JP3750883B2 - 船外機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モーターボート、ヨットや漁船などの小型船舶に装着される船外機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の船外機について、図5および図6を用いて説明する。図5は船舶に装着されている従来の船外機の側面図である。図6は従来のロワーマウント取り付け部の平断面図である。船外機が装着される船舶には、用途、排水量や船速などに応じて、トランサム01のトランサム高さHを適宜設定したいという要求があり、種々のトランサム高さHに対応できるように、船外機は、取り付けブラケット02のトランサム取り付け部の上端と、プロペラシャフト03との距離(以下「取り付け高さJ」と呼ぶ)が異なる数種類のタイプが生産されている。
【0003】
そして、船舶の設計の際には、各種取り付け高さJの船外機から、一番適した船外機の取り付け高さJを選定し、その取り付け高さJに合わせて、トランサム高さHを決定している。この様な取り付け高さJに対応した船舶(図5において二点鎖線で図示)の場合には、船尾や船外機などから発生する水のはねあげ、いわゆるスプラッシュ05は、船外機の第1スプラッシュプレート06で抑えられている。
【0004】
しかしながら、船外機の取り付け高さJなどを考慮せずに、船舶を製造し、この船舶に船外機を装着することがある。この様な場合には、取り付け高さJに対して、トランサム高さHが、大きくなったり、小さくなったりする。そして、図5の実線で図示するように、トランサム高さHが適切な値よりも小さいと、船尾や船外機などから発生するスプラッシュ08は、船外機の第1スプラッシュプレート06よりも上方で発生し、第1スプラッシュプレート06では抑えられない。そこで、できるだけ種々のトランサム高さHに対応できるように、船外機には、第1スプラッシュプレート06の上方に、第2スプラッシュプレート09が設けられている場合がある。
【0005】
そして、取り付けブラケット02は、上部がゴム製のアッパーマウント011を介して船外機本体に取り付けられ、また、下部がブッシュタイプのゴム製のロワーマウント012を介して船外機本体に取り付けられている。このロワーマウント012は、外筒016と、内筒017との間に焼き付けて固定されており、外筒016が、ロワーマウントカバー018と、船外機本体のアッパーケース019とで挟持されている状態で取り付けられている。また、内筒017はボルト021でロワーマウントハウジング022に連結されており、このロワーマウントハウジング022は取り付けブラケット02のピボット軸024の下端部に固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ロワーマウント012とアッパーマウント011との距離は大きいほど、取り付けブラケット02を船外機本体に安定して取り付けることができ、取り付けブラケット02と船外機本体との取り付け部に加わる負荷が減少し、大きな操舵トルクに耐えることができる。逆に、ロワーマウント012とアッパーマウント011との距離が小さいと、取り付けブラケット02と船外機本体との取り付けが、一点支持の状態に近くなり、取り付け部に加わる負荷が増大し、取り付け部を補強する必要が生じる。そこで、ロワーマウント012の取り付け位置を下げることが望まれているが、第2スプラッシュプレート09が設けられている場合には、第2スプラッシュプレート09が邪魔になって下げることができなかった。
【0007】
本発明は、以上のような課題を解決するためのもので、ロワーマウントの取り付け位置を下げることができる船外機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の船外機は、船外機本体にアッパーマウント(29)およびロワーマウント(41)を介して取り付けブラケット(18)が取り付けられているとともに、この取り付けブラケットで船舶(16)に装着されている。そして、ロワーマウントを覆っているロワーマウントハウジング(31)の外周面には、ロワーマウントハウジングに一体に形成されているスプラッシュプレート(61)が設けられている。
【0009】
このスプラッシュプレートはロワーマウントハウジングの外周面から略水平に突出している。
【0010】
そして、スプラッシュプレートが、ロワーマウントハウジングの上下方向の略真ん中に設けられ、ロワーマウントハウジングは上下反転しても略同じ形状である場合がある。
【0011】
さらに、ロワーマウントハウジングが左右のハウジングパーツ(32,33)に分割され、この左右のハウジングパーツに各々スプラッシュプレートが設けられ、かつ、左右のスプラッシュプレートの前端が、互いに上下に重なっている場合がある。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明における船外機の実施の一形態を図1ないし図4を用いて説明する。図1は本発明における船外機の側面図である。図2は船舶に装着されている船外機の下部の側面図である。図3はロワーマウントの説明図で、(a)が平断面図で、(b)の a-a断面図、(b)が(a)の b-b断面図、(c)がロワーマウントハウジングのスプラッシュプレートの突き合わせ部分の正面図で、(a)のc矢視図である。図4はロワーマウントハウジングが取り付けられている状態でのピボット軸支持パイプおよびピボット軸の断面図である。
