JP5577015B2 - 作業機ブーム - Google Patents
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Description
〈構成〉
本発明の第1実施形態に係る作業機ブーム1を図1に示す。この作業機ブーム1は、図示しないアームやバケットと共に、油圧ショベルなどの作業車両に備えられる作業機を構成するものである。作業機ブーム1は、湾曲した外形を有しており、作業機ブーム1の一端は、作業車両に回転可能に取り付けられる。また、作業機ブーム1の他端は、アームに回転可能に取り付けられる。作業機ブーム1は、ブーム本体2と、第1ブラケット3と、第2ブラケット4と、第3ブラケット5と、第4ブラケット6とを備える。
ブーム本体2は、長手方向の中間部において上下方向に湾曲した形状を有し、図2に示すように、複数の板材が溶接により接合されることにより形成されたものである。なお、図2は、図1におけるブーム本体2のII−II断面図である。ブーム本体2は、上面部7と、下面部8と、一対の側面部9,10とを有する。ブーム本体2は、上面部7と、下面部8と、一対の側面部9,10とが四角形断面を形成するように組み合わされ、4つの角部に沿って溶接されることにより形成されている。
第1ブラケット3は、アームを駆動するための油圧シリンダを取り付けるためのものであり、上面部7すなわちブーム本体2の上面に溶接により固定されている。第1ブラケット3の概ね後半分は、ブーム本体2の第2部材12の上方に位置しており、第1ブラケット3の前半分は、第3部材13の上方に位置している。第1ブラケット3には、第1ブラケット3を水平方向に貫通する孔が設けられている。この孔には、作業機ブーム1に油圧シリンダを取り付けるための固定ピン(図示せず)が通される。
一般に、作業機ブーム1では、(1)第1ブラケット3とブーム本体2との溶接部および第2ブラケット4とブーム本体2との溶接部、(2)ブーム本体2の湾曲した中間部における上面部7と側面部9,10との溶接部および下面部8と側面部9,10との溶接部、(3)側面部9,10のうち、ブーム本体2の湾曲した中間部の側面を構成する部分、に大きな負荷がかかりやすく、これらの部分の強度を確保することが重要である。このため、従来の作業機ブームでは、上面部7、下面部8、側面部9,10の板厚を大きくすることで強度を確保することが行われている。しかし、(3)の部分における座屈の発生を防止できる程度に側面部9,10の板厚を大きくした場合、(1)、(2)の部分の強度を確保するために必要な板厚より大きな板厚になってしまう。
本発明の第2実施形態に係る作業機ブーム1における上面部7、下面部8、第1部材11、第2部材12、第3部材13の材質と板厚を示す表を図5に示す。
本発明の第3実施形態に係る作業機ブーム1における上面部7、下面部8、第1部材11、第2部材12、第3部材13の材質と板厚を示す表を図6に示す。
本発明の第1参考例に係る作業機ブーム1における上面部7、下面部8、第1部材11、第2部材12、第3部材13の材質と板厚を示す表を図7に示す。
本発明の第2参考例に係る作業機ブーム1の構成を図8に示す。
(a)
上記の実施形態では、ブーム本体が四角形断面を有する形状になっているが、他の多角形断面を有するものであってもよい。また、上面部7、下面部8、側面部9,10のいずれか又は全てが曲面となっており、ブーム本体が曲線的な断面形状を有するものとなっていてもよい。
上記の第1実施形態〜第3実施形態では、第1側面部9は3枚の部材が溶接されて構成されているが、4枚以上の部材で構成されていてもよい。この場合も、少なくとも湾曲した中間部の側面を構成する部材が他の部材よりも降伏応力の高い材料で形成されることによって、上記と同様の効果を奏することができる。
7 上面部
8 下面部
9,10 側面部
11,21 第1部材
12,22 第2部材
13 第3部材
Claims (2)
- 長手方向の中間部において湾曲した形状を有する作業機ブームであって、
上面部と、
下面部と、
第1部材と、前記第1部材と接合され、少なくとも前記中間部の側面を構成し、前記第1部材よりも降伏応力の高い材料で形成された第2部材とをそれぞれ有する一対の側面部と、
を備え、
前記第1部材は、前記第2部材の一端に接合されており、
前記側面部は、前記第2部材の他端に接合された第3部材をさらに有し、
前記第2部材が最も降伏応力が高い材料で形成されている、
作業機ブーム。 - 前記第2部材の板厚は、前記第1部材の板厚よりも大きい、
請求項1に記載の作業機ブーム。
Priority Applications (1)
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JP2007230798A JP5577015B2 (ja) | 2007-09-05 | 2007-09-05 | 作業機ブーム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007230798A JP5577015B2 (ja) | 2007-09-05 | 2007-09-05 | 作業機ブーム |
Publications (2)
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JP2009062713A JP2009062713A (ja) | 2009-03-26 |
JP5577015B2 true JP5577015B2 (ja) | 2014-08-20 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2007230798A Expired - Fee Related JP5577015B2 (ja) | 2007-09-05 | 2007-09-05 | 作業機ブーム |
Country Status (1)
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2007
- 2007-09-05 JP JP2007230798A patent/JP5577015B2/ja not_active Expired - Fee Related
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