JP3761404B2 - バケット式掘削機の作業機用構造物及びその製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、油圧ショベル等のバケット式掘削機の作業機用構造物、バケット式掘削機のアーム及びバケット式掘削機の作業機用構造物の製造方法に関するものである。
背景技術
バケット式掘削機の一種である油圧ショベルは図1に示すように、下部走行体1に上部車体2を旋回自在に取付け、その上部車体2にブーム3を上下揺動自在に取付け、そのブーム3にアーム4を上下揺動自在に取付け、このアーム4の先端部にバケット5を上下首振り自在に取付ける。上部車体2とブーム3とに亘ってブーム用シリンダ6を連結し、ブーム3とアーム4とに亘ってアーム用シリンダ7を連結し、アーム4とバケット5とに亘ってバケット用シリンダ8を連結してある。
かかる油圧ショベルはブーム3、アーム4を上下に揺動すると共に、バケット5を上下首振りしながら上部車体2を左右に旋回して掘削及びダンプトラックへの積込み等の作業を行なう。
前述のアーム4は図2に示すように、アーム本体10と、このアーム本体10の長手方向一端部に接合したアームシリンダ取付用ブラケット11と、アーム本体10の長手方向他端部に接合したバケット連結用ブラケット12で形成されている。アーム本体10は図3に示すように上横板13、下横板14、左右の縦板15、15を直角に溶接した矩形断面中空形状としてある。
アーム4には作業時に図1に示すように、バケット5より上下方向の負荷F1、左右方向の負荷F2、ねじれ負荷F3等が作用し、これらの負荷に対して耐久性を確保してある。
例えば、上下方向の負荷F1に対しては図3に示すように幅W、高さHおよび上横板13、下横板14、左右の縦板15、15の板厚を負荷の大きさに応じて適切に設定している。左右方向の負荷F2、ねじれ負荷F3に対しては前述のことに加えて図2に示すようにリブ16などの断面拘束材を付加している。
油圧ショベルは上部車体2を中心としてブーム3、アーム4、バケット5からなる作業機の掘削能力に応じて上部車体2の後方にカウンタウエイト9を設けてあり、前述の作業機を軽量化すれば上部車体2の後方のカウンタウエイト9を軽量にすることができ、さらには上部車体2後方の突き出しが少なくなるため、上部車体の後端旋回半径を小さくできる。
また、ブーム3、アーム4、バケット5からなる作業機を軽量化すれば、カウンタウエイト9を軽量とする代りにバケット容量を増し、作業量を増すことが可能となる。
アーム4はアーム用シリンダ7で上下に揺動され、そのアーム用シリンダ7の推力の一部がアーム4の自重を支持するものとして使用されるから、アーム4を軽量とすればアーム用シリンダ7の推力をアーム4の上下揺動力として有効に利用できる。同様にアーム4の自重はブーム用シリンダ6にも作用するので、アーム4を軽量とすればブーム用シリンダ6の推力を有効利用できる。
一般的にバケット式掘削機の作業機の強度を考える場合、最も簡便な方法として作業機を材料力学で論じられている梁や薄肉管に置き換えて曲げやねじりに対する強度を評価することができる。
つまり、材料力学で用いられる以下の一般式(1)(2)で断面に発生する曲げ応力σ、せん断応力τを求めることができる。
(1)σ=M/Z
(ただし、σ:断面に発生する曲げ応力、M:断面にはたらく曲げモーメント、Z:断面係数)
(2)τ=T/2At
(ただし、τ:せん断応力、T:ねじりトルク、A:断面板厚中立線投影面積、t:断面板厚)
そして上記計算結果と使用材料の許容応力から適正な断面形状を定めることができる。また同様に材料力学の一般式を用いて梁のたわみや軸のねじれも計算することができ、これより作業機の剛性についても評価することができる。
しかし、このような評価方法で設計された作業機を実際に製作し、応力試験を行った場合、評価時に算出した応力値と異なる結果となることが多い。このようなことから、近年では応力評価の精度を向上させるために有限要素法(FEM)を用いたコンピュータによるシミュレーションを評価方法として用いるようになってきている。FEMシミュレーションを用いて応力計算を行ってみると、材料力学の梁や軸と見なしていた作業機の断面は、負荷を与える前後において、その形状が変化することがわかり、このことから断面形状が変化しないという前提の基にみちびかれている材料力学の一般式での計算応力と実際の応力試験を行った場合の計測応力が合致しないことが理解できる。