【0013】
船外機は、上側から順番にアッパーカウリング1、ロワーカウリング2、アッパーケーシング3およびロワーケーシング4からなるハウジングで覆われている。アッパーケーシング3の下端部付近には、第1スプラッシュプレート6が一体に形成されており、また、ロワーケーシング4の上端部付近には、第1スプラッシュプレート6よりも小さな補助的なスプラッシュプレート7が一体に形成されている。そして、アッパーカウリング1およびロワーカウリング2からなるカウリング内にエンジン9が設けられ、エンジン9の出力軸はドライブシャフト10に連結されている。ドライブシャフト10はアッパーケーシング3の内部を上下方向に貫通し、その下端はロワーケーシング4の下部に達しており、傘歯車などの伝達機構を介して、後端部にプロペラ12が取り付けられているプロペラシャフト14を回転駆動している。
【0014】
船外機を小型船舶16に装着するための取り付けブラケット18は、前端部にクランプ19を具備し、このクランプ19で小型船舶のトランサム21などに締めつけて固定されている。また、取り付けブラケット18の後部には、ピボット軸支持パイプ24が設けられ、このピボット軸支持パイプ24にピボット軸25が回動可能に挿入されるとともに、ピボット軸25の上下両端部はピボット軸支持パイプ24から外に突出している。このピボット軸25は中空であり、内部をシフトロッド27が貫通しており、このシフトロッド27が、ドライブシャフト10の回転力をプロペラシャフト14に伝達する伝達機構を前進、中立や後進などに切り換えている。
【0015】
そして、ピボット軸25の上端部は、後方に突出して、弾性体であるゴム製のアッパーマウント29を介して、アッパーケーシング3上に固定されているガイドエキゾースト(図示せず)に取り付けられている。このガイドエキゾーストはロワーカウリング2内に配置され、ガイドエキゾーストにエンジン9が載置されている。
【0016】
また、ピボット軸25の下端部に取り付けられるロワーマウントハウジング31は、左右に分割されて、左右一対のハウジングパーツ32,33で構成されている。左側のハウジングパーツ32と右側のハウジングパーツ33とは略同一構造であり、左側のハウジングパーツ32が上下反転すると、右側のハウジングパーツ33となる。この一対のハウジングパーツ32,33の前部には、ボルト孔35が4個形成されている。そして、ピボット軸25の下端部を左右のハウジングパーツ32,33で左右両側から挟み込み、ボルト36をボルト孔35に挿入し、ボルト36の先端部にナット37を螺合してハウジングパーツ32,33を締め付け、ハウジングパーツ32,33でピボット軸25を挟持し固定している。
【0017】
そして、アッパーケーシング3の下部前側の左右側面には各々凹部40が形成されており、このロワーマウント取り付け部としての凹部40に、ブロック形式のゴム製のロワーマウント41が嵌まっている。この様にしてロワーマウント41が凹部40に取り付けられることで、ロワーマウント41がアッパーケーシング3に対して上下および前後に移動することが阻止されている。また、ハウジングパーツ32,33の後部には、ロワーマウント取り付け部としての凹部45が形成され、この凹部45が、弾性を有するロワーマウント41の外側に嵌まっており、ロワーマウント41がハウジングパーツ32,33に対して上下および前後に移動することを、ハウジングパーツ32,33の凹部45が阻止している。
【0018】
アッパーケーシング3には、凹部40の前方に左右のサイドに突出する張出部47が形成されている。一方、ロワーマウント41の前部には段部41aが形成され、段部41aが凹部40,45の前壁40a,45aの後面に係合し、段部41aから前側に突出して形成されている前端部41bが前壁40a,45aよりも前側に突出して、アッパーケーシング3の張出部47の後面に対向している。
【0019】
さらに、ロワーマウントハウジング31におけるピボット軸25を挟持している部分の後面には、凹部51が形成されており、このフロントマウント取り付け部としての凹部51に、ゴム製の弾性を有するフロントマウント53が嵌め込まれ、このフロントマウント53の後面がアッパーケーシング3の前端と対向して当接している。このロワーマウント41およびフロントマウント53は、ボルト36とナット37でハウジングパーツ32,33を締め付ける前に、前もってハウジングパーツ32,33とアッパーケーシング3との間に嵌め込まれている。そして、ボルト36とナット37との締め付けで、ロワーマウントハウジング31をピボット軸25に固定するとともに、ロワーマウント41およびフロントマウント53の取り付けが行われている。この様にして、ロワーマウントハウジング31は、左右一対のロワーマウント41を介してアッパーケーシング3に取り付けられているとともに、ピボット軸25の下部、ロワーマウント41およびフロントマウント53などを覆っている。この様にして、ピボット軸25に船外機本体が取り付けられており、船外機本体は、ピボット軸25を中心として、ピボット軸25と一体となって回動する。したがって、ピボット軸25が、取り付けブラケット18のピボット軸支持パイプ24に対して回動すると、ピボット軸25と一体となって回動する船外機本体が、取り付けブラケット18に対して回動し、操舵される。
