口を半分ずつ閉塞する1対の蓋体と、前記1対の蓋体の先端部に形成されて、前記1対の蓋体が前記上面開口を全閉した状態で上下方向で互いに重なり合う先端重複部と、前記第2側壁の上端部に回動可能に連結された側壁側ヒンジ部と、前記蓋体に回動可能に連結された蓋体側ヒンジ部とを平行にずらして備えた中継部材とを備え、前記折畳状態で前記中継部材が前記第2側壁から外側に突出した外倒姿勢になって各前記蓋体が各前記第2側壁の外面に重ね合わされる一方、前記組立状態で前記中継部材が前記上面開口側に傾いた傾斜姿勢になって、前記1対の蓋体が前記上面開口を全閉するように構成されたことを特徴とする折り畳みコンテナである。
請求項2の発明は、前記中継部材と前記第2側壁とに形成されて、互いに当接して前記中継部材を前記傾斜姿勢に位置決めする1対の回動ストッパ部が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナである。
請求項3の発明は、前記第2側壁の前記回動ストッパ部は、前記第2側壁の上端面の一部を前記上面開口側に下るように傾斜させた平坦な側壁側ストッパ面であり、前記中継部材の前記回動ストッパ部は、前記中継部材が前記傾斜姿勢で前記側壁側ストッパ部と面当接する平坦な中継側ストッパ面であることを特徴とする請求項2に記載の折り畳みコンテナである。
請求項4の発明は、前記第2側壁の上端面には、前記側壁側ストッパ面より前記第2側壁の内面寄り位置から上方に突出し、前記傾斜姿勢の前記中継部材が前記側壁側ストッパ面に沿って斜め下方にずれることを規制するずれ規制突部が備えられていることを特徴とする請求項3に記載の折り畳みコンテナである。
[請求項1の発明]
請求項1の折り畳みコンテナでは、両蓋体の先端重複部が上下方向で互いに重なり合った状態で上面開口が全閉されるので、従来より密閉性が高くなり、保冷・保温性が向上する。また、中継部材が傾斜姿勢になることで1対の蓋体が互いに近づけられて全閉状態になるので、その近づけられた分、先端重複部を含む蓋体の回動半径を小さくすることができ、コンパクトな折畳状態にすることができる。
[請求項2の発明]
請求項2の折り畳みコンテナでは、互いに当接して中継部材を傾斜姿勢に位置決めする1対の回動ストッパ部を備えたことで、全閉状態としたときの1対の蓋体の位置が安定し、蓋体同士が過剰に近づき過ぎる事態を防ぐことができ、閉蓋作業が容易になる。
[請求項3の発明]
請求項3の折り畳みコンテナでは、1対の回動ストッパ部が、互いに面当接する平坦面な側壁側ストッパ面及び中継側ストッパ面になっているので、応力集中が防がれ、全閉状態としたときの1対の蓋体の位置がより一層安定する。
[請求項4の発明]
請求項4の折り畳みコンテナでは、ずれ規制突部によって、傾斜姿勢の中継部材が側壁側ストッパ面に沿って斜め下方にずれることが防がれ、このことによっても1対の蓋体の位置が安定する。
本発明の一実施形態に係る折り畳みコンテナの組立状態の斜視図 折り畳みコンテナの下面側の斜視図 折り畳みコンテナを折り畳む途中の斜視図 第2側壁の斜視図 全閉状態の蓋体、中継部材及び第2側壁の側断面図 全閉状態の蓋体及び第2側壁の側断面図 中継部材の斜視図 蓋体の斜視図 全閉状態の蓋体、中継部材及び第2側壁の一部破断斜視図 全閉状態の蓋体及び第2側壁の一部破断斜視図 半開状態の蓋体、中継部材及び第2側壁の側斜視図 組立状態の折り畳みコンテナの側面図 全開状態の蓋体、中継部材及び第2側壁の側断面図 折畳状態の折り畳みコンテナの側面図 折畳状態で段積みされた折り畳みコンテナの斜視図 組立状態で段積みされた折り畳みコンテナの斜視図 全開状態で段積みされた折り畳みコンテナの斜視図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図17に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の折り畳みコンテナ10は、例えば、それぞれ発泡ビーズ成形法で成形されたベース部材11、第1側壁20、第2側壁30、中継部材40及び蓋体50からなり、それらのうちベース部材11、第1側壁20及び第2側壁30から本発明に係るコンテナ本体10Hが構成されている。また、この折り畳みコンテナ10は、保冷・保温ボックスとして使用される。