従来技術で用いられている矩形断面形状の作業機の場合、断面の変形強度を決定する要素は矩形角部の剛性と、矩形辺部の面外方向の剛性の2つである。これら2つの剛性が負荷に対して十分な強度をもたない場合、図4に示すような断面の変形が発生し、矩形角部に過大な応力が生じる。これらを防止するために、断面の変形が生じている部位に隔壁などの断面拘束材が必要になるが、これらを設けることにより、作業機の生産性が悪くなる。
このことをアーム4についてあてはめてみると、アーム4は図3に示すように矩形断面中空形状であり、その断面剛性が角部aの曲げ剛性と4つの面(上横板13、下横板14、左右の縦板15、15)の面外方向剛性(曲げ剛性)により決定されるということである。
つまり、断面の変形に対し面の曲げ剛性と角部の曲げ剛性の影響が大であり、例えば図3において下板14を固定して矢印で示す荷重Fが作用した場合には図4に模式的に示すように、各角部aが曲げ変形すると共に、上板13、左右の縦板15、15が面外方向(厚さ方向)に曲げ変形する。また、板厚を低減した場合の面外方向剛性の低下は板厚低下率の3乗に比例する。
このために、各板の板厚を薄くしてアームを軽量化すると、アーム4に左右方向の負荷F2、ねじれ負荷F3が作用した時に、図3に矢印b、cで示す方向に変形(ゆがみ)が生じるので、各板の板厚を薄くするには限度があるし、上下方向の負荷F1による変形を防止するために前述のリブ16などの断面拘束材を強固なものとしなければならず、その断面拘束材によってアーム重量が重くなるし、リブ16のために構造が複雑化し、溶接部分の増加等により生産性が悪くなる等の問題がある。
また、アーム4には図2に示すように、バケット用シリンダ8を連結するバケットシリンダ用ブラケット17、ブーム3を連結するブーム連結用ボス18が設けてある。これらを設ける部分、例えば左右縦板15、15、上横板13の板厚を薄くすると面外方向の剛性が低下するため、面外方向の変形を増長させ、アーム4の剛性が低下して図3に仮想線で示すように変形することがあるため、アーム本体10を形成する板材の板厚を薄くすることは困難である。
また、アーム本体10を形成する各板材を直角として溶接しているから、その板材の板厚を薄くすると溶接継手効率が低下し、角継手の耐久性を確保することが困難となるため、アーム本体10を形成する板材の板厚を薄くすることは困難である。
また、従来のアームは上横板13、下横板14、左右の縦板15、15をアーム本体10の形状に合せてそれぞれ切断加工して形成し、各板材を直角となるように4ヶ所で溶接してアーム本体10とし、そのアーム本体10にアームシリンダ用ブラケット11、バケット連結用ブラケット12を溶接しているので、各板材の加工が複雑であると共に、溶接個所(溶接線)が長く、アームの製作が多工程にわたるため複雑である。
なお、図5に示すように一枚の板dをコ字状に折り曲げて上横板13、左右の縦板15、15を一体的としたアームも知られているが、この場合でも板dと下横板14を切断する工程、折り曲げる工程、2ヶ所の溶接箇所(溶接線)を溶接する工程を経るためアームの製作が多工程にわたり複雑である。
そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにしたバケット式掘削機の作業機用構造物、バケット式掘削機のアーム及びバケット式掘削機の作業機用構造物の製造方法を提供することを目的としている。
発明の開示
第1の発明のバケット式掘削機の作業機用構造物は、油圧ショベルのようなバケット式掘削機におけるアーム等の作業機用構造物において、その本体22の横断面形状を中空の三角形状にしたことを特徴としている。
第1の発明によれば、構造物本体22が横断面三角形状であるから、構造物本体22は、負荷によって面外方向に断面変形しにくいという三角形の持つ性質から、隔壁、パイプ等の断面拘束材を用いることなしに断面形状の保持と剛性の確保が可能となる。このようであるから、構造物本体22の板厚を薄くして軽量化できるし、隔壁、パイプ等の断面拘束材が不要になるために構造が簡単で、溶接部分が少ないから、耐久性ならびに生産性が向上する。したがって、第1の発明によれば、大幅な重量軽減が可能で、耐久性ならびに生産性に優れた構造物となる。