【0020】
そして、船外機本体の重量やプロペラ12の推力は、アッパーマウント29、ロワーマウント41やフロントマウント53により、アッパーケーシング3から取り付けブラケット18に伝達されている。ところで、ロワーマウント41では、通常は、凹部40,45に嵌まっている部分で力が伝達されている。しかしながら、船外機の下端部が海底の突出物たとえば岩などに衝突すると、大きな後ろ向きの力がアッパーケーシング3に加わる。この様な場合には、アッパーケーシング3の張出部47からロワーマウント41の前端部41bなどを介して取り付けブラケット18に大きな力が伝達されて、取り付けブラケット18の図示しないはね上げ機構により、船外機の下部が持ち上がり、はね上がる。
【0021】
また、ロワーマウントハウジング31のハウジングパーツ32,33の外側面には、各々スプラッシュプレート61が一体に形成されている。このスプラッシュプレート61は、ハウジングパーツ32,33の上下方向の略真ん中に形成されているとともに、略水平に突出しており、ハウジングパーツ32,33の前後方向の略全域にわたって形成されている。スプラッシュプレート61の先端部61aは、図3(c)に図示するように、上下方向において互いに重なっている。
【0022】
この様な船外機が、図2において2点鎖線で図示するような小型船舶16すなわち、トランサム21のトランサム高さHが取り付け高さJに適切な値の小型船舶16に装着されると、小型船舶16の船尾や船外機などで発生するスプラッシュ71は第1スプラッシュプレート6や、補助的なスプラッシュプレート7で抑えられる。
【0023】
また、船外機が、図2において実線で図示するような小型船舶16すなわち、トランサム21のトランサム高さHが適切な値よりも小さな小型船舶16に装着された際には、小型船舶16の船尾や船外機などで発生するスプラッシュ72はロワーマウントハウジング31のスプラッシュプレート61で抑えられる。
【0024】
前述のように、この実施の形態においては、従来の第2スプラッシュプレート09に代えて、ロワーマウントハウジング31にスプラッシュプレート61が形成されているので、ロワーマウントハウジング31の取り付け位置を、従来第2スプラッシュプレート09が配置されていた位置まで下げることができる。したがって、ロワーマウントハウジング31とアッパーマウント29との間隔を大きくすることができ、取り付けブラケット18を船外機本体に安定して取り付けることができる。
【0025】
また、ハウジングパーツ32,33にスプラッシュプレート61が一体に形成されているので、スプラッシュプレート61がハウジングパーツ32,33の補強部材として働き、ハウジングパーツ32,33の強度を向上させることができる。
【0026】
そして、ハウジングパーツ32,33のスプラッシュプレート61の先端部61a同士が、互いに上下に重なり合っているので、スプラッシュ72がハウジングパーツ32,33間の隙間から上方に噴き出すことを防止することができる。
【0027】
また、スプラッシュプレート61は、ロワーマウントハウジング31の上下方向の略真ん中に形成され、ロワーマウントハウジング31は前後方向を軸として上下反転しても略同じ形状であり、左側のハウジングパーツ32と、右側のハウジングパーツ33とが略同じ構造となっている。したがって、左側のハウジングパーツ32と右側のハウジングパーツ33とが異なる構造の場合よりも、部品の種類を減少させることができる。
【0028】
さらに、ロワーマウントがブロックタイプのロワーマウント41で構成されているので、従来のブッシュタイプのロワーマウント012で行われている外筒016や内筒017との焼付けなどがなく、コストを軽減することができる。
【0029】
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(1)実施の形態においては、ロワーマウント41はゴム製であるが、他の弾性体で構成することも可能である。
【0030】
(2)実施の形態においては、ロワーマウント取り付け部は、凹部40,45であるが、ロワーマウント41を取り付けることができるならば、その構造は適宜変更可能である。
(3)実施の形態においては、第1スプラッシュプレート6はアッパーケーシング3の下端部付近に設けられているで、その配置は適宜変更可能である。たとえばロワーケーシング4の上端部付近に設けることも可能である。また、スプラッシュプレートの形状や配置は、スプラッシュを抑えることができるならば、適宜変更可能である。
【0031】
(4)実施の形態においては、補助的なスプラッシュプレート7が設けられているが、補助的なスプラッシュプレート7は必ずしも設ける必要はない。