ベース部材11は、平面形状が長方形をなし、その外縁の1対の長辺部分から1対の土手部12,12が上方に突出している。また、各土手部12の長手方向の両端部は、ベース部材11の短辺側に直角に曲がってコーナー突壁12T,12Tになっている。
各土手部12の長手方向の両端寄り位置には、ヒンジ軸受容部17が形成されている。図3に示すように、ヒンジ軸受容部17は、下端部が土手部12の長手方向に広くなっていて、土手部12の内面におけるヒンジ軸受容部17の開口は逆T字形になっている。また、土手部12の内面には、ヒンジ軸受容部17の開口を囲むように肉盛りされた内面肉盛部17Aが形成されている。さらに、ヒンジ軸受容部17のうち前記した逆T字形の縦辺に相当する部分は、土手部12の内面から外面側に向かって段付き状に幅が狭くなっていて、その幅狭になった部分が土手部12の外面に開放している(図1参照)。また、ヒンジ軸受容部17のうち逆T字形の横辺に相当する部分は、土手部12の内面から離れた位置で円柱状空間になっていると共に、土手部12の内面側で開口幅が上下方向で狭くなっている。
図2に示すように、ベース部材11の下面の四隅には、平面形状四角形の下面コーナー突部13が備えられている。また、ベース部材11の下面における短手方向の中央には、長手方向全体に亘って延びた1対の下面溝16,16が設けられ、それら下面溝16,16の間に残された部分が下面中央突条15になっている。なお、下面中央突条15の長手方向の両端部はT字形状をなしている。また、各下面溝16は、長手方向の両端部で下面中央突条15から離れる方向にそれぞれ屈曲して下面コーナー突部13まで延びている。さらに、ベース部材11の下面における短手方向の両端部寄り位置には、長手方向の一端寄り位置から他端寄り位置まで延びた帯状下面突部14,14が備えられている。なお、各帯状下面突部14の両端部は半円形になっている。また、図12に示すように、帯状下面突部14は、下面コーナー突部13より大きく下方に突出している。
図1に示すように、ベース部材11の外縁部のうち1対の短辺部分には、それぞれ第1側壁20,20が回動可能に連結されている。以下、特記しない限り、第1側壁20を鉛直に起立させた状態を基準にして、その構造について説明する。図3に示すように、第1側壁20の下端面の両端部には、第1側壁20の横方向に延びた略円柱状のヒンジ軸部21(図3には、一方のヒンジ軸部21のみが示されている)がそれぞれ備えられ、それら各ヒンジ軸部21の一端部が円錐状をなして第1側壁20から側方に突出したヒンジ突部(図示せず)になっている。これに対し、ベース部材11のうち土手部12,12の内側の底面には、その長手方向の両端寄り位置に、前述の各ヒンジ軸部21を受容する円形溝11Mが形成され、それら円形溝11Mの延長線上に位置する内面肉盛部17Aの下端部には、それぞれ円錐状の図示しない軸受孔が形成されている。そして、第1側壁20の各ヒンジ突部が軸受孔に受容されて、第1側壁20がベース部材11に回動可能に支持されている。
図12に示すように、第1側壁20の両側部には、外面側を段付き状に陥没させてサイド係止壁25,25が形成されている。また、それらサイド係止壁25は、上側が下側より段付き状に外側に大きく張り出してサイド突部25Tになっている。そして、起立姿勢になった第1側壁20におけるサイド係止壁25の下端部に、ベース部材11のコーナー突壁12T,12Tが外側から重なることで、第1側壁20が外側に倒れないように規制される。
図3に示すように、第1側壁20の上面からは、1対の上面突条27,27が突出している。各上面突条27は、第1側壁20の上面のうち第1側壁20の内面寄りに位置しかつ、第1側壁20の上面における側部寄り位置から中央寄り位置まで延びている。
図1に示すように、ベース部材11の外縁部のうち1対の長辺部分には、それぞれ第2側壁30,30が回動可能に連結されている。以下、特記しない限り、第2側壁30を鉛直に起立させた状態を基準にして、その構造について説明する。図4に示すように、第2側壁30には、下端面の両端部から下方に突出した1対のヒンジ脚部31,31が備えられている。各ヒンジ脚部31は下端部にヒンジバー32を備えて、逆T字形をなしている。ヒンジバー32は、円柱体の一部を平坦にカットして互いに平行な1対の平坦面32A,32Aを備えた形状をなし、それら平坦面32A,32Aは第2側壁30の内外面と平行になっている。また、ヒンジ脚部31の逆T字形の縦辺部分は、第2側壁30の外面側にむかって段付き状に幅狭になっている。そして、第2側壁30が倒された状態でヒンジバー32が、ベース部材11の内面側からヒンジ軸受容部17に挿入されて前述の円柱状空間に収まり、第2側壁30がベース部材11に回動可能に支持されている。また、図1に示すように、第2側壁30は、起立姿勢になると下面が土手部12の上面に当接し、それ以上、第2側壁30が外側に倒れないように規制される。