第2の発明のバケット式掘削機の作業機用構造物は、第1の発明の横断面形状において、三辺を直線とし、二辺の各会合部をそれぞれ円弧状に構成したことを特徴としている。
第2の発明によれば、構造物本体22の横断面形状は、三辺を直線とし、二辺の各会合部を円弧状としたので従来構造物の断面積に内接するように断面積を大きくできたので、断面性能を維持でき、角部を円弧にすることにより応力分散が可能となる。したがって、第2の発明によれば、大断面積を確保して断面性能を維持し、剛性の高い構造物となる。
第3の発明のバケット式掘削機のアームは、先端側にバケットが取付けられると共に、ブームに枢支されるバケット式掘削機のアームにおいて、アーム本体22の横断面形状を中空の三角形状にしたことを特徴としている。
第3の発明によれば、アーム本体22が横断面三角形状であるから、アーム本体22は、負荷によって面外方向に断面変形しにくいという三角形の持つ性質から、隔壁、パイプ等の断面拘束材を用いることなしに断面形状の保持と剛性の確保が可能となる。このようであるから、アーム本体22の板厚を薄くして軽量化できるし、隔壁、パイプ等の断面拘束材が不要になるために構造が簡単で、溶接部分が少ないから、耐久性ならびに生産性が向上する。したがって、第3の発明によれば、大幅な重量軽減が可能で、耐久性ならびに生産性に優れたアームとなる。
第4の発明のバケット式掘削機のアームは、第3の発明の横断面形状において、三辺を直線とし、二辺の各会合部をそれぞれ円弧状に構成したことを特徴としている。
第4の発明によれば、アーム本体22の横断面形状は、三辺を直線とし、二辺の各会合部を円弧状としたので従来アームの断面積に内接するように断面積を大きくできたので、断面性能を維持でき、角部を円弧にすることにより応力分散が可能となる。したがって、第4の発明によれば、大断面積を確保して断面性能を維持し、剛性の高いアームとなる。
第5の発明のバケット式掘削機のアームは、第4の発明の横断面形状において、下面が三角形状の底辺で、上面が三角形状の頂部となる三角形状とし、その長手方向下面にブーム取付用ブラケット26が接合されていることを特徴としている。
第5の発明のように、ブームへ取付けるためのブーム取付用ブラケット26をアーム本体22の下面に取付けた場合、アーム先端部に左右方向の負荷(図1のF2)やねじり負荷(図1のF3)が作用したときには、ブラケット26に対しては上面側よりも下面側の方が近いため、負荷の負担は、力の伝達経路の短い下面側が大となる傾向がある。従って第5の発明のように、下面が三角形状の底面となるように構成すれば、これとは上下逆の場合よりも断面性能を一段と効率良く発揮できることになり、一段と重量軽減をなし得ることになる。また上下方向の負荷(図1のF1)の場合も、下面の荷重分担が大となるため、下面が三角形状の底面となるような配置を採用すれば断面性能を一段と効率良く発揮できる。
第6の発明のバケット式掘削機のアームは、第5の発明の横断面形状において、二辺の会合部が円弧状に構成された上面にバケットシリンダ用ブラケット25を接合したことを特徴としている。
第6の発明によれば、アーム本体22の頂部は剛性が大であるから、バケットシリンダ用ブラケット25の取付部分の板厚が薄くても変形することがない。これによって、アーム本体22のバケットシリンダ用ブラケット25の取付部分の板厚を薄くしてブームをより一層軽量化できる。
第7の発明のバケット式掘削機のアームは、第5の発明の横断面形状において、下面が三角形状の底辺で、上面が三角形状の頂部となり、その頂部が2つの円弧部と平坦部で構成された断面三角形状とし、この平坦部にバケットシリンダ用ブラケット25を接合したことを特徴としている。
第7の発明によれば、アーム本体22の頂部は平坦部であるから、平坦な頂部にバケットシリンダ用ブラケット25を溶接する場合、溶接継手を隅肉溶接継手にすることによりバケットシリンダ用ブラケット25の開先処理を不要にするとともに溶接継手ののど厚を確保できるので溶接強度が維持できる。したがって、アーム本体22の頂部へのバケットシリンダ用ブラケット25の溶接が容易になるとともに板厚が薄くても溶接強度を維持できる。