(5)スプラッシュプレート61の先端部61aは、互いに上下に重なっているが、重なり方は、適宜の構造を選択することが可能であり、実施の形態では、上下に2枚が重なって配置されているが、上下に3枚以上が重なっている所謂ラビリンス構造とすることも可能である。
【0032】
(6)実施の形態においては、ロワーマウントハウジング31は2個のハウジングパーツ32,33で構成されているが、必ずしも2個のハウジングパーツで構成する必要はなく、たとえば、1個の部材で構成したり、3個以上のハウジングパーツで構成することも可能である。また、左右のハウジングパーツを略同一構造とする必要も必ずしもない。ただし、左右のハウジングパーツを同一構造とすると、部品の種類を減少させることができ、部品の設計や管理コストを軽減することができる。
(7)実施の形態においては、ロワーマウントは、ブロックタイプであるが、ブッシュタイプや他の形式のロワーマウントを用いることも可能である。ただし、ブロックタイプのロワーマウントを用いた方が、製造コストを削減することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、ロワーマウントを覆っているロワーマウントハウジングの外周面には、略水平なスプラッシュプレートが設けられているので、従来第2スプラッシュプレートが設けられていた位置まで、ロワーマウントの取り付け位置を下げることができる。したがって、ロワーマウントとアッパーマウントとの距離を大きくすることができ、取り付けブラケットを船外機本体に安定して取り付けることができる。その結果、取り付けブラケットと船外機本体との取り付け部に加わる負荷が減少し、大きな操舵トルクに耐えることができる。
【0034】
また、スプラッシュプレートがロワーマウントハウジングに一体に形成されているので、スプラッシュプレートが、ロワーマウントハウジングの補強フランジとなり、ロワーマウントハウジングを補強することができる。したがって、別途ロワーマウントハウジングに補強部材などを設ける必要が減少する。
【0035】
そして、スプラッシュプレートが、ロワーマウントハウジングの上下方向の略真ん中に設けられ、ロワーマウントハウジングは上下反転しても略同じ形状であるので、ロワーマウントハウジングの取り付け時において、ロワーマウントハウジングが上下反転して取り付けられても問題が生じない。したがって、ロワーマウントハウジングの上下の向きを気にしないで、取り付け作業を迅速的確に行うことができる。
【0036】
さらに、ロワーマウントハウジングが左右のハウジングパーツに分割され、この左右のハウジングパーツに各々スプラッシュプレートが設けられ、かつ、スプラッシュプレートの前端が、互いに上下に重なっている場合がある。この場合には、ロワーマウントハウジングが左右のハウジングパーツに分割されているにもかかわらず、左右のスプラッシュプレートの突き合わせ部分から、船舶の船尾や船外機などで発生したスプラッシュがスプラッシュプレートの上方に噴出することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明における船外機の側面図である。
【図2】 図2は船舶に装着されている船外機の下部の側面図である。
【図3】 図3はロワーマウントの説明図で、(a)が平断面図で、(b)の a-a断面図、(b)が(a)の b-b断面図、(c)がロワーマウントハウジングのスプラッシュプレートの突き合わせ部分の正面図で、(a)のc矢視図である。
【図4】 図4はロワーマウントハウジングが取り付けられている状態でのピボット軸支持パイプおよびピボット軸の断面図である。
【図5】 図5は船舶に装着されている従来の船外機の側面図である。
【図6】 図6は従来のロワーマウントが取り付けられている部分の平断面図である。
【符号の説明】
16 小型船舶
18 取り付けブラケット
29 アッパーマウント
31 ロワーマウントハウジング
32 ハウジングパーツ
33 ハウジングパーツ
41 ロワーマウント
61 スプラッシュプレート
Claims (3)
- 船外機本体にアッパーマウントおよびロワーマウントを介して取り付けブラケットが取り付けられているとともに、この取り付けブラケットで船舶に装着される船外機において、
前記ロワーマウントを覆っているロワーマウントハウジングの外周面には、ロワーマウントハウジングに一体に形成されているスプラッシュプレートが設けられ、
このスプラッシュプレートは、ロワーマウントハウジングの外周面から略水平に突出していることを特徴とする船外機。 - 前記スプラッシュプレートが、ロワーマウントハウジングの上下方向の略真ん中に設けられ、ロワーマウントハウジングは上下反転しても略同じ形状であることを特徴とする請求項1記載の船外機。
- 前記ロワーマウントハウジングが左右のハウジングパーツに分割され、この左右のハウジングパーツに各々スプラッシュプレートが設けられ、かつ、左右のスプラッシュプレートの前端が、互いに上下に重なっていることを特徴とする請求項1または2記載の船外機。
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