第2側壁30の横方向の両端部は、第1側壁20側に直角曲げされてサイド直交壁33,33になっている。そして、図12に示すように、起立姿勢になった第1側壁20のサイド係止壁25,25に外側からサイド直交壁33が重なり、前述のコーナー突壁12Tとサイド直交壁33とが協働して第1側壁20が外側に倒れることを規制する。また、図3に示すように、サイド直交壁33の内面には、上端部から上下方向の中間位置まで延びた縦溝33Mが形成されている。一方、第1側壁20におけるサイド係止壁25のサイド突部25Tには、上下方向に延びた突条25Mが形成されている。そして、突条25Mが縦溝33Mに嵌合して、第2側壁30が外側に倒れることを規制する。
第2側壁30の内面と土手部12の内面とには、第1側壁20におけるサイド突部25Tの回動軌跡に沿ってガイド溝25Gが形成され、そのガイド溝25Gにサイド突部25Tが受容された状態で第1側壁20が回動するようになっている。
図4に示すように、第2側壁30の上端部には、横方向の2箇所を段付き状に切除して1対の連結凹部34,34が形成されている。連結凹部34内の対向面には、円錐状の軸受孔34A,34Aが同軸上に形成されている。また、連結凹部34の底面は、軸受孔34Aと同心の凹状の円弧面34Bになっていて、その円弧面34Bには、その中心軸方向の2箇所に係合凹部35,35が形成されている。
図5に示すように、係合凹部35は、第2側壁30の外面から内面寄り位置に亘って下るように傾斜した側壁側ストッパ面35Aが形成されている。また、係合凹部35のうち側壁側ストッパ面35Aより第2側壁30の内面側は、側壁側ストッパ面35Aから突出したずれ規制突部35Bになっていて、そのずれ規制突部35Bのうち側壁側ストッパ面35A側は、第2側壁30の内面側に向かって斜め上方に傾斜している。
図4に示すように、第2側壁30のうち連結凹部34以外の部分の上面は、軸受孔34A,34Aと同心の凸状の円弧面36Aになっていて、図6に示すように、その円弧面36Aの最上点より第2側壁30の内面側にずれた位置から第2側壁30の内面までが水平な蓋係止面36Bになっている。また、図4に示すように、第2側壁30の横方向の両端部では、蓋係止面36Bがサイド直交壁33の上部まで延びている。
図1に示すように、連結凹部34には、中継部材40が組み付けられている。図7に示すように、中継部材40は、第2側壁30の横方向に延びた1対の円柱体40A,40Bを上下に隣接させた状態に並べて一体化した構造をなしている。以下、特記しない限り、一方の円柱体40Aの真上に円柱体40Bが位置した状態を基準にして、中継部材40の構造について説明する。中継部材40の両端面には、各円柱体40A,40Bの同軸上にそれぞれ円錐状の第1と第2のヒンジ軸部41,42が形成されている。そして、下側の第1ヒンジ軸部41,41(本発明の「側壁側ヒンジ部」に相当する)が連結凹部34の軸受孔34A,34A(図4参照)に受容され、これにより中継部材40が第2側壁30の回動可能に支持されている。
中継部材40の外面側には、円柱体40A,40Bの外周面に挟まれた中間溝40Mが備えられ、中継部材40の内面側には、円柱体40A,40Bの両外周面に連続した内側平坦面40Nが備えられている。また、中継部材40の軸方向の2箇所には、係合凹部35,35に対応させて1対の係合突部43,43が備えられている。係合突部43は、内側平坦面40Nの一部を下側の円柱体40Aの最下点まで延長して延長面43Aと、下側の円柱体40Aの最下点から延長面43Aまで水平に延ばした中継側ストッパ面43Bとを有した形状になっている。そして、図5に示すように、第2側壁30に対して中継部材40が内側(即ち、図5の時計回り方向)に回動すると、中継側ストッパ面43Bが第2側壁30の側壁側ストッパ面35Aに当接して中継部材40が本発明に係る傾斜姿勢に位置決めされる。