第8の発明のバケット式掘削機のアームは、第6又は第7の発明のいずれかにおいて、上記アーム本体22の長手方向一端部にバケット連結用ブラケット23を接合し、その長手方向他端部にアームシリンダ用ブラケット24を接合したことを特徴としている。
第8の発明によれば、その実施に好適である。
第9の発明のバケット式掘削機の作業機用構造物の製造方法は、二つの長辺70、70と二つの短辺71、71を有する板材73を折曲することにより横断面三角形状の中空部材を形成し、二つの長辺70、70の突き合わせ部を溶接することにより構造物本体22を構成することを特徴としている。
第9の発明によれば、構造物本体22は1枚の板材を折り曲げ成形して突き合わせ部を溶接して製作するので、板材の加工が容易であると共に、溶接箇所(溶接線)が短くなる。これによって、作業機用構造物の製作の工程が簡単となるから、構造物の製作が容易になる。
第10の発明のバケット式掘削機の作業機用構造物の製造方法は、上記第9の発明において、上記構造物本体22は、その横断面形状において、三辺を直線とし、二辺の各会合部をそれぞれ円弧状に構成すると共に、下面が三角形状の底辺で、上面が三角形状の頂部となるよう配置し、さらに上記二つの長辺70、70の突合せ溶接部を上記下面に配置していることを特徴としている。
第10の発明によれば、上記第1及び第2発明の作業機用構造物において得られる利点に加えて、さらに溶接部を下面に配置したことによって、外観向上という利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
図1は、パワーショベルの斜視図である。
図2は、従来のアームの正面図である。
図3は、図2のA−A断面図である。
図4は、アームの断面変形の説明図である。
図5は、アーム他の例を示す断面図である。
図6は、本発明の実施の形態を示すアームの正面図である。
図7は、本発明の実施の形態を示すアームの平面図である。
図8は、図6のB−B断面図である。
図9は、図6のC−C断面図である。
図10は、アームの分解斜視図である。
図11は、図6のD−D断面図である。
図12は、図6のE−E断面図である。
図13は、図6のF−F断面図である。
図14は、アーム一端部の底面図である。
図15は、図14のG−G断面図である。
図16は、図14のH−H断面図である。
図17は、図6のI−I断面図である。
図18は、アームの断面変形の説明図である。
図19は、アームの断面大きさの説明図である。
図20は、主アーム本体部材を製作する板材の平面図である。
図21は、図20のJ−J断面図である。
図22は、板材の折り曲げ動作説明図である。
図23は、折り曲げた板材の斜視図である。
図24は、板材の折り曲げ動作説明図である。
図25は、折り曲げた板材の斜視図である。
図26は、板材の折り曲げ・接合動作説明図である。
図27は、接合状態の板材を示す斜視図である。
図28は、アーム本体の異なる例を示す説明図である。
図29は、アーム本体の他の例を示す説明図である。
図30は、頂部寄り部材の折り曲げ動作説明図である。
図31は、底辺寄り部材の折り曲げ動作説明図である。
図32は、突き合せ治具により両部材の一端部を裏波溶接する動作説明図である。
図33は、突き合せ治具により両部材の他端部を裏波溶接する動作説明図である。
図34は、アーム本体の異なる三角形状を示す断面図である。
図35は、アーム本体の他の三角形状を示す断面図である。
発明を実施するための最良の形態
図6と図7に示すように、主アーム本体部材20と補助部材21でアーム本体22とし、アーム本体22の長手方向一端部にバケット連結用ブラケット23を接合し、アーム本体22の長手方向他端部にアームシリンダ用ブラケット24を接合し、アーム本体22の上面にバケットシリンダ用ブラケット25を接合し、アーム本体22の長手方向中間下部にブーム取付用ブラケット26を接合してアーム4としてある。
前記アーム本体22の上面22aは一直線状で、下面22bは長手方向中間部(ブーム連結用ブラケット26の接合部)を境としてほぼV字状となり、アーム本体22は長手方向中間部を境として長手方向両端部に向けて高さ方向にそれぞれテーパー形状となっている。アーム本体22の幅方向も長手方向中間部を境として長手方向両端部に向けてそれぞれテーパー形状となっている。
つまり、アーム本体22は長手方向中間部が最も大断面で、長手方向両端部に向けて順次小断面となっている。
前記アーム本体22は図8と図9に示すように横断面三角形状の中空形状で、三角形の底辺が下面22b、三角形の頂部が上面22aとなっている。アーム本体22の下面22b長手方向中間部に円弧状の切欠凹部27が形成してあり、その切欠凹部27にブーム連結用ブラケット26が接合してある。
具体的には、長手方向中間部よりも前部寄りが図8に示すように主アーム本体部材20のみで断面三角形状となっている。長手方向中間部よりも後部寄りが図9に示すように主アーム本体部材20と補助部材21で断面三角形状となっている。
前記アーム本体22は高さHが幅Wよりも大きい二等辺三角形であり、3つの辺は直線で、2つの辺の会合部e、f、gは円弧状で、上方の会合部eの曲率が下方の2つの会合部f、gの曲率よりも大きい。これによって、会合部にかかる応力が分散されると共に、はりとして必要な断面性能が確保されてアーム本体の上下方向の剛性が高くなる。
前記主アーム本体部材20は図8と図10に示すように、鋼板を所定形状に切断加工した一枚の板材30を折り曲げて長手方向中間部よりも前部寄りを突き合せ溶接して前部寄りを断面三角形状、後部寄りを下面が開口した山形状としてある。三角形の底辺が下面20aで三角形の頂部が上面20bとしてある。その溶接部31は三角形の底辺に長手方向に連続している。
主アーム本体部材20の山形状となった後部寄りの両側縦板下部には円弧状凹部32がそれぞれ形成してある。
前記補助部材21は図10に示すように、鋼板を所定形状に切断した一枚の板材33を折り曲げて横板21aと一対の縦片21b、21bを有するほぼコ字条で、その横板21aに切欠部34が形成してある。
補助部材21の一対の縦片21b、21bが図9に示すように主アーム本体部材20の後部寄りの両側縦板に裏板35を介して溶接されて断面三角形状としてある。
前記バケット連結用ブラケット23は図10に示すように、断面三角形状の中空形状であり、その前端部にピン挿通孔40が形成され、中間部両側面にピン係合孔41がそれぞれ形成され、後端部に三角形状の連結用突起42が一体的に設けてある。
前記主アーム本体部材20とバケット連結用ブラケット23は図11に示すように、主アーム本体部材20(アーム本体22)の長手方向一端開口縁をバケット連結用ブラケット23の連結用突起42に嵌合して溶接用開先43を形成し、その部分を溶接する。前記主アーム本体部材20の長手方向一端開口縁20cは他の部分20dよりも厚肉としてあり、溶接継手ののど厚を確保して十分な溶接深さが得られ、高強度に溶接できるようにしてある。このようにすることで、主アーム本体部材20の板厚を薄くして軽量化してもバケット連結用ブラケット23を高強度で溶接できる。
前記バケットシリンダ用ブラケット25は図10に示すように、一対の縦片44、44を横片45で連結したコ字状で、その一対の縦片44、44がアーム本体22の円弧状となった上面22aに図12に示すように溶接してある。このようであるから、アーム本体22のバケットシリンダ用ブラケット25の取付部分の剛性が確保され、その部分の板厚が薄くともバケットシリンダ反力によって変形することがない。
前記アームシリンダ用ブラケット24は図10に示すように、アーム本体22の長手方向他端開口縁と同一の三角形状の取付部50と、この取付部50の下部に一体的に設けた横板51と、前記取付部50と横板51とに亘って一体的に設けた一対の縦片52、52を有している。
前記取付部50にはほぼ三角形状の連結用突起53が一体的に設けられ、横板51にはほぼコ字状の連結用突起54が前記連結用突起53と連続して一体的に設けてある。前記連結用突起53がアーム本体22の長手方向他端開口縁に図13に示すように嵌合して溶接用開先55を形成し、溶接してある。
前記横板51の連結用突起54が図14、図15、図16に示すように、補助部材21の切欠部34に嵌合して溶接用開先56を形成し、溶接してある。
前記ブーム取付用ブラケット26は図10に示すように、下横片60と一対の縦片61、61と円弧状の上横片62で中空形状としてある。その一対の縦片61、61にピン嵌合孔63が形成してある。前記一対の縦片61、61と上横片62はアーム本体22の円弧状の切欠凹部27と同一曲率の円弧状で、上横片62に円弧状の連結用突起64が一体的に設けてある。図17に示すように、連結用突起64をアーム本体22の切欠凹部27に嵌合して溶接用開先65を形成し、溶接される。