図1に示すように、各第2側壁30の上端部には、1対の中継部材40,40を介して蓋体50が回動可能に連結されている。以下、特記しない限り、蓋体50が水平になっている状態を基準として、その蓋体50の構造について説明する。図8に示すように、蓋体50の基端部には、1対の連結凹部51,51が形成され、各連結凹部51内の対向面には、1対の軸受孔51A,51Aが同軸上に形成されている。そして、中継部材40(図7参照)の上端部が連結凹部51に受容されて第2ヒンジ軸部42,42(本発明の「蓋体側ヒンジ部」に相当する)が軸受孔51A,51Aに受容され、これにより中継部材40の上端部に蓋体50が回動可能に連結されている。また、連結凹部51の底面は、軸受孔51Aと同心の凹状の円弧面51Bになっていると共に、蓋体50の基端面のうち連結凹部51,51以外の部分は、凸状の円弧面になっている。
蓋体50の上面のうち基端寄り位置には、ベース部材11の帯状下面突部14(図2参照)と同一の平面形状をなした蓋外面溝53が形成されている。また、図3に示すように、蓋体50の下面のうち先端寄り位置には、蓋外面溝53と同形状の蓋内面溝54が形成されている。さらに、蓋体50の下面における両側部には、1対の嵌合溝55,55が形成されている。嵌合溝55は、蓋体50の基端寄り位置から前端寄り位置まで延びている。そして、各嵌合溝55に第1側壁20の上面突条27が嵌合する。
蓋体50の下面のうち基端寄り位置からは蓋基端突条56が突出している。蓋基端突条56は、蓋体50の横方向の一端寄り位置から他端寄り位置まで延びている。また、図5に示すように、蓋基端突条56のうち連結凹部51と対向した部分には、連結凹部51の円弧面51Bから連続した位置決平坦面56Aが形成されている。さらには、図6に示すように、蓋基端突条56のうち連結凹部51と対向していない部分には、蓋体50の下面(内面)から垂直に起立した垂直当接面56Bが形成され、その垂直当接面56Bと蓋基端突条56の先端面との間は面取りされて傾斜面になっている。
そして、起立姿勢の第2側壁30の上端部で中継部材40が前述の傾斜姿勢になると、図5に示すように、蓋基端突条56の位置決平坦面56Aが中継部材40の内側平坦面40Nに面当接する。また、このとき、図6に示すように、蓋体50の下面が第2側壁30の蓋係止面36Bに当接すると共に、その蓋係止面36Bから垂下した第2側壁30の内面と蓋基端突条56の垂直当接面56Bとが当接する。
図8に示すように、蓋体50の先端面は、波形形状になっている。具体的には、蓋体50の先端面は、蓋体50の横方向の半分が先方に向かって膨出した凸湾曲面60Bをなし、残り半分が凸湾曲面60Bとは点対称に基端側に向かって湾曲した凹湾曲面60Aになっている。そして、凹湾曲面60Aと凸湾曲面60Bとが合わさって1周期分の波形形状になっている。また、凹湾曲面60Aのうち蓋体50の板厚方向の下側半分からは、本発明の「先端重複部」に相当する蓋先端突片59が先方に突出している。
蓋先端突片59の先端面は蓋体50の横方向に直線状に延びている。また、蓋先端突片59の両側面は、蓋体50の回動半径方向に延び、それらのうち一方の側面は蓋体50の横方向の中心に位置し、他方の側面は蓋体50の外側面寄り位置に配置されている。さらに、蓋先端突片59の上面は凹面59Aになっていて、その凹面59Aは、図9に示すように、蓋先端突片59の左右方向の中央に向かうに従って深くなると共に、蓋先端突片59の基端側から先端側に向かうに従って深くなるように湾曲している。
蓋体50の先端部のうち凸湾曲面60B側には、蓋体50の板厚方向の下側半分を段付き状に陥没させて、相手側の蓋体50の蓋先端突片59を受容するための突片受容部61が形成され、その突片受容部61より上側に残された部分が、本発明の「先端重複部」に相当する蓋先端カバー片58になっている。なお、図10に示すように、蓋先端カバー片58の下面側の先端角部は、他の部分より比較的大きい面取りが施されてR面58Aが形成されている。そして、図11に示すように、1対の蓋体50,50を左右対称に閉じていくと、一方の蓋体50の蓋先端カバー片58が他方の蓋体50の蓋先端突片59に上方から重ねられた状態になる。