以上のように、アームを形成するアーム本体22は横断面三角形状であるから、断面矩形形状の場合と異なり、断面の変形強度を決定する要素は三角形各辺部の面内方向の剛性のみで決定される。例えば、図8、図9で底辺を固定し、頂部に矢印で示す荷重Fが作用した場合に、図18に模式的に示すように底辺hと頂部iを結ぶ一方の辺jに圧縮力が作用して縮み変形し、他方の辺kに引っ張り力が作用して延び変形し、その2つの辺j、kには面外方向の力が作用しない。つまり辺jと辺kとの引張り、圧縮に対する剛性(面内剛性)は面外方向の曲げ(面外剛性)よりも大きいので、前述の横断面三角形状のアームの断面剛性は従来の矩形断面のアームの断面剛性よりも大きいことになる。
板厚を低減した場合の作業機の強度は材料力学の一般式においては、断面の大きさを大きくすることにより、矩形断面も三角断面も同様に断面強度を確保することが可能であるが、断面の変形を考えた場合、矩形断面では板厚低減による角部剛性および辺部面外方向剛性は、板厚低減比率の3乗に比例し低下するのに対して、三角断面では板厚低減比率に比例し低下するので、横断面三角形状のアームの板厚の低減による断面剛性の変化は矩形断面のアームの断面剛性の変化よりも少なくなる。
このようなことから、断面三角形状のアームであれば、板厚を薄くしても断面変形が断面矩形形状の従来構造のものに対し、著しく断面の変形を小さくすることができ、このことによりアームを軽量化することが可能になるということである。
また、図8、図9に示すように2辺の会合部e、f、gがそれぞれ円弧状である断面三角形状とすることで、アームの断面を大きくでき、十分な断面性能を確保できる。つまり、図19に仮想線で示すように機械上での作業機の配置と機動性およびオペレータの視認性等から制約されたスペース(断面の高さ、幅)の矩形の内面に円弧状の各会合部e、f、gを内接するようにして断面を大きくできる。
特に上記のように、ブームへ取付けるためのブーム取付用ブラケット26をアーム本体22の下面に取付けた場合、アーム先端部に左右方向の負荷(図1のF2)やねじり負荷(図1のF3)が作用したときには、ブラケット26に対しては上面側よりも下面側の方が近いため、負荷の負担は、力の伝達経路の短い下面側が大となる傾向がある。従って前述のように、下面が三角形状の底面となるように構成すれば、これとは上下逆の場合よりも断面性能を一段と効率良く発揮できることになり、一段と重量軽減をなし得ることになる。また上下方向の負荷(図1のF1)の場合も、下面の荷重分担が大となるため、下面が三角形状の底面となるような配置を採用すれば断面性能を一段と効率良く発揮できる。
次に主アーム本体部材20の製造方法を説明する。
図20に示すように、鋼板を切断して相対向した二つの長辺70、70と相対向した二つの短辺71、71で囲まれ、その長辺70は一側寄り70aと他側寄り70bでほぼV字状となり、かつ他側寄り70bに円弧状の切欠部72を有する形状で、ほぼひし形の板材73を製作する。前記板材73の板厚は一方の短辺71寄り部分73aが他の部分73bよりも厚くしてある。具体的には図21に示すように、所定の形状に切断した板74の長手方向一端部に厚肉部と薄肉部を有するバー材75をそれぞれ裏波溶接で接合して板材73としてある。
次に図22に示すように、二つの円弧面80a、80aと、それらをつなぐ直面80bを有し、その直面80bの中心に曲率の大きな円弧面80cを有するダイス80と、二つの円弧面81a、81aとそれらをつなぐ直面81bを有するポンチ81を用いて、板材73の長辺寄りにおける一側寄り部70aを折り線イに沿って折り曲げて図23に示すようにほぼコの字状とする。
次に図24に示すように、前述のダイス80と新しいポンチ82を用いて板材72の中央部を折り線ロに沿って折り曲げて図25に示すようにほぼ菱形とする。このように同一ダイスを用いるので位置ずれ等を生じないので折り曲げ加工精度を確保できる。
次に図26に示すように、ダイス83に折り曲げた板材73をセットし、一対のポンチ84、84を左右・上下方向に移動して三角形状に折り曲げ、板材73の二つの長辺70、70における一側寄り70aを図27に示すように突き合わせる。この状態を保持しながら一対のポンチ84、84間に沿って溶接トーチ85を移動して突き合わせ部を溶接する。
このように、板材73を最終形状に折り曲げ成形すると同時に溶接するので、溶接部の突き合わせ精度を確保できる。
前記主アーム本体部材20(アーム本体22)は図28(a)(b)に示すように、2枚の板材を折り曲げて頂部側部材87と底辺側部材88を製作し、両部材を接合して製造してもよい。
前記主アーム本体部材20(アーム本体22)は図29(a)(b)に示すように、3枚の板材を折り曲げて3つの部材89を製作し、3つの部材を接合して製造してもよい。
図28(a)(b)に示すように2枚の板材で製作する場合には、図30に示すように底部が円弧状のほぼV字状となった凹部90を有するダイス91と、この凹部90と同様な形状のポンチ92を用いて一枚の板材93を折り曲げて頂部側部材87とする。
図31に示すように、円弧面94を有する固定ダイス95と、この円弧面94と連続する円弧面96を有する可動ダイス97と、この可動ダイス97を固定ダイス95と離すスプリング98と、クッションパッド99と、クッションパッド99を押し上げるクッションピン100でダイス101とする。前記連続した2つの円弧面94、96と同一の円弧面102を有するポンチ103に、可動ダイス97をスプリング98に抗して移動するカム104を設ける。前記ポンチ103が上方位置の時にはクッションパッド99はクッションピン100で押し上げられて可動ダイス97の上面と面一となる。
前述のダイス101とポンチ103を用いて一枚の板材105を折り曲げて底辺側部材88とする。具体的には、可動ダイス97とクッションパッド99の上に板材105を載置し、ポンチ103を下降する。ポンチ103とクッションパッド99で板材105を挟持しながらポンチ103の下降とともにクッションパッド99が下降し、固定ダイス95の円弧部94で板材105の両端部を順次折り曲げる。
ポンチ103が所定位置まで下降するとカム104で可動ダイス97がスプリング98に抗して移動されて板材105を所定形状に折り曲げて底辺側部材97とする。
図32に示す突き合せ治具を用いて頂部側部材87と底辺側部材88を突き合わせて裏波溶接する。
前記突き合せ治具は、V字溝110を有する本体111と、この本体111のV字溝110左右両側に設けた一対の側部押え片112、112と、この各側部押え片112を移動する一対の第1シリンダ113、113と、本体111のV字溝110上部両側に設けた一対の上部押え片114、114と、この各上部押え片114を移動する一対の第2シリンダ115、115と、V字溝110に沿って設けられ本体111の両端に設けた支え軸(図示せず)で支承される裏当て材116を備えている。
前記裏当て材116は上面に開口した水冷ジャット117と、下部の支え部118を有し、上面には受けプレート119が水冷ジャット117の上部を覆うように取付けてある。この水冷ジャット117には冷却水が流通する。本体111のV字溝110の上部には溶接トーチ120が移動可能に設けてある。
次に裏波溶接の動作を説明する。前述のようにして折り曲げ加工した頂部側部材87と底辺側部材88を三角形状に合せてV字溝110と裏当て材116との間に挿入する。
各側部押え片112を中心に向けて移動し、各上部押え片114を下方に移動して頂部側部材87の一端部87aと底辺側部材88の一端部88aを受けプレート119の上面で突き合せる。溶接トーチ120を移動して前記突き合せ部を裏波溶接する。
各側部押え片112を側方に向けて移動し、各上部押え片114を上方に移動して各部材と離隔し、一端部87a、88aを溶接した頂部側部材87と底辺側部材88をV字溝110と裏当て材116の間から引き抜きする。
引き抜いた頂部側部材87と底辺側部材88を回転して図33に示すように再びV字溝110と裏当て材116の間に挿入し、前述と同様にして他端部87b、88bを裏波溶接する。
これによって、2部材からなる主アーム本体部材20(アーム本体22)を製作できる。
また、図29(a)(b)に示すように3枚の板材で製作する場合には、前述の図30で示すと同様なダイス91とポンチ92を用いて一枚の板材をそれぞれ折り曲げて3つの部材89を製作し、その3つの部材89を前述の図32に示す突き合せ治具を用いて順次3ヶ所を裏波溶接することで製作する。