本実施形態の折り畳みコンテナ10の構成に関する説明は以上である。次に、この折り畳みコンテナ10の作用効果について説明する。図17に示すように、蓋体50は、組立状態になっている折り畳みコンテナ10において、第2側壁30の外面に重ね合わた全開状態になるまで開くことができる。これにより、コンテナ本体10Hの上面開口10Kから容易に荷物を出し入れすることができる。
また、蓋体50の全開状態で、中継部材40は第2側壁30から外側に突出した外倒姿勢になる。詳細には、図13に示すように、第2側壁30のうち外面と係合凹部35の側壁側ストッパ面35Aとが交差する鋭角な角部が中継部材40の中間溝40Mの奥面に当接して中継部材40が外倒姿勢に位置決めされ、蓋体50の下端部は、図17に示すように、第2側壁30の下端部より下方かつベース部材11の下面より上方に位置した状態になる。また、蓋体50を全開状態にした折り畳みコンテナ10,10同士を段積みすることもできる。その場合、上段側の折り畳みコンテナ10の帯状下面突部14(図2参照)が、下段側の折り畳みコンテナ10の上面開口10Kに嵌合して、上下の折り畳みコンテナ10,10の横ずれが規制される。
また、折り畳みコンテナ10は、蓋体50,50を全開状態してから折り畳むことができる。具体的には、図3に示すように、まずは、両第1側壁20,20を内側に倒してベース部材11上に折り畳む。すると、それら第1側壁20,20は、互いに重なることなく、ベース部材11における土手部12,12の間に収まる。次いで、両第2側壁30,30を内側に倒して第1側壁20,20の上に重ねるように折り畳む。すると、図14に示すように、第2側壁30,30も、互いに重なることなく、ベース部材11における土手部12,12の間に収まり、第2側壁30,30の外面が土手部12,12の上面と面一になる。そして、両蓋体50,50の先端部が土手部12,12の上面に重ねられ、蓋体50,50の先端がベース部材11の外側面より内側に収まったコンパクトな状態で、折り畳みコンテナ10全体が折畳状態になる。
図15に示すように、折畳状態の折り畳みコンテナ10,10同士も段積みすることができる。その場合、上段側の折り畳みコンテナ10の帯状下面突部14(図2参照)が、下段側の折り畳みコンテナ10における蓋体50の蓋内面溝54に嵌合すると共に、下段側の折り畳みコンテナ10から上方に突出した蓋基端突条56(図14参照)が、上段側の折り畳みコンテナ10の下面溝16に受容され、これらにより、上下の折り畳みコンテナ10,10の横ずれが規制される。
上記した折り畳みコンテナ10を折り畳む操作と逆の手順で折り畳みコンテナ10を蓋体50,50が全開した組立状態にすることができる。その状態から1対の蓋体50,50を左右対称に閉じていくと、途中から図11に示すように中継部材40が内側に傾斜し、一方の蓋体50の蓋先端カバー片58が他方の蓋体50の蓋先端突片59に上方から重なった状態になる。さらに、蓋体50,50を閉じていくと、中継部材40がより深く内側に傾斜してその分、蓋体50,50同士が互いに近づけられる。そして、図5に示すように中継部材40が、中継側ストッパ面43Bと第2側壁30の側壁側ストッパ面35Aとの面当接によって本発明に係る傾斜姿勢に位置決めされる。
さらに蓋体50を倒すと嵌合溝55に第1側壁20の上面突条27が嵌合し、やがて、蓋体50の両側部が第1側壁20の上面に重なって全閉状態になる。このとき、蓋体50,50の先端部では、蓋先端突片59全体に上方から蓋先端カバー片58が重なった状態になる。また、図5に示すように、中継部材40の内側平坦面40Nに、蓋体50における蓋基端突条56の位置決平坦面56Aとの面当接し、このことによって、中継部材40の傾斜姿勢が安定する。また、傾斜姿勢の中継部材40に対してずれ規制突部35Bが第2側壁30の内側から対向することで、中継部材40が側壁側ストッパ面35Aに沿って斜め下方にずれることも防がれる。
図16に示すように、蓋体50を全閉した組立状態の折り畳みコンテナ10,10同士も段積みすることができる。この場合、上段側の折り畳みコンテナ10の帯状下面突部14(図2参照)が、下段側の折り畳みコンテナ10における蓋体50の蓋外面溝53に嵌合して、上下の折り畳みコンテナ10,10の横ずれが規制される。