また、アーム本体22は図34(a)(b)に示すように上方の会合部eを2つの円弧部X、Yと平坦部Y、曲率の小さな2つの円弧部Z−1と曲率の大きな円弧部Z−2で形成しても良い。
なお、図示していないが、3つの会合部の全て、又は1つ、2つを前述の形状としても良いし、それぞれの会合部を異なる形状の組み合せとしても良い。
前述の図34(a)に示す平坦部Yを有する形状とすれば、バケットシリンダ用ブラケット25を平坦部Yに溶接できるから、溶接継手を隅肉溶接継手にすることによりバケットシリンダ用ブラケット25の開先処理を不要にするとともに溶接継手ののど厚を確保できるので、溶接強度が維持できる。
前記アーム本体22(主アーム本体部材20)は図35に示すように、3つの辺を直線ではなく曲率Rの大きな円弧でふくらみを有する形状としても良い。また、3つの辺のそれぞれにふくらみの有る形状と直線形状の組み合せとしても良い。
前記溶接方法は、MAG(Metal ActiveGas)溶接やMIG(Metal InertGas)溶接を前提として溶接継手等を説明しているが、溶接継手を変更することにより、レーザ溶接や電子ビーム溶接等の高エネルギー溶接を適用することも可能である。そしてこのような高エネルギ密度熱源を用いる場合、主アーム本体部材20開口縁20cに設けていた厚肉部分の形成を省略し、これらを他の部分20bと同厚さにすると共に、各連結用突起42、53、54、55、56、64を省略し、これらの部分を突合せ裏波溶接する構成としてもよい。
なお上記においては油圧ショベルのアームを例にして実施の形態を説明しているが、この発明は他の構造のバケット式掘削機においても、またアーム以外の作業機用構造物に対しても上記したのと略同様に適用可能である。
Claims (10)
- 油圧ショベルのようなバケット式掘削機におけるアーム等の作業機用構造物において、その本体(22)の横断面形状を中空の三角形状にしたことを特徴とするバケット式掘削機の作業機用構造物。
- 上記本体(22)の横断面形状は、三辺を直線とし、二辺の各会合部をそれぞれ円弧状に構成したことを特徴とする請求の範囲第1項記載のバケット式掘削機の作業機用構造物。
- 先端側にバケットが取付けられると共に、ブームに枢支されるバケット式掘削機のアームにおいて、アーム本体(22)の横断面形状を中空の三角形状にしたことを特徴とするバケット式掘削機のアーム。
- 上記アーム本体(22)の横断面形状は、三辺を直線とし、二辺の各会合部をそれぞれ円弧状に構成したことを特徴とする請求の範囲第3項記載のバケット式掘削機のアーム。
- 上記アーム本体(22)の横断面形状は、下面が三角形状の底辺で、上面が三角形状の頂部となる三角形状とし、その長手方向下面にブーム取付用ブラケット(26)が接合されていることを特徴とする請求の範囲第4項記載のバケット式掘削機のアーム。
- 上記二辺の会合部が円弧状に構成された上面にバケットシリンダ用ブラケット(25)を接合したことを特徴とする請求の範囲第5項記載のバケット式掘削機のアーム。
- 上記アーム本体(22)の横断面形状は、下面が三角形状の底辺で、上面が三角形状の頂部となり、その頂部が2つの円弧部と平坦部で構成された断面三角形状とし、この頂部の平坦部にバケットシリンダ用ブラケット(25)を接合したことを特徴とする請求の範囲第5項記載のバケット式掘削機のアーム。
- 上記アーム本体(22)の長手方向一端部にバケット連結用ブラケット(23)を接合し、その長手方向他端部にアームシリンダ用ブラケット(24)を接合したことを特徴とする請求の範囲第6項又は第7項記載のバケット式掘削機のアーム。
- 二つの長辺(70)(70)と二つの短辺(71)(71)を有する板材(73)を折曲することにより横断面三角形状の中空部材を形成し、二つの長辺(70)(70)の突き合わせ部を溶接することにより本体(22)を構成することを特徴とするバケット式掘削機の作業機用構造物の製造方法。
- 上記本体(22)は、その横断面形状において、三辺を直線とし、二辺の各会合部をそれぞれ円弧状に構成すると共に、下面が三角形状の底辺で、上面が三角形状の頂部となるよう配置し、さらに上記二つの長辺の突合せ溶接部を上記下面に配置していることを特徴とする請求の範囲第8項記載のバケット式掘削機の作業機用構造物の製造方法。
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