このように本実施形態の折り畳みコンテナ10では、両蓋体50,50の蓋先端カバー片58及び蓋先端突片59が上下方向で互いに重なり合った状態で上面開口10Kが全閉されるので、従来より密閉性が高くなり、保冷・保温性が向上する。また、蓋体50と第2側壁30とを間を連結する中継部材40が傾斜姿勢になることで1対の蓋体50,50が互いに近づけられて全閉状態になるので、その近づけられた分、蓋先端カバー片58及び蓋先端突片59を含む蓋体50,50の回動半径を小さくすることができ、コンパクトな折畳状態にすることができる。さらには、中継部材40を傾斜姿勢に位置決めする中継側ストッパ面43B及び側壁側ストッパ面35A(本発明の「1対の回動ストッパ部」に相当する)を備えたことで、全閉状態としたときの1対の蓋体50,50の位置が安定し、蓋体50,50同士が過剰に近づき過ぎる事態を防ぐことができ、これにより蓋体50,50の閉蓋作業が容易になる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態の折り畳みコンテナ10では、折り畳み状態で蓋体50,50がベース部材11の外側面より内側に収まる構成になっていたが、蓋体50,50の先端部がベース部材11の外側面から突出してもよい。
(2)前記実施形態の折り畳みコンテナ10では、中継部材40の下端側の中継側ストッパ面43B及を側壁側ストッパ面35Aに面当接させて中継部材40を傾斜姿勢に位置決めしていたが、例えば、中継部材40が傾斜姿勢になったときに中継部材40の内側平坦面40Nに当接する突部を第2側壁に本発明に係る「回動ストッパ」として設けてもよい。
10 コンテナ
10H コンテナ本体
10K 上面開口
11 ベース部材
20 第1側壁
30 第2側壁
35A 側壁側ストッパ面
35B 規制突部
40 中継部材
41 第1ヒンジ軸部(側壁側ヒンジ部)
42 第2ヒンジ軸部(蓋体側ヒンジ部)
43B 中継側ストッパ面
50 蓋体
58 蓋先端カバー片(先端重複部)
59 蓋先端突片(先端重複部)

Claims (4)

  1. 発泡樹脂製の折り畳みコンテナであって、
    平面形状四角形のベース部材の各外縁部に側壁を回動可能に連結してなり、それら側壁を前記ベース部材から起立させた組立状態と、それら側壁のうち互いに対向した1対の第1側壁を前記ベース部材上に折り畳んでから残りの1対の第2側壁を前記1対の第1側壁の上に畳んだ折畳状態とに変更可能なコンテナ本体と、
    前記1対の第2側壁の対向方向で、前記組立状態の前記コンテナ本体の上面開口を半分ずつ閉塞する1対の蓋体と、
    前記1対の蓋体の先端部に形成されて、前記1対の蓋体が前記上面開口を全閉した状態で上下方向で互いに重なり合う先端重複部と、
    前記第2側壁の上端部に回動可能に連結された側壁側ヒンジ部と、前記蓋体に回動可能に連結された蓋体側ヒンジ部とを平行にずらして備えた中継部材とを備え、
    前記折畳状態で前記中継部材が前記第2側壁から外側に突出した外倒姿勢になって各前記蓋体が各前記第2側壁の外面に重ね合わされる一方、前記組立状態で前記中継部材が前記上面開口側に傾いた傾斜姿勢になって、前記1対の蓋体が前記上面開口を全閉するように構成されたことを特徴とする折り畳みコンテナ。
  2. 前記中継部材と前記第2側壁とに形成されて、互いに当接して前記中継部材を前記傾斜姿勢に位置決めする1対の回動ストッパ部が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナ。
  3. 前記第2側壁の前記回動ストッパ部は、前記第2側壁の上端面の一部を前記上面開口側に下るように傾斜させた平坦な側壁側ストッパ面であり、
    前記中継部材の前記回動ストッパ部は、前記中継部材が前記傾斜姿勢で前記側壁側ストッパ部と面当接する平坦な中継側ストッパ面であることを特徴とする請求項2に記載の折り畳みコンテナ。
  4. 前記第2側壁の上端面には、前記側壁側ストッパ面より前記第2側壁の内面寄り位置から上方に突出し、前記傾斜姿勢の前記中継部材が前記側壁側ストッパ面に沿って斜め下方にずれることを規制するずれ規制突部が備えられていることを特徴とする請求項3に記載の折り畳みコンテナ。